JP3218221B2 - 排水栓の保持具及びその保持具を具備する排水栓装置 - Google Patents

排水栓の保持具及びその保持具を具備する排水栓装置

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JP3218221B2 JP20673698A JP20673698A JP3218221B2 JP 3218221 B2 JP3218221 B2 JP 3218221B2 JP 20673698 A JP20673698 A JP 20673698A JP 20673698 A JP20673698 A JP 20673698A JP 3218221 B2 JP3218221 B2 JP 3218221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、栓蓋が上下動する
ことで浴槽や洗面器等の排水口を開閉する排水栓を前記
排水口内で保持する保持具に関する。また、浴槽や洗面
器等の排水口から離間した部位からの操作で排水口を開
閉する遠隔操作式の排水栓装置に関し、さらに詳しく
は、既設の排水口に後付けし、槽部内にレリースを配線
する遠隔操作式の排水栓装置に関する。
【0002】
【従来背景】従来より、操作部の押動操作により栓蓋を
上下させて排水口の開閉を行う遠隔操作式の排水栓装置
は、例えば特開平9−60073号公報で既に知られて
いる。上記排水栓装置は、排水口から離間した部位(例
えば浴槽では縁部面)からワンタッチ操作により排水口
の開閉を確実、且つ、容易に行えるので、連結された鎖
等を引っ張り上げて開栓するゴム栓等と比べて開閉操作
という点において非常に便利であるので、最近ではこの
ような排水栓装置を装備した浴槽や洗面器等が増えつつ
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな排水栓装置は、その栓部が排水口内で栓蓋を上下案
内する案内部を保持する係止部を一体に備えた専用の排
水金具に取付けられている。しかしながら、前記排水口
の径は槽部の形態により大小様々であるために、このよ
うな径を有する前記係止部を備えた排水金具を夫々製作
しなければならないし、また、ユーザーによっては通常
のゴム栓を要望する場合もあるので、ゴム栓用の排水金
具も製作する必要がある。すなわち、夫々径の異なる排
水金具を用意することから、非常に不経済であると共
に、コストの向上を招く要因となっていた。
【0004】また、最近では、ゴム栓を装備した浴槽や
洗面器を使用しているユーザーから、このゴム栓から上
記排水栓装置に交換したいという要望がある。しかしな
がら、排水栓装置に交換したい場合には、少なくとも上
記したような専用の排水金具に加えて、操作部の取付け
部を形成したりしなければならないし、栓部と操作部と
を連結すると共に操作部の操作力を栓蓋に伝達する操作
力伝達部(レリース)が槽部の裏側での配線となること
から、排水栓を取付けるには浴槽や洗面器などを取り外
しての大掛りな作業となる。このような作業は当然なが
ら使用者自らでは不可能であるので、専門の業者に依頼
をしなければならないし、仮に取り外しができない場合
には、排水栓を装備したタイプの浴槽や洗面器に取替え
ているのが現状であり、使用者は多大な時間やコストを
かけなければその便利さを得ることができなかった。
【0005】本発明は、上記した従来事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、様々な排水金具
に対応して排水栓装置の排水栓を装着できる排水栓の保
持具を提供することにある。更に他の目的とするところ
は、既設の排水口に簡単に後付けできる遠隔操作式の排
水栓装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は下記の技術的手段を採用した。請求項1の技
術的手段は、操作部に一端が連結されたレリースのその
操作部による操作で栓蓋を上下動させる遠隔操作式の排
水栓もしくは栓蓋を直接その上方から押動して栓蓋を上
下動させる直接操作式の排水栓の保持具であって、前記
栓蓋を上下動可能に案内させる案内部を槽部の排水口内
で抜き差し可能に係止する係止部と、その係止部の外周
排水空間を確保して連設され排水口の縁部に載置固定
可能とする環状鍔部とが一体的に備えられ、該環状鍔部
の表面に栓蓋が密接離間する排水栓の保持具とした。
【0007】請求項2の技術的手段は、操作部に一端が
連結されたレリースのその操作部による操作で栓蓋を上
下動させる遠隔操作式の排水栓もしくは栓蓋を直接その
上方から押動して栓蓋を上下動させる直接操作式の排水
栓の保持具であって、前記栓蓋を上下動可能に案内させ
る案内部を槽部の排水口内で抜き差し可能に係止する係
止部と、前記排水口の縁部に載置固定可能とする環状鍔
と、これらが係止部と該環状鍔部とに亘って設けられ
前記係止部の外側に前記環状鍔部における開口部径とほ
ぼ同径の排水空間を有すると共に前記開口部に対して係
止部を上方からのみ係脱可能とする係合手段とを備えて
なる排水栓の保持具とした。
【0008】請求項3の技術的手段は、上記係合手段の
具体的な手段であり、請求項の係合手段を、環状鍔部
の開口部縁から下向き先細りテーパー筒状の受部を垂設
する一方、係止部に前記受部と適合する嵌合部を設け、
該嵌合部の下端部に前記受部の下端部に弾性的に掛止さ
れる弾性掛止片を突設して構成した。
【0009】請求項4の技術的手段は、上記環状鍔部
に、該鍔部の周縁と同芯円とする切取り目印を単数、若
しくは、複数配設した。
【0010】請求項5の技術的手段は、前記請求項1乃
至4いずれか1項記載の保持具と共に排水栓を具備した
排水栓装置であり、該排水栓を、栓蓋に垂設されたメカ
ボックスの下端から支軸を挿通させて同メカボックスを
上下動可能に支承した栓部と、槽部の内面への着脱可能
に構成された操作部に一端を連結するレリースの他端を
前記栓蓋に固定すると共に、内部の芯材を栓蓋に遊貫挿
して前記支軸に当接可能に連絡した操作力伝達部と、前
記メカボックス内と支軸との間に、メカボックスの上下
動経路の上昇端側でロック及びロック解除を交互に行う
スラストロック機構と同ロック解除時にメカボックスを
下降させるスプリングとを設けた開閉切替機構とを備え
て構成し、前記保持具を該保持具における係止部を排水
栓の支軸に係合させて取付けし、この保持具における環
状鍔部に前記栓蓋を密接離間させるようにした。
【0011】請求項6の技術的手段は、前記請求項5と
同様に前記請求項1乃至4いずれか1項記載の保持具と
共に排水栓を具備した排水栓装置であり、前記排水栓
を、栓蓋に垂設されたガイド筒の下端から支軸を挿通さ
せて同ガイド筒を上下動可能に支承した栓部と、槽部の
内面に着脱可能に構成された操作部におけるレリースガ
イド内で操作軸に一端を連結するレリースの他端を栓蓋
に固定すると共に、内部の芯材を栓蓋に遊貫挿して前記
支軸に当接可能に連絡した操作力伝達部と、前記レリー
スガイドと操作軸との間に操作軸の上下動経路の下降端
側でロック及びロック解除を交互に行うスラストロック
機構と同ロック解除時に前記操作軸を上昇させるスプリ
ングとを設けた開閉切替機構とを備えて構成し、前記保
持具を、該保持具における係止部を排水栓の支軸に係合
させて取付けし、この保持具における環状鍔部に前記栓
蓋を密接離間させるようにした。
【0012】請求項7の技術的手段は、前記請求項5及
び請求項6と同様に前記請求項1乃至4いずれか1項記
載の保持具と共に排水栓を具備した排水栓装置であり、
前記排水栓を、栓蓋に垂設されたガイド筒の下端から支
軸を挿通させて同ガイド筒を上下動可能に支承した栓部
と、槽部の内面に着脱可能に構成された操作部における
レリースガイド内で操作軸に一端を連結するレリースの
他端を栓蓋に固定すると共に、内部の芯材を栓蓋に遊貫
挿して前記支軸に当接可能に連絡した操作力伝達部と、
前記レリースガイドと操作軸の間に操作軸の上昇状態及
び下降状態を保持する保持手段を設けて構成し、前記保
持具を、該保持具における係止部を排水栓の支軸に係合
させて取付けし、この保持具における環状鍔部に前記栓
蓋を密接離反をさせるようにした。
【0013】上記請求項1乃至4の排水栓の保持具によ
ると下記の作用を奏する。請求項1は、環状鍔部を排水
口縁に載置固定することによって、遠隔操作時にレリー
スの操作力を受けて栓蓋を上下動可能に案内させるその
案内部の係止部が排水口内に配置され、また、直接操作
式では、環状鍔部を排水口縁に載置固定することによっ
て、栓蓋を直接上方から押動される栓蓋を上下動可能に
案内させるその案内部の係止部が排水口内に配置され
る。前記環状鍔部の固定方法としては、両面テープや接
着剤等を用いて貼りつける方法が挙げられる。 請求項
2乃至請求項4は、請求項1の作用に加えて、係止部が
環状鍔部に対して係合手段によって上方からのみ係脱可
能に係合されているので、前記係止部を環状鍔部から取
外すことで排水口内が露出する。
【0014】請求項5乃至請求項7の排水栓装置による
と下記の作用を奏する。この排水栓装置は、栓蓋の上下
動を案内させる案内部、すなわちメカボックスガイド
筒を上下動可能に支承する支軸(案内部)を保持具の係
止部で係止して同保持具の環状鍔部を排水口縁に固定
し、レリースを槽部の内面に沿わせて操作部を槽部内面
に取り付けることで装着され、栓蓋はその環状鍔部に密
接離間する。また、排水栓における支軸と保持具におけ
る係止部とが係脱可能であると共に、操作部が槽部内面
に対して着脱可能であるので、排水口に固定された保持
具に対して栓部を引き抜き、槽部内面から操作部を取外
すことで、排水栓と保持具とが分離される。請求項5の
排水栓装置は、環状鍔部に栓蓋が密接して閉栓している
時はスラストロック機構はロック解除状態にあり、メカ
ボックスはスプリングの付勢力で下降している。その状
態から操作部を押動すると、レリースの芯材が前進して
支軸に突き当たり、それ以上の芯材の前進でメカボック
スを押し上げて栓蓋を環状鍔部から離間させ開栓すると
共に、スラストロック機構をその上昇端側でロックす
る。そして操作部を再度押動すると、スラストロック機
構はロックを解除し、スプリングの付勢力でメカボック
スが元の状態に下降することで、栓蓋は環状鍔部に密接
して閉栓する。
【0015】請求項6の排水栓装置は、環状鍔部に栓蓋
が密接して閉栓している時はスラストロック機構はロッ
ク解除状態にあり、ガイド筒は自重で下降している。こ
の状態から操作軸を押動すると、操作軸が下降すると共
に、レリースの芯材が前進して支軸に突き当たり、それ
以上の芯材の前進でガイド筒を押し上げて栓蓋を環状鍔
部から離間させ開栓する。このとき操作軸がスラストロ
ック機構をその下降端でロックする。そして、操作軸を
再度押動すると、スラストロック機構はロックを解除し
てスプリングの弾撥力でレリースの他端側の芯材が元の
状態まで後退すると共に、ガイド筒が自重落下して栓蓋
が環状鍔部に密接して閉栓される。
【0016】請求項7の排水栓装置は、環状鍔部に栓蓋
が密接して閉栓している時は操作軸は上昇状態にあると
共に、保持手段の保持作用によりその状態が保持され、
ガイド筒は自重で下降している。この状態から操作軸を
下降させると、レリースの芯材が前進して支軸に突き当
たり、それ以上の芯材の前進でガイド筒を押し上げて栓
蓋を環状鍔部から離間させ開栓する。このとき操作軸は
保持手段の保持作用により、下降状態が保持されてお
り、栓蓋の下降を阻止している。そして、操作軸を再度
上昇させることによって、レリースの他端側の芯材が元
の状態まで後退すると共に、ガイド筒が自重落下して栓
蓋が環状鍔部に密接して閉栓される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図5は、請求項5に対応
する排水栓装置の第1の実施の形態、図12及び図13
は請求項6に対応する排水栓装置の第2の実施の形態、
図14及び図15は請求項7に対応する排水栓装置の第
3の実施の形態を各々示している。尚、請求項1乃至請
求項4に対応する排水栓の保持具の実施の形態の説明
は、排水栓装置の実施の形態の中で順次説明することと
する。
【0018】先ず、排水栓装置Aの実施の形態を説明す
ると、第1乃至第3の実施の形態の排水栓装置Aは基本
的に、栓蓋11を上下動可能に案内する案内部とする支
軸12を備えた栓部1と、浴槽、洗面器等の槽部Bの内
面に着脱可能に構成された操作部2と、この操作部2の
操作力を栓蓋11に伝達する操作力伝達部3とを備えて
なる排水栓A1及び前記支軸を係止して槽部Bにおける
既設の排水口B1に固定することにより、栓部1を排水
口B1内に保持する保持具4を備えて構成されている。
尚、前記操作力伝達部3は、内部に芯材をスライド可能
に挿通した周知のレリースであり、後述では操作力伝達
部3に代えてこのレリースに符号3を付して説明する。
【0019】先ず、第1に実施の形態の排水栓装置Aを
説明すると、栓部1は、栓蓋11から垂設されたメカボ
ックス5の下端から前記支軸12が遊嵌挿され、メカボ
ックス5の内部に栓蓋11の上昇、下降状態を切替える
開閉切替機構6が備えられている。メカボックス5は、
上端に栓蓋11を螺嵌した内部中空の筒体であり、下端
に支軸12のガイド口51を有するキャップ52を嵌合
すると共に、そのガイド口51から内部に支軸12が上
下動可能に遊嵌挿されている。開閉切替機構6は、前記
メカボックス5と支軸12との間に亘って備えられたス
ラストロック機構7と、メカボックス5と支軸12との
間に亘って備えられスラストロック機構7のロック解除
時に前記メカボックス5を上昇させるスプリング8とで
構成されている。
【0020】スラストロック機構7は、原理的に従来か
ら周知なものであり、支軸12の上端部分に同軸に設け
た固定リング71と、その下位の支軸12部分に同軸に
回転可能に遊嵌合された回転リング72と、メカボック
ス5の内面に設けられたガイド部73とを備えている。
スプリング8は、支軸12の中途部に周設され、上面で
回転リング72を位置決めする突部74の下面とメカボ
ックス5の下部に嵌合したキャップ52との間に介在さ
れている。
【0021】前記固定リング71は下部に鋸歯状歯(図
示せず)を有し、その側部に数個の突部(図示せず)を
有した今日周知の形態をなしている。回転リング72は
上部に前記鋸歯状歯と合致する鋸歯状歯(図示せず)を
有し、その側部に数個の突部(図示せず)を有した今日
周知の形態をなしている。ガイド部73は前記固定リン
グ71と回転リング72の突部が入る案内溝(図示せ
ず)と鋸歯状歯(図示せず)とを交互に有した今日周知
の形態をなしている。
【0022】支軸12はその中心位置に上部からレリー
ス3における芯材31のガイド凹部12Aを凹設してな
り、操作部2に連絡したレリース3の他端側のジョイン
ト金具32を栓蓋11の側部に螺嵌すると共に、栓蓋1
1内に連通状に設けられたガイド孔12Bを挿通してメ
カボックス5内に直線状をもって突設させた芯材31の
他端を図1に示すように前記ガイド凹部12Aの底に近
接するようにしてある。
【0023】ガイド孔12Bは、栓蓋11の側部から径
方向に沿って中心まで開孔すると共に、その中心から曲
面を介して栓蓋11の軸線方向に沿って栓蓋11底面ま
で連続状に開孔して形成されている。
【0024】操作部2は、内部中空とするレリースガイ
ド21内でレリース3の一端側の芯材31と操作軸22
とを連結すると共に、レリースガイド21内に戻しバネ
23を介在した周知構造になっており、このレリースガ
イド21を吸盤24に設けた差込輪24Aに嵌挿し、そ
の吸盤24を槽部B内面に吸着することによって操作部
2が槽部Bに対して着脱可能に取付けられるようにされ
ている。吸盤により槽部B内面に取付けるようにした場
合、着脱が簡単であり、しかも取りつける位置を使用者
が自由に選択できるという効果がある。尚、操作部1の
槽部B内面の取付は吸盤24に限定されるものではな
く、簡単に剥離できる両面テープなど簡易なもの、更に
は槽部壁に金具止めすること等を包含している。(図示
せず)
【0025】保持具4は、硬質の合成樹脂材を用いてな
り、前記排水栓A1における支軸12を抜き差し可能に
係止する係止部41と、その係止部41に排水空間42
を確保して連設してなり前記排水口B1の縁部に載置固
定される環状鍔部43とを一体的に備えて構成されてい
る。係止部41は、前記メカボックス5が抜き差し可能
に差込まれる内径を有する筒状をなし、環状鍔部43の
軸心、且つ、直下に位置し、該鍔部の開口部43A縁か
ら1段低い位置に連設された平面十字状の支持リブ44
に一体的に支持されている。また、前記係止部41の下
部には前記支軸12を係脱可能に係止する係止手段9が
支軸12とに亘って設けられている。係止手段9は、係
止部41の下端部を軸心方向にすぼめると共に、その周
面を軸方向に切り割りして周方向数カ所に弾性片91を
形成し、この弾性片91の先部内側に凸部92を設ける
一方、上記支軸12の周面に凸部92が係合する溝部9
3を設け、凸部92が溝部93に係合することで弾性的
に係止するようになっている。排水空間42は、前記支
持リブ44におけるリブ44A・・・44A間の空間を
排水空間42としている。環状鍔部43は、外径を前記
排水口B1と栓蓋11径よりも大径とすると共に、開口
部43Aを排水口B1の最小内径よりも小径にされてお
り、その表面に栓蓋11が密接、離間することで前記開
口部43Aが開閉されるようになっている。また、環状
鍔部43の裏面全体には両面テープ45が配されてお
り、この両面テープ45の貼り着け力によって、環状鍔
部43が排水口B1の縁に固定される。このとき、前記
環状鍔部43の径を切り取って排水金具B2の上端縁径
と同径とすることにより、排水口B1の美観を損ねるこ
とがない。
【0026】次に、上記構成の排水栓装置Aの作用を図
3乃至図5に基づいて説明すると、槽部Bに装着するに
は、栓部1を保持した保持具4における環状鍔部43を
排水口B1の縁に貼り着けると共に、レリース3を槽部
B内面に沿わせてその槽部B内面の所望位置に操作部2
を取付けることで装着される。図3は排水口B1が閉栓
状態に有り、スラストロック機構7はロック解除状態で
ある。このとき、メカボックス5はスプリング8の付勢
力を受けて下降しており、栓蓋11が環状鍔部43に密
接して開口部43Aを塞ぐことで排水口B1が閉栓さ
れ、支軸12のガイド凹部12Aの底に対してレリース
3の他端側の芯材31は近接している。
【0027】この状態から図4に示すように操作軸22
を押動すると、レリース3の芯材31が押し下げられて
前進すると共に、ガイド凹部12Aの底に突き当たり、
それ以上の前進で行き場を失った芯材31は、上記ガイ
ド孔12Bの曲面付近に当接してその前進量が栓蓋11
を上昇させる方向に作用し、その作用によって栓蓋11
とともにメカボックス5が上昇する。
【0028】そして、図5に示すように、メカボックス
5のガイド部73が回転リング72から外れると共に、
回転リング72の鋸歯状歯が固定リング71の鋸歯状歯
に当接して僅かに回転し、押動を止めた時点でスプリン
グ8の付勢力を受けて回転リング72の突部がガイド部
73の鋸歯状歯に係合して下降端側にてロック(係止)
する。このとき芯材31は、戻しバネ23の付勢力によ
って上昇する操作軸22に伴って後退してガイド凹部1
2Aの底から離間する。
【0029】そして、再び図5の状態から操作軸22を
押動すると、レリース3の芯材31が押し下げられて前
進すると共に、ガイド凹部12Aの底に突き当たり、そ
れ以上の前進で行き場を失った芯材31は、上記ガイド
孔12Bの曲面付近に当接してその前進量が栓蓋11を
上昇させる方向に作用し、その作用によって栓蓋11と
ともにメカボックス5が僅かに上昇する。そして、メカ
ボックス5のガイド部73が回転リング72から外れる
と共に、回転リング72の鋸歯状歯が固定リング71の
鋸歯状歯に当接して僅かに回転した後、押動を止めると
回転リング72の突部がガイド部73に入ってロックが
解除され、メカボックス5がスプリング8の付勢力を受
けて下降して図1の状態に戻る。
【0030】また、開栓した状態で栓部1を引っ張って
係止手段9の係止を外し、操作部2の吸盤24を槽部B
から外すことで、排水栓A1をレリース3ごと槽部Bか
ら簡単に分離できる。
【0031】前記保持具4の形態としては、前述した形
態の他に図6乃至図8に示す形態のものが挙げられる。
この保持具4は、係止部41と環状鍔部43とが係合手
段46を介して係脱可能とされた構造のものである。
尚、前述した形態のものと重複する部分については同符
号を付すことにより、その説明を省略する。
【0032】その構造を詳述すると、前記係合手段46
が、環状鍔部43の開口部43A縁から下向き先細りテ
ーパー筒状の受部46Aを垂設する一方、係止部41に
連設された平面十字状の支持リブ44の先端に係合部4
1を囲むようにして前記受部46Aと適合状に嵌合する
嵌合部46Bを設け、該嵌合部46Bの下端部に前記受
部46Aの下端部に弾性的に掛止される弾性掛止片46
Cを突設して構成されている。このように構成された保
持具4によると、通常係止部41と環状鍔部43が係合
した状態で前記排水口B1に固定される。そして係止部
41を引き抜くことにより、環状鍔部43の開口部43
Aが開放されすなわち排水口B1内が開放されることに
なる。さらに、前記受部46Aと嵌合部46Bとがとも
に適合する下向き先細りテーパー筒状に形成されている
ので、受部46Aに対して嵌合部46Bは下方への抜け
が防止されて上方からのみ係脱可能とされる。
【0033】また、図9に示すように、環状鍔部43に
該鍔部の周縁と同芯円とする切取り目印10を配設し、
この切り取り目印10に沿って切り取ることで、環状鍔
部43の径をメーカー等で異なる前記排水金具B2の縁
の径に合わせやすくするようにしてもよい。上記切り取
り目印10の形態としては、例えば単に線を描いた目印
でもよいし、溝を形成した目印でもよい。(図示せず) また、図面では切り取り目印10は2本であるが、この
本数は1本でも2本以上の複数本にしてもよく、複数本
にした場合、切り取り目印の径を夫々メーカーの排水金
具の径に合われせば、該当する切り取り目印10に沿っ
て切り取るだけで簡単に排水金具B1の縁の径に合わせ
ることができる。
【0034】上記した保持具4の取付けは、全て既設の
排水口B1における排水金具B2の縁に貼り着けた例で
説明しているが、このほかの取付け形態として図10に
示すように、槽部Bの排水口B1に排水金具B2に代え
て直接保持具4を取付けてもよく、この場合排水を直接
排水パンに流すようにする槽部に使用するとよい。
【0035】図11に示す保持具4’は、直接操作式の
排水栓A2を取付けるようにしたものであり、排水栓A
2において栓蓋を上下動させる案内部となるメカボック
スA21を保持するようにしている。尚、保持具4’の
形態は基本的に前記した保持具4の形態と同様であるた
め説明は省略する。
【0036】次に第2の実施の形態の排水栓装置Aを説
明すると、この実施の形態は操作部2内にスラストロッ
ク機構7を設けたものである。尚、保持具4について
は、上述したものと同様であるので同符号を付すことに
より説明は省略する。また、前記第1の実施の形態と重
複する部分についても同符号を付すことにより説明は省
略する。
【0037】本実施の形態の排水栓A1は、操作部2
が、レリースガイド21、そのレリースガイド21に上
下動可能に挿入されレリース3の芯材31の一端を下端
に連結する操作軸22、該操作軸22とレリースガイド
21との間に設けた開閉切替機構6からなる周知構造に
なっている。
【0038】この開閉切替機構6は基本的には、上述し
た第1の実施の形態と同様に、スラストロック7機構と
スプリング8とからなり、そのスラストロック機構7
は、レリースガイド21内における操作軸22の上端部
分に同軸に設けた固定リング71と、その下位の操作軸
22部分に同軸に回転可能に遊嵌合した回転リング72
と、レリースガイド21の内面に設けられたガイド部7
3とを備え、操作軸22の中途部に周設した突部74の
上面と回転リング72との間に位置決めスプリング75
を介在してなり、その突部74の下面とレリースガイド
11の底部分との間に前記スプリング8が介在されてい
る。このスラストロック機構7は、スプリング8の弾撥
力に抗して操作軸22を押動する度に上下動経路の下降
端側でロックとロック解除を行うように構成されてい
る。そのロックとロック解除を行う回転リング72、固
定リング71、ガイド部73の構造の詳細は前記する第
1の実施の形態と同様であるため、具体的な説明は省略
する。
【0039】栓蓋11は、下端にガイド口51’を有す
るキャップ52’を嵌合した内部中空、且つ、前記係止
部41の径よりも若干小径なガイド筒5’の上端に螺嵌
され、そのガイド筒5’内にガイド口51’から支軸1
2を挿入して、その支軸12を前記係止部41に係止し
ている。
【0040】支軸12には、上端からガイド凹部12A
が凹設されている。
【0041】レリース3における他端は、前記第1の実
施の形態と同様にジョイント金具32を栓蓋11の側部
に螺嵌すると共に、その他端側の芯材31を栓蓋11内
に形成したガイド孔12Bを挿通してガイド筒5’内に
直線状をもって突設させて閉栓時の前記ガイド凹部12
Aの底に近接するようになっている。尚ガイド孔12B
は、上記第1の実施の形態と同様であるため説明は省略
する。
【0042】上記第2の実施の形態の排水栓装置Aは、
第1の実施の形態と同様に槽部Bに装着され、図12は
排水口B1が閉栓状態に有り、スラストロック機構7は
ロック解除状態である。このとき、スプリング8の弾撥
力を受けて上昇する操作軸22の後退によってレリース
3の他端側の芯材31は支軸12のガイド凹部12Aの
底に近接した状態にある。
【0043】この状態から操作軸22を押動すると、図
13に示すように芯材31が上記した第1の実施の形態
と同様に作動し栓蓋11を上昇させる。このとき、回転
リング72が固定リング71でガイド部73下まで押し
下げられ、下降端側にてロック(係止)する。自ずと芯
材31はガイド凹部12Bに押し当てられたまま栓蓋1
1を押し上げた状態、すなわち開栓状態を保持する。
【0044】そして、再び図13の状態から操作軸22
を押動すると、スラストロック機構7はロック解除しス
プリング8の弾撥力で支軸12を支持しているレリース
3他端側の芯材31を図12の状態に後退させ、栓蓋1
1は自重落下して閉栓する。
【0045】次に、第3の実施の形態の排水栓装置Aを
説明すると、この実施の形態は前記第1及び第2の実施
の形態における開閉切替機構6に代えて、操作軸22の
上昇状態及び下降状態を保持する保持手段26を採用し
たものである。尚、排水栓A1における栓部1について
は第2の実施の形態と同様であり、保持具4については
上述したものと同様であるので同符号を付すことにより
説明を省略する。
【0046】この操作部2は、レリースガイド21内に
おける操作軸22の下端にレリース3の芯材31の一端
側が連結され、前記操作軸22の押し引き操作により芯
材31を前後動させることで、前記第2の実施の形態と
同様に栓蓋を上下動させるものであり、前記レリースガ
イド21内にレリース3の芯材31及び操作軸22を挿
通させてその上下動を案内する案内筒25が形成され、
前記操作軸22の周囲と該案内筒25の内面25Aとで
前記保持手段26が構成されている。保持手段26は、
操作軸22の周面に案内筒25の内面25Aに圧接状に
当接するOリング26Aが配設され、操作軸22の上下
動に作用するOリング26Aと内面25Aとの摺動抵抗
により、操作軸22の上昇状態及び下降状態を保持する
ようになっている。
【0047】この第3の実施の形態の排水栓装置Aによ
ると、環状鍔部43に栓蓋11が密接して閉栓している
時は操作軸22は上昇状態にあると共に、保持手段26
の摺動抵抗により上昇状態が保持され、ガイド筒5’は
自重で下降している。この摺動抵抗力は、開栓時(栓蓋
上昇)に栓蓋11にかかる排水勢力や吸引力で栓蓋11
が下降しない程度、且つ、操作部2の押し引き操作がス
ムースに行える程度としている。
【0048】この状態から操作軸22を押し下げると、
レリース3の芯材31が前進して案内部である支軸12
に突き当たり、それ以上の芯材31の前進でガイド筒
5’を押し上げて栓蓋11を環状鍔部43から離間させ
開栓する。このとき操作軸22は保持手段26の摺動抵
抗により下降状態が保持され、栓蓋11の下降が阻止さ
れている。
【0049】そして、操作軸22を引っ張り上げて上昇
させることによって、レリース3の他端側の芯材31が
元の状態まで後退すると共に、ガイド筒5’が自重落下
して栓蓋11が環状鍔部に密接して閉栓される。
【0050】従って、第1乃至第3の実施の形態の排水
栓装置Aは、ともに保持具4における環状鍔部43を既
設の排水口B1における排水金具B2の縁に貼り着け、
且つ、操作部2を吸盤24で槽部Bの内面に吸着する簡
単な作業で浴槽、洗面器等の貯水槽に取付けでき、その
取付け、取り外しもワンタッチ作業になる。
【0051】
【発明の効果】本発明の保持具は以上説明した通り、通
常使用されるゴム栓用の排水金具や、排水金具を配設す
る前の排水口に取付けて、遠隔操作式や直接操作式の排
水栓の栓部を保持可能とするものであるから、従来のよ
うに様々な大きさの専用の排水金具を用意することなく
排水栓を装着することができる。したがって、専用の排
水金具の製作費を節約できるので、前記排水栓を備えた
浴槽や洗面器のコストを大幅に削減することができる。
また、環状鍔部と係止部とが係脱可能なものにあって
は、係止部を取外すことによって開口部全体が開放され
るようにしてあるので、前記した効果に加えて排水口内
の清掃が非常に容易となる上に、係止部が破損した際の
交換にも迅速に対応できる。しかも、環状鍔部に切り取
り目印が配設されたものにあっては、環状鍔部の径を排
水金具の縁径に合わせるときに、この切り取り目印に沿
って切り取れば、正確に切り取り作業が行えるので、排
水口の美観を損ねることがない保持具である。また、本
発明の排水栓装置は以上説明した通り、レリースを浴槽
や洗面器等の外側から配線したものではなく、槽部内面
に操作部を取付け、レリースを槽部内面に沿わせて配線
し、既設の排水口に保持具を取付けることで後付け装着
できる排水栓装置であるから、ゴム栓から交換する場合
でも業者に依頼することなく、素人でも排水栓装置の設
置を手軽に行うことができるし、故障した場合の交換も
簡単にでき、しかもこの排水栓装置を備えた浴槽や洗面
器等では、レリースの外側配線に伴って部品点数が多く
なるようなこともなく、設備コストも低廉で済む。その
上、浴槽や洗面器等の槽部内の清掃時に排水栓を取外し
てしまえば、槽部内には清掃の障害になるものはなくな
るので、清掃の容易性の向上という点で非常に有効なも
のである。そして、前記した保持具を備えているので、
その効果をもともに具備した優れた排水栓装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の排水栓装置の分解断面
図。
【図1】 排水栓装置における排水口付近の分解斜視
図。
【図3】 第1の実施の形態の排水栓装置の取付け状態
の断面図。
【図4】 同、開栓状態に移行する状態を示す断面図。
【図5】 同、開栓状態を示す断面図。
【図6】 保持具の他の例を示す分解斜視図。
【図7】 同、断面図。開栓状態を示す断面図。
【図8】 同、係止部を取外した状態の断面図。
【図9】 保持具の他の例を示す分解斜視図。
【図11】 保持具の他の取付け形態を示す断面図。
【図11】 直接操作式の排水栓を取付けた状態の断面
図。
【図12】 排水栓装置の第2の実施の形態を示す断面
図。
【図13】 同、開栓状態を示す断面図。
【図14】 排水栓装置の第3の実施の形態を示す断面
図。
【図15】 同、開栓状態を示す断面図。
【符号の説明】
A:排水栓装置 B:槽部 A1:排水栓 1:栓部 2:操作部 3:操作力伝達部(レ
リース) 4:保持具 5:メカボックス 5’:ガイド筒 6:開閉切替機構 7:スラストロック機構 8:スプリング 26:保持手段 31:芯材 41:係止部 42:排水空間 43:環状鍔部 46:係合手段 43A:開口部 11:栓蓋12:支軸(案内部) A21:メカボックス
(案内部)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部に一端が連結されたレリースのそ
    の操作部による操作で栓蓋を上下動させる遠隔操作式の
    排水栓もしくは栓蓋を直接その上方から押動して栓蓋を
    上下動させる直接操作式の排水栓の保持具であって、前
    記栓蓋を上下動可能に案内させる案内部を槽部の排水口
    内で抜き差し可能に係止する係止部と、その係止部の外
    周に排水空間を確保して連設され排水口の縁部に載置固
    定可能とする環状鍔部とが一体的に備えられ、該環状鍔
    部の表面に栓蓋が密接離間することを特徴とする排水栓
    の保持具。
  2. 【請求項2】 操作部に一端が連結されたレリースのそ
    の操作部による操作で栓蓋を上下動させる遠隔操作式の
    排水栓もしくは栓蓋を直接その上方から押動して栓蓋を
    上下動させる直接操作式の排水栓の保持具であって、前
    記栓蓋を上下動可能に案内させる案内部を槽部の排水口
    内で抜き差し可能に係止する係止部と、前記排水口の縁
    部に載置固定可能とする環状鍔部と、これらが係止部と
    該環状鍔部とに亘って設けられ前記係止部の外側に前記
    環状鍔部における開口部径とほぼ同径の排水空間を有す
    ると共に前記開口部に対して係止部を上方からのみ係脱
    可能とする係合手段とを備えてなることを特徴とする排
    水栓の保持具。
  3. 【請求項3】 前記係合手段が、環状鍔部の開口部縁か
    ら下向き先細りテーパー筒状の受部を垂設する一方、係
    止部に前記受部と適合する嵌合部を設け、該嵌合部の下
    端部に前記受部の下端部に弾性的に掛止される弾性掛止
    片を突設してなることを特徴とする請求項2記載の排水
    栓の保持具。
  4. 【請求項4】 前記環状鍔部に、該鍔部の周縁と同芯円
    とする切取り目印が単数、若しくは、複数配設されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項いずれか1項
    記載の排水栓の保持具。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4いずれか1項記載の
    保持具と共に排水栓を具備し、該排水栓が、栓蓋に垂設
    されたメカボックスの下端から支軸を挿通させて同メカ
    ボックスを上下動可能に支承した栓部と、槽部の内面に
    着脱可能に構成された操作部に一端を連結するレリース
    の他端を前記栓蓋に固定すると共に、内部の芯材を栓蓋
    に遊貫挿して前記支軸に当接可能に連絡した操作力伝達
    部と、前記メカボックス内と支軸との間に、メカボック
    スの上下動経路の上昇端側でロック及びロック解除を交
    互に行うスラストロック機構と同ロック解除時にメカボ
    ックスを下降させるスプリングとを設けた開閉切替機構
    とを備えてなり、前記保持具は該保持具における係止部
    を排水栓の支軸に係合させて取付けされ、この保持具に
    おける環状鍔部に前記栓蓋が密接離間することを特徴と
    する排水栓装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至4いずれか1項記載の
    保持具と共に排水栓を具備し、前記排水栓が、栓蓋に垂
    設されたガイド筒の下端から支軸を挿通させて同ガイド
    筒を上下動可能に支承した栓部と、槽部の内面に着脱可
    能に構成された操作部におけるレリースガイド内で操作
    軸に一端を連結するレリースの他端を栓蓋に固定すると
    共に、内部の芯材を栓蓋に遊貫挿して前記支軸に当接可
    能に連絡した操作力伝達部と、前記レリースガイドと操
    作軸との間に操作軸の上下動経路の下降端側でロック及
    びロック解除を交互に行うスラストロック機構と同ロッ
    ク解除時に前記操作軸を上昇させるスプリングとを設け
    た開閉切替機構とを備えてなり、前記保持具は該保持具
    における係止部を排水栓の支軸に係合させて取付けさ
    れ、この保持具における環状鍔部に前記栓蓋が密接離間
    ることを特徴とする排水栓装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至4いずれか1項記載の
    保持具と共に排水栓を具備し、前記排水栓が、栓蓋に垂
    設されたガイド筒の下端から支軸を挿通させて同ガイド
    筒を上下動可能に支承した栓部と、槽部の内面に着脱可
    能に構成された操作部におけるレリースガイド内で操作
    軸に一端を連結するレリースの他端を栓蓋に固定すると
    共に、内部の芯材を栓蓋に遊貫挿して前記支軸に当接可
    能に連絡した操作力伝達部と、前記レリースガイドと操
    作軸の間に操作軸の上昇状態及び下降状態を保持する保
    持手段を設けてなり、前記保持具は該保持具における係
    止部を排水栓の支軸に係合させて取付けされ、この保持
    具における環状鍔部に前記栓蓋が密接離間することを特
    徴とする排水栓装置。
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