JP5285801B2 - 間口用防災枠体及びこの間口用防災枠体と併設する防災用ドア - Google Patents

間口用防災枠体及びこの間口用防災枠体と併設する防災用ドア Download PDF

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Description

本発明は、間口用防災枠体及びこの間口用防災枠体と併設する防災用ドアに関するもので、震災時に建造物が異常な圧縮力により変形したり亀裂が発生したりして、建造物の間口に取り付けられてドアを保持する枠体が変形して扉等が開閉できなくなったり、また、火災時の過熱による枠体が曲がり扉等が開閉でなくなったりするような事態を極力抑えて安全面を確保するためのものである。
通常はスライドで開閉する引き戸と、通常は開閉しない嵌め殺し戸が、非常時には、室内側から室外側へ押し出すことで、引き戸と嵌め殺し戸がスライドとスイングで開放可能な開き戸となり、かつ、引き戸は、開いたまま両側まで引き戸として移動可能なドアの開閉装置がすでに知られている(特許文献1)。
また、建築物の間口にドアを取り付ける際に、間口の内面に添って枠体が取り付けられるが、この枠体を確実かつ精度よく組み付ける方法が提案されている(特許文献2)。
実開昭60−133083号公報 特開平2006−316407号公報
特許文献1に記載のドアの開閉装置は、ドアの開閉機構に関する発明であり、そのドアが震災時等に確実に開閉できるためには、間口に取り付けられた枠体に可能な限り変形を生じさせないようにすることが望まれる。しかし、この発明には、枠体の変形防止については触れられていない。
特許文献2に記載の発明は、建築物の間口にドアを取り付ける枠体を確実かつ精度よく組み付ける方法が提案されているが、この発明にも枠体の変形防止については触れられていない。
本発明は、震災時や火災時などに枠体が変形して扉等が開閉でなくなったりするような事態を極力抑えて安全面を確保することを目的とするものである。
本発明の間口用防災枠体は、ドアを据え付けるための構造物の間口に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、少なくとも上枠と左右の立枠を具備し、これらの上枠と立枠は、長さ方向の2本以上の金属製アングル材間に複数本の金属製の補強材を用いてトラス構造とし前記アングル材の外周に、金属薄板を貼着して筒状に形成したことを特徴とする。
上枠は、略4角筒状体をなし、この筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本の補強材をトラス構造となるように固着し、前記上枠の上面、後面及び底面の一部に金属薄板の化粧板を貼着し、前面に開閉蓋を設けてなることを特徴とする。
本発明の間口用防災枠体は、より詳しくは、ドアを据え付けるための構造物の間口の内側に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、前記構造物の上部内側に取り付けられる断面が略4角筒状体の上枠と前記間口の左右内側に取り付けられる断面が略4角筒状体の左右の立枠を具備し、前記上枠は、略4角筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記上枠の上面、後面及び底面の一部に金属薄板の化粧板を貼着し、前面に開閉蓋を設けてなり、前記左右の立枠は、略4角筒状体の2箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、これらの2本のアングル材の間に、複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記立枠の外周に金属薄板の化粧板を貼着してなることを特徴とする。
枠体は、上枠と、左右の立枠と、下枠と、左右の立枠の中間の召し合せ枠とからなり、前記召し合せ枠は、略4角筒状体の2箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、これらの2本のアングル材の間に、複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記立枠の外周に金属薄板の化粧板を貼着してなることを特徴とする。
ドアを据え付けるための間口用防災枠体において、前記ドアは、金属製の上框と立框と下框と中框で枠組みし、この枠組みの両面に複数本の補強材を用いてトラス構造とし、外面に化粧板を貼着したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ドアを据え付けるための構造物の間口に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、少なくとも上枠と左右の立枠を具備し、これらの上枠と立枠は、長さ方向の2本以上の金属製アングル材間に複数本の金属製の補強材を用いてトラス構造とし前記アングル材の外周に、金属薄板を貼着して筒状に形成したので、震災時に建造物から圧縮力が付加されたり、建造物にひび割れが入ったり、また、火災時に加熱されたりしても枠体が変形するような事態を極力抑えて扉等の開閉を可能にして安全面を確保することができる。従って、特に、共用出入り口、避難出入り口など多くの人が集まる施設に好適である。ちなみに、公的機関による圧縮力の試験結果によれば、枠体のうち、補強材を用いてトラス構造とした本発明の立枠は、補強材を用いていない従来の立枠の約2倍の圧縮力が得られた。また、補強材を用いてトラス構造とした本発明の幅広の他の立枠は、補強材を用いていない従来の幅広の立枠の約1.3倍の圧縮力が得られた。
請求項2記載の発明によれば、上枠は、略4角筒状体をなし、この筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本の補強材をトラス構造となるように固着し、前記上枠の上面、後面及び底面の一部に金属薄板の化粧板を貼着し、前面に開閉蓋を設けたので、あらゆる方向に力がかかっても変形を防止できる。また、トラス構造としたので、補強材も必要最小限に抑えることができる。また、補強材をトラス構造にするだけであるから、加工も簡単で、安価に提供できる。
請求項3記載の発明によれば、ドアを据え付けるための構造物の間口の内側に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、前記構造物の上部内側に取り付けられる断面が略4角筒状体の上枠と前記間口の左右内側に取り付けられる断面が略4角筒状体の左右の立枠を具備し、前記上枠は、略4角筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記上枠の上面、後面及び底面の一部に金属薄板の化粧板を貼着し、前面に開閉蓋を設けてなり、前記左右の立枠は、略4角筒状体の2箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、これらの2本のアングル材の間に、複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記立枠の外周に金属薄板の化粧板を貼着したので、外観に優れ、かつ、機械的強度のある間口用防災枠体が得られる。
また、外観は、従来のものと変わらなくても、特に、垂直方向の機械的強度を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、枠体は、上枠と、左右の立枠と、下枠と、左右の立枠の中間の召し合せ枠とからなり、前記召し合せ枠は、略4角筒状体の2箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、これらの2本のアングル材の間に、複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記立枠の外周に金属薄板の化粧板を貼着したので、枠体の機械的強度をより高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、枠体は、上枠と左右の立枠と下枠とからなり、これらの上枠と左右の立枠と下枠における構造物への取り付け面側に、への字状に屈曲した弾性アンカーを所定間隔で取り付け、構造物から突出した鉄筋に固着し、固着個所にクッション材を充填したので、構造物の変形をへの字状に屈曲した弾性アンカーで吸収し、ドアをより安全に開閉できる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至5記載のドアを据え付けるための間口用防災枠体において、前記ドアは、金属製の上框と立框と下框と中框で枠組みし、この枠組みの両面に複数本の補強材を用いてトラス構造とし、外面に化粧板を貼着したことを特徴とする間口用防災枠体と併設する防災用ドアとしたので、ドアそのものが建造物からの圧縮力等を支えることができ、出入り口が塞がれるのを防ぐことができる。
本発明による間口用防災枠体のうちの上枠の実施例1を示すもので、(a)は、縦断面図、(b)は、(a)のA−A線断面図、(c)は、(a)のB−B線断面図である。 本発明による間口用防災枠体のうちの立枠の実施例1を示すもので、(a)は、(b)又は(c)のC−C線断面図、(b)は、片開き戸の場合の立枠を示す(a)のD−D線断面図、(c)は、嵌め殺し戸の場合の立枠を示す(a)のD−D線断面図である。 嵌め殺し戸が上枠の気密材に接触した縦断面図である。 嵌め殺し戸は、戸先の立框に開けやすいように手掛けがあり、この嵌め殺し戸の一側面を立枠の気密材に接触し、他側面を引き戸の気密材に接触した横断面図である。 間口の中央に召し合せ立枠を有し、嵌め殺し戸と引き戸が設けられ、引き戸には、把手(押棒)をなくして立框と一体の引き手があり、嵌め殺し戸には、突起物(把手)をなくして立框と一体の手掛けを有し、嵌め殺し戸の一側面を立枠の気密材に接触し、他側面を召し合せ立枠の気密材に接触した横断面図である。 (a)は、構造物の間口に上枠と左右の立枠と下枠を取り付け、扉等のドアを据え付けた正面図、(b)は、(a)のG−G線の横断面図である。 構造物の間口に取り付けられた上枠と左右の立枠と下枠に圧縮力が作用する状態の説明図である。 (a)は、構造物の鉄筋に上枠の弾性アンカーを溶接した断面図、(b)は、構造物の鉄筋に左立枠の弾性アンカーを溶接した断面図、(c)は、構造物の鉄筋に右立枠の弾性アンカーを溶接した断面図、(d)は、構造物の鉄筋に下枠の弾性アンカーを溶接した断面図である。 補強材をフラッシュドアに施した例を示すもので、(a)は、一部切り欠いた平面図、(b)は、一部切り欠いた正面図である。 補強材をフラッシュドアに施した図9と異なる例を示すもので、(a)は、化粧板を除いた正面図、(b)は、(a)におけるE−E線の断面図、(c)は、(b)におけるF−F線の断面図である。 本発明による間口用防災枠体及びこの間口用防災枠体を用いた開閉装置を備えた異なる例を示すもので、(a)は、片面開き戸の例を示す平面図、(b)は、両面開き戸の例を示す平面図、(c)は、引き戸はスライドのみで、嵌め殺し戸は、開き戸とした例を示す平面図、(d)は、引き戸はスライドのみで、嵌め殺し戸は、開き戸とし、かつ、中央に召し合せ立枠を有する例を示す平面図、(e)は、2枚の引き戸と2枚の嵌め殺し戸を有し、引き戸はスライドのみで、嵌め殺し戸は、開き戸とした例を示す平面図、(f)は、2枚の引き戸と2枚の嵌め殺し戸を有し、引き戸はスライドとスイングでの開閉を可能とし、嵌め殺し戸は、開き戸とした例を示す平面図、(g)は、2枚の引き戸と2枚の嵌め殺し戸を有し、引き戸と嵌め殺し戸の間に召し合せ立枠を介在し、引き戸はスライドのみで、嵌め殺し戸は、開き戸とした例を示す平面図である。 耐圧縮力試験に供した立枠を示すもので、(a)(b)は、本発明による補強材で補強した立枠(A)で、(a)は、横断面図、(b)は、正面図、(c)は、従来の補強していない立枠(a)の正面図である。 耐圧縮力試験に供した幅広の他の立枠を示すもので、(a)(b)は、本発明による補強材で補強した幅広の他の立枠(B)で、(a)は、横断面図、(b)は、正面図、(c)は、従来の補強していない幅広の立枠(b)の正面図である。 耐圧縮力試験に供したドア(嵌め殺し戸又は引き戸)を示すもので、(a)(b)は、本発明による補強材で補強したドア(C)で、(a)は、H−H線断面図、(b)は、正面図、(c)は、従来の補強していないドア(c)の正面図、(d)は、補強材の端面図、(e)は、I−I線断面図である。 補強材で補強した立枠(A)と従来の補強していない立枠(a)の耐圧縮力特性図である。 補強材で補強した幅広の他の立枠(B)と従来の補強していない幅広の立枠(b)の耐圧縮力特性図である。 補強材で補強したドア(C)と従来の補強していないドア(c)の縦方向の耐圧縮力特性図(C−1)(c−1)、横方向の耐圧縮力特性図(C−2)(c−2)である。
ドアを据え付けるための構造物の間口に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、少なくとも上枠と左右の立枠を具備し、前記上枠は、略4角筒状体をなし、この筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本の補強材をトラス構造となるように溶接又はボルト止めして上枠躯体を構成し、前記立枠は、金属薄板により筒状体に形成し、この筒状体の少なくとも一つの面に複数本の補強材を用いてトラス構造とする。
間口用防災枠体を構成する上枠と立枠のみならず、ドアも、金属製の上框と立框と下框と中框で枠組みし、この枠組みに複数本の補強材を用いてトラス構造とし、外面に化粧板を貼着することもできる。
一般に、構造物に扉等のドアを据え付けるには、図6(a)(b)に示すように、構造物45に切られた間口16の内側に、上枠(又は無目)13と左右の立枠14と下枠15を取り付け、扉等のドア10を据え付ける。ドア10は、例えば、嵌め殺し戸11と引き戸12とからなるものとすると、引き戸12の上面に吊り枠19を介して戸車18が取り付けられ、上枠13内のレール17を転動して開閉される。
本発明は、少なくとも前記上枠13と左右の立枠14に補強材21を付加して機械的強度を持たせたもので、さらに必要に応じて下枠15、扉等のドア10にも機械的強度を持たせたものである。
図1(a)(b)(c)において、上枠13は、断面が略4角筒状であり、3方の角のアングル材20a、20b、20cで枠組みされ、アングル材20aと20bの間には、図1(b)に示すように、補強材21aが所定間隔で、かつ、交互に30〜60度程度の角度をもって向きを変えて配置して、両端をアングル材20aと20bとに溶接又はボルト止めすることによりトラス構造とする。この補強材21aは、例えば、幅50×厚さ5mmのスチールの板材が用いられる。この補強材21aは、板材に限られるものではなく、断面がL字状のアングル材、コの字状のチャンネル材、角筒材、円筒材、棒材などを用いることができる。前記補強材21aの取り付け角度は、45度が望ましいが、使用目的や補強材21aの本数によって適宜設定される。補強材の形状や取り付け角度は、以下で説明する補強材21b(図1(c))、補強材21c(図2(a))、補強材21d(図9及び図10)においても同様である。
同様に、アングル材20bと20cの間には、図1(c)に示すように、補強材21bが所定間隔で、かつ、交互に30〜60度程度の角度をもって向きを変えて配置して、両端をアングル材20bと20cとに溶接又はボルト止めすることによりトラス構造とする。この補強材21bは、前記同様、板材、アングル材、チャンネル材、角筒材、円筒材、棒材などを用いることができる。
このようにして、上枠13を構成する。
前記上枠13の上面と後面の全面と、底面の半分程度に金属薄板22が貼られ、前面には、修理、調整、取り付けなどのために開閉自在の金属薄板の開閉蓋23が取り付けられる。
この上枠13の内部には、レール支持材25によりレール17が取り付けられる。このレール17の上面には、吊り枠19に設けた戸車18が移動自在に乗せられ、また、レール17の下面には、吊り枠19に設けた浮上り防止車24が臨ませて設けられる。前記吊り枠19は、金属薄板22の底部隙間26に臨ませた引き戸12の上框28に取り付けられている。
図2は、立枠14を示すもので、図2(a)は、図2(b)又は(c)のC−C線断面図、図2(b)は、片開き戸の場合の立枠を示す図2(a)のD−D線断面図、図2(c)は、嵌め殺し戸の場合の立枠を示す図2(a)のD−D線断面図である。
これらの図2(a)(b)(c)において、左右の立枠14は、間口16を構成する両側の構造物45に添ってそれぞれ垂直に取り付けられるものである。
この立枠14は、片開き戸37の場合、図2(b)に示すように、金属薄板27で断面が段差のある角筒状に形成される。また、嵌め殺し戸11の場合、図2(c)に示すように、金属薄板27で断面が中間に溝のある角筒状に形成される。
背面には溝38が形成され、内部の両側にアングル材20を溶着し、このアングル材20間で、この溝38の両側の端縁部39間に、図2(a)に示すように、補強材21cが所定間隔で、かつ、交互に30〜60度程度の角度をもって向きを変えて配置して、両端を両側の端縁部39に溶接又はボルト止めすることによりトラス構造とする。この補強材21cは、例えば、幅50×厚さ5mmのスチールが用いられる。
アングル材20の間の補強材21の取り付けピッチは、図1及び図2では、p1、p2と表したが、具体的には、p1=10cm、p2=30cmとする。しかし、この例に限られるものではなく、ピッチは、狭くすればそれだけ強度が増す。また、補強材21の板厚と幅は、前記の例示した板厚5mm、幅は50mmに限られず、適宜設定される。
以上のように構成された上枠13と立枠14は、図6に示すように、間口16に取り付けられる。取り付けに際しては、間口16の両側にそれぞれ立枠14を取り付け、間口16の上部で、立枠14の間に上枠13が取り付けられる。下枠15には、特にトラス構造とはしていないものが床面49と同一面になるように埋設される。
図7に示すように、前記上枠13は、構造物45の落下(主にクリープ現象による)等で下向きの圧縮力を受け、前記左右の立枠14は、構造物45の横揺れ等により圧縮力を受け、前記下枠15は、構造物45の蹴上がり等により圧縮力を受け、変形するおそれがあるので、これらの圧縮力を吸収して可能な限り破壊されないようにすることが必要である。
そこで、図8(a)(b)(c)(d)に示すように、前記上枠13と左右の立枠14と下枠15における構造物45への取り付け面側に、への字状に屈曲した弾性アンカー47を所定間隔で取り付け、構造物45から突出した鉄筋46に溶接等で固着する。この溶接個所には、変形やずれ等に追随するためにクッション材48を充填する。
このようにして取り付けた上枠13と左右の立枠14と下枠15の枠内に扉等のドア10が据え付けられる。
このようにして上枠13と左右の立枠14と下枠15を構造物45に取り付けることにより、震災時に建造物が異常な圧縮力により変形したり亀裂が発生したり、また、火災時に過熱されたりしても、弾性アンカー47が歪を吸収して間口16に取り付けられている枠体の変形を可能な限りなくして扉等のドア10の開閉が可能となり、安全面を確保することができる。
前記実施例では、上枠13と立枠14にトラス構造を施したが、これらの枠だけに限られるものではない。
扉等のドア10そのものをも図9又は図10に示すようなトラス構造としてアルミハニカム充填同等の強度とすることができる。
このうち、図9(a)(b)に示すように、扉等のドア10は、防火だけでなく、変形に対する強度をも兼ね備えたものとするため、金属製の左右の立框29と上框28と下框30とで枠組みをするが、さらに金属製の中框31を組み込み、両面に板材の補強材21dを溶接又はボルト止めしてトラス構造を施し、その上から難燃性と機械的強度のある化粧板32を貼着して構成する。
他の例としては、図10(a)(b)(c)に示すように、扉等のドア10は、金属製のチャンネル材からなる左右の立框29と上框28と下框30とで枠組みをするが、さらに2本のチャンネル材を背中合わせに溶接した金属製の中框31を組み込み、左右の立框29と上框28と下框30と下框30戸の間にチャンネル材からなる補強材21dを溶接又はボルト止めしてトラス構造を施し、その上から難燃性と機械的強度のある化粧板32を貼着して構成する。
前記化粧板32、前記左右の立框29と上框28と下框30の外周面を覆う板材、前記金属薄板22、前記開閉蓋23の種類と厚さは、例えば次の通りとする。
・スチール鋼板:厚さ1.6〜2.3mm
・ステンレス鋼板:厚さ1.5〜2.0mm
・アルミニウム板:厚さ1.5〜2.0mm
しかし、これに限られるものではない。
前記図9又は図10に示すようなトラス構造のフラッシュ扉のドア10を、図4及び図5に示すガラス戸の嵌め殺し戸11に代えて用い、嵌め殺し戸11に回転軸44を設けてスイングでも開閉可能な片側避難用とし、トラス構造とした上枠13と立枠14と召し合せ立枠41に据え付けることで、外枠だけでは支えきれない機械的変形をドア10にても支えることにより、出入り口が封鎖されて逃げ場を失う事から防止でき、災害時の安全をより確保できる。
ドア10が建造物の圧縮力等を支える場合には、そのドア10が開閉できなくなることが考えられるので、2枚以上のドア10を具備している場合に、少なくとも一方をトラス構造のフラッシュ扉のドア10とし、他方のトラス構造でないドア10を開閉するか破壊して脱出路とするような構成とすることもできる。
2枚のドア10を具備する場合、トラス構造は、嵌め殺し戸11であってもよいし、引き戸(又は開き戸)12であってもよい。嵌め殺し戸11を有しない場合には、2枚以上の引き戸(又は開き戸)12のうち少なくとも1枚をトラス構造としてもよい。
また、4枚のドア10を具備する場合、トラス構造は、両側の嵌め殺し戸11であってもよいし、中央の引き戸(又は開き戸)12であってもよい。トラス構造のものとトラス構造でないものとの組合わせは、3:1又は1:3等適宜設定できる。
トラス構造のものとトラス構造でないものとの組合わせは、ドアの枚数が3枚や5枚以上などにも利用できる。
図3は、嵌め殺し戸11の気密性をよくするために、上枠13の下面に凹部34を形成して気密材33を嵌め込み、嵌め殺し戸11の上面と常時接触させている。
図4は、嵌め殺し戸11の気密性をよくするために、嵌め殺し戸11の戸先の立框29に臨ませた立枠14に、凹部34を形成して気密材33を嵌め込み嵌め殺し戸11の上面と常時接触させている。また、嵌め殺し戸11の他方の立框29においても、上面から下面まで傾斜した突条片(煙り返し)35を一体に設け、対応する引き戸12の立框29には、気密材取付部材40を設けて気密材33を取り付ける。
このような構成により、嵌め殺し戸11を回転軸44を支点として閉じ、かつ、引き戸12を閉じたとき、一方の立框29は、戸先が気密材33と接触し、他方の立框29の突条片(煙り返し)35が引き戸12の気密材33と接触し気密が保たれる。
なお、嵌め殺し戸11の立框29の角部に臨ませて立枠14の垂直面に気密材取付部材40を設けて気密材33を嵌め込めばより気密が保たれるが、引き戸12の開閉時に邪魔になるときは、立框29の角部に接触する気密材33は、取り付けない。
この図4において、嵌め殺し戸11は、戸先の立框29に開けやすいように一体に手掛け50が設けられている。
また、図5は、間口16の中央に召し合せ立枠41を有する例を示し、左右の立枠14のみならず、中央に召し合せ立枠41も補強材21を用いてトラス構造とする例を示している。そして、嵌め殺し戸11の気密性をよくするために、嵌め殺し戸11の立框29の角部に臨ませて立枠14の垂直面に気密材取付部材40を設けて気密材33を嵌め込み、また、嵌め殺し戸11の他方の立框29においても、召し合せ立枠41に気密材33を設ける。
このような構成により、嵌め殺し戸11を回転軸44を支点として閉じたとき、一方の立框29は、角部で気密材33と接触し、他方の立框29が召し合せ立枠41の気密材33と接触し気密が保たれる。
なお、この図5における引き戸12の一方の立框29には、軟質材42が設けられ、他方の立框29には、手動開閉時や停電時に横方向にスムーズに開閉するための引き手43が設けられて開閉時の安全性を確保している。
また、引き戸12には、把手(押棒)をなくして立框29と一体の引き手43が設けられ、嵌め殺し戸11には、突起物(把手)をなくして立框29と一体の手掛け50が設けられている。
本発明による間口用防災枠体及びこの間口用防災枠体を用いた開閉装置は、図11(a)〜(g)に示すような種々のタイプの開閉装置に適用される。この図11において、(a)は、片面開き戸37の例に適用した平面図であり、(b)は、両面開き戸36の例に適用した平面図であり、(c)は、引き戸12はスライドのみで、嵌め殺し戸11は、開き戸とした例に適用したを示す平面図であり、(d)は、引き戸12はスライドのみで、嵌め殺し戸11は、開き戸とし、かつ、中央に召し合せ立枠41を有する例に適用した平面図であり、(e)は、2枚の引き戸12と2枚の嵌め殺し戸11を有し、引き戸12はスライドのみで、嵌め殺し戸11は、開き戸とした例に適用した平面図であり、(f)は、2枚の引き戸12と2枚の嵌め殺し戸11を有し、引き戸12はスライドとスイングでの開閉を可能とし、嵌め殺し戸11は、開き戸とした例に適用した平面図であり、(g)は、2枚の引き戸12と2枚の嵌め殺し戸11を有し、引き戸12と嵌め殺し戸11の間に召し合せ立枠41を介在し、引き戸12はスライドのみで、嵌め殺し戸11は、開き戸とした例を示す平面図である。
これらの例においても、図1〜図5、図9及び図10に示す構成はそのまま利用することができる。
図6に示した前記実施例では、手動で開閉するタイプとしたが、本発明は、モータで自動開閉するタイプにもそのまま利用できる。
自動開閉タイプとした場合、停電すると、自動的に閉鎖し、閉鎖後、手動で開閉できるようにすることができる。
前記ドア10において、開閉に要する引き手、押棒等の突起物は、災害時に人間や洋服が引っ掛かる恐れがあるのでなくして、突起物でない窪みなどとすることが望ましい。
次に本発明により補強材21で補強した立枠14(A)、幅広の他の立枠14(B)及びドア10(C)の圧縮強度を、補強材のない従来品(a)(b)(c)と比較して試験した結果を説明する。この圧縮試験は、公的機関(香川県産業技術センター)にて行われたものである。
図12(a)は、試験に供した補強材を施した本発明品A(立枠14)の横断面図で、(b)は、本発明品A(立枠14)の正面図である。また、(b)は、従来品a(立枠14)の正面図である。
本発明品Aは、図2と同様、厚さ1.6mmのスチール等の金属薄板27で外形が断面が段差のある角筒状に形成され、内部両側に厚さ2.3mmのスチール等のアングル材20を溶着し、このアングル材20の間に幅30mmで厚さが5mmの補強材21が約200mm間隔でジクザグに溶着したものである。47は、弾性アンカーである。
従来品aは、金属薄板27と弾性アンカー47だけで構成されており、外形は本発明品Aと同様であるが、アングル材20と補強材21を有しない。
図13(a)は、試験に供した補強材を施した本発明品B(幅広の他の立枠14)の横断面図で、(b)は、本発明品B(幅広の他の立枠14)の正面図である。また、(b)は、従来品b(幅広の立枠14)の正面図である。
本発明品Bは、厚さ1.6mmのスチール等の金属薄板22で外形が中央に溝のある凹形の角筒状に形成され、内部両側に厚さ2.3mmのスチール等のアングル材20を溶着し、このアングル材20の間に幅30mmで厚さが5mmの補強材21が約200mm間隔でジクザグに溶着したものである。47は、弾性アンカーである。
従来品aは、金属薄板22と弾性アンカー47だけで構成されており、外形は本発明品Aと同様であるが、アングル材20と補強材21を有しない。
本発明品C(ドア10)は、框に幅20mmで奥行36.8mmのアングル材を用い、両側の立框29、上框28、下框30からなる枠組みにおける両面の斜線部に、幅100mmで厚さ1.6mmのスチール等の金属薄板51を貼着し、枠組みした各框の内部に幅30mmで厚さが5mmの補強材21が約185mm間隔でジクザグに溶着したものである。
従来品c(ドア10)は、両側の立框29、上框28、下框30からなる枠組みにおける両面の斜線部に、幅100mmで厚さ1.6mmのスチール等の金属薄板51を貼着して構成されており、外形は本発明品Cと同様であるが、補強材21を有しない。
以上のように構成された本発明品と従来品の圧縮試験の成績を説明する。
図12(b)において、本発明品A(立枠14)に上端部と下端部から矢印方向に荷重をかけた。
同様に、図12(c)において、従来品a(立枠14)に上端部と下端部から矢印方向に荷重をかけた。
従来品aは、図15で点線特性で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約4mmで最大荷重が72.1kNとなり、それ以降は下降し始めた。
これに対し、本発明品Aは、図15で実線特性で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約4.5mmで最大荷重が140.9kNとなり、それ以降は下降し始めた。
このように、補強材21を入れた本発明品Aは、従来品aの約2倍の圧縮力であった。これは、補強材21が垂直な立枠14に対し、約30度と垂直に近い角度で設けたことによるものと思われる。
図13(b)において、本発明品B(幅広の他の立枠14)に長手方向の上端部と下端部から矢印方向に荷重をかけた。
同様に、図13(c)において、従来品b(幅広の立枠14)に長手方向の上端部と下端部から矢印方向に荷重をかけた。
従来品bは、図16で点線特性で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約3.8mmで最大荷重が114.0kNとなり、それ以降は下降し始めた。
これに対し、本発明品Bは、図16で実線特性で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約5.0mmで略最大荷重になり、約6.7mmで最大荷重が143.6kNとなり、約7.0mm以降は下降し始めた。
このように、補強材21を入れた本発明品Bは、従来品bの約1.3倍の圧縮力であった。これは、補強材21が垂直な立枠14に対して約45度で設けたので、従来品bと比べて最大荷重はそれほど大きくないが、ストロークが長くなり、このことは、変形しても耐圧縮力が持続して低下しにくいことを表している。
図14(b)において、本発明品C(ドア10)に縦方向に荷重をかけた(図17の特性線C−1)。
同様に、図14(c)において、従来品c(ドア10)に縦方向に荷重をかけた(図17の特性線c−1)。
試験結果を示す図17において、従来品cは、縦方向の特性線c−1で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約5.5mmで最大荷重が143.6kNとなり、それ以降は急激に下降し始めた。
これに対し、本発明品Cは、縦方向の特性線C−1で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約4.5mmで最大荷重が158.1kNとなり、それ以降は少しずつ下降し始めた。
このように、補強材21を入れた本発明品Cは、従来品cの約1.1倍の圧縮力であった。縦方向の試験において、補強材21がある場合とない場合でそれほど差がないのは、ドア10の形状が高さに対する幅が大きいので、補強材の角度が小さくなる(垂直方向に対して約60度)ためと思われる。
図14(b)において、本発明品C(ドア10)を横置きにして横方向に荷重をかけた(図17の特性線C−2)。
同様に、図14(c)において、従来品c(ドア10)を横置きにして横方向に荷重をかけた(図17の特性線c−2)。
試験結果を示す図17において、従来品cは、横方向の特性線c−2で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約8.5mmで最大荷重が81.2kNとなり、それ以降は急激に下降し始めた。
これに対し、本発明品Cは、横方向の特性線C−2で示すように、荷重をかけてゆくと、ストロークが約6.5mmで略最大荷重になり、約8.5mmで最大荷重が128.1kNとなり、その後もストロークが約14.0mmまで120.0kNを持続した。。
このように、補強材21を入れた本発明品Cは、従来品cの約1.6倍の圧縮力であった。これは、横方向では、補強材21が垂直に対し約30度となることにより、従来品より大幅に耐圧縮力が増加したものと思われる。また、ドア10は、横向きにして横方向に圧縮力をかけると、幅が大きくなるため、ストロークが極めて長くなり、このことは、変形しても耐圧縮力が持続して低下しにくいことを表している。
10…ドア、11…嵌め殺し戸、12…引き戸、13…上枠、14…立枠、15…下枠、16…間口、17…レール、18…戸車、19…吊り枠、20…アングル材、21…補強材、22…金属薄板、23…開閉蓋、24…浮上り防止車、25a…レール支持材、25b…垂直材、26…底部隙間、27…金属薄板、28…上框、29…立框、30…下框、31…中框、32…化粧板、33…気密材、34…凹部、35…突条片(煙り返し)、36…両開き戸、37…片開き戸、38…溝、39…端縁部、40…気密材取付部材、41…召し合せ立枠、42…軟質材、43…引き手、44…回転軸、45…構造物、46…鉄筋、47…弾性アンカー、48…クッション材、49…床面、50…手掛け、51…金属板。

Claims (6)

  1. ドアを据え付けるための構造物の間口に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、少なくとも上枠と左右の立枠を具備し、これらの上枠と立枠は、長さ方向の2本以上の金属製アングル材間に複数本の金属製の補強材を用いてトラス構造とし前記アングル材の外周に、金属薄板を貼着して筒状に形成したことを特徴とする間口用防災枠体。
  2. 上枠は、略4角筒状体をなし、この筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本の補強材をトラス構造となるように固着し、前記上枠の上面、後面及び底面の一部に金属薄板の化粧板を貼着し、前面に開閉蓋を設けてなることを特徴とする請求項1記載の間口用防災枠体。
  3. ドアを据え付けるための構造物の間口の内側に取り付けられる間口用防災枠体において、前記枠体は、前記構造物の上部内側に取り付けられる断面が略4角筒状体の上枠と前記間口の左右内側に取り付けられる断面が略4角筒状体の左右の立枠を具備し、前記上枠は、略4角筒状体の3箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、相隣りの2本のアングル材の間に、それぞれ複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記上枠の上面、後面及び底面の一部に金属薄板の化粧板を貼着し、前面に開閉蓋を設けてなり、前記左右の立枠は、略4角筒状体の2箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、これらの2本のアングル材の間に、複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記立枠の外周に金属薄板の化粧板を貼着してなることを特徴とする間口用防災枠体。
  4. 枠体は、上枠と、左右の立枠と、下枠と、左右の立枠の中間の召し合せ枠とからなり、前記召し合せ枠は、略4角筒状体の2箇所の角隅部にそれぞれスチールのアングル材を配置し、これらの2本のアングル材の間に、複数本のスチールの補強材を交互に30〜60度の角度を持って向きを変えて配置してトラス構造となるように固着し、前記立枠の外周に金属薄板の化粧板を貼着してなることを特徴とする請求項記載の間口用防災枠体。
  5. 上枠と左右の立枠における構造物への取り付け面側に、への字状に屈曲した弾性アンカーを所定間隔で取り付け、構造物から突出した鉄筋に固着し、固着個所にクッション材を充填したことを特徴とする請求項3又は4記載の間口用防災枠体。
  6. 請求項1乃至5記載のドアを据え付けるための間口用防災枠体において、前記ドアは、金属製の上框と立框と下框と中框で枠組みし、この枠組みの両面に複数本の補強材を用いてトラス構造とし、外面に化粧板を貼着したことを特徴とする間口用防災枠体と併設する防災用ドア
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