JP3351290B2 - 金属管の液圧バルジ加工方法および装置 - Google Patents

金属管の液圧バルジ加工方法および装置

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    • B21D26/047Mould construction

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属素管内に導入
した液体に圧力を負荷して金属管を異形に加工する液圧
バルジ加工方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属管の液圧バルジ加工は、素材となる
金属管(以下、素管という)に加工液を注入し、その圧
力(以下、内圧という)と管端からの軸押し力とを組み
合わせて付加することによって種々の断面形状の異形管
製品(以下、製品という)を得る加工方法である。
【0003】図5は、素管と製品を示す図で、図5
(a)は素管1の縦断面図、図5(b)は液圧バルジ加
工して得られた製品の部分断面図である。
【0004】図5(b)に示す製品は、その中央部の長
さW1 の領域は、外径Dの膨出部2a が形成されてお
り、その両側は素管と同一外径dの部分(以下、同径部
という)となっている。製品の全長L1 は、軸押しをお
こなうので素管の長さL0 よりも短くなる。
【0005】図6は、製品2を得るための従来の液圧バ
ルジ加工用装置の加工部の工具の代表例を示す図であ
る。図6(a)は、長手方向断面図、図6(b)は図6
(a)におけるC−C線断面図である。
【0006】工具15は、下金型3と上金型4からなる
金型と、左右の軸押し工具5、6とを備えている。これ
ら金型には素管ガイド溝3a 、4a とダイス穴3b、4
bが設けられている。素管ガイド溝3a 、4a の内径d
は素管1の外径と同一である。ダイス穴3b、4bは製
品膨出部を形成する空間であり、その内郭形状は製品膨
出部の外郭形状と同一である。ダイス穴肩部3c、4c
には製品膨出部の付け根rと同一の丸みが加工されてい
る。下金型3のダイス穴3bの底部には加工後の製品の
ノックアウト工具17が上下可動状態で収納されてい
る。軸押し工具5、6の外径は素管外径dと略々同一
で、後端部には後述する軸押しピストンと連結するため
のフランジ5C、6Cが設けられている。一方の軸押し
工具5には後述する加工液注入のための流路5bが、ま
た他方の軸押し工具6には素管内の空気を追い出すため
の流路6bが貫通して設けられている。
【0007】図7は、上記工具15を用いて素管に内圧
と軸押し力を負荷して液圧バルジ加工する場合の加工状
況を示す図で、図7(a) は、液圧バルジ加工直前の状
態を示す縦断面図で、同7(b)は液圧バルジ加工終了
時点の状態を示す縦断面図である。
【0008】先ず、下金型3に素管1をセットし、後述
する上部プレス装置に取り付けた上金型4を降下せし
め、所定の力で下金型3に押しつけ、左右方向から後述
する軸押し装置に取り付けた軸押し工具5、6を前進せ
しめ、素管1の両管端に軸押し工具端面5a、6aを当
接してシールを行い、左側の軸押し工具5を貫通せしめ
た流路5bから加工液7を注入しながら右側の軸押し工
具6を貫通する流路6bから素管内の空気を押し出し、
流路6bの延長上を図示していないバルブで閉鎖して、
素管1の内部を加工液7で充満させる。このような状態
を示す図が図7(a)である。
【0009】次に、左右方向から軸押し工具5、6を前
進せしめるとともに、図示していないポンプによって内
圧を徐々に増加し、材料をダイス穴3b、4b内に膨出
させて図7(b)に示すように製品2とする。内圧を増
加させるのは、軸押しによってダイス穴3b、4bに押
し込まれるにつれて徐々に加工硬化する材料を膨出させ
るためである。材料の強度と肉厚が大きい場合や膨出部
の肩部コーナ半径が小さい場合には必要な内圧は増加す
る。この後、内圧を低下させ、上金型4を上昇させ、つ
いで軸押し工具5、6を後退させて製品内の加工液を流
し出し、ノックアウト工具17を上昇させて製品2を取
り出す。
【0010】加工液7としては、防錆のため数%の油脂
分を水に分散させたエマルジョンが一般に用いられる。
次に、上記液圧バルジ加工を行うために従来より用いら
れている装置について説明する。
【0011】図8は、従来の液圧バルジ加工装置を示す
図で、図8(a) は装置全体の正面図、同(b) は軸押
し装置の断面図である。図8(a) に示すように、装置
全体は上部プレス装置21と、軸押し装置22、23を
備えており、これらはベッド24を共有している。上部
プレス装置21は、前記ベッド24にコラム25で連結
されたフレーム26と、このフレームに取り付けられた
加圧シリンダ27と、該シリンダのラム28と、該ラム
に取り付けられたラムヘッド29からなる。下金型3は
前記ベッド24に、上金型4は前記ラムヘッド29に着
脱自在に装着されている。また、下金型3の直下には前
記ノックアウト工具17を上下させるシリンダ19が設
けられている。
【0012】また、図8(b) に示すように軸押し装置
22は、シリンダケース30とピストン31からなり、
ピストン先端部31dに軸押し工具5がボルト締めなど
の方法で着脱自在に取り付けられている。ピストン31
には軸押し工具流路5bと連絡する加工液流路31Cが
設けられ、ピストン31の後端に接続された中空棹33
を経由して、図示していない外部ポンプと配管32で連
絡されている。ピストン31は、その外面31aとシリ
ンダフランジ30b、ピストンフランジ31bとシリン
ダケース外筒30a、中空棹33とシリンダケース背面
板30cが案内されてシリンダケース30内を軸方向に
移動する。
【0013】各案内部にはシール40、41、42が設
けられ、後方圧力室50にシリンダ内流路51および配
管52を経由して、図示していない外部ポンプにより所
定圧力の作動液を注入すれば、ピストン31は前進し、
逆に前方圧力室60にシリンダ内流路61および配管6
2を経由して図示していない外部ポンプにより所定圧力
の作動液を注入すればピストン31は後退する構造とな
っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の液圧バルジ加工
においては次のような問題がある。第1の問題は、軸押
しに関わる問題である。前述したように、液圧バルジ加
工においては軸押しと内圧とが重要な役割を果たしてい
るが、膨出加工による周長増加が大きい製品では軸押し
が特に重要となる。軸押しが不十分な状態で内圧を増加
させると膨出予定部の肉厚減少が進み、破裂が生じてし
まう。減肉を抑制するには、内圧を高める前に軸押しに
よって材料をダイス穴内に押し込み、複曲面の隆起部を
形成することによって破裂に対する抵抗を高めておく必
要がある。
【0015】ところで、図7(a)で説明した液圧バル
ジ加工において軸押しを阻害する要因は、ダイス溝3
a、4aと材料との摩擦と、ダイス穴肩R部3c、4c
の曲率に沿って材料をすべらせる際の摩擦と曲げ変形で
ある。前者については、摩擦係数およびダイス溝3a、
4aに接する材料の長さl、後者については材料の強度
を一定とすれば、摩擦係数とダイス穴肩半径r(rが小
さいほど軸押し抵抗大)が関係する。摩擦係数を減らす
ために、液圧バルジ加工用の金型は硬質の材料で製作
し、材料との摺動で損傷しにくくすると同時にダイス溝
およびダイス穴肩R部は滑らかに仕上げられる。また、
その状態を保つように研磨修正による保守を行うことが
必要である。
【0016】さらに、材料と金型の焼き付きを起こりに
くくするために、素管1の外表面に潤滑被膜処理やペイ
ント塗装を施すなどの対策が行われることも多い。しか
しながら、これらの手段をとったとしても、ダイス溝に
接する材料の長さl[ 図7(a)参照] が大きい場合に
は、ダイス溝との接触面積が大きいのでダイス溝内の材
料全体を移動させるための摩擦抵抗が大きくなる。
【0017】図9は、液圧バルジ加工時に発生する欠陥
の発生状況を示す縦断面図で、図9(a)は挫屈状態を
示し、同(b)は管端部の厚肉化状況を示す。薄肉管の
場合には軸押し時に同径部で挫屈8が生じ易いので、炭
素鋼々管の場合、t/d= 0.03(t:素管肉厚)で
はl/dが2.0以上で、またt /d= 0.02ではl
/dが1.5以上で軸押しが難しくなる。
【0018】一方、厚肉管の場合には挫屈は生じにくい
が、ダイス肩R部3c、4cでの曲げ抵抗の増加のため
に軸押しの抵抗が増加し、図9(b) に示すように管端
近傍に素管の肉厚よりも厚い厚肉部9が形成されるため
に膨出が阻害される。したがって、所定形状の製品膨出
部2aを形成するためには全軸押し量を大きく(すなわ
ち、素管長さを大きく)せざるを得ず、材料歩留が低下
してしまう。また、製品重量が増加するほか、場合によ
っては液圧バルジ加工後に厚肉部9を切削して所定の肉
厚に仕上げる必要が生ずる。
【0019】液圧バルジ加工の第2の問題は、金型の製
作コストである。図7に示すように、下金型3、上金型
4は素管1の全長に、軸押し工具5、6の頭部を挿入す
るための余裕を加えた長さに製作する必要がある。前述
した管材料と金型の焼き付き対策として硬質の材料で製
作されることが多いので、材料費がかさむほか、ダイス
溝3a、4aの加工に工数がかかる。また、下金型3、
上金型4には製品膨出部2aの形状に合わせてダイス穴
3b、4bを彫り込み加工し、表面をなめらかに仕上げ
る必要があり、加工費がかさむ。形状によっては切削加
工が困難な場合があり、高価な放電加工に頼らざるを得
ない。また、膨出部の寸法が異なる場合は、その寸法毎
にダイス穴の異なった金型を準備しなければならない。
【0020】さらに、ダイス穴3b、4bは製品を抜き
出せるような形状であることが前提となるので、製品膨
出部の形状によってはダイス穴3b、4bだけでは成形
できない場合がある。
【0021】図10は、そのような製品の例を示し、図
10(a) は製品70の長手方向の断面図、同(b) は
正面図である。製品膨出部の側面に凹み70cが設けら
れているために、ダイス穴の内郭形状を製品膨出部70
aの外郭形状と同一にしたのでは製品の取り出しができ
ない。
【0022】図11は、図10に示した形状の製品を加
工するのに必要な型の構造を示す縦断面図である。図1
1に示すように、先ず凹部70cがない膨出部を成形
し、ついで下金型3−1、上金型4−1に内蔵した加圧
シリンダ71によってポンチ72を突き出して凹み70
cを成形した後、ポンチ72を後退させて製品70を金
型から取り出さざるを得ない。金型の構造が複雑であ
り、製作コストがかさむ。本発明の課題は、上記第1お
よび第2の問題を解消することのできる金属管の液圧バ
ルジ加工方法および装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、1)素管
と工具間の摩擦抵抗を小さくし、軸押し時に発生する座
屈や厚肉管の場合に発生する管端厚肉化現象による材料
歩留まりの低下を防止すること、2)膨出加工時の管の
内圧を小さくすることにより膨出部の減肉を少なくして
素管の肉厚を薄くすること、3)金型の製作コストを低
減することに関し、種々実験、検討を重ねた結果、以下
のような知見を得た。
【0024】a)管を膨出させるに際し、管の軸方向に
おける膨出予定長さよりも長い領域を予備膨出させる予
備加工をおこない、その後で予備膨出部を管の軸方向に
圧縮加工して製品膨出部に仕上げ加工することにより、
管の内圧が低い状態で加工が可能となり、それにより膨
出部の減肉を防止することができる。
【0025】b)そのような加工をおこなうには、従来
の金型のように、膨出部を成形するためのダイス穴を金
型に直接設けないで、金型に相当する軸押しホルダーの
貫通孔に、その両端から1対の円筒状の第2軸押し工具
を挿入、スライド可能とし、さらに第2軸押し工具内に
挿入された素管の両端から管を軸方向に圧縮するための
第1軸押し工具を設けた装置を用いればよく、第2軸押
し工具の先端間で膨出部形成すればよい。
【0026】本発明は、このような知見に基づきなされ
たもので、その要旨は以下の通りである。 (1)金属素管内の液体による内圧と、金属管の軸方向
圧縮とを組み合わせて金属管の一部を全周にわたり膨出
加工する液圧バルジ加工方法であって、金属管の軸方向
における膨出予定長さよりも長い領域を予備膨出させる
予備加工をおこない、次いで予備膨出部を金属管の軸方
向に圧縮加工して製品膨出部に仕上げ加工することを特
徴とする金属管の液圧バルジ加工方法。
【0027】(2) 貫通孔を備えた分割型の軸押し工
具ホルダーと、この軸押し工具ホルダーの貫通孔の両端
からそれぞれ挿入、スライド可能な一対の中空の第2軸
押し工具と、これら第2軸押し工具内に挿入された金属
素管の両端から金属素管を軸方向に圧縮するための第1
軸押し工具を備え、第1軸押し工具には金属素管内に加
工液を供給、加圧するための加工液流路が設けられてお
り、第1軸押し工具と第2軸押し工具とにはそれぞれ独
立して金属素管軸方向に進退させる軸押し工具進退手段
を備えていることを特徴とする金属管の液圧バルジ加工
装置。
【0028】(3)軸押し工具進退手段が、第1軸押し
工具を金属素管の軸方向に進退させるための第1ピスト
ンと、第2軸押し工具を金属管の軸方向に進退させるた
めの円筒状の第2ピストンとを備えており、第1ピスト
ンは第2ピストンの円筒内に配置されていて、第1軸押
し工具の加工液流路に接続可能な加工液流路を有するこ
とを特徴とする複動軸押し装置である前記(2)記載の
液圧バルジ加工装置。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の液圧バルジ加工
装置(ただし、軸押し工具進退手段は図示せず)の例を
示した図で、図1(a) は長手方向断面図、図1(b)
は図1(a)のC−C線断面図である。この装置では、
図5(a)に示すような素管を用い、同図(b)に示す
異形管製品の加工ができる。
【0030】図1で、液圧バルジ加工装置150は、下
部ホルダ81、上部ホルダ82からなる軸押し工具ホル
ダ80と、第1軸押し工具85、86、第2軸押し工具
83、84および図示していない後述の軸押し工具進退
手段からなる。下部ホルダ、上部ホルダのガイド溝81
a、82aでホルダ80の貫通孔を形成し、このガイド
溝81a、82aには円筒状一体品の第2軸押し工具8
3、84がスライド可能な状態で挿入されている。
【0031】ガイド溝81a、82aの断面形状は製品
膨出部の断面形状と同一である。ガイド溝81a、82
aの断面形状は長手方向に一定であり、切削によって容
易に加工することができる。第2軸押し工具83、84
の先端内周部83d 、84dには製品膨出部2aの付け
根r[ 図5(b) 参照] と同一の丸みが加工されてお
り、後端部には後述する軸押し装置に接続固定するため
のフランジ83b、84bが設けられている。
【0032】第2軸押し工具の内郭部83c、84cに
は、第1軸押し工具85、86がそれぞれ摺動可能な状
態で挿入されている。第2軸押し工具の内郭部83c、
84cの断面形状は第1軸押し工具85、86の断面形
状にならったものであり、素管1の断面形状とほぼ同一
である。第1軸押し工具85、86は、加工液流路85
c、86cおよび後述する複動軸押し装置に接続固定す
るためのフランジ85b、86bを備えている。
【0033】図2は、複動軸押し装置の一例を示す図
で、図2(a)は縦断面図、同(b)は図2(a) の矢
印c方向からの正面図である。この複動軸押し装置90
は、図1における左側の第1軸押し工具85および第2
軸押し工具83を軸方向に進退させるための装置で、図
1における右側の第1軸押し工具86および第2軸押し
工具84も同様な構造の別の複動軸押し装置に取り付け
られる。
【0034】複動軸押し装置90は、シリンダケース1
00、第1ピストン91、その外周に設けた円筒状の第
2ピストン92を備えている。第1ピストン先端部91
dには前記第1軸押し工具85が、また第2ピストン先
端部92dには前記第2軸押し工具83がボルト締めな
どの方法で着脱自在に装着される。第1ピストン91に
は、第1軸押し工具85の加工液流路85cと連絡する
加工液流路91cが設けられ、第1ピストン91の後端
に接続された中空棹93を経由して、図示していない外
部加工液ポンプと配管130で連絡されている。第2ピ
ストンを円筒状にし、その内部に第1ピストンを設ける
ことにより、軸押し装置の形状寸法をが極めてコンパク
トにすることができる。
【0035】シリンダケース100は、二重構造で、ケ
ース外筒100aの内側に間隔を有してケース内筒10
1を共通のケース背面板100bを介して一体的に備え
ている。第1ピストン91は、ケース内筒101の内側
に挿入されており、第1ピストン外面91aはケース内
筒フランジ101bで、また第1ピストンフランジ91
bはケース内筒内面101aでそれぞれシール120、
121を介して案内されており、液圧室110が形成さ
れている。液圧室110は、ケース内筒101に穿たれ
た作動液流路101dを経由して、図示しない外部作動
液ポンプと配管131で連絡されている。
【0036】中空棹93は、ケース背面板100bとシ
ール124を介して案内され、第1ピストン91とケー
ス背面板100bの間には液圧室111が形成されてい
る。液圧室111は、ケース背面板100bに穿たれた
作動液流路103aを経由して図示していない外部作動
液ポンプと配管132で連絡されている。液圧室11
0、111の作動液圧力が第1ピストン91に作用する
ことによる軸方向押し力の大小関係で第1ピストン91
は前進あるいは後退する。
【0037】円筒状の第2ピストン92は、ケース内筒
101とケース外筒100aの間に挿入されており、第
2ピストン内面92aはケース内筒外面101cで案内
され、第2ピストン外面92bはケース外筒フランジ1
02bで、また第2ピストンフランジ92cはケース外
筒内面102aでそれぞれシール122、123を介し
て案内され、液圧室113が形成されている。液圧室1
13は、ケース外筒100aに穿たれた作動液流路10
2cを経由して、図示していない外部作動液ポンプと配
管133で連絡されている。円筒状第2ピストン92と
ケース背面板100bの間には液圧室112が形成され
ている。
【0038】液圧室112は、ケース背面板103に穿
たれた作動液流路103bを経由して図示していない外
部作動液ポンプと配管134で連絡されている。液圧室
112、113の作動液圧力が円筒状第2ピストン92
に作用することによる軸方向押し力の大小関係で円筒状
第2ピストン92は前進あるいは後退する。
【0039】第1ピストン、第2ピストンを前進、後退
させる外部作動液ポンプは別であり、第1ピストン、第
2ピストンはそれぞれ独立して移動させることができ
る。もちろん、同時に移動させることも可能である。
【0040】なお、図2に示した複動軸押し装置は一例
に過ぎず、前記第1軸押し工具および第2軸押し工具を
装着し、それぞれを独立して軸方向に進退させることが
できさえすれば他の形式のものであってもかまわない。
次に、本発明における液圧バルジ加工方法について説明
する。
【0041】図3は、本発明の加工方法を説明するため
の液圧バルジ加工装置の部分図で、図3(a)は素管を
液圧バルジ加工装置にセットしている状態を示す図、同
(b)は素管をセットして予備膨出加工する前の状態を
示す図、同(c)は予備膨出加工を終了した状態を示す
図、および同(d)は仕上げ加工を終了した状態を示す
図である。
【0042】図3(a) に示すように、下部ホルダガイ
ド溝81aに案内された第2軸押し工具内郭部84cに
素管1を挿入し、第1軸押し工具86で位置決めする。
次いで、図3( b) に示すように、左側の第2軸押し工
具83を前進させて右側第2軸押し工具84との間に製
品膨出部長さW1 よりも長いW0 のダイス穴空間200
を形成し、さらに左側第1軸押し工具85を前進させて
素管1の両端面に密接させてシールし、上部ホルダ82
を降下させて下部ホルダ81に押し付け、素管内に加工
液7を注入し予備膨出加工前の状態となる。W0 につい
ては後述する。
【0043】ここで、素管1の両端近傍は第2軸押し工
具83、84で保持されているので、上下ホルダ81、
82の長さLd は、図7における従来法の上下金型3、
4の長さよりも短くて済み、W0 よりも僅かに長ければ
よい。また、図7で示した従来法においては、材料の全
長に働く内圧による反力に打ち勝つ大きさの力で上下金
型を締め付けておく必要があるが、本発明の方法では筒
状の第2軸押し工具内の材料に作用する内圧は第2軸押
し工具で支えることができるので、上下ホルダを締め付
ける力は従来法における上下金型の締め付け力よりも小
さくて済む。すなわち、図8における上部加圧シリンダ
27の加圧能力を小さくすることができる。
【0044】図3(b) 〜(c) は加工の第1ステップ
の予備膨出加工工程を示す図である。図3(c) は、長
さW0 のダイス穴空間200の中に、製品膨出部2aの
表面積と略々同一の表面積の予備膨出部(イ)を形成し
た状態を示す。
【0045】この予備膨出加工する方法には2つの方法
がある。第1は、第1軸押し工具85、86で管端での
加工液のシールを保ったまま内圧を増加させて膨出させ
るA法である。膨出量は減肉が製品に許容される範囲に
とどめ、その条件で予備膨出部の表面積が確保されるよ
うにW0 を設定しておく。第2は、第1軸押し工具を前
進せしめて膨出させるB法である。この場合の内圧は、
第1軸押し工具による管端からの軸圧縮によって予備膨
出部に挫屈が生じない程度の大きさにとどめておく。第
1軸押し工具の前進量は、予備膨出部の表面積が確保で
きるように設定する。
【0046】図3(b) に示す第2軸押し工具83、8
4内の材料長さl−1は図8(a)に示すダイス溝内の
材料長さlよりも短いので、軸押し抵抗は図8の場合よ
りも小さく、前記した挫屈8や厚肉部9が生じにくい。
【0047】A法の長所は、予備膨出部を内圧で形成す
るので素管の長さが短くて済み、B法よりも材料歩留が
良いことである。予備膨出を内圧のみで行うので挫屈の
心配がなく、薄肉の素管に適していることは言うまでも
ない。一方、B法の長所は、予備膨出部の減肉がa法よ
りも小さいことである。もちろん、A法、B法を適宜組
み合わせても差し支えない。予備膨出工程の必要内圧は
素管の強度、加工硬化、肉厚、膨出量によって変化する
ので、加工液の内圧は第1軸押し工具の移動の有無ある
いは移動量とは独立して自在に制御できるようにしてお
く必要がある。
【0048】図3(c) 〜(d) は仕上げ加工ステップの
軸寄せ工程で、同(d) は、図3(c) の状態から第1軸
押し工具85、86および第2軸押し工具83、84を
前進せしめ、所定寸法の膨出部2aと同径部2bを有す
る製品が得られた状態を示す。
【0049】この軸押し工程では、第1軸押し工具と第
2軸押し工具の移動速度は同一にすることが望ましい。
その第1の理由は、予備膨出部の表面積をそのまま製品
膨出部の表面積として活用するためである。第2の理由
は、第2軸押し工具内の材料に作用する軸圧縮力を小さ
くできるので挫屈の危険が小さいことである。第3の理
由は、材料と第2軸押し工具内面との摩擦摺動を減少す
ることによって材料表面の擦りきずを軽減することであ
る。
【0050】図3(d) の後は、加工液7の圧力を低下さ
せてから左右の第2軸押し工具83、84を後退し、上
ホルダ82を上昇させ、左右の第1軸押し工具85、8
6を後退させて加工液を流出せしめ、製品2を取り出
す。なお、製品2のノックアウトは第2軸押し工具を後
退させる時点ですでに行われているので、図9のノック
アウトシリンダ19は不要である。
【0051】図4は、本発明の方法により図10に示す
膨出部に凹部を有する製品の加工状態を示す長手方向断
面図である。同図に示すように第2軸押し工具83、8
4の先端に突起73を設けておけば、図10に示したよ
うな製品であっても容易に加工をすることができる。ま
た、加工終了後も第2軸押し工具83、84を後退させ
ることにより製品を工具から容易に取り出すことができ
る。なお、本発明においては、第2軸押し工具の後退が
可能でさえあれば、如何ような膨出部端面形状にも対応
できることは言うまでもない。
【0052】以上のような第1軸押し工具、第2軸押し
工具の動きは、図2に例を示すような第1ピストンおよ
び第2ピストンを備えた複動機構の軸押し装置を用いる
ことによって初めて可能であり、図8(b) のようなピ
ストン1個の従来の軸押し装置では不可能である。
【0053】
【実施例】
(実施例1)図5(a)に示す下記寸法の機械構造用炭
素鋼鋼管STKM12a(JISG3445)を素管と
して用い、液圧バルジ加工により同図(b)に示す形状
をした下記寸法の異形管を製造した。
【0054】[素管] 外径(d) :89.1mm 肉厚(t) :2.0mm 長さ(L0 ):510mm (重量:2.2kg) [異形管] 膨出部外径(D) :170mm 同径部外径(d) :89.1mm 膨出部長さ(W1 ) :100mm 膨出部付け根r(r1):20mm 膨出部肩半径r(r2):10mm 異形管全長(L1 ) :340mm 製品に要求される最小肉厚は、膨出部2aが1.5m
m、同径部外径2bが2.0mmである。
【0055】液圧バルジ加工装置として、図1および図
2に示した装置を用いた。各工具の寸法は以下の通りで
ある。 軸押しホルダー貫通孔内径(D) :170mm 軸押しホルダーの貫通孔(ガイド溝) (81a、82a)長さ(Ld):300mm 軸押しホルダ(82、81)外径 :89.1mm 第1軸押し工具(85、86) 外径(D)と内径(d) :170mm、89.1mm 第2軸押し工具(83、84) 先端内周部丸み半径(r1 ):20mm 図2に示す第1軸押し工具を進退させる第1ピストン9
1および第2軸押し工具を進退させる第2ピストン92
の最大押し力と最大ストロークは、両者とも下記の通り
であった。
【0056】 最大押し力 :50Ton 最大ストローク :150mm 上記の素管と装置を用い、図3(b)に示す予備膨出加
工長さW0 が270mmとなるように第2軸押し工具を
位置決めしたのち、第1軸押し工具を素管々端に密接し
てシールし、上下ホルダを50Tonで締め付け、素管
内にエマルジョン加工液を注入し、その圧力を200b
arに高めてダイス穴空間200内のワーク外径を約1
03mmに予備膨出した。
【0057】予備膨出部の最小肉厚は1.7mmであっ
た。この後、内圧を200barに保ったまま左右から
第1軸押し工具および第2軸押し工具を毎秒20mmの
速度で同時に前進させ、最終的に図3(d)に示すL1
=340mm、W1 =100mmの位置で第1軸押し工
具および第2軸押し工具を停止し、前記寸法の膨出部を
有する製品を得た。
【0058】膨出部2aの頂部肩半径r2 は目標寸法の
10mmが得られた。左右第1ピストンの最大押し力は
約23Ton、左右第2ピストンの最大押し力は約33
Tonであった。製品膨出部の最小肉厚は1.7mm
で、製品同径部の最小肉厚は2.0mmで、要求される
最小肉厚を満足した。
【0059】これに対し、下記寸法の機械構造用炭素鋼
鋼管STKM12a(JISG3445)を素管として
用い、従来の液圧バルジ加工をおこなった。素管の肉厚
は、上記本発明例で用いた素管と同一肉厚では、図9
(a)に示したような挫屈が発生するため、挫屈防止の
ため厚くした。
【0060】[素管] 外径(d) :89.1mm 肉厚(t) :3.2mm 長さ(L0 ):550mm (重量:3.7kg) 液圧バルジ加工装置として、図6に示す工具に図8
(b)に示した軸押し装置装着した液圧バルジ加工装置
を用いた。各工具の寸法は以下の通りである。
【0061】 ダイス溝3a、4aの内径(d):89.1mm ダイス穴(3b、4b) 内径(D)=170mm 長さ( W1)=100mm 肩半径( r1 )=20mm 上下金型(4、3) 長さ(Ld)=600mm 軸押し装置のピストン31の最大押し力は150To
n、最大ストロークは150mmであった。
【0062】上記素管および装置とを用い、図7(a)
に示すように素管をセットし、軸押し装置(図8、2
2、23)に装着した外径d=89.1mmの軸押し工
具5、6で素管々端をシールし、上下金型を加圧シリン
ダ27によって700Tonで締め付け、素管内にエマ
ルジョン加工液7を注入した後、左右から軸押し工具を
毎秒20mmの速度で前進させながら内圧を徐々に上昇
させてダイス穴内に材料を膨出せしめ、図7(b)に示
すL1 =340mmの位置で軸押し工具を停止し、外径
D=170mm、長さW1 =100mmの膨出部2aを
有する異形管製品を得た。
【0063】製品膨出部の最小肉厚は2.6mmで、頂
部肩半径r2を目標寸法の10mmに仕上げるのに必要
な内圧は2000barであった。また、左右軸押し装
置ピストン31の押し力は最大125Tonが必要であ
った。
【0064】以上のように、本発明の液圧バルジ加工方
法および液圧バルジ加工装置を用いることにより、素管
重量を約40%減少させることが可能となった他、最高
内圧を1/10に、型締め力を1/14に大幅に減少さ
せることができるなど、バルジ加工装置の必要能力を低
下し得ることが確認できた。
【0065】(実施例2)図5(a)に示す下記寸法の
機械構造用炭素鋼鋼管STKM12a(JISG344
5)を素管として用い、液圧バルジ加工により実施例1
と同じ寸法の異形管を製造した。
【0066】[素管] 外径(d) :89.1mm 肉厚(t) :2.0mm 長さ(L0 ):510mm (重量:3.1kg) 液圧バルジ加工装置は、上記実施例1と同じ装置を用い
た。
【0067】図3(b)に示す予備膨出加工長さW0
270mmとなるように第2軸押し工具を位置決めした
のち、第1軸押し工具で素管々端をシールし、上下ホル
ダを75Tonで締め付け、素管内にエマルジョン加工
液を注入し、その圧力を300barまで徐々に高めな
がら左右第1軸押し工具を20mm前進させてダイス穴
空間200内のワーク外径を約103mmに予備膨出し
た。予備膨出部の最小肉厚は2.4mmであった。
【0068】この後、内圧を300barに保ったまま
左右から第1軸押し工具および第2軸押し工具を毎秒2
0mmの速度で同時に前進させ、最終的に図3(d)に
示すL1 =340mm、W1 =100mmの位置で第1
軸押し工具および第2軸押し工具を停止し、外径D=1
70mm、長さW1 =100mmの膨出部2aを有する
製品を得た。
【0069】膨出部2aの頂部肩半径r2は目標寸法の
10mmが得られた。左右第1ピストンの最大押し力は
約32Ton、左右第2ピストンの最大押し力は約50
Tonであった。製品膨出部2aの最小肉厚は2.4m
mで、製品に要求される最小肉厚を満足した。また、製
品同径部2bの肉厚は2.6mmから2.8mmの範囲
であり、公差を満足した。
【0070】また、従来法として実施例1と同じ鋼種、
寸法の素管を用い、上限の型の長さが570mmである
以外は実施例1の従来法に用いたのと同じ液圧バルジ加
工装置を用いて、加工条件も同じにして異形管を製造し
た。
【0071】製品膨出部の最小肉厚は2.6mmで、頂
部肩半径r2を目標寸法の10mmに仕上げるのに必要
な内圧は2000barであった。また、左右軸押し装
置ピストン31の押し力は最大125Tonが必要であ
った。製品同径部2bの肉厚は3.5mmから4.0m
mの範囲にあり、製品公差を越えているために切削加工
で仕上げる必要が生じた。
【0072】以上のように、本発明の液圧バルジ加工方
法および液圧バルジ加工装置を用いることにより、素管
重量を約18%減少させることが可能となった他、製品
同径部の仕上げ切削加工を省略することが可能となっ
た。また、最高内圧を1/6〜1/7に、型締め力を約
1/9に大幅に減少させることができるなど、バルジ加
工装置の必要能力を低下し得ることが確認できた。
【0073】
【発明の効果】本発明の方法および装置による効果とし
て次の5つを挙げることができる。
【0074】第1の効果は、従来法に比較して材料と工
具の間の摩擦力が低下することである。その結果とし
て、軸押しの際の挫屈が抑制され、薄肉管の液圧バルジ
加工が容易になる。厚肉管の場合においても、製品同径
部の増肉が抑制されるので材料歩留が向上し、切削仕上
げ加工も不要となる。また、材料と工具の摺動に起因す
る製品表面の焼き付きも大幅に軽減され、材料の潤滑処
理の省略や工具の保守が容易となる。
【0075】第2の効果は、予備膨出を行うことによ
り、次の第2ステップで第2軸押し工具の先頭部で材料
を左右からはさみつけ、膨出部の軸寄せを確実に行うこ
とができることである。すなわち、予備膨出部にはじめ
から軸圧縮力が有効に作用し、これによって膨出部の周
長増加が効率的に得られることである。
【0076】第3の効果は、必要内圧の低下である。す
なわち、空間容積が固定されたダイス穴に材料を沿わせ
ながら隆起させる図8の従来法と比較して、ダイス穴空
間が広い段階での予備膨出はより低圧で行うことが可能
である。また、軸寄せ工程においても、製品膨出部は第
2軸押し工具によって成形されるので、その内圧は従来
法よりも低くて済む。
【0077】内圧の低下は膨出部の減肉率の低下につな
がり、素管肉厚を小さくすることも可能である。さら
に、高価でかつ保守費用がかさむ超高圧の加工液ポンプ
が不要となるので設備コスト低減も可能となる。
【0078】第4の効果は、金型費の低減である。前述
したように、第2軸押し工具を使用することによって上
下金型の長さを短くできるので、金型の製作費が低下す
る。第2軸押し工具は素管径が同一の製品の金型に共通
して使用することができるので経済的である。また、製
品膨出部を形作るダイス穴空間をホルダと左右の第2軸
押し工具で形成するので、図7に示す従来の金型のよう
なダイス穴を加工する必要がなく、金型製作費が少なく
て済む。
【0079】第5の効果は、図10に示すような膨出部
端面に凹部70cを有する製品70であっても、図4で
示したように第2軸押し工具83、84の先端部に突起
73を設けておくことにより簡単に加工することができ
る。加工終了後は第2軸押し工具を後退させるので、製
品の取り出しも全く問題ない。
【0080】このように、本発明の液圧バルジ加工方法
および液圧バルジ加工装置によれば、管材料の軸圧縮に
おける挫屈が抑制されるので従来よりも薄肉の製品を加
工することができる。また、加工液の圧力が小さくて済
むので膨出部の減肉も小さくなる。すなわち、従来法よ
りも薄肉の素管を使用できるので材料歩留が向上し、材
料費を低減できる。さらに、製品同径部の内径の仕上げ
加工を省略することもできる。材料と工具の摺動が減る
ので、工具保守費用が低減する効果もある。設備面で
は、液圧バルジ加工装置の上部加圧シリンダ締め付け力
の低下、加工液ポンプ最高圧力の低下、金型費の低下な
どがもたらされる。以上のように、本発明は管の液圧バ
ルジ加工のコストダウンに大いなる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液圧バルジ加工装置(ただし、軸押し
工具の進退手段は図示せず)の図で、図1(a) は長手
方向断面図、図1(b) は図1(a) のC−C線断面図
である。
【図2】複動軸押し装置を示す図で、図2(a)は縦断
面図、同(b)は図2(a) の矢印C方向からの正面図
である。
【図3】本発明の加工方法を説明するための液圧バルジ
加工装置の部分図で、図3(a)は素管を液圧バルジ加
工装置にセットしている状態を示す図、同(b)は素管
をセットして予備膨出加工する前の状態を示す図、同
(c)は予備膨出加工を終了した状態を示す図、および
同(d)は仕上げ加工を終了した状態を示す図であ
る。
【図4】膨出部端面に凹みを有する製品に本発明を適用
する場合の説明図である。
【図5】素管と製品を示す図で、図5(a)は素管1の
縦断面図、図5(b)はを液圧バルジ加工して得た製品
の部分断面図である。
【図6】従来の液圧バルジ加工用工具の代表例を示す図
である。図6(a)は、長手方向断面図、同6(b)は
同6(a)におけるC−C断面図である。
【図7】素管に内圧と軸押し力を付加して液圧バルジ加
工する場合の加工状況を示す縦断面図である。図7
(a) は、液圧バルジ加工直前の状態を示す縦断面図
で、同(b)は液圧バルジ加工終了時点の状態を示す縦
断面を示す。
【図8】液圧バルジ加工装置を示す図で、図8(a) は
装置全体の正面図、同(b) は軸押し装置の断面図であ
る。
【図9】液圧バルジ加工時に発生する欠陥の発生状況を
示す縦断面図で、図10(a)は、挫屈状態を示し、同
(b)は管端部の厚肉化状況を示す。
【図10】異形管の製品の例を示し、図10(a) は製
品長手方向の断面図、同(b) は正面図である。
【図11】従来のバルジ加工に用いる型の構造を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
2 製品 83、84 第2軸押し工具 2a 製品膨出部 85、86 第1軸押し工具 3 下金型 85c、86c 加工液流路 3b、4b ダイス穴 90 軸押し工具進退装置 4 上金型 91 第1ピストン 5、6 軸押し工具 92 円筒状第2ピストン 80 軸押しホルダ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属素管内の液体による内圧と、金属管の
    軸方向圧縮とを組み合わせて金属管の一部を全周にわた
    膨出加工する液圧バルジ加工方法であって、金属管の
    軸方向における膨出予定長さよりも長い領域を予備膨出
    させる予備加工をおこない、次いで予備膨出部を金属管
    の軸方向に圧縮加工して製品膨出部に仕上げ加工するこ
    とを特徴とする金属管の液圧バルジ加工方法。
  2. 【請求項2】 貫通孔を備えた分割型の軸押し工具ホル
    ダーと、この軸押し工具ホルダーの貫通孔の両端からそ
    れぞれ挿入、スライド可能な一対の中空の第2軸押し工
    具と、これら第2軸押し工具内に挿入された金属素管の
    両端から金属素管を軸方向に圧縮するための第1軸押し
    工具を備え、第1軸押し工具には金属素管内に加工液を
    供給、加圧するための加工液流路が設けられており、第
    1軸押し工具と第2軸押し工具とにはそれぞれ独立して
    金属素管軸方向に進退させる軸押し工具進退手段を備え
    ていることを特徴とする金属管の液圧バルジ加工装置。
  3. 【請求項3】 軸押し工具進退手段が、第1軸押し工具
    を金属素管の軸方向に進退させるための第1ピストン
    と、第2軸押し工具を金属管の軸方向に進退させるため
    の円筒状の第2ピストンとを備えており、第1ピストン
    は第2ピストンの円筒内に配置されていて、第1軸押し
    工具の加工液流路に接続可能な加工液流路を有すること
    を特徴とする複動軸押し装置である請求項2記載の液圧
    バルジ加工装置。
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