JP2597809Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2597809Y2
JP2597809Y2 JP1993066268U JP6626893U JP2597809Y2 JP 2597809 Y2 JP2597809 Y2 JP 2597809Y2 JP 1993066268 U JP1993066268 U JP 1993066268U JP 6626893 U JP6626893 U JP 6626893U JP 2597809 Y2 JP2597809 Y2 JP 2597809Y2
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博司 上野
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作部材を通常位置に
ロックする誤操作防止用のロック機構を有するいわゆる
押ボタン式のスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スイッチボディに設けられた
操作部材(押ボタン)を通常位置から押圧操作すること
により、スイッチを動作させるようにしたいわゆる押ボ
タン式のスイッチ装置が供されている。この種のスイッ
チ装置にあっては、例えば操作部材上に物が置かれた
り、あるいは操作部材に偶然手が触れたときなどに、使
用者が操作する意思がないにもかかわらずスイッチが動
作してしまう誤操作が起り得る。
【0003】そこで、このような誤操作を防止するため
に、スイッチボディに操作部材を通常位置にロックする
ロック機構を設けると共に、そのスイッチボディの表面
部に、前記操作部材とは別にロック解除用のボタンを設
けた構成のものも供されている。このものは、使用者が
まずロック解除用のボタンを押圧操作することにより、
ロック機構のロックが解除されて操作部材の押圧操作が
可能となるように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、誤操作を防止することができるとはいう
ものの、使用者が正規にスイッチを動作させようとする
場合、まず、ロック解除用のボタンを押圧操作し、引続
いて別の位置の操作部材を押圧操作するといったいわば
独立した2つの動作を別途に行わなければならず、例え
ば両手で操作を行わなければならないなど操作性に劣る
不具合があった。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、いわゆる押ボタン式の操作部材を具備
するものにあって、スイッチの誤操作を防止することが
できると共に、操作性の向上を図ることができるスイッ
チ装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のスイッチ装置
は、スイッチボディに設けられた操作部材を通常位置か
ら押圧操作することにより、スイッチを動作させるよう
にしたものにあって、前記操作部材の基端部側に該操作
部材の操作方向とは異なる方向に出没移動可能に設けら
れ常には該操作部材の外面部に突出する方向に付勢され
たストッパと、前記スイッチボディに設けられ前記操作
部材の通常位置において該操作部材より突出した前記ス
トッパが係止して該操作部材の押圧操作を不能とさせる
係止部と、前記操作部材内に該操作部材の押圧操作方向
と同方向に移動可能に設けられ押圧操作されることによ
り前記ストッパを没入方向に移動させて該操作部材の押
圧操作を許容させるロック解除用操作子とを具備すると
共に、前記ロック解除用操作子の先端部は、前記操作部
材の先端部に形成された凹部内に突出状態に位置されて
いる構成に特徴を有するものである。
【0007】
【作用】上記手段によれば、通常時においては、操作部
材の外面部に突出するストッパが、スイッチボディに設
けられた係合部に係合し、もって操作部材が押圧操作不
能にロックされるようになる。従って、操作部材上に物
が置かれたり、あるいは操作部材に偶然手が触れたとき
などにおける誤操作を防止することができる。
【0008】そして、ロック解除用操作子が押圧操作さ
れると、ストッパが没入方向に移動して係止部との係止
が外れるようになり、操作部材のロックが解除される。
従って、使用者が正規にスイッチを動作させる場合に
は、まず操作部材に設けられたロック解除用操作子を押
圧操作し、引続いて操作部材を押圧操作すれば良い。
【0009】ここで、ロック解除用操作子は、操作部材
の押圧操作方向と同方向に押圧操作されることによりロ
ックを解除するように構成されていると共に、その先端
部が操作部材の先端部に形成された凹部内に突出状態に
位置されているので、ロック解除用操作子の押圧操作と
操作部材の押圧操作とを、使用者が操作部材の先端部分
を一方向に押圧操作して行くという一連の動作によって
行うことができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面を参
照して説明する。図面は、本実施例に係るいわゆる押ボ
タン式のスイッチ装置1を縦断面にて示すものであり、
図1は操作部材(押ボタン)2が通常位置にある通常状
態、図2は使用者が操作部材2を操作している途中の状
態、図3は操作部材2の下方への押圧操作が完了してス
イッチ3が動作している状態を夫々示している。
【0011】スイッチボディ4は、この場合上面が開放
した円筒容器状をなし、その底面上部には、前記スイッ
チ3を構成する固定接点3aが設けられている。そし
て、このスイッチボディ4の周壁部の中間部やや上部寄
り部位には、この場合図で左右2か所に位置して係止部
たる嵌合穴部5,5が設けられている。
【0012】一方、前記操作部材2は、前記スイッチボ
ディ4内に上下移動可能に嵌まり込むようなほぼ円柱状
をなし、その中心部を上下に延び上面にて開口する有底
の円形穴2aが形成されていると共に、その基端側(下
端側)部位には、前記円形穴2aの底部に連通し且つ操
作部材2の外周面部にて開口するスライド穴部2b,2
bが図で左右方向に延びて形成されている。さらに、操
作部材2の先端部(上端面部)には、緩やかな曲面状を
なす凹部2cが形成されている。前記円形穴2aの上端
は、この凹部2cの中央部(底部)にて開口している。
【0013】この操作部材2は、前記スイッチボディ4
内に上下移動可能に収容され、このとき、操作部材2の
外底部とスイッチボディ4の底面との間に配設されたコ
イルばね6により、上方(通常位置)に向けて付勢され
ている。また、操作部材2の外底面部には、前記スイッ
チ3を構成する可動接点3bが、前記固定接点3aに対
応して設けられている。
【0014】さて、前記操作部材2のスライド穴部2
b,2b内には、夫々ピン状のストッパ7,7が、図で
左右方向即ち操作部材2からの出没方向にスライド移動
可能に設けられている。このストッパ7には、基端部に
位置して、ほぼ45度の角度の斜面を有するカム凸部7
aが、図で手前側に突出するように一体に設けられてい
る。そして、このとき、前記円形穴2aの底部には、前
記ストッパ7,7の内側の端部間をつなぐようにして、
コイルばね8が設けられている。このコイルばね8によ
って、ストッパ7,7は、常にはスライド穴部2b,2
bの開口端部から操作部材2の外面部に突出する方向に
付勢されている。
【0015】そして、前記操作部材2の円形穴2a内に
は、ロック解除用操作子9が上下移動可能に設けられて
いる。このロック解除用操作子9は、ほぼ円柱状をな
し、その下端部には、図で左右部位に位置して、正面ほ
ぼ台形状に切欠かれた形態とされていることにより、前
記ストッパ7,7のカム凸部7a,7aの斜面に夫々摺
接するほぼ45度の角度の斜面部9a,9aが形成され
ている。
【0016】次に、上記構成の作用について述べる。通
常時即ち操作部材2に操作力が加わっていない状態で
は、図1に示すように、操作部材2は、スイッチボディ
4の上面開口部から上方に大きく突出した通常位置に位
置される。この状態では、操作部材2のスライド穴部2
b,2bの開口が、スイッチボディ4の嵌合穴部5,5
とラップし、ストッパ7,7の先端部がコイルばね8の
ばね力により操作部材2の外面部に突出して該嵌合穴部
5,5に嵌合している。
【0017】これにて、操作部材2は、スイッチボディ
4に対して移動不能状態にロックされるようになり、例
えば操作部材2上に物が置かれたり、あるいは操作部材
2に偶然使用者の手が触れるようなことがあっても、操
作部材2が下方に移動することはない。この状態では、
可動接点3bは固定接点3aから上方に離間し、スイッ
チ3はオフ状態にある。また、このときには、ロック解
除用操作子9は、斜面部9a,9aがストッパ7,7の
カム凸部7a,7aの斜面により上方に押された状態と
なり、操作部材2の凹部2c内に若干量だけ(操作部材
2の上面とほぼ面一状態)突出している。
【0018】そして、上記の通常状態から使用者が正規
にスイッチ3を動作させたい場合には、まず、まず操作
部材2に設けられたロック解除用操作子9を、例えば指
Fにより下方に押圧操作する。すると、図2に示すよう
に、ロック解除用操作子9が操作部材2の円形穴2a内
を下方に移動し、斜面部9a,9aがコイルばね8のば
ね力に抗してストッパ7,7のカム凸部7a,7aの斜
面を下方に摺動し、これにより、ストッパ7,7が夫々
内側に移動するようになる。
【0019】これにて、ストッパ7,7が操作部材2の
外周面から内部に没入して嵌合穴部5,5との係止が外
れ、操作部材2のロックが解除されて移動可能とされ
る。そこで、使用者は、引続き、指Fによって前記ロッ
ク解除用操作子9の外側を囲むように位置された操作部
材2を、コイルばね6のばね力に抗して下方に押圧操作
すれば、図3に示すように、操作部材2がスイッチボデ
ィ4内を下方に移動し、可動接点3bが固定接点3aに
接触してスイッチ3がオンされるのである。
【0020】この後、指Fの操作力を解除する(あるい
は、再度操作部材2を押圧操作する)と、操作部材2は
コイルばね6のばね力によって上方に移動し、スライド
穴部2b,2bが嵌合穴部5,5とラップしたところ
で、ストッパ7,7がコイルばね8のばね力により突出
して嵌合穴部5,5に嵌合し、以て図1に示した通常位
置に戻されるのである。
【0021】このように本実施例のスイッチ装置1によ
れば、通常時においては、ストッパ7と嵌合穴部5との
係合により操作部材2が押圧操作不能にロックされるよ
うになるので、操作部材2上に物が置かれたり、あるい
は操作部材2に偶然手が触れたときなどにおけるスイッ
チ3の誤操作を確実に防止することができる。
【0022】そして、使用者が正規にスイッチ3を動作
させる場合には、まずロック解除用操作子9を指Fによ
り押圧操作し、引続いてその外周に位置された操作部材
2を押圧操作すれば良いのであるが、このとき、ロック
解除用操作子9の操作方向と操作部材2の操作方向とが
同一であると共に、ロック解除用操作子9は操作部材2
の凹部2c内に突出状態に位置されているので、使用者
は、ロック解除用操作子9の押圧操作と操作部材2の押
圧操作とを一連の動作によって行うことができるように
なる。従って、従来のようないわば独立した2つの動作
を別途に行わなければならなかったものと異なり、操作
性を大幅に向上させることができたのである。
【0023】尚、本考案は上記した実施例に限定される
ものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して
実施し得るものである。
【0024】
【考案の効果】以上の説明にて明らかなように、本考案
のスイッチ装置によれば、いわゆる押ボタン式の操作部
材を具備するものにあって、操作部材の通常位置におい
ては操作部材のストッパがスイッチボディの係止部に係
止して操作部材を移動不能にロックするように構成する
と共に、そのロックを解除するためのロック解除用操作
子を操作部材に設け、その操作方向を操作部材の操作方
向と同一とし且つ、その先端部を操作部材の先端部の凹
部内に突出状態に位置させる構成としたので、スイッチ
の誤操作を防止することができると共に、操作性の向上
を図ることができるという優れた実用的効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、操作部材が通
常位置にある状態を示す全体の縦断正面図
【図2】操作部材の操作途中の状態を示す全体の縦断正
面図
【図3】操作部材の押圧操作が完了してスイッチが動作
している状態を示す全体の縦断正面図
【符号の説明】
図面中、1はスイッチ装置、2は操作部材、2aは円形
穴、2bはスライド穴部、2cは凹部、3はスイッチ、
3aは固定接点、3bは可動接点、4はスイッチボデ
ィ、5は嵌合穴部(係止部)、6はコイルばね、7はス
トッパ、7aはカム凸部、8はコイルばね、9はロック
解除用操作子、9aは斜面部を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチボディに設けられた操作部材を
    通常位置から押圧操作することにより、スイッチを動作
    させるようにしたものにおいて、 前記操作部材の基端部側に該操作部材の操作方向とは異
    なる方向に出没移動可能に設けられ常には該操作部材の
    外面部に突出する方向に付勢されたストッパと、前記ス
    イッチボディに設けられ前記操作部材の通常位置におい
    て該操作部材より突出した前記ストッパが係止して該操
    作部材の押圧操作を不能とさせる係止部と、前記操作部
    材内に該操作部材の押圧操作方向と同方向に移動可能に
    設けられ押圧操作されることにより前記ストッパを没入
    方向に移動させて該操作部材の押圧操作を許容させるロ
    ック解除用操作子とを具備すると共に、 前記ロック解除用操作子の先端部は、前記操作部材の先
    端部に形成された凹部内に突出状態に位置されているこ
    とを特徴とするスイッチ装置。
JP1993066268U 1993-12-13 1993-12-13 スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2597809Y2 (ja)

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JP5582690B2 (ja) * 2008-09-16 2014-09-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP5252575B2 (ja) * 2009-05-07 2013-07-31 日本開閉器工業株式会社 押ボタンスイッチ
JP5345489B2 (ja) * 2009-09-18 2013-11-20 アルパイン株式会社 押圧操作型入力装置
JP6139229B2 (ja) * 2012-04-12 2017-05-31 株式会社根本杏林堂 コントローラ装置および薬液注入装置

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