JP2596390Y2 - 遠隔操作式排水栓開閉装置 - Google Patents

遠隔操作式排水栓開閉装置

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JP2596390Y2 JP1993044278U JP4427893U JP2596390Y2 JP 2596390 Y2 JP2596390 Y2 JP 2596390Y2 JP 1993044278 U JP1993044278 U JP 1993044278U JP 4427893 U JP4427893 U JP 4427893U JP 2596390 Y2 JP2596390 Y2 JP 2596390Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽、洗面槽等におい
て使用する遠隔操作式排水栓開閉装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遠隔操作式排水栓開閉装置とし
ては、従来より多種多様のものが提供されており、例え
ば実公昭60−22147号公報に開示されているよう
に、排水筒内に配設された支持体の頂部に排水口の開閉
用栓蓋を取付け、遠隔操作部の操作釦の押込操作による
操作ワイヤの進退動作を該支持体及び栓蓋に直結状に伝
達して栓蓋を開閉するように構成された遠隔操作式排水
栓開閉装置が知られている。
【0003】また、未だ公知ではないが、本考案の出願
人が先に開発し、出願した、この種の遠隔操作式排水栓
開閉装置として、遠隔操作部の回転操作スイッチの回転
操作により操作ワイヤを進退させて、排水栓部の排水栓
を開閉させるように構成した遠隔操作式排水栓開閉装置
であって、排水筒内部に装設した支持筒内に、頂部に排
水口の開閉用栓蓋を取付けた接続筒を嵌挿すると共に、
該接続筒内に緩衝用スプリングを内装して上記の排水栓
部を構成し、該排水栓部における上記接続筒の下端開口
部から操作ワイヤの先端部分を挿通して、該操作ワイヤ
の先端を上記緩衝用スプリングの下部に臨ませて構成し
た装置が先願として存在している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】而して、上記従来装置
の前者の場合は、その直結状の伝達構成により、栓蓋の
開閉を即動的に行ない得る利点はあるが、その反面、例
えば保持機構によって栓蓋が開栓状態を固定保持されて
いる状態において、不用意に栓蓋を踏込むようなことが
あると、踏込んだ足を負傷するおそれがあると共に、そ
の踏込荷重により保持機構及び操作ワイヤの先端を損傷
して栓蓋の開閉機能を劣化乃至は喪失するといった重大
な問題がある。
【0005】また、操作釦の押込操作により操作ワイヤ
を進退させるタイプのものであるから、押込操作時に不
測に操作釦が途中で引掛って操作ワイヤを円滑に進退で
きない事態を生じるおそれがあると共に、栓蓋を開栓状
態及び閉栓状態に保つための複雑な構造のロック機構
(固定保持機構)を必要とする問題がある。
【0006】さらに、従来装置の後者の場合は、前者の
問題は解決し得て大きな効果をもたらし得るものである
が、その回転操作スイッチの上部は常に収容筒の開口部
の上部に突出するように構成されているため、例えば、
浴槽の縁辺の上面に遠隔操作部を装設した場合に、浴槽
蓋の被蓋に著しい支障をもたらすと共に、該突出部が入
浴者の手に当る等の問題があり、且つ外観も悪い等の問
題があった。
【0007】本考案は、上記の問題を解決することを課
題として研究開発されたもので、回転操作スイッチの回
転操作により操作ワイヤを確実に進退させて、栓蓋を円
滑に開閉し得ると共に、栓蓋が開栓状態を固定保持して
いる場合に、不用意に栓蓋を踏込むようなことがあって
も、無理なく円滑に栓蓋を下降させ得て、足部を負傷し
たり、ロック機構(固定保持機構)及び操作ワイヤの先
端を損傷して栓蓋の開閉機能を劣化乃至は喪失したりす
るおそれのない、安全性が高く且つロック機構の構造が
格段に簡単であり、且つ回転操作スイッチを操作しない
場合は該スイッチの突出部を収容筒の開口部の内部に収
容できる等の特長を備えた遠隔操作式排水栓開閉装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本考案は、収容筒内に配
設した遠隔操作部の回転操作スイッチの回転操作によ
、該回転操作スイッチの回転伝達部材を介し操作ワイ
ヤを進退させて、排水栓部の排水栓を開閉させるように
構成した遠隔操作式排水栓開閉装置であって、排水筒内
部に装設した支持筒内に、頂部に排水口の開閉用栓蓋を
取付けた接続筒を嵌挿すると共に、該接続筒内に緩衝用
スプリングを内装して上記の排水栓部を構成し、該排水
栓部における上記接続筒の下端開口部から操作ワイヤの
先端部分を挿通して、該操作ワイヤの先端を上記緩衝用
スプリングの下部に臨ませ、且つ上記回転操作スイッチ
の内部に設けた係脱機構を介して該回転操作スイッチの
上方部を収容筒の開口部の内外に随時に嵌入、突出可能
に構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓開閉装置
提供するものである。
【0009】また、本考案は、上記のように構成した遠
隔操作式排水栓開閉装置において、回転操作スイッチに
設けた可動係合爪と回転伝達部材に設けた固定係合突起
及び回転操作スイッチ回転伝達部材との間に配設した
リターニングスプリングにより係脱機構を構成した遠隔
操作式排水栓開閉装置、及び回転操作スイッチの下側に
カム部材を設け、回転操作スイッチの回転を該カム部材
に伝達して、操作ワイヤを進退せるように構成した遠隔
操作式排水栓開閉装置、及び接続筒の下部内周にフラン
ジを突設すると共に、該フランジ上に載置したワッシャ
ーにより緩衝用スプリングを支受させ、該ワッシャーを
介在させて操作ワイヤの先端を緩衝用スプリングの下部
に臨ませた遠隔操作式排水栓開閉装置、及び回転操作ス
イッチの回転操作により、操作ワイヤを介して栓蓋を開
栓位置と閉栓位置に交互に固定保持させるためのロック
機構を上記カム部材により構成した遠隔操作式排水栓開
閉装置を夫々提供するものである。
【0010】
【作用】上記のように構成した遠隔操作式排水栓開閉装
置において、遠隔操作部の回転操作スイッチを回転する
と、該スイッチの下側に設けたカム部材を介してリター
ニングスプリングを圧縮し、操作ワイヤを前進させ、そ
の先端で排水栓部に設けた緩衝用スプリングを加圧し
て、該スプリングを介し間接的に栓蓋を加圧して接続筒
と共に上昇させ、栓蓋を開栓すると共に、上記カム部材
から成るロック機構の固定保持作用により操作ワイヤを
前進位置に固定保持して開栓状態を保つ。
【0011】また、栓蓋を閉栓する場合は、回転操作ス
イッチを更に正逆のいづれかの方向に回転してリターニ
ングスプリングの復元作用によりカム部材と操作ワイヤ
を元の位置に後退させればよく、操作ワイヤの後退によ
り栓蓋は自重で降下して排水口を閉じる。
【0012】さらに、回転操作スイッチを操作して排水
栓を開閉した後は、該回転操作スイッチを収容筒内に押
込むことにより、係脱機構を介して該回転操作スイッチ
の上方突出部は確実に収容筒内に収められる。
【0013】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付図面に基づい
て説明すれば、本考案に係る遠隔操作式排水栓開閉装置
は、大別して排水栓部1と、遠隔操作部2と、該両部
1、2間に配線された操作ワイヤ3と、遠隔操作部2に
おける回転操作スイッチをその収容筒の開口部の内外に
嵌入、突出させる係脱機構4とから構成されている。
【0014】而して、上記排水栓部1は、この実施例で
は、浴槽Bの排水部と排水管5との間にパッキング6を
介して密嵌装設された排水筒7の内側中央部に支枠8を
介して該支枠8の裏面と係合する係止部材9を備えて着
脱自在に取付けられた套管10と、該套管10内に挿通
止着された、頂部に弾性係着部材11を備えた支持筒1
2と、該支持筒12内に着脱自在に嵌挿支持された、頂
部に栓蓋13を螺着すると共に、下端部内周にフランジ
14を形設した接続筒15と、該接続筒15のフランジ
14上に載置したワッシャー16を介して該接続筒15
内に挿嵌内装したコイル状の緩衝用スプリング17とか
ら構成されており、符号18は接続筒15の下端開口部
を示している。
【0015】次に、上記遠隔操作部2は、筒状ケーシン
グ19内に嵌挿螺着された、後述するカム部材20の収
容筒21と、該収容筒21の上方内部においてカム部材
20の上部に連結杆22を介して一体的に連設した回転
伝達部材23と、該回転伝達部材23に上下動可能に被
嵌すると共に、伴回動可能に係合された回転操作スイッ
チ24と、上記筒状ケーシング19の下方部に設けた内
向きフランジ25上に載置した、中心部に操作ワイヤ3
の通孔26を備えたリターニングスプリング27の受座
28と、上記筒状ケーシング19の下部にナット29に
より接続された連結管30と、上記受座28の下部に設
けた操作ワイヤ3のガイド管31の保持部32とから構
成されている。
【0016】而して、上記カム部材20は、この実施例
では、回転操作スイッチ24の回転伝達部材23の下面
に連結杆22を介して一体的に取付けられた上方の回転
カム20aと、下部に上記リターニングスプリング27
の受圧板33を備えた下方の昇降カム20bとから構成
されており、該受圧板33と前記受座28との間にリタ
ーニングスプリング27が圧入されると共に、上方の回
転カム20aの下面に設けたリング状の傾斜カム面20
1と、下方の昇降カム20bの上面に設けたリング状
の傾斜カム面20b1を、図4及び図5に明示する態様
で接触させ、上方の回転カム20aの回転にしたがっ
て、下方の昇降カム20bをリターニングスプリング2
7に抗して下降させると共に、該スプリング27の弾撥
力により上昇させるように構成されている。
【0017】また、上記操作ワイヤ3は、可撓性ガイド
管31内に進退自在に通されたピアノ線のような鋼線か
ら構成されており、その露出した基端部を上記下方の昇
降カム20bの受圧板の下面に突設した挿通穴34に挿
通すると共に、その先端部を前記排水栓部1の套管10
及び接続筒15の下端開口部18から挿通し、その先端
を前記ワッシャー16を介して緩衝用スプリング17の
下部に臨ませてあり、且つ該操作ワイヤ3はガイド管3
1と共に可撓性チューブ35内に挿通されている。
【0018】さらに、上記回転操作スイッチ24の上部
を収容筒21の上方開口部の内外に嵌入、突出させる係
脱機構4は、この実施例では、上壁を備えると共に、下
方を開放した中空状の回転操作スイッチ24の下方内周
壁面に、両側に係合凹所36a、36bを備えた、力を
加えると回転可能であるが可成り固く取付けた可動係合
爪36と、円柱状の回転伝達部材23の外周面に上下方
向の条溝37を設けると共に、該条溝37の下方部の両
側縁において、上下に僅かにずらして上記可動係合爪3
6の両側の係合凹所36a、36bと係脱して該可動係
合爪36を回動させる2つの固定係合突起37a、37
bと、回転操作スイッチ24と回転伝達部材23との間
に配設された回転操作スイッチ24のリターニングスプ
リング38とから構成されており、該回転伝達部材23
の条溝37に回転操作スイッチ24の可動係合爪36嵌
入させた状態で該回転操作スイッチ24を回転伝達部材
23に被嵌してあり、このようにして遠隔操作式排水栓
開閉装置を構成したものである。なお、図6において、
39は回転伝達部材23の上面に設けたリターニングス
プリング38の嵌入孔、40は回転伝達部材23の外周
面に設けたキー溝、41は回転操作スイッチ24の外周
面から挿着して先端を上記キー溝40に挿入し、回転操
作スイッチ24の回転を回転伝達部材23を介してカム
部材20に伝達するためのピン、42は可動係合爪36
の挿着孔を夫々示すものである。
【0019】次に、上記実施例に基づいて栓蓋13の開
閉動作を説明する。図1は栓蓋13が下降して排水筒7
の排水口を閉止し、且つ図7の作動説明図中の(イ)、
(ロ)、(ハ)に示すように回転操作スイッチ24を押
込んで、同図の(ハ)に示すように、回転操作スイッチ
24の可動係合爪36の一方の係合凹所36aを回転伝
達部材23の条溝37に突設した一方の固定係合突起3
7aに係合して、回転操作スイッチ24の上面を収容筒
21の開口部の位置に一致させた状態を示している。こ
のように回転操作スイッチ24の上部が収容筒21の開
口部から突出していないと、例えば浴槽等の縁辺上面の
清掃が容易であると共に、浴槽蓋の被蓋を容易確実に行
なうことができ、且つ手等を怪我することもない。
【0020】次に、回転操作スイッチ24を更に押込ん
で、可動係合爪36を図7の(ハ)に示す係合位置から
同図の(ニ)に示す離脱位置まで回転させると、リター
ニングスプリング38の弾撥力により、回転操作スイッ
チ24は同図の(イ)に示す位置に復動して収容筒21
の開口部から突出する(図2参照)。
【0021】この状態において、回転操作スイッチ24
を回転して、回転伝達部材23及びカム部材20の回転
カム20aを図1に示す位置から図2に示す位置に回転
移動すると、該回転カム20aのリング状の傾斜カム面
20a1が昇降カム20bのリング状の傾斜カム面20
1を押圧して、昇降カム20bをリターニングスプリ
ング27に抗して下降させ、該昇降カム20bの下部に
設けた受圧板33により操作ワイヤ3を押して前進さ
せ、その先端でワッシャー16を介して緩衝用スプリン
グ17を加圧し、該スプリング17を介して間接的に、
従って無理なく栓蓋13を加圧して接続筒15と共に上
昇させ、図2に示すように栓蓋13を開栓する。
【0022】このとき、回転カム20aと昇降カム20
bは、図2に示すようにリターニングスプリング27の
弾撥作用により圧接されてロックされた状態にあるの
で、操作ワイヤ3は前進したまゝの状態を保持し、した
がって栓蓋13を開栓位置に固定保持しているので、栓
蓋13は自重により下降することなく、開栓状態を保持
する。
【0023】また、栓蓋13を閉栓する場合は、回転操
作スイッチ24を正逆いづれかの方向に回転して、回転
カム20aを図1に示す位置に回転移動すると、リター
ニングスプリング27の復元力により昇降カム20bは
押し上げられ、栓蓋13は自重により下降して図1に示
すように閉栓状態となり、緩衝用スプリング17を介し
て操作ワイヤ3も元の位置まで後退する。なお、開栓及
び開栓の操作が終了の都度、回転操作スイッチ24を押
込んでおくことが望ましい。
【0024】また、栓蓋13が開栓状態に固定保持され
ている場合に、不用意に栓蓋13を踏込むようなことが
あっても、その踏込荷重(衝撃)は、図3に示すように
緩衝用スプリング17が収縮することにより吸収緩和さ
れて栓蓋13を無理なく下降させるので、踏込んだ足部
を負傷したり、操作ワイヤ3の先端及びカム部材20を
損傷して栓蓋13の円滑な開閉機能を劣化乃至は喪失す
ることがない。
【0025】さらに、この実施例にしたがえば、套管1
0は係止部材9を介して着脱自在であるから保守点検等
が容易であり、且つ接続筒15は支持筒12の頂部に設
けた弾性係着部材11により支持筒12に着脱自在に係
着されているので妄りに抜脱することがない。
【0026】以上、本考案の主要な実施例について説明
したが、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、考案の目的を達成でき、且つ考案の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0027】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成されている
ので、回転操作スイッチを回転するだけの簡単な操作に
より、緩衝用スプリングを介して栓蓋の開閉を無理な
く、円滑に行ない得ると共に、栓蓋が開栓状態に固定保
持されてる場合に、不用意に栓蓋を踏込むようなことが
あっても、栓蓋を無理なく下降させ得て、踏込んだ足部
を負傷したり、操作ワイヤの先端及びカム部材を損傷し
て栓蓋の円滑な開閉機能を劣化乃至は喪失することがな
い等の優れた効果を奏する。
【0028】また、回転操作スイッチを操作して閉栓及
び開栓を行なうとき以外は、該回転操作スイッチを収容
筒内に押込んで収納できるので、浴槽等の外観を良好に
保ち得ることは勿論、浴槽蓋の被蓋及び浴槽縁辺の清掃
等を容易確実に行なうことができ、且つ該スイッチに手
等が当ることもないので怪我することがなく安全であ
る。
【0029】さらに、従来のような複雑なロック機構を
必要としないので安価に提供でき、且つ操作スイッチの
回転度を調節することにより、栓蓋の開度を自由に調節
できる至便性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す閉栓状態における一部省
略断面図である。
【図2】開栓状態における一部省略断面図である。
【図3】開栓状態において栓蓋を踏込んだ状態を示す説
明図である。
【図4】閉栓状態における回転カムと昇降カムの位置関
係を示す正面図である。
【図5】開栓状態における回転カムと昇降カムの位置関
係を示す正面図である。
【図6】回転伝達部材と回転操作スイッチの係脱機構の
分解斜視図である。
【図7】(イ)、(ロ)、(ハ)は回転伝達部材と回転
操作スイッチの係脱機構の係合状態の簡略説明図であ
る。(ニ)は該係脱機構の離脱状態の簡略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 排水栓部 2 遠隔操作部 3 操作ワイヤ 4 係脱機構 5 排水管 6 パッキング 7 排水筒 8 支枠 9 係止部材 10 套管 11 弾性係着部材 12 支持筒 13 栓蓋 14 フランジ 15 接続筒 16 ワッシャー 17 緩衝用スプリング 18 下端開口部 19 筒状ケーシング 20 カム部材 20a 回転カム 20a1 リング状の傾斜カム面 20b 昇降カム 20b1 リング状の傾斜カム面 21 収容筒 22 連結杆 23 回転伝達部材 24 回転操作スイッチ 25 内向きフランジ 26 通孔 27 リターニングスプリング 28 受座 29 ナット 30 連結管 31 ガイド管 32 保持部 33 受圧板 34 挿通穴 35 可撓性チューブ 36 可動係合爪 36a 係合凹所 36b 係合凹所 37 条溝 37a 固定係合突起 37b 固定係合突起 38 リターニングスプリング 39 嵌入溝 40 キー溝 41 ピン 42 挿着孔 B 浴槽

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容筒内に配設した遠隔操作部の回転操
    作スイッチの回転操作により、該回転操作スイッチの回
    転伝達部材を介し操作ワイヤを進退させて、排水栓部の
    排水栓を開閉させるように構成した遠隔操作式排水栓開
    閉装置であって、排水筒内部に装設した支持筒内に、頂
    部に排水口の開閉用栓蓋を取付けた接続筒を嵌挿すると
    共に、該接続筒内に緩衝用スプリングを内装して上記の
    排水栓部を構成し、該排水栓部における上記接続筒の下
    端開口部から操作ワイヤの先端部分を挿通して、該操作
    ワイヤの先端を上記緩衝用スプリングの下部に臨ませ、
    且つ上記回転操作スイッチの内部に設けた係脱機構を介
    して該回転操作スイッチの上方部を収容筒の開口部の内
    外に随時に嵌入、突出可能に構成したことを特徴とする
    遠隔操作式排水栓開閉装置。
  2. 【請求項2】 回転操作スイッチに設けた可動係合爪と
    回転伝達部材に設けた固定係合突起及び回転操作スイッ
    回転伝達部材との間に配設したリターニングスプリ
    ングにより係脱機構を構成した請求項1に記載の遠隔操
    作式排水栓開閉装置。
  3. 【請求項3】 回転操作スイッチの下側にカム部材を設
    け、回転操作スイッチの回転を該カム部材に伝達して、
    操作ワイヤを進退させるように構成した請求項1に記載
    の遠隔操作式排水栓開閉装置。
  4. 【請求項4】 接続筒の下部内周にフランジを突設する
    と共に、該フランジ上に載置したワッシャーにより緩衝
    用スプリングを支受させ、該ワッシャーを介在させて操
    作ワイヤの先端を緩衝用スプリングの下部に臨ませた請
    求項1に記載の遠隔操作式排水栓開閉装置。
  5. 【請求項5】 回転操作スイッチの回転操作により、操
    作ワイヤを介して栓蓋を開栓位置と閉栓位置に交互に固
    定保持させるためのロック機構を上記カム部材により構
    成した請求項2に記載の遠隔操作式排水栓開閉装置。
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