JP2010053508A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】弁体を排水口に対し軸ズレを発生させずに着座することができ、弁体の高さを低くすることが出来、髪の毛が弁軸に絡まっても簡単に捨てることができ、ヘアーキャッチャーを2アクションで取り外すことが出来るようにする。
【解決手段】槽体1と、排水口11の開閉を行う弁体2、弁体2から下垂して構成される弁軸21と、弁体2の開閉を遠隔的に操作する操作部3と、操作部3と弁体2との間に介装して配置したレリースワイヤ4と、排水口11内でレリースワイヤ4を位置固定させるためのワイヤー受け部51と、弁軸21をガイドする弁軸収納部52とを備えた軸受け部5と、排水中のゴミや髪の毛を捕集する捕集部61、内部に弁軸21を挿通してガイドするガイド部62、から構成されるヘアーキャッチャー6と、から構成し、軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6が軸受け側係合部72により着脱可能に取り付けている遠隔操作式排水栓装置。
【選択図】 図1
【解決手段】槽体1と、排水口11の開閉を行う弁体2、弁体2から下垂して構成される弁軸21と、弁体2の開閉を遠隔的に操作する操作部3と、操作部3と弁体2との間に介装して配置したレリースワイヤ4と、排水口11内でレリースワイヤ4を位置固定させるためのワイヤー受け部51と、弁軸21をガイドする弁軸収納部52とを備えた軸受け部5と、排水中のゴミや髪の毛を捕集する捕集部61、内部に弁軸21を挿通してガイドするガイド部62、から構成されるヘアーキャッチャー6と、から構成し、軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6が軸受け側係合部72により着脱可能に取り付けている遠隔操作式排水栓装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、洗面ボウルや流し台、浴槽などの槽体の排水口の開閉を遠隔的に操作することができる、遠隔操作式排水栓装置に関するものである。
従来よく知られた遠隔操作式排水栓装置としては、例えば図12に図示した遠隔操作式排水栓装置がある。以下に図12に図示した遠隔操作式排水栓装置の従来例を、図面を参照しつつ説明する。
図12の従来例の遠隔操作式排水栓装置は、洗面台の槽体に用いられる。
この従来例は、槽体としての洗面ボウルと、排水口と、排水栓と、弁体と、弁軸と、操作部と、レリースワイヤと、機構部と、ヘアーキャッチャーと、排水配管と、支持部と、から構成される。
洗面ボウルは、箱体形状で、底部に排水口を開口して構成される。
排水口は、洗面ボウル内の排水を下水へと排水する開口であって、後記する排水配管と接続される。
排水栓は、排水口に取り付けられる部材であって、上端に外側方向に飛び出すフランジを構成した円筒状の部材であって、下部には排水配管が接続される。
弁体は、前記排水口に配置される部材であって、排水口の開閉を行い、弁体が上昇して開口時には排水が排水口から排水栓側へと排水し、弁体が下降して排水口を閉塞すれば、洗面ボウル内の排水を排水口から排水しないので、洗面ボウル内に水を貯水することが出来る。また、弁体裏面には、排水口と軸ズレしないためにガイドする羽根体が垂下して構成されている。
弁軸は弁体中央から下垂して構成される軸であって、本実施例では弁軸と弁体は一体的に構成されて成る。また、弁軸下端には、後記する押上軸と係合して、上方からの排水がレリースワイヤや機構部内に侵入しないよう、上面視円形形状であって、傘状の防滴カバーを構成して成る。
操作部は、洗面ボウルの天面に構成されるものであって、使用者の操作によって、排水口内の弁体を上昇下降(開閉)させるための部材である。後記するレリースワイヤが接続される。
レリースワイヤは、金属から成る圧縮スプリング状のインナーワイヤと、インナーワイヤを進退自在に収納するアウターワイヤと、から構成される。尚、当該レリースワイヤは、操作部から弁体の間に介装して成る。又、操作部の操作が加わると、インナーワイヤがアウターワイヤ内を進退することにより、このインナーワイヤの動きが弁体に伝達されて、排水口中の弁体が開閉することができる。尚、当該レリースワイヤは、後記する排水配管の内部に、水密部材を介して挿通されて配置される。
機構部は、本実施例ではボールペンなどのロック機構で周知のスラストロック機構が備えられている。また、機構部は前記弁体下方に配置される。更にレリースワイヤのインナーワイヤの進退により内部で上下動する押上軸を構成する。そして、押上軸の上下運動をロック/ロック解除するスラストロック機構を備えて構成する。また、押上軸は、弁体の弁軸に当接・係合するように施工される。このとき、機構部は、弁軸下方に構成された防滴カバーによりカバーされているので、上方から排水がながれてきても、機構部内に排水が流入することはない。
ヘアーキャッチャーは、排水中に混在している髪の毛や排水中のゴミを下水へ排水しないよう捕集する部材であり、弁軸の外周に抜脱不可及び弁軸に対し上下動自在に構成されており、髪の毛や排水ゴミを捕集する捕集部を構成して成る。
排水配管は、排水栓に接続される配管であり、途中位置に、U字状に屈曲して構成された排水トラップを備え、最終的には下水管へと接続される。また、排水トラップは、内部に封水を備え、下水からの害虫や臭気を室内側へ逆流させない為に構成される。本従来例では排水配管の途中位置に、前記レリースワイヤを水密部材を介して、排水配管外部から排水配管内部に挿通されて成る。
支持部は、前記機構部及びレリースワイヤを排水口の中心部且つ弁軸下端と当接するように配置固定する部材である。当該支持部は、排水配管の頭頂部に一体的もしくははめ殺しに構成され、前記排水栓と排水配管に介装されるように配置される。
図12の従来例の遠隔操作式排水栓装置は、洗面台の槽体に用いられる。
この従来例は、槽体としての洗面ボウルと、排水口と、排水栓と、弁体と、弁軸と、操作部と、レリースワイヤと、機構部と、ヘアーキャッチャーと、排水配管と、支持部と、から構成される。
洗面ボウルは、箱体形状で、底部に排水口を開口して構成される。
排水口は、洗面ボウル内の排水を下水へと排水する開口であって、後記する排水配管と接続される。
排水栓は、排水口に取り付けられる部材であって、上端に外側方向に飛び出すフランジを構成した円筒状の部材であって、下部には排水配管が接続される。
弁体は、前記排水口に配置される部材であって、排水口の開閉を行い、弁体が上昇して開口時には排水が排水口から排水栓側へと排水し、弁体が下降して排水口を閉塞すれば、洗面ボウル内の排水を排水口から排水しないので、洗面ボウル内に水を貯水することが出来る。また、弁体裏面には、排水口と軸ズレしないためにガイドする羽根体が垂下して構成されている。
弁軸は弁体中央から下垂して構成される軸であって、本実施例では弁軸と弁体は一体的に構成されて成る。また、弁軸下端には、後記する押上軸と係合して、上方からの排水がレリースワイヤや機構部内に侵入しないよう、上面視円形形状であって、傘状の防滴カバーを構成して成る。
操作部は、洗面ボウルの天面に構成されるものであって、使用者の操作によって、排水口内の弁体を上昇下降(開閉)させるための部材である。後記するレリースワイヤが接続される。
レリースワイヤは、金属から成る圧縮スプリング状のインナーワイヤと、インナーワイヤを進退自在に収納するアウターワイヤと、から構成される。尚、当該レリースワイヤは、操作部から弁体の間に介装して成る。又、操作部の操作が加わると、インナーワイヤがアウターワイヤ内を進退することにより、このインナーワイヤの動きが弁体に伝達されて、排水口中の弁体が開閉することができる。尚、当該レリースワイヤは、後記する排水配管の内部に、水密部材を介して挿通されて配置される。
機構部は、本実施例ではボールペンなどのロック機構で周知のスラストロック機構が備えられている。また、機構部は前記弁体下方に配置される。更にレリースワイヤのインナーワイヤの進退により内部で上下動する押上軸を構成する。そして、押上軸の上下運動をロック/ロック解除するスラストロック機構を備えて構成する。また、押上軸は、弁体の弁軸に当接・係合するように施工される。このとき、機構部は、弁軸下方に構成された防滴カバーによりカバーされているので、上方から排水がながれてきても、機構部内に排水が流入することはない。
ヘアーキャッチャーは、排水中に混在している髪の毛や排水中のゴミを下水へ排水しないよう捕集する部材であり、弁軸の外周に抜脱不可及び弁軸に対し上下動自在に構成されており、髪の毛や排水ゴミを捕集する捕集部を構成して成る。
排水配管は、排水栓に接続される配管であり、途中位置に、U字状に屈曲して構成された排水トラップを備え、最終的には下水管へと接続される。また、排水トラップは、内部に封水を備え、下水からの害虫や臭気を室内側へ逆流させない為に構成される。本従来例では排水配管の途中位置に、前記レリースワイヤを水密部材を介して、排水配管外部から排水配管内部に挿通されて成る。
支持部は、前記機構部及びレリースワイヤを排水口の中心部且つ弁軸下端と当接するように配置固定する部材である。当該支持部は、排水配管の頭頂部に一体的もしくははめ殺しに構成され、前記排水栓と排水配管に介装されるように配置される。
上記の構成の従来の遠隔操作式排水栓装置は以下のように配置・施工される。
予め、工場などで、レリースワイヤを水密部材を介して排水配管外部から排水配管内部に水密的に挿通させ、機構部とレリースワイヤ先端を接続させる。その後、機構部を支持部に接続させて、機構部を排水配管に一体的にはめ殺しで接続させておく。
その後、洗面ボウルの排水口に、上方から排水栓を通過させ、排水口に排水栓のフランジを係止させてオーバーフロー装置等を介してナットなどで締め付け固定する。また、洗面ボウルの天面に、使用者が操作する操作部を取り付ける。その後、予め工場などで機構部とレリースワイヤが取り付けられた排水配管を排水栓下方に接続するとともに、当該排水配管の他端を最終的に下水管へ配管するよう接続する。この状態から、機構部の押上軸と弁軸下端を係合させる。
そして、レリースワイヤの機構部に接続されていない他端を、洗面ボウル裏面から操作部に接続する。このようにすることで、従来例の遠隔操作式排水栓装置の施工は終了する。
予め、工場などで、レリースワイヤを水密部材を介して排水配管外部から排水配管内部に水密的に挿通させ、機構部とレリースワイヤ先端を接続させる。その後、機構部を支持部に接続させて、機構部を排水配管に一体的にはめ殺しで接続させておく。
その後、洗面ボウルの排水口に、上方から排水栓を通過させ、排水口に排水栓のフランジを係止させてオーバーフロー装置等を介してナットなどで締め付け固定する。また、洗面ボウルの天面に、使用者が操作する操作部を取り付ける。その後、予め工場などで機構部とレリースワイヤが取り付けられた排水配管を排水栓下方に接続するとともに、当該排水配管の他端を最終的に下水管へ配管するよう接続する。この状態から、機構部の押上軸と弁軸下端を係合させる。
そして、レリースワイヤの機構部に接続されていない他端を、洗面ボウル裏面から操作部に接続する。このようにすることで、従来例の遠隔操作式排水栓装置の施工は終了する。
上述した従来の遠隔操作式排水栓装置は、以下のように作動する。排水口内の弁体が閉口している状態の時、操作部を押動操作すると、レリースワイヤのインナーワイヤがアウターワイヤ内で進行し、機構部の押上軸を上昇させる。そして、機構部内のスラストロック機構が作動し、押上軸の上昇をロックする。そうすると、押上軸は弁体下に配置されている為、押上軸の上動に併せて弁体も上昇する。そうすると、排水口内の弁体が上昇することで排水口が開口し、槽体内の排水が排水口から排出されることになる。また、弁体が上昇時に操作部を再度押動すると、レリースワイヤのインナーワイヤが進行し、機構部の押上軸を再度突き上げる。そうすると、機構部のロックが解除され、押上軸が自重により下降する。そうすると、押上軸に押し上げられていた弁体も連動して弁体自身の自重により下降する。この状態になると、排水口が弁体により閉口するので、排水が洗面ボウル内に貯水することができる。この操作部の繰り返しにより、排水口の弁体が開口/閉口することができる。
上記した従来例の遠隔操作式排水栓装置の排水の流れは以下のようになる。排水口の弁体が開口時に、槽体内の排水が排水口から排水栓を経由し排水配管へ流入する。その後、排水トラップを介して最終的には下水管へと排水される。このとき、弁軸下端には防滴カバーを構成しているので、排水が機構部及びレリースワイヤ内に侵入することはない。
また、排水口の弁体が閉口時には洗面ボウル内に排水が貯水することとなる。
また、排水口の弁体が閉口時には洗面ボウル内に排水が貯水することとなる。
従来例のような遠隔操作式排水栓装置は、以下のような問題点があった。
従来の遠隔操作式排水栓装置は、排水口に対し軸ズレしないようにするためのガイドを、弁体裏面から垂下する羽根体もしくはヘアーキャッチャーの外周で行っているため、排水口に対しガイド面積が小さくなってしまい、排水口に対して傾くことで軸ズレを発生させる場合があった。このようなことになってしまうと、排水口に対し弁体が傾いて着座してしまうため、止水不良となってしまうことがあった。
また、弁体には下方へ垂下して構成される羽根体及びヘアーキャッチャー分の高さが必要になる。そうすると、遠隔操作式排水栓装置を浴槽の排水口に用いる場合、浴槽は通常跨ぎ込み高さを低くするために排水空間の高さ制限が加わるが、この従来例の遠隔操作式排水栓装置を用いると、羽根体及びヘアーキャッチャー分の高さが必要となるため浴室などで用いるには不向きであった。
また、弁体の弁軸からヘアーキャッチャーが抜脱不可に構成されているため、弁軸が邪魔となりヘアーキャッチャーで捕集された髪の毛や排水ゴミを非常に捨てづらかった。また、弁軸からヘアーキャッチャーが抜脱可能に構成されていたとしても、排水口から弁体を取り外し、更にはヘアーキャッチャーの抜脱防止部材を取り外してからヘアーキャッチャーを弁軸から取り外さなければ成らず、非常に手間であった。
また、排水中の髪の毛は、排水の流れにより、弁軸に絡みつくことが非常に多く、弁軸に絡みついた髪の毛を除去するのに非常に手間が掛かっていたし、掃除しづらかった。
また、防滴カバー内に排水中のゴミや異物が侵入すると、防滴カバーは上面視円形形状となっているため、防滴カバーの下方に配置構成されている機構部の押上軸が邪魔となり、防滴カバーと押上軸間に詰まることがあり、最終的には押上軸の作動不良につながることがあった。
従来の遠隔操作式排水栓装置は、排水口に対し軸ズレしないようにするためのガイドを、弁体裏面から垂下する羽根体もしくはヘアーキャッチャーの外周で行っているため、排水口に対しガイド面積が小さくなってしまい、排水口に対して傾くことで軸ズレを発生させる場合があった。このようなことになってしまうと、排水口に対し弁体が傾いて着座してしまうため、止水不良となってしまうことがあった。
また、弁体には下方へ垂下して構成される羽根体及びヘアーキャッチャー分の高さが必要になる。そうすると、遠隔操作式排水栓装置を浴槽の排水口に用いる場合、浴槽は通常跨ぎ込み高さを低くするために排水空間の高さ制限が加わるが、この従来例の遠隔操作式排水栓装置を用いると、羽根体及びヘアーキャッチャー分の高さが必要となるため浴室などで用いるには不向きであった。
また、弁体の弁軸からヘアーキャッチャーが抜脱不可に構成されているため、弁軸が邪魔となりヘアーキャッチャーで捕集された髪の毛や排水ゴミを非常に捨てづらかった。また、弁軸からヘアーキャッチャーが抜脱可能に構成されていたとしても、排水口から弁体を取り外し、更にはヘアーキャッチャーの抜脱防止部材を取り外してからヘアーキャッチャーを弁軸から取り外さなければ成らず、非常に手間であった。
また、排水中の髪の毛は、排水の流れにより、弁軸に絡みつくことが非常に多く、弁軸に絡みついた髪の毛を除去するのに非常に手間が掛かっていたし、掃除しづらかった。
また、防滴カバー内に排水中のゴミや異物が侵入すると、防滴カバーは上面視円形形状となっているため、防滴カバーの下方に配置構成されている機構部の押上軸が邪魔となり、防滴カバーと押上軸間に詰まることがあり、最終的には押上軸の作動不良につながることがあった。
従って、本発明の遠隔操作式排水栓装置は、以下の課題を解決するために発明された。
1.弁体を排水口に対し軸ズレを発生させずに着座することができること
2.弁体の高さを低くすることが出来ること
3.髪の毛が弁軸に絡まっても簡単に捨てることができること
4.ヘアーキャッチャーを2アクションで取り外すことが出来ること
5.防滴カバー内に流入した排水中のゴミや異物が、防滴カバー内に詰まることがないこと
1.弁体を排水口に対し軸ズレを発生させずに着座することができること
2.弁体の高さを低くすることが出来ること
3.髪の毛が弁軸に絡まっても簡単に捨てることができること
4.ヘアーキャッチャーを2アクションで取り外すことが出来ること
5.防滴カバー内に流入した排水中のゴミや異物が、防滴カバー内に詰まることがないこと
請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置は、底部に排水口11を開口した槽体1と、排水口11内に配置されて、排水口11の開閉を行う弁体2と、弁体2から下垂して構成される弁軸21と、槽体1の適宜箇所に設置されて、弁体2の開閉を遠隔的に操作する操作部3と、操作部3と弁体2との間に介装して配置したレリースワイヤ4と、排水口11内でレリースワイヤ4を位置固定させるためのワイヤー受け部51と、弁軸21をガイドする弁軸収納部52とを備えた軸受け部5と、排水口11内に配置されて、排水中のゴミや髪の毛を捕集する捕集部61と、内部に弁軸21を挿通してガイドするガイド部62と、から構成されるヘアーキャッチャー6と、から構成し、ワイヤー受け部51の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6が軸受け側係合部72により着脱可能に取り付けられていることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記軸受け側係合部72を、弾性部材を備えて、弾性部材の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことを特徴とする前記段落0009に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項3に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記軸受け側係合部72を、どちらか一方に係合爪を構成し、他方に凹部を構成して、係合爪の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことを特徴とする前記段落0009に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項4に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記ヘアーキャッチャー6のガイド部62を、捕集部61よりも上方に突出して構成して、弁体の上昇時、ガイド部の上端が弁体内にあって、弁軸が排水に直接晒されないようにしたたことを特徴とする前記段落0009乃至段落0011のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項5に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記弁体2と弁軸21が係合部7により着脱自在に取り外せるようにし、弁体の上昇時、ガイド部の上端が弁体内にあって、弁軸が排水に直接晒されないようにすることができる前記段落0009乃至段落0012のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項6に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記弁軸21の下端に、前記ヘアーキャッチャー6から弁軸21が抜け出さないようにする抜け止め部22を構成したことを特徴とする前記段落0014に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項7に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記弁体2と弁軸21は一体的に構成されたことを特徴とする前記段落0009乃至段落0012のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項8に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記排水口11には槽体1の裏面側から取り付ける内周面に段部を構成した排水栓8を備えるとともに、前記軸受け部5を、槽体1の排水口11裏面と、排水栓8内周面の段部の間に介装し、排水栓8を槽体1の裏面に取付時には、排水栓8の段部と排水口11の裏面とで挟持して取り付けられることを特徴とする前記段落0009乃至段落0015のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項9に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記軸受け部5に、レリースワイヤ4が配置される上方に、排水がレリースワイヤ4内に侵入することを防止する傘形状の防滴カバー55を構成したことを特徴とする前記段落0009乃至段落0016のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項10に記載の遠隔操作式排水栓装置は、前記防滴カバー55を、上面視略長方形形状としたことを特徴とする前記段落0017に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
本発明の遠隔操作式排水栓装置は、以下の効果を奏する。
請求項1に記載の本発明は、ワイヤー受け部51の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6が軸受け側係合部72により着脱可能に取り付けられて、ヘアーキャッチャー6のガイド部62内に弁軸21が収納されている為、排水口11と弁体2のガイドを、軸受部とヘアーキャッチャー6でガイドするため、排水口11に対し軸ズレを発生させることなく、排水口11にまっすぐ弁体2が着座することが出来る。従って、着座不良による水漏れが発生しない。
請求項2に記載の本発明は、軸受け側係合部72を弾性部材の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことから、弁軸21に対し弁体2は簡単に取り外すことが出来る。また、排水が流入しても当該弾性部材により水密化されているので、弾性部材より下流に排水が流入することがない。従って、その下流に配置される機構部やレリースワイヤ4内に排水が流入することがないので、機構部やレリースワイヤ4の排水による故障や誤作動を防止することが出来る。また、軸受け側係合部72を水密化しているので、弁軸21が排水に晒されず、濡れない。従って、使用者がヘアーキャッチャー6の清掃を行う際、弁軸21をつまんでも、指が濡れたり排水で汚れることがない。
請求項3に記載の本発明は、軸受け側係合部72を、どちらか一方に係合爪を構成し、他方に凹部を構成して、係合爪の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことから、弁軸21に対し弁体2は簡単に取り外すことが出来る。
請求項4に記載の本発明は、ヘアーキャッチャー6のガイド部62を、捕集部61よりも上方に突出して構成したことから、排水中の髪の毛は上方に構成されたガイド部62に絡まるため、簡単に捨てることが出来る。
請求項5に記載の本発明は、前記弁体2と弁軸21が係合部7により着脱自在に取り外せることができるので、弁体2を弁軸21から取り外すだけでヘアーキャッチャー6を簡単に取り外すことが出来、ヘアーキャッチャー6の掃除がしやすくなった。
請求項6に記載の本発明は、前記弁軸21の下端に、前記ヘアーキャッチャー6から弁軸21が抜け出さないようにする抜け止め部22を構成したことから、弁体2を取り外した際、弁軸21と連動してヘアーキャッチャー6が取り外せるようになるため、掃除がしやすくなった。
請求項7に記載の本発明は、前記弁体2と弁軸21は一体的に構成したことから、部材点数が減少し、組立などの手間が減るようになった。
請求項8に記載の本発明は、前記排水口11には槽体1の裏面側から取り付ける内周面に段部を構成した排水栓8を備えるとともに、前記軸受け部5を、槽体1の排水口11裏面と、排水栓8内周面の段部の間に介装し、排水栓8を槽体1の裏面に取付時には、排水栓8の段部と排水口11の裏面とで挟持して取り付けたことから、レリースワイヤ4を弁体2の直下方向に配置固定することができる。
請求項9に記載の本発明は、前記軸受け部5に、レリースワイヤ4が配置される上方に、排水がレリースワイヤ4内に侵入することを防止する傘形状の防滴カバー55を構成したことから、レリースワイヤ4や機構部内に排水が流入することがないため、誤作動や故障が減少する。
請求項10に記載の本発明は、防滴カバー55を上面視略長方形形状としたことから、円形状等と比較して施工後の排水の流入時、通水面積が確保され、排水流量が確保される。また、排水中のゴミや異物が弁軸収納部52からワイヤー受け部51内にかけて流入しても、ワイヤー受け部51の側方から排出することができる。これは、弁軸収納部52の開口面積分の異物が混入した場合でも、防滴カバー55は上面視略長方形形状となっているため、弁軸収納部52の開口面積分の異物であれば、防滴カバー55の断面視拡径部分が構成されるので、その拡径分の面積から下方に抜け落ちることができる。従って、ワイヤー受け部51内に排水が流入してレリースワイヤー4などの機構部分の誤作動、作動不良、故障の防止が図れる。
請求項1に記載の本発明は、ワイヤー受け部51の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6が軸受け側係合部72により着脱可能に取り付けられて、ヘアーキャッチャー6のガイド部62内に弁軸21が収納されている為、排水口11と弁体2のガイドを、軸受部とヘアーキャッチャー6でガイドするため、排水口11に対し軸ズレを発生させることなく、排水口11にまっすぐ弁体2が着座することが出来る。従って、着座不良による水漏れが発生しない。
請求項2に記載の本発明は、軸受け側係合部72を弾性部材の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことから、弁軸21に対し弁体2は簡単に取り外すことが出来る。また、排水が流入しても当該弾性部材により水密化されているので、弾性部材より下流に排水が流入することがない。従って、その下流に配置される機構部やレリースワイヤ4内に排水が流入することがないので、機構部やレリースワイヤ4の排水による故障や誤作動を防止することが出来る。また、軸受け側係合部72を水密化しているので、弁軸21が排水に晒されず、濡れない。従って、使用者がヘアーキャッチャー6の清掃を行う際、弁軸21をつまんでも、指が濡れたり排水で汚れることがない。
請求項3に記載の本発明は、軸受け側係合部72を、どちらか一方に係合爪を構成し、他方に凹部を構成して、係合爪の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことから、弁軸21に対し弁体2は簡単に取り外すことが出来る。
請求項4に記載の本発明は、ヘアーキャッチャー6のガイド部62を、捕集部61よりも上方に突出して構成したことから、排水中の髪の毛は上方に構成されたガイド部62に絡まるため、簡単に捨てることが出来る。
請求項5に記載の本発明は、前記弁体2と弁軸21が係合部7により着脱自在に取り外せることができるので、弁体2を弁軸21から取り外すだけでヘアーキャッチャー6を簡単に取り外すことが出来、ヘアーキャッチャー6の掃除がしやすくなった。
請求項6に記載の本発明は、前記弁軸21の下端に、前記ヘアーキャッチャー6から弁軸21が抜け出さないようにする抜け止め部22を構成したことから、弁体2を取り外した際、弁軸21と連動してヘアーキャッチャー6が取り外せるようになるため、掃除がしやすくなった。
請求項7に記載の本発明は、前記弁体2と弁軸21は一体的に構成したことから、部材点数が減少し、組立などの手間が減るようになった。
請求項8に記載の本発明は、前記排水口11には槽体1の裏面側から取り付ける内周面に段部を構成した排水栓8を備えるとともに、前記軸受け部5を、槽体1の排水口11裏面と、排水栓8内周面の段部の間に介装し、排水栓8を槽体1の裏面に取付時には、排水栓8の段部と排水口11の裏面とで挟持して取り付けたことから、レリースワイヤ4を弁体2の直下方向に配置固定することができる。
請求項9に記載の本発明は、前記軸受け部5に、レリースワイヤ4が配置される上方に、排水がレリースワイヤ4内に侵入することを防止する傘形状の防滴カバー55を構成したことから、レリースワイヤ4や機構部内に排水が流入することがないため、誤作動や故障が減少する。
請求項10に記載の本発明は、防滴カバー55を上面視略長方形形状としたことから、円形状等と比較して施工後の排水の流入時、通水面積が確保され、排水流量が確保される。また、排水中のゴミや異物が弁軸収納部52からワイヤー受け部51内にかけて流入しても、ワイヤー受け部51の側方から排出することができる。これは、弁軸収納部52の開口面積分の異物が混入した場合でも、防滴カバー55は上面視略長方形形状となっているため、弁軸収納部52の開口面積分の異物であれば、防滴カバー55の断面視拡径部分が構成されるので、その拡径分の面積から下方に抜け落ちることができる。従って、ワイヤー受け部51内に排水が流入してレリースワイヤー4などの機構部分の誤作動、作動不良、故障の防止が図れる。
以下に本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
以下に図1乃至図11に図示した遠隔操作式排水栓装置の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図11に示した遠隔操作式排水栓装置は、洗面台の槽体1に用いられるものである。
本実施例は、槽体1としての洗面ボウル1と、排水口11と、排水栓8と、弁体2と、弁軸21と、操作部3と、レリースワイヤ4と、軸受け部5と、ヘアーキャッチャー6と、機構部と、排水配管9と、から構成される。
洗面ボウル1は、箱体形状で、底部に排水口11を開口して構成される。
排水口11は、洗面ボウル1内の排水を下水へと排水する開口であって、後記する排水配管9と接続される。
排水栓8は、排水口11に取り付けられる部材であって、上端に外側方向に飛び出すフランジを構成した円筒状の部材であって、下部には排水配管9が接続される。また、排水栓8の内周面には、後記する軸受け部5の取り付け用の段部が構成されて成り、前記フランジには、洗面ボウル1との取り付け用のねじ孔が構成されて成る。また、排水栓8の側面には、レリースワイヤ4挿通用の開口が構成されている。
弁体2は、図1及び図3、図4に示すように、前記排水口11に配置される部材であって、裏面中心部には後記する弁軸21が垂下して構成される為、取り付け用の凹部23が構成されている。また、排水口11の開閉を行い、弁体2が上昇して開口時には排水が排水口11から排水栓8側へと排水し、弁体2が下降して排水口11を閉塞すれば、洗面ボウル1内の排水を排水口11から排水しないので、洗面ボウル1内に水を貯水することが出来る。
弁軸21は弁体2中央から下垂して構成される軸であって、本実施例では弁軸21と弁体2はOリング71による弾性係合で着脱自在に取り付けられている。また、弁軸21下端は、外周方向に突出して構成される抜け止め部22を構成して成る。
操作部3は、洗面ボウル1の天面に構成されるものであって、使用者の操作によって、排水口11内の弁体2を上昇下降(開閉)させるための部材である。後記するレリースワイヤ4が接続される。
レリースワイヤ4は、金属から成る圧縮スプリング状のインナーワイヤ41と、インナーワイヤ41を進退自在に収納するアウターワイヤ42と、から構成される。尚、当該レリースワイヤ4は、操作部3から弁体2の間に介装して成る。又、操作部3の操作が加わると、インナーワイヤ41がアウターワイヤ42内を進退することにより、このインナーワイヤ41の動きが弁体2に伝達されて、排水口11中の弁体2が開閉することができる。尚、当該レリースワイヤ4は、後記する排水配管9の内部に、水密部材を介して挿通されて配置される。尚、インナーワイヤ41の弁側先端には、弁軸21を押し上げるためのピン43が構成される。
機構部は、本実施例ではボールペンなどのロック機構で周知のスラストロック機構が備えられている。また、機構部は前記操作部3内に配置される。内部にレリースワイヤ4のインナーワイヤ41の進退をロック/ロック解除するスラストロック機構を備えて構成する。
ヘアーキャッチャー6は、図5乃至図7に示したように、排水中に混在している髪の毛や排水中のゴミを下水へ排水しないよう捕集する部材である。当該ヘアーキャッチャー6はガイド部62と捕集部61とを構成して成る。
ガイド部62は、円筒状であって、内部に弁軸21が進退自在に挿通され、且つ弁軸21が軸ズレしないよう支承する。また、ガイド部62下端には、弾性部材であるOリング71が構成されてなる。
捕集部61は、側面視下端よりの部分の外周に構成される、網目状の部材であって、排水中の髪の毛や排水中のゴミを捕集する部材である。
軸受け部5は、図8乃至図10に示したように、排水口11内の、弁軸21の直下位置でレリースワイヤ4を位置固定させるための部材であって、リング体53と、十字リブ54と、防滴カバー55と、ワイヤー受け部51と、弁軸収納部52と、から構成された部材である。リング体53は、排水栓8の段部に載置され、更には排水栓8が洗面ボウル1の排水口11に取り付けられるときに洗面ボウル1と段部に挟持して、排水栓8内部に取り付ける部材である。十字リブ54は、リング体53の内周面から中心方向に向かって架設される上面視十字状となるよう構成される支承用のリブである。防滴カバー55は、弁軸21の直下に相当する箇所(レリースワイヤ4の直上に位置する箇所)に十字リブ54により支承された、断面視裾広がりに拡径する傘形状の部材であって、排水口11から流入した排水が、レリースワイヤ4内に侵入しないようにカバーするための部材である。また、防滴カバー55は上面視略長方形形状であって、四隅は円弧面、すなわちR形状を構成している。ワイヤー受け部51は、レリースワイヤ4を中心部に配置固定する部材であり、本実施例では、リング状の軸受け部5の内周縁から中心方向に向かって構成される十字リブ54により、ワイヤー受け部51を軸受け部5の中心部に配置させることができる。弁軸収納部52は、十字リブ54の中心部分に支承される、円筒状であって、内部に弁軸21を上下動自在に挿通させる。更に前記ヘアーキャッチャー6のガイド部62下端が内部に挿入され、ガイド部62に構成されたOリング71等の弾性部材と弁軸収納部52内周面が着脱自在に係合するようになっている。このような構成になっているため、ヘアーキャッチャー6のガイド部62で支承されている弁軸21が排水口11に対し中心部分に配置することができる。
排水配管9は、排水栓8に接続される配管であり、途中位置に、U字状に屈曲して構成された排水トラップ91を備え、最終的には下水管へと接続される。また、排水トラップ91は、内部に封水を備え、下水からの害虫や臭気を室内側へ逆流させない為に構成される。本実施例では排水配管9の途中位置に、前記レリースワイヤ4を水密部材を介して、排水配管9外部から排水配管9内部に挿通されて成る。
以下に図1乃至図11に図示した遠隔操作式排水栓装置の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図11に示した遠隔操作式排水栓装置は、洗面台の槽体1に用いられるものである。
本実施例は、槽体1としての洗面ボウル1と、排水口11と、排水栓8と、弁体2と、弁軸21と、操作部3と、レリースワイヤ4と、軸受け部5と、ヘアーキャッチャー6と、機構部と、排水配管9と、から構成される。
洗面ボウル1は、箱体形状で、底部に排水口11を開口して構成される。
排水口11は、洗面ボウル1内の排水を下水へと排水する開口であって、後記する排水配管9と接続される。
排水栓8は、排水口11に取り付けられる部材であって、上端に外側方向に飛び出すフランジを構成した円筒状の部材であって、下部には排水配管9が接続される。また、排水栓8の内周面には、後記する軸受け部5の取り付け用の段部が構成されて成り、前記フランジには、洗面ボウル1との取り付け用のねじ孔が構成されて成る。また、排水栓8の側面には、レリースワイヤ4挿通用の開口が構成されている。
弁体2は、図1及び図3、図4に示すように、前記排水口11に配置される部材であって、裏面中心部には後記する弁軸21が垂下して構成される為、取り付け用の凹部23が構成されている。また、排水口11の開閉を行い、弁体2が上昇して開口時には排水が排水口11から排水栓8側へと排水し、弁体2が下降して排水口11を閉塞すれば、洗面ボウル1内の排水を排水口11から排水しないので、洗面ボウル1内に水を貯水することが出来る。
弁軸21は弁体2中央から下垂して構成される軸であって、本実施例では弁軸21と弁体2はOリング71による弾性係合で着脱自在に取り付けられている。また、弁軸21下端は、外周方向に突出して構成される抜け止め部22を構成して成る。
操作部3は、洗面ボウル1の天面に構成されるものであって、使用者の操作によって、排水口11内の弁体2を上昇下降(開閉)させるための部材である。後記するレリースワイヤ4が接続される。
レリースワイヤ4は、金属から成る圧縮スプリング状のインナーワイヤ41と、インナーワイヤ41を進退自在に収納するアウターワイヤ42と、から構成される。尚、当該レリースワイヤ4は、操作部3から弁体2の間に介装して成る。又、操作部3の操作が加わると、インナーワイヤ41がアウターワイヤ42内を進退することにより、このインナーワイヤ41の動きが弁体2に伝達されて、排水口11中の弁体2が開閉することができる。尚、当該レリースワイヤ4は、後記する排水配管9の内部に、水密部材を介して挿通されて配置される。尚、インナーワイヤ41の弁側先端には、弁軸21を押し上げるためのピン43が構成される。
機構部は、本実施例ではボールペンなどのロック機構で周知のスラストロック機構が備えられている。また、機構部は前記操作部3内に配置される。内部にレリースワイヤ4のインナーワイヤ41の進退をロック/ロック解除するスラストロック機構を備えて構成する。
ヘアーキャッチャー6は、図5乃至図7に示したように、排水中に混在している髪の毛や排水中のゴミを下水へ排水しないよう捕集する部材である。当該ヘアーキャッチャー6はガイド部62と捕集部61とを構成して成る。
ガイド部62は、円筒状であって、内部に弁軸21が進退自在に挿通され、且つ弁軸21が軸ズレしないよう支承する。また、ガイド部62下端には、弾性部材であるOリング71が構成されてなる。
捕集部61は、側面視下端よりの部分の外周に構成される、網目状の部材であって、排水中の髪の毛や排水中のゴミを捕集する部材である。
軸受け部5は、図8乃至図10に示したように、排水口11内の、弁軸21の直下位置でレリースワイヤ4を位置固定させるための部材であって、リング体53と、十字リブ54と、防滴カバー55と、ワイヤー受け部51と、弁軸収納部52と、から構成された部材である。リング体53は、排水栓8の段部に載置され、更には排水栓8が洗面ボウル1の排水口11に取り付けられるときに洗面ボウル1と段部に挟持して、排水栓8内部に取り付ける部材である。十字リブ54は、リング体53の内周面から中心方向に向かって架設される上面視十字状となるよう構成される支承用のリブである。防滴カバー55は、弁軸21の直下に相当する箇所(レリースワイヤ4の直上に位置する箇所)に十字リブ54により支承された、断面視裾広がりに拡径する傘形状の部材であって、排水口11から流入した排水が、レリースワイヤ4内に侵入しないようにカバーするための部材である。また、防滴カバー55は上面視略長方形形状であって、四隅は円弧面、すなわちR形状を構成している。ワイヤー受け部51は、レリースワイヤ4を中心部に配置固定する部材であり、本実施例では、リング状の軸受け部5の内周縁から中心方向に向かって構成される十字リブ54により、ワイヤー受け部51を軸受け部5の中心部に配置させることができる。弁軸収納部52は、十字リブ54の中心部分に支承される、円筒状であって、内部に弁軸21を上下動自在に挿通させる。更に前記ヘアーキャッチャー6のガイド部62下端が内部に挿入され、ガイド部62に構成されたOリング71等の弾性部材と弁軸収納部52内周面が着脱自在に係合するようになっている。このような構成になっているため、ヘアーキャッチャー6のガイド部62で支承されている弁軸21が排水口11に対し中心部分に配置することができる。
排水配管9は、排水栓8に接続される配管であり、途中位置に、U字状に屈曲して構成された排水トラップ91を備え、最終的には下水管へと接続される。また、排水トラップ91は、内部に封水を備え、下水からの害虫や臭気を室内側へ逆流させない為に構成される。本実施例では排水配管9の途中位置に、前記レリースワイヤ4を水密部材を介して、排水配管9外部から排水配管9内部に挿通されて成る。
上記の構成の遠隔操作式排水栓装置は以下のように配置・施工される。
予め、工場などで、操作部3内に機構部をセットし、更には操作部3下端にレリースワイヤ4を接続取付しておく。
そして、施工現場にて洗面ボウル1の天面に操作部3を取り付ける。そして、洗面ボウル1の排水口11下面から排水栓8のフランジと排水口11下面をネジなどで取付固定する。その際、排水栓8の内周面に構成された段部と排水口11下面との間に、軸受け部5をセットして、そのままネジで締め付け固定すると、排水栓8内部の段部と排水口11下面との間に軸受け部5が挟まれて挟持される。そうすると、軸受け部5は排水栓8内周面に取り付け固定される。
そして、レリースワイヤ4をナットと水密部材を介して排水栓8のレリースワイヤ4用の挿通開口から内部に挿通させ、排水栓8内部に取付固定された軸受け部5のワイヤー受け部51に係合固定させる。この状態時に、レリースワイヤ4は排水栓8内部の中央部に位置固定される。そして、排水栓8の下端に、排水用の排水トラップ91や排水配管9を接続させて配管は終了する。
そして、ヘアーキャッチャー6のガイド部62内に、抜け止め部22を下方にして弁軸21を進退自在に収納させる。この時、弁軸21をヘアーキャッチャー6から上方から引っ張ったとしても、弁軸21下方には抜け止め部22が構成されているからガイド部62に対してストッパーになり、弁軸21がヘアーキャッチャー6から取り外すことができない。取り外す際はヘアーキャッチャー6の下方から弁軸21を下方向に引っ張り抜くことで、ヘアーキャッチャー6から弁軸21を取り外すことが出来る。更に弁軸21上端に弁体2の凹部23を脱着自在に取り付ける。その状態のまま、ヘアーキャッチャー6のガイド部62を軸受け部5の弁軸収納部52に挿入し、ガイド部62下端のOリング71を弁軸収納部52の内周面に脱着自在に係合させると、弁体2が排水口11内にセットされる。このようにすることで、図2に示したように本実施例の遠隔操作式排水栓装置の施工は終了する。
予め、工場などで、操作部3内に機構部をセットし、更には操作部3下端にレリースワイヤ4を接続取付しておく。
そして、施工現場にて洗面ボウル1の天面に操作部3を取り付ける。そして、洗面ボウル1の排水口11下面から排水栓8のフランジと排水口11下面をネジなどで取付固定する。その際、排水栓8の内周面に構成された段部と排水口11下面との間に、軸受け部5をセットして、そのままネジで締め付け固定すると、排水栓8内部の段部と排水口11下面との間に軸受け部5が挟まれて挟持される。そうすると、軸受け部5は排水栓8内周面に取り付け固定される。
そして、レリースワイヤ4をナットと水密部材を介して排水栓8のレリースワイヤ4用の挿通開口から内部に挿通させ、排水栓8内部に取付固定された軸受け部5のワイヤー受け部51に係合固定させる。この状態時に、レリースワイヤ4は排水栓8内部の中央部に位置固定される。そして、排水栓8の下端に、排水用の排水トラップ91や排水配管9を接続させて配管は終了する。
そして、ヘアーキャッチャー6のガイド部62内に、抜け止め部22を下方にして弁軸21を進退自在に収納させる。この時、弁軸21をヘアーキャッチャー6から上方から引っ張ったとしても、弁軸21下方には抜け止め部22が構成されているからガイド部62に対してストッパーになり、弁軸21がヘアーキャッチャー6から取り外すことができない。取り外す際はヘアーキャッチャー6の下方から弁軸21を下方向に引っ張り抜くことで、ヘアーキャッチャー6から弁軸21を取り外すことが出来る。更に弁軸21上端に弁体2の凹部23を脱着自在に取り付ける。その状態のまま、ヘアーキャッチャー6のガイド部62を軸受け部5の弁軸収納部52に挿入し、ガイド部62下端のOリング71を弁軸収納部52の内周面に脱着自在に係合させると、弁体2が排水口11内にセットされる。このようにすることで、図2に示したように本実施例の遠隔操作式排水栓装置の施工は終了する。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置は、以下のような動作となる。
図3のように弁体2が下降時に、操作部3に操作を加えると、操作部3の操作に併せてレリースワイヤ4のインナーワイヤ41がアウターワイヤ42内で進行する。すると、レリースワイヤ4の軸受け部5側の端部側からインナーワイヤ41が飛び出し、軸受け部5で固定されている弁軸21下端を押し上げる。そうすると、インナーワイヤ41の進行しろ分、弁軸21が上昇し、図4のように排水口11から弁体2が上昇する。そうして操作部3内の機構部のロックが作動し、インナーワイヤ41の進行をロック・保持する。この状態時において、洗面ボウル1に発生した排水は排水口11から排水されるようになる。そして、再度操作部3を押動すると、レリースワイヤ4のインナーワイヤ41が更に進行し、操作部3の機構部のロックが解除される。するとレリースワイヤ4内に構成されているリターンスプリングの弾発力によりインナーワイヤ41が後退し、そのインナーワイヤ41の後退分弁軸21と弁体2がその自重により下降し、図3のように排水口11に着座することとなる。当該状態時においては、排水口11は弁体2により閉塞しているので、排水は排水管側へ排水せずに、洗面ボウル1内に貯水されることとなる。
図3のように弁体2が下降時に、操作部3に操作を加えると、操作部3の操作に併せてレリースワイヤ4のインナーワイヤ41がアウターワイヤ42内で進行する。すると、レリースワイヤ4の軸受け部5側の端部側からインナーワイヤ41が飛び出し、軸受け部5で固定されている弁軸21下端を押し上げる。そうすると、インナーワイヤ41の進行しろ分、弁軸21が上昇し、図4のように排水口11から弁体2が上昇する。そうして操作部3内の機構部のロックが作動し、インナーワイヤ41の進行をロック・保持する。この状態時において、洗面ボウル1に発生した排水は排水口11から排水されるようになる。そして、再度操作部3を押動すると、レリースワイヤ4のインナーワイヤ41が更に進行し、操作部3の機構部のロックが解除される。するとレリースワイヤ4内に構成されているリターンスプリングの弾発力によりインナーワイヤ41が後退し、そのインナーワイヤ41の後退分弁軸21と弁体2がその自重により下降し、図3のように排水口11に着座することとなる。当該状態時においては、排水口11は弁体2により閉塞しているので、排水は排水管側へ排水せずに、洗面ボウル1内に貯水されることとなる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置は、以下のような排水の流れとなる。
排水口11から弁体2が上昇時、洗面ボウル1内の排水は、排水口11から排水栓8内に流入し、排水栓8から排水配管9内に排水される。このとき、軸受け部5には傘状の防滴カバー55が構成されているので、防滴カバー55でカバーされている、防滴カバー55の直下位置に配置されるレリースワイヤ4内部に排水が流入するようなことはない。また、弁軸21と弁体2の係合接続及びヘアーキャッチャー6のガイド部62と軸受け部5の弁軸収納部52の背係合接続をOリング71の弾性部材を用いて契合しているから、排水が弁体2と弁軸21の接続部分、そしてガイド部62と弁軸収納部52の接続部分に、それぞれ排水が流入しても、Oリング71で両者を水密的にシールしているので、排水がそれぞれの隙間に侵入するようなことはない。従って、その隙間の直下に配置されるレリースワイヤ4部分に排水が侵入するようなことはない。そして、排水配管9内に排水された排水は最終的には下水管へと排出されることとなる。弁体2が閉口時、洗面ボウル1の排水は、洗面ボウル1に貯水される。
排水口11から弁体2が上昇時、洗面ボウル1内の排水は、排水口11から排水栓8内に流入し、排水栓8から排水配管9内に排水される。このとき、軸受け部5には傘状の防滴カバー55が構成されているので、防滴カバー55でカバーされている、防滴カバー55の直下位置に配置されるレリースワイヤ4内部に排水が流入するようなことはない。また、弁軸21と弁体2の係合接続及びヘアーキャッチャー6のガイド部62と軸受け部5の弁軸収納部52の背係合接続をOリング71の弾性部材を用いて契合しているから、排水が弁体2と弁軸21の接続部分、そしてガイド部62と弁軸収納部52の接続部分に、それぞれ排水が流入しても、Oリング71で両者を水密的にシールしているので、排水がそれぞれの隙間に侵入するようなことはない。従って、その隙間の直下に配置されるレリースワイヤ4部分に排水が侵入するようなことはない。そして、排水配管9内に排水された排水は最終的には下水管へと排出されることとなる。弁体2が閉口時、洗面ボウル1の排水は、洗面ボウル1に貯水される。
上記した遠隔操作式排水栓装置は、軸受け部5およびヘアーキャッチャー6によって排水栓8内に軸ズレせず弁体2と弁軸21をガイドしているものである。
上記した遠隔操作式排水栓装置は、ヘアーキャッチャー6に排水中の髪の毛やゴミが捕集された際の清掃の手順は以下のようになる。
排水口11から弁体2を持ち上げると、弁軸21の下端には抜け止め部22が構成されているので弁軸21と連動してヘアーキャッチャー6が軸受け部5から取り外される。そして、弁軸21から弁体2を取り外すと、ヘアーキャッチャー6が弁軸21から簡単に取り外せるので、捕集部61上に捕集された排水ごみや髪の毛が簡単に捕集部61から捨てることが出来る。また、ヘアーキャッチャー6のガイド部62に髪の毛が絡まっても、弁体2を弁軸21から取り外した状態から弁体2の凹部23内まで挿通されていることから、ヘアーキャッチャー6の捕集部61で捕集された髪の毛はヘアーキャッチャー6のガイド部62に絡まる。清掃の際は弁軸21から弁体2を取り外してヘアーキャッチャー6を振るだけで、ガイド部62に絡まった髪の毛を振り落とすことが出来るので、掃除がし易い。また、弁軸21は係合部7と軸受け部側係合部72により水密化されているので排水によって弁軸21が濡れることがないので、使用者が掃除をする際に、排水によって汚染されていない弁軸21を持って捨てることが出来るので手が汚れない。
排水口11から弁体2を持ち上げると、弁軸21の下端には抜け止め部22が構成されているので弁軸21と連動してヘアーキャッチャー6が軸受け部5から取り外される。そして、弁軸21から弁体2を取り外すと、ヘアーキャッチャー6が弁軸21から簡単に取り外せるので、捕集部61上に捕集された排水ごみや髪の毛が簡単に捕集部61から捨てることが出来る。また、ヘアーキャッチャー6のガイド部62に髪の毛が絡まっても、弁体2を弁軸21から取り外した状態から弁体2の凹部23内まで挿通されていることから、ヘアーキャッチャー6の捕集部61で捕集された髪の毛はヘアーキャッチャー6のガイド部62に絡まる。清掃の際は弁軸21から弁体2を取り外してヘアーキャッチャー6を振るだけで、ガイド部62に絡まった髪の毛を振り落とすことが出来るので、掃除がし易い。また、弁軸21は係合部7と軸受け部側係合部72により水密化されているので排水によって弁軸21が濡れることがないので、使用者が掃除をする際に、排水によって汚染されていない弁軸21を持って捨てることが出来るので手が汚れない。
また、本発明の実施例は上記に記載した実施例のほかにも、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば前記実施例では、弁体2と弁軸21の係合構造、ガイド部62と弁軸収納部52の係合構造をOリング71による弾性係合としているが、たとえば係合用爪と段部による係合構造でもかまわない。
例えば前記実施例では、弁体2と弁軸21の係合構造、ガイド部62と弁軸収納部52の係合構造をOリング71による弾性係合としているが、たとえば係合用爪と段部による係合構造でもかまわない。
また、前記実施例では、弁体2と弁軸21を係合部7により着脱自在に構成しているが、例えば弁体2と弁軸21を一体的に構成しても構わない。このような構成であれば、部材点数が減少するので、部材管理上及び施工上の手間を省くことができる。
1 洗面ボウル(槽体)
11 排水口
2 弁体
21 弁軸
22 抜け止め部
23 凹部
3 操作部
4 レリースワイヤ
41 インナーワイヤ
42 アウターワイヤ
43 ピン
5 軸受け部
51 ワイヤー受け部
52 弁軸収納部
53 リング体
54 十字リブ
55 防滴カバー
6 ヘアーキャッチャー
61 捕集部
62 ガイド部
7 係合部
71 Oリング
72 軸受け側係合部
8 排水栓
9 排水配管
91 排水トラップ
11 排水口
2 弁体
21 弁軸
22 抜け止め部
23 凹部
3 操作部
4 レリースワイヤ
41 インナーワイヤ
42 アウターワイヤ
43 ピン
5 軸受け部
51 ワイヤー受け部
52 弁軸収納部
53 リング体
54 十字リブ
55 防滴カバー
6 ヘアーキャッチャー
61 捕集部
62 ガイド部
7 係合部
71 Oリング
72 軸受け側係合部
8 排水栓
9 排水配管
91 排水トラップ
Claims (10)
- 底部に排水口11を開口した槽体1と、
排水口11内に配置されて、排水口11の開閉を行う弁体2と、
弁体2から下垂して構成される弁軸21と、
槽体1の適宜箇所に設置されて、弁体2の開閉を遠隔的に操作する操作部3と、
操作部3と弁体2との間に介装して配置したレリースワイヤ4と、
排水口11内でレリースワイヤ4を位置固定させるためのワイヤー受け部51と、弁軸21をガイドする弁軸収納部52とを備えた軸受け部5と、
排水口11内に配置されて、排水中のゴミや髪の毛を捕集する捕集部61と、内部に弁軸21を挿通してガイドするガイド部62と、から構成されるヘアーキャッチャー6と、
から構成し、
軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6が軸受け側係合部72により着脱可能に取り付けられていることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 前記軸受け側係合部72を、弾性部材を備えて、弾性部材の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことを特徴とする前記請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記軸受け側係合部72を、どちらか一方に係合爪を構成し、他方に凹溝を構成して、係合爪の弾性により軸受け部5の弁軸収納部52とヘアーキャッチャー6を係合させて着脱自在に構成したことを特徴とする前記請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記ヘアーキャッチャー6のガイド部62を、捕集部61よりも上方に突出して構成して、弁体の上昇時、ガイド部の上端が弁体内にあって、弁軸が排水に直接晒されないようにしたことを特徴とする前記請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記弁体2と弁軸21が係合部7により着脱自在に取り外せるようにし、弁体の上昇時、ガイド部の上端が弁体内にあって、弁軸が排水に直接晒されないようにすることができる前記請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記弁軸21の下端に、前記ヘアーキャッチャー6から弁軸21が抜け出さないようにする抜け止め部22を構成したことを特徴とする前記請求項4に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記弁体2と弁軸21は一体的に構成されたことを特徴とする前記請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記排水口11には槽体1の裏面側から取り付ける内周面に段部を構成した排水栓8を備えるとともに、前記軸受け部5を、槽体1の排水口11裏面と、排水栓8内周面の段部の間に介装し、排水栓8を槽体1の裏面に取付時には、排水栓8の段部と排水口11の裏面とで挟持して取り付けられることを特徴とする前記請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記軸受け部5に、レリースワイヤ4が配置される上方に、排水がレリースワイヤ4内に侵入することを防止する傘形状の防滴カバー55を構成したことを特徴とする前記請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記防滴カバー55を、上面視略長方形形状としたことを特徴とする前記請求項9に記載の遠隔操作式排水栓装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014227679A (ja) * | 2013-05-20 | 2014-12-08 | 株式会社日本アルファ | 排水栓装置 |
JP2015101852A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社日本アルファ | ヘアキャッチャー及びヘアキャッチャー構成体の製造方法 |
JP2017036580A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 株式会社Lixil | ヘアキャッチャー |
-
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- 2008-08-26 JP JP2008216102A patent/JP2010053508A/ja active Pending
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