JP2805130B2 - 浴槽の排水栓装置 - Google Patents
浴槽の排水栓装置Info
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- JP2805130B2 JP2805130B2 JP35116093A JP35116093A JP2805130B2 JP 2805130 B2 JP2805130 B2 JP 2805130B2 JP 35116093 A JP35116093 A JP 35116093A JP 35116093 A JP35116093 A JP 35116093A JP 2805130 B2 JP2805130 B2 JP 2805130B2
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- Japan
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴槽内の湯水を排水
する排水栓装置に関するものである。
する排水栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、浴槽底面に形成され
ている排水口を遠隔操作により開閉するために、浴槽上
縁に操作ボタンが設けられ、この操作ボタンを押し引き
することによりレリーズワイヤーを介し排水口の栓蓋が
開閉操作されるように構成されているが、排水口の開放
状態を維持させるためには、栓蓋の開状態を保持させる
装置が必要となり、従来ではこのような装置が複雑なも
のとなってしまうという問題点があった。
ている排水口を遠隔操作により開閉するために、浴槽上
縁に操作ボタンが設けられ、この操作ボタンを押し引き
することによりレリーズワイヤーを介し排水口の栓蓋が
開閉操作されるように構成されているが、排水口の開放
状態を維持させるためには、栓蓋の開状態を保持させる
装置が必要となり、従来ではこのような装置が複雑なも
のとなってしまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、栓蓋の開放状態を保持
し得るラッチ機構を備えた排水栓装置を提供せんことを
目的とし、その要旨は、浴槽底面の排水口に設けられた
栓蓋をレリーズワイヤーを介し開閉操作する浴槽上縁に
設けられる操作部には、前記栓蓋を開ける時に押圧する
押しボタンと、該押しボタンの外周に、前記栓蓋を閉じ
る時に押圧する解除ボタンが設けられているとともに、
該押しボタンおよび解除ボタンの下方には、前記押しボ
タンが押し込まれた時に該押しボタンを押し込み状態で
保持し、前記解除ボタンが押し込まれた時に前記押しボ
タンの保持を解除するラッチ板バネが配設されているこ
とである。
点に鑑み案出したものであって、栓蓋の開放状態を保持
し得るラッチ機構を備えた排水栓装置を提供せんことを
目的とし、その要旨は、浴槽底面の排水口に設けられた
栓蓋をレリーズワイヤーを介し開閉操作する浴槽上縁に
設けられる操作部には、前記栓蓋を開ける時に押圧する
押しボタンと、該押しボタンの外周に、前記栓蓋を閉じ
る時に押圧する解除ボタンが設けられているとともに、
該押しボタンおよび解除ボタンの下方には、前記押しボ
タンが押し込まれた時に該押しボタンを押し込み状態で
保持し、前記解除ボタンが押し込まれた時に前記押しボ
タンの保持を解除するラッチ板バネが配設されているこ
とである。
【0004】
【作用】浴槽上縁側に設けられる操作部の押しボタンを
下方側へ押圧することにより、ラッチ板バネにより押し
ボタンが押し込まれた状態で係止状態となり、この時に
は浴槽の底面の栓蓋は開けられた開放状態を保持するこ
ととなり、良好に浴槽内の湯水を排水口から排出させる
ことができる。また、押しボタンの外周の解除ボタンを
押し込むことにより、ラッチ板バネの押しボタンの係止
を良好に解除して栓蓋を閉じることができる。
下方側へ押圧することにより、ラッチ板バネにより押し
ボタンが押し込まれた状態で係止状態となり、この時に
は浴槽の底面の栓蓋は開けられた開放状態を保持するこ
ととなり、良好に浴槽内の湯水を排水口から排出させる
ことができる。また、押しボタンの外周の解除ボタンを
押し込むことにより、ラッチ板バネの押しボタンの係止
を良好に解除して栓蓋を閉じることができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、排水栓の概略断面構成図であり、排水栓
1は、浴槽の底面側に設けられる駆動部2と、浴槽の上
縁に設けられる操作部3とを備え、操作部3と駆動部2
はレリーズワイヤー7で連結されたものとなっている。
まず駆動部2を説明すると、浴槽の底面に開口されてい
る排水口Hの底側には固定金具4が固設され、この固定
金具4の内周には内側に突出して係止突部4aが形成さ
れており、この係止突部4a上に、外周の係止鍔部5a
を載置させた状態で固定金具4内に収納筒5が配設され
ており、この収納筒5は上部が有底で下部が開放された
筒状に形成され、下部には取付ねじ蓋6が螺合されてお
り、この取付ねじ蓋6内にはレリーズワイヤー7が移動
可能に挿通され、レリーズワイヤー7の先端部には押圧
板8が固定されている。また、この押圧板8の上方には
押圧板9が配設され、この押圧板9には垂直に立ち上が
るロッド10が連結されて、ロッド10の上端には排水
口Hを開閉する栓蓋11が設けられている。ロッド10
の収納筒5に対する摺接部にはOリングOが配設されて
水密性が確保されており、OリングOの下方の収納筒5
内には押圧板9間に係止されて上バネ12が内装されて
おり、また押圧板9と前記押圧板8間には下バネ13が
配設されている。常には上バネ12の付勢力により栓蓋
11は排水口Hに当接して閉じた状態に保持されてい
る。
する。図1は、排水栓の概略断面構成図であり、排水栓
1は、浴槽の底面側に設けられる駆動部2と、浴槽の上
縁に設けられる操作部3とを備え、操作部3と駆動部2
はレリーズワイヤー7で連結されたものとなっている。
まず駆動部2を説明すると、浴槽の底面に開口されてい
る排水口Hの底側には固定金具4が固設され、この固定
金具4の内周には内側に突出して係止突部4aが形成さ
れており、この係止突部4a上に、外周の係止鍔部5a
を載置させた状態で固定金具4内に収納筒5が配設され
ており、この収納筒5は上部が有底で下部が開放された
筒状に形成され、下部には取付ねじ蓋6が螺合されてお
り、この取付ねじ蓋6内にはレリーズワイヤー7が移動
可能に挿通され、レリーズワイヤー7の先端部には押圧
板8が固定されている。また、この押圧板8の上方には
押圧板9が配設され、この押圧板9には垂直に立ち上が
るロッド10が連結されて、ロッド10の上端には排水
口Hを開閉する栓蓋11が設けられている。ロッド10
の収納筒5に対する摺接部にはOリングOが配設されて
水密性が確保されており、OリングOの下方の収納筒5
内には押圧板9間に係止されて上バネ12が内装されて
おり、また押圧板9と前記押圧板8間には下バネ13が
配設されている。常には上バネ12の付勢力により栓蓋
11は排水口Hに当接して閉じた状態に保持されてい
る。
【0006】一方、浴槽上縁Bに取付けられた操作部3
は、筒状の本体部15の上端の外周に突出した鍔部15
aが浴槽上縁Bに当接状に設置されており、浴槽上縁B
の底面側から本体部15の外周にナット14が螺合され
て、ナット14を締め付けて本体部15は浴槽上縁Bに
固定されている。本体部15の下端には垂下状に接続管
部15bが形成されており、この接続管部15bにレリ
ーズワイヤー7を包囲するチューブ16が差し込み状に
接続されている。レリーズワイヤー7はチューブ16内
に配設されており、レリーズワイヤー7の先端部は本体
部15内に設けられたリターンバネ17に連結されてい
る。
は、筒状の本体部15の上端の外周に突出した鍔部15
aが浴槽上縁Bに当接状に設置されており、浴槽上縁B
の底面側から本体部15の外周にナット14が螺合され
て、ナット14を締め付けて本体部15は浴槽上縁Bに
固定されている。本体部15の下端には垂下状に接続管
部15bが形成されており、この接続管部15bにレリ
ーズワイヤー7を包囲するチューブ16が差し込み状に
接続されている。レリーズワイヤー7はチューブ16内
に配設されており、レリーズワイヤー7の先端部は本体
部15内に設けられたリターンバネ17に連結されてい
る。
【0007】本体部15の上面側中央部には押しボタン
18が配設されており、押しボタン18には上面側外周
に段部18aが形成されている。また、押しボタン18
の外周には、押しボタン18と同心状に解除ボタン19
が配設されており、この解除ボタン19の上面で内方に
突出する鍔部19aが押しボタン18の段部18aに整
合されている。また、解除ボタン19の下端面は傾斜状
の傾斜面19bに形成されている。解除ボタン19の外
側は本体部15の鍔部15aに螺合するキャップ部20
となっており、このキャップ部20により解除ボタン1
9の抜脱が防止されるとともに、本体部15が覆蓋され
た状態となっている。
18が配設されており、押しボタン18には上面側外周
に段部18aが形成されている。また、押しボタン18
の外周には、押しボタン18と同心状に解除ボタン19
が配設されており、この解除ボタン19の上面で内方に
突出する鍔部19aが押しボタン18の段部18aに整
合されている。また、解除ボタン19の下端面は傾斜状
の傾斜面19bに形成されている。解除ボタン19の外
側は本体部15の鍔部15aに螺合するキャップ部20
となっており、このキャップ部20により解除ボタン1
9の抜脱が防止されるとともに、本体部15が覆蓋され
た状態となっている。
【0008】本体部15内の、前記解除ボタン19およ
び押しボタン18の下部には、外周側から内方へ向かっ
て下傾状にラッチ板バネ21,21が2以上対向状に配
設されており、各ラッチ板バネ21の上端部は本体部1
5の内壁に固定されたものとなっている。
び押しボタン18の下部には、外周側から内方へ向かっ
て下傾状にラッチ板バネ21,21が2以上対向状に配
設されており、各ラッチ板バネ21の上端部は本体部1
5の内壁に固定されたものとなっている。
【0009】この操作部3の押しボタン18を指で使用
者が下方へ押圧することによりリターンバネ17が押さ
れて、これに伴いレリーズワイヤー7が下方側へ押さ
れ、これによりレリーズワイヤー7の他端部の前記押圧
板8が上方へ押圧されて下バネ13を介し押圧板9が上
方へ押圧され、ロッド10を介し栓蓋11が上方へ移動
して排水口Hが開かれるものであり、この状態で、想像
線で示すように押しボタン18はラッチ板バネ21の下
端部にその段部18aが係止された状態となり、押しボ
タン18は本体部15内に押し込まれた状態を保持する
こととなる。したがって、その間は栓蓋11は開放状態
を維持し、浴槽内の湯水が排水口Hから外部に排出され
るものである。
者が下方へ押圧することによりリターンバネ17が押さ
れて、これに伴いレリーズワイヤー7が下方側へ押さ
れ、これによりレリーズワイヤー7の他端部の前記押圧
板8が上方へ押圧されて下バネ13を介し押圧板9が上
方へ押圧され、ロッド10を介し栓蓋11が上方へ移動
して排水口Hが開かれるものであり、この状態で、想像
線で示すように押しボタン18はラッチ板バネ21の下
端部にその段部18aが係止された状態となり、押しボ
タン18は本体部15内に押し込まれた状態を保持する
こととなる。したがって、その間は栓蓋11は開放状態
を維持し、浴槽内の湯水が排水口Hから外部に排出され
るものである。
【0010】浴槽内の湯水の排出が終わった時点で使用
者が前記解除ボタン19を下方側へ押圧することによ
り、解除ボタン19の下端の傾斜面19bがラッチ板バ
ネ21の内側に当接し、さらに解除ボタン19を下方側
へ押し込むことによりラッチ板バネ21は外側へ拡開さ
れ、これにより押しボタン18の段部18aからラッチ
板バネ21の下端部が離反されて、リターンバネ17の
付勢力により押しボタン18は上方へ瞬時に移動し、こ
れに伴い解除ボタン19の鍔部19aと押しボタン18
の段部18aが係合して、押しボタン18と共に解除ボ
タン19も上方へ移動する。これにより前記駆動部2側
の上バネ12の付勢力により、押圧板9が下方側へ移動
されてレリーズワイヤー7は元の状態に復帰し、栓蓋1
1が排水口Hを閉止する。
者が前記解除ボタン19を下方側へ押圧することによ
り、解除ボタン19の下端の傾斜面19bがラッチ板バ
ネ21の内側に当接し、さらに解除ボタン19を下方側
へ押し込むことによりラッチ板バネ21は外側へ拡開さ
れ、これにより押しボタン18の段部18aからラッチ
板バネ21の下端部が離反されて、リターンバネ17の
付勢力により押しボタン18は上方へ瞬時に移動し、こ
れに伴い解除ボタン19の鍔部19aと押しボタン18
の段部18aが係合して、押しボタン18と共に解除ボ
タン19も上方へ移動する。これにより前記駆動部2側
の上バネ12の付勢力により、押圧板9が下方側へ移動
されてレリーズワイヤー7は元の状態に復帰し、栓蓋1
1が排水口Hを閉止する。
【0011】なお、本例では駆動部2における上バネ1
2の付勢力は下バネ13の付勢力よりも大に設定されて
おり、さらに下バネ13の付勢力は排水口Hに係る水圧
よりも大に設定されている。なお、下バネ13は、栓蓋
11が排水口Hの上方にあって開放状態の時に、誤って
足等で栓蓋11が踏みつけられた時に押圧板9を介しこ
の下バネ13が伸縮し、ロッド10の折れを良好に防ぐ
ことができるものであり、足を離した時には下バネ13
の付勢力により栓蓋11は元の開放状態に良好に復帰さ
れるものである。
2の付勢力は下バネ13の付勢力よりも大に設定されて
おり、さらに下バネ13の付勢力は排水口Hに係る水圧
よりも大に設定されている。なお、下バネ13は、栓蓋
11が排水口Hの上方にあって開放状態の時に、誤って
足等で栓蓋11が踏みつけられた時に押圧板9を介しこ
の下バネ13が伸縮し、ロッド10の折れを良好に防ぐ
ことができるものであり、足を離した時には下バネ13
の付勢力により栓蓋11は元の開放状態に良好に復帰さ
れるものである。
【0012】このように本例においては、操作部3の押
しボタン18を押圧して本体部15内に押し込んだ時に
は、ラッチ板バネ21により係止されて押し込み状態が
保持されるため、栓蓋11を開放状態に保持することが
でき、しかも解除ボタン19を下方側へ押圧することに
より、押しボタン18の係止状態を良好に解除させて栓
蓋11を閉じることができ、簡単な構造により栓蓋11
のラッチ機構を構成し、排水栓の操作性が良好なものと
なる。
しボタン18を押圧して本体部15内に押し込んだ時に
は、ラッチ板バネ21により係止されて押し込み状態が
保持されるため、栓蓋11を開放状態に保持することが
でき、しかも解除ボタン19を下方側へ押圧することに
より、押しボタン18の係止状態を良好に解除させて栓
蓋11を閉じることができ、簡単な構造により栓蓋11
のラッチ機構を構成し、排水栓の操作性が良好なものと
なる。
【0013】次に、図2は排水栓1の操作部3の変形例
を示し、図1とほぼ同一の部材については同一符号を付
して説明する。本例における操作部3は、ナット14を
介し浴槽上縁Bに本体部15が固定されており、この本
体部15の内部底側にリターンバネ17が内装されたも
のとなっており、このリターンバネ17の上面に押しボ
タン18が配設されており、押しボタン18はリターン
バネ17の上面に載置される押しボタン本体18bと、
この押しボタン本体18bの上面に螺合された頭部18
cとにより構成されており、押しボタン本体18b内に
レリーズワイヤー7の先端部が固定されたものとなって
いる。すなわち、レリーズワイヤー7はリターンバネ1
7内を通り押しボタン本体18bに連結されている。
を示し、図1とほぼ同一の部材については同一符号を付
して説明する。本例における操作部3は、ナット14を
介し浴槽上縁Bに本体部15が固定されており、この本
体部15の内部底側にリターンバネ17が内装されたも
のとなっており、このリターンバネ17の上面に押しボ
タン18が配設されており、押しボタン18はリターン
バネ17の上面に載置される押しボタン本体18bと、
この押しボタン本体18bの上面に螺合された頭部18
cとにより構成されており、押しボタン本体18b内に
レリーズワイヤー7の先端部が固定されたものとなって
いる。すなわち、レリーズワイヤー7はリターンバネ1
7内を通り押しボタン本体18bに連結されている。
【0014】押しボタン18の外周に設けられる解除ボ
タン19には外側へ突出して鍔部19cが形成されてお
り、この鍔部19cの下面と本体部15の鍔部15a間
にリターンバネ22が配設されたものとなっており、キ
ャップ20によりこのリターンバネ22の外周側が包囲
された構造となっている。
タン19には外側へ突出して鍔部19cが形成されてお
り、この鍔部19cの下面と本体部15の鍔部15a間
にリターンバネ22が配設されたものとなっており、キ
ャップ20によりこのリターンバネ22の外周側が包囲
された構造となっている。
【0015】また、前記リターンバネ17の外周であっ
て、押しボタン18と解除ボタン19の下部部位には傾
斜状にラッチ板バネ21,21が対向状に配設されてい
る。なお、押しボタン18の押しボタン本体18bの外
周には窪み状に段部18aが形成されており、押しボタ
ン18を下方側へ押圧して押し込んだ時にこの押しボタ
ン本体18bの段部18aに前記ラッチ板バネ21,2
1が係合し、押し込み状態を保持できる構造となってお
り、この状態で栓蓋11は開放状態を維持することとな
る。さらにこの状態で解除ボタン19を下方側へ押圧す
ることにより解除ボタン19の下端部がラッチ板バネ2
1に当接して、ラッチ板バネ21の下端部を外側へ拡開
し、これによりラッチ板バネ21の下端部が押しボタン
本体18bの段部18aから離反された状態となり、こ
の時にリターンバネ17の付勢力により押しボタン18
は上方へ押し上げられて元の位置に復帰する。これと同
時にリターンバネ22により解除ボタン19も別個に上
方へ押し上げられて元の状態に復帰する。すなわち、こ
の状態では栓蓋11が閉じられることとなる。図2の操
作部3の構造では、押しボタン18および解除ボタン1
9を別個のリターンバネ17,22により別個独立に元
の状態に復帰させることができるため、より確実な操作
が可能となる。
て、押しボタン18と解除ボタン19の下部部位には傾
斜状にラッチ板バネ21,21が対向状に配設されてい
る。なお、押しボタン18の押しボタン本体18bの外
周には窪み状に段部18aが形成されており、押しボタ
ン18を下方側へ押圧して押し込んだ時にこの押しボタ
ン本体18bの段部18aに前記ラッチ板バネ21,2
1が係合し、押し込み状態を保持できる構造となってお
り、この状態で栓蓋11は開放状態を維持することとな
る。さらにこの状態で解除ボタン19を下方側へ押圧す
ることにより解除ボタン19の下端部がラッチ板バネ2
1に当接して、ラッチ板バネ21の下端部を外側へ拡開
し、これによりラッチ板バネ21の下端部が押しボタン
本体18bの段部18aから離反された状態となり、こ
の時にリターンバネ17の付勢力により押しボタン18
は上方へ押し上げられて元の位置に復帰する。これと同
時にリターンバネ22により解除ボタン19も別個に上
方へ押し上げられて元の状態に復帰する。すなわち、こ
の状態では栓蓋11が閉じられることとなる。図2の操
作部3の構造では、押しボタン18および解除ボタン1
9を別個のリターンバネ17,22により別個独立に元
の状態に復帰させることができるため、より確実な操作
が可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明の浴槽の排水栓装置は、浴槽底面
の排水口に設けられた栓蓋をレリーズワイヤーを介し開
閉操作する浴槽上縁に設けられる操作部には、前記栓蓋
を開ける時に押圧する押しボタンと、該押しボタンの外
周に、前記栓蓋を閉じる時に押圧する解除ボタンが設け
られているとともに、該押しボタンおよび解除ボタンの
下方には、前記押しボタンが押し込まれた時に該押しボ
タンを押し込み状態で保持し、前記解除ボタンが押し込
まれた時に前記押しボタンの保持を解除するラッチ板バ
ネが配設されていることにより、操作部の押しボタンを
下方側へ押し込んで良好に浴槽底面の栓蓋を開けて浴槽
内の湯水を排水することができ、この時に押しボタンは
ラッチ板バネにより係止されて良好に栓蓋の開放状態が
維持されることとなる。また、解除ボタンを下方側へ押
圧することによりラッチ板バネの押しボタンの係止状態
が解除されて押しボタンは元の状態に復帰し、栓蓋を良
好に閉じることができ、簡単な構造により栓蓋の開放状
態を維持できるラッチ機構を構成して、使い勝手の良好
な排水栓装置とし得る効果を有する。
の排水口に設けられた栓蓋をレリーズワイヤーを介し開
閉操作する浴槽上縁に設けられる操作部には、前記栓蓋
を開ける時に押圧する押しボタンと、該押しボタンの外
周に、前記栓蓋を閉じる時に押圧する解除ボタンが設け
られているとともに、該押しボタンおよび解除ボタンの
下方には、前記押しボタンが押し込まれた時に該押しボ
タンを押し込み状態で保持し、前記解除ボタンが押し込
まれた時に前記押しボタンの保持を解除するラッチ板バ
ネが配設されていることにより、操作部の押しボタンを
下方側へ押し込んで良好に浴槽底面の栓蓋を開けて浴槽
内の湯水を排水することができ、この時に押しボタンは
ラッチ板バネにより係止されて良好に栓蓋の開放状態が
維持されることとなる。また、解除ボタンを下方側へ押
圧することによりラッチ板バネの押しボタンの係止状態
が解除されて押しボタンは元の状態に復帰し、栓蓋を良
好に閉じることができ、簡単な構造により栓蓋の開放状
態を維持できるラッチ機構を構成して、使い勝手の良好
な排水栓装置とし得る効果を有する。
【図1】第1実施例の排水栓の概略断面構成図である。
【図2】図1の変形例を示す概略断面構成図である。
1 排水栓 2 駆動部 3 操作部 4 固定金具 5 収納筒 7 レリーズワイヤー 11 栓蓋 12 上バネ 13 下バネ 15 本体部 17 リターンバネ 18 押しボタン 18a 段部 19 解除ボタン 19b 傾斜面 21 ラッチ板バネ 22 リターンバネ
Claims (1)
- 【請求項1】 浴槽底面の排水口に設けられた栓蓋をレ
リーズワイヤーを介し開閉操作する浴槽上縁に設けられ
る操作部には、前記栓蓋を開ける時に押圧する押しボタ
ンと、該押しボタンの外周に、前記栓蓋を閉じる時に押
圧する解除ボタンが設けられているとともに、該押しボ
タンおよび解除ボタンの下方には、前記押しボタンが押
し込まれた時に該押しボタンを押し込み状態で保持し、
前記解除ボタンが押し込まれた時に前記押しボタンの保
持を解除するラッチ板バネが配設されていることを特徴
とする浴槽の排水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35116093A JP2805130B2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 浴槽の排水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35116093A JP2805130B2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 浴槽の排水栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197503A JPH07197503A (ja) | 1995-08-01 |
JP2805130B2 true JP2805130B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=18415461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35116093A Expired - Lifetime JP2805130B2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 浴槽の排水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2805130B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5412611B2 (ja) * | 2009-10-14 | 2014-02-12 | 丸一株式会社 | 遠隔操作式排水栓装置 |
JP5906480B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-04-20 | 丸一株式会社 | 遠隔操作式排水栓装置 |
CN103255817B (zh) * | 2013-05-22 | 2015-03-11 | 宁波德利福洁具有限公司 | 一种集进水溢水排水于一体的浴缸去水器 |
JP6784936B2 (ja) * | 2016-09-21 | 2020-11-18 | Toto株式会社 | 排水栓装置 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP35116093A patent/JP2805130B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07197503A (ja) | 1995-08-01 |
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