JP3356201B2 - ビデオカメラおよび輪郭強調装置 - Google Patents

ビデオカメラおよび輪郭強調装置

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JP3356201B2
JP3356201B2 JP11569796A JP11569796A JP3356201B2 JP 3356201 B2 JP3356201 B2 JP 3356201B2 JP 11569796 A JP11569796 A JP 11569796A JP 11569796 A JP11569796 A JP 11569796A JP 3356201 B2 JP3356201 B2 JP 3356201B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/205Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic
    • H04N5/208Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic for compensating for attenuation of high frequency components, e.g. crispening, aperture distortion correction

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラ、
およびビデオカメラまたはその他の映像機器などで用い
られる輪郭強調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ、特に高画質の映像出力が
要求される業務用ないし放送用のビデオカメラでは、撮
像素子から得られた映像信号に対して画像の輪郭を強調
するための処理がなされる。この輪郭強調処理は、イメ
ージエンハンス、アパーチャ、ディテールなどと称され
る、具体的に、映像信号がディジタル処理されるビデオ
カメラでは、例えばCCD固体撮像素子によって被写体
像が撮影されて得られたR(赤),G(緑),B(青)
チャンネルの映像信号がディジタル化され、そのディジ
タル化された本線の映像信号からディジタル化された輪
郭強調のための信号が生成され、その生成された輪郭強
調信号が本線の映像信号に加算される。
【0003】この場合、輪郭強調信号は本線の映像信号
から生成されるため、輪郭強調信号のレベルは本線の映
像信号のレベル変化が大きいところほど大きくなる。そ
のため、例えば暗い背景上に高輝度の被写体がある場
合、その被写体のエッジ部分では、輪郭強調信号が非常
に大きくなり、輪郭強調信号の加算後の映像信号も非常
に大きくなる。
【0004】ビデオカメラのダイナミックレンジは、黒
側が−7%まで、白側が109%まで、などというよう
に定められている。そのため、上記のように輪郭強調信
号の加算後の映像信号が非常に大きくなると、その映像
信号の輪郭強調信号部分がクリップされて幅の広いもの
となり、カメラの出力画像は、被写体の周辺に幅の広い
縁取りが形成されたものとなって、著しく品位が悪くな
る。
【0005】そこで、特開平6−46444号には、輪
郭強調信号の加算後の映像信号がダイナミックレンジを
超える場合には、輪郭強調信号のレベルを下げることに
よって、輪郭強調信号の加算後の映像信号のレベルを下
げることが示されている。
【0006】なお、ビデオカメラの輪郭強調処理に関し
て、特開平3−277089号公報には、本線の映像信
号から人の肌の色などの特定色の画像部分を検出し、そ
の特定色の画像部分では輪郭強調信号を抑圧することに
よって、人の顔などの部分の輪郭が強調されるのを回避
することが示されている。
【0007】さらに、特開平6−54232号には、比
較的低解像度の映像信号でよいVTRでの記録用に、低
クロックレートの輪郭強調信号を、ガンマ・ニー補正前
およびガンマ・ニー補正後の映像信号に加算するととも
に、高解像度の映像信号が要求されるカメラ出力用に、
高クロックレートの輪郭強調信号を、ガンマ・ニー補正
後の映像信号からマトリクス回路により得られてアップ
コンバータによりクロックレートが高められた輝度信号
に加算することが示されている。
【0008】また、ビデオカメラに関して、R,Bチャ
ンネルのCCD固体撮像素子をGチャンネルのCCD固
体撮像素子に対して水平方向に1/2画素ピッチ分ずら
して配置する、いわゆる空間画素ずらし法によって高解
像度の映像出力を得ることが知られており、特開平6−
217326号や特開平6−153217号などにも示
されている。
【0009】また、この特開平6−217326号や特
開平6−153217号などには、シェーディング補正
をディジタル処理により行い、かつビート妨害の発生を
防止するなどのために、CCD固体撮像素子を駆動する
クロックレートとCCD固体撮像素子からの映像信号を
ディジタル化する際のクロックレートとを一致させるこ
とが示されている。
【0010】さらに、この特開平6−217326号や
特開平6−153217号などには、上記の空間画素ず
らし法を用いた場合に、CCD固体撮像素子を駆動する
クロックレートと等しいクロックレートでディジタル化
した映像信号を、その後、CCD固体撮像素子を駆動す
るクロックレートの2倍のクロックレートで処理するこ
とが示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平6−46
444号に示されているように、輪郭強調信号の加算後
の映像信号がダイナミックレンジを超える場合に、輪郭
強調信号のレベルを下げる方法では、映像信号の画像エ
ッジ部分ではなく、バースト状にレベルが変化する部分
でも、一律に輪郭強調信号のレベルが下げられてしま
い、バースト状にレベルが変化する部分で輪郭強調が不
十分となることがある。
【0012】そこで、この発明は、映像信号の内容に応
じた適切な輪郭強調処理がなされるようにしたものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明のビデオカメラ
は、撮像素子からの本線映像信号から輪郭強調信号を生
成する信号生成部と、前記本線映像信号のバースト状に
レベルが変化する部分と画像エッジ部分とを識別検出し
て、バースト状にレベルが変化する部分では、輪郭強調
信号に対するゲインを一定値とし、画像エッジ部分で
は、輪郭強調信号に対するゲインを、前記一定値より低
く、かつ前記信号生成部で生成された輪郭強調信号のレ
ベルが大きいときほど低くするエッジ検出信号を出力す
るエッジ検出部と、前記本線映像信号の特定色の画像部
分と特定色以外の画像部分とを識別検出して、特定色の
画像部分では、輪郭強調信号に対するゲインを最小に
し、特定色以外の画像部分では、輪郭強調信号に対する
ゲインを最大にする特定色検出信号を出力する特定色検
出部と、前記エッジ検出部の出力のエッジ検出信号と、
前記特定色検出部の出力の特定色検出信号のうちの、輪
郭強調信号に対するゲインを低くする方の検出信号を、
ゲイン設定信号として取り出す信号選択手段と、この信
号選択手段からのゲイン設定信号によって、前記信号生
成部で生成された輪郭強調信号のゲインを調整するゲイ
ン調整部と、そのゲイン調整後の輪郭強調信号を前記本
線映像信号に加算する信号加算手段と、を備えるものと
する。
【0014】この発明の輪郭強調装置は、入力映像信号
から輪郭強調信号を生成する信号生成部と、前記入力映
像信号のバースト状にレベルが変化する部分と画像エッ
ジ部分とを識別検出して、バースト状にレベルが変化す
る部分では、輪郭強調信号に対するゲインを一定値と
し、画像エッジ部分では、輪郭強調信号に対するゲイン
を、前記一定値より低く、かつ前記信号生成部で生成さ
れた輪郭強調信号のレベルが大きいときほど低くするエ
ッジ検出信号を出力するエッジ検出部と、前記入力映像
信号の特定色の画像部分と特定色以外の画像部分とを識
別検出して、特定色の画像部分では、輪郭強調信号に対
するゲインを最小にし、特定色以外の画像部分では、輪
郭強調信号に対するゲインを最大にする特定色検出信号
を出力する特定色検出部と、前記エッジ検出部の出力の
エッジ検出信号と、前記特定色検出部の出力の特定色検
出信号のうちの、輪郭強調信号に対するゲインを低くす
る方の検出信号を、ゲイン設定信号として取り出す信号
選択手段と、この信号選択手段からのゲイン設定信号に
よって、前記信号生成部で生成された輪郭強調信号のゲ
インを調整するゲイン調整部と、そのゲイン調整後の輪
郭強調信号を前記入力映像信号に加算する信号加算手段
と、を備えるものとする。
【0015】上記のように構成した、この発明のビデオ
カメラまたは輪郭強調装置では、映像信号の画像エッジ
部分とバースト状にレベルが変化する部分とでは、異な
る態様の輪郭強調制御がなされることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明のビ
デオカメラの一例の全体構成を示し、便宜上、2図に分
けて示したものである。
【0017】この例のビデオカメラは、全体として撮像
部10とカメラ本体20とからなり、撮像部10は、カ
メラ本体20に対して着脱可能に構成され、例えば4本
のねじによりカメラ本体20に対して機械的に連結され
るとともに、コネクタまたはフレキシブルケーブルなど
のケーブルを通じてカメラ本体20と電気的に接続され
る。
【0018】撮像部10は、撮像レンズ11と撮像ブロ
ック12とからなり、撮像ブロック12は、撮像レンズ
11を通じて入射した光をR,G,Bの色光に分解する
色分解プリズム13、この色分解プリズム13によって
分解されたR,G,Bの色光が入射して被写体の赤色画
像、緑色画像、青色画像が結像されるCCD固体撮像素
子14R,14G,14B、このCCD固体撮像素子1
4R,14G,14Bを駆動するCCDドライバ15、
および後述するデータが書き込まれるEEPROM(電
気的に消去および書き替えが可能なROM)16などを
備える。
【0019】撮像部10としては、CCD固体撮像素子
14R,14G,14Bが40万画素のものと50万画
素のものとを交換して用いることができ、EEPROM
16には、そのCCD固体撮像素子14R,14G,1
4Bの画素数のデータ、およびその他のセットアップデ
ータが、あらかじめ書き込まれる。
【0020】カメラ本体20には、マイクロコンピュー
タなどからなる後述するような制御部30が設けられ、
撮像部10をカメラ本体20に対して装着接続して、カ
メラ本体20の電源を投入することによって、その制御
部30によりEEPROM16からCCD固体撮像素子
14R,14G,14Bの画素数のデータなどのセット
アップデータが読み出され、そのデータにもとづいて撮
像部10およびカメラ本体20が自動的にセットアップ
される。
【0021】そして、CCD固体撮像素子14R,14
G,14Bが40万画素の場合には、制御部30からの
データによりCCDドライバ15は、fs1=14.3
MHz(正確には14.31818MHz)のクロック
レートでCCD固体撮像素子14R,14G,14Bを
駆動し、CCD固体撮像素子14R,14G,14Bが
50万画素の場合には、制御部30からのデータにより
CCDドライバ15は、fs1=18MHz(正確に1
8.00MHz)のクロックレートでCCD固体撮像素
子14R,14G,14Bを駆動する。
【0022】撮像部10では、BチャンネルのCCD固
体撮像素子14Bが、R,GチャンネルのCCD固体撮
像素子14R,14Gに対して、垂直方向に1画素ピッ
チ分ずれて配置され、これにより、CCD固体撮像素子
14Bから得られるBチャンネルの映像信号Baは、C
CD固体撮像素子14R,14Gから得られるR,Gチ
ャンネルの映像信号Ra,Gaに対して1H(1水平周
期)遅延したものとなる。
【0023】上記のようにカメラ本体20には制御部3
0が設けられ、その制御部30は、CPU31、このC
PU31が実行すべき制御プログラムなどが書き込まれ
たROM32、CPU31のワークエリアとして機能す
るRAM33、および上記のEEPROM16から読み
出されたデータが書き込まれるRAM34を備える。
【0024】制御部30からは、撮像部10のCCDド
ライバ15に対してだけでなく、カメラ本体20の各部
に、後述するようなクロックおよび制御信号が供給され
る。制御部30に対しては、ユーザが必要な設定や指示
をする操作パネル40が接続される。
【0025】撮像部10のCCD固体撮像素子14R,
14G,14Bから得られた映像信号Ra,Ga,Ba
は、カメラ本体20に取り込まれて、カメラ本体20内
のアナログプロセス回路51R,51G,51Bにおい
て、CDS(相関二重サンプリング)によりリセット雑
音が低減されるなどの処理がなされる。
【0026】アナログプロセス回路51R,51G,5
1Bからの映像信号は、A/Dコンバータ52R,52
G,52Bにより、CCD固体撮像素子14R,14
G,14Bの画素数に応じてfs1=14.3MHzま
たはfs1=18MHzのクロックレートでサンプリン
グされ、A/D変換される。
【0027】A/Dコンバータ52Rからのディジタル
化されたRチャンネルの映像信号R0は、遅延回路53
Rにより1H遅延され、さらに遅延回路53Rからの映
像信号R1は、遅延回路54Rにより1H遅延される。
同様に、A/Dコンバータ52Gからのディジタル化さ
れたGチャンネルの映像信号G0は、遅延回路53Gに
より1H遅延され、さらに遅延回路53Gからの映像信
号G1は、遅延回路54Gにより1H遅延される。
【0028】上記のように、CCD固体撮像素子14B
からのBチャンネルの映像信号Baは、CCD固体撮像
素子14R,14GからのR,Gチャンネルの映像信号
Ra,Gaに対して1H遅延するので、A/Dコンバー
タ52Bからのディジタル化されたBチャンネルの映像
信号B1は、遅延回路53R,53Gからのディジタル
化されたR,Gチャンネルの映像信号R1,G1に対し
て時間的に一致したものとなる。
【0029】そして、A/Dコンバータ52R,52
G,52Bからの映像信号R0,G0,B1、遅延回路
53R,53Gからの映像信号R1,G1、および遅延
回路54R,54Gからの映像信号R2,G2が、イメ
ージエンハンサ100に供給されて、イメージエンハン
サ100において、後述するような構成および動作によ
り、輪郭強調信号として、それぞれfs2=2fs1の
クロックレートの、ガンマ・ニー補正前の映像信号に加
算されるべきディテール信号BGD、ガンマ・ニー補正
後の映像信号に加算されるべきディテール信号AGD、
およびビューファインダ用の映像信号に加算されるべき
ディテール信号VFDが生成される。
【0030】この場合、映像信号R1,G1,B1が特
定色検出回路61に供給されて、特定色検出回路61か
ら人の肌の色などの特定色の画像部分を示す特定色検出
信号STAが得られ、その特定色検出信号STAがイメ
ージエンハンサ100に供給される。特定色検出信号S
TAは、複数ビットとされるが、特定色の画像部分で
は、その値が最小値とされ、特定色以外の画像部分で
は、その値が最大値とされる。
【0031】また、制御部30に対してインタフェース
回路65が接続されて、そのインタフェース回路65か
ら各種のコントロールポートデータが得られ、そのコン
トロールポートデータがイメージエンハンサ100の後
述する各部に供給される。
【0032】fs1=14.3MHzまたはfs1=1
8MHzのクロックレートのディジタル化された映像信
号R1,G1,B1は、アップコンバータ71R,71
G,71Bによって、クロックレートがfs1からfs
2=2fs1に、すなわちCCD固体撮像素子14R,
14G,14Bの画素数に応じてfs2=28.6MH
zまたはfs2=36MHzに変換される。
【0033】このアップコンバータ71R,71G,7
1Bからのfs2のクロックレートの映像信号は、マス
キング回路72において、色補正などの処理がなされ
る。
【0034】そして、加算回路73R,73G,73B
において、マスキング回路72からのR,G,Bチャン
ネルの映像信号に対してイメージエンハンサ100から
のディテール信号BGDが加算され、その加算後のR,
G,Bチャンネルの映像信号が、ガンマ・ニー補正回路
74R,74G,74Bにおいて、ガンマ・ニー補正さ
れる。
【0035】さらに、加算回路75R,75G,75B
において、ガンマ・ニー補正回路74R,74G,74
Bからのガンマ・ニー補正後のR,G,Bチャンネルの
映像信号に対してイメージエンハンサ100からのディ
テール信号AGDが加算される。
【0036】そして、マトリクス回路76において、加
算回路75R,75G,75BからのR,G,Bチャン
ネルの映像信号から、輝度信号Y、赤色差信号Cr、青
色差信号Cb、およびビューファインダ用の輝度信号Y
vfが作成される。
【0037】マトリクス回路76からの輝度信号Y、赤
色差信号Cr、青色差信号Cbは、ブランキング回路7
7R,77G,77Bによって、ブランキング処理され
る。
【0038】図では省略しているが、ブランキング処理
後は、用途に応じて、例えばカメラ出力用には、輝度信
号Y、赤色差信号Cr、青色差信号Cbから、エンコー
ダによって、コンポジット映像信号が形成され、例えば
VTRでの記録用には、輝度信号Y、赤色差信号Cr、
青色差信号Cbが、レートコンバータによって、fs2
より低いクロックレートの信号に変換されて取り出され
る。
【0039】また、加算回路81において、マトリクス
回路76からのビューファインダ用の輝度信号Yvfに
イメージエンハンサ100からのディテール信号VFD
が加算され、その加算回路81からの、ディテール信号
VFDの加算後の輝度信号が、ブランキング回路77
R,77G,77Bによりブランキング処理され、さら
にD/Aコンバータ83によりD/A変換されて、ビュ
ーファインダ90に供給される。
【0040】図3は、上記のイメージエンハンサ100
の一例の全体構成を示し、この例のイメージエンハンサ
100は、コムフィルタ110、高域アパーチャフィル
タ120、水平ディテールフィルタ130、垂直ディテ
ールフィルタ140、エッジ検出部150、ゲイン設定
部170、ゲイン調整部180、およびディテール混合
部190を備える。
【0041】コムフィルタ110は、ディジタル化され
たRチャンネルの映像信号R0,R1,R2およびGチ
ャンネルの映像信号G0,G1,G2から、ライン間演
算によって、高域アパーチャ(最高域の水平ディテー
ル)用の信号GR、高域から低域までの水平ディテール
用の信号YCOMB、および垂直ディテール用の信号C
COMBを出力するものである。
【0042】高域アパーチャ用の信号GRは、式(1)
で表されるように、Gチャンネルのコムフィルタ出力と
Rチャンネルのコムフィルタ出力とをfs1のクロック
でマルチプレックスした信号である。
【0043】 GR=Kgr ×MPX〔{(G1/2)+(G0+G2)/4}×(1+Kg). {(R1/2)+(R0+R2)/4}×(1+Kr)+B1×Kb〕 …(1) 係数Kgr,Kg,Kr,Kbは、上記のコントロール
ポートデータの値によって選択されるもので、係数Kb
に応じて、Rチャンネルのコムフィルタ出力にBチャン
ネルの映像信号B1を加算することができる。
【0044】ただし、これは、コントロールポートデー
タのある1ビットであるデータAPCOMBが0のとき
で、データAPCOMBが1のときには、信号GRとし
て、コムフィルタを通らないG,Rチャンネルの映像信
号G1,R1をダイレクトにマルチプレックスした信号
を出力する。
【0045】高域から低域までの水平ディテール用の信
号YCOMBは、式(2)で表されるように、Gチャン
ネルのコムフィルタ出力とRチャンネルのコムフィルタ
出力とをfs1のクロックでマルチプレックスした信
号、すなわちデータAPCOMBが1のときの信号GR
と同じ信号である。
【0046】 YCOMB=Ky ×MPX〔{(G1/2)+(G0+G2)/4}×(1+Kg). {(R1/2)+(R0+R2)/4}×(1+Kr)+B1×Kb〕 …(2) 係数Kyは、コントロールポートデータの値によって選
択される。
【0047】垂直ディテール用の信号CCOMBは、式
(3)で表されるように、G,Rチャンネルの映像信号
のライン間演算によって生成される。ただし、Gチャン
ネルの信号は、(101)構成のローパスフィルタを通
じて取り出される。
【0048】 CCOMB ={(G1/2)−(G0+G2)/4}×LPF(101)×(1/2) +(1+Kc)×{(R1/2)−(R0+R2)/4} …(3) 係数Kcは、コントロールポートデータの値によって選
択される。
【0049】高域アパーチャフィルタ120は、コムフ
ィルタ110からの信号GRから、最高域の水平ディテ
ール信号である高域アパーチャ信号APTを生成するハ
イパスフィルタで、コントロールポートデータの値によ
って、式(4)〜(7)で示す4つのフィルタ構成を選
択することができる。
【0050】 APT=GR×(−1020−1)×(−1020−1) …(4) APT=GR×(−1020−1)×(−12−1) …(5) APT=GR×(−1020−1)×(−47−4) …(6) APT=GR×(−1020−1) …(7) この場合のフィルタ特性は、それぞれ図4の実線1a、
長破線1b、一点鎖線1c、短破線1dのようになる。
【0051】水平ディテールフィルタ130は、コムフ
ィルタ110からの信号YCOMBから、それぞれ高
域、中高域、中域、低域の水平ディテール信号H,M
H,M,Lを生成するハイパスフィルタで、式(8)〜
(11)で示すフィルタ構成のものである。
【0052】 H=YCOMB×(−1020−1) ×(585)×(565)×(−12−1) …(8) MH=YCOMB×(−1020−1)×(585)×(565) …(9) M=YCOMB×(−1020−1) ×(585)×(111)×(111) …(10) L=YCOMB×(−1020−1) ×(585)×(111)×(101)×(101) …(11) それぞれのフィルタ特性は、図5の一点鎖線2a、短破
線2b、長破線2c、実線2dのようになる。
【0053】垂直ディテールフィルタ140は、コムフ
ィルタ110からの信号CCOMBから、垂直ディテー
ル信号VDTLとクロスカラー圧縮信号CCSを生成す
るもので、この例のビデオカメラの特徴とする部分の一
つである。
【0054】図6は、この垂直ディテールフィルタ14
0の一例を示し、コムフィルタ110からの信号CCO
MBが、一方で、水平方向のローパスフィルタ141お
よび142を通じた後、垂直ディテール圧縮回路143
により圧縮され、さらにゲイン調整回路144a,14
4bによりゲイン調整されて、垂直ディテール信号VD
TLが生成される。
【0055】一例として、ローパスフィルタ141は
(10201)構成とされ、ローパスフィルタ142は
(100020001)構成とされる。したがって、垂
直ディテール信号VDTLは、式(12)で表される。
【0056】 VDTL=CCOMB×〔(10201)×(100020001)×Vs〕 ×Va×Vb …(12) ただし、Vsは垂直ディテール圧縮回路143での圧縮
率、Va,Vbはゲイン調整回路144a,144bで
のゲインである。
【0057】ゲインVaは、コントロールポートデータ
VG1の値によって、例えば0から1までの間で256
段階に調整され、ゲインVbは、コントロールポートデ
ータVG2の値によって、例えば0,1/2,1,2の
いずれかに設定される。
【0058】上記のように、クロックレートfs1はC
CD固体撮像素子14R,14G,14Bの画素数に応
じてfs1=14.3MHzまたはfs1=18MHz
に切り替えられる。これに対して、ローパスフィルタ1
41および142の特性は変わらない。したがって、ロ
ーパスフィルタ141および142の合成特性は、CC
D固体撮像素子14R,14G,14Bが40万画素
で、fs1=14.3MHzのときにも、CCD固体撮
像素子14R,14G,14Bが50万画素で、fs1
=18MHzのときにも、図7の実線3のようになる。
【0059】垂直ディテール圧縮回路143の圧縮特性
は、図8に示すように、入力レベルの正側の3点Va
p,Vbp,Vcpおよび負側の3点Vam,Vbm,
Vcmの前後において、入力レベルに対する出力レベル
の傾きが変化するものとされる。
【0060】点Vap,Vbp,Vcp,Vam,Vb
m,Vcmは、それぞれコントロールポートデータの値
によって、互いに独立に、0%〜110%の範囲で25
6段階に変えられる。また、別のコントロールポートデ
ータの値によって、点Vcp以上および点Vcm以下の
領域での傾きを1/8と1のいずれかに選択できるもの
とされる。
【0061】垂直ディテールフィルタ140では、コム
フィルタ110からの信号CCOMBが、他方で、上記
のローパスフィルタ141を通じた後、水平方向のハイ
パスフィルタ145および146を通じることによっ
て、垂直ディテール信号中の副搬送波周波数成分が取り
出される。一例として、ハイパスフィルタ145は(−
10002000−1)構成とされ、ハイパスフィルタ
146は(−1020−1)構成とされる。
【0062】ただし、1ビットのコントロールポートデ
ータVLの値が0であるか1であるかに応じて、セレク
タ147により、ハイパスフィルタ146の出力信号と
ハイパスフィルタ145の出力信号のいずれかが選択さ
れ、その選択された信号がゲイン調整回路148a,1
48bによりゲイン調整されて、クロスカラー圧縮信号
CCSが生成される。
【0063】そして、CCD固体撮像素子14R,14
G,14Bが40万画素で、クロックレートfs1が1
4.3MHzとされる場合には、セレクタ147がハイ
パスフィルタ146の出力信号を選択し、CCD固体撮
像素子14R,14G,14Bが50万画素で、クロッ
クレートfs1が18MHzとされる場合には、セレク
タ147がハイパスフィルタ145の出力信号を選択す
る。したがって、クロスカラー圧縮信号CCSは、CC
D固体撮像素子14R,14G,14Bが40万画素
で、fs1=14.3MHzのときには、式(13)で
表され、CCD固体撮像素子14R,14G,14Bが
50万画素で、fs1=18MHzのときには、式(1
4)で表される。
【0064】 CCS=CCOMB ×〔(10201)×(−10002000−1)×(−1020−1)〕 ×Ca×Cb …(13) CCS=CCOMB×〔(10201)×(−10002000−1)〕 ×Ca×Cb …(14) ただし、Ca,Cbはゲイン調整回路148a,148
bでのゲインである。
【0065】ゲインCaは、コントロールポートデータ
CG1の値によって、例えば0から1までの間で16段
階に調整され、ゲインCbは、コントロールポートデー
タCG2の値によって、例えば0,1/2,1,2のい
ずれかに設定される。
【0066】このように、fs1=14.3MHzのと
きと、fs1=18MHzのときとで、垂直ディテール
フィルタ140中の副搬送波周波数成分を抽出するフィ
ルタ部の特性が切り替えられる結果、そのフィルタ部の
特性は、fs1=14.3MHzのときには図7の長破
線4aで示すように、fs1=18MHzのときには図
7の短破線4bで示すように、クロックレートがいずれ
のときにも、副搬送波周波数成分を最大で取り出すもの
となる。
【0067】そして、図3のイメージエンハンサ100
においては、後述するように、この垂直ディテールフィ
ルタ140からのクロスカラー圧縮信号CCSが、ディ
テール混合部190においてディテール信号から減算さ
れ、垂直ディテールフィルタ140中の、この副搬送波
周波数成分を抽出するフィルタ部は、結果的にディテー
ル信号中の副搬送波周波数成分を抑圧するフィルタとし
て作用する。
【0068】したがって、クロックレートがいずれのと
きにも、垂直ディテール信号中の副搬送波周波数成分が
十分抑圧され、ビデオカメラの映像出力においてクロス
カラー妨害が十分軽減される。
【0069】図3のイメージエンハンサ100で、エッ
ジ検出部150は、映像信号の画像エッジ部分とバース
ト状にレベルが変化する部分とを識別して検出して、画
像エッジ部分では水平ディテール信号に対するゲインを
下げるような検出信号を生成するもので、この例のビデ
オカメラの特徴とする部分の一つである。ここで、映像
信号の画像エッジ部とは、映像信号のレベルが台形状に
変化する場合の両端部分、すなわち映像信号の黒レベル
側の平坦部分と白レベル側の平坦部分との境界部分であ
る。
【0070】図9は、このエッジ検出部150の一例を
示す。図3に示した水平ディテールフィルタ130にお
いては、コムフィルタ110からの信号YCOMBがハ
イパスフィルタ131を通じることによって、信号YC
OMBの高域成分FILHが取り出される。すなわち、
図11に示すような映像信号VDSから、その高域成分
FILHが取り出される。
【0071】ここで、映像信号VDS中の部分BUは、
バースト状にレベルが変化する部分(以下、バースト部
分と称するが、もちろん色同期信号としてのバーストと
は異なる)であり、部分EDは画像のエッジ部分であ
る。図11および後述する図14〜図16では、映像信
号VDSなどをアナログ波形で示すが、もちろん実際は
ディジタル化された状態で処理される。
【0072】図9のエッジ検出部150では、絶対値取
出回路151により、ハイパスフィルタ131からの高
域成分FILHの絶対値の信号ABSOが得られ、その
絶対値信号ABSOが、Dフリップフロップ152によ
りラッチされる。
【0073】さらに、最大値選択回路153により、D
フリップフロップ152によりラッチされる前の信号と
ラッチされた後の信号のうちのいずれか大きい方が選択
される。すなわち、図11に示すように、1クロックご
とに、絶対値取出回路151からの絶対値信号ABSO
の隣り合う2つのうちの大きい方が選択される。
【0074】最大値選択回路153により選択された絶
対値信号MAXOは、エッジ検出回路160に供給され
て、エッジ検出回路160により、後述するように、映
像信号VDSの画像エッジ部分EDが、バースト部分B
Uと区別されて検出される。
【0075】エッジ検出回路160からの検出信号DE
TOは、時間幅伸長回路154により、その時間幅が伸
長され、その時間幅が伸長された検出信号EXPOが、
圧縮回路155に供給されて、後述するような特性でレ
ベル圧縮される。そして、圧縮回路155からの検出信
号が、反転回路156により反転され、その反転された
検出信号が、ローパスフィルタ157を通じて、エッジ
検出部150の出力のエッジ検出信号EDETとして取
り出される。
【0076】図10は、エッジ検出回路160の具体例
を示し、最大値選択回路153からの絶対値信号MAX
Oが、Dフリップフロップ161a〜161hにより順
次、ラッチされ、最大値選択回路162により、Dフリ
ップフロップ161a〜161cにラッチされる絶対値
信号のうちの最大値の信号が選択されるとともに、最大
値選択回路163により、Dフリップフロップ161f
〜161hにラッチされた絶対値信号のうちの最大値の
信号が選択される。
【0077】さらに、最小値選択回路164により、最
大値選択回路162からの絶対値信号と最大値選択回路
163からの絶対値信号のうちのいずれか小さい方が選
択されるとともに、最大値選択回路165により、最大
値選択回路162からの絶対値信号と最大値選択回路1
63からの絶対値信号のうちのいずれか大きい方が選択
される。
【0078】そして、コントロールポートデータの一つ
である選択信号SELの値が0であるか1であるかに応
じて、セレクタ166により、最小値選択回路164か
らの絶対値信号と最大値選択回路165からの絶対値信
号のうちのいずれかが選択され、その選択された絶対値
信号がDフリップフロップ167によりラッチされる。
【0079】さらに、減算回路168において、Dフリ
ップフロップ161eからの絶対値信号から、Dフリッ
プフロップ167からの絶対値信号が減算され、その減
算後の信号DETOが、エッジ検出回路160の出力の
検出信号として取り出される。
【0080】このエッジ検出回路160では、減算回路
168で最小値選択回路164からの最小値の絶対値信
号が本線の絶対値信号から減算される最小値選択モード
では、検出信号DETOとして、バースト部分BUの両
端と画像エッジ部分EDとにおいて絶対値信号が得ら
れ、減算回路168で最大値選択回路165からの最大
値の絶対値信号が本線の絶対値信号から減算される最大
値選択モードでは、検出信号DETOとして、図11に
示すように画像エッジ部分EDのみにおいて絶対値信号
が得られる。
【0081】そして、図9のエッジ検出部150では、
上述したように、エッジ検出回路160からの検出信号
DETOが、時間幅伸長され、レベル圧縮され、反転さ
れ、ローパスフィルタ157を通じて、エッジ検出信号
EDETとして取り出される。したがって、最大値選択
モードでは、時間幅伸長回路154の出力信号EXPO
およびエッジ検出信号EDETとして、図11に示すよ
うなものが得られる。ただし、時間幅伸長にあたって
は、映像信号VDSないし高域成分FILHに対する相
対的な位相調整がなされる。
【0082】圧縮回路155の圧縮特性は、一例とし
て、図12の実線で示すように、入力レベルの3点E
a,Eb,Ecにおいて、入力レベルに対する出力レベ
ルの傾きが変化するものとされる。点Ea,Eb,Ec
は、それぞれコントロールポートデータの値によって、
互いに独立に変えられる。
【0083】圧縮回路155の圧縮特性が、このように
されることによって、エッジ検出信号EDETのゲイン
特性は、図12の破線で示すようになる。したがって、
映像信号VDSが、図14に示すようにバースト部分B
Uを含み、かつ画像エッジ部分としてレベル差の異なる
ものを含むもので、これから生成されるディテール信号
DTLSが、同図に示すようなものとなるとき、エッジ
検出信号EDETは、上記の最大値選択モードでは、同
図に示すように、映像信号VDSのバースト部分BUで
は、ゲインが低下しないで一定で、画像エッジ部分で
は、ディテール信号DTLSのレベルが大きいときほど
ゲインが小さいものとなる。
【0084】そして、図3のイメージエンハンサ100
においては、後述するように、このエッジ検出信号ED
ETが、ゲイン調整部180においてディテール信号に
乗算される。したがって、ディテール信号は、画像エッ
ジ部分において、図13に示すような特性で圧縮され
る。
【0085】このようなエッジ検出信号によるディテー
ル信号の制御を行わない場合には、映像信号のレベル変
化が大きい所でディテール信号が大きくなるため、ディ
テール信号の加算後の映像信号がダイナミックレンジを
超えて、図15(A)に示すようにクリップされ、画像
上に額縁の縁状の、幅を持った輪郭を生じて、画像が見
苦しくなることがある。
【0086】これに対して、上記のようにエッジ検出信
号EDETによるディテール信号の制御を行う場合に
は、図15(B)に示すようにディテール信号が、その
ままの形で圧縮されるので、ディテール信号の加算後の
映像信号がダイナミックレンジを超えてクリップされる
ようなことがなく、画像が見苦しくなることがない。
【0087】しかも、この場合、映像信号の画像エッジ
部分を映像信号のバースト状にレベルが変化する部分と
区別して検出して、実質的に画像エッジ部でのみディテ
ール信号の制御を行うので、映像信号のバースト状にレ
ベルが変化する部分には実質的に影響を及ぼさない。
【0088】図16は、バースト部分BUを有する場合
につき、同様に、エッジ検出信号EDETによるディテ
ール信号の制御を行わない場合(同図(A))と、行う場
合(同図(B))とを比較して示したものである。ただ
し、同図(B)は、上記の最小値選択モードとされて、
バースト部分BUの両端ではディテール信号が圧縮され
る場合である。
【0089】図3のイメージエンハンサ100で、ゲイ
ン設定部170は、ディテール信号に対するゲインを最
終的に設定するとともに、本線の映像信号のレベルが小
さいときにディテール信号のレベルを圧縮するもので、
この例のビデオカメラの特徴とする部分の一つである。
【0090】図17は、このゲイン設定部170の一例
を示し、コムフィルタ110からの信号CCOMBがロ
ーパスフィルタ171を通じることによって、信号CC
OMBの低域成分Siが取り出される。
【0091】このローパスフィルタ171からの低域成
分Siは、その低域成分Siのレベルが小さいときにデ
ィテール信号のレベルを圧縮するためのレベルディペン
ド回路178に直接入力されずに、最小値取出回路17
3に入力されて、Dフリップフロップ174,175に
より順次、ラッチされる。
【0092】さらに、最小値取出回路173において
は、最小値選択回路176により、Dフリップフロップ
174によりラッチされる前の信号と、それぞれDフリ
ップフロップ174,175によりラッチされた後の信
号との、三者の信号のうちの最小値の信号が選択され
る。
【0093】すなわち、低域成分Siが、図18に入力
信号Siとして示すように、1クロックごとに信号Si
1,Si2,Si3,Si4,Si5…と続くものであ
るとき、最小値取出回路173からは、信号Si1,S
i2,Si3のうちの最小値の信号Si2が信号Sm1
として取り出され、次に信号Si2,Si3,Si4の
うちの最小値の信号Si2が信号Sm2として取り出さ
れ、次に信号Si3,Si4,Si5のうちの最小値の
信号Si3が信号Sm3として取り出され、というよう
に最小値の信号Smが取り出される。
【0094】したがって、最小値取出回路173の出力
信号Sm中には、入力信号Si中に存在する信号Si4
のようなレベルの大きい信号が存在しなくなる。そし
て、この最小値取出回路173の出力信号Smが、上記
のレベルディペンド回路178に供給される。
【0095】レベルディペンド回路178の圧縮特性
は、一例として、図18の実線5中の折線部5aで示す
ように、入力レベルの3点Lb,Lc,Ldの前後にお
いて、入力レベルに対するゲインの傾きK1,K2,K
3,K4が変化するものとされる。
【0096】ゲインがゼロとなる入力レベルLa、およ
び上記の入力レベルLb,Lc,Ldは、それぞれコン
トロールポートデータの値によって設定される。また、
別のコントロールポートデータの値によって、傾きK1
〜K4を設定することができる。さらに、別のコントロ
ールポートデータの値によって、このレベルディペンド
回路178への入力信号Smに±7%のオフセットを付
すことができ、これによって圧縮が効き始める入力レベ
ルLeを変えることができる。また、別のコントロール
ポートデータの値によって、レベルディペンド回路17
8の出力信号Soにオフセットを付すことができ、これ
によってレベル圧縮が効く部分のディテール信号のゲイ
ンを調整することができる。
【0097】上記のように、最小値取出回路173の出
力信号Smには、レベルの大きい信号が存在しなくな
り、この最小値取出回路173の出力信号Smが、図1
8のような圧縮特性を有するレベルディペンド回路17
8によりレベル圧縮される結果、レベルディペンド回路
178の出力信号Soは、図18に示すように、レベル
の小さいものに揃うようになる。
【0098】したがって、このレベルディペンド回路1
78の出力信号Soが、後述するように、ディテール信
号に対するゲインとしてディテール信号に乗算されたと
き、ディテール信号が大きく振れることがなく、カメラ
出力に大きなノイズを生じることがない。
【0099】図17のゲイン設定部170においては、
最小値選択回路179により、このレベルディペンド回
路178の出力信号Soと、図9のエッジ検出部150
からのエッジ検出信号EDETと、図1に示した特定色
検出回路61からの特定色検出信号STAとの、三者の
信号のうちの最小値の信号が、ディテール信号に対する
ゲインを設定するゲイン設定信号GCTLとして、取り
出される。
【0100】ただし、上述したように、特定色検出信号
STAは特定色の画像部分では最小値のゼロとされるの
で、特定色の画像部分では、ゲイン設定信号GCTLが
ゼロとなり、ディテール信号のゲインもゼロとなって、
輪郭強調はなされない。
【0101】図3のゲイン調整部180では、高域アパ
ーチャフィルタ120からの高域アパーチャ信号APT
に対して、図19(A)に示すような特性のコア処理を
施した後、ゲイン設定部170からのゲイン設定信号G
CTLを乗じて、高域アパーチャ信号HAPTを生成す
る。
【0102】また、ゲイン調整部180では、水平ディ
テールフィルタ130からの高域、中高域、低域の水平
ディテール信号H,MH,Lを加算し、その加算後の信
号に対して、図19(B)に示すような特性のコア処理
を施した後、ゲイン設定部170からのゲイン設定信号
GCTLを乗じて、低域アパーチャ信号LAPTを生成
する。
【0103】さらに、ゲイン調整部180では、水平デ
ィテールフィルタ130からの中高域、中域、低域の水
平ディテール信号MH,M,Lと、垂直ディテールフィ
ルタ140からの垂直ディテール信号VDTLとを加算
し、その加算後の信号に対して、図19(C)に示すよ
うな特性のコア処理を施した後、ゲイン設定部170か
らのゲイン設定信号GCTLを乗じて、ディテール信号
DTLを生成する。
【0104】また、ゲイン調整部180では、水平ディ
テールフィルタ130からの中高域の水平ディテール信
号MHまたは低域の水平ディテール信号Lと、垂直ディ
テールフィルタ140からの垂直ディテール信号VDT
Lとを加算し、その加算後の信号に対して、図19
(A)に示すような特性のコア処理を施した後、ゲイン
設定部170からのゲイン設定信号GCTLを乗じて、
ビューファインダ用ディテール信号VFDを生成する。
【0105】さらに、図3のディテール混合部190
は、ゲイン調整部180からの低域アパーチャ信号LA
PTおよびディテール信号DTLを加算し、その加算後
の信号から、垂直ディテールフィルタ140からのクロ
スカラー圧縮信号CCSを減算して、上述したようにガ
ンマ・ニー補正前の映像信号に加算すべきディテール信
号BGDを生成し、それを図2の加算回路73R,73
G,73Bに出力する。
【0106】クロスカラー圧縮信号CCSは、ディテー
ル混合部190において、(121)構成のローパスフ
ィルタを通した後、(3/4)fs1および(5/4)
fs1での膨らみを抑えるため、fs1=14.3MH
zのときには(343)構成のローパスフィルタを、f
s1=18MHzのときには(232)構成のローパス
フィルタを、それぞれ通す。
【0107】また、ディテール混合部190は、ゲイン
調整部180からの高域アパーチャ信号HAPT、低域
アパーチャ信号LAPTおよびディテール信号DTLを
加算して、上述したようにガンマ・ニー補正後の映像信
号に加算すべきディテール信号AGDを生成し、それを
図2の加算回路75R,75G,75Bに出力する。低
域アパーチャ信号LAPTおよびディテール信号DTL
は、そのゲインを調整する。
【0108】なお、ゲイン設定部170の最小値取出回
路173は、隣り合う4画素分の信号のうちの最小値を
取り出す構成とするなど、各部の具体的構成も、必ずし
も図示したものに限らない。
【0109】また、この発明は、ビデオカメラに限ら
ず、映像機器の輪郭強調装置として広く適用することが
できる。
【0110】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、映
像信号の内容に応じた適切な輪郭強調処理を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のビデオカメラの一例の全体構成の一
部を示すブロック図である。
【図2】この発明のビデオカメラの一例の全体構成の残
部を示すブロック図である。
【図3】図1中のイメージエンハンサの一例を示すブロ
ック図である。
【図4】図3中の高域アパーチャフィルタの特性例を示
す図である。
【図5】図3中の水平ディテールフィルタの特性例を示
す図である。
【図6】図3中の垂直ディテールフィルタの一例を示す
ブロック図である。
【図7】図6の垂直ディテールフィルタの特性を示す図
である。
【図8】図6中の垂直ディテール圧縮回路の特性例を示
す図である。
【図9】図3中のエッジ検出部の一例をブロック図であ
る。
【図10】図9中のエッジ検出回路の一例をブロック図
である。
【図11】エッジ検出の説明に供する波形を図である。
【図12】エッジ検出の説明に供する特性を示す図であ
る。
【図13】エッジ検出の説明に供する特性を示す図であ
る。
【図14】エッジ検出の説明に供する波形を示す図であ
る。
【図15】エッジ検出の説明に供する波形を示す図であ
る。
【図16】エッジ検出の説明に供する波形を示す図であ
る。
【図17】図3中のゲイン設定部の一例を示すブロック
図である。
【図18】図17中の最小値取出回路の説明に供する図
である。
【図19】図3中のディテール混合部の説明に供する図
である。
【符号の説明】
10…撮像部、14R,14G,14B…CCD固体撮
像素子、20…カメラ本体、100…イメージエンハン
サ、140…高域ディテールフィルタ、141…ローパ
スフィルタ、145,146…ハイパスフィルタ、14
7…セレクタ、150…エッジ検出部、160…エッジ
検出回路、170…ゲイン設定部、173…最小値取出
回路
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 喜昭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−96414(JP,A) 特開 平4−360377(JP,A) 特開 平3−26070(JP,A) 特開 平6−245103(JP,A) 特開 平6−46444(JP,A) 特開 平6−105323(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217 H04N 9/44 - 9/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子からの本線映像信号から輪郭強調
    信号を生成する信号生成部と、 前記本線映像信号のバースト状にレベルが変化する部分
    と画像エッジ部分とを識別検出して、バースト状にレベ
    ルが変化する部分では、輪郭強調信号に対するゲインを
    一定値とし、画像エッジ部分では、輪郭強調信号に対す
    るゲインを、前記一定値より低く、かつ前記信号生成部
    で生成された輪郭強調信号のレベルが大きいときほど低
    くするエッジ検出信号を出力するエッジ検出部と、 前記本線映像信号の特定色の画像部分と特定色以外の画
    像部分とを識別検出して、特定色の画像部分では、輪郭
    強調信号に対するゲインを最小にし、特定色以外の画像
    部分では、輪郭強調信号に対するゲインを最大にする特
    定色検出信号を出力する特定色検出部と、 前記エッジ検出部の出力のエッジ検出信号と、前記特定
    色検出部の出力の特定色検出信号のうちの、輪郭強調信
    号に対するゲインを低くする方の検出信号を、ゲイン設
    定信号として取り出す信号選択手段と、 この信号選択手段からのゲイン設定信号によって、前記
    信号生成部で生成された輪郭強調信号のゲインを調整す
    るゲイン調整部と、 そのゲイン調整後の輪郭強調信号を前記本線映像信号に
    加算する信号加算手段と、 を備えることを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】入力映像信号から輪郭強調信号を生成する
    信号生成部と、 前記入力映像信号のバースト状にレベルが変化する部分
    と画像エッジ部分とを識別検出して、バースト状にレベ
    ルが変化する部分では、輪郭強調信号に対するゲインを
    一定値とし、画像エッジ部分では、輪郭強調信号に対す
    るゲインを、前記一定値より低く、かつ前記信号生成部
    で生成された輪郭強調信号のレベルが大きいときほど低
    くするエッジ検出信号を出力するエッジ検出部と、 前記入力映像信号の特定色の画像部分と特定色以外の画
    像部分とを識別検出して、特定色の画像部分では、輪郭
    強調信号に対するゲインを最小にし、特定色以外の画像
    部分では、輪郭強調信号に対するゲインを最大にする特
    定色検出信号を出力する特定色検出部と、 前記エッジ検出部の出力のエッジ検出信号と、前記特定
    色検出部の出力の特定色検出信号のうちの、輪郭強調信
    号に対するゲインを低くする方の検出信号を、ゲイン設
    定信号として取り出す信号選択手段と、 この信号選択手段からのゲイン設定信号によって、前記
    信号生成部で生成された輪郭強調信号のゲインを調整す
    るゲイン調整部と、 そのゲイン調整後の輪郭強調信号を前記入力映像信号に
    加算する信号加算手段と、 を備えることを特徴とする輪郭強調装置。
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