JPH0415818Y2 - - Google Patents

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JPH0415818Y2
JPH0415818Y2 JP1987192260U JP19226087U JPH0415818Y2 JP H0415818 Y2 JPH0415818 Y2 JP H0415818Y2 JP 1987192260 U JP1987192260 U JP 1987192260U JP 19226087 U JP19226087 U JP 19226087U JP H0415818 Y2 JPH0415818 Y2 JP H0415818Y2
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drain
spool
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washbasin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、洗面槽の排水口を開閉する洗面槽
用排水栓装置に関する。
(従来技術) 従来、ホテルや店舗等で多く使用されている洗
面槽に、第10図に示すような構造のものがあ
る。
これは、洗面台1a上に設けられてレバー4を
操作することにより、排水栓2aを上下動させて
排水口2を開閉するポツプアツプ式の排水栓装置
を備えたものである。
このポツプアツプ式排水栓装置は、洗面槽1の
底部に上端が排水口となり下端に排水管1bが接
続される排水筒2cが設けられたものである。
この排水筒2cの下部側方には梃棒5が挿通さ
れた側管1cが形成されている。
この梃棒5の排水筒2c内における先端部に
は、前記排水栓2aを支持するロツド2bが接続
されている。又、後端は前記レバー4の操作によ
り上下動するアーム3の下端に連結されている。
そして、レバー4を上方へ引き上げるとアーム
3が上動し、梃棒5が球体5aを支点として回動
する。これにより、梃棒5の先端部が下方へ回動
するためロツド2bが下方へ引かれ、排水栓2a
が排水口2を閉鎖する。
又、レバー4を押し下げると、上記とは逆の動
作により排水栓2aが持ち上げられて排水口2を
解放する。
このポツプアツプ式排水栓装置と同様の構造の
ものが、特開昭62−50612号公報等に開示されて
いる。又、実公昭60−22147号公報には、第11
図に示すように、前記レバー4とアーム3と梃棒
5からなるリンクを、レリーズ6に置き換えたも
のが開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来の排水栓装置は、排水
栓の開閉を行なうためのレバー4が設けられてい
るため、このレバー4の取付穴が必要であるし、
レバー4と排水栓2aの間のリンクが複雑なた
め、取り付けや修理が困難であつた。又、リンク
部分が排水筒2cから外部へ引き回されているた
め、排水筒2cに突出した側管1cを形成する必
要があり、排水筒2cの形状が複雑となる。又、
リンク部材との間のシールを確実にする必要があ
り、シール性を確保するために皮パツキン等を使
用すると、皮パツキンに水垢が付きリンク部材と
の摩擦抵抗が増大して、リンク部の操作が固くな
り操作が重くなる。さらにシール部分の老朽化に
より水洩れが発生することもある。
さらにレバー4の取り付け位置が通常、洗面槽
の奥部であるため、レバー4の操作時に身体を乗
り出して操作する必要があり、操作が面倒であつ
た。又、レバー4の操作は押す操作と引き上げる
操作が必要で操作が非常に面倒であつた。
さらに、通常の家庭用の洗面槽には前記従来例
のような複雑な構造のものは洗面台が大型化する
ため適していないし、又、排水栓装置を具備しな
い洗面槽を改造して排水栓装置を取り付ける場合
には、前記レバー4の取付穴を設けることができ
ないため、洗面台全体を取り替えなければならな
いという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本考案は、洗面槽
の底部に取り付けられて、上端が洗面槽の底面で
開口する排水口となり、下端に排水管が接続され
る排水筒と、該排水筒の前記排水口近傍に、その
中心方向へ延設された支持アームにより排水筒の
軸上に支持された内筒と、該内筒内に上下動可能
に挿入されて、リターンスプリングにより上方へ
付勢されたスプールと、該スプールの上端に固定
されて、前記排水口に水密に嵌合可能な排水栓
と、前記内筒とスプールとの間において、該スプ
ールの一側面の長手方向に沿つて直線状の溝部と
その上部に略V字状の係止部分を有する略ハート
形状の溝部を連続状に刻設したラチエツト溝と、
このラチエツト溝の反対側の所定位置にスプール
の上動位置を規制する抜止突起を設ける一方、前
記内筒上部に開設した窓より前記ラチエツト溝と
嵌合してスプールを上下に案内するラチエツトバ
ネとからなるラチエツト機構とを具備してなる洗
面槽用排水栓装置に存する。
(作用) 上記の構成により、本考案は排水栓を上から押
すだけで排水栓の開閉ができる。これにより、本
考案は排水栓の開閉操作のためのレバーを排除す
ることができ、構造を簡単にすることができると
共に、排水筒は排水管にのみ連結されているた
め、従来のようにレバーとのリンクの部分から水
洩れが発生することがない。しかも、構造が簡単
で取付スペースが少ないため、家庭用の洗面槽に
も容易に適用することができ、かつ従来のように
レバー用の穴を必要としないために排水栓装置を
具備しない洗面槽にも容易に取り付けることがで
き、洗面台全体を交換する必要がない。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例の構成を示す断面図
である。
本実施例の排水栓装置は、洗面槽10の底部開
口10aに取り付けられる排水筒11と、該排水
筒11内に支持された内筒12と、該内筒12に
挿入されて排水栓14が上端に固定されたスプー
ル13とを具備している。
前記排水筒11は上端が排水口15となり、下
端に排水管16が接続されている。この排水筒1
1は洗面槽10の底部開口10aに上方から挿入
されて、洗面槽10の下面においてパツキング1
9とスペーサ20を介在させてナツト21で締め
付けることにより、排水口15周囲に形成された
フランジ部11aが前記底部開口10aに密接す
るとともに、洗面槽10の底部に強固に固定され
る。又、排水管16はナツト22により排水筒1
1の下端と連結されている。
排水筒11の排水口15よりやや下方には、そ
の中心方向へ延設された2つの支持アーム17が
設けられている。これらの支持アーム17には排
水筒11の軸上に配置された内筒12の上部外周
に延設された取付板12aがネジ23により固定
されることによつて、内筒12が支持アーム17
に支持されている。
内筒12内にはリターンスプリング18とスプ
ール13が挿入されている。スプール13は内筒
12の上方へ出没可能に挿入されており、前記リ
ターンスプリング18により上方へ付勢されてい
る。そして、このスプール13の上端には排水口
15に水密に嵌合可能な排水栓14が固定されて
いる。この排水栓14の外周にはシール性を高め
るためのOリング14aが取り付けられている。
第2図は第1図中のA−A線断面図である。
同図に示すように、前記内筒12は排水筒11
の軸上に配置されており、支持アーム17は排水
口15の直径上に配置されている。
第3図は前記内筒12とスプール13を取り出
して示す正面図である。
同図に示すように、スプール13の上端には排
水栓14を固定するためのネジ部13aが形成さ
れている。又、スプール13の一側面13bには
上下に延びる直線状の溝と、その上部のハート形
の溝からなるラチエツト溝24が切り込み形成さ
れている。
内筒12の上部側面には窓27が形成されてお
り、この窓27に一端が通過するラチエツトバネ
26が内筒12の側面に、その上下方向に取り付
けられている。内筒12の上部には、その外周に
嵌入するとともに、前記ラチエツトバネ26を押
さえる押さえバネ25が取り付けてある。
第4図は第3図に示す部材の分解図である。
内筒12の上部には前記押さえバネ25を嵌入
する溝28が形成されている。又、この溝28の
上方において、内筒12の側面には前記ラチエツ
トバネ26の上端26bが嵌入する穴29が設け
られている。押さえバネ25にはラチエツトバネ
26を押さえるための膨出部25aが形成されて
おり、ラチエツトバネ26には前記膨出部25a
が係止される段部26aが設けられている。そし
て、ラチエツトバネ26の下端26cが内筒12
の窓27を通過してスプール13のラチエツト溝
24に嵌入する。
スプール13の後面下部には第5図に示すよう
に、抜止突起13cが突設されている。この抜止
突起13cは内筒12の上面図である第6図に示
されるスプール挿入口12bの一部に形成された
切欠12cに係止されてスプール13の抜止の働
きを行なう。スプール13を内筒12に挿入する
時には、抜止突起13cは楔形に形成されている
ため切欠12cを通過することができる。
スプール13は第7図に示すような断面を有し
ている。内筒12との摺動摩擦を少なくするため
に、ラチエツト溝24を形成した面13bを除
き、内筒12内面に線接触するようにクローバ形
に形成してある。
第8図は内筒12の底面図、第9図は内筒12
の背面図である。
次に本実施例の動作を説明する。
先ず、スプール13が第1図に示すように最上
位置に突出している場合には、排水栓14が排水
口15を解放しているため、洗面槽10内の水は
排水口15から排水管16へ排出される。この
時、前記ラチエツトバネ26の下端26cはラチ
エツト溝24の直線部分に嵌入しているため、ス
プール13はリターンスプリング18により上方
へ押し上げられ、前記抜止突起13cが係止され
る位置まで突出している。
この状態から手で排水栓14を押し下げると、
スプール13はリターンスプリング18を押し縮
めながら内筒12へ没入し、これに伴つてラチエ
ツト溝24のハート形部分がラチエツトバネ26
の下端26cの位置へ移動する。
そして、排水栓14が排水口15を閉塞した状
態で、前記ラチエツトバネ26の下端26cはラ
チエツト溝24のハート形部分の上側のV字部分
24aに至る。この状態で排水栓14から手を離
してもラチエツトバネ26の下端26cが前記V
字部分24aに係止されているので、排水栓14
は排水口15を閉塞した位置に保持される。
そして、もう一度排水栓14を手で押し下げる
と、前記V字部分24aに係止していたラチエツ
トバネ26の下端26cがハート形の輪郭に沿つ
て移動し、V字部分24aから外れる。この後、
排水栓14から手を離すとラチエツトバネ26の
下端26cは前記V字部分から外れているため、
スプール13がリターンスプリング18の付勢力
により上方へ移動し、ラチエツトバネ26の下端
26cはラチエツト溝24の直線部分に当接す
る。
そして、スプール13は前記抜止突起13cに
より規制される最上位置まで突出し、排水栓14
を持ち上げ排水口15を解放する。
以後、排水栓14を手で押し下げる毎に前記動
作が繰り返され、排水栓14の押し下げ操作毎に
排水口15の閉鎖と解放が交互に行なわれる。
以上の動作により、本実施例は従来のようなレ
バー操作によらずとも、排水栓14の押し下げ操
作により排水口15の閉鎖と解放を行うことがで
き、レバーを設けるための穴や、レバーと排水栓
を結ぶリンクが不要となる。とくに、本例では排
水口15を有する排水筒11にスプール13を組
み付けた内筒12を洗面槽10の底部開口10a
に取付けて排水口15を形成する排水筒11に取
付ける構成であるから、排水装置を具備しない洗
面槽に容易に取付けることができるとともに、ス
プール13に対するラチエツト機構はラチエツト
溝24とラチエツトバネ26とによる極めて簡単
な構成でスプール13を直線的に上下動して排水
口15に対し排水栓14を解放位置と閉鎖位置と
に規制保持することができる。また、メインテナ
ンスにおいても排水栓14を取り外すことにより
内筒12を容易に着脱することができ、保守点検
を行うことができる。
(考案の効果) 本考案は、上記の構成としたことにより、従来
のようなレバー操作によらずとも、排水栓の押し
下げ操作により排水口の閉鎖と解放を行うことが
でき、レバーを設けるための穴やレバーと排水栓
を結ぶリンクが不要となる。とくに、本考案にお
いては排水口を有する排水筒にスプールを組み付
けた内筒を洗面槽の底部開口に取付けて排水口を
形成する排水筒を取付ける構成であるから、排水
装置を具備しない洗面槽に容易に取付けることが
できるとともに、スプールに対するラチエツト機
構はラチエツト溝とラチエツトバネとによる極め
て簡単な構成でスプールを直線的に上下動して排
水口に対し排水栓を解放位置と閉鎖位置とに規制
保持することができる。また、メインテナンスに
おいても排水栓を取り外すことにより要部の内筒
を容易に着脱することができ、保守点検を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す断面
図、第2図は第1図中のA−A線断面図、第3図
は同実施例における内筒とスプールを取り出して
示す正面図、第4図は内筒に組付けられる部材の
分解図、第5図はスプールの側面図、第6図は内
筒の上面図、第7図はスプールの横断面図、第8
図は内筒の底面図、第9図は内筒の背面図、第1
0図は従来例を一部切り欠いて示す構成図、第1
1図はレリーズ式の従来例を示す構成図である。 10……洗面槽、11……排水筒、12……内
筒、13……スプール、14……排水栓、15…
…排水口、16……排水管、17……支持アー
ム、18……リターンスプリング、24……ラチ
エツト溝、26……ラチエツトバネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 洗面槽の排水口に設けられて、該排水口の開閉
    を行なう洗面槽用排水栓装置において、 前記洗面槽の底部に取り付けられて、上端が洗
    面槽の底面で開口する排水口となり、下端に排水
    管が接続される排水筒と、 該排水筒の前記排水口近傍に、その中心方向へ
    延設された支持アームにより排水筒の軸上に支持
    された内筒と、 該内筒内に上下動可能に挿入されて、リターン
    スプリングにより上方へ付勢されたスプールと、 該スプールの上端に固定されて、前記排水口に
    水密に嵌合可能な排水栓と、 前記内筒とスプールとの間において、該スプー
    ルの一側面の長手方向に沿つて直線状の溝部とそ
    の上部に略V字状の係止部分を有する略ハート形
    状の溝部を連続状に刻設したラチエツト溝と、こ
    のラチエツト溝の反対側の所定位置にスプールの
    上動位置を規制する抜止突起を設ける一方、前記
    内筒上部に開設した窓より前記ラチエツト溝と嵌
    合してスプールを上下に案内するラチエツトバネ
    とからなるラチエツト機構とを具備してなる洗面
    槽用排水栓装置。
JP1987192260U 1987-12-17 1987-12-17 Expired JPH0415818Y2 (ja)

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JPH0198279U JPH0198279U (ja) 1989-06-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520941A (en) * 1978-07-31 1980-02-14 Katsushiera Kiyasupaa Drain valve
JPS5942953U (ja) * 1982-09-16 1984-03-21 横河電機株式会社 ガス分析計

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520941A (en) * 1978-07-31 1980-02-14 Katsushiera Kiyasupaa Drain valve
JPS5942953U (ja) * 1982-09-16 1984-03-21 横河電機株式会社 ガス分析計

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JPH0198279U (ja) 1989-06-30

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