JPS5825965Y2 - 笛吹ケトル - Google Patents

笛吹ケトル

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Publication number
JPS5825965Y2
JPS5825965Y2 JP5813281U JP5813281U JPS5825965Y2 JP S5825965 Y2 JPS5825965 Y2 JP S5825965Y2 JP 5813281 U JP5813281 U JP 5813281U JP 5813281 U JP5813281 U JP 5813281U JP S5825965 Y2 JPS5825965 Y2 JP S5825965Y2
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JP
Japan
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lid
leaf spring
arm rod
elastic
kettle
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JP5813281U
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JPS57169221U (ja
Inventor
英雄 川瀬
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は沸騰時の蒸気圧の作用により笛を吹鳴らす様に
して沸騰の報知が出来る様にした缶状ケトルに関するも
のである。
従来かかる缶状ケトルは注湯口に開閉自在に設けられた
蓋に適宜な笛を装着せしめた構造が一般的であるが、火
力が強い状態において湯を沸かす場合蒸気圧が必要以上
に強過ぎるため蓋自体が蒸気圧の作用により注湯口から
浮き上がり、その間隙部から蒸気が吹き出すことによっ
て笛が鳴らなくなるという欠点があった。
本考案はかかる欠点に鑑み、蓋の閉口状態及び開口状態
をバネの弾圧作用を利用して安定良く維持出来る様にし
て上記欠点を解消せんとしたものにして、以下本考案実
施の一例を図面に基づいて説明すると、1はホーロー製
のケトル本体であり、その壁部2には前方へ傾斜状に一
体突設した注湯口3を設けると共に上部中央には給水口
4を設け、該給水口4には蒸気圧により浮き上がらない
充分な重量を有する大蓋5を着脱自在に被冠せしめ、又
注湯口8の背部からその反対側の壁部2間に渉って合成
樹脂製の把手6を注湯口8の背部に一体突設した取付片
7及び壁部2に一体突設した取付片8に対し螺子9,9
′で以って螺着固定せしめている。
把手6には前方傾斜面に沿って凹溝部10を没設すると
共に該凹溝部10上方の内壁面11を更に没設して窪部
12を形成せしめている。
13は板バネであって、下端を螺子9にて固定し上端部
を遊離端にして窪部12内に至らしめ、その上端部を内
方へ一1状に折曲して弾圧面14を形成すると共に続い
て先端部を立ち上げ状に折曲して掛止部15を形成せし
めている。
16は合成樹脂製の腕杆であり、その下端部には注湯口
3に対向する蓋体17を一体形成せしめると共に該蓋体
17の下面には噴出孔18を有する金属製の缶蓋19を
装着せしめており、この腕杆16の上端部20を把手6
の凹溝部10内に装着せしめた板バネ13の弾圧面14
の上方位置で側壁面21.21’間にピン22で以って
枢支せしめ、又腕杆16の上方位置には表面から上方へ
操作片23を一体突設せしめて該操作片23を指で押し
引き操作することにより蓋体17を開閉操作可能ならし
めている。
又腕杆16の上端部20の外周には蓋体17の閉口時に
は板バネ13の弾圧面14に弾性的に当接する係合段部
24を形成せしめ、板バネ13の弾圧力により係合段部
24をビン22を中心として右回り方向に押圧して蓋体
17を閉口方向に弾圧作用せしめる様に威し、又係合段
部24の後方には蓋体17の開口時に板バネ13の掛止
部15が嵌入する溝部25を切欠形成せしめ、掛止部1
5の溝部25への嵌入により板バネ13を立ち上げ誘導
せしめて板バネ13の弾圧面14が係合段部24の角部
26をピン22方向へ押圧して蓋体11の開口状態を維
持せしめる様に成さしめている。
次に本考案に係る筒状ケトルの作用を説明すると、第1
図に図示する様に蓋体1Tを閉口状態にして湯を沸かし
沸騰状態に至ると本体1内の蒸気は缶蓋19の噴出孔1
8から勢いよく噴出し、その時筒蓋19より吹鳴音が発
せられ湯の沸騰を報知する。
かかる状態にかいて蒸気圧が高過ぎる場合は蓋体17が
押し上げられることにより蓋体17と注湯口3との間隙
から蒸気が漏れ、缶蓋19の噴出孔18を通過する蒸気
圧が低下するため缶蓋19の吹鳴音が発せられない事態
が生ずるが、本考案にあっては蓋体17の閉口時に蓋体
17を支持する腕杆16の上端部20外周に形威した係
合段部24が板バネ13の弾圧面14より蓋体17を閉
口せしめる方向の弾圧力が作用するので、蓋体17の閉
口状態を弾圧的に維持出来、蒸気圧による蓋体17の浮
き上がりが防止されるのである。
又注湯時においては把手6を把持した状態で腕杆16か
ら一体突設した操作片23を指にて引上げ操作すること
によりワンタッチで蓋体11を第3図に図示する様に開
口操作出来ると共に、腕杆16の開口方向への回動に伴
い係合段部24の後方に形成上た溝部25内に板バネ1
9の掛止部15が嵌入して板バネ13を立ち上げせしめ
て弾圧面14が係合段部24の角部を腕杆16の枢着部
であるピン22方向へ押圧するので、蓋体17の開口状
態が維持されてその後は操作片23より指を離した状態
で注湯操作をすることが出来るのである。
尚蓋体17の閉口操作は操作片23を指で押し下げるこ
とにより容易に操作出来る。
要するに本考案は、注湯口3を開閉する蓋体17に缶蓋
19を装着せしめて威る筒状ケトルにおいて、把手6に
形成した凹溝部10内に下端を固定した板バネ13を設
け、該板バネ13の上端部を内方へ]状に折曲して弾圧
面14を形威すると共に先端部を立ち上げ状に折曲して
掛止部15を形成せしめ、前記蓋体17を支持する腕杆
16の上端部外周に蓋体17の閉口時に板バネ13の弾
圧面14により閉口方向に弾圧作用される係合段部24
を形威し、該係合段部24の後方に蓋体17の開口時に
板バネ13の掛止部15が嵌入して板バネ13を立ち上
げ誘導せしめる溝部25を形成せしめて板バネ13の弾
圧面14が係合段部24の角部26を腕杆16の枢着部
方向へ弾圧作用せしめる様にしたので、蓋体17の閉口
時に釦いては腕杆16の上端部20外周に形成せしめた
係合段部24を板バネ13の弾圧面14が蓋体17の閉
口方向へ弾圧するため、蓋体17の閉口状態を弾圧的に
維持出来、よって沸騰時の蒸気圧が強過ぎる場合におい
ても蓋体17の注湯口3に対する密閉性を保持して缶蓋
19の吹鳴作用を常に確実ならしめることが出来、一方
蓋体17の開口時においても係合段部24の角部26に
対する板バネ13の弾圧面14の弾圧作用により開口状
態を維持出来るので、注湯操作を容易に行い得る等その
実用的効果甚だ犬なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案実施の一例を示すものにして、第1図は本考
案に係る筒状ケトルの断面図、第2図は同上正面図、第
3図は蓋体の開口状態を示す要部の断面図、第4図は蓋
体の閉口状態における板バネの弾圧作用状態を示す要部
の拡大図、第5図は蓋体の開口状態における板バネの弾
圧作用状態を示す要部の拡大図である。 3・・・注湯口、6・・・把手、10・・・凹溝部、1
3・・板バネ、14・・・弾圧面、15・・・掛止部、
16・・・腕杆、17・・・蓋体、19・・・缶蓋、2
0・・・上端部、24・・・係合段部、25・・・溝部
、26・・・角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注湯口を開閉する蓋体に缶蓋な装置せしめて戒る缶状ケ
    トルにおいて、把手に形成した凹溝部内に下端を固定し
    た板バネを設け、該板バネの上端部を内方へ一1状に折
    曲して弾圧面を形成すると共に先端部を立ち上げ状に折
    曲して掛止部を形成せしめ、前記蓋体を支持する腕杆の
    上端部外周に蓋体の閉口時に板バネの弾圧面により閉口
    方向に弾圧作用される係合段部を形成し、該保合段部の
    後方に蓋体の開口時に板バネの掛止部が嵌入して板バネ
    を立ち上げ誘導せしめる溝部を形成せしめて板バネの弾
    圧面が係合段部の角部を腕杆の枢着部方向へ弾圧作用せ
    しめる様にしたことを特徴とする缶状ケトル。
JP5813281U 1981-04-21 1981-04-21 笛吹ケトル Expired JPS5825965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5813281U JPS5825965Y2 (ja) 1981-04-21 1981-04-21 笛吹ケトル

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JP5813281U JPS5825965Y2 (ja) 1981-04-21 1981-04-21 笛吹ケトル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57169221U JPS57169221U (ja) 1982-10-25
JPS5825965Y2 true JPS5825965Y2 (ja) 1983-06-04

Family

ID=29854556

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5813281U Expired JPS5825965Y2 (ja) 1981-04-21 1981-04-21 笛吹ケトル

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JPS57169221U (ja) 1982-10-25

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