JP3348587B2 - スクータ型車両におけるステップフロア構造 - Google Patents

スクータ型車両におけるステップフロア構造

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JP3348587B2
JP3348587B2 JP02669396A JP2669396A JP3348587B2 JP 3348587 B2 JP3348587 B2 JP 3348587B2 JP 02669396 A JP02669396 A JP 02669396A JP 2669396 A JP2669396 A JP 2669396A JP 3348587 B2 JP3348587 B2 JP 3348587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型車両に
おけるステップフロアの構造に関する。詳しくは、スク
ータ型車両において、レッグリア内の電装品収納ボック
スのシール構造とレッグリアでライダーの荷重を支える
ステップフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両では、腰掛けスタイルで
両足を平坦なフロア上に乗せて走行できるようになって
いる。このため、スクータ型車両では中央部前方寄り部
分に、低くかつ広く設置したステップフロア(足乗せ部
材)が備えられており、このことが、スクータ型車両が
通常のバイクと大きく異なる点といえる。
【0003】スクータ型車両では、図13に示すよう
に、ステップフロアaの後方で車両シートb下のリアボ
ディc内部における下方には、図示しない燃料タンクが
同じく図示を省略したエンジンとともに内蔵されてい
る。そして、燃料タンクへのガソリンの供給をするため
に、リアボディcの前面部c1には、開閉自在の蓋、い
わゆるフューエルリッドeを備えた燃料供給室fが設け
られている。また、燃料供給室fの上部を含むリアボデ
ィcの上部には、ヘルメット等を入れる物入れgが設け
られている。
【0004】燃料供給室f内には、図14に示すよう
に、燃料タンクの供給口hの他、前記エンジンのスパー
クプラグのメンテナンスを行うための、リッドjで蓋を
したプラグ対応穴iが設けられている。このプラグ対応
穴iからプラグレンチ等の工具を差し込んで、スパーク
プラグのメンテナンスを行っていた。
【0005】また、ステップフロアa内にバッテリ等の
電装品を収納するために、図15に示すように、ステッ
プフロアaから下方に凹む電装品収納ボックスkを形成
して、その収納ボックスkをリッドで塞ぐものが考えら
れる。この場合には、バッテリターミナル線(フューズ
ボックス)やCDI(容量点火)ユニットのカプラ等を
収容ボックスk内に引き込むが、その引き込む箇所に
は、大きなカプラでも通せる十分大きな孔mを開ける必
要があり、雨・泥・埃を収納ボックスk内に入れないた
めに、当然大型のゴムからなるグロメットnを使用する
のが一般的である。
【0006】しかしながら、大型のグロメットnを使用
するため、コストが上昇する。また、大型のグロメット
nは剛性の確保が難しく、シール性向上のために剛性を
上げると組付け性に問題が出たり、重量が増えるという
問題点がある。
【0007】さらに、前記ステップフロアaの支持構造
については、図16の(a)に平面図を、(b)に側面
図を示すように、ヘッドパイプoからフレームメインチ
ューブpが後ろ斜め下方に延びさらに水平に後方に向け
て延在し、その水平部分p1からは、リアフレームp2
がさらに後方に斜め上方に向いて設けられている。
【0008】前記のフレームメインチューブpの水平部
分p1には、サブフレームqを左右方向(車体幅方向)
に渡してその先端部をリーンホースメントq1を繋いだ
形にしており(ステーの形成)、ステップフロアa下面
部の樹脂製部分からボスやリブ等(ボス等と略する)r
を突出成形し、前記サブフレームqおよびリーンホース
メントq1の上平面部にボス等rを常時に当ててステッ
プフロアaの荷重を受けさせるようにするのが一般的で
ある。
【0009】しかしながら、前記ボス等rをステップフ
ロアaと一体に樹脂成形する際にボス等rが他の部分よ
り体積があるため引けが生じ、その引けが外観上目立つ
という問題点があった。
【0010】また、ステップフロアaの荷重はサブフレ
ームqだけではなく、メインチューブp付近の荷重はメ
インチューブpで支持する。そのため、左右のサブフレ
ームリーンホースメントq1間に渡し板材sを設けてこ
の渡し板材sで荷重を支える必要がある。しかしなが
ら、その渡し板材sにより重量がアップしコストの上昇
に繋がっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであって、足乗せ部材を支持する
支持構造が剛性を高く、突起形成部の引けが外観品質に
及ぼす影響がなくなり、電装品収納室からのワイヤーハ
ーネス引き込み開口のグロメット等の部品の簡略化を図
ってコストを下げるようにしたスクータ型車両における
ステップフロア構造を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。請求項1の発明は、スク
ータ型車両において、足乗せ部を設けたステップフロア
の構造において、足乗せ部はフレームから延設したステ
ーに複数箇所をスクリューなどで締着し、かつ、該締着
箇所の中間部に、前記ステーに向かって突出する突起を
設けて、前記突起がステーに当接して足乗せ部にかかる
荷重をうけるようになっていると共に、前記突起は足乗
せ部の無負荷時には前記ステーとの間に小隙間を有する
ことを特徴とするスクータ型車両におけるステップフロ
ア構造である。
【0013】請求項2の発明は、スクータ型車両におい
て、足乗せ部を設けたステップフロアの構造において、
前記足乗せ部の上面には滑り止め用の模様が凹溝状に形
成されると共に、前記足乗せ部下面部の突起および足乗
せ部の補強用リブを前記凹溝に沿った位置に形成したこ
とを特徴とするスクータ型車両におけるステップフロア
構造である。
【0014】請求項3の発明は、スクータ型車両におい
て、足乗せ部を設けたステップフロアの構造において、
前記足乗せ部に設けた電装品収納室に、該収納室内に膨
出する膨出部を設けて、該収納室を覆う蓋部材に当接す
る膨出部の上面から膨出部の側面に連続して開口するワ
イヤーハーネス挿通用の開口を設け、前記開口は前記膨
出部上面開口を側面開口に比較して大径に形成し、ワイ
ヤーハーネスは前記側面開口に弾性体よりなるグロメッ
トを介して係止し、グロメットは前記膨出部上面と共に
蓋体に当接してシールするようになっているスクータ型
車両のステップフロア構造である。
【0015】請求項4の発明は、スクータ型車両におい
て、足乗せ部を設けたステップフロアの構造において、
足乗せ部の電装品収納室の開口縁部に全周に亙って凹溝
を設け、該凹溝に前記収納室を覆う蓋体を係止する係止
孔を開口し、該係止孔は水抜き孔として機能し、かつ、
前記水抜き孔として機能する係止孔は前下がり傾斜に形
成した足乗せ部に開口する電装品収納室の前縁部に設け
たことを特徴とするスクータ型車両のステップフロア構
造である。
【0016】請求項1の発明によれば、足乗せ部はフレ
ームから延設したステーに複数箇所スクリューなどで締
着し、該締着箇所の中間部に、前記ステーに向かって突
出する突起を設けて、前記突起がステーに当接して足乗
せ部にかかる荷重をうけるようになっていると共に、前
記突起は足乗せ部の無負荷時には前記ステーとの間に小
隙間を有するので、荷重のかからない無負荷時には突起
はステーに当たらず荷重のかかったときのみに突起がス
テーに当たるので、従来のボスなどが常時サブフレーム
に当たっているのに比較して突起の摩耗がはるかに少な
くなる。
【0017】また、請求項2の発明によれば、前記足乗
せ部の上面には滑り止め用の模様が凹溝状に形成される
と共に、前記足乗せ部下面部の突起および足乗せ部の補
強用リブを前記凹溝に沿った位置に形成するので、足乗
せ部の突起およびリブを一体樹脂成形するときに、引け
が生じても前記凹溝状の模様の中に生じるので凹溝内に
隠れて外観からは分からなくなり、足乗せ部の外観品質
が向上する。
【0018】また、請求項3の発明によれば、前記足乗
せ部に設けた電装品収納室に、該収納室内に膨出する膨
出部を設けて、該収納室を覆う蓋部材に当接する膨出部
の上面から膨出部の側面に連続して開口するワイヤハー
ネス挿通用の開口を設け、前記開口は前記膨出部上面開
口を側面開口に比較して大径に形成し、ワイヤハーネス
は前記側面開口に弾性体よりなるグロメットを介して係
止し、グロメットは前記膨出部上面と共に蓋体に当接し
てシールするようになっている。したがって、グロメッ
トでシールする側面開口はワイヤーハーネスを全体的に
通す必要がないので、ワイヤーハーネスよりも小さく形
成できるので、グロメットを従来よりはるかに小さい寸
法にでき、コストが低下しかつ剛性の確保が簡単で組付
け性に問題がでたり、重量が増えたりすることがない。
【0019】また、請求項4の発明によれば、足乗せ部
の電装品収納室の開口縁部に全周に亙って凹溝を設け、
該凹溝に前記収納室を覆う蓋体を係止する係止孔を開口
し、該係止孔は水抜き孔として機能し、かつ、前記水抜
き孔として機能する係止孔は前下がり傾斜に形成した足
乗せ部に開口する電装品収納室の前縁部に設けたので、
凹溝が足乗せ部上にかかった雨水等の水を通す通路にな
り、その水は係止孔に兼用される水抜き孔から流れ出
す。したがって、水抜き孔を別体に設けなくとも係止孔
の形成で済み形成が容易である。また、足乗せ部が前下
がりに形成されていて水抜き孔が電装品収納室の前縁に
形成されているので、凹溝内を流れる水が確実に水抜き
孔から排出されるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1〜図12は本発明の実
施形態に係るスクータ型車両のステップフロア11の構
造説明図である。図1は実施形態のステップフロア構造
の採用されたスクータ1の全体左側面図、図2はフレー
ムカバー2の組み立て説明図である。
【0021】図1〜図2に示すように、スクータ1は、
その全体がフレームカバー2によって覆われている。フ
レームカバー2はフロントレッグシールド6と、フロン
トレッグシールド6の後部に位置しラック7を備えたレ
ッグシールドカバー8と、フロントレッグシールド6お
よびレッグシールドカバー8の下方に位置するロアーレ
ッグシールド10と、ロアーレッグシールド10の後下
端部に連続しかつ車両のほぼ中央部前方寄り部分から後
方へ延び、スクータ1の広く低いステップフロア11の
下方部を構成するリアロアーレッグシールド12と、同
じくステップフロア11の上方部を構成すると共にメン
テナンス用リッド13を備えたリアレッグシールド(足
乗せ部に相当)14と、これらリアロアーレッグシール
ド12とリアレッグシールド14の後部上方から車両後
方部分に至り、かつ複数のカバー体16・16・…から
なる車両シート17下のリアボディ18とが一体化され
てなるものである。そして、これら各構成部材は、図示
しない車体フレームに適宜の固着手段を介して取着され
る。
【0022】リアボディ18とシート17の内部部分に
は、ヘルメット等を入れる物入れ(図1中符号19で示
す位置)が形成されており、また、リアボディ18の内
部下方には、ユニットスイング式パワーユニット20の
少なくとも一部(この実施の形態ではシリンダー20
f)が包蔵されている(図1参照)。
【0023】前記パワーユニット20は、その長手方向
における前端部であるシリンダー20fにスパークプラ
グ20pを配置してあり、スパークプラグ20pの延長
線上にステップフロア11が位置する。
【0024】図3はステップフロア11を構成するリア
レッグシールド14の斜視図、図4はリアレッグシール
ド14の平面図、図5はリアレッグシールド14の左側
面図、図6は図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【0025】図に示すように、ステップフロア11に
は、そのうち、スパークプラグ20pに直接対応する部
分にスパークプラグ20pのメンテナンス用工具であ
る、例えばプラグレンチ21の入る貫通穴22が設けら
れている。また、ステップフロア11には、前記の貫通
穴22に隣接する中央部分にバッテリー等の電装品を収
納する上方に開口した凹部の電装品収納室24が設けら
れている(図3〜図6参照)。これらリアレッグシール
ド14に設けられた凹部である貫通穴22と電装品収納
室24はメンテナンス用リッド13によって上方から覆
われる。
【0026】なお、図4にはリアレッグシールド14に
対応して車体フレーム26を2点鎖線で示しており、ヘ
ッドパイプ26aからフレームメインチューブ26bが
ほぼ下方に延びさらに水平後方に向けて曲がりほぼL字
形状を呈している。そして、その水平部分の後端にはリ
アフレーム26cが後方に斜め上方に向けて平面視Y字
形状に溶接固定される。また、フレームメインチューブ
26bには、車体幅方向にわたるサブフレーム26dが
溶接固定される。サブフレーム26dは、ヘッドパイプ
26aとフレームメインチューブ26bの水平部のほぼ
中央位置から左右に前記リアレッグシールド14の幅に
対応する(幅以内の)幅に腕状に延びさらにその先端部
から後方向に延びてリアフレーム26cの幅方向端部近
傍に溶接固定される。
【0027】前記リアレッグシールド14は車体フレー
ム26のフレームメインチューブ26bから延設したサ
ブフレーム(ステーに相当)26dの複数箇所(実施形
態では左右2箇所づつの計4カ所)T1,T2にブラケ
ット28を介してスクリュー30などで締着する(図6
参照)。そして、リアレッグシールド14はその下面部
であって、該締着箇所T1,T2のほぼ中間部に、前記
サブフレーム26dに向かって円柱形状(あるいは円筒
形状)に突出する突起32を設けて、前記突起32がサ
ブフレーム26d上面部に当接してリアレッグシールド
14にかかる荷重(乗員による荷重等)を受けるように
なっている。それと共に、前記突起32はリアレッグシ
ールド14の荷重のかからない無負荷時には前記サブフ
レーム26dとの間に小隙間(図6(b)でδで示す)
を有するようになっている(請求項1に対応)。
【0028】前記締着箇所T1,T2の中間部に、前記
サブフレーム26d向かって突出する突起32を設け
て、前記荷重のかかる負荷時は、突起32がサブフレー
ム26dに当接してリアレッグシールド14にかかる荷
重を受けて支持し、一方、前記突起32はリアレッグシ
ールド14の無負荷時には前記サブフレーム26dとの
間に小隙間δを有するので、荷重のかからない無負荷時
には突起32はサブフレーム26dに当たらず荷重のか
かったときのみに突起32がサブフレーム26dに当た
る。したがって、従来のボスなどが常時サブフレームに
当たっているのに比較して突起32の摩耗がはるかに少
なくなる。
【0029】前記リアレッグシールド14の上面には滑
り止め用の模様が凹溝34状に形成されており、乗員の
安定した乗車を図ると共に、外観意匠の向上を図ってい
る。また、前記リアレッグシールド14の下面部の突起
32およびリアレッグシールド14の補強用リブ36は
前記凹溝34に沿った位置例えば凹溝34下面部から突
出形成している(請求項2に対応)。したがって、リア
レッグシールド14の突起32および補強用リブ36を
一体樹脂成形するときに、引けが生じても前記凹溝34
状の模様上に隠れて外観からは分からなくなり、リアレ
ッグシールド14の外観品質が向上する。
【0030】また、図3および図4に示すように、前記
リアレッグシールド14に設けた電装品収納室24に
は、その前方部部分に該収納室24内に膨出する膨出部
38を設けている。なお、図7には、図4のA方向から
見た膨出部38の詳細説明図を示す。そして、該収納室
24を覆うメンテナンス用リッド13下面部に当接する
膨出部38の上面38aから膨出部38の側面38bに
連続して開口するワイヤハーネス42挿通用の開口40
を設けている。このワイヤーハーネス42は、図7の
(a)に示すように、前記上面36aから側面38bに
かけての開口部分40u,40sからなる前記開口40
の全体にわたって通るようになっている。
【0031】また、前記膨出部上面38aの開口部分4
0uを側面開口部分40sに比較して大径に形成してい
る。ワイヤーハーネス42(およびそのコネクタ42
a)を通すべく開口40を大きく形成しようとするとき
は、上面開口部分40uを大きく形成して、側面開口部
分40sはそれに比較して小さく形成できる。また、ワ
イヤハーネス42は図7の(b),(c)に示すよう
に、前記側面開口部分40sにゴム等の弾性体よりなる
グロメット44を介して係止し、グロメット44は前記
膨出部38上面と共にメンテナンス用リッド13下面部
に当接してシールするようになっている。
【0032】したがって、グロメット44でシールする
側面開口40sはワイヤハーネス42を全体的に通す必
要がなく、したがってワイヤハーネス42よりも小さく
形成できるので、グロメット44を従来よりはるかに小
さい寸法にでき、コストが低下しかつ剛性の確保が簡単
で組付け性に問題がでたり、重量が増えたりすることが
ない。
【0033】図8は図4のVIII−VIII線に沿う断面図、
図9はメンテナンス用リッド13の平面図、図10は図
9のX−X線に沿う断面図、図11の(a)は図4のXI−
XI線に沿う一部断面図、(b)は図4のXII−XII線に沿
う断面図である。
【0034】リアレッグシールド14の電装品収納室2
4の開口縁部には、全周に亙って凹んだ周囲凹溝46が
設けられている。この開口縁部周囲凹溝46のさらに外
側にはまた、前記滑り止めの凹溝34が全周に亙って形
成されていて、電装品収納室24をメンテナンス用リッ
ド13で覆って蓋をしたときには、メンテナンス用リッ
ド13の外周壁部が前記凹溝34の側壁の一部になる。
また、前記周囲凹溝46には、前記収納室24を覆うメ
ンテナンス用リッド13を係止する係止孔48を前方部
中央と左右に開口しており、メンテナンス用リッド13
の前方縁部には前記係止孔48に対応する係止片部50
r,50c,50lが突出形成されている。
【0035】また、前記係止孔48は水抜き孔として機
能するように周囲凹溝46からリッド13下面部に向け
て開口しており、かつ、前記水抜き孔として機能する係
止孔48は前下がり傾斜に形成したメンテナンス用リッ
ド13に開口する電装品収納室24の前縁部に設けてい
る。したがって、周囲凹溝46がリアレッグシールド1
4上にかかった雨水等の水を通す通路になり、その水は
係止孔48に兼用される水抜き孔から流れ出す。よって
て、水抜き孔を別体に設けなくとも係止孔48の形成で
済み形成が容易である。
【0036】また、リアレッグシールド14が前下がり
傾斜に形成されていて水抜き孔のである係止孔48が電
装品収納室24の前縁に形成されているので、周囲凹溝
46内を流れる水が前縁部の集まり図11に示すように
左右の係止孔48から排出され、そこで排出されなかっ
た見ずは中央部の係止孔48から排出されるので確実に
水抜き孔である係止孔48から排出されるものである。
【0037】なお、メンテナンス用リッド13において
は、図3や図9、図10に示すように、その上面部に滑
り止め用の凹溝34が形成されており、リアレッグシー
ルド14の他の凹溝34と調和して意匠上の効果を与え
ている。それと共に、前記図8に示すように、凹溝34
の下面部であってその側壁を構成する縦壁部を延ばして
突出形成される補強リブ36は、このリッド13を補強
する他に、図8に示すように、電装品収納室24内の電
装品例えばバッテリー52に向けて凹状溝34の縦壁部
分から補強リブ36を延ばし該電装品52が収納室24
内でガタツクことがない押さえとしたり、また特に符号
36aで示すように、貫通孔22を塞ぐシャッターとし
たりできる。
【0038】また、メンテナンス用リッド13は、図
8、図11に示すように、前方部は係止片部50r,5
0c,50lを係止孔48,48,48に差し込んで係
止し、後方部はスクリュー53を穴53aに通して締着
するが、締着箇所は前記貫通孔22の近傍の収納室24
の後縁部であって車体幅方向片側から中央部に突出する
平板部54aに上方に向けて突出形成されたリブ54に
締着する。
【0039】図12は前記リブ54を前方から見た詳細
図である。前記リブ54周辺の下方には、フレームメイ
ンチューブ26bが通っており、図12に示すように、
前記平板部54aに向かうブラケット56がメインチュ
ーブ26bに溶接固定されている。このブラケット56
の上面部にむけて前記平板部54aからボス58が突出
成形されている。このボス58は、前記突起32と同様
の機能を有する本発明の突起に相当するものであって、
左右の定着部T2,T2の間に位置しており、かつ、無
負荷時はブラケット56上面との間に小間隙を有し、負
荷時のみにブラケット56に当接して荷重をフレームメ
インチューブ26bで支えるようになっている。
【0040】また、前記電装品収納室24の底部には水
抜き穴58が形成されており、収納室内24に水が入っ
た場合にその水を排出するようになっている。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明によれ
ば、荷重のかからない無負荷時には突起はステーに当た
らず荷重のかかったときのみに突起がステーに当たるの
で、従来のボスなどが常時サブフレームに当たっている
のに比較して突起の摩耗がはるかに少なくなる。したが
って、部品交換の頻度が極めて少なくなる。
【0042】また、請求項2の発明によれば、足乗せ部
の突起およびリブを一体樹脂成形するときに、引けが生
じても前記凹溝状の模様により外観から分からなくな
り、足乗せ部の外観品質が向上する。
【0043】また、請求項3の発明によれば、グロメッ
トでシールする側面開口はワイヤハーネスを全体的に通
す必要がなく、したがってワイヤハーネスよりも小さく
形成できるので、グロメットを従来よりはるかに小さい
寸法にでき、コストが低下しかつ剛性の確保が簡単で組
付け性に問題がでたり、重量が増えたりすることがな
い。
【0044】請求項4の発明によれば、凹溝が足乗せ部
上にかかった雨水等の水を通す通路になり、その水は係
止孔に兼用される水抜き孔から流れ出す。したがって、
水抜き孔を別体に設けなくとも係止孔の形成で済み形成
が容易である。また、足乗せ部が前下がりに形成されて
いて水抜き孔が電装品収納室の前縁に形成されているの
で、凹溝内を流れる水が確実に水抜き孔から排出される
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のステップフロア構造の採用されたス
クータの全体左側面図である。
【図2】フレームカバーの組み立て説明図である。
【図3】ステップフロアを構成するリアレッグシールド
の斜視図である。
【図4】リアレッグシールドの平面図である。
【図5】リアレッグシールドの左側面図である。
【図6】(a)及び(b)は、図4のVI−VI線に沿う断
面図とその拡大図である。
【図7】(a)は図3のA方向から見た膨出部の詳細説
明図、(b)はハーネス、グロメットの装着説明図、
(c)グロメットの説明図である。
【図8】図4のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】メンテナンス用リッドの平面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】係止孔を説明するものであって、(a)は図
4のXI−XI線に沿う一部断面図、(b)は図4のXII−X
II線に沿う断面図である。
【図12】貫通孔周辺の詳細説明図である。
【図13】一般のスクータ型車両のメンテナンスリッド
の説明図である。
【図14】同じくメンテナンスリッドの説明図である。
【図15】ステップフロアの電装品収納ボックスの説明
図である
【図16】ステップフロアの支持構造の説明図であっ
て、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 スクータ 13 メンテナンス用リッド 14 リアレッグシールド 24 電装品収納室 26 車体フレーム 26b フレームメインチューブ 26d サブフレーム 32 突起 34 凹溝 38 膨出部 38a 膨出部上面 38b 膨出部下面 40 開口 40u 上面開口部分 40s 側面開口部分 42 ワイヤーハーネス 44 グロメット 46 周囲凹溝 48 係止孔 50r,50c,50l 係止片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−237571(JP,A) 特開 平8−20373(JP,A) 特開 平1−195192(JP,A) 特開 昭59−11982(JP,A) 特開 昭58−43879(JP,A) 特開 平6−87478(JP,A) 実開 昭57−122491(JP,U) 実開 平1−138884(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 25/00 B62J 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクータ型車両において、足乗せ部を設
    けたステップフロアの構造において、 足乗せ部はフレームから延設したステーに複数箇所をス
    クリューなどで締着し、かつ、該締着箇所の中間部に、
    前記ステーに向かって突出する突起を設けて、 前記突起がステーに当接して足乗せ部にかかる荷重を受
    けるようになっていると共に、前記突起は足乗せ部の無
    負荷時には前記ステーとの間に小隙間を有することを特
    徴とするスクータ型車両におけるステップフロア構造。
  2. 【請求項2】 スクータ型車両において、足乗せ部を設
    けたステップフロアの構造において、 前記足乗せ部の上面には滑り止め用の模様が凹溝状に形
    成されると共に、 前記足乗せ部下面部の突起および足乗せ部の補強用リブ
    を前記凹溝に沿った位置に形成したことを特徴とするス
    クータ型車両におけるステップフロア構造。
  3. 【請求項3】 スクータ型車両において、足乗せ部を設
    けたステップフロアの構造において、 前記足乗せ部に設けた電装品収納室に、該収納室内に膨
    出する膨出部を設けて、 該収納室を覆う蓋部材に当接する膨出部の上面から膨出
    部の側面に連続して開口するワイヤーハーネス挿通用の
    開口を設け、 前記開口は前記膨出部上面開口を側面開口に比較して大
    径に形成し、 ワイヤーハーネスは前記側面開口に弾性体よりなるグロ
    メットを介して係止し、 グロメットは前記膨出部上面と共に蓋体に当接してシー
    ルするようなっているスクータ型車両のステップフロア
    構造。
  4. 【請求項4】 スクータ型車両において、足乗せ部を設
    けたステップフロアの構造において、 足乗せ部の電装品収納室の開口縁部に全周に亙って凹溝
    を設け、 該凹溝に前記収納室を覆う蓋体を係止する係止孔を開口
    し、 該係止孔は水抜き孔として機能し、かつ、前記水抜き孔
    として機能する係止孔は前下がり傾斜に形成した足乗せ
    部に開口する収納室の前縁部に設けたことを特徴とする
    スクータ型車両のステップフロア構造。
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