JPH0711708Y2 - やかん - Google Patents
やかんInfo
- Publication number
- JPH0711708Y2 JPH0711708Y2 JP1426793U JP1426793U JPH0711708Y2 JP H0711708 Y2 JPH0711708 Y2 JP H0711708Y2 JP 1426793 U JP1426793 U JP 1426793U JP 1426793 U JP1426793 U JP 1426793U JP H0711708 Y2 JPH0711708 Y2 JP H0711708Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kettle
- lever
- whistle device
- mounting member
- spout
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発生する水蒸気で鳴笛
音を発して内部の水が沸騰していることを知らせる鳴笛
装置を具備したやかんに係わり、特に鳴笛装置の取付構
造に関するものである。
音を発して内部の水が沸騰していることを知らせる鳴笛
装置を具備したやかんに係わり、特に鳴笛装置の取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鳴笛体を具備した従来のやかんは、一般
に図4に示すように、レバ−24を有する鳴笛装置23をや
かん21の注出口22の外側に設けた取付部材25に軸支し、
取付部25に設けた板バネ26によって鳴笛装置23を常時閉
止する方向に付勢する構造のものであり、内部の湯を注
出するときは、レバ−を操作して前記の板バネの付勢力
に抗して鳴笛装置23で閉止されている注出口22を開放し
て湯を注出し、レバ−24を放すことによって注出口22を
閉鎖するものである。
に図4に示すように、レバ−24を有する鳴笛装置23をや
かん21の注出口22の外側に設けた取付部材25に軸支し、
取付部25に設けた板バネ26によって鳴笛装置23を常時閉
止する方向に付勢する構造のものであり、内部の湯を注
出するときは、レバ−を操作して前記の板バネの付勢力
に抗して鳴笛装置23で閉止されている注出口22を開放し
て湯を注出し、レバ−24を放すことによって注出口22を
閉鎖するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かゝる
構造のやかんは、鳴笛装置23の取付部材25への取付けに
際して、板バネ26を取付部材25にセットした後、鳴笛装
置23を取付部材25に軸支するという煩瑣な作業を余儀な
くされ、また、かゝる板バネ26によって鳴笛装置23の取
付部材25が嵩張った不体裁なものとならざるを得なかっ
た。
構造のやかんは、鳴笛装置23の取付部材25への取付けに
際して、板バネ26を取付部材25にセットした後、鳴笛装
置23を取付部材25に軸支するという煩瑣な作業を余儀な
くされ、また、かゝる板バネ26によって鳴笛装置23の取
付部材25が嵩張った不体裁なものとならざるを得なかっ
た。
【0004】本考案は従来の鳴笛装置が有するやかんに
おける叙上の課題を解消して鳴笛装置の取付けが容易
で、取付部がコンパクトで体裁がよいやかんを提供する
ことを目的とするものである。
おける叙上の課題を解消して鳴笛装置の取付けが容易
で、取付部がコンパクトで体裁がよいやかんを提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、周
面の一部をカム状の異形面とした取付部材をやかんの注
出口の把手側上端側に固定し、該取付部材に、外周の一
部に所定の角度で操作レバ−を突設してなる鳴笛装置を
軸支し、操作レバ−の操作によって前記注出口を鳴笛装
置で閉止し、かつ開放しうるように構成したやかんであ
って、鳴笛装置の前記レバ−の内部を中空とし、この中
空内部にコイルスプリングの付勢力で常時レバ−の基端
側に突出するピンを内装し、ピンの先端を取付部材に形
成した前記カム状の異形面に接触させ、レバ−の操作に
よって鳴笛装置が注出口を開閉するように構成したこと
を特徴とするやかんである。
面の一部をカム状の異形面とした取付部材をやかんの注
出口の把手側上端側に固定し、該取付部材に、外周の一
部に所定の角度で操作レバ−を突設してなる鳴笛装置を
軸支し、操作レバ−の操作によって前記注出口を鳴笛装
置で閉止し、かつ開放しうるように構成したやかんであ
って、鳴笛装置の前記レバ−の内部を中空とし、この中
空内部にコイルスプリングの付勢力で常時レバ−の基端
側に突出するピンを内装し、ピンの先端を取付部材に形
成した前記カム状の異形面に接触させ、レバ−の操作に
よって鳴笛装置が注出口を開閉するように構成したこと
を特徴とするやかんである。
【0006】
【作用】本考案のやかんは、鳴笛装置の操作レバ−にピ
ンとコイルスプリングを内蔵させ、この鳴笛装置を周面
の一部をカム状の異形面とした取付部材に回動可能に軸
支してピンを取付部材のカム状異形面に向けて常時付勢
させ、操作レバ−の操作でピンがカム状の異形面を移動
することによって、鳴笛装置が注出口を閉止または開放
のいずれかの状態をとるようにしたものである。しかし
て、前記鳴笛装置の開閉機構として、ピンとこれを付勢
するコイルスプリングとを操作レバ−に内蔵させること
によって鳴笛装置の取付構造を大幅に簡略して体裁のよ
いやかんとすることができる。
ンとコイルスプリングを内蔵させ、この鳴笛装置を周面
の一部をカム状の異形面とした取付部材に回動可能に軸
支してピンを取付部材のカム状異形面に向けて常時付勢
させ、操作レバ−の操作でピンがカム状の異形面を移動
することによって、鳴笛装置が注出口を閉止または開放
のいずれかの状態をとるようにしたものである。しかし
て、前記鳴笛装置の開閉機構として、ピンとこれを付勢
するコイルスプリングとを操作レバ−に内蔵させること
によって鳴笛装置の取付構造を大幅に簡略して体裁のよ
いやかんとすることができる。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を引用して本考案をより具
体的に説明する。図1において、やかん1は、注出口3
を具備したやかん主体2、把手4、蓋5および注出口3
の開口部に設けられて開閉しうる鳴笛機能を有する鳴笛
装置6ならびに該鳴笛装置6を注出口3に取付けるため
の取付部材7とからなるものである。
体的に説明する。図1において、やかん1は、注出口3
を具備したやかん主体2、把手4、蓋5および注出口3
の開口部に設けられて開閉しうる鳴笛機能を有する鳴笛
装置6ならびに該鳴笛装置6を注出口3に取付けるため
の取付部材7とからなるものである。
【0008】鳴笛装置6は、鳴笛の機能を発揮する本体
8の外周の一部から所定の角度で断面ほゞ三角形状の操
作レバ−9を突設してなる耐熱性の合成樹脂成形体と、
この本体8と操作レバ−9の部分を覆う金属製のプレ−
ト10とによって形成されたもので、操作レバ−9の内部
には円筒状の凹孔からなる中空部11が形成され、該中空
部11内には金属製のコイルスプリング12と、長さの中央
において段部を付して縮径して先端部を形成してなる耐
熱製合成樹脂からなるピン13を嵌挿し、このピン13はコ
イルスプリング12の付勢力で常時鳴笛装置6の基端側の
前記プレ−ト10に形成した小孔から突出し、段部が中空
部11の開口端側の小径部(図示せず)に接触してそれ以上
突出することを阻止している。
8の外周の一部から所定の角度で断面ほゞ三角形状の操
作レバ−9を突設してなる耐熱性の合成樹脂成形体と、
この本体8と操作レバ−9の部分を覆う金属製のプレ−
ト10とによって形成されたもので、操作レバ−9の内部
には円筒状の凹孔からなる中空部11が形成され、該中空
部11内には金属製のコイルスプリング12と、長さの中央
において段部を付して縮径して先端部を形成してなる耐
熱製合成樹脂からなるピン13を嵌挿し、このピン13はコ
イルスプリング12の付勢力で常時鳴笛装置6の基端側の
前記プレ−ト10に形成した小孔から突出し、段部が中空
部11の開口端側の小径部(図示せず)に接触してそれ以上
突出することを阻止している。
【0009】また、前記プレ−ト10の操作レバ−9の部
分は、両側において下方に屈曲させて左右一対の係止部
14,14を設け、この係止部14,14の中央に前記した取付
部材7の支軸に貫通する一対の通孔15,15が穿設されて
いる。取付部材7は、金属板の折り曲げ加工で両側にや
かんの注出口3の把手4に面した部分の上端外側に固定
するための一対の固定部16を形成すると共に、その上部
を適宜に湾曲させて湾曲面17aと山部17bと平坦部17c
とで構成されたカム状の異形面17を形成し、取付部材7
の中央部には支軸19を取り付けるための透孔18を形成し
たもので、前記固定部16によって注出口3の把手4側の
上端外側に固定されている。
分は、両側において下方に屈曲させて左右一対の係止部
14,14を設け、この係止部14,14の中央に前記した取付
部材7の支軸に貫通する一対の通孔15,15が穿設されて
いる。取付部材7は、金属板の折り曲げ加工で両側にや
かんの注出口3の把手4に面した部分の上端外側に固定
するための一対の固定部16を形成すると共に、その上部
を適宜に湾曲させて湾曲面17aと山部17bと平坦部17c
とで構成されたカム状の異形面17を形成し、取付部材7
の中央部には支軸19を取り付けるための透孔18を形成し
たもので、前記固定部16によって注出口3の把手4側の
上端外側に固定されている。
【0010】しかして、鳴笛装置6のプレ−ト10に形成
した一対の係止部14,14を外側にして前記取付部材7に
嵌め込み、通孔15と透孔18とを合致させて支軸19によっ
て両者を結合し、取付部材7を介して鳴笛装置6を注出
口3に閉止可能に取り付ける。この軸支によって鳴笛装
置1の前記ピン13の先端は、取付部材7のカム状の異形
面17に当接し、操作レバ−9の操作によって鳴笛装置1
が注出口3を閉止し、かつ開放することができる。
した一対の係止部14,14を外側にして前記取付部材7に
嵌め込み、通孔15と透孔18とを合致させて支軸19によっ
て両者を結合し、取付部材7を介して鳴笛装置6を注出
口3に閉止可能に取り付ける。この軸支によって鳴笛装
置1の前記ピン13の先端は、取付部材7のカム状の異形
面17に当接し、操作レバ−9の操作によって鳴笛装置1
が注出口3を閉止し、かつ開放することができる。
【0011】その際、図2の実線で示す通り、ピン13の
先端が前記異形面17のうちの湾曲面17aに当接した状態
で注出口3が閉止され、この湾曲面17aから山部17bを
乗り越えて平坦部17cに至ると、2点鎖線で示すように
注出口3が開放され、ピン13がこの平坦部17cに接触す
ることによって、操作レバ−9から指をはなしても開放
状態を持続することができる。
先端が前記異形面17のうちの湾曲面17aに当接した状態
で注出口3が閉止され、この湾曲面17aから山部17bを
乗り越えて平坦部17cに至ると、2点鎖線で示すように
注出口3が開放され、ピン13がこの平坦部17cに接触す
ることによって、操作レバ−9から指をはなしても開放
状態を持続することができる。
【0012】
【考案の効果】以上詳述した通り、本考案のやかんは、
鳴笛装置の操作レバ−にピンとコイルスプリングを内蔵
させることによって鳴笛装置の取付部を著しくコンパク
トにして体裁のよい笛吹きやかんとし、また、鳴笛装置
を周面の一部をカム状の異形面とした取付部材に回動可
能に軸支してピンを取付部材のカム状異形面に向けて常
時付勢させ、操作レバ−の操作でピンがカム状の異形面
を移動することによって鳴笛装置が注出口を閉止または
開放のいずれかの状態を維持し、やかんの注出口の開放
時には操作レバ−を離しても開放状態を維持することが
できる利点を有するものである。
鳴笛装置の操作レバ−にピンとコイルスプリングを内蔵
させることによって鳴笛装置の取付部を著しくコンパク
トにして体裁のよい笛吹きやかんとし、また、鳴笛装置
を周面の一部をカム状の異形面とした取付部材に回動可
能に軸支してピンを取付部材のカム状異形面に向けて常
時付勢させ、操作レバ−の操作でピンがカム状の異形面
を移動することによって鳴笛装置が注出口を閉止または
開放のいずれかの状態を維持し、やかんの注出口の開放
時には操作レバ−を離しても開放状態を維持することが
できる利点を有するものである。
【0013】また、鳴笛装置の開閉機構における付勢を
従来の板バネによることなくコイルスプリングとし、し
かもこのコイルスプリングをピンと共に鳴笛装置の操作
レバ−に内蔵させたので、鳴笛装置の取付作業が容易と
なり、アッセンブルの作業能率を大幅に向上することが
でき、これらによって安価に製造することができる。
従来の板バネによることなくコイルスプリングとし、し
かもこのコイルスプリングをピンと共に鳴笛装置の操作
レバ−に内蔵させたので、鳴笛装置の取付作業が容易と
なり、アッセンブルの作業能率を大幅に向上することが
でき、これらによって安価に製造することができる。
【図1】本考案のやかんの一例を示す一部を切欠いた側
面図である。
面図である。
【図2】図1のやかんの注出口と鳴笛装置の部分の構造
と作用を示す部分縦断面図である。
と作用を示す部分縦断面図である。
【図3】図1のやかんの注出口と鳴笛装置の部分の組立
てを示す一部を切欠いた分解斜視図である。
てを示す一部を切欠いた分解斜視図である。
【図4】従来のやかんの注出口と鳴笛装置の部分の構造
を示す部分縦断面図である。
を示す部分縦断面図である。
1 やかん 2 やかん主体 3 注出口 4 把手 5 蓋 6 鳴笛装置 7 取付部材 8 本体 9 操作レバ− 10 プレ−ト 11 中空部 12 コイルスプリング 13 ピン 14 係止部 15 通孔 16 固定部 17 異形面 17a 湾曲部 17b 山部 17c 平坦部 18 透孔 19 支軸
【その他】 明細書(図面)の実体的内容
については変更なし。
については変更なし。
Claims (1)
- 【請求項1】 周面の一部をカム状の異形面とした取付
部材をやかんの注出口の把手側上端外側に固定し、該取
付部材に、外周の一部に所定の角度で操作レバ−を突設
してなる鳴笛装置を軸支し、操作レバ−の操作によって
前記注出口を鳴笛装置で閉止し、かつ開放しうるように
構成したやかんであって、鳴笛装置の前記レバ−の内部
を中空とし、この中空内部にコイルスプリングの付勢力
で常時レバ−の基端側に突出するピンを内装し、ピンの
先端を取付部材に形成した前記カム状の異形面に接触さ
せ、レバ−の操作によって鳴笛装置が注出口を開閉する
ように構成したことを特徴とするやかん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1426793U JPH0711708Y2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | やかん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1426793U JPH0711708Y2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | やかん |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666526U JPH0666526U (ja) | 1994-09-20 |
JPH0711708Y2 true JPH0711708Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=11856323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1426793U Expired - Lifetime JPH0711708Y2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | やかん |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711708Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017081383A (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-18 | 株式会社アステア | 自動車用給油口カバー及び自動車用給油ユニット |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP1426793U patent/JPH0711708Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666526U (ja) | 1994-09-20 |
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