JPH059915Y2 - - Google Patents

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JPH059915Y2
JPH059915Y2 JP14848188U JP14848188U JPH059915Y2 JP H059915 Y2 JPH059915 Y2 JP H059915Y2 JP 14848188 U JP14848188 U JP 14848188U JP 14848188 U JP14848188 U JP 14848188U JP H059915 Y2 JPH059915 Y2 JP H059915Y2
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knock pin
magnet
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pin unit
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は、洋式便器その他各種の二重蓋を有する
用器における二重蓋開閉装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば上蓋及び中蓋を備えた洋式便器に
おいては、女性使用の場合は上蓋のみを開き、男
性使用の場合は両蓋ともに開くものである。この
ような二重蓋の選択的開放はそれぞれ便器使用者
が手で蓋を上げ下ろしすることによつて行つてい
るため、操作が面倒であるばかりでなく、不衛生
となる欠点があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本案は、使用者の選択により上蓋のみ又は上蓋
と共に中蓋を自動的に開くことができる便器等の
二重蓋開閉装置を得ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本案は、 用器本体の開口部に中蓋及びその上に位置する
上蓋を開閉自在に取付けた用器において、 上記上蓋を開放方向へ常時弾発する蓋開放バネ
を装備し、 上記上蓋と中蓋の間に、該上蓋を上記バネに抗
して中蓋に吸着させる第1磁石を設け、又上記中
蓋と用器本体の間に、上記上蓋の吸着された中蓋
を上記バネに抗して用器本体に吸着させる第2磁
石を設け、 上記上蓋と中蓋の間に、第1ノツクピンユニツ
トを、その弾発的に突出する第1ノツクピンの押
しにより上記上蓋が上記第1磁石の吸引から遠ざ
かつて上記蓋開放バネにて開放されるような位置
関係に配設し、上記第1ノツクピンユニツトの上
端は上記上蓋から突出させ、 上記中蓋と用器本体の間に、第2ノツクピンユ
ニツトを、その弾発的に突出する第2ノツクピン
の押しにより上記上蓋の吸着された中蓋が上記第
2磁石の吸引から遠ざかつて上記蓋開放バネにて
開放されるような位置関係に配設し、上記第2ノ
ツクピンユニツトの上端は上記中蓋から突出さ
せ、さらに上記第2ノツクピンユニツトの上部に
配設した、補助ノツクピンを上記上蓋から突出さ
せた、構造を採る。
本案におけるノツクピンユニツトは、従来一般
に使用されているものであつて、バネ及び係止機
構を内蔵するシリンダーにピンを挿入保持させ、
使用時にピンを若干押すと該ピンが係止をはずれ
てシリンダーから弾発的に長く突出し、再度ピン
を押すと再びピンが引込み、その状態に係止され
るものである。
以下洋式便器の二重蓋に実施した例について図
面を参照して説明する。
(実施例) 第1,2図において、上面を開放した用器本体
1の上面後部に左右一対のブラケツト2,2を突
設し、該ブラケツト2,2に回転自在に支持され
たヒンジ軸3に、環状の中蓋4のボス5、及びそ
の上に位置する上蓋6のボス7,7をそれぞれ揺
動開閉自在にヒンジ連結してある。
上記のような便器において、第1図示のように
上記ヒンジ軸3に巻装した蓋開放バネ8の一端部
を上記上蓋6の下面に、他端部を用器本体1にそ
れぞれ係止し、それにより上蓋6を常時軸3を中
心として開放方向へ揺動できるように弾発してい
る。
一方、上記用器本体1の開口端縁の上面前部に
おいては、第3図示のようにシリンダー10下端
に第1磁石11を固着すると共に第1ノツクピン
12をシリンダー10下端から第1磁石11を貫
通して突出させてなる第1ノツクピンユニツト9
を上蓋6に垂直に貫通状態に取付け、その下端の
第1磁石11及び第1ノツクピン12先端を中蓋
4上面に対向させると共に、シリンダー10上端
部を上蓋6上面から突出させ、そして上記第1磁
石11の対向する中蓋4上に吸引鉄片13を固着
してある。この場合、上記第1磁石11の鉄片1
3への吸引力は、上記蓋開放バネ8に抗して中蓋
4を閉成状態に保つ強さである。
上記第1ノツクピンユニツト9の隣りに、該第
1ノツクピンユニツトと同一構造のシリンダー1
0a、第2磁石11a、第2ノツクピン12aを
有する第2ノツクピンユニツト9aが中蓋4に垂
直に貫通状態に取付けられ、その下端の第2磁石
11a及び第2ノツクピン12a先端を用器本体
1の開口端縁上面に対向させると共に、シリンダ
ー10a上端部を中蓋4上面から突出させ、そし
て上記第2磁石11aの対向する用器本体1上面
に吸引鉄片13aを固着すると共に、シリンダー
10a上端の対向する上蓋6の位置に補助ノツク
ピン14aを垂直に貫通状態に取付けてある。こ
の場合、第2磁石11aの鉄片13aへの吸引力
は、上記蓋開放バネ8に抗して上蓋6の吸着され
た中蓋4を閉成状態に保つ強さである。
上記第1、第2ノツクピンユニツト9,9a及
び補助ノツクピン14aの外周面には、それぞれ
上蓋6又は中蓋4をはさんで若干上下移動できる
ようにリング15,15,15a,15a,16
a,16aを取付けてある。
本例の作用は次のようである。まず女性が使用
する場合は、第1ノツクピンユニツト9の上端を
指で押せば、鉄片13上面に当接している第1ノ
ツクピン12がシリンダー10下端から弾発的に
下方へ突出し、それにより第1磁石11が鉄片1
3から上方へ遠ざかつて上記第1磁石11と鉄片
13との吸引力が蓋開放バネ8の弾発開放力より
も弱め、その結果上蓋6が蓋開放バネ8の弾発力
により揺動開放する。使用後は上蓋6を元の中蓋
4上に閉じ、第1ノツクピンユニツト9の上端を
押せば、第1ノツクピン12がシリンダー10内
に引込み、その結果第1磁石11が鉄片13に接
近して吸着し、それにより蓋開放バネ8に抗して
上蓋6が閉成状態に保持される。
男性が使用する場合は、補助ノツクピン14a
を指で押せば、その下の第2ノツクピンユニツト
9aの上端が押され、鉄片13a上に当接してい
る第2ノツクピン12aが上記と同様に突出して
第2磁石11aを鉄片13aから遠ざけて上記第
2磁石11aと鉄片13aとの吸引力を蓋開放バ
ネ8の弾発開放力よりも弱め、その結果第1ノツ
クピンユニツト9を介して吸着連結されている上
蓋6及び中蓋4が蓋開放バネ8の弾発力により同
時に揺動開放する。使用後は上蓋6及び中蓋4を
元の用器本体1上に閉じ、補助ノツクピン14a
を押せば、第2ノツクピンユニツト9aの第2ノ
ツクピン12aが引込み、第2磁石11aが鉄片
13aに吸着し、それにより蓋開放バネ8に抗し
て上蓋6及び中蓋4が閉成状態に保持される。
なお、上蓋6上面には、第2図示のように女性
使用の場合に押すべき第1ノツクピンユニツト9
の上端近くに「女」の表示を、男性使用の場合に
押すべき補助ノツクピン14aの近くに「男」の
表示をそれぞれ記入しておく。
本案の他の実施例として、第1及び第2磁石1
1,11aを第1及び第2ノツクピンユニツト
9,9aから分離し、第1磁石11は上蓋6又は
中蓋4に、それに対応して鉄片13を中蓋4又は
上蓋6に固着し、第2磁石11aは中蓋4又は用
器本体1に、それに対応して鉄片13aを用器本
体1又は中蓋4に固着し、他の構造は上例と実質
的に同一とした例もえられる。
(考案の効果) 本案の便器等の二重蓋開閉装置によれば、第1
ノツクピンユニツト及び第2ノツクピンユニツト
の上に配設された補助ノツクピンの簡単な選択的
押し操作により上蓋のみの開放及び上蓋、中蓋の
同時開放を自動的に行うことができるようにな
り、しかもこれを洋式便器の二重蓋に使用した場
合は衛生的となる利点も得られるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は洋式便器
の一部切欠側面図、第2図は同上一部省略平面
図、第3図は第2図の−線拡大断面図であ
る。 1……用器本体、4……中蓋、6……上蓋、8
……蓋開放バネ、9……第1ノツクピンユニツ
ト、9a……第2ノツクピンユニツト、11……
第1磁石、11a……第2磁石、12……第1ノ
ツクピン、12a……第2ノツクピン、14a…
…補助ノツクピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体の開口部に中蓋及びその上に位置する
    上蓋を開閉自在に取付けた用器において、 上記上蓋を開放方向へ常時弾発する蓋開放バネ
    を装備し、 上記上蓋と中蓋の間に、該上蓋を上記バネに抗
    して中蓋に吸着させる第1磁石を設け、又上記中
    蓋と用器本体の間に、上記上蓋の吸着された中蓋
    を上記バネに抗して用器本体に吸着させる第2磁
    石を設け、 上記上蓋と中蓋の間に、第1ノツクピンユニツ
    トを、その弾発的に突出する第1ノツクピンの押
    しにより上記上蓋が上記第1磁石の吸引から遠ざ
    かつて上記蓋開放バネにて開放されるような位置
    関係に配設し、上記第1ノツクピンユニツトの上
    端は上記上蓋から突出させ、 上記中蓋と用器本体の間に、第2ノツクピンユ
    ニツトを、その弾発的に突出する第2ノツクピン
    の押しにより上記上蓋の吸着された中蓋が上記第
    2磁石の吸引から遠ざかつて上記蓋開放バネにて
    開放されるような位置関係に配設し、上記第2ノ
    ツクピンユニツトの上端は上記中蓋から突出さ
    せ、さらに上記第2ノツクピンユニツトの上部に
    配設した補助ノツクピンを上記上蓋から突出させ
    た、 便器等の二重蓋開閉装置。
JP14848188U 1988-11-16 1988-11-16 Expired - Lifetime JPH059915Y2 (ja)

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JP14848188U JPH059915Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16

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JPH0268797U JPH0268797U (ja) 1990-05-24
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