JP2016079657A - アウトセット折戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置場所によらずに安定して取り付けることができる折戸を提供する。
【解決手段】アウトセット折戸Dは、一対の縦方向構造材43と、一対の縦方向構造材43の上部間に配置された横方向構造材39とで囲まれた開口部に、縦方向構造材43のそれぞれに固定された縦枠13と、横方向構造材39の下部に固定された上枠20とを含む開口枠18を覆うように取り付けられる。アウトセット折戸Dは、折戸扉1Aと、横方向構造材20に固着されたL型金具31と、レール2と、上部ピボット4と、下部ピボット5とを備える。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示された技術は、既存枠の外側にアウトセット方式で取り付けられる折戸に関する。
既存の住宅において、例えば収納部の引き戸をリフォームして室内の雰囲気やデザイン性を向上させることがある。このような場合、既存の開口枠を残したまま折戸を設けることができる。
特許文献1及び特許文献2には、既存の枠に設けられた折戸が記載されている。特許文献1に記載の折戸は上枠に固定され、特許文献2に記載の折戸は縦枠に固定される。
特許文献3には、開口の高さに合わせて縦寸法と横幅を調整できる折戸が記載されている。
特開平07−113449号公報 特開2003−27852号公報 特開2004−132079号公報
しかしながら、折戸が既存の上枠に固定される場合、取り付け強度が上枠の材質に左右されてしまう。またこの場合、既存の上枠が歪んでいると、取り付け精度に影響が出る可能性もある。
また、特許文献1、2に記載された折戸では、主に上吊り方式を採用しているので、既存の開口枠に設置する場合、開閉時の耐久性や強度を十分に確保するのが難しい。
特許文献3に記載の折戸では、開口サイズに合わせて上レールを切断してから壁に取り付ける場合、アウトセット式の上吊りレールだとレール断面が大きくて切断しにくかったり、取り付け時にレールにリード穴加工を施す必要があったりする。
本発明の目的は、施工が簡単で、安定して取り付けることができる折戸を提供することにある。
本開示の実施形態に係るアウトセット折戸は、一対の縦方向構造材と、前記一対の縦方向構造材の上部間に配置された横方向構造材とで囲まれた開口部に、前記一対の縦方向構造材のそれぞれに固定された縦枠と、前記横方向構造材の下部に固定された上枠とを含む開口枠の全体を前側から覆うように取り付けられたアウトセット折戸であって、前記開口枠を覆うように配置され、展開動作及び折り畳み動作により前記開口部を開閉する折戸扉と、前記開口枠の前側に突出するように固定具により前記横方向構造材に該構造材に至る長さのビスにより固着された構造材固定金具と、前記開口枠の前方で前記構造材固定金具に固定され、横方向に延びるレールと、前記折戸扉の吊元側の上下端部にそれぞれ設けられ、折戸扉の吊元側端部を上下方向の軸心回りに揺動可能に支持する上部及び下部ピボットと、前記折戸扉の戸先側上端に設けられ、前記レール内を摺動する摺動具とを備えている。
なお、上述の「一対の縦方向構造材」を構成する二本の縦方向構造材の形状等は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本開示に係るアウトセット折戸は、前記折戸のレールが、既存の開口枠や壁ではなく、既存の開口枠や壁を通して、壁構造内部の構造材に強固に固着されるため、安定的な固定強度を得ることが可能である。
図1は、本開示の一実施形態に係るアウトセット折戸を前側から見て示す正面図である。 図2は、第1の実施形態に係るアウトセット折戸における、ピボットが設けられた吊元側部分の拡大断面図である。 図3は、第2の実施形態のアウトセット折戸における吊元側部分の図2相当図である。 図4(a)は、アウトセット折戸に用いられる構造材固定金具の例を示す斜視図であり、(b)は、上側のピボットの構成及び構造材固定金具の構成を示す断面図であり、(c)は、アウトセット折戸に用いられる構造材固定金具の他の例を示す斜視図である。 図5は、アウトセット折戸に用いられるレールを示す斜視図である。
(第1の実施形態)
図1は、本開示の第1の実施形態に係るアウトセット折戸Dを示す図である。本実施形態のアウトセット折戸Dは、例えば室内の収納スペースR(いわゆる押入れ)の開口部17及び天袋の開口部19にリフォームのために組み付けられる。言い換えれば、開口部全体は少なくとも下部開口である開口部17と、上部開口である開口部19とに分割されている場合においても、これら2箇所に分割された上下の開口部を同時に覆うことが可能である。
上下の開口部17及び開口部19は柱等の左右一対の縦方向構造材43と、一対の縦方向構造材43の上部間に配置されて連結固定され、左右方向に水平に延びる横方向構造材39とで囲まれており、アウトセット折戸Dは、縦方向構造材43の内側に取り付け固定された一対の縦枠13と、床面Fに固定された下枠22(敷居)と、横方向構造材39の下部に取り付け固定され、かつ一対の縦枠13の上部間に配置された上枠20(鴨居)とを有する開口枠18の全体を前側から覆うように、縦枠13、下枠22及び上枠20の前端面よりも手前側(前方)に設けられている。ここで、一対の縦枠13、下枠22及び上枠20の各前端面は略面一となっている。
図2は、本実施形態に係るアウトセット折戸における、ピボットが設けられた吊元側部分の断面図である。図4(a)は、アウトセット折戸に用いられる構造材固定金具の例を示す斜視図であり、(b)は、上側のピボットの構成及び構造材固定金具の構成を示す断面図であり、(c)は、アウトセット折戸に用いられる構造材固定金具の他の例を示す斜視図である。図5は、アウトセット折戸に用いられるレールを示す斜視図である。
図2に示すように、横方向構造材39は、天井(図示せず)から下方に延びる垂れ壁36内に設けられており、その横方向構造材39の前後面にそれぞれ面材36aを取り付けることで、垂れ壁36が形成されている。
図1、図2、図4(a)、(b)及び図5に示すように、本実施形態のアウトセット折戸Dは、開口部17及び開口部19を覆うように配置され、展開動作及び折り畳み動作により前記開口部を開閉する左右一対の折戸扉1Aと、開口枠18の前側に突出するように、横方向構造材39に届く長さのビス(固定具)40により横方向構造材39の前面に固着された構造材固定金具としての複数のL型金具31と、開口枠18の前方で前記L型金具31(構造材固定金具)に固定され、横方向(左右方向)に水平に延びるレール2と、レール2の端部において折戸扉1Aの吊元側上端部を支持する上部ピボット4と、折戸扉1Aの吊元側下端部を床F上に支持する下部ピボット5と、折戸扉1Aの戸先側上端に設けられ、レール2内を摺動するランナー(摺動具)3とを備えている。上部ピボット4及び下部ピボット5は上下方向に対応しており、これら上部及び下部ピボット4、5により折戸扉1Aの吊元側端部を上下方向の軸心回りに揺動可能に支持している。
図1では、2つの折戸扉1Aが両開きになるよう設けられている。各折戸扉1Aは、複数枚(ここでは2枚)のドアパネル1をヒンジ11によって手前側に折り畳み可能に連結して構成される。折戸扉1Aには、開閉を行うための把手1aが取り付けられている。
折戸扉1Aの戸先側下端部には振れ止め具6が取り付けられていてもよい。振れ止め具6は折戸扉1Aが閉じた状態を保持しやすくする部材であり、例えば振れ止め具6同士が互いに係合するようになっていてもよい。
図2及び図4(a)、(b)に示すように、本実施形態のアウトセット折戸Dでは、構造材固定金具としての各L型金具31は、垂直部31aと水平部31bとからなる。L型金具31の垂直部31aは横方向構造材39の前面に垂れ壁36の前側面材36aを貫通する態様で、構造材に届く長さのビス40等により固定されている。水平部31bは、垂直部31aの下端から前方に延び、前端部にレール2が固定される。
L型金具31の幅は、本実施例においては例えば30〜50mm程度であるが、該L型金具31は、必要な長さで幅方向に延長されていてもよく、横方向構造材39に複数箇所で固定されるようになっていてもよい。
L型金具31の幅が30〜50mm程度の場合は、開口部の左右幅で1間(約1.8m)の幅あたり4〜5個程度設けられており、それぞれの箇所でレール2を横方向構造材39に固定している。このL型金具31を用いることで、レール2の取り付け位置の精度を向上と、折戸扉1Aの取り付け強度の向上が図られている。
上枠20には下方に開放された既存の摺動溝20aが、下枠22には上方に開放された同様の摺動溝22aが、それぞれ設けられている。
横方向に延びるレール2は、横方向構造材39(上枠20)の前方でボルト29及び板ナット27等を用いて構造材固定金具であるL型金具31の水平部31b下面に固定される。図4(b)に示すように、板ナット27とL型金具31との間にスペーサー42を挟むことによってレール2を取り付ける位置の高さを適宜調節し、レール2をまっすぐ且つ水平に取り付けることが可能となる。
図5に示すように、レール2は略H字状の縦断面形状を有しており、レール2の上部には内部の幅が開口部よりも大きい上部溝28が、下部には下部溝26がそれぞれ形成されている。上部溝28には板ナット27が収納され、この板ナット27にL型金具31の水平部31b及び上部溝28の開口部を挿通したボルト29の先端部を螺合して、板ナット27とL型金具31の水平部31bとの間に上部溝28の開口部周囲を挟み込むことにより、L型金具31にレール2を固定している。具体的には、ボルト29は、予め、その先端部に板ナット27が螺合された状態でL型金具31の水平部31bに貫通されて支持されており、その状態で板ナット27をレール2の長さ方向端部から上部溝28に挿入し、その挿入状態でボルト29を締めることで、板ナット27を上側に移動させてレール2をL型金具31の水平部31bに固定するようになっている。下部溝26には上部ピボット4のピボット軸23が移動不能に、またランナー3が移動(摺動)可能にそれぞれ収納される。
レール2がこのような形状になっていることにより、L型金具31とレール2とを固定する際にレール2等に新たに穴を空ける必要がない。そのため、取り付けに必要な工具が少なくて済み、取り付け作業が容易となる。また、ブラケット(L型金具31)とレール2とを分けたことにより、レール2の断面を小さくすることができ、現場でカットしやすくなっている。
上部ピボット4は、折戸扉1Aの吊元側上端部に上方に向かって突設されたピボット軸23を有し、このピボット軸23の上端部には嵌合部23aが相対回転可能に連結され、このピボット軸23の嵌合部23aを、レール2の下部溝26に移動(摺動)不能に嵌合することで、折戸扉1Aの吊元側上端部がレール2に揺動可能に支持されている。下部ピボット5は、折戸扉1Aの吊元側下端部に下方に向かって突設されたピボット軸35を有し、床F上にはピボット軸35を受ける軸受け部37が固定されており、この構造により折戸扉1Aの吊元側下端部が床F上に揺動可能に支持されている。この構成により、本実施形態のアウトセット折戸Dは折戸扉1Aの荷重を主に床Fで受ける下荷重式となっているので、取り付け部の下地(横方向構造材39)の強度に大きく依存せずに設置することが可能となっている。また、下荷重式であることで、本実施形態のアウトセット折戸Dでは、レール2、ピボット軸23、35及びランナー等の部材を一般的なインセットタイプの折戸と共用することが可能である。このため、部材の交換や手配が容易であり、設置コストも低く抑えられている。
また、L型金具31にはL型のカバー10を被せることによって外観を向上させてもよい。
ランナー3は、筒状のソケットと、下部がソケット内に収納されたシャフトと、ソケット内に収納され、シャフトを上下方向に付勢するピボット用ばねと、シャフトの上端に設けられたピボット用ローラーとを有している。ランナー3は、ソケット側が下になるよう折戸扉1Aの戸先側上端に設置される。ピボット用ローラーがレール2の下部溝26に摺動可能に収納されていることで、ランナー3は折戸扉1Aのスムーズな開閉に寄与する。
本実施形態のアウトセット折戸Dを現場で既存の開口枠18に対し施工する際には、まず垂れ壁36にL型金具31の垂直部31aを当接させることで、横方向構造材39に達する長さのビス40により横方向構造材39にL型金具31を取り付ける。その後、レール2をL型金具31の水平部31bにビス固定する。また、開口部17の左右の下側コーナー部に軸受け部37を設置する。一方、折戸扉1Aの吊元側ドアパネル1の吊元側端部の上下端部にはそれぞれピボット4、5を取り付け、戸先側ドアパネル1の戸先側端部の上端にはランナー3を取り付けておく。
軸受け部37を使用する場合、戸先側の扉下はフリーになっているので、扉が閉まった場合のガタツキや左右の扉の位置ズレを防止する為、扉に裏側に召し合わせ(図示せず)を設置してもよい。
なお、床Fのレール2に対応する位置上に直接下レールを設けて、ピボット軸35を該下レールで受ける構成にしてもよい。例えば2枚のドアパネル1で構成される折戸扉1Aが3枚用いられる場合には、この下レールを設けた上で、中央の折戸扉1Aの幅方向両端の上下にそれぞれ上レール及び下レールに摺動可能に当接するランナーを設けることで、中央の折戸扉1Aを安定に設置することが可能となる。
次いで、ピボット軸23の嵌合部23aをレール2の下部溝26に嵌め込んで固定するとともに、ピボット軸35を軸受け部35に嵌め込む。そして、折戸扉1Aの吊り込みを行い、その戸先側端部上端のランナー3をレール2の下部溝26内に嵌入する。最後に、L型金具31上にカバー10を被せることで、アウトセット折戸Dの施工が完了する。
なお、折戸扉1Aの各ドアパネル1の戸尻端部に折戸扉1Aの閉じ位置で縦枠13との間の隙間を覆うエンドカバー(図示せず)を取り付けて美観を向上させてもよい。また、折戸扉1Aと縦枠13の間の隙間に、モヘア部材や弾性樹脂からなるパッキン材を取り付けることによりこの隙間を見えなくしてもよい。その他に、ピボット軸23、35の取り付け位置をできるだけドアパネル1の外側にして開閉時のピボット軸23、35の回転を小さくし、折戸扉1Aと縦枠13の間の隙間を小さくしてもよい。
以上のように、本実施形態のアウトセット折戸Dは、垂れ壁36が存在する場合には、この垂れ壁36内の横方向構造材39にL型金具31を介してレール2を固定し、このレール2に折戸扉1Aを支持することで安定に取り付けることが可能になっている。また、アウトセット折戸Dは既存の戸枠の縦枠13、下枠22及び上枠20よりも前方に配置されるので、その既存の戸枠の形状や劣化状態等に関わらず安定して設置することが可能となっている。
折戸扉1Aを構成するドアパネル1としては、カットフリータイプのパネルや、あらかじめサイズを特注したもの等を用いることができる。
カットフリータイプのドアパネルの場合、ドアパネル1は、図示しないが、互いに平行な2本の縦框材と、両縦框材に挟まれた鏡板とを備えていてもよい。鏡板には例えば縦方向に切断可能な切断部が形成されており、必要に応じて切断することで幅を調節することができる。また、縦框材及び鏡板の下方には例えば横方向に延びる切断部が形成されており、この切断部に沿って切断することで縦框材及び鏡板の高さを調節することが可能となっている。なお、ドアパネル1として上記以外のカットフリータイプの折戸扉を用いてもよい。
また、折戸扉1Aの両側端部の上下回転軸(ピボット軸23、35)に関しては、開口部を形成する縦方向構造材43に固定されていてもよい。この場合、例えばピボット金具を開口枠の外側の壁に当接させ、縦方向構造材43に届く長さのビスにより、ピボット金具を縦方向構造材43に固定すればよい。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るアウトセット折戸Dにおける、ピボットが設けられた部分の前後方向での断面図である。
家屋によっては垂れ壁36がほとんど無い場合があるが、本実施形態のアウトセット折戸Dはこのような場合であっても構造用固定金具としてL型金具31にアタッチメント金具を一部追加するだけで設置することができる。本実施形態のアウトセット折戸Dの外観は図1に示す第1の実施形態に係るものとほぼ同様であるが、構造用固定金具が横方向構造材39の下面に固着されている点が第1の実施形態と異なる。なお、第1の実施形態と同様に、上枠20は、横方向構造材39の下面に固定されている。
本実施形態のアウトセット折戸Dで用いられる構造用固定金具46は、上枠20を貫通し、横方向構造材39に届く長さのビス47(固定具)により横方向構造材39の下面に上枠20よりも前方(すなわち手前側)に突出するように固着されたI型金具45(アタッチメント金具)と、このI型金具45の前端部にねじ60の螺着等により一体的に固定されたL型金具31とを含んでいる。L型金具31は、第1の実施形態と同様に垂直部31a及び水平部31bを有するものであり、ねじ60によりI型金具45に螺着されるだけでなく上枠20の前端面にビス40等により螺着されていてもよい。I型金具45及びL型金具31の幅は例えば30〜50mm程度であるが、該L型金具31は、必要な長さで幅方向に延長されていてもよく、横方向構造材39に複数箇所で固定されるようになっていてもよい。I型金具45及びL型金具31の幅が30〜50mm程度の場合、I型金具45及びL型金具31は、1間(約1.8m)の幅あたり4〜5セット程度設けられており、それぞれの箇所でレール2を固定している。
上枠20には下方に開放された摺動溝20aが、下枠22には上方に開放された摺動溝22aが、それぞれ設けられている。この摺動溝20a、22aは使用しないので、美観を向上させるために埋木50により埋められていてもよい。
埋木50により、外観意匠の向上が図られるとともに、I型金具45を取り付けるにあたり、横方向構造材39に達する長さのビス47を用いてI型金具45を固定するときに、I型金具45の変形を防ぐことができる。I型金具45の変形を防ぐことにより、L型金具31とI型金具45との接合部の破損を防いだり、当該接合部に負荷が集中するのを防ぐことができる。また、L型金具31の高さ位置がずれるのを防ぐこともできる。
なお、図3中、41は上枠20と天井Cとの間に設けられた廻り縁41である。
横方向に延びるレール2は、横方向構造材39の前方でボルト29及び板ナット27等を用いて構造材固定金具46の一半部であるL型金具31の水平部31b下面に固定される。板ナット27とL型金具31との間にスペーサー42を挟むことによってレール2を取り付ける位置の高さを適宜調節し、レール2のをまっすぐ且つ水平に取り付けることが可能となる。本実施形態のアウトセット折戸Dにおいて、この他の構成は第1の実施形態に係るアウトセット折戸Dと同じである。
以上のように、本実施形態のアウトセット折戸Dは、構造材固定金具46を用いてレール2を横方向構造材39に対し上枠20の前方に位置するように固定しているので、開口部17、19の上方に垂れ壁36がほとんど存在しない場合であっても安定に取り付けることが可能になっている。本実施形態のアウトセット折戸Dにおいても、下荷重式であることによって取り付け部分の強度によらず十分な取り付け強度を得ることができる。
また、L型金具31及びI型金具45等の構造材固定金具46はあらかじめ横方向構造材39に達する長さのビスにより横方向構造材39に固定しておくことで、現場での作業性を向上させることができる。
以上で説明した第1及び第2の実施形態に係るアウトセット折戸Dは本発明の実施形態の一例であって、アウトセット折戸Dの構成や構成部材のサイズ、材質、形状、固定方法等は、本発明を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上説明したように、本開示の一例に係るアウトセット折戸は、室内の開口部を覆う扉として用いられる。
D アウトセット折戸
F 床面
C 天井
1 ドアパネル
1a 把手
1A 折戸扉
2 レール
3 ランナー
4 上部ピボット
5 下部ピボット
10 カバー
11 ヒンジ
13 縦枠
17、19 開口部
18 開口枠
20 上枠
20a 摺動溝
22 下枠
22a 摺動溝
23、25 ピボット軸
23a 嵌合部
25、37 軸受け部
26 下部溝
28 上部溝
29 ボルト
31 L型金具(構造材固定金具)
31a 垂直部
31b 水平部
36 垂れ壁
36a 面材
39 横方向構造材
40、47 ビス(固定具)
41 廻り縁
42 スペーサー
43 縦方向構造材
45 I型金具(構造材固定金具)
46 構造材固定金具

Claims (7)

  1. 一対の縦方向構造材と、前記一対の縦方向構造材の上部間に配置された横方向構造材とで囲まれた開口部に、前記一対の縦方向構造材のそれぞれに固定された縦枠と、前記横方向構造材の下部に固定された上枠とを含む開口枠の全体を前側から覆うように取り付けられたアウトセット折戸であって、
    前記開口枠を覆うように配置され、展開動作及び折り畳み動作により前記開口部を開閉する折戸扉と、
    前記開口枠の前上側に突出するように固定具により前記横方向構造材に固着された構造材固定金具と、
    前記開口枠の前方で前記構造材固定金具に固定され、横方向に延びるレールと、
    前記折戸扉の吊元側端部を上下方向の軸心回りに揺動可能に支持する上部及び下部ピボットと、
    前記折戸扉の戸先側上端に設けられ、前記レール内を摺動する摺動具とを備えているアウトセット折戸。
  2. 請求項1に記載のアウトセット折戸において、
    前記横方向構造材は垂れ壁内に設けられており、
    前記構造材固定金具は、前記垂れ壁の面材を貫通する固定具により前記横方向構造材の前面に固定される垂直部と、該垂直部の下端から前方に延び、前記レールを固定する水平部とからなるL型金具であるアウトセット折戸。
  3. 請求項1に記載のアウトセット折戸において、
    前記構造材固定金具は、前記上枠を貫通する固定具により前記横方向構造材の下面に前記上枠よりも前方に突出するように固着されたI型金具と、前記I型金具の前端に固定されたL型金具とを含むアウトセット折戸。
  4. 請求項3に記載のアウトセット折戸において、
    前記上枠の下面には下方に開放された既存の摺動溝が形成されており、前記摺動溝は埋木により埋められているアウトセット折戸。
  5. 請求項3又は4に記載のアウトセット折戸において、
    前記L型金具は前記上枠の前面及び前記I型金具の前端にそれぞれ螺着されているアウトセット折戸。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載のアウトセット折戸において、
    前記開口部は少なくとも上部開口と下部開口との2つに分割されており、
    前記一対の縦枠及び前記上枠の各前端面は略面一であるアウトセット折戸。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載のアウトセット折戸において、
    前記折戸扉は、同一の大きさを有する複数のドアパネルで構成されており、前記複数のドアパネルは切断によって上下方向及び幅方向の寸法調整が可能であるアウトセット折戸。
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