JPH0530671Y2 - - Google Patents

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JPH0530671Y2
JPH0530671Y2 JP1986157120U JP15712086U JPH0530671Y2 JP H0530671 Y2 JPH0530671 Y2 JP H0530671Y2 JP 1986157120 U JP1986157120 U JP 1986157120U JP 15712086 U JP15712086 U JP 15712086U JP H0530671 Y2 JPH0530671 Y2 JP H0530671Y2
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lid
spout
kettle
mounting arm
flute
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は開閉体を注ぎ口に備えると共に蓋押え
機能を有するケトルに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の開閉体を備えたものとして、実
公昭51−28055号公報のケトルが公知である。こ
のケトルは吹鳴蓋に突出部を設け、この突出部の
先端部分に永久磁石片を装着させ、吹鳴蓋を回動
させてこの永久磁石を蓋体もしくはケトル本体に
吸着させることにより、吹鳴蓋を開放状態で固着
するものである。また、蓋押え機能を有するもの
として、実公昭55−54990号公報のケトルが公知
である。このケトルはケトル本体に把手を起伏自
在に枢着すると共に、この把手の端部にケトルの
蓋を押さえる逆L字型のストツパーを固設したも
のであつて、把手を起立するとストツパーが蓋を
押さえて蓋の落下を防止できるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで前記実公昭51−28055号公報のケトル
においては、吹鳴蓋を磁石で固着することによ
り、湯を注ぐ際にケトルを傾けても吹鳴蓋が閉ま
ることはないがケトル内の水量が少なくなるとケ
トルを大きく傾けなくてはならず、蓋がはずれて
火傷等をする虞れがある。
これを解決する一手段として、前記実公昭55−
54990号公報のストツパーを利用することが考え
られるが、把手がケトル本体に固定されている場
合には利用できず、又把手が起伏する笛体を注ぎ
口より離脱し、そしてストツパーが蓋に当接する
ように起立して把手を握つて注出するものである
から、笛体の離脱、ストツパーの当接と二度手間
になり操作性に劣る問題点がある。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、開閉体の起伏と蓋の押え機能を連動させ、操
作性に優れたケトルを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、開閉体の取付アームに延設体を設け
ると共に、選択的に開閉体を注ぎ口に付勢し、お
よび延設体を蓋に付勢するばねを設けたものであ
る。
〔作用〕
延設体を押し下げ、蓋に当接させると、ばねに
より延設体が蓋に付勢され、注ぎ口が開成される
と共に、蓋の落下が防止される。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添付図面に基づいて詳説
する。
第1図及び第2図は本考案の第1実施例であ
り、図中1はケトル本体であつて、これは上部に
把手を設けると共に一側に注ぎ口3が形成されて
いる。4は上面に着脱自在に設けた蓋である。
注ぎ口3を閉塞する開閉体として笛体5が設け
られ、この笛体5の上面及び下面には笛穴6が形
成され、ケトル本体1内で発生する蒸気の通過に
よつて笛吹する。この笛体5は前記注ぎ口3に着
座するように取付アーム7の先端に固設され、こ
の取付アーム7の基端に偏心カム8を形成すると
共に、この偏心カム8を把手2の端部に起伏自在
に枢着する。この取付けは把手2の注ぎ口3側に
窓孔9を穿設し、この窓孔9の内側下面に凹部1
0を形成すると共に、この凹部10に張出すよう
に起伏保持用のばねである板ばね11を設け、そ
してこの板ばね11に圧接するように前記偏心カ
ム8を軸12により軸着する。
さらに前記取付アーム7の偏心カム8の後方に
内角θが略135度を有して前記蓋4に至る延設体
13を設ける。
次に前記構成につきその作用を説明する。
湯沸し時においては第1図に示すように延設体
13を引上げて取付アーム7を反時計方向に廻し
笛体5を注ぎ口3に当てる。この状態では偏心カ
ム8の突部一側8Aが板ばね11に圧接し、この
ため取付アーム7には反時計方向に付勢され、笛
体5が注ぎ口3に弾着する。
沸騰に伴つて蒸気が笛穴6を通過すると笛音が
生じ沸騰を知らせる。その後カツプ等に熱湯を注
ぐ際は第2図に示すように延設体13を時計方向
に押圧して蓋4に当てると、偏心カム8の突部他
側8Bと板ばね11によつて延設体13には時計
方向への回転力が付勢され、この結果延設体13
が蓋4に弾着し、蓋4が保持される。一方取付ア
ーム7も回動して笛体5は注ぎ口3より離脱す
る。そして把手2を握つてケトル本体1を傾ける
と注ぎ口3より注出することができる。
以上のように、注ぎ口3を閉塞する笛体5を固
設し、起伏自在に設けた取付アーム7の基端に蓋
4を押え止めする延設体13を一体に延設したこ
とによつて、注ぎ口3から笛体5を離脱した状
態、すなわち熱湯を注出するときには、必ず延設
体13が蓋4を押えて蓋4の落下防止ができるた
め、ケトル本体1を傾けたとき蓋4が落下する虞
れはなくなり、火傷等の懸念がなくなる。
さらに、取付アーム7を操作する場合、把手2
の内側に設けられる延設体13を押圧することに
よつて、切換え操作をすることができ、注出口か
ら噴き出る蒸気に触れることなく、又延設体13
が高温に加熱されることなく操作でき、安全性に
優れる。
しかも、取付アーム7の基端に偏心カム8を設
けると共に、この偏心カム8に当接して板ばね1
1を設けて、笛体5が注ぎ口3に位置した場合
は、突部一側8Aが板ばね11に押圧されて、笛
体5を注ぎ口3に弾着でき、一方延設体13が蓋
4に当接した場合は、突部他側8Bが板ばね11
に押圧されて、延設体13を蓋4に弾着できる。
このように偏心カム8と板ばね11によつて常時
前記笛体5を注ぎ口3に、延設体13を蓋4に選
択的に弾着でき、確実な作動が可能となる。
第3図は本考案の第2実施例であつて、21は
把手22を固定したケトル本体であつて、一側に
注ぎ口23を形成すると共に、上面には蓋24を
着脱自在に設ける。
注ぎ口を閉塞する開閉体として笛体25が設け
られ、笛穴26を形成して蒸気の通過によつて笛
吹する。この笛体25は前記注ぎ口23に着座す
るように取付アーム27の先端に固設され、この
取付アーム27の基端は把手22の端部に起伏自
在に枢着する。この取付けは、把手22の注ぎ口
23側端部に窓孔28を穿設し、この窓孔28に
横設した軸29によつて前記取付アーム27の基
端を枢着する。30は延設体であつて、取付アー
ム27の基端後方に内角θ略135度を有して延設
する。
さらに取付アーム27の軸29の近傍にピン3
1を固設し、このピン31と窓孔28の下面略中
央間に起伏保持用のばねであるスプリング32を
張設する。
次に前記構成につきその作用を説明する。
湯沸し時においては、延設体30を押圧して取
付アーム27を反時計方向に回動し、笛体25を
注ぎ口23に当てる。この状態ではピン31が図
上左側へ移動し、スプリング32によつて笛体2
5が注ぎ口23に弾着する。
沸騰に伴つて蒸気が笛穴26を通過すると笛音
が生じ沸騰を知らせる。その後カツプ等に熱湯を
注ぐ際は延設体30を時計方向に押圧して蓋24
に当てると、ピン31が図上右側へ移動し延設体
30には時計方向への回転力が付勢され、この結
果延設体30が蓋24に弾着し、蓋24が保持さ
れる。一方取付アーム27も回動して笛体25は
注ぎ口23より離脱する。そして把手22を握つ
てケトル本体21を傾けると注ぎ口23より注出
することができる。
以上のように、注ぎ口23を閉塞する笛体25
を固設し、起伏自在に設けた取付アーム27の基
端に蓋24を押え止めする延設体30を一体に設
けたことによつて、注ぎ口23から笛体25を離
脱した状態、すなわち熱湯を注出するときには、
必ず延設体30が蓋24を押えて蓋24の落下防
止ができるため、ケトル本体21を傾けたとき、
蓋24が落下する虞れを無くすことができる。
さらに、延設体30は把手22の内側に設けら
れるため取付アーム27を起伏する場合、注ぎ口
23、笛穴26より噴出する蒸気に触れることな
く操作できる。
しかも取付アーム27、延設体30にはスプリ
ング32を張設して、笛体25が注ぎ口23に弾
着するか、延設体30が蓋24に弾着するか常時
いずれか一方の状態となり、確実な操作ができ
る。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば取付アームと延設体の内角を所定
角度にする等種々の変形が可能であり、また開閉
体は笛体に限らずゴミ混入防止用の蓋でも良い。
〔考案の効果〕
本考案は、注ぎ口を設けたケトル本体と、この
ケトル本体に着脱自在に設けた蓋と、前記注ぎ口
を閉塞する開閉体と、この開閉体を起伏自在に設
ける取付アームとを備えたケトルにおいて、前記
取付アームに延設して前記蓋に至る延設体を設け
ると共に、選択的に前記開閉体を前記注ぎ口に付
勢、及び前記延設体を前記蓋に付勢するばねを設
けたものであり、1回の操作で延設体を蓋に当接
させ、注ぎ口を開口したまま開閉体を保持すると
同時に蓋の落下を防止でき、安全であり操作性が
良い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は断面図、第2図は要部の断面図、第
3図は第2実施例を示す一部切欠き正面図であ
る。 3,23……注ぎ口、4,24……蓋、5,2
5……笛体(開閉体)、7,27……取付アーム、
11……板ばね(ばね)、13,30……延設体、
32……スプリング(ばね)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注ぎ口を設けたケトル本体と、このケトル本体
    に着脱自在に設けた蓋と、前記注ぎ口を閉塞する
    開閉体と、この開閉体を起伏自在に設ける取付ア
    ームとを備えたケトルにおいて、前記取付アーム
    に延設して前記蓋に至る延設体を設けると共に、
    選択的に前記開閉体を前記注ぎ口に付勢及び前記
    延設体を前記蓋に付勢するばねを設けたことを特
    徴とするケトル。
JP1986157120U 1986-10-14 1986-10-14 Expired - Lifetime JPH0530671Y2 (ja)

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JP1986157120U JPH0530671Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP1986157120U JPH0530671Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JPS6362021U JPS6362021U (ja) 1988-04-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2775360B2 (ja) * 1991-08-09 1998-07-16 象印マホービン株式会社 ケトルの蓋外れ防止装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128055U (ja) * 1974-08-21 1976-03-01
JPS58417U (ja) * 1981-06-24 1983-01-05 沖電気工業株式会社 半導体熱処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597858Y2 (ja) * 1979-11-28 1984-03-10 フジマル工業株式会社 ケツトル

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JPS6362021U (ja) 1988-04-25

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