JP3660782B2 - 排水栓装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば洗面台の槽の底に取り付けられる排水栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記した排水栓装置の一例について説明すると、水槽の上側に取り付けた操作部を操作して水槽の底に取り付けた排水筒内に配設されたピンを上下動させることにより、排水栓を上下動させて排水筒の排水口を開閉し、排水筒内に配設されたヘアーキャッチャで毛髪などを受け止める構成とされている。
なお、ヘアーキャッチャと排水栓とは一体的に構成されている。
【0003】
したがって、操作部を操作してピンを上昇させると、排水栓が上昇して排水口を開放するので、水槽内の水は排水口から排出される。
このように排水口から水を排出する際、水とともに流出する毛髪などで配水管を目詰まりさせないように、排水筒内に配設されているヘアーキャッチャで毛髪などを受け止める。
また、操作部を操作してピンを下降させると、排水栓が下降して排水口を閉成するので、水槽内に水を貯めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常、洗面台は、手を洗ったり、歯磨きをしたり、洗顔する場合などに利用するが、排水栓を開放したままで利用する場合の方が多い。
このように排水栓を開放したままで利用する場合、排水栓が水槽の底から浮き上がっているので、排水栓が目障りであり、特に、水槽が浅い場合には手を洗うときに手の甲に排水栓が接する不具合がある。
そこで、排水栓とヘアーキャッチャとを別体とし、水槽に水を貯めない場合は排水栓をヘアーキャッチャから取り外して水槽の底をすっきりさせ、水槽に水を貯める場合は排水栓をヘアーキャッチャに取り付けることが考えられるが、確実に排水栓を止水可能な状態に、ヘアーキャッチャに装着できなければ、水槽に水を貯めても漏れてしまうという不都合がある。
【0005】
この発明は、上記したような事情を考慮してなされたもので、排水栓が着脱可能で、排水栓を容易に、そして確実に止水可能な状態に、ヘアーキャッチャに装着することのできる排水栓装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、操作部を操作して水槽の底に取り付けた排水筒内に配設されたピンを上下動させることにより、排水栓を上下動させて排水筒の排水口を開閉し、排水筒内に配設されたヘアーキャッチャで毛髪などを受け止める排水栓装置において、ヘアーキャッチャと排水栓とを別体とし、排水栓の下面に垂下する複数の被案内羽根を設け、ヘアーキャッチャを、少なくともピンが挿入される軸部と、この軸部の上側に位置し、被案内羽根を案内する貫通した複数のガイド部が設けられた支持部と、軸部の下側に位置し、ガイド部を貫通した被案内羽根の下端部を受容する受容部が設けられた目皿部とで構成したものである。
そして、複数の被案内羽根の外径を、排水口の内径よりも僅かに小さくするのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態である排水栓装置を水槽に取り付けて止水状態にした説明図、図2は図1に示した排水栓装置の部分断面図、図3(a),(b),(c)は図2に示したステイリングの左半分を断面にした正面図、平面図、および図3(b)のA−A線による断面図、図4(a),(b),(c)は図2に示したホルダステイの右半分を断面にした正面図、平面図、および右半分を断面にした右側面図、図5(a),(b)は図2に示したヘアーキャッチャの正面図および平面図、図6(a),(b)は図2に示した排水栓の正面図および底面図、図7は操作部を操作して排水口を開放させた排水状態の説明図である。
【0008】
これらの図において、Bで示す洗面台の水槽には、周壁の所定位置に操作部が取り付けられ、底oに排水筒が取り付けられている。
1で示すプラスチックで成形された第1スイッチケース本体は、前面が開放した有底の円筒部1aと、この円筒部1aに後ろ側で連通して半径方向の下側へ延びた流出円筒部1bとで構成されている。
そして、円筒部1aの前面側には、円周方向へ複数の係止孔1hが設けられている。
【0009】
2で示すプラスチックで成形された第2スイッチケース本体は、前面および後ろ面が開放し、第1スイッチケース本体1の円筒部1a内へ挿入される円筒部と、この円筒部の前端に外側へ所定の幅で設けられたフランジ部2aとで構成されている。
そして、第2スイッチケース本体2の円筒部には、内周に雌ねじが設けられ、前側外周に円周方向へ、第1スイッチケース本体1の係止孔1hに係合する複数の係合爪2nが複数の係止孔1hに対応させて設けられている。
【0010】
なお、第1スイッチケース本体1と第2スイッチケース本体2との間には、水密に封止するOリングが配設されている。
そして、上記した第1スイッチケース本体1、第2スイッチケース本体2およびOリングでスイッチケース本体を構成する。
【0011】
3で示すプラスチックで成形されたスイッチケース取付筒体は、上面および下面が開放し、第2スイッチケース本体2の円筒部内へ挿入される円筒部3aと、この円筒部3aの前端に外側へ所定の幅で設けられたフランジ部3bとで構成されている。
そして、円筒部3aには、外周に第2スイッチケース本体2の雌ねじに螺合する雄ねじが設けられている。
【0012】
上記したスイッチケース本体およびスイッチケース取付筒体3でスイッチケースを構成する。
なお、スイッチケースの中には、伝動体であるインナワイヤ11を収容した筒状のアウタワイヤ12を固定するためのホルダ、プッシュ・プッシュ式のロック機構などが、オーバーフローの流路を塞がないように設けられている。
【0013】
21で示すプラスチックで成形された操作部として操作ボタンは、インナワイヤ11の一端に所定の部材を介して着脱可能に取り付けられる軸部21aと、この軸部21aの前端に設けられた押圧部21bと構成とされている。
22で示すプラスチックで成形されたヘアーキャッチャは、操作ボタン21の軸部21aが貫通する軸部と、この軸部の前端に、第2スイッチケース本体2の円筒部内で軸方向へ遊嵌する大きさに形成された目皿部22aとで構成されている。
そして、操作ボタン21とヘアーキャッチャ22とには、ヘアーキャッチャ22を軸部21aに着脱可能に装着できる係止手段が設けられている。
【0014】
31で示すゴム管は、第1スイッチケース本体1の流出円筒部1bに一端がクリップ32で着脱可能に取り付けられ、他端が、後述するジョイント81にクリップ32で着脱可能に取り付けられ、スイッチケースからの水を後述する排水筒へ供給するものである。
なお、ゴム管31の長さは、スイッチケースを取り付ける位置と、排水筒を取り付ける位置とを考慮した長さとされている。
【0015】
41で示すプラスチックで成形された第1排水筒本体は、上面が開放した有底の円筒部41aと、この円筒部41aに下側で連通して半径方向へ延びた流入円筒部41bと、円筒部41aに下側で連通して流入円筒部41bと90度離れた半径方向へ延びた流出円筒部41cとで構成されている。
そして、円筒部41aには、上側の円周方向へ複数の係止孔41hが設けられ、内側に円周方向へ、間に流入円筒部41b、流出円筒部41cが位置して底から垂直に立ち上がった3つのガイド部41gが設けられている。
【0016】
なお、3つのガイド部41gは、後述する第2排水筒本体42に後述する排水孔本体44を螺合せても、排水孔本体44に衝合せずに、後述するステイリング51を上下に案内できるように設けられている。
そして、流入円筒部41bの先端側には、後述するジョイントナット82の係止孔82hに係合する複数の係合爪41nが円周方向に設けられている。
さらに、流出円筒部41cの先端の外周には、雄ねじが設けられている。
【0017】
42で示すプラスチックで成形された第2排水筒本体は、上面および下面が開放し、第1排水筒本体41の円筒部41a内へ挿入される円筒部42aと、この円筒部42aの上端に外側へ所定の幅で設けられたフランジ部42bとで構成されている。
そして、円筒部42aには、内周に雌ねじが設けられ、上側の外周に円周方向へ、第1排水筒本体41の係止孔41hに係合する複数の係合爪42nが複数の係止孔41hに対応させて設けられている。
【0018】
43で示すOリングは、第1排水筒本体41と第2排水筒本体42との間を水密に封止するものである。
上記した第1排水筒本体41、第2排水筒本体42およびOリング43で排水筒本体を構成する。
【0019】
44で示すプラスチックで成形された排水孔本体は、上面および下面が開放し、第2排水筒本体42の円筒部42a内へ挿入される円筒部44aと、この円筒部44aの上端に外側へ所定の幅で設けられたフランジ部44bとで構成されている。
そして、円筒部44aには、外周に第2排水筒本体42の雌ねじに螺合する雄ねじが設けられ、内周の下側に、内周面が下側へ拡開する傾斜面とされた段部44sが周回して設けられている。
さらに、円筒部44aの内周の上端は、外側へ拡開する傾斜面とされている。
上記した排水筒本体および排水孔本体44で排水筒を構成する。
【0020】
51で示すプラスチックで成形されたステイリングは、上面および下面が開放し、排水孔本体44の段部44s内へ下側から挿入可能な円筒部51aと、この円筒部51aの下端に外側へ所定の幅で設けられ、排水孔本体44の下端に当接するフランジ部51bとで構成されている。
そして、円筒部51aには、排水孔本体44の段部44sに係合する係合爪51nが外周の円周方向へ複数突出させて設けられ、後述するホルダステイ52を位置決めする位置決め凹部51dが180度の位置関係で内周に2つ設けられるとともに、ホルダステイ52の保持爪52nが係合する係止孔51hが位置決め凹部51d内に180度の位置関係で2つ設けられている。
【0021】
また、フランジ部51bには、第1排水筒本体41のガイド部41gの1つと係合する係合凹部51gが縁に設けられ、平断面がU字状で半径方向へ延び、外側が開放してガイド部41gを挟む状態で係合する係合部51uが他の2つのガイド部41gに対応させて下面に垂下させて設けられている。
【0022】
52で示すプラスチックで成形されたホルダステイは、ステイリング51の位置決め凹部51d内へ差し渡されるI字形状とされている。
そして、中心に上下方向へ貫通孔52aが設けられている。
さらに、長手方向の両端に、ステイリング51の上端に当接する当接部52bと、この当接部52bとでステイリング51の一部を保持し、係止孔51hに係合する保持爪52cとからなる係合部が設けられている。
【0023】
なお、貫通孔52aの上側の内側に爪部分を対向させた状態に、一対の係止爪52dが設けられている。
そして、ホルダステイ52は、流路を確保するため、必要部分を除いて肉抜きされている。
【0024】
61で示すプラスチックで成形されたヘアーキャッチャは、インナワイヤ11の他端に取り付けられたピン13などが挿入される軸部62と、この軸部62の上側に位置し、後述する排水栓71の被案内羽根74aを案内するガイド部としてのガイド溝63aが90度の間隔で設けられた軸部62を中心にした円形の支持部63と、軸部62の下側に位置し、被案内羽根74aの下端部を受容する受容部としての貫通した溝64aが、ガイド溝63aの真下に位置させて4つ設けられた軸部62を中心にした円形の目皿部64とで構成されている。
【0025】
そして、目皿部64の外径は、排水孔本体44の内径よりも僅かに小さくされている。
また、支持部63の大きさは、被案内羽根74aの内側をガイドできればよいので、流路を確保するために極力小径であるのが望ましい。
【0026】
71で示す排水栓は、金属製のキャップ72と、パッキン73と、キャップ72に螺合し、キャップ72とでパッキン73を保持するプラスチックで成形したカラー74とで構成されている。
そして、カラー74の下面には、同心円上に90度の間隔で、半径方向へ延び、ヘアーキャッチャ61のガイド溝63a、溝64aで案内される4つの被案内羽根74aが設けられている。
この被案内羽根74aの外径は、排水孔本体44の内径よりも僅かに小さくされている。
【0027】
81で示すプラスチックで成形された筒状のジョイントは、プラスチックで成形された筒状のジョイントナット82で第1排水筒本体41の流入円筒部41bに取り付けられる。
そして、ジョイントナット82には、流入円筒部41bの係合爪41nが係合する複数の係止孔82hが複数の係合爪41nに対応させて設けられている。
83で示すプラスチックで成形されたサイレンサは、流入円筒部41bの先端の上側に位置決めされた状態でジョイント81によって固定される。
84で示すOリングは、流入円筒部41bとジョイント81との間を水密に封止するものである。
【0028】
91で示す取付部材は、アウタワイヤ12の他端をホルダステイ52の中心に取り付けるための種々の部材からなるものであり、外側の部材にホルダステイ52の係止爪52dが係合する周回した係合部91aが設けられている。
なお、アウタワイヤ12の一端にも、スイッチケース本体に取り付けるため、取付部材91と同様な取付部材が取り付けられる。
そして、各爪51n,52b,52dに所定の弾性を持たせるため、周囲の一部を除いて肉抜きがされている。
【0029】
次に、取付前のアッセンブリーの一例について説明する。
まず、両ワイヤ11,12の一端側にロック機構、ピン、取付部材およびホルダなどを取り付け、両ワイヤ11,12の他端側にピン13および取付部材91を取り付ける。
そして、アウタワイヤ12の他端側およびピン13を、例えば第2スイッチケース本体2に設けられたステイの間へ挿通し、アウタワイヤ12の一端側に取り付けたホルダをステイに固定する。
【0030】
さらに、アウタワイヤ12の他端側およびピン13を第1スイッチケース本体1の円筒部1aから流出円筒部1bへと挿通した後、Oリングを装着した第2スイッチケース本体2の円筒部を円筒部1aへ挿入してフランジ部2aを円筒部1aに当接させ、係合爪2nを係止孔1hに係合させると、スイッチケース本体を組み立てることができる。
そして、アウタワイヤ12の他端側およびピン13をゴム管31に挿通してゴム管31の一端に流出円筒部1bを圧入し、ゴム管31の一端をクリップ32で流出円筒部1bに固定する。
【0031】
次に、アウタワイヤ12の他端側、ピン13、およびゴム管31の他端側をもう1つのクリップ32、ジョイントナット82、ジョイント81に挿通し、ジョイント81の細径部側をゴム管31の他端に圧入した後、ゴム管31の他端をクリップ32でジョイント81に固定する。
そして、アウタワイヤ12の他端側およびピン13を、Oリング84を装着した第1排水筒本体41の流入円筒部41bから円筒部41aへ挿通し、流入円筒部41bの先端の上側にサイレンサ83を位置決めした後、例えば円筒部41aと流入円筒部41bとの中心線が形成する面が、第1スイッチケース本体1の中心線を通るようにジョイント81の太径部側を流入円筒部41bの先端に被せ、ジョイントナット82を流入円筒部41b側へ移動させて係合爪41nを係止孔82hに係合させると、第1排水筒本体41にジョイント81、ジョイントナット82およびサイレンサ83を取り付けることができる。
【0032】
次に、ステイリング51の位置決め凹部51dの間へ上側からホルダステイ52を圧入すると、保持爪52cが縮閉した後に係止孔51hの位置に到達して拡開し、当接部52bがステイリング51の上端に当接するので、ホルダステイ52を円周方向へ回動しない状態に、ステイリング51に固定できる。
このようにステイリング51に取り付けられたホルダステイ52の貫通孔52aへ下側から、アウタワイヤ12の他端側およびピン13を挿通し、取付部材91の係合部91aに係止爪52dを係合させると、取付部材91がホルダステイ52に回転可能に固定され、ピン13はステイリング51およびホルダステイ52の軸方向へ向いた状態になる。
【0033】
そして、ステイリング51を円筒部41aへ上側から挿入し、係合凹部51gおよび係合部51uを各ガイド部41gに対応させて係合させた後、さらにステイリング51を円筒部41aの底側へ挿入する。
次に、Oリング43を装着した第2排水筒本体42にアウタワイヤ12の他端側およびピン13を挿通させながら円筒部42aを円筒部41aへ挿入してフランジ部42bを円筒部41aに当接させ、係合爪42nを係止孔41hに係合させると、排水筒本体を組み立てることができ、アッセンブリーが完了する。
【0034】
次に、取付について説明する。
まず、第2排水筒本体42のフランジ部42bの上に所定のパッキンを載置してフランジ部42bを、水槽Bの底oの排水筒取付孔へ下側(裏側)から当てる。
そして、水槽Bの排水筒取付孔へ上側(表側)から所定のパッキンを装着した排水孔本体44を挿入した後、円筒部42aの内周に設けられた雌ねじに円筒部44aの外周に設けられた雄ねじを螺合させ、フランジ部42b,44bに水槽Bの底oを挟持させると、水槽Bの底oに排水筒を取り付けることができる。
【0035】
なお、排水筒を水槽Bの底oに取り付ける場合、第1排水筒本体41の流入円筒部41b、ジョイント81を、スイッチケースを取り付ける方向へ向かうように取り付けるのが望ましい。
次に、所定の治具を円筒部44aへ上側から挿入してステイリング51のフランジ部51bの下側に当て、治具を引き上げると、ステイリング51がガイド部41gで案内されることにより、係合爪51nが縮閉した後に段部44sの上に到達して拡開し、フランジ部51bがステイリング51の下端に当接するので、ステイリング51を排水孔本体44取り付けることができる。
【0036】
そして、第2スイッチケース本体2のフランジ部2aに所定のパッキンを当ててフランジ部2aを、水槽Bの周壁の所定位置に設けられたスイッチ取付孔へ裏側から当てる。
さらに、水槽Bのスイッチ取付孔へ表側から所定のパッキンを装着したスイッチケース取付筒体3を挿入した後、第2スイッチケース本体2の円筒部の内周に設けられた雌ねじに円筒部3aの外周に設けられた雄ねじを螺合させ、フランジ部2a,3bに水槽Bの周壁を挟持させると、水槽Bの周壁にスイッチケースを取り付けることができる。
【0037】
次に、操作ボタン21の軸部21aをヘアーキャッチャ22の軸部に挿通してヘアーキャッチャ22を軸部21aに取り付けた後、軸部21aをスイッチケース取付筒体3の円筒部3aに挿入し、インナワイヤ11の一端側に操作ボタン21を取り付ける。
なお、操作ボタン21を操作してロック機構をアンロック状態とし、排水栓71が排水筒の排水口を閉塞する状態にしておくものとする。
【0038】
そして、目皿部64側を下にしてヘアーキャッチャ61を、排水栓ナット44の円筒部44aへ挿入し、ピン13および取付部材91を軸部62に挿入すると、目皿部64が円筒部44aの周面で案内され、ヘアーキャッチャ61はホルダステイ52の上に載置される。
さらに、各被案内羽根側74aの下端を支持部63の各ガイド溝63aに合わせ、排水栓71を垂下させると、各被案内羽根側74aが各ガイド溝63aおよび円筒部44aの周面で案内されて下降し、目皿部64の各溝64aに各被案内羽根74aの下端部が受容される。
【0039】
このように排水栓71を装着すると、パッキン73が円筒部44aの傾斜面に当接し、図1および図2に示す止水状態に取り付けることができる。
しかし、排水栓71は、パッキン73が円筒部44aの傾斜面に当接するのみで、他の部分からは浮いた状態となっている。
【0040】
次に、動作について説明する。
まず、図1および図2に示す止水状態で水槽Bに水を貯めると、水位が底oの方から上昇してくる。
そして、水位がスイッチケース取付筒体3の位置に到達すると、水はスイッチケース取付筒体3から第2スイッチケース本体2内へ流入し、第2スイッチケース本体2から第1スイッチケース本体1、ゴム管31、ジョイント81、第1排水筒本体41へと流れ、流出円筒部41cから排出される。
【0041】
このようにスイッチケース取付筒体3に流入する水に毛髪などが含まれていると、毛髪などはヘアーキャッチャ22で受け止められるので、後で取り除くことができる。
また、水槽Bに貯めた水を排水する場合は、図1に示す操作ボタン21を押し込んでロック機構を作動させてロック状態にすると、インナワイヤ11がアウタワイヤ12に案内されて所定距離前進し、ピン13も所定距離上昇する。
【0042】
このようにピン13が所定距離上昇する過程で、ピン13が軸部62に衝合してヘアーキャッチ61を持ち上げ、支持部63がカラー74に衝合して排水栓71を持ち上げるので、パッキン73が円筒部44aの傾斜面から離れることにより、排水口が開放され、最終的に図7に示す状態となり、目皿部64の外周上端は、円筒部44aの垂直な周面の上端よりも下側に位置する。
したがって、ヘアーキャッチャ61は上昇位置でも機能し、水槽Bの水は排水孔本体44内へ流入し、排水孔本体44から第1排水筒本体41へと流れ、流出円筒部41cから排出される。
【0043】
このように排水孔本体44に流入する水に毛髪などが含まれていると、毛髪などはヘアーキャッチャ61で受け止められるので、水を排水させた後、排水栓71を取り外し、支持部63を摘んでヘアーキャッチャ61を取り外しことにより、毛髪などを取り除くことができる。
なお、ヘアーキャッチャ61および排水栓71の取付は、前述したようにして再度取り付けることができる。
【0044】
そして、再度操作ボタン21を押し込んでロック機構を作動させてアンロック状態にすると、インナワイヤ11がアウタワイヤ12に案内されて所定距離後退し、ピン13も所定距離下降するので、ヘアーキャッチャ61および排水栓71も下降し、排水栓71で排水口を閉塞し、図1および図2に示す状態になる。
【0045】
上述したように、この発明の一実施形態によれば、ヘアーキャッチャ61と排水栓71とを別体としたので、水槽Bに水を貯めないときは排水栓71を取り外し、水槽Bの底oをすっきりさせることができる。
また、ヘアーキャッチャ61および/または排水栓71を清掃する場合、ヘアーキャッチャ61と排水栓71とに分解できるので、ヘアーキャッチャ61および/または排水栓71を個々に清掃することができ、ヘアーキャッチャ61と排水栓71とが一体構成のものよりも清掃性が向上する。
【0046】
そして、排水栓71を取り外すと、ヘアーキャッチャ61の支持部63が把持できる位置に位置するので、支持部63をヘアーキャッチャ61の取り外し時または取付時の把持部として利用することができる。
また、目皿部64の外径を排水孔本体44の内径よりも僅かに小さくしたので、目皿部64が排水孔本体44の内周面で案内され、排水孔本体44の半径方向への移動を阻止されてセンタリングされる。
【0047】
さらに、ヘアーキャッチャ61の上下に排水栓71の被案内羽根74aを案内するガイド溝63a、被案内羽根74aの下端部を受容する溝64aを設けたので、被案内羽根74aの下端をガイド溝63aに挿入することによって容易に、そして確実に被案内羽根74aをセンタリングさせながら案内して溝64に受容させることができるため、また、被案内羽根74aの外径を排水孔本体44の内径よりも僅かに小さくしたので、被案内羽根74aが排水孔本体44の内周面でも案内され、排水孔本体44の半径方向への移動を阻止されてセンタリングされるため、排水栓71を容易に、そして確実に止水可能な状態に、ヘアーキャッチャ61に装着することができる。
なお、排水状態においても、被案内羽根74aが排水孔本体44の半径方向への移動を阻止される。
【0048】
上記した実施形態では、ヘアーキャッチャ61を2部品で構成したが、1部品で構成したり、3部品で構成してもよい。
また、受容部を貫通した溝64aとしたが、被案内羽根74aの下端部を受容できる凹部などであってもよい。
さらに、洗面台の排水栓装置の例で説明したが、遠隔操作で排水栓を上下動させる浴槽などの他のものにも適用できることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ヘアーキャッチャと排水栓とを別体としたので、水槽に水を貯めないときは排水栓を取り外し、水槽の底をすっきりさせることができる。
また、ヘアーキャッチャおよび/または排水栓を清掃する場合、ヘアーキャッチャと排水栓とに分解できるので、ヘアーキャッチャおよび/または排水栓を個々に清掃することができ、ヘアーキャッチャと排水栓とが一体構成のものよりも清掃性が向上する。
【0050】
そして、排水栓を取り外すと、ヘアーキャッチャの支持部が把持できる位置に位置するので、支持部を取り外し時、取付時の把持部として利用することができる。
さらに、ヘアーキャッチャの上下に排水栓の被案内羽根を案内するガイド溝、被案内羽根の下端部を受容する受容部を設けたので、被案内羽根の下端をガイド溝に挿入することによって容易に、そして確実に被案内羽根をセンタリングさせながら案内して受容部に受容させることができるため、また、被案内羽根の外径を排水口の内径よりも僅かに小さくしたので、被案内羽根が排水口の内周面でも案内され、排水口の半径方向への移動を阻止されてセンタリングされるため、排水栓を容易に、そして確実に止水可能な状態に、ヘアーキャッチャに装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である排水栓装置を水槽に取り付けて止水状態にした説明図である。
【図2】図1に示した排水栓装置の部分断面図である。
【図3】(a),(b),(c)は図2に示したステイリングの左半分を断面にした正面図、平面図、および(b)のA−A線による断面図である。
【図4】(a),(b),(c)は図2に示したホルダステイの右半分を断面にした正面図、平面図、および右半分を断面にした右側面図である。
【図5】(a),(b)は図2に示したヘアーキャッチャの正面図および平面図である。
【図6】(a),(b)は図2に示した排水栓の正面図および底面図である。
【図7】操作部を操作して排水口を開放させた排水状態の説明図である。
【符号の説明】
B 水槽
o 底
1 第1スイッチケース本体
2 第2スイッチケース本体
3 スイッチケース取付筒体
11 インナワイヤ
12 アウタワイヤ
13 ピン
21 操作ボタン
22 ヘアーキャッチ
31 ゴム管
32 クリップ
41 第1排水筒本体
42 第2排水筒本体
43 Oリング
44 排水孔本体
51 ステイリング
52 ホルダステイ
61 ヘアーキャッチャ
62 軸部
63 支持部
63a ガイド溝
64 目皿部
64a 溝
71 排水栓
72 キャップ
73 パッキン
74 カラー
74a 被案内羽根
81 ジョイント
82 ジョイントナット
84 Oリング
91 取付部材

Claims (2)

  1. 操作部を操作して水槽の底に取り付けた排水筒内に配設されたピンを上下動させることにより、排水栓を上下動させて前記排水筒の排水口を開閉し、前記排水筒内に配設されたヘアーキャッチャで毛髪などを受け止める排水栓装置において、
    前記ヘアーキャッチャと前記排水栓とを別体とし、
    前記排水栓の下面に垂下する複数の被案内羽根を設け、
    前記ヘアーキャッチャを、少なくとも前記ピンが挿入される軸部と、この軸部の上側に位置し、前記被案内羽根を案内する貫通した複数のガイド部が設けられた支持部と、前記軸部の下側に位置し、前記ガイド部を貫通した前記被案内羽根の下端部を受容する受容部が設けられた目皿部とで構成した、
    ことを特徴とする排水栓装置。
  2. 請求項1に記載の排水栓装置において、
    前記複数の被案内羽根の外径を、前記排水口の内径よりも僅かに小さくした、
    ことを特徴とする排水栓装置。
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