JP6370642B2 - 上吊り式の引き戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の出入り口等の開口部に建て付けられる上吊り式の引き戸装置の技術分野に関するものである。
今日、引き戸装置のなかには、室内を区画するために設けられる間仕切りの一部を開口部として出入りできるようにする場合があり、このような開口部の上廻りに走行レール(ハンガーレール)を設け、該走行レールに、戸体の上端部に設けた走行ローラを転動させることで開口部の開閉をするようにした所謂上吊り式のものがある。このようなものにおいて、走行レールは、開口部上部に設けられる上枠内に配設されることになるが、上枠は開口部の全幅に亘って設けられる幅広のものになる(例えば特許文献1参照)。ところでこのような上吊り式の引き戸装置を間仕切りの一部として設ける場合、左右縦枠を躯体に直接設けることができないが、走行レールは、左右方向に移動する戸体を吊持するものであるため、それなりの強度が要求され、そのためには、走行レールを支持する上枠により強度的な保証をする必要がある。
特開平9−235938号公報
しかもこのような場合に、上枠自体、躯体側に直接設けることができないが、その左右両端部(戸尻側端部、戸先側端部)は、天井と床面とのあいだに設けた支柱に支持させることができるため比較的強いものにできるが、上枠の中間部(戸袋の戸先側端部位)はこのような支持がないため、強固な支持ができないこととなって強度的に劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、出入り口等の開口部の上部に設けた上枠と、該上枠に設けられた走行レールと、戸体と、該戸体の上端部に設けられ、前記走行レールを転動する走行ローラと、開口部の戸尻側半部を覆うべく設けた戸袋パネルとを備えて構成される上吊り式の引き戸装置において、前記上枠は、前後方向一方側面及び上面が覆われ、他方側面が開口し、該開口の戸尻側半部を塞ぐ塞ぎ板と、戸先側半部の点検口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えて構成されるものであり、上枠には、前記開口戸尻側半部を塞ぐ塞ぎ板の戸先側部位に配設される補強フレームが固定されていることを特徴とする上吊り式の引き戸装置である。
請求項2の発明は、補強フレームは冂字形をし、上枠の前後両面板と上面板に固定することで補強していることを特徴とする請求項1記載の上吊り式の引き戸装置である。
請求項3の発明は、上枠は、開口部の全幅に亘って設けられ、前後方向一方側面および上面を覆い、他方側面が開口した前後方向一方側の板材を備えて構成されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の上吊り式の引き戸装置である。
請求項4の発明は、戸袋パネルは、冂字形をした下端縁部が床面に設けたレール状の床側材に外嵌して支持され、戸尻側端部が床と天井とのあいだに支持される支柱に固定の戸尻側縦枠に設けた係止金具に係止することで支持されたものであり、上枠は、下端部が戸袋パネル上端部に前後方向内側から螺入するビスを介して支持されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の上吊り式の引き戸装置である。
請求項5の発明は、前後方向一方側の板材の内面には補強板が設けられ、上枠の戸尻側半部の上面は、補強板の上側片、一方側の板材の上側片並びに塞ぎ板の上側片が上下方向に積層された状態でビス固定されていることを特徴とする請求項3または4記載の上吊り式の引き戸装置である。
請求項1の発明とすることにより、上枠の中間部位での補強が簡単にできることになって引き戸装置の強度アップが図れることになる。しかも上枠に形成される点検口を幅広いものにして点検しやすいものにできながら、戸枠中間部の補強ができることになる。
請求項2の発明とすることにより、上枠の前後両面板及び上面板の補強ができることになる。
請求項3の発明とすることにより、上枠に形成される点検口を幅広いものにして点検しやすいものにできながら、さらに戸枠中間部の補強ができることになる。
請求項4の発明とすることにより、間仕切りのように縦枠が躯体に取付けられないようなものにおいて、戸袋パネルの上下および戸尻側端部を強度を持たせた状態で組付けられることになって、戸袋パネルの変形防止を図ることができる。
請求項5の発明とすることにより、上枠の戸尻側半部の上側部の強度アップが図れることになる。
引き戸装置の全体正面図である。 引き戸装置の点検口および塞ぎ板を外した状態の全体正面図である。 戸体および戸袋部位の水平断面図である。 (A)(B)は欄間部位の水平断面図、上枠部位の水平断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 (A)(B)(C)は前後方向一方側戸袋パネルの縦枠への組込み状態を示す斜視図、側面図、巾木の戸袋パネルへの取り付け状態を示す正面図である。 (A)(B)は前後方向他方側戸袋パネルの組込み状態を示す斜視図、側面図、巾木の組込み状態を示す正面図である。 上枠の本体板の組込み状態を示す斜視図である。 要部の分解斜視図である。 (A)は中間支柱の組込み状態を示す縦断面図、(B)はパネル体を欄間とした状態の要部縦断面図、(C)はガラス板を欄間とした状態の要部縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は間仕切りXの一部に設けられる開口部の戸先側半部の開閉をし、該戸先側半部を開放しているときには戸尻側半部に設けられた戸袋を構成する前後一対の戸袋パネル(鏡板)2内に収容される上吊り式(ハンガー式)引き戸用の戸体であって、該戸体1の上端上方には、戸先側、戸尻側のブラケット3a、3bを介して走行ローラ3が設けられている。戸先側ブラケット3aは、戸尻側ブラケット3bよりも低い位置で走行ローラ3を軸支しており、これによって後述するよう戸先側が低くなるよう傾斜した走行レール4を左右方向に転動する場合に、戸体1が水平姿勢になるよう設定されている。
尚、説明の便宜上、戸体1が移動する方向を左右方向、開口部の出入り方向を前後方向として説明するが、これに限定されるものではない。
前記戸袋パネル2の下端部は、床Fにアンカーボルト5aを介して固定した床側材5に支持されているが、床側材5は、前後幅が間仕切りXの前後厚と同じ寸法に設定されているが、断面略凵字形をした長尺物で、前後両上端部は互いに対向するよう前後内側方向に冂字形に折返し形成され、平面状となった折返し部5bの上端部には左右方向に適宜間隔を存してネジ5cが上下方向高さ調節自在に螺入している。床側材5の下面戸先側端面からは、戸体1の前後方向の振れ止めをするための振れ止めローラ5gを取付けるための舌片5dが戸先側に向けて延設されるが、該舌片5dもアンカーボルト5fを介して床Fに固定されている。
前記戸袋パネル2の下端部には、前後方向外側面が低くなって床面に近接対向する断面冂字形をした長尺状の巾木6がビス6bを介して固定されているが、該巾木6の跨部6aは、前記床側材5の折返し部5bに上側から外嵌して上内面が前記螺子5cのネジ頭5eに当接することで支持されるようになっており、これによって戸袋パネル2の重量の一部を支持できるように設定されている。そして前記ネジ5cのネジ込み量の調整によって戸袋パネル2の高さ調整ができるようになっている。
一方、7は左右開口端の間仕切りXに左右方向外半部が嵌合組込みされた状態で床Fから天井Gにまで至る支柱であって、該支柱7の左右方向内側面板7aには、戸尻側、戸先側の縦枠8、9がビス8a、9aを介してそれぞれ固定されるが、戸尻側縦枠8は、左右方向外方が開口した略凵字形の型材によって構成されるが、前後両脚片8bと跨片8cとの両角部8dはL字形に凹設されていて、ここに戸袋パネル2の戸尻側端が嵌入するようになっている。さらに戸尻側縦枠8の前後両脚片8bの戸尻側端は、前後方向内方に向けて折曲された折曲片8eを有しているが、該折曲片8eの前後方向内端は支柱7の前後方向板面7bに当接している。
尚、10は戸尻側縦枠8の跨片8cと支柱7の左右方向内側面板7aとのあいだに適宜間隔を存して介装された戸尻側中材(補強材)、11は戸尻側縦枠8の跨片8cの戸先側面に取付けられた弾性を有した戸当り材である。
戸尻側縦枠8の前記角部8dの前後方向を向く面板8fには、上下方向に長い切欠き孔8gが形成され、該切欠き孔8gに係止金具8hが係脱自在に取付けられている。そして係止金具8hの面板8fから突出するフック部8iを、戸袋パネル2の前後内面に設けた係止孔2aに嵌入係止することで戸袋パネル2の戸尻側縦枠8への取付け支持ができるようになっている。
また戸先側縦枠9は、戸体1の戸先端が当接する凹陥状の跨片9bと、該跨片9bの前後端から前後方向に延出する前後方向片9cと、該後方向片9cの前後端から左右方向外方に延びたものが前後方向内方に折曲して戸先側支柱7に至る面板9dと、により構成されているが、跨片9bと支柱7とのあいだに戸先側中材12が設けられている。
尚、前後方向片9cの上端部には、後述する蓋材17の戸先側下端部に設けた止めネジ17cを螺入するための螺子受け9gが設けられている。
次に、上枠13部位について説明する。該上枠13は、開口部の全幅に亘って設けられるものであるが、上枠13の前後方向一方側面を構成する本体板(本発明の「前後方向一方側の板材」に相当する。)13aの戸尻側半部の下端部は、戸袋パネル2のパネル厚分、上枠13の前後方向他方側に向けて折曲されたものが下方に向けて折曲された逆L字形のパネル受け片13bが形成されており、該パネル受け片13bを前後方向一方側戸袋パネル2の上端部に前後方向他方側から当てがった状態で前後方向他方側からビス13cを螺入することで前後方向一方側戸袋パネル2の上端部への本体板13aの取付ができるようになっている。
また、上枠13の戸尻側半部の上端部は、前後方向他方側に向けて前後方向に幅を存する状態で折返し形成されたものが下方に向けて折曲され、その下端部がさらに前後方向他方側に向けて折曲された上側片13gが形成されるが、該上側片13gは、後述する塞ぎ板14に至る少し前位置で上方に折曲されたものがさらに前後方向他方側に向けて折曲形成された上端片13hとなっている。
尚、上側片13gには、冂字形をした塞ぎ材13iが嵌入取付けされている。
15は本体板13aの前後方向他方側面に取付けられる補強板であって、該補強板15は、本体板パネル受け片13bの上面に上側から当接する下端片15aと、該下端片15aの前後方向他方側端から本体板13aに対して前後方向他方側に離間対向する状態で上枠13の下半部位置まで立上る下半部片15bと、該下半部片15bの上端部から本体板13aに当接するよう折曲する折曲片15cと、該折曲片15cの前後方向一方側端から本体板13aに当接する状態で立上る上半部片15dと、該上半部片15dの上端部から後述する塞ぎ板14側に向けて折曲され、本体板上側片13gに下側から当接する上端片15eとによって形成されるが、該上端片15eは、戸尻側端から後述する補強フレーム16までは、後述する塞ぎ板14に当接するまで至ったものが下方に向けて折曲された補強片15fが形成されているが、後述する補強フレーム16部位では後述する塞ぎ板14には僅かに至らないものとし、後述する補強フレーム16よりも戸先側部位ではさらに塞ぎ板14から離間する位置までとなるように設定されている。
前記塞ぎ板14は、上枠13の前後方向他方側の戸尻側半部を覆蓋するものであって、下端部は前後方向一方側に向けて逆L字形に折曲されたパネル受け片14aとなっており、該パネル受け片14aに前後方向他方側から当てがわれた前後方向他方側戸袋パネル2を前後方向一方側からビス14bを介して固定するようになっている。塞ぎ板14の上端部は、本体板上端片13hを上側から沿う(覆蓋する)ようにして前後方向一方側に向けて折返し折曲された折返し片14cが形成され、該折返し片14cの下端からは本体板上側片13gに上側から当接するよう前後方向一方側に向けて折曲された上側片14dが形成されている。そして前記前後方向他方側戸袋パネル2が固定された塞ぎ板14を、下側が前後方向一方側になるよう傾斜した状態で持ち上げ、塞ぎ板上側片14dが本体板上端片13hの上を越えさせた状態で下側を前後方向他方側に移動させることで垂直状(起立状)にし、下端部の巾木6をビス5cに載せると、塞ぎ板上側片14dが本体板上側片13gに上側から積層され、これにより塞ぎ板上側片14d、本体板上側片13g、そして補強板上端片15eが上側から順に積層され、ここをビス14eで固定することで補強された固定構造となるように設定されている。さらに後述する戸尻側補助プレート18の上端片18aを下側から積層した積層構造となり、ここもビス14eで固定することで補強された固定構造となるように設定されている。
また前記補強フレーム16は、戸袋パネル2の戸先側端部位の上方に位置して配されるものであるが、、該補強フレーム16は、冂字形をし、前後方向他方側の脚片16aが補強板補強片15fに溶着され、跨部16bが補強板上端片15eに溶着され、前後方向一方側片16cが補強板上半部片15dに溶着されることで上枠13を補強している。
また上枠13の前後方向他方側の戸先側半部は点検口となり、点検口には蓋材17が開閉自在に取付けられるが、該蓋体17の上端部には、前後方向一方側に向けてL字形に折曲した係止片17aが形成される。この係止片17aは左右両端部を残して切欠かれた切欠き部17bが形成されている。
一方、前記本体板上端片13hの戸先側半部には、蓋材17を取付けるためのベース材19がビス19aを介して取付けられている。該ベース材19は、下側にフック部19bが形成され、上側に前記本体板13aの上端片13hに上側から積層する取付け片19cが形成され、該取付け片19cと本体板上端片13hとを前記ビス19aで固定するようになっている。
前記フック部19bは、前記係止片17aの切欠きに対応して左右両端部が切欠かれた切欠き部19eが形成されており、そして蓋材17は、下側が前後方向他方側に傾斜する姿勢にして切残された左右両端部の係止片17aをフック部19bの前記切欠き部19eに挿入した後、下側を前後方向一方側に移動させて起立姿勢とすることで、係止片17aがフック部19bの先端に載る状態で係止する一方、係止部17aの挿入した部位がフック部19bの前後方向他方片19dに前後方向一方側から当接することで外れ防止がなされるようになっている。
因みに塞ぎ板14の戸先側下端部には後述する蓋材17の戸尻側下端部に設けた止めネジ17cを螺入するための螺子受け14gが設けられている。
また前記戸尻側補助プレート18および戸先側補助プレート20は、上端片18a、20aが補強板上端片15eの下側に積層された状態でビス14eを介して固定されるようになっているが、これら補助プレート18、20の本体部18b、20bは、補強板上半部片15dに前後方向他方側から当接し、ビス14fを介して固定されるが、本体部18b、20bの左右方向外端縁から前後方向他方側に折曲形成した取付け片18c、20cが戸尻側および戸先側縦枠8、9の跨片8c、9bに当てがわれ、ビス14gを介して固定されるようになっている。
この場合において、戸先側縦枠9の跨片9bの上端部は切欠かれた切欠き部9fとなっており、該切欠き部9fに本体板上側片13gの戸先側端に設けた凸片14gを挿入することで位置決めできるようになっている。
さらに戸先側補助プレート20の下側板20dには、蓋材17に設けた図示しない錠装置のラッチを受けるためのストライク20eが設けられている。
さらに上枠13には、前記走行レール4が設けられるが、該走行レール4は、補強板15の下半部片15bにビス4aを介して取付けられるが、該走行レール4は、前記走行ローラ3の戸先側、戸尻側ブラケット3a、3bの前記取付け高さの相違に対応して戸先側が高く戸尻側が低くなるよう傾斜していることで戸体1は、水平姿勢を維持する状態で戸先側に自然に移動する自閉式になっている。
また戸先側ブラケット3aには、緩衝具(例えばエアダンパ)21を取付けるための取付金具21aが設けられているが、該緩衝具21は、全閉する少し前位置からロッド21bが戸先側補助プレート20に設けた緩衝受け板20gに当接してシリンダ筒21cに抵抗を受ける状態で没入することにより全閉時の衝撃吸収をするようになっている。
さらにまた、戸尻側ブラケット3bには、弾性板材から形成されたストッパ22が設けられているが、該ストッパ22は、戸体1を全開した場合に本体板13aに設けたストッパ受け22aに弾性係止して戸体1が自閉移動しないようになっている。
23は上枠13と天井Gとのあいだに設けられる欄間であって、該欄間23は、本実施の形態では前後方向両側方に配したパネル材で構成されているが、該欄間23は、前記戸尻側、戸先側支柱7、並びに上枠13と天井Gとのあいだに建て付けた中間支柱24に収まるようになっている。中間支柱24は、断面C型状で、底部に嵌入された底板24aがビス24bを介して柱周片に固定されているが、該底板24aをビス24cを介して本体板上側片13gに固定することで取付けられる。また中間支柱24の上端部は、天井Gにビス24e固定された支持金具24dに外嵌され、ビス24bを介して支持金具24dに固定されるようになっている。このように欄間23は、戸尻側、戸先側支柱7、並びに中間支柱24とに収まるようになっているため、補強された状態での納まりができるようになっている。
叙述の如く構成された本実施の形態において、戸体1は、上枠13に設けた走行レール4を転動することで開閉移動することになるが、上枠13の左右方向中間部(戸袋パネル2の戸先側端部の上方)には、上枠13の構成部材である本体板13aに固定する状態で補強フレーム16が設けられているため、戸体1を支持するための走行レール4が設けられる上枠13の左右方向中間部の補強ができることになって、戸枠13の強度アップが図れることになる。
しかも補強フレーム16は、冂字形をし、前後方向他方側脚片16a、跨部16b、そして前後方向一方側片16cが、何れも上枠13の構成部材である補強板15の補強片15f、上端片15e、そして上半部片15dにそれぞれ溶着した固定状態となって補強するため、更なる強度アップが図れることになる。
そのうえこの場合において、上枠13は、開口部の全幅に亘って設けられた本体板13aが前後方向一方側面及び上面を覆い、前後方向他方側において戸袋パネル側上方を塞ぐ塞ぎ板14と、戸先側開口上方の点検口を開閉自在に覆蓋する蓋体17とを備えて構成されるものであり、補強フレーム16は、塞ぎ板14の戸先側部位に配設されていて戸袋パネルの戸先側部位の上方の強度アップを図るものであるため、上枠中間部の補強が確実になる。
さらに本体板13aの内面には、走行レール4が設けられる補強板15が設けられ、そして上枠13の戸尻側半部の上面は、補強板の上側片15e、本体板13aの上側片13g、並びに塞ぎ板14の上側片14dの三枚の板材が上下方向に積層された状態でビス14eを介して固定されているため、上枠13のさらなる強度アップが図られることになる。
またこのものでは、上枠13の上方に欄間板23を設けた構成になっているが、欄間23は、左右方向については戸尻側、戸先側の両支柱7と、補強フレーム16の配設位置の上方に配した中間支柱24とのあいだに収まるように設けられているため、ここにおいても強度アップが図れることになる。
そのうえこのものでは、戸袋パネル2は、下端部に設けた巾木6が床側材5の折返し部5bに外嵌する状態で支持され、戸尻側端部に形成の係止孔2aが戸尻側縦枠8に設けた係止金具8hに係止することで支持され、上端部が上枠13の下端部に前後方向内側から螺入したビス13cによって固定されることで支持される、という上下両端縁部および戸尻側端縁部の三縁部の支持がなされるため、間仕切りのように躯体側に直接支持されないような場合であっても、戸袋パネル2の強固な取り付けができることになって強度アップが図れ、戸袋パネル2の不用意な変形が防止され戸体1のスムーズな開閉がなされることになる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であるが、欄間23を設ける場合、前後一対のパネル材でなく一枚板のパネル(例えばガラス板)のようにする(図12(C)参照)こともでき、この場合、塞ぎ材13iを上枠13の前後厚にまで至る幅広のもので、さらにパネル嵌合溝13jが形成されたものに交換することでよく、さらには欄間においてパネルを省略したものにすることもでき、また欄間がなく、上枠上面を天井に支持させるようにしてもよい。
また補強フレームの上枠への固定は溶着に限定されず、ビス等の適宜固定手段で固定するようにしても勿論よい。
本発明は、出入口等の開口部に建て付けられる上吊り式の引き戸装置として利用することができる。
1 戸体
2 戸袋パネル
3 走行ローラ
4 走行レール
13 上枠
13a 本体板
14 塞ぎ板
15 補強板
16 補強フレーム
17 蓋材

Claims (5)

  1. 出入り口等の開口部の上部に設けた上枠と、該上枠に設けられた走行レールと、戸体と、該戸体の上端部に設けられ、前記走行レールを転動する走行ローラと、開口部の戸尻側半部を覆うべく設けた戸袋パネルとを備えて構成される上吊り式の引き戸装置において、前記上枠は、前後方向一方側面及び上面が覆われ、他方側面が開口し、該開口の戸尻側半部を塞ぐ塞ぎ板と、戸先側半部の点検口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えて構成されるものであり、上枠には、前記開口戸尻側半部を塞ぐ塞ぎ板の戸先側部位に配設される補強フレームが固定されていることを特徴とする上吊り式の引き戸装置。
  2. 補強フレームは冂字形をし、上枠の前後両面板と上面板に固定することで補強していることを特徴とする請求項1記載の上吊り式の引き戸装置。
  3. 上枠は、開口部の全幅に亘って設けられ、前後方向一方側面および上面を覆い、他方側面が開口した前後方向一方側の板材を備えて構成されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の上吊り式の引き戸装置。
  4. 戸袋パネルは、冂字形をした下端縁部が床面に設けたレール状の床側材に外嵌して支持され、戸尻側端部が床と天井とのあいだに支持される支柱に固定の戸尻側縦枠に設けた係止金具に係止することで支持されたものであり、上枠は、下端部が戸袋パネル上端部に前後方向内側から螺入するビスを介して支持されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の上吊り式の引き戸装置。
  5. 前後方向一方側の板材の内面には補強板が設けられ、上枠の戸尻側半部の上面は、補強板の上側片、一方側の板材の上側片並びに塞ぎ板の上側片が上下方向に積層された状態でビス固定されていることを特徴とする請求項3または4記載の上吊り式の引き戸装置。
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