JPS6237543Y2 - - Google Patents

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JPS6237543Y2
JPS6237543Y2 JP14273782U JP14273782U JPS6237543Y2 JP S6237543 Y2 JPS6237543 Y2 JP S6237543Y2 JP 14273782 U JP14273782 U JP 14273782U JP 14273782 U JP14273782 U JP 14273782U JP S6237543 Y2 JPS6237543 Y2 JP S6237543Y2
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JP14273782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はまほうびんの栓開閉装置に関するもの
である。
従来、まほうびんの液通路を開閉するには、直
接栓体を回転させることにより開閉するものが一
般的であるが、これでは栓体を回した後、まほう
びん本体を傾けて注液しなければならない不便さ
があつた。
そこで、片手で栓の開閉操作と注液操作とを同
時に行い得るようにしたまほうびんが提案されて
いる(実開昭49−118456号公報)。ところが、こ
の場合には押し杆を作動させて栓を開いた後、栓
を閉めるためにはハンドルの外側に設けた摘みを
操作して押し杆を復帰させなければならず、片手
では操作が困難であつた。また、押し杆がまほう
びんの頂部に設けられている関係上、まほうびん
を持ち上げた状態で押し杆を操作しようとする
と、ハンドルを持つ手に無理が掛かり、操作しに
くいという欠点があつた。
本考案はかかる従来の欠点に鑑みてなされたも
ので、栓の閉鎖操作を容易にし、かつまほうびん
を持ち上げた状態でも片手で無理なく栓の開閉を
行なうことができるまほうびんの栓開閉装置を提
供することを目的とする。
以下、本考案を実施例である添付図面にしたが
つて説明する。
第1図〜第19図は本考案の第1実施例を示
し、1は金属製胴体で、この胴体の内部には真空
二重瓶からなる中瓶2が収容されている。胴体1
の上端には肩体3が強制嵌合にて固定されてお
り、この肩体の瓶口受部4に上記中瓶2の瓶口2
aが口ゴム5を介して密着保持されている。肩体
3の前部には注口6が形成されており、後部には
プツシユプツシユ機構が内蔵されている。なお、
7は肩体3の上面を覆う肩カバーである。
このプツシユプツシユ機構は、固定筒10と、
可動筒14と、作動軸17と、作動軸17を復帰
付勢するスプリング49とで構成されている。す
なわち、固定筒10は第3図〜第5図に示すごと
く、外周面に肩体3のガイド溝(図示せず)に係
合するリブ11と肩体3の係合孔8に嵌合する爪
12とを有しており、上記リブ11と爪12とに
よつて肩体3に固定される。固定筒10の内周面
には内歯13が形成されており、この内歯13に
は深い歯溝13aと浅い歯溝13bとが交互に3
個づつ設けられている。可動筒14は第6図〜第
8図に示すごとく、外周面に6個の外歯15を、
端面に鋸歯16をそれぞれ形成してあり、上記外
歯15は上記内歯13のすべての歯溝に係合可能
である。作動軸17は第9図〜第11図に示すご
とく、外周面に3個の突歯18を形成してあり、
この突歯は上記内歯13の深い歯溝13aにのみ
係合可能となつている。したがつて、一度可動筒
14を押圧すると、可動筒の鋸歯16で作動軸1
7の突歯18が押され、この突歯が固定筒10の
内歯13の歯先を越えると、内歯13の歯面に沿
つて滑り、浅い歯溝13bの先端で係止される
(第12図参照)。すなわち、作動軸17は突出位
置で保持される。再度可動筒14を押圧すると、
その鋸歯16で作動軸17の突歯18が押され、
突歯は内歯13の歯面を滑つて深い歯溝13aに
嵌合し、元の状態に復帰する(第13図参照)。
すなわち、作動軸17は退避する。
なお、上記作動軸17の先端部は肩体3の開口
部内周面に形成した孔9に露出しており、作動軸
17と孔9との間はシールリング19でシールさ
れている。
20はハンドルで、その上端部には第14図、
第15図のように空所21が形成されており、こ
の空所21の内壁と肩体3の外壁とがネジ22に
て一体的に固定されている。一方、ハンドル20
の下端部は胴体1に固定されている。したがつ
て、中瓶2を締め上げて肩体3の瓶口受部4に密
着させるとき、肩体3と胴体1とに働く離反力を
上記ハンドル20が支持し、肩体3と胴体1との
強制嵌合部の外れを防止している。上記空所21
には上記プツシユプツシユ機構の可動筒14が突
入しており、この空所21を覆うようにプツシユ
ボタン24が取付けられている。このプツシユボ
タン24には第16図〜第18図に示すごとく上
端面と外側面とに係止爪25が設けられ、外側面
を押し撓めて上記係止爪を上記空所21内面の凹
部23に係合させることによりプツシユボタン2
4は抜け止めされている。プツシユボタン24は
空所21内面に沿つて第1図左右方向に移動自在
であり、内面に突設した突起26と上記ネジ22
の頭部との間に設けたスプリング27によつて常
時右方に復帰付勢されている。また、プツシユボ
タン24の内面には上記可動筒14を押圧する突
起28が突設されている。
29は栓体で、上記肩体3の開口部内面に形成
した雌ネジ(図示せず)に螺着され、下部外周に
設けたシールゴム30が肩体3の瓶口受部4に密
着している。栓体29の内部には下方および前方
が開口した液通路31が形成されており、この液
通路を開閉する弁体37がその弁棒38によつて
上下動自在に支持されている。上記弁棒38の上
部に取付けたバネ受39と栓体29との間にはス
プリング40が設けられ、弁体37を常時上方へ
付勢している。上記バネ受39は栓体29内部に
立設した支持壁32と摺接自在であり、これによ
り弁棒38の左方への傾きが規制されている。弁
棒38の上端には球面状部41が形成されてお
り、この球面状部41は栓体29内部にスライド
自在に設けた操作体42(第19図〜第21図参
照)の傾斜面43と摺接自在である。操作体42
の一端軸部44は栓体29内部の立壁33の孔3
4に挿通され、かつスプリング45によつて図中
右方へ付勢されており、操作体42の後端部46
は栓体29外周面の孔35から露出している。こ
の後端部46にはパツキン47が取付けられてお
り、操作体42が復帰したとき上記パツキン47
が栓体29の孔35の内側面に密着して水の浸入
を防止している。上記操作体42の上面には
「閉」および「開」の文字が印字されたシート4
8が貼着されており、一方栓体29の上面には表
示孔36が設けられ、この表示孔36から上記シ
ート48の文字が露出するようになつている。
つぎに、上記構成からなるまほうびんの動作を
説明する。
まず、栓を開くには、ハンドル20を掴んだ手
の親指でプツシユボタン24を押圧する。する
と、プツシユボタン24の内面突起28で可動筒
14が押され、作動軸17が突出して操作体42
の後端部46を押圧し、操作体42を前方へスラ
イドさせて傾斜面43により弁体37を押し下
げ、この弁体37が液通路31を開く。この状態
で、プツシユボタン24への押圧力を解除する
と、プツシユボタン24はスプリング27により
元の位置に復帰するが、作動軸17はその突歯1
8が固定筒10の内歯13に噛合して第2図に示
す如く突出状態で保持されるため、弁体37は液
通路31を開いたままとなる。このとき、栓体2
9の表示孔36には「開」の文字が現われる。そ
して、まほうびん本体を傾けることにより、中瓶
2内の液体は栓体29の液通路31を介して注口
6から外部に注出される。
栓を閉じるには、再度プツシユボタン24を押
圧し、可動筒14を押し込んで作動軸17の突歯
18を固定筒10の内歯13の歯面から外す。こ
れにより、作動軸17と可動筒14とはスプリン
グ49によつて復帰し、操作体42もスプリング
45により後方へ復帰し、傾斜面43と摺接する
弁体37はスプリング40により上方へ移動し、
液通路31を閉じる。このとき、栓体29の表示
孔36には「閉」の文字が露出する。
上記のように栓を開いたとき、プツシユプツシ
ユ機構の作動軸17が栓体29の孔35に突入す
るため、栓体29は遊回動せず、また栓体29の
肩体3への螺合が不十分なとき、すなわち液通路
31と注口6とが正確に対応しないときには、プ
ツシユボタン24を押圧しても作動軸17が栓体
29の外周面に当接して操作体42を押圧でき
ず、栓は開かない。
第22図は本考案の他の実施例を示し、プツシ
ユボタン50(第23図〜第25図参照)を支軸
53を中心に矢印方向に回動させることにより、
内面のリブ51で可動筒14を押圧するようにし
たものである。この場合、肩体54には第26図
のようにプツシユプツシユ機構内蔵用の凹所55
と軸孔57を有する一対の突片56とが設けられ
ており、この軸孔57とプツシユボタン50の軸
孔52とを対応させ、これら軸孔52,57に支
軸53を挿通することにより、プツシユボタン5
0は回動可能に取付けられ、かつ上記支軸53に
捩りバネ58を取付けることにより、プツシユボ
タン50は上記矢印方向とは反対方向に回動付勢
されている。一方、ハンドル59の上端部両側面
には、第27図に示すごとく係合凹部60が形成
されており、この係合凹部60に門型のハンドル
カバー61(第28図、第29図参照)の下端部
内面の爪62を係合させることにより、ハンドル
59の上端部に空所63が形成される。
なお、上記第1実施例における他の構成および
動作は第1実施例と全く同様であるため、同一符
号を付して説明を省略する。
以上のように、本考案によれば、肩体の後部に
プツシユプツシユ機構を内蔵し、これをハンドル
の上端部に設けたプツシユボタンで押圧するよう
にしたので、栓開放時と栓閉鎖時のいずれの場合
もプツシユボタンを押圧するだけでよく、操作が
極めて簡単になる。また、プツシユプツシユ機構
を肩体に設けた関係上、プツシユボタンをまほう
びんの頂部より下方に下つた位置、すなわちハン
ドルを持つた手の親指が届く位置に設けることが
でき、まほうびんを持ち上げた状態でも片手で無
理なく栓の開閉を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるまほうびんの栓閉鎖時
における断面図、第2図はその栓開放時における
断面図、第3図〜第5図は固定筒の平面図、縦断
面図および拡大底面図、第6図〜第8図は可動筒
の平面図、縦断面図および正面図、第9図〜第1
1図は作動軸の平面図、縦断面図および正面図、
第12図、第13図はプツシユプツシユ機構の動
作状態を示す固定筒の展開図、第14図、第15
図はハンドルの左側面図および縦断面図、第16
図〜第18図はプツシユボタンの左側面図、正面
図および縦断面図、第19図〜第21図は操作体
の平面図、縦断面図および底面図、第22図は本
考案にかかるまほうびんの第2実施例の断面図、
第23図〜第25図はプツシユボタンの平面図、
縦断面図および左側面図、第26図は肩体の断面
図、第27図はハンドルの一部断面側面図、第2
8図、第29図はハンドルカバーの断面図および
右側面図である。 1……胴体、2……中瓶、3……肩体、10…
…固定筒、14……可動筒、17……作動軸、2
0……ハンドル、24……プツシユボタン、29
……栓体、31……液通路、36……表示孔、3
7……弁体、40……スプリング、42……操作
体、43……傾斜面、45……スプリング、46
……後端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 肩体の開口部に密封状態で螺着され、下部に
    液通路を形成した詮体と、栓体に対して上下動
    自在に設けられ、スプリングにより上記液通路
    を閉鎖する方向に付勢された弁体と、栓体内に
    前後方向にスライド自在に設けられ、前方への
    スライド動作により弁体を押し下げるととも
    に、後端が栓体の外周面に露出した操作体と、
    肩体の後部に内蔵され、上記操作体の後端を押
    圧する作動軸が肩体の内周面に露出したプツシ
    ユプツシユ機構と、肩体の後部外面と対応する
    ハンドルの上端部に設けられ、上記プツシユプ
    ツシユ機構を押圧操作するプツシユボタンとか
    らなるまほうびんの栓開閉装置。 (2) 上記操作体の上面に弁体の開閉状態を表示す
    る表示部を設け、この表示部が栓体の上面から
    露出するようにした実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のまほうびんの栓開閉装置。 (3) 上記作動軸は操作体を押圧するにつれて栓体
    内に突入することを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載のまほうびんの
    栓開閉装置。
JP14273782U 1982-09-20 1982-09-20 まほうびんの栓開閉装置 Granted JPS5945042U (ja)

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JPS5945042U JPS5945042U (ja) 1984-03-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009279329A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Zojirushi Corp 液体ポット

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