JP3358933B2 - 吊り懸け式引き戸装置 - Google Patents

吊り懸け式引き戸装置

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JP3358933B2
JP3358933B2 JP04278796A JP4278796A JP3358933B2 JP 3358933 B2 JP3358933 B2 JP 3358933B2 JP 04278796 A JP04278796 A JP 04278796A JP 4278796 A JP4278796 A JP 4278796A JP 3358933 B2 JP3358933 B2 JP 3358933B2
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耕一 森上
立身 位田
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸袋を備えた吊り
懸け式の引き戸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】吊り懸け
式の引き戸装置は、一般に、左右に立設した支柱の上端
部間に吊支部材を取り付け、この吊支部材に設けたハン
ガーレールに引き戸を移動自在に吊り下げし、吊支部材
及びハンガーレールをランマパネルで覆い、更に、開い
た引き戸を戸袋パネルで覆うように構成している(例え
ば実公昭56−51184号公報や実公平3−4495
0号公報参照)。
【0003】この場合、建物の基礎壁に出入口を開口し
て、この基礎壁の片面に沿って引き戸装置を設ける場合
には、ランマパネルや戸袋パネルは1枚ずつで足りる一
方、室内を間仕切壁で仕切り、この間仕切壁に設けた出
入り口の箇所に引き戸装置を設ける場合には、ランマパ
ネルと戸袋パネルとは表裏1枚ずつ必要になる。
【0004】そして、前記実公昭56−51184号公
報では、ランマパネルをねじ止めによって固定している
が、これではねじの頭が外側に露出するため外観の点で
問題があるばかりか、取り付け作業が面倒であると言う
問題がある。
【0005】他方、戸袋パネルを固定する手段として前
記実公平3−44950号公報では、出入口の左右両側
に支柱を設け、戸袋パネルの左右両端をそれぞれ支柱に
固定することが記載されている。しかし、この構成で
は、戸袋パネルを強固に固定することはできても、部材
点数が増えるためコストが嵩むばかりか組み立ての手間
も増大すると言う問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑み、外観に
優れると共に組み立てが容易な引き戸装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の引き戸装置は、
入口を開閉自在に塞ぐ引き戸と、引き戸の移動方向に
沿って延びるように天井面に設けた天レールと、開いた
引き戸を覆う戸袋パネルと、床面のうち開いた引き戸の
下方の部位に天レールと対向するように設けた地レール
と、出入口を挟んで戸袋パネルと反対側の箇所において
天レールと床面との間に立設した第1支柱と、戸袋パネ
ルを挟んで前記第1支柱と反対側において天レールと
との間に立設した第2支柱と、引き戸及び戸袋パネル
の上方において前記両支柱の間に装架した吊支部材と、
この吊支部材を覆うランマパネルとを備えている。
【0008】そして、前記吊支部材にハンガーレール
取り付けられており、このハンガーレールに前記引き戸
を移動自在に吊支している一方、前記戸袋パネル前記
地レールで直接に支持されるか又は地レールに設けた
ジャスターで支持されており、前記第2支柱と戸袋パネ
ルとに、戸袋パネルを地レールに沿って横移動させる
互いに係合して戸袋パネルが前後動不能に保持される
1係合手段を設けている。
【0009】また、前記地レールのうち少なくとも出入
口寄りの端部又はこれに設けたアジャスターと戸袋パネ
ルとには、前記第1係合手段を係合させた状態で戸袋パ
ネルを落とし込むと互いに係合して戸袋パネルを前後ず
れ不能に保持する第2係合手段が設けられており、この
第2係合手段として、前記地レール又はアジャスターに
は上向きの突片を設け、戸袋パネルには前記突片と嵌ま
り合う係合穴を形成している。
【0010】更に、前記ランマパネルを、その下方に位
置した戸袋パネルで支持すると共に、ランマパネルの上
端に、天レールの側面に当たる鉤片を設け、この鉤片
を、前記天レールに設けた係止体に上方から掛け止め
ている。
【0011】
【発明の奏する効果】このように構成すると、戸袋パネ
ルは、少し持ち上げた状態で地レールに沿って第2支柱
に向けて横移動させることによって第1係合手段を係合
させてから、下向きに落とし込んで第2係合手段を係合
させると言うワンタッチ的な作業によって所定の位置
姿勢にセットすることができる。
【0012】また、ランマパネルは、その上端の鉤片を
天レールの係止片に上方から掛け止めするワンタッチ的
な操作によって取付けることができる。
【0013】そして、戸袋パネルは、その一側縁が支柱
に対して前後動不能に係合している一方、他側縁の下端
が地レールに対して前後動不能に保持されており、その
左右両側縁が前後動不能に保持されているから、例えば
戸袋パネルの上端を吊支部材にねじ止めする等の簡単な
手段で強固に取付けることができる。
【0014】また、ランマパネルの上端の鉤片及び天レ
ールの係止片は外側からは見えないから、外観が悪化す
ることもない。
【0015】従って本発明によると、戸袋付きの引き戸
装置の組み立て能率と美感とを向上できる効果を有す
る。
【0016】
【発明の実施形態・実施例】次に、本発明の具体的形態
を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は自閉式引き戸装置1の正面図、図2
は引き戸装置1の上部の部分破断正面図、図3は主要部
材を大雑把に表示した分離斜視図である。この例では、
引き戸装置1は室を仕切る間仕切壁の一部として設けら
れており、引き戸装置1の左右両側には壁パネル2を配
設している。
【0018】引き戸装置1は、出入口を開閉自在に塞ぐ
引き戸3と、空けた引き戸3を収納する戸袋4と、引き
戸3の移動方向に沿って延びるように天井面Aに固着し
た天レール5と、床面Bのうち前記戸袋4の箇所に天レ
ール5と対向するように設けた地レール6とを備えてい
る。戸袋4は表裏一対の戸袋パネル7で中空状に構成さ
れている。
【0019】また、出入口Cを挟んで戸袋4と反対側の
箇所には、床面Bと地レール6との間に延びる第1支柱
(戸当たり枠)8が立設されている一方、戸袋4を挟ん
で前記第1支柱8と反対側には、天レール5と床面B
の間に延びる第2支柱(戸袋枠)9が立設されている。
【0020】更に、第1及び第2支柱8,9間のうち引
き戸3及び戸袋4の上方には、左右長手の吊支部材10
が装架されており、この吊支部材10に固着したハンガ
ーレール11に引き戸3を移動自在に吊支している。
【0021】吊支部材10は表裏一対のランマパネル1
2で覆われている。また、図2に示すように、吊支部材
10の前面のうち第1支柱8寄りの箇所には、引き戸3
を閉止動する時の衝撃を吸収するショックアブソーバ
(エアシリンダ)13を設けている。
【0022】以下、図4以下の図面を参照して各部位の
詳細を説明する。図4は天レール5と支柱8,9との取
り付け関係を示す斜視図、図5(A)は支柱8,9の下
端の取り付け状態を示す分離斜視図、図5(B)第2支
柱9の下端部の平断面図、図6は戸袋4の下端部の正面
図、図7は図1のVII−VII視断面図である。
【0023】例えば図4に示すように、天レール5は断
面下向き開口のコ字状に形成されており、アンカーボル
ト(ねじ)で天井面Aに固着している。他方、支柱8,
9は図4、図5、図7に示すように中空角形に形成され
ており、引き戸3及び戸袋4に対向した側面に、天レー
ル5の横幅と同じ溝幅の溝14を全長にわたって延びる
ように形成している。
【0024】支柱8,9の溝14のうちその上端部を切
り欠くことにより、支柱8,9の上端部が天レール5に
下方からきっちり被嵌するようにしている。他方、図5
に示すように、支柱8,9の下端は、床面Bにアンカー
ボルト(ねじ)で固定した支持体15にきっちり被嵌し
ており、支柱8,9の内面に固着したブラケット9a
(8a)を、支持体15に設けたアジャスターボルト1
5aで高さ調節自在に支持されている。
【0025】図4及び図7に示すように、支柱8,9の
溝14に断面コ字状の部材を固着することにより、支柱
8,9の溝14の前後内側面の箇所から前後一対の縦板
16を横向きに突設している。
【0026】この縦板16は、第2支柱9では戸袋4と
全長にわたって重なるような高さに設け、第1支柱8で
はランマパネル12の高さだけに設けている。また、例
えば図7に示すように、両支柱8,9の内部には、上下
適宜間隔で複数個の補強部材17を装着している。
【0027】図4や図7に示すように、表裏戸袋パネル
7に、当該戸袋パネル7を第2支柱9に向けて横向き動
させることによって前記第2支柱9の縦板16を挟持す
るようにした嵌合部18を形成している。この嵌合部1
8と前記縦板16は請求項1に記載した「第1係合部」
を構成するものであり、嵌合部18で縦板16を挟持し
た状態で、戸袋パネル7の表面と第2支柱9の側面と同
一平面を成すように設定している。
【0028】図8は吊支部材10の取り付け状態を示す
破断斜視図、図9は図1のIX−IX視断面図、図10
(A)は吊支部材10の取り付け状態を示す分離斜視
図、同図(B)は吊支部材10の取り付け状態を示す左
側断面図である。
【0029】例えば図8〜図10に示すように、吊支部
材10は、2枚の金属板を板金加工して重ね合わせて接
合することによって中空状に形成されており、裏側のラ
ンマパネル12に近接するように偏位した状態で配置し
ている。また、吊支部材10の下端に下向き片10aを
突出し、この下向き片10aに、裏側の戸袋パネル7の
上端から突出した取り付け板19をねじ20で固定して
いる。
【0030】また、吊支部材10の上端には前向き片1
0bを突設し、この前向き片10bのうち戸袋4の箇所
に、複数個のブラケット板21を左右適宜間隔で固着
し、このブラケット板21に、表面側の戸袋パネル7の
上端から突出した取り付け片19をねじ20で固定して
いる。
【0031】吊支部材10は、図10のような手段で支
柱8,9に固定している。すなわち、支柱8,9の溝1
4に略箱形のブラケット部材22をねじ23で締結し、
この箱形のブラケット部材22に吊支部材10をねじ2
3で固着している。
【0032】図10に示すように、吊支部材10の前面
にはハンガーレール11を固着し、このハンガーレール
11に引き戸3を移動自在に吊支している。引き戸3の
吊支機構は図11及び図16にも示しており、これらの
図も参照して引き戸3の吊支機構を説明する。
【0033】ハンガーレール11は、リテーナー24で
保持された多数個のボール25と可動部材26を備えて
おり、可動部材26にハンガーブラケット27をねじ止
めして、これに引き戸3を吊支している。
【0034】引き戸3をハンガーブラケット27に吊支
するに当たっては、引き戸3の左右両端部の上面に突板
28をボルトで固定し、この突板28に、上端を鉤状に
折り曲げた下鉤体29をねじ止めする一方、ハンガーブ
ラケット27には下端を鉤状に折り曲げた上鉤体30を
ねじ止めし、この上鉤体30に前記下鉤体29を引っ掛
け、更に、上下鉤体29,30の端面に当たる左右一対
のストッパー31をハンガーブラケット27にねじ止め
して、上下鉤体29,30を左右ずれ不能に保持してい
る。
【0035】また、図16に明示するように、吊支部材
10の前面にショックアブソーバ13を設ける一方、ハ
ンガーブラケット27には、ショックアブソーバ11の
ロッド33に当たるストッパー34をねじ止めしてい
る。
【0036】例えば図2に示すように、ハンガーレール
11を、引き戸3の開き方向に向かって高さが高くなる
ような傾斜状に配置している。従って、引き戸3を開い
てから手を離すと引き戸3は自重によって自動的に閉じ
る。
【0037】図8〜図11に示すように、表裏ランマパ
ネル12は、戸袋パネル7の上端面に載置されていると
共に、戸袋パネル7の取り付け板19によって前後位置
を規制されている。
【0038】また、ランマパネル12の上端を内側に向
けて断面下向きコ字状に折り曲げ形成することにより、
天レール5の側面に当たる鉤片35を形成し、この鉤片
35を、天レール5にスペーサ36を介して固着した係
止体37に引っ掛け係止している。従って、図12に示
すように、ランマパネル12は、鉤片35を係止体37
に上方から掛け止めするだけで取り付けられる。
【0039】なお、鉤片35はランマパネル12とは別
体に形成して、溶接等によって固着しても良い。また、
係止体34は天レール5に切り起こしにて一体的に形成
しても良い。
【0040】次に、戸袋パネル7の支持手段を図6及び
図13に基づいて説明する。図13のうち(A)は分離
斜視図、(B)は側断面図、(C)は戸袋パネル7の取
り付け状態を示す断面図である。
【0041】図6に示すように、地レール(巾木)6の
左右両端部にはそれぞれ支持ボルト38付きのアジャス
ター39,40を嵌め込んでいる。このうち出入口C寄
りに位置した左アジャスター39を図13で示してい
る。この左アジャスター39の上端には、外向きに延び
る水平片41が折り曲げ形成されており、この水平片4
1に螺合したアジャスターボルト38で戸袋パネル7を
高さ調節自在に支持している。
【0042】また、左アジャスター39の上端には、請
求項1に記載した第2係合手段の一環として、支持ボル
ト38よりも上方に向けて延びる突片42を突設する一
方、戸袋パネル7の下端面に、請求項1に記載した第2
係合手段の一環として、前記左アジャスター39の突片
42が嵌まる係合穴43を穿設している。戸袋パネル7
の下端面には、地レール6の前後表面に当たる規制片4
4を下向きに突設している。
【0043】前記したように、戸袋パネル7の嵌合部1
8を第2支柱9の縦板16に嵌め込んでから、図13
(C)に示すように、戸袋パネル7の下端の規制片44
を地レール6の表面に当てた状態で落とし込んで、係合
穴43に突片42を嵌め込むと、戸袋パネル7の下端部
のうち出入口C寄りの箇所は前後ずれ不能に保持され
る。
【0044】第2支柱9寄りに位置した右アジャスター
40は、上端に水平片41を設けてこれに支持ボルト3
8を螺合している点は左アジャスター39と同じである
が、突片42は設けていない。これは、戸袋パネル7の
右側縁は、第2支柱9の縦板16によって前後ずれ不能
に保持されているからである。
【0045】次に、引き戸3を開閉するに際しての振れ
止め手段を図10、図14、図15に基づいて説明す
る。図14は振れ止め手段を示す破断斜視図、図15は
断面図である。
【0046】図10及び図14に示すように、引き戸3
の下端は断面コ字状の溝形に形成されている(溝を符号
3aで示す)。また、出入口C寄りの床面Bのうち地レ
ール6の端部の箇所には、引き戸3の溝3aが嵌まるガ
イド用支持体45をアンカーボルト(ねじ)46で固着
し、このガイド用支持体46に、引き戸3の溝3aの両
内側面に当たる2個のガイドローラ47を水平回転自在
に取り付けている。
【0047】また、図15に示すように、引き戸3の溝
14の両端に端板3bを設ける一方、ガイド用支持体4
5のうち出入口Cに向いた面にゴム等の弾性体製ストッ
パー48を固着し、引き戸3の端板3bをストッパー4
8に当てることにより、引き戸3の開き位置を規制する
ようにしている。
【0048】次に、引き戸装置1の組み立て手順を図1
7〜図21に基づいて説明する。
【0049】先ず、図17に示すように天レール5を天
井面Aに固着してから、両支柱8,9を取付ける。それ
から、図18に示すように、吊支部材10を左右支柱
8,9の上端間に取り付け、これと並行して地レール6
とガイド用支持体45を床面Bに固着する。なお、吊支
部材10には予めハンガーレール11やショックアブソ
ーバ13、ブラケット板21が取り付けられている。
【0050】次いで図19に示すように、引き戸3をハ
ンガーレール11に吊り懸けし、それから、図20に示
すように表裏戸袋パネル7を装着し、最後に、図21に
示すようにランマパネル12を取り付ける。
【0051】これらの組み立て工程において、戸袋パネ
ル7は、水平方向にスライドさせてその嵌合部18を第
2支柱9の縦板16に嵌め込んでから下方に落とし込ん
で、係合穴43を左アジャスター39の突片42に嵌め
込み、次いで取り付け板19を吊支部材10にねじ止め
する簡単な工程で取り付けることができる。
【0052】また、表裏ランマパネル12は、その上端
の鉤片35を天レール5の係止体37に上方から掛け止
めするだけのワンタッチ的な操作で取り付けられる。
【0053】そして、戸袋パネル7の一側縁は第2支柱
9の縦板に嵌まり係合している一方、戸袋パネル7の他
側縁は地レール6に嵌合した左アジャスター39の突片
42に嵌まり係合して前後動不能の状態に保持されてい
るから、従来のように戸袋パネルの左右両側を支柱で支
持しなくても、強固な状態に取付けることができる。ま
た、ランマパネル12はねじ止めする必要はないから、
ねじが露出して外観が悪化することもないのである。
【0054】なお、第1係合手段は図示の形態に限るも
のではなく、例えば戸袋パネルに係止片を横向き突設す
る一方、第1支柱に、前記係止片が嵌まる穴を形成する
など、他の形態にしても良い。また、実施例のように縦
板16を設ける場合、縦板16を第2支柱9に切り起こ
し形成しても良い。
【0055】また、実施例では第2係合部としてアジャ
スターに突片を設けたが、突片と水平片とを地レールに
直接に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】引き戸装置の正面図である。
【図2】引き戸装置の一部破断部分正面図である。
【図3】主要部材を分離した概略斜視図である。
【図4】天レールと支柱との関係を示す分離斜視図であ
る。
【図5】(A)は支柱の下端の固定手段を示す分離斜視
図、(B)は支柱の下端部の平断面図である。
【図6】戸袋の下端部の正面図である。
【図7】図1の VII-VII視断面図である。
【図8】引き戸装置の上部の破断斜視図である。
【図9】(A)は吊支部材の取り付け状態を示す分離斜
視図、(B)は吊支部材の取り付け状態の側断面図であ
る。
【図10】図1の X-X視断面図である。
【図11】図1のXI−XI視断面図である。
【図12】ランマパネルの取り付け状態を示す図であ
る。
【図13】(A)は地レールと戸袋パネルとの分離斜視
図、(B)は側断面図、(C)は戸袋パネルの取り付け
状態を示す断面図である。
【図14】引き戸の振れ止め手段を示す斜視図である。
【図15】振れ止め手段の箇所での引き戸の下端部の平
断面図である。
【図16】引き戸の取り付けを示す分離斜視図である。
【図17】組み立て手順を示す図である。
【図18】組み立て手順を示す図である。
【図19】組み立て手順を示す図である。
【図20】組み立て手順を示す図である。
【図21】組み立て手順を示す図である。
【符号の説明】
1 引き戸装置 3 引き戸 4 戸袋 5 天レール 6 地レール 7 戸袋パネル 8 第1支柱 9 第2支柱 11 ハンガーレール 12 ランマパネル 16 第1係合部として第2支柱に設けた縦板 18 第1係合部として戸袋パネルに形成した嵌合部 35 ランマパネルの鉤片 37 係止体 42 第2係合部として地レールのアジャスターに形成
した突片 43 第2係合部として戸袋パネルに形成した係合穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−151482(JP,U) 実開 昭56−165873(JP,U) 実開 昭60−174786(JP,U) 実公 平5−4547(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/06 121 E05D 15/06 125 E05D 13/00 E06B 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口を開閉自在に塞ぐ引き戸と、引き戸
    の移動方向に沿って延びるように天井面に設けた天レー
    ルと、開いた引き戸を覆う戸袋パネルと、床面のうち開
    いた引き戸の下方の部位に天レールと対向するように設
    けた地レールと、出入口を挟んで戸袋パネルと反対側の
    箇所において天レールと床面との間に立設した第1支柱
    と、戸袋パネルを挟んで前記第1支柱と反対側において
    天レールと床面との間に立設した第2支柱と、引き戸及
    び戸袋パネルの上方において前記両支柱の間に装架した
    吊支部材と、この吊支部材を覆うランマパネルとを備え
    ている引き戸装置であって、 前記吊支部材にハンガーレール取り付けられており、
    このハンガーレールに前記引き戸を移動自在に吊支して
    いる一方、 前記戸袋パネル前記地レールで直接に支持されるか又
    は地レールに設けたアジャスターで支持されており、前
    記第2支柱と戸袋パネルとに、戸袋パネルを地レールに
    沿って横移動させると互いに係合して戸袋パネルが前後
    動不能に保持される第1係合手段を設け、 前記 地レールのうち少なくとも出入口寄りの端部又はこ
    れに設けたアジャスターと戸袋パネルとには、前記第1
    係合手段を係合させた状態で戸袋パネルを落とし込むと
    互いに係合して戸袋パネルを前後ずれ不能に保持する第
    2係合手段が設けられており、この第2係合手段とし
    て、前記地レール又はアジャスターには上向きの突片を
    設け、戸袋パネルには前記突片と嵌まり合う係合穴を形
    成しており、 更に、前記ランマパネルを、その下方に位置した戸袋パ
    ネルで支持すると共に、ランマパネルの上端に、天レー
    ルの側面に当たる鉤片を設け、この鉤片を、前記天レー
    ルに設けた係止体に上方から掛け止めしていること、
    特徴とする吊り懸け式引き戸装置。
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