JP3344076B2 - 排水栓装置 - Google Patents

排水栓装置

Info

Publication number
JP3344076B2
JP3344076B2 JP10947694A JP10947694A JP3344076B2 JP 3344076 B2 JP3344076 B2 JP 3344076B2 JP 10947694 A JP10947694 A JP 10947694A JP 10947694 A JP10947694 A JP 10947694A JP 3344076 B2 JP3344076 B2 JP 3344076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
operation button
lid
drainage
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10947694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07317116A (ja
Inventor
浩二 寺岡
政浩 植松
高滋 蔭山
聡 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP10947694A priority Critical patent/JP3344076B2/ja
Publication of JPH07317116A publication Critical patent/JPH07317116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344076B2 publication Critical patent/JP3344076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽や洗面台の水槽等
に設備される遠隔操作型の排水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽等の水槽には、水槽の上縁側での操
作により、水槽底部の排水用栓蓋を遠隔的に開閉しうる
排水栓装置を設備したものがある。
【0003】この種の排水栓装置の従来例を図2に示
す。
【0004】図示のように、排水栓装置は、水槽の上縁
部1Aに設けられる操作部2と、水槽底部1Bの排水口
に設けられる排水部3と、この排水部3と前記操作部2
とを連結するケーブル4とからなる。
【0005】操作部2は、水槽上縁部1Aに嵌入して取
り付けられたガイド筒5の内部に操作ボタン6を操作軸
7により押し下げ自在に支持したものである。
【0006】ガイド筒5には、水槽上縁部1Aの裏側か
ら締め付け筒8が螺合され、これによって、ガイド筒5
と締め付け筒8とが水槽の上縁部1Aを挟む状態で締結
されている。
【0007】操作軸7は、ガイド筒5の内底部にねじ等
で固着された保持筒9に上下スライド自在に支持される
とともに、保持筒9内に介装された復元ばね10によっ
て上限位置まで上昇するよう弾力が付勢されている。
【0008】一方、排水部3は、水槽底部1Bの排水口
に取り付けられた排水筒11の上部に栓蓋12を支持軸
13により上下開閉自在に設けたものである。
【0009】排水筒11は、上端に栓蓋12を受け止め
る口金を有するもので、この排水筒11には、水槽底部
1Bの裏側から締め付けケース14が螺合され、これに
よって、排水筒11と締め付けケース14とが水槽底部
1Bを挟む状態で締結されている。
【0010】支持軸13は、排水筒11の内部中央に固
着された連係筒15に上下スライド自在に支持されてい
る。この連係筒15の内部には、スラストロック機構1
6が設けられている。
【0011】スラストロック機構16は、操作部2の操
作ボタン6の押し下げ操作に応じて、支持軸13を上下
させ、これによって栓蓋12を開栓状態もしくは閉栓状
態に切り替えるもので、その機構自体は周知であって、
固定リング16aと、この固定リング16aとのカム作
用によって上下動毎に一定角度回転する回転リング16
bと、固定リング16aや回転リング16bを上下に案
内する案内溝(図示省略)とからなる。
【0012】ケーブル4は、操作ボタン6の押し下げ力
を栓蓋12側に伝達するもので、長さ方向に剛性を有す
る線状体からなり、一端は保持筒9内で操作軸7に連結
され、他端は連係筒15内でスラストロック機構16に
連結されている。
【0013】上記の構成において、操作ボタン6を押し
下げると、排水部3側で栓蓋12が押し上げられて開栓
する。
【0014】その後、操作ボタン6やケーブル4が元の
状態に復帰しても、スラストロック機構16の作用によ
り、栓蓋12は開栓状態に保たれる。
【0015】再び、操作ボタン6を押し下げると、栓蓋
12やその支持軸13は若干浮上したのち、スラストロ
ック機構16の作用によって状態が切り替わり、操作ボ
タン6やケーブル4が元の状態に復帰するのに伴い、下
降して閉栓する。
【0016】このようにして、操作ボタン6の押し下げ
操作を行う毎に、栓蓋12の開栓もしくは閉栓状態が切
り替わり、これによって、排水や止水を遠隔的に操作し
うるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の排水
栓装置の操作部2側においては、操作ボタン6がガイド
筒5より上方に若干量dだけ突出するように設計されて
いる。
【0018】そのため、この操作ボタン6の上に、風呂
蓋が載るなどして、何らかの荷重がかかった場合、操作
ボタン6が不測に押し下げられることになり、その押し
下げ量に応じて、排水部3では栓蓋12が押し上げら
れ、止水不良が生じる。
【0019】これに対しては、操作ボタン6が常時ガイ
ド筒5の上端より若干低く位置するようにすれば、前記
のような止水不良の発生を防止することができる。
【0020】しかし、操作ボタン6をガイド筒5よりも
低くすると、操作ポタン6の上面が常にガイド筒5に囲
まれることになり、操作ボタン6の上面が水アカ等のた
めに汚れやすくなるばかりか、操作ボタン6の上面に影
ができて外観上も好ましくない。
【0021】
【0022】また、従来の排水栓装置の排水部3側にお
いては、栓蓋12が自重で排水口の口金に密着するよう
に、通常、栓蓋12は単に支持軸13の上端に緩く嵌め
付けているだけの構造となっている。
【0023】そのため、栓蓋12は支持軸13から上方
に容易に抜け出してしまい、特に、水槽全体を運搬する
際に、栓蓋12が支持軸13から外れて水槽の内面を傷
つけることがある。
【0024】その対策として、支持軸13の上端にねじ
部を形成して、このねじ部との螺合で栓蓋12を支持軸
13に取り付けるようにしたものがある。
【0025】しかし、この構成では、栓蓋12の抜け出
しを防止しうるものの、栓蓋12が支持軸13と一体化
するために、栓蓋12と排水口の口金との当たりが悪く
なり、閉栓時の止水性能が低下するおそれがある。
【0026】本発明は、上記の問題点に対処したもの
で、その課題は、栓蓋の止水性能を低下させることな
く、栓蓋の支持軸からの抜け出しを確実に防止すること
にある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
達成するために、水槽の上縁部に設けられて押し下げ自
在の操作ボタンを有する操作部と、水槽の排水口に設け
られてスラストロック機構および栓蓋を有する排水部
と、操作ボタンをスラストロック機構を介して栓蓋に連
係させるケーブルとを備え、操作ボタンの押し下げ操作
に応じて栓蓋の開栓もしくは閉栓状態が切り替わるよう
にされた排水栓装置において、栓蓋を支持する支持軸の
上端に球状突部が設けられ、栓蓋はこの球状突部との嵌
合によりいずれの方向にも傾斜自在に支持軸に嵌着され
ている構成とした。
【0028】
【0029】
【作用】排水部において、支持軸と栓蓋とは球関節のよ
うに結合しており、栓蓋が抜け出すようなことがなく、
また、栓蓋はいずれの方向にも傾斜しうるので、排水口
の口金に密着する。
【0030】
【0031】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る排水栓装置
の構成図で、要部を縦断して示したもので、図2の従来
例と共通する部分には、図2と同一の符号が付されてい
る。
【0032】この実施例に係る排水栓装置は、基本的に
は図2に示した従来の排水栓装置と同様に、水槽の上縁
部1Aに設けられる操作部2と、水槽底部1Bの排水口
に設けられる排水部3と、長さ方向に剛性を有する線状
体からなり排水部3と操作部2とを連結するケーブル4
とを備えたものである。
【0033】また、操作部2が、水槽上縁部1Aに嵌入
して取り付けられたガイド筒5の内部に操作ボタン6を
操作軸7により押し下げ自在に支持したものである点
も、従来例と同じである。
【0034】この操作部2において、符号8はガイド筒
5に螺合、締め付けられる締め付け筒、9はガイド筒5
の内底部に固着されて前記操作軸7を上下スライド自在
に支持する保持筒、10は保持筒9内に介装された復元
ばねである。
【0035】この実施例の排水栓装置の第1の特徴は、
操作部2において、操作ボタン6と操作軸7との間に上
下遊動間隔eが設定されるとともに、操作ボタン6の背
面側に押し上げばね17が介装され、この押し上げばね
17によって、操作ボタン6にはこれをガイド筒5より
若干量d高い上限位置に押し上げる弾力が付勢されてい
ることである。
【0036】一方、排水部3については、これが、水槽
底部1Bの排水口に取り付けられた排水筒11の上部に
栓蓋12を支持軸13により上下開閉自在に設けたもの
である点は、従来の排水栓装置の排水部と同じである。
【0037】この排水部3において、符号14は排水筒
11に螺合、締め付けられている締め付けケース、15
は排水筒11の内部中央に固着されて支持軸13を上下
スライド自在に支持する連係筒、16は連係筒15の内
部に設けられたスラストロック機構である。
【0038】このスラストロック機構16が、固定リン
グ16aと、回転リング16bと、案内溝(図示省略)
とからなり、操作ボタン6の押し下げ操作に応じて栓蓋
12の開栓もしくは閉栓状態を切り替えるものである点
も、従来例と変わりがない。
【0039】この実施例の排水栓装置の第2の特徴は、
排水部3において、支持軸13の上端に球状突部18が
設けられ、栓蓋12はこの球状突部18との嵌合によっ
て、いずれの方向にも傾斜自在に支持軸13に取り付け
られていることである。
【0040】上記の構成において、排水する場合、操作
ボタン6を押し下げると、その押し下げ操作力は、操作
軸7、ケーブル4、スラストロック機構16および支持
軸13を介して栓蓋12に伝達され、栓蓋12が押し上
げられることで開栓する。
【0041】その後、操作ボタン6の押し下げを解除す
ると、操作ボタン6やケーブル4は元の状態に復帰する
が、排水部3では、スラストロック機構16の作用によ
り、栓蓋12は開栓状態に保たれる。
【0042】次に、止水する場合は、再び操作ボタン6
を押し下げる。すると、その押し下げ操作力は、スラス
トロック機構16に伝達され、このスラストロック機構
16の作用により、栓蓋12の状態が切り替わる。
【0043】すなわち、操作ボタン6の押し下げ解除に
よって、操作ボタン6やケーブル4は元の状態に復帰す
るが、この復帰動作に追随して栓蓋12やその支持軸1
3が下降することになり、閉栓する。
【0044】ところで、操作部2では、非操作時、操作
ボタン6はガイド筒5より若干量d上方に突出してお
り、操作軸7の上端と操作ボタン6との間には間隔eが
できている。
【0045】ここで、操作ボタン6の上に風呂蓋が載る
などして、不測に荷重がかかった場合、操作ボタン6は
ガイド筒5の上端とほぼ面一となる位置まで下降する
が、操作軸7との間に間隔eがあるから、操作軸7は押
し下げられず、したがって、ケーブル4には押し下げ操
作力が作用せず、栓蓋12が不測に押し開かれることも
ない。
【0046】操作ボタン6が押し上げばね17の力に抗
して操作軸7に当接するまで押し下げられた場合に始め
て、ケーブル4に押し下げ操作力が作用する。
【0047】一方、排水部3では、支持軸13と栓蓋1
2とは球関節のように結合しているので、水槽全体を運
搬中に、栓蓋12が抜け出すようなことがない。
【0048】また、栓蓋12はいずれの方向にも傾斜し
うるので、閉栓時、排水口の口金との当たりに応じて傾
斜し、これによって栓蓋12は口金に密に接触し、確実
に止水する。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、栓蓋の支持軸からの抜
け出しを防止して、脱落した栓蓋による水槽の損傷を無
くすことができ、しかも、閉栓時には排水口の口金と栓
蓋とが密に接触するから、栓蓋の止水性能が低下するよ
うなことがない。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る排水栓装置の構成図で
あって、要部を縦断して示している。
【図2】従来例に係る排水栓装置の構成図であって、要
部を縦断して示している。
【符号の説明】
2 操作部 3 排水部 4 ケーブル 5 ガイド筒 6 操作ボタン 7 操作軸 12 栓蓋 13 支持軸 17 押し上げばね 18 球状突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 聡 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 実開 平5−89569(JP,U) 実開 平7−10071(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽の上縁部に設けられて押し下げ自在
    の操作ボタンを有する操作部と、水槽の排水口に設けら
    れてスラストロック機構および栓蓋を有する排水部と、
    操作ボタンをスラストロック機構を介して栓蓋に連係さ
    せるケーブルとを備え、操作ボタンの押し下げ操作に応
    じて栓蓋の開栓もしくは閉栓状態が切り替わるようにさ
    れた排水栓装置において、 栓蓋を支持する支持軸の上端に球状突部が設けられ、栓
    蓋はこの球状突部との嵌合によりいずれの方向にも傾斜
    自在に支持軸に嵌着されている ことを特徴とする排水装
    置。
JP10947694A 1994-05-24 1994-05-24 排水栓装置 Expired - Fee Related JP3344076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10947694A JP3344076B2 (ja) 1994-05-24 1994-05-24 排水栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10947694A JP3344076B2 (ja) 1994-05-24 1994-05-24 排水栓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07317116A JPH07317116A (ja) 1995-12-05
JP3344076B2 true JP3344076B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=14511211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10947694A Expired - Fee Related JP3344076B2 (ja) 1994-05-24 1994-05-24 排水栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344076B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3554970B2 (ja) * 2000-09-20 2004-08-18 丸一株式会社 遠隔操作式排水栓装置
DE102017100533A1 (de) * 2017-01-12 2018-07-12 Blanco Gmbh + Co Kg Betätigungsvorrichtung für ein Ventil einer Ablaufanordnung für ein Becken

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07317116A (ja) 1995-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5060318A (en) Assembly for automatically closing a water closet cover in a controlled manner
EP0254938B1 (en) Bathtub drain control valve and overflow plate
JP3344076B2 (ja) 排水栓装置
US4847924A (en) Toilet flush aid
SE9202903D0 (sv) Anordning vid badkar
JP2010167276A (ja) およびその取付け方法
JP2805130B2 (ja) 浴槽の排水栓装置
JP2594766Y2 (ja) 洗濯機パン
JP2545371Y2 (ja) 排水栓装置
CN217772147U (zh) 一种新型浴缸下水器
JPH0561271U (ja) 便器等の衛生設備製品における蓋の取付け構造
JP2563882Y2 (ja) 浴槽の排水栓装置
JP2595121B2 (ja) 小用便器の自動押しボタン操作装置の取り付け方法
JP2546458Y2 (ja) 手洗器等の衛生設備に設けるトラップカバーの取付け構造
KR910001738Y1 (ko) 양변기의 자동 배수장치
US4927439A (en) Cooling tower overflow drain cap
GB2389617A (en) Door for easy access bath
GB2319957A (en) Bath with access door
KR930000659Y1 (ko) 카운터가 달려있는 개인욕실
JPH0312865Y2 (ja)
JP2000345598A (ja) 排水装置
JPH0810795Y2 (ja) 局部水浸用の探触子
JPH0745667Y2 (ja) 簡易水洗便器
JP3015083U (ja) 収納トイレ
JPH082201Y2 (ja) 水栓操作用レバー構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees