JP3358242B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

バルブタイミング調整装置

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JP3358242B2 JP18368693A JP18368693A JP3358242B2 JP 3358242 B2 JP3358242 B2 JP 3358242B2 JP 18368693 A JP18368693 A JP 18368693A JP 18368693 A JP18368693 A JP 18368693A JP 3358242 B2 JP3358242 B2 JP 3358242B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のバルブタイミ
ングを運転条件に応じて変更するバルブタイミング調整
装置(VVT)に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の運転条件に応じて吸気弁開閉
タイミングを可変制御する機構として、クランクシャフ
トに同期して回転するカムプーリーに対するカムシャフ
トの回転位相を変更するようにしたバルブタイミング調
整装置が知られている。例えば特開平1−134010
号公報に開示されるように、内燃機関の吸気弁の開閉タ
イミング(バルブタイミング)を変更させるための油圧
サーボ弁を備えたタイミング変更手段を設け、さらに、
このサーボ弁のスプールを油圧シリンダによって駆動す
る流体圧駆動手段を設けるものが知られている。
【0003】そして、この従来技術では、上記流体圧駆
動手段に備えられる2つの開閉弁を開、閉制御し、サー
ボ弁を一定の速度で移動させることにより、タイミング
変更手段においてバルブタイミングを変化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術で
は、タイミング変更手段と流体圧駆動手段とに、それぞ
れ油圧系が必要であるため構造が複雑である。さらに、
上記従来技術では、2つの開閉弁によって油圧の供給を
断続するだけであるため、微小な移動量の制御や、サー
ボ弁の移動速度の制御が困難であり、バルブタイミング
を微小量だけ変化させる制御や、所望の速度で変化させ
ることができず、より正確な制御ができないという問題
点があった。
【0005】そこで、開閉弁ではなく、開度を調節する
ことにより油量を調節できる弁を用い、バルブタイミン
グを所望の速度で変化させることが考えられる。しか
し、このような弁を使用すると、弁の製造ばらつき、弁
からの油漏れ等により、弁の駆動信号とバルブタイミン
グとの変化が正確に一致しないおそれがある。例えば、
バルブタイミングをそのままの状態に保持できないと
か、バルブタイミングの変化が得られないといった不具
合がある。
【0006】本発明は上記のような従来技術の問題点に
鑑み、装置全体の構造を簡単にできるとともに、開度調
節に応じて油量調節できる弁を使用しても弁の製造上の
ばらつき等の影響なく正確にバルブタイミングを制御す
ることのできるバルブタイミング調整装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、図12のブロック構成図に示すように、ク
ランク軸と同期回転するクランク軸部材と、前記クラン
ク軸部材から駆動力を受けて回転するカム軸と、前記ク
ランク軸部材と前記カム軸との間に軸方向移動可能に配
置され、前記クランク軸部材と前記カム軸との間の位相
を変化させる油圧ピストンと、前記油圧ピストンの軸方
向に設けられる油圧室と、前記油圧室に連通する油圧通
路と、前記油圧通路に設けられ、前記油圧室へ供給され
る油量を開度に応じて調節する弁と、外部から入力され
る駆動信号に応じて、前記弁の開度を調節する駆動手段
と、前記クランク軸と、前記カム軸との相対回転角を検
出する相対回転角検出手段と、運転状態に応じて前記カ
ム軸と前記クランク軸との目標相対回転角を算出する目
標相対回転角算出手段と、前記相対回転角と前記目標相
対回転角とに基づいて、前記相対回転角を前記目標相対
回転角へ一致させるための前記駆動手段の駆動信号を算
出する制御手段と、前記相対回転角検出手段で検出され
る前記相対回転角によって前記油圧ピストンの作動状態
を検出し、前記油圧ピストンを所定の作動状態とする前
記駆動手段の駆動信号を学習し、この学習値に基づき前
記制御手段において算出される駆動信号を補正する学習
手段とを備えたことを特徴とするバルブタイミング調整
装置、という技術的手段を採用する。
【0008】
【作用】以上に述べた本発明のバルブタイミング調整装
置の構成によると、駆動手段によって弁の開度が調節さ
れると、この開度に応じた油量が油圧通路に連通する油
圧室へ供給される。そして、油圧ピストンはこの油量に
応じて軸方向に移動するため、カム軸とクランク軸部材
との相対回転角は変化する。
【0009】また、制御手段では、実際の相対回転角
が、運転状態に応じて算出された目標相対回転角に一致
するように弁の開度を調節する駆動信号が算出される。
ここで、学習手段は、検出される相対回転角に基づいて
油圧ピストンの作動状態を検出し、油圧ピストンを所定
の作動状態とする駆動信号を学習している。このため、
この学習された駆動信号が駆動手段に出力されると、弁
は、油圧ピストンを所定の作動状態とするのに必要な開
度へ、常に正確に制御される。そして、学習手段は、上
記学習された駆動信号に基づいて、制御手段から出力さ
れる駆動信号を補正する。
【0010】このため、駆動手段に入力される駆動信号
は、相対回転角を目標回転角に制御するために必要な油
圧ピストンの作動状態を確実に得ることのできる駆動信
号とされ、その作動状態とするのに必要な弁の開度が確
実に得られる。従って、弁の製造ばらつきや、弁の油漏
れ等によって、駆動信号と弁の開度との関係に誤差が生
じる場合にも、相対回転角を目標相対回転角に一致させ
るように弁の開度は正確に制御される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用したバルブタイミング調
整装置の第1実施例を図面に基づいて説明する。図1
は、ダブルオーバーヘッドカム式内燃機関に本発明を適
用した実施例を示す概略図であり、図2は、バルブタイ
ミング調整装置の断面図である。
【0012】内燃機関1では、クランクシャフト2から
の動力を伝達するタイミングチェーン3によって一対の
スプロケット13a、13bを介して一対のカムシャフ
ト4、5が駆動される。そして、カムシャフト5には、
図中破線で示すバルブタイミング調整装置40が設けら
れている。
【0013】また、クランクシャフト2には、クランク
位置検出センサ42が取り付けられ、カムシャフト5に
は、カムシャフト位置検出センサ44が取り付けられ
る。ここで、クランク位置検出センサ42からのパルス
数が、クランクシャフト2が1回転するとN個発生する
とき、カムシャフト位置検出センサ44からのパルス数
が、カムシャフト5が1回転すると2N個発生するよう
にする。また、カムシャフト5のタイミング変換角最大
値をθmaxクランク角とすると、N<360度/θm
axとなるようパルス数Nを設定する。これによって、
後述の相対回転角θを算出するときに、クランク位置検
出センサ42のパルスと、このパルスの次に連続して発
生するカムシャフト位置検出センサ44のパルスとを使
用することができる。
【0014】このクランク位置検出センサ42およびカ
ムシャフト位置検出センサ44からの信号は制御装置4
6に入力される。この信号の他に内燃機関1の冷却水温
信号、スロットル開度信号等が入力され、制御装置46
のマイクロプロセッサが、これらの信号を基にクランク
シャフト2に対するカムシャフト5の目標相対回転角θ
aを演算する。そして、制御装置46で演算された駆動
信号を電磁アクチュエータである後述のリニアソレノイ
ド64へ入力し、後述のスプール弁30を駆動する。そ
して、このスプール弁30を駆動することによって、オ
イルパン28からオイルポンプ29によって圧送され、
バルブタイミング調整装置40へ供給されるオイルの油
量を調整する。
【0015】以下、このバルブタイミング調整装置40
の構成を説明する。図2において、カムシャフト5の端
部には、カムシャフト5と一体に回転するようにピン1
2とボルト10とによって固定された略円筒形のカムシ
ャフトスリーブ11が設けられている。また、このカム
シャフトスリーブ11の外周面の一部には、外歯ヘリカ
ルスプライン11aが形成されている。さらに、カムシ
ャフトスリーブ11には、シリンダヘッド25にボルト
24で取り付けられるハウジング23の内部に突出する
円筒部11bが設けられている。
【0016】また、スプロケット13aは、カムシャフ
ト5とカムシャフトスリーブ11との間に挟まれて支持
され、軸方向の移動は阻止されているがカムシャフト5
に対して相対回転可能となっている。そして、スプロケ
ット13aの図2左側には、略円筒形のクランク軸部材
であるスプロケットスリーブ15がピン14とボルト1
6とによってスプロケット13aと一体に回転するよう
固定されている。また、このスプロケットスリーブ15
には、ハウジング23の内部に上記カムシャフトスリー
ブ11を覆うように突出した円筒部15bが設けられて
いる。そして、この突出した円筒部15bの内周面の一
部に内歯ヘリカルスプライン15aが形成されている。
この内歯ヘリカルスプライン15aは、上記外歯ヘリカ
ルスプライン11aとは逆方向のねじれ角を有するよう
に形成されている。なお、外歯ヘリカルスプライン11
aまたは内歯ヘリカルスプライン15aのいずれか一方
は、ねじれ角をゼロとして、軸方向に平行な直線歯を有
するスプラインとしてもよい。
【0017】そして、カムシャフトスリーブ11の円筒
部11bと、スプロケットスリーブ15の円筒部15b
との隙間の一部には、軸方向に略一様な断面を有する環
状の空間90が形成され、その空間90内で軸方向に液
密状態を保って摺動することができるように、略円筒形
状の油圧ピストン17が挿入される。この油圧ピストン
17の内面の一部には、カムシャフトスリーブ11の外
歯ヘリカルスプライン11aと噛み合う内歯ヘリカルス
プライン17aが形成されていると共に、外面の一部に
はスプロケットスリーブ15の内歯ヘリカルスプライン
15aと噛み合う外歯ヘリカルスプライン17bが形成
されている。上記スプライン同士の噛み合いにより、図
1に示すタイミングチェーンを介してスプロケット13
aに伝達されるクランクシャフト2の回転は、スプロケ
ットスリーブ15、油圧ピストン17、カムシャフトス
リーブ11を経てカムシャフト5に伝達される。また、
油圧ピストン17の左側端部に形成されるつば部の外周
には、オイルシール70が備えられている。このオイル
シール70は、スプロケットスリーブ15の円筒部15
bの内周面と接触するように設けられる。
【0018】この空間90内に、油圧ピストン17が設
けられることによって、空間90は2つの室に分割され
る。これによって、油圧ピストン17の左側に進角側油
圧室22が形成され、右側に遅角側油圧室32が形成さ
れる。そして、上記オイルシール70によって、油圧室
22と32との間のシール性が確保される。また、スプ
ロケットスリーブ15の図中左側開口端には、エンドプ
レート50が取り付けられている。このエンドプレート
50には、円筒部と、その円筒部の図中右側端部に形成
され、スプロケットスリーブ15の上記開口端に取り付
けられるつば部とが備えられる。また、エンドプレート
50の円筒部の外周には溝が設けられ、この溝にオイル
シール71が保持される。
【0019】そして、エンドプレート50とカムシャフ
トスリーブ11との左側端部には、ノックピン53によ
ってハウジング23に固定される環状のリングプレート
51が設けられている。このリングプレート51は、コ
字状断面に形成され、エンドプレート50の円筒部と、
カムシャフトスリーブ11の円筒部11bとを内部に回
転可能に収容する。また、リングプレート51の内側円
筒部の外周には溝が設けられ、この溝にオイルシール7
2が保持される。このオイルシール72はリングプレー
ト51とカムシャフトスリーブ11との間のシール性を
確保する。一方、上記オイルシール71はエンドプレー
ト50とリングプレート51との間のシール性を確保す
る。これによって、進角側油圧室22内のシール性は確
保される。
【0020】リングプレート51の中心の開口と、ハウ
ジング23の開口とには、ボルト52が取り付けられて
いる。このボルト52が取り付けられると、カムシャフ
トスリーブ11の内周と、カムシャフト5との間に空間
91が形成される。また、ボルト52の内部には、この
空間91に連通する断面T字形の油圧通路61bが形成
される。さらに、ボルト52の外周には環状溝が形成さ
れており、この油圧通路61bの半径方向の両端が連通
する。
【0021】また、ハウジング23には、上記ボルト5
2の環状溝と連通する油圧通路61aが形成されてい
る。この油圧通路61aは、断面T字形の油圧通路61
bを介して、空間91に連通し、この空間91からカム
シャフトスリーブ11に形成される油圧通路61cを通
じて上記遅角側油圧室32に連通する。さらに、ハウジ
ング23には、上記進角側油圧室22に連通する油圧通
路60が形成されている。上記油圧通路61aおよび6
0は、ハウジング23に形成され、後述のスプール弁3
0を収容する空間部95に開口している。また、この空
間部95には、内燃機関1のオイルパン28からオイル
ポンプ29によって圧送されるオイルを供給する油圧供
給路65が開口し、オイルパン28にオイルを戻す油圧
開放路66が開口する。
【0022】以下、スプール弁30の構成を図3に基づ
いて説明する。なお、図3(a)、(b)、(c)は、
油圧通路を切り替えるときのスプール弁30の断面図で
あり、その動作は後述する。空間部95に収容されるス
プール弁30のシリンダ30aには、上記油圧通路61
aと連通する油圧ポート30bと、油圧通路60と連通
する油圧ポート30cとが設けられる。また、油圧供給
路65と連通する吸入ポート30dおよび油圧開放路6
6と連通する吐出ポート30e、30fが設けられる。
そして、シリンダ30a内には、内部を摺動可能に移動
し、上記ポートの連通を切り替えるスプール31が挿入
されている。このスプール31の図中右側にはスプール
31を図中左方向へ付勢するスプリング31aが設けら
れている。さらに、スプール31の図中左側には、電磁
アクチュエータとして作用するリニアソレノイド64が
設けられる。このリニアソレノイド64に発生する電磁
力によって、スプール31はスプリング31aの付勢力
に抗して図中右側へ移動する。
【0023】以下、スプール弁30内のスプール31の
移動による油圧通路切り替えの動作を説明する。図3
(a)に示すように、スプール31が右側に移動すると
き、吸入ポート30dと油圧ポート30cとが開き、油
圧供給路65と油圧通路60とが連通する。このため、
オイルポンプ29からの油圧は進角側油圧室22に供給
される。同時に、吐出ポート30eと油圧ポート30b
とが開き、油圧通路61と油圧開放路66とが連通す
る。このため、遅角側油圧室32の油圧は開放される。
これによって、油圧ピストン17は右方向へ移動するた
め、スプロケット13すなわちクランクシャフト2に対
しカムシャフト5が相対的に進角する。
【0024】図3(b)に示すように、スプール31が
中央にあるときは、油圧ポート30b、30cが共に閉
じるため、油圧室22、32からのオイルの漏れがない
場合、油圧ピストン17の位置が保持され、スプロケッ
ト13とカムシャフト5との回転位相は変化しない。次
に、図3(c)に示すように、スプール31が左側に移
動するとき、吸入ポート30dと油圧ポート30bとが
開き、油圧供給路65と油圧通路61とが連通するた
め、オイルポンプ29からの油圧は遅角側油圧室32に
供給される。一方、吐出ポート30fと油圧ポート30
cとが開き、油圧通路60と油圧開放路66とが連通す
る。このため、進角側油圧室22の油圧は開放される。
これによって、油圧ピストン17は左方向に移動するた
め、スプロケット13すなわちクランクシャフト2に対
してカムシャフト5が相対的に遅角する。
【0025】次に、この実施例のバルブタイミング調整
装置の基本的な作動を図6のフローチャートに基づいて
説明する。なお、このフローチャートは、制御回路にお
ける処理の内、回転角をフィードバック制御するステッ
プを抜き出したものである。ステップ50において、ク
ランク位置検出センサ42、カムシャフト位置検出セン
サ44からのセンサ信号を読み込む。そして、図4に示
すようにこの2つのセンサ42、44からの信号に基づ
いて、クランク位置角θ1とカムシャフト位置角θ2と
の相対回転角θを算出する。
【0026】次に、ステップ51で、そのときの運転状
態に応じたクランクシャフト2に対するカムシャフト5
の相対回転角としての目標相対回転角θaと、冷却水温
度によって、スプール弁30の特性のずれを補正する水
温補正デューティ値Tthwとを演算する。なお、この
水温補正デューティ値Tthwと水温との関係は、図7
に示すようになる。
【0027】そして、ステップ52で、クランクシャフ
ト2とカムシャフト5との相対回転角θと、目標相対回
転角θaとの偏差が、所定の許容偏差Δθより小さいか
否かを判別する。ここで、|θa−θ|≦Δθであれ
ば、ステップ56へ進み、マイクロプロセッサから出力
される出力デューティ値Tdは、Td=Th+Tthw
として出力される。なお、このThは学習保持デューテ
ィ値であり、油圧ピストン17をその位置で保持する作
動状態とするための駆動信号である。つまり、このデュ
ーティ値によって、クランクシャフト2とカムシャフト
5との相対回転角θは、そのままの状態で保持される。
このデューティ値Thの学習方法については後述する。
【0028】一方、|θa−θ|>Δθであれば、ステ
ップ53へ進み、θa>θであるか否かを判別する。こ
こで、θa>θのときステップ54で、出力デューティ
値TdはTd=Ta+f(θa−θ)+Tthwとして
出力される。なお、このTaは学習進角デューティ値で
あり、油圧ピストン17が進角側へ動きはじめる作動状
態とする駆動信号である。つまり、このデューティ値に
よって、相対回転角θが進角側へ変化し始めることがで
きる。この学習進角デューティ値Taの学習方法につい
ては後述する。
【0029】一方、θa≦θのときステップ55で、出
力デューティ値TdはTd=Tr+f(θa−θ)−T
thwとして出力される。なお、このTrは学習進角デ
ューティ値であり、油圧ピストン17が動きはじめる作
動状態とするための駆動信号である。油圧ピストン17
が遅角側へ動きはじめる作動状態とする駆動信号であ
る。つまり、このデューティ値によって、相対回転角θ
が遅角側へ変化し始めることができる。この学習遅角デ
ューティ値Trの学習方法については後述する。
【0030】また、上記ステップ54、55の出力デュ
ーティ値Td中のf(θa−θ)は、偏差(θa−θ)
に応じたフィードバック補正デューティ値である。この
関数fは、偏差(θa−θ)に、比例および微分演算を
施す制御関数である。なお、fは、積分演算も含めた制
御関数としてもよい。このようにして、相対回転角θ
が、制御装置46内でフィードバック制御される。この
とき、制御装置46から出力される出力デューティ値T
dによって、相対回転角θが目標相対回転角θaに一致
するするように、油圧ピストン17は移動する。そし
て、相対回転角θと目標相対回転角θaとの偏差が許容
偏差内に入ったところで、出力デューティ値を学習保持
デューティ値Thと温度補償デューティ値Tthwとの
和とする。これによって、相対回転角θが目標相対回転
角θaとなる位置で、油圧ピストン17は保持される。
【0031】次に、クランクシャフト2とカムシャフト
5との相対回転角θが変化し始めるための学習進角デュ
ーティ値Ta、および学習遅角デューティ値Trの学習
方法について、図8に示すフローチャートを用いて説明
する。なお、このルーチンは図6のルーチンとともに実
行される。まず、学習条件判定が実行される。ステップ
70において、内燃機関1の運転状態がアイドル状態で
あるか否かを判断する。そして、アイドル状態であるな
らばステップ71へ進み、非アイドル状態ならば本学習
条件判定を終了する。
【0032】ステップ71で、機関がアイドル状態で安
定しているときに、あらかじめ設定された所定の目標相
対回転角θaと、相対回転角θとの偏差|θa−θ|
が、所定の許容偏差Δθ1以内に入ったか否かを判定す
る。そして許容偏差内に入ったとき、油圧ピストン17
は上記目標相対回転角θaに収束していると判断され、
ステップ72へ進む。一方、θがθaに収束していない
と判断されたときには、本学習条件判定を終了する。
【0033】ステップ72において、クランクシャフト
2とカムシャフト5との相対回転角θを、そのままの状
態で保持するために、出力デューティ値Tdを学習保持
デューティ値Thと温度補償デューティ値Tthwとの
和として出力する。そして、この出力デューティ値Td
によって、相対回転角θが保持された状態のとき、学習
条件が成立したと判定され、学習を開始する。
【0034】まずステップ73で、上記出力デューティ
値Tdに所定デューティ値ΔTdを加算する。このと
き、スプール31が移動し、油圧供給路65と油圧通路
60とを連通させ始めるまで、出力デューティ値Tdは
加算される。そして、油圧供給路65と油圧通路60と
が連通されはじめ、進角側油圧室22への油量が増大す
ると、油圧ピストン17は図2中右側へ移動し、相対回
転角θが増加していく。
【0035】ここで、ステップ74において、相対回転
角θの所定時間における増加量Δθ2を検出し、所定値
θAと比較し、Δθ2≧θAであるか否かを判断する。
すなわち、油圧ピストン17の進角側移動速度が所定速
度以上となったか否かを判断し、スプール弁30のスプ
ール31が、油圧供給路65と油圧通路60とを連通さ
せ始める位置になったか否かを判断する。また、Δθ2
≦θAのとき、再びステップ73に戻り、所定デューテ
ィ値ΔTdを加算する。
【0036】このフィードバックを繰り返してΔθ2≧
θAとなり、相対回転角θの進角側への変化速度が所定
速度以上となるとき、ステップ75において、このとき
の出力デューティ値Tdを、学習進角デューティ値Ta
として記憶する。この後、ステップ76において、この
ときの出力デューティ値Tdを所定デューティ値ΔTd
で減算する。このとき、スプール31が移動し、油圧供
給路65と油圧通路61aとを連通させ始めるまで、出
力デューティ値Tdは減算される。そして、油圧供給路
65と油圧通路61aとが連通されはじめ、遅角側油圧
室32への油量が増大すると、油圧ピストン17は図2
中左側へ移動し、相対回転角θが減少していく。
【0037】ここで、ステップ77において、相対回転
角θの所定時間における減少量Δθ2(<0)を検出
し、所定値θB(<0)と比較し、Δθ2≦θBである
か否かを判断する。すなわち、油圧ピストン17の遅角
側移動速度が所定速度以上となったか否かを判断し、ス
プール弁30のスプール31が、油圧供給路65と油圧
通路61aとを連通させ始める位置になったか否かを判
断する。そして、Δθ≧θBのとき、再びステップ76
に戻り、所定デューティ値ΔTdで減算する。
【0038】このフィードバックを繰り返してΔθ≦θ
Bとなり、相対回転角θの遅角側への変化速度が所定速
度以上となったとき、ステップ78において、このとき
の出力デューティ値Tdを、学習遅角デューティ値Tr
とする。なお、本実施例では、アイドル状態において学
習された学習デューティ値Ta、Trを、冷却水温度、
回転数による補正係数で補正することによって、全運転
領域にわたった学習デューティ値が算出されている。そ
して、この学習デューティ値が、図6中のステップ5
4、55の出力デューティ値Tdの算出に使用されてい
る。
【0039】ここで、本実施例のようにアイドル状態に
おいて学習したデューティ値を各運転状態に応じて補正
し、その補正値を全運転領域にわたって適用するのでは
なく、各運転状態における学習値をそれぞれ算出する場
合、本実施例に比べ制御装置の演算負荷および記憶領域
が増大してしまう問題がある。しかし、本実施例ではア
イドル状態で学習するだけで全運転領域の学習デューテ
ィ値を算出することができるため、制御回路46の規模
を小さくすることができる。
【0040】上記学習デューティ値Ta、Trを学習す
ることによって、油圧ピストン17を移動させるとき
に、油圧通路60および61aが開きはじめるまで、ス
プール31を確実に駆動させることができる。そして、
スプール31をこの学習デューティ値Ta、Trによる
位置からさらに移動させることで、油圧室22あるいは
32への油量を確実に増大させることができる。したが
って、油圧ピストン17の移動速度を所望の速度とする
ことができる。このため、バルブタイミングの変化を所
望の速度で制御することができる。
【0041】また、スプール弁30やリニアソレノイド
64の製造ばらつき等によって、出力デューティ値に対
するスプール31の駆動距離が変化したときにも、上記
学習制御によりこの変化分を学習して学習デューティ値
を更新することによって、油圧室22あるいは32へ油
量が供給されはじめる位置にスプール31を確実に駆動
することができる。
【0042】次に、クランクシャフトとカムシャフトの
相対回転角θが変化しないように保持する学習保持デュ
ーティ値の学習方法について図9に示すフローチャート
を用いて説明する。なお、このルーチンは図6、図8の
ルーチンとともに実行される。ステップ100におい
て、内燃機関1の運転状態がアイドル状態であるか否か
を判断する。そして、非アイドル状態のとき、ステップ
110へ進み、クランクシャフト2とカムシャフト5と
の相対回転角θと、目標相対回転角θaとの偏差の絶対
値が、許容偏差Δθ3以下か否かを判断する。
【0043】この絶対値がΔθ3以下のとき、ステップ
115に進み、制御装置46の出力デューティ値Td
を、前回の学習保持デューティ値Thと温度補償デュー
ティ値Tthwとの和として出力する。そして、ステッ
プ120で、この出力デューティ値Tdが所定時間以上
出力されたか否かを判定する。そして、所定時間以上出
力デューティ値が上記出力値であった場合、ステップ1
30へ進む。
【0044】ステップ130では、相対回転角θが一定
であるか否か、すなわち所定時間上記デューティ値Td
が一定であったときに相対回転角θが変化したかを判断
する。そして、θが変化しなかったときには、このとき
の学習保持デューティ値Thによって相対回転角θは十
分に保持され、相対回転角θは保持されるとして、本ル
ーチンを終了する。
【0045】一方、θが変化したときには、ステップ1
40で前回の相対回転角より増加したか否かを判定す
る。そして、θが増加したときは、ステップ150にお
いて、学習保持デューティ値Thを所定デューティ値Δ
Tだけ減少させる。一方、θが減少したときは、ステッ
プ160において、学習保持デューティ値Thを所定デ
ューティ値ΔTだけ増加させる。
【0046】この処理を繰り返していくことによって、
スプール31が油圧通路60および61aを閉じる位置
へ確実に駆動することができる。このため、クランクシ
ャフト2とカムシャフト5との相対回転角θを確実に保
持することができる。また、バルブタイミング調整装置
40の製造ばらつきによって、油圧室22、32からオ
イルが漏れ、油圧ピストン17が移動してしまうときに
も、この漏れ量に等しいだけの量を油圧室へ供給するよ
うに学習保持デューティ値Thを更新し、スプール31
をその位置へ制御することができる。したがって、常に
相対回転角θを保持することができる。
【0047】上記によって、目標とする出力デューティ
値を学習することにより、スプール弁30の製造ばらつ
き等による不具合を解消し、油圧ピストン17を任意の
位置に高速に移動させ、保持するようにスプール弁30
を確実に制御することが可能となる。これによって、内
燃機関1を常に所望のバルブタイミングで作動させるこ
とができ、燃費、エミッション、出力の向上を図ること
ができる。
【0048】さらに、本発明を適用したバルブタイミン
グ調整装置の第2実施例を以下に説明する。この第2実
施例は、上記第1実施例のように3つの学習デューティ
値Th、TaおよびTrを学習するのではなく、学習保
持デューティ値Thのみを学習して処理の簡素化を図る
ものである。以下、図10のフローチャートに基づいて
第2実施例の制御方法を説明する。
【0049】ステップ170において、クランク位置検
出センサ42、カムシャフト位置検出センサ44からの
センサ信号を読み込み相対回転角θを算出する。次に、
ステップ171で、そのときの運転状態に応じた目標相
対回転角θaを演算する。そして、ステップ172で、
相対回転角θと目標相対回転角θaとの偏差が、所定の
許容偏差Δθより小さいか否かを判別する。
【0050】ここで、|θa−θ|≦Δθであればステ
ップ176へ進み、マイクロプロセッサから出力される
出力デューティ値Tdを、学習保持デューティ値Thと
して出力する。一方、|θa−θ|>Δθであれば、ス
テップ173へ進み、θa>θであるか否かを判別す
る。
【0051】ここで、θa>θのとき、ステップ174
で、出力デューティ値TdをTd=Th+ΔTa+f
(θa−θ)として出力する。一方、θa≦θのとき、
ステップ175で、出力デューティ値TdをTd=Th
−ΔTr+f(θa−θ)として出力する。なお、上記
ΔTaは、油圧ピストン17が進角側へ動き始める作動
状態とするデューティ値と学習保持デューティ値Thと
の差分であり、予め設定される設計値である。また、Δ
Trは、油圧ピストン17が遅角側へ動き始める作動状
態とするデューティ値と学習保持デューティ値Thとの
差分であり、これも予め設定される設計値である。
【0052】次に、上記図10中の学習保持デューティ
値Thを学習する処理を図11のフローチャートに基づ
いて説明する。ステップ200において、相対回転角θ
と目標相対回転角θaとの偏差の絶対値が、許容偏差Δ
θ3以下か否かを判断する。この絶対値がΔθ3以下の
とき、ステップ201に進み、制御装置46の出力デュ
ーティ値Tdをこのときに設定されていた学習保持デュ
ーティ値Thで保持する。
【0053】そして、ステップ202で、相対回転角θ
が一定であるか否か、すなわち、ステップ201で、あ
る学習保持デューティ値Thで一定に保持されたTd
で、相対回転角θが変化したかどうかを判断する。そし
て、θが変化しなかったときには、このときのThによ
って相対回転角θは十分に保持されるとして、本ルーチ
ンを終了する。
【0054】一方、θが変化したときには、ステップ2
03でθが前回の値より増加したか否かを判定する。そ
して、θが増加したときは、ステップ204において、
学習保持デューティ値Thを所定デューティ値ΔTだけ
減少させる。一方、θが減少したときは、ステップ20
5において、学習保持デューティ値Thを所定デューテ
ィ値ΔTだけ増加させる。
【0055】この処理を繰り返すことによって、クラン
クシャフト2とカムシャフト5との相対回転角θを一定
に保持できるように、スプール31の位置が確定され
る。以上の図10、11のフローチャートで説明したよ
うに、この第2実施例では、相対回転角θを所望の位置
で保持させるための学習保持デューティ値Thが学習さ
れる。また、バルブタイミングを進角側、あるいは遅角
側へ変更させるとき、そのバルブタイミングが変化し始
める位置へスプール31を移動させるためのデューティ
値と学習保持デューティ値との差分は予めに設定された
所定値(ΔTa、ΔTr)とされている。これにより、
所望のバルブタイミングで確実に保持できるとともに、
処理の簡素化を図ることができ、結果として、プログラ
ムの簡素化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上に述べた本発明のバルブタイミング
調整装置の構成および作用によると、学習手段において
学習された駆動信号が駆動手段に出力されることによっ
て、油圧ピストンを所定の作動状態とする開度へ、弁は
正確に制御される。このため、弁の製造ばらつき等によ
って誤差が発生する場合でも、この誤差を補償し、常に
油圧ピストンを所定の作動状態とする開度に弁を正確に
制御することができる。
【0057】したがって、この学習された駆動信号に基
づき、制御手段で算出される駆動信号を補正することに
よって、相対回転角を目標相対回転角へ一致させるよう
に弁を正確に制御することができる。このため、バルブ
タイミングの制御は正確となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施例によるバルブタイミング調整装
置の要部を示す断面図である。
【図3】油圧通路の切り替え動作を示すスプール弁の断
面図である。
【図4】クランク位置角とカムシャフト位置角の関係を
示すタイムチャートである。
【図5】マイクロプロセッサからの出力デューティ値を
示す波形図である。
【図6】本発明の第1実施例の制御方法を示すフローチ
ャートである。
【図7】水温と水温補正デューティ値の関係を示す特性
図である。
【図8】学習進角デューティ値Taおよび学習遅角デュ
ーティ値Trを学習するフローチャートである。
【図9】学習保持デューティ値Thを学習するフローチ
ャートである。
【図10】第2実施例の制御方法を示すフローチャート
である。
【図11】第2実施例の学習保持デューティ値Thを学
習するフローチャートである。
【図12】本発明のブロック構成図である。
【符号の説明】
2 クランクシャフト 5 カムシャフト 13a スプロケット 11 カムスリーブ 15 スプロケットスリーブ 17 油圧ピストン 22 進角側油圧室 30 スプール弁 31 スプール 32 遅角側油圧室 42 クランク位置検出センサ 44 カムシャフト位置検出センサ 46 制御装置 60 油圧通路 61a 油圧通路 61b 油圧通路 61c 油圧通路 64 リニアソレノイド 65 油圧供給路 66 油圧開放路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 13/02 F01L 1/34 F02D 11/06 F02D 45/00 340

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸と同期回転するクランク軸部
    材と、 前記クランク軸部材から駆動力を受けて回転するカム軸
    と、 前記クランク軸部材と前記カム軸との間に軸方向移動可
    能に配置され、前記クランク軸部材と前記カム軸との間
    の位相を変化させる油圧ピストンと、 前記油圧ピストンの軸方向に設けられる油圧室と、 前記油圧室に連通する油圧通路と、 前記油圧通路に設けられ、前記油圧室へ供給される油量
    を開度に応じて調節する弁と、 外部から入力される駆動信号に応じて、前記弁の開度を
    調節する駆動手段と、 前記クランク軸と、前記カム軸との相対回転角を検出す
    る相対回転角検出手段と、 運転状態に応じて前記カム軸と前記クランク軸との目標
    相対回転角を算出する目標相対回転角算出手段と、 前記相対回転角と前記目標相対回転角とに基づいて、前
    記相対回転角を前記目標相対回転角へ一致させるための
    前記駆動手段の駆動信号を算出する制御手段と、 前記相対回転角検出手段で検出される前記相対回転角に
    よって前記油圧ピストンの作動状態を検出し、前記油圧
    ピストンを所定の作動状態とする前記駆動手段の駆動信
    号を学習し、この学習値に基づき前記制御手段において
    算出される駆動信号を補正する学習手段とを備えたこと
    を特徴とするバルブタイミング調整装置。
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