JP3199759B2 - スクータ型自動二輪車の車体前部構造 - Google Patents

スクータ型自動二輪車の車体前部構造

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JP3199759B2
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
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    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前フォークを支持する
ヘッドパイプの周囲を前部カバーと後部カバーとからな
る前後2分割型フロントカバーで囲むようにしたスクー
タ型自動二輪車の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型自動二輪車では、ヘッドパイ
プの周囲はフロントカバーで囲まれている。このフロン
トカバーは、ヘッドパイプの前側を覆う前部カバーと、
後側を覆う後部カバーとで構成し、また上記前部カバー
については、上部カバーと下部カバーとの上下2分割構
造にする場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記フロント
カバーの上記後部カバーは、一般に足載部を構成するこ
ととなるから、この後部カバーには比較的大きな足載荷
重が作用する。上記従来構造のように、フロントカバー
を前後2分割構造にするとともに、さらに前部カバーを
上下2分割構造にする場合、これらの各カバーの形状,
寸法及び上記前後分割ラインと上下分割ラインとの組み
合わせ如何によっては、上記足載荷重によって分割ライ
ンに隙間が生じ、またカバーの中心と車両中心とにずれ
が生じ、全体としての外観が低下する恐れがある。また
上記隙間の問題を解消するためには各カバーの剛性を高
くすることが考えられるが、その構造の如何によって
は、カバー内部に配設された補強用リブ等によって物品
の収容空間が犠牲になることが懸念される。本発明は上
記従来の状況に鑑みてなされたもので、分割ラインの隙
間,中心のずれ等を防止して外観の低下を回避でき、か
つ物品収容空間も確保できるスクータ型自動二輪車の前
部車体構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前フォークを
支持するヘッドパイプの周囲を前部カバーと後部カバー
とからなる前後2分割型フロントカバーで囲むようにし
たスクータ型自動二輪車の車体前部構造において、上記
前部,後部カバーの前後分割ラインを側面視略く字状に
形成し、上記前部カバーを上部カバーと下部カバーとの
上下2分割構造とし、該上部,下部カバーの上下分割ラ
インを、上記前後分割ラインに該ラインの屈曲部より上
方位置にて突き当てるとともに、上記下部カバーを、前
部同士が連続する左,右側壁と、該左,右側壁の上縁同
士を連結するとともに平面視略U字状の開口を有する天
井壁とを有するものとし、上記天井壁を、その前部が下
部カバーの前部上縁に連続し、その左,右両側部が上部
カバーと下部カバーとの分割ラインの略全域に沿って延
び、全体として略U字状を呈し、かつ略平坦面をなすも
のとし、上記上部カバーは、上記天井壁に重ね合わされ
て該天井壁に係止されることにより下部カバーに連結さ
れていることを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明に係る車体前部構造によれば、上部,下
部カバーの上下分割ラインが、前後分割ラインと該ライ
ンの屈曲部より上方にて突き当たるようにしており、ま
た下部カバーの天井壁にはU字状の開口を形成してい
る。そのため下部カバーの前後分割ラインに近い部分は
細長く、弾性変形し易い形状となっており、これにより
上記足載荷重が作用した場合、前部,後部カバーの前後
分割ラインの屈曲部付近が弾性変形して上記足載荷重を
吸収し、その結果各分割ラインに隙間が生じ難くなる。
また下部カバーに天井壁を平坦面をなすように一体形成
し、該天井壁に上部カバーを重ね合わせるようにしたの
で、該部分が二重構造となり、該部分の剛性が向上し、
前部カバーの先端部の中心と車両中心とのずれの発生を
防止できる。また上記天井壁を、略U字状でかつ平坦面
をなすと共に取付座に兼用するようにしたので、天井壁
が前部カバーの内方に突出することがなく、内部の物品
配置スペースを確保できる。さらにまた下部カバーに続
いて上記天井壁が位置しているので、前輪で跳ね上げた
泥水等が下部カバーの表面を流れて外観が悪化する問題
を回避できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図9は本発明の一実施例によるスクータ
型自動二輪車の車体前部構造を説明するための図であ
り、図1,図2,図3は該実施例構造の側面図,平面
図,正面図、図5,図6は後部カバーの側面図,背面
図、図7,図8,図9は要部断面図、図9は該実施例自
動二輪車の左側面図である。
【0007】図において、1は本実施例構造が採用され
たスクータ型自動二輪車であり、これの車体フレーム2
はいわゆるアンダーボーン型のもので、ヘッドパイプ2
aに側面視略L字状のメインフレーム2bの上端を接続
し、該メインフレーム2bの下端に左右一対のサイドフ
レーム2cの前端を接続し、該サイドフレーム2cを上
方に立ち上げ、さらに後方に延長した構造になってい
る。また上記メインフレーム2bとサイドフレーム2c
との接続部には、フートボード14が搭載されており、
これにより足載部15が形成されている。
【0008】上記ヘッドパイプ2aにより下端で前輪3
を軸支する前フォーク4の操向軸4aが左右に操向自在
に軸支されており、該操向軸4aの上端にはハンドルバ
ー5の支柱5aが固定されている。また、上記左右のサ
イドフレーム2cの後方屈曲部付近によりユニットスイ
ング式エンジンユニット6が上下の揺動可能に懸架支持
されており、該エンジンユニット6の伝動ケース6aの
後端部に後輪7が支持されている。また上記エンジン6
及び後輪7の上方にはシート8が搭載されており、該シ
ート8の下方には収納ボックス9,燃料タンク10が搭
載されている。
【0009】上記自動二輪車1の後部、つまり上記シー
ト8の下方部分はサイドカバー11及び左右一対のサイ
ドモールカバー12で囲まれ、また前部、つまり上記ヘ
ッドパイプ2a付近はフロントカバー13で囲まれてい
る。また上記ハンドルバー5の周囲は、ハンドルカバー
16と、前照灯17,及び左,右の方向指示灯18によ
って囲繞されている。
【0010】上記フロントカバー13は、上記ヘッドパ
イプ2aの後側を囲む後部カバー81と、前側を囲む前
部カバー82とからなる前後2分割構造のものであり、
該後部,前部カバー81,82の前後分割ラインL1
は、側面視略く字状をなしている。また上記前部カバー
82と後部カバー81とは、以下の如くして互いに結合
されている。即ち、上記前後分割ラインL1に沿って形
成された後部カバー81の係止リブ83cと前部カバー
82の係止リブ87aを交互に、つまり千鳥に相手側の
係止孔に挿入するとともに、後部カバー81の上端左,
右の上固定座84d及び下部左,右の下固定座83dを
それぞれ前部カバー82の上固定ボス86b,下固定ボ
ス87bにボルト締め固定することによって結合されて
いる。
【0011】上記後部カバー81は、ヘッドパイプ2a
の後側にこれを囲むように位置するインナカバー84の
後面にレッグシールド83を当接させ、両者をフランジ
部84b部分で溶着させることにより結合してなるもの
である。また、レッグシールド83の上部83aは後方
に膨出し、かつ上記インナカバー84の下部84aと前
後に重なっており、この重なり部分によりインナボック
ス85が形成されている。この後部カバー81は、以下
の如くして車体フレーム2に取り付けられている。即
ち、インナカバー84の中央部の中央固定座84cをヘ
ッドパイプ2aの背面に形成された背面ブラケット88
aに、レッグシールド83の下端左,右の左,右固定座
83bをメインフレーム2bに固着されたフートブラケ
ット36にそれぞれボルト締め固定することによって車
体フレーム2に取り付けられている。なお、上記左,右
固定座83bは、フートボード14の前端部と共締めさ
れている。
【0012】また上記前部カバー82は上部カバー86
と下部カバー87とからなる上下2分割構造のものであ
り、該上部,下部カバー86,87の上下分割ラインL
2は、後斜め上方に向けて傾斜し、かつ上記前後分割ラ
インL1に、これの屈曲点P1より上方位置の突き当て
点P2にて突き当たっている。この上部カバー86は、
以下の如くして車体フレーム2に取り付けられている。
即ち、該上部カバー86の正面中央に形成された中央固
定座86aをヘッドパイプ2aの前面上端に固定された
上ブラケット88bに、上部カバー86の正面の左,右
に形成された左,右固定座86bをヘッドパイプ2aの
前面下部に固着された下ブラケット35にそれぞれボル
ト締め固定することによって車体フレーム2に取り付け
られている。
【0013】上記下部カバー87は、前部同士が連続す
る左,右側壁87cと、これらの下縁から後斜め下方に
延びる傾斜壁87dと、上記左,右側壁87cの上縁同
士を連結する天井壁87eとから構成されており、該天
井壁87eには平面視大略U字状の開口87fが形成さ
れている。そのため結果的に上記天井壁87eは、平面
視大略U字形状になっているが、該U字形の底部付近に
は比較的広い面積を有する平坦部87gが残っている。
また上記開口87fの縁部には防水壁87hが起立状態
に形成されており、さらにまたこの防水壁87hの左,
右の後端部には一対の固定座87iが上方に立ち上がる
ように形成されている。この左,右の固定座87iは上
記後部カバー81のインナカバー84の前面に形成され
た固定ボス84eにボルト締め固定されている。
【0014】また上記上部カバー86は、上記下部カバ
ー87の天井壁87e及び上記インナカバー84の上部
前方を覆う形状に形成されている。この上部カバー86
の内面の周縁には複数の係止リブ86cが下方に突出形
成されており、該各係止リブは、上記下部カバー87の
上記防水壁87hの外側に形成された係止孔87j及び
上記平坦部87gに形成された係止凹部87k内に挿入
係止されている。また上記下部カバー87の中央先端部
内面には受け棚87mが後方に延びるように形成されて
おり、該受け棚87mの上側には挿入孔87nが形成さ
れている。この挿入孔87nには上記上部カバー86の
先端部に形成され連結リブ86dが挿入され、該挿入孔
87nの上縁に係止している。
【0015】また上記下部カバー87の開口87fの前
縁内面には、支持溝87pが車両後方に開口するように
形成されており、該支持溝87pは、インナフェンダ3
2の先端部に形成された支持片33dによって支持され
ている。このインナフェンダ32は上記ヘッドパイプ2
aの下方部分を覆う前部フェンダ33と上記後部カバー
81からフートボード14部分の下方を覆う後部フェン
ダ(図示せず)とから構成されており、上記前部フェン
ダ33の上面に形成された前部保持部33iは上記下ブ
ラケット35から延びる支持片35aによって支持され
ている。
【0016】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例構造を備えたフロントカバー13の取付に
当たっては、先ずインナカバー84とレッグシールド8
3との組立体である後部カバー85を、ヘッドパイプ2
a,メインフレーム2bの後側から装着し、ヘッドパイ
プ2aの背面ブラケット88a,フートブラケット36
にボルト締めすることにより車体フレーム2に取り付け
る。
【0017】次に下部カバー87を以下の如くして取り
付ける。先ず、下部カバー87の天井壁87eの支持溝
87pをインナフェンダ32の支持片33dに装着する
とともに、下部カバー87の係止リブ87aとレッグシ
ールド83の係止リブ83cとを交互に相手側係止孔に
挿入して千鳥合わせし、さらに下部カバー87の上部の
固定座87iをインナカバー84の上部の固定ボス84
eに、下部カバー87の下固定ボス87bをレッグレッ
グシールド83の下固定座83dにそれぞれボルト締め
固定する。
【0018】そして最後に上部カバー86を以下の如く
して取り付ける。先ず、上部カバー86の連結リブ86
dを下部カバー87の受け棚87m部分に上方から挿入
し、該上部カバー86を上記連結リブ86d部分を中心
に下方に回動させ、各係止リブ86cを下部カバー87
の係止孔87j,係止凹部87kに挿入し、さらに上固
定ボス86bをインナカバー84の上固定座84dにボ
ルト締め固定するとともに、中央固定座86aを上ブラ
ケット88bに、左,右固定座86bを下ブラケット3
5にそれぞれボルト締め固定する。
【0019】このように本実施例構造によれば、下部カ
バー87の取付においては、これの支持溝87p内にイ
ンナフェンダ32の支持片33dを挿入するようにした
ので、下部カバー87の仮置きができ、これの組立が容
易である。また上部カバー86の取付においては、これ
の連結リブ86dを下部カバー87の受け棚87mに挿
入するようにしたので、上部カバー86の位置決めが容
易確実となり、組立性が向上する。
【0020】また本実施例の車体前部構造によれば、上
部,下部カバー86,87を、該両カバーの上下分割ラ
インL2が前部,後部カバー82,81の前後分割ライ
ンL1と該ラインL1の屈曲点P1より上方の位置P2
にて突き当たるように形成し、また下部カバー87の天
井壁87eにU字状の開口87fを形成している。その
ため下部カバー87のP2に近い部分は細長く、弾性変
形し易い形状となっており、これにより上記足載荷重が
作用した場合、前部,後部カバー82,81の前後分割
ラインL1の屈曲点P1付近が弾性変形して上記足載荷
重を吸収し、その結果各分割ラインL1,L2に隙間が
生じ難くり、外観が向上する。
【0021】また上記下部カバー87の天井壁87e
は、後側部分には開口87fがあるものの、前側部分は
そのまま残って平坦部87gとなっている。従って前部
カバー82の上部,下部カバー86,87の合わせ部分
は、その先端部については上記平坦部87gと上部カバ
ー86とで二重構造になっており、該部分の剛性が高く
なっている。そのため、前部カバー82の先端部の中心
と車両中心とのずれが生じ難く、この点からも外観が向
上する。
【0022】さらにまた上記下部カバー87の天井壁8
7eには、大略U字状の開口87fが形成されているか
ら、該開口87f部分に物品を配置でき、物品収容空間
を確保できる。またこの開口87fの周縁には防水リブ
87hを起立状に形成しているので、インナフェンダ3
2の開口等から上方に跳ね上がった泥水等が天井壁87
eに沿って前方に流れ出るのを抑制できる。
【0023】なお、上記実施例では、インナボックス8
5は上部が開口した構造になっていたが、これは図10
ないし図12に変形例を示すように、リッドを備えた構
造にしてもよい。図10はリッドを外した状態の背面
図、図11は図10のXI-XI 線断面図、図12はインナ
ボックス部分の断面側面図であり、この変形例は、後部
カバーをレッグシールド91の1枚もので構成し、該レ
ッグシールド91の上部にボックス凹部92を一体形成
し、該凹部92の開口92aをリッド93で開閉するよ
うにした例である。
【0024】上記ボックス凹部92の右半部は、ヘッド
パイプ2aの後面付近までの深さに設定されているのに
対し、左半部はヘッドパイプ2aの前面より前方に突出
する深さに設定されいてる。またこのボックス凹部92
の底面92bは後側が若干低くなる傾斜状を成してお
り、かつ該底面92bには該底面より傾斜の大きな水抜
き溝92cが4本形成されている。また上記開口92a
の底辺部を除く周縁にはシール溝92dが形成されてお
り、該シール溝92d内にはシール部材94が挿入配置
されており、これに上記リッド93の周縁が圧接するよ
うになっている。
【0025】また上記リッド93の下縁部には左,右一
対のヒンジ部93aが形成されており、これに固着され
たヒンジ部材95が上記開口92aの底辺部に形成され
た支持面92eにボルト締め固定されている。また上記
リッド93の上縁の中央にはロックシリンダ96が固定
されており、該ロックシリンダ96をキー操作すること
により、該シリンダ96内の係止爪96aが上記ボック
ス凹部92の天壁に形成された係止片92fに係止する
ようになっている。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係るスクータ型自
動二輪車の車体前部構造によれば、上部,下部カバーの
上下分割ラインが前部,後部カバーの前後分割ラインと
該ラインの屈曲部より上方にて突き当たるように、また
下部カバーの天井壁にはU字状の開口を形成したので、
下部カバーの前後分割ラインに近い部分は細長く、弾性
変形し易い形状となっており、これにより上記足載荷重
を前後分割ラインの屈曲部付近で弾性変形により吸収で
き、各分割ラインの隙間を防止できる効果がある。また
下部カバーに天井壁を平坦面をなすように一体形成し、
該天井壁に上部カバーを重ね合わせるようにしたので、
該部分が二重構造となり、該部分の剛性が向上し、前部
カバーの先端部の中心と車両中心とのずれの発生を防止
できる。また上記天井壁を、略U字状でかつ平坦面をな
すと共に取付座に兼用するようにしたので、天井壁が前
部カバーの内方に突出することがなく、内部の物品配置
スペースを確保できる。さらにまた下部カバーに続いて
上記天井壁が位置しているので、前輪で跳ね上げた泥水
等が下部カバーの表面を流れて外観が悪化する問題を回
避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスクータ型自動二輪車
の車体前部構造を示す側面図である。
【図2】上記実施例構造の平面図である。
【図3】上記実施例構造の正面図である。
【図4】上記実施例構造の後部カバーの側面図である。
【図5】上記後部カバーの背面図である。
【図6】上記実施例構造の要部の断面図である。
【図7】上記実施例構造の要部の断面図である。
【図8】上記実施例構造の要部の断面図である。
【図9】上記実施例構造を備えた自動二輪車の左側面図
である。
【図10】上記実施例構造のインナボックス部分の変形
例を示す背面図である。
【図11】図10のXI-XI 線断面図である。
【図12】上記変形例の断面側面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2a ヘッドパイプ 4 前フォーク 13 フロントカバー 81 後部カバー 82 前部カバー 86 上部カバー 87 下部カバー 87c 左,右側壁 87e 天井壁 87f 開口 L1 前後分割ライン L2 上下分割ライン P1 屈曲点 P2 突き当て点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前フォークを支持するヘッドパイプの周
    囲を前部カバーと後部カバーとからなる前後2分割型フ
    ロントカバーで囲むようにしたスクータ型自動二輪車の
    車体前部構造において、上記前部,後部カバーの前後分
    割ラインを側面視略く字状に形成し、上記前部カバーを
    上部カバーと下部カバーとの上下2分割構造とし、該上
    部,下部カバーの上下分割ラインを、上記前後分割ライ
    ンに該ラインの屈曲部より上方位置にて突き当てるとと
    もに、上記下部カバーを、前部同士が連続する左,右側
    壁と、該左,右側壁の上縁同士を連結するとともに平面
    視略U字状の開口を有する天井壁とを有するものとし、
    上記天井壁を、その前部が下部カバーの前部上縁に連続
    し、その左,右両側部が上部カバーと下部カバーとの分
    割ラインの略全域に沿って延び、全体として平面視略U
    字状を呈し、かつ略平坦面をなすものとし、上記上部カ
    バーは、上記天井壁に重ね合わされて該天井壁に係止さ
    れることにより下部カバーに連結されていることを特徴
    とするスクータ型自動二輪車の車体前部構造。
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