JP2003092496A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品実装方法

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JP2003092496A
JP2003092496A JP2001283292A JP2001283292A JP2003092496A JP 2003092496 A JP2003092496 A JP 2003092496A JP 2001283292 A JP2001283292 A JP 2001283292A JP 2001283292 A JP2001283292 A JP 2001283292A JP 2003092496 A JP2003092496 A JP 2003092496A
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electronic component
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solder
transfer head
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Mitsuhaya Tsukamoto
満早 塚本
Toshiaki Nakajima
俊明 中島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装不良を生じることなく電子部品を高い実
装位置精度で基板に実装できる電子部品実装装置および
電子部品実装方法を提供すること。 【解決手段】 電子部品を移載ヘッド9A,9Bによっ
て部品供給部11A,11Bから取り出して基板3に移
送搭載する電子部品実装装置において、基板認識ステー
ジ1Aにて基板3を基板認識カメラ6によって撮像し、
基板3の電極位置、電極に印刷された半田位置および半
田量を検出する。部品実装ステージ1Bにおいては検出
された半田位置に基づいて算出された実装座標、半田量
に応じて選定された実装動作パターンに基づいて移載ヘ
ッド9A,9Bの動作を制御して基板3に搭載する。こ
れにより電子部品と印刷された半田との位置ずれが発生
せず、この位置ずれに起因してリフロー時に発生する実
装不良を防止するとともに、電子部品の実装作業を高い
効率で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
実装する電子部品実装装置および電子部品実装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年電子部品の小型化や実装密度の高度
化に伴って、基板の電極に電子部品を実装する際の位置
精度も高度化している。例えば、0.6mm×0.3m
m程度の微小サイズの電子部品が既に実用化されてお
り、このような電子部品の実装に際しては、きわめて高
い実装位置精度が求められる。このため、移載ヘッドを
駆動して電子部品を基板上に形成された電極に搭載する
際には、電子部品が基板の電極に印刷された半田に対し
て正しく位置合わせされるように、印刷後の半田を認識
することにより基板上への搭載位置座標を特定するよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の実装装置では、半田位置検出のための基板上でのカ
メラの撮像動作と移載ヘッドによる実装動作とを同一サ
イクル内で行うことからタクトタイムが遅延する傾向に
あり、特に1枚の基板内に多数の単位基板が作り込まれ
た多数枚取り基板では、単位基板毎に半田位置検出を行
う必要があることから撮像に要する時間が長く、実装効
率の向上を図る上で大きな障害となっていた。
【0004】そこで本発明は、実装不良を生じることな
く電子部品を高い実装位置精度で基板に実装することが
できる電子部品実装装置および電子部品実装方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
実装装置は、電子部品を移載ヘッドによって部品供給部
から取り出して基板に移送搭載する電子部品実装装置で
あって、基板認識ステージに搬入された基板を撮像する
撮像手段と、この撮像により得られた画像データに基づ
いて前記基板の電極に印刷された半田の位置を検出する
半田位置検出手段と、前記基板認識ステージの下流側に
配設された部品実装ステージにて前記基板を位置決めす
る基板位置決め部と、前記電子部品を吸着して保持する
吸着ノズルを備えた前記移載ヘッドを前記部品供給部と
基板位置決め部との間で移動させるとともに基板位置決
め部における電子部品の搭載時に移載ヘッドの位置を調
整する位置合わせ動作を行うヘッド移動手段と、前記半
田位置検出手段による半田位置検出結果に基づいて前記
移載ヘッドによる電子部品の搭載動作における実装座標
を演算する実装座標演算手段と、この実装座標に基づい
て前記ヘッド移動手段の位置合わせ動作を制御する制御
部とを備えた。
【0006】請求項2記載の電子部品実装装置は、請求
項1記載の電子部品実装装置であって、前記画像データ
に基づいて前記基板の電極に印刷された半田量を検出す
る半田量検出手段を備え、前記制御部はこの半田量検出
結果に基づいて前記ヘッド移動手段の位置合わせ動作を
制御する。
【0007】請求項3記載の電子部品実装方法は、電子
部品を移載ヘッドによって部品供給部から取り出して基
板に移送搭載する電子部品実装方法であって、基板認識
ステージに搬入された基板を撮像する撮像工程と、この
撮像により得られた画像データに基づいて前記基板の電
極に印刷された半田の位置を検出する半田位置検出工程
と、この半田位置検出結果に基づいて前記移載ヘッドに
よる電子部品の搭載動作における実装座標を演算する実
装座標演算工程と、この実装座標に基づいて移載ヘッド
を前記部品供給部と基板位置決め部との間で移動させる
とともに基板位置決め部における電子部品の搭載時に移
載ヘッドの位置を調整する位置合わせ動作を行うヘッド
移動手段を制御することにより、移載ヘッドによって電
子部品を基板に実装する実装工程とを含む。
【0008】請求項4記載の電子部品実装方法は、請求
項3記載の電子部品実装方法であって、前記撮像により
得られた画像データに基づいて前記基板の電極に印刷さ
れた半田量を検出し、前記実装工程においてこの半田量
検出結果に基づいて前記ヘッド移動手段の位置合わせ動
作を制御する。
【0009】本発明によれば、基板認識ステージに搬入
された基板を撮像して基板の電極に印刷された半田の位
置を検出し、この半田位置検出結果に基づいて移載ヘッ
ドによる電子部品の搭載動作における実装座標を演算
し、部品実装ステージにおいてはこの実装座標に基づい
てヘッド移動手段を制御することにより、搭載状態にお
いて電子部品と印刷された半田との位置ずれが発生せ
ず、この位置ずれに起因してリフロー時に発生する実装
不良を防止するとともに、電子部品の実装作業を高い効
率で行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1の電子部品実装装置の平面図、図2は本発
明の実施の形態1の電子部品実装装置の実装対象となる
基板の部分平面図、図3は本発明の実施の形態1の電子
部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図、図4は
本発明の実施の形態1の電子部品実装方法における実装
動作のフローチャートである。
【0011】まず図1を参照して電子部品実装装置の全
体構造について説明する。図1において、基台1上には
搬送路2がX方向に配設されており、搬送路2に沿って
2つの作業ステージ(基板認識ステージ1A、部品実装
ステージ1B)が配置されている。搬送路2は上流側か
ら搬入される基板3を受け取り、上流側の基板認識ステ
ージ1A、下流側の部品実装ステージ1Bに順次位置決
めする。ここで搬入される基板3の電極には、前工程に
おいてクリーム半田が印刷されており、このクリーム半
田上に電子部品が搭載される。
【0012】基板認識ステージ1Aについて説明する。
基台1の上流側にはY軸テーブル4A,4Bが設けられ
ており、Y軸テーブル4A,4B上にはX軸テーブル5
が架設されている。X軸テーブル5には基板認識カメラ
6が装着されている。Y軸テーブル4A,4B、X軸テ
ーブル5を駆動することにより基板認識カメラ6はXY
方向に水平移動し、搬送路2の基板認識ステージ1Aに
位置決めされた基板3の任意位置を撮像する。この撮像
によって得られた画像データを認識処理することによ
り、後述するように基板3の電極の位置、基板3に印刷
されたクリーム半田の位置および印刷半田量を検出でき
るようになっている。
【0013】次に部品実装ステージ1Bについて説明す
る。基台1の下流側には、搬送路2の両側に電子部品を
供給する部品供給部11A,11Bが配設されている。
部品供給部11A,11Bには、多数のテープフィーダ
12が並設されている。テープフィーダ12は各種の電
子部品をテープに保持された状態で収容し、以下に説明
する移載ヘッドによる取り出し位置に電子部品を供給す
る。
【0014】搬送路2の上方には、搬送路2と直交する
Y方向に2つのY軸テーブル7A,7Bが配設されてお
り、Y軸テーブル7A,7Bには、2つのX軸テーブル
8A,8Bが架設されている。X軸テーブル8A,8B
には複数の吸着ノズル10を備えた移載ヘッド9A,9
Bが装着されている。
【0015】Y軸テーブル7A,X軸テーブル8Aを駆
動することにより、移載ヘッド9AはXY方向に水平移
動し、部品供給部11Aから電子部品を取り出して搬送
路2に位置決めされた基板3に実装する。またY軸テー
ブル7B,X軸テーブル8Bを駆動することにより、移
載ヘッド9BはXY方向に水平移動し、部品供給部11
Bから電子部品を取り出して搬送路2に位置決めされた
基板3に実装する。
【0016】部品供給部11A,11Bから基板3へ至
る移載ヘッド9A,9Bの移動経路には部品認識カメラ
13が配設されており、部品供給部11A,11Bにて
電子部品を取り出した移載ヘッド9A,9Bが部品認識
カメラ13上を通過する際に、部品認識カメラ13は吸
着ノズル10に保持された状態の電子部品を下方から撮
像する。これにより、電子部品が認識され電子部品の識
別や位置の検出が行われる。
【0017】次に図2を参照して、実装対象の基板3に
ついて説明する。図2(a)に示すように、基板3には
電子部品の接続用の端子が半田接合される電極3aが多
数形成されている。上下に対をなす2つの電極3aは、
1つのチップ型の電子部品の2つの端子に対応して設け
られており、電極3aの中点を示すP1,P2,P3
が、これらの電子部品の実装点となっている。
【0018】これらの実装点P1,P2,P3の位置は
予め実装データとして与えられてデータ記憶部22に記
憶されているが、基板3においては実際の電極3aの位
置は必ずしも実装データとは一致せず、基板製造誤差に
よってばらついている。本実施の形態に示す電子部品実
装方法では、基板認識ステージ1Aで基板3を撮像する
ことにより電極3aの位置を検出し、基板3が正常な状
態で製造されているか否かの管理データを取得できるよ
うになっている。すなわち、基板認識ステージにおいて
は、基板3に設けられた認識マークAと各点P1,P
2,P3との相対位置座標(x1、y1)、(x2、y
2)、(x3、y3)を電極位置として検出する。
【0019】図2(b)は、電子部品実装の前工程にお
いてクリーム半田が印刷された状態の基板3を示してお
り、各電極3aには電極形状に対応したクリーム半田S
がスクリーン印刷装置によって印刷される。ここで、印
刷工程におけるマスクプレートに位置合わせ誤差など各
種の要因によって、クリーム半田Sは必ずしも電極3a
の位置と一致しておらず、電極3aによってばらつきを
示す。
【0020】すなわち、上下に対をなす2電極に印刷さ
れたクリーム半田Sの中点P’1、P’2、P’3は、
図2(a)に示すP1,P2,P3とは一致せず各電極
毎に位置ずれを示す。本実施の形態に示す電子部品実装
方法では、電子部品を搭載する際の目標位置として、本
来の実装データ上の目標位置P1,P2,P3の代わり
に、P’1、P’2、P’3を電子部品搭載時の目標位
置とすることにより、電子部品の端子がクリーム半田S
と位置ずれを生じることによるリフロー時の不具合を防
止するようにしている。
【0021】またスクリーン印刷によって各電極に印刷
される半田量は必ずしも一定ではなく、図2(c)に示
すように印刷厚みtも電極3aによってばらつきを示
す。そしてこの印刷厚みtがばらつくと、印刷された半
田上に電子部品を搭載する際に不具合を生じる場合があ
る。すなわち厚く印刷された半田に対して電子部品を過
度に押し付けると半田が横方向にはみ出し隣接電極の半
田と連結する半田ブリッジを生じ、また印刷厚みが薄い
半田への電子部品の押し付けが不足すると、搭載時の位
置精度が安定しない。
【0022】このため本実施の形態に示す電子部品実装
方法では、基板認識ステージ1Aにおいて半田の印刷厚
みtを検出することにより半田量を求め、移載ヘッド9
A,9Bによる部品搭載時の搭載動作を検出された半田
量に応じて制御するようにしている。ここでは、移載ヘ
ッド9A,9Bによる部品搭載時の下降高さ位置が半田
量に応じた最適の高さ位置となるよう、部品搭載動作パ
ターンが予めデータ記憶部22に登録された複数のパタ
ーンの中から自動的に設定されるようになっている。
【0023】次に図3を参照して電子部品実装装置の制
御系の構成を説明する。図3において、CPU20は全
体制御部であり、電子部品実装装置全体の動作や処理に
必用な演算を行う。プログラム記憶部21は、移載ヘッ
ド9A,9Bによる実装動作を実行するための動作プロ
グラムやや基板認識・部品認識などの認識処理のための
処理プログラムなど各種のプログラムを記憶する。デー
タ記憶部22は、図2(a)に示す実装データや、部品
搭載動作パターンなどの各種データを記憶する。
【0024】画像認識部23は、部品認識部23a、基
板認識部23bより構成される。部品認識部23aは、
部品認識カメラ13の撮像データを認識処理することに
より、移載ヘッド9A,9Bに保持された状態の電子部
品を認識する。基板認識部23bは、ランド位置検出部
23c、半田位置検出部23d、半田量検出部23eを
備えており、それぞれ基板認識カメラ6の撮像データに
基づき、基板3における電極3aの位置(図2(a)参
照)、各電極3aに印刷されたクリーム半田Sの位置
(図2(b)参照)、および半田量(図2(c)参照)
の検出処理を行う。
【0025】実装座標演算部24は、画像認識部23に
よって検出された半田位置検出結果に基づき、移載ヘッ
ド9A,9Bによる電子部品の搭載動作における実装座
標を演算する。すなわち、図2(b)に示すように、各
電極3aに対応したクリーム半田Sの位置に基づき、半
田中点P’1、P’2、P’3の認識マークAに対する
相対位置座標(x’1、y’1)、(x’2、y’
2)、(x’3、y’3)を、半田位置ずれを補正した
新たな実装座標として算出する。
【0026】算出された実装座標は、データ記憶部22
に送られ、これにより実装座標が更新される。すなわ
ち、当初は設計データ上での電極の位置座標に基づいて
決定された実装座標が記憶されており、半田位置検出後
に検出結果に基づき実装座標を上書きする形でデータ更
新される。
【0027】機構駆動部25は、CPU20によって制
御され以下の各機構を駆動する。基板搬送機構26は、
搬送路2における基板3の搬送機構である。ヘッド移動
機構27は、Y軸テーブル7A,7B及びX軸テーブル
8A,8Bによって移載ヘッド9A,9Bを移動させ
る。この移載ヘッド9A,9Bが基板3上で部品搭載動
作を行う際には、前述の更新された実装データに基づい
て、ヘッド駆動機構27が駆動される。カメラ移動機構
28は、Y軸テーブル4A,4B及びX軸テーブル5に
よって基板認識カメラ6を移動させる。
【0028】この電子部品実装装置は上記のように構成
されており、以下、この電子部品実装装置による実装方
法について図4のフローチャートに沿って説明する。ま
ず図4において、半田印刷後の基板3が搬送路2上を搬
送され、基板認識ステージ1Aに搬入される(ST
1)。次いで基板認識カメラ6を基板3上に進出させ、
基板3を撮像する(ST2)。そして撮像結果を基板認
識部23bによって画像認識処理する(ST3)。これ
により、電極位置、半田位置および半田量が検出される
(ST4)。
【0029】次いで半田位置検出結果に基づき実装座標
が演算され(ST5)、また半田量検出結果に基づき、
部品搭載動作パターンを選定する(ST6)。すなわち
データ記憶部22に記憶された部品搭載動作パターンの
中から、半田量に応じた最適の動作パターンが選定され
る。
【0030】次いで基板3は部品実装ステージ1Bに搬
入され(ST7)、ここで部品実装動作が実行される
(ST8)。この搭載動作においては、各電極3aに電
子部品を搭載する際に、前述の半田検出結果に基づいて
作成された実装座標に従って電子部品が搭載される。す
なわち、図2(b)に示すように印刷されたクリーム半
田Sが電極3aに対して位置ずれを生じている場合に
は、電子部品は電極3aそのものの位置ではなくクリー
ム半田Sの印刷点P’1、P’2、P’3・・を目標位
置として搭載される。したがって搭載された電子部品の
端子は、電極3aに対しては位置ずれ状態にあるもの
の、クリーム半田Sに対して位置ずれを生じることなく
搭載される。さらに移載ヘッド9A,9Bの吸着ノズル
10を下降させて電子部品をクリーム半田S上に搭載す
る際の下降高さが最適な高さに設定され、部品搭載時の
不具合が防止される。
【0031】そしてこの後、各電極位置に電子部品が搭
載された実装後の基板3はリフロー工程に送られ、ここ
で加熱されることによりクリーム半田Sが溶融して、電
子部品の端子は電極3aに半田接合される。このとき、
加熱前には電極3aに対して位置ずれ状態にあった端子
は、クリーム半田Sが溶融する際のセルフアライメント
効果、すなわち溶融半田が電極3a表面に沿って濡れ広
がる作用によって、電極3aに引き寄せられ、電極3a
に対して正しい位置・姿勢で、位置ずれを生じることな
く半田接合される。
【0032】上記実施の形態において、基板認識ステー
ジ1Aを部品実装ステージ1Bと別個に設け、基板認識
動作を実装動作に先立って集中的に行うようにしている
ことから、多数の認識対象位置を有する基板であっても
タクトタイムの遅延を招くことなく認識が行え、印刷さ
れた半田の位置や半田量に応じた最適な搭載動作を実現
して実装品質を安定させることができるとともに、実装
効率を向上させることが可能となっている。
【0033】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2の電子部品実装装置の平面図である。実施の形態1
では直交座標系の移動ビームによって駆動系が構成され
た電子部品実装装置の例を示したが、本実施の形態2に
おいては、ロータリヘッドを備えた電子部品実装装置に
本発明を適用した例を示している。
【0034】図5において、32はX方向に配設された
搬送路であり、搬送路32に沿って基板認識ステージ3
1A、部品実装ステージ31Bが配置されている。基板
認識ステージ31AはXYテーブル34を備えており、
XYテーブル34がY方向に移動することにより、搬送
路32によって矢印方向に搬送された基板33をXYテ
ーブル34上に設けられた基板保持部によって保持でき
るようになっている。そして基板33を保持したXYテ
ーブル34が基板認識カメラ36の下方に移動すること
により、基板33は基板認識カメラ36によって撮像さ
れる。この撮像結果を画像認識処理することにより、実
施の形態1と同様に、基板33に設けられた電極の位
置、基板33に印刷された半田の位置および半田量が検
出される。
【0035】そしてこの基板33が部品実装ステージ3
1BのXYテーブル35に乗り移ることにより、ロータ
リヘッド37の各移載ヘッド38によって部品供給部3
9のテープフィーダ40から取り出された電子部品が基
板33に実装される。この実施の形態2においても、実
施の形態1と同様に、基板認識ステージ31Aを部品実
装ステージ31Bと別個に設けることにより、印刷され
た半田の位置や半田量に応じた最適な搭載動作を実現し
て実装品質を安定させることができるとともに、実装効
率を向上させることが可能となっている。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、基板認識ステージに搬
入された基板を撮像して基板の電極に印刷された半田の
位置を検出し、この半田位置検出結果に基づいて移載ヘ
ッドによる電子部品の搭載動作における実装座標を演算
し、部品実装ステージにおいてはこの実装座標に基づい
てヘッド移動手段を制御するようにしたので、搭載状態
において電子部品と印刷された半田との位置ずれが発生
せず、この位置ずれに起因してリフロー時に発生する実
装不良を防止するとともに、電子部品の実装作業を高い
効率で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の平
面図
【図2】本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の実
装対象となる基板の部分平面図
【図3】本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の制
御系の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1の電子部品実装方法にお
ける実装動作のフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2の電子部品実装装置の平
面図
【符号の説明】
2 搬送路 3 基板 6 基板認識カメラ 9A,9B 移載ヘッド 10 吸着ノズル 20 CPU 23 画像認識部 23c ランド位置検出部 23d 半田位置検出部 23e 半田量検出部 24 実装座標演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 CC04 CD06 EE02 EE03 EE24 EE25 FF11 FF24 FF28 FF29 FG05 FG06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を移載ヘッドによって部品供給部
    から取り出して基板に移送搭載する電子部品実装装置で
    あって、基板認識ステージに搬入された基板を撮像する
    撮像手段と、この撮像により得られた画像データに基づ
    いて前記基板の電極に印刷された半田の位置を検出する
    半田位置検出手段と、前記基板認識ステージの下流側に
    配設された部品実装ステージにて前記基板を位置決めす
    る基板位置決め部と、前記電子部品を吸着して保持する
    吸着ノズルを備えた前記移載ヘッドを前記部品供給部と
    基板位置決め部との間で移動させるとともに基板位置決
    め部における電子部品の搭載時に移載ヘッドの位置を調
    整する位置合わせ動作を行うヘッド移動手段と、前記半
    田位置検出手段による半田位置検出結果に基づいて前記
    移載ヘッドによる電子部品の搭載動作における実装座標
    を演算する実装座標演算手段と、この実装座標に基づい
    て前記ヘッド移動手段の位置合わせ動作を制御する制御
    部とを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 【請求項2】前記画像データに基づいて前記基板の電極
    に印刷された半田量を検出する半田量検出手段を備え、
    前記制御部はこの半田量検出結果に基づいて前記ヘッド
    移動手段の位置合わせ動作を制御することを特徴とする
    請求項1記載の電子部品実装装置。
  3. 【請求項3】電子部品を移載ヘッドによって部品供給部
    から取り出して基板に移送搭載する電子部品実装方法で
    あって、基板認識ステージに搬入された基板を撮像する
    撮像工程と、この撮像により得られた画像データに基づ
    いて前記基板の電極に印刷された半田の位置を検出する
    半田位置検出工程と、この半田位置検出結果に基づいて
    前記移載ヘッドによる電子部品の搭載動作における実装
    座標を演算する実装座標演算工程と、この実装座標に基
    づいて移載ヘッドを前記部品供給部と基板位置決め部と
    の間で移動させるとともに基板位置決め部における電子
    部品の搭載時に移載ヘッドの位置を調整する位置合わせ
    動作を行うヘッド移動手段を制御することにより、移載
    ヘッドによって電子部品を基板に実装する実装工程とを
    含むことを特徴とする電子部品実装方法。
  4. 【請求項4】前記撮像により得られた画像データに基づ
    いて前記基板の電極に印刷された半田量を検出し、前記
    実装工程においてこの半田量検出結果に基づいて前記ヘ
    ッド移動手段の位置合わせ動作を制御することを特徴と
    する請求項3記載の電子部品実装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006120928A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Shibaura Mechatronics Corp 電子部品の実装装置及び実装方法
JP2009094283A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Yamaha Motor Co Ltd 実装基板の生産方法、表面実装機及び実装基板生産管理装置
KR101192729B1 (ko) 2010-02-16 2012-10-18 야마하하쓰도키 가부시키가이샤 부품 실장 장치 및 부품 실장 방법
WO2020191840A1 (zh) * 2019-03-27 2020-10-01 阳程(佛山)科技有限公司 单一或多个pcs的pcb或fpc串线校准定位锡印方法

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