JP3338317B2 - 板材折曲げ加工機の金型 - Google Patents
板材折曲げ加工機の金型Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/02—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
- B21D5/0209—Tools therefor
- B21D5/0263—Die with two oscillating halves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
機の金型に係り、更に詳細には折曲げ加工時に板材に疵
を付けないようにした板材折曲げ加工機の金型に関す
る。
型と協働して板材に折曲げ加工を行なう下部金型の形状
は、単なるV形状あるいはU形状の溝が形成されている
のが一般的である。また、下部金型の両側の肩部内側に
揺動自在の半月形の部材を組み込んで下部金型を構成し
た形式や、特開平8−57541号公報に記載された半
月形の揺動部材の上面に摺接可能に支持され、板材を支
承する板材受け部材が設けられ、この板材受け部材を水
平状態とする押圧装置を設けて構成されたものが知られ
ている。
来の下部金型では、下部金型上に載置された板材をV形
状に曲げる際、V溝あるいはU溝が形成された下部金型
を用いた場合は、板材の曲げ初めに下部金型の溝肩部に
板材が押圧され、板材に疵が付くという問題があった。
だ下部金型を用いた場合は、半月状の部材の平面部に板
材が当接してV曲げが行われるが、V曲げが進行すると
共に当接面に相対的なすべりが発生し、結果として曲げ
られる板材の面に疵が付くという問題があった。
された下部金型では、板材の折曲げ加工後に板材受け部
材を水平状態に復帰するために押圧装置を設けている
が、この方法では、下部金型本体から各部材、すなわち
半月形の揺動部材と板材受け部材とが外れてしまうとい
う問題があった。
際、板材の面に疵を付けることなく、かつ、下部金型本
体から揺動部材と板材受け部材が外れることなく、円滑
な動きを可能とし作業性の向上を図った板材折曲げ加工
機の金型を提供することにある。
等に鑑みて、本発明は、上部金型と協働して板材をV字
形に折り曲げる下部金型において、前記下部金型におけ
る下部金型本体の前後両側の肩部の内側にそれぞれ円弧
状の溝を長手方向に設け、この各溝に半月形状の揺動部
材を揺動可能に装着すると共に、この各揺動部材の上面
に前記板材を支持する板材受け部材を摺接可能に連結
し、前記板材の折曲げ加工後に前記各板材受け部材を水
平状態に復帰するための復帰装置を設けてなり、前記各
板材受け部材が水平状態にあるときの前記各板材受け部
材の上面より下側に前記各揺動部材の揺動中心を設け、
かつ前記復帰装置はコイルバネにて構成してあって前記
各板材受け部材毎に個別に設けてある構成である。
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、板材折曲げ加
工機としてプレスブレーキを対象として説明するが、こ
の機種に限定するものでなく、また、プレスブレーキは
既に公知の構成のものであるため、詳細な図示と説明を
省略する。
ーキ1は、図示を省略したが機体の下部に油圧シリンダ
などにて上下動する下部テーブル3が設けられ、この下
部テーブル3の上部に下部金型5が設けられている。
ーブル(図示省略)の下端部に上部金型7が設けられて
いて、この上部金型7と前記下部金型5との間で協働し
て板材Wの曲げ加工が行われる。
の上面中央には長手方向へ延伸して逃げ溝11が形成さ
れていて、この逃げ溝11と下部金型本体9の両側肩部
9Aとの間に円弧状の溝13が長手方向へ延伸して両側
に形成されている。
材15が装着されていて、図2に示されているごとく、
揺動部材15の長手方向における前記下部金型本体9の
両側にはプレート17が締結部材19である例えばボル
トにより係止され、このプレート17にて前記揺動部材
15の抜け止めとなっている。なお、前記プレート17
には板材Wを折り曲げる際、板材Wが当接しないようV
字形の逃げ部17Aが形成されている。
け部材21が乗り、この板材受け部材21と前記揺動部
材15とは、板材受け部材21に形成した勾配面21A
(例えば9度の角度を付け靜から動の摩擦力を考慮した
傾きとする。)にて当接している。そして、前記板材受
け部材21に形成した長穴23と締結部材25として例
えば頭付ボルトとカラーとを介して前記揺動部材15は
結合され、揺動部材15と板材受け部材21とは長穴2
3の範囲で揺動可能となっている。
部には図3に示されているごとく面取り部27が形成さ
れている。すなわち、図3から明らかなように、前記各
揺動部材15の揺動中心Sは、前記各板材受け部材21
が水平状態にあるときの各板材受け部材15の上面より
下側に設けてある。前記面取り部27の面取り深さH
は、両側に設けた前記揺動部材15の揺動中心Sを結ぶ
線R−R線の位置に達する深さとするか、あるいはR−
R線の位置より深くなるように設定する。
より、板材Wに折曲げ加工を行なった時、板材受け部材
21が揺動しても、板材受け部材21は互いに干渉する
ことがなくなる。
受け部材21の両端部は、下部金型本体9に設けた肩部
9Aに当接する当接面21Bが形成されていて、肩部9
Aに当接面21Bが当接した時、板材受け部材21は水
平状態となる。
工後に水平状態に復帰させる復帰装置29は、図1より
明らかなように、各板材受け部材21毎に個別に設けて
ある。すなわち、各板材受け部材21に形成した切欠部
31にピン33が装着されていて、下部金型本体9に形
成した切欠部35内にもピン37が装着され、このピン
37と前記ピン33とにそれぞれ引張りコイルバネ39
が設けられている。
力により板材受け部材21に設けた当接面21Bは、下
部金型本体9に設けた肩部9Aに当接して常時板材受け
部材21は水平状態となっている。
および図5を参照するに、まず、図4に示された状態、
すなわち、各板材受け部材21は揺動部材15上に締結
部材25を介して乗り、上面は各引張りコイルバネ39
の引張り力により各板材受け部材21は水平状態となっ
ている。この水平状態となった各板材受け部材21の上
面に板材Wは載置され、下部金型5を上昇せしめ上部金
型7と協働して板材WにV曲げ加工が施される。
ち、V曲げ加工が進むにつれて、板材Wの裏面と各板材
受け部材21の上面との接触面の摩擦力は、各板材受け
部材21の勾配面21Aと揺動部材15との接触面の摩
擦力より大きいので、各板材受け部材21の勾配面21
Aは揺動部材15の上面をすべり、曲げられる板材Wに
各板材受け部材21は追従する。このため、曲げ加工時
に板材Wにすり疵等が発生することはなくなる。
部金型7と板材Wが離れ、加工済の板材Wを取り除くと
各板材受け部材21は各復帰装置29である各引張りコ
イルバネ39の引張り力により水平状態に復帰する。ま
た、曲げ加工時は各板材受け部材21に面取り部27が
形成されているので、相対した各板材受け部材21が干
渉することなく円滑に揺動することができる。更に、各
板材受け部材21と各揺動部材15とはそれぞれ締結部
材25を介して連結され、各引張りコイルバネ39にて
下部金型本体9側に引張られているので、各板材受け部
材21、各揺動部材15は下部金型本体9より離れるこ
とがないので、落下するということなく作業性の向上を
図ることができる。
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行なうこと
により、その他の態様で実施し得るものである。
理解されるように請求項1によるこの発明によれば、板
材をV字形に折り曲げる際、板材の下面と各板材受け部
材の上面との摩擦力は各板材受け部材の下面と半月形の
揺動部材の上面に発生する摩擦力より大きい。このた
め、折り曲げ作業が進行するにつれて各板材受け部材は
揺動部材の上面をすべることにより、板材のV曲げ加工
時に板材に滑りによる疵を付けることがない。
り、折曲げ加工後に各板材受け部材は水平状態に復帰す
ると共に、各揺動部材と各板材受け部材が金型より脱落
することがないので、作業性の向上を図ることができ
る。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 上部金型(7)と協働して板材(W)を
V字形に折り曲げる下部金型(5)において、前記下部
金型(5)における下部金型本体(9)の前後両側の肩
部(9A)の内側にそれぞれ円弧状の溝(13)を長手
方向に設け、この各溝(13)に半円形状の揺動部材
(15)を揺動可能に装着すると共に、この各揺動部材
(15)の上面に前記板材(W)を支持する板材受け部
材(21)を摺接可能に連結し、前記板材(W)の折曲
げ加工後に前記各板材受け部材(21)を水平状態に復
帰するための復帰装置を設けてなり、前記各板材受け部
材(21)が水平状態にあるときの前記各板材受け部材
(21)の上面より下側に前記各揺動部材(15)の揺
動中心(S)を設け、かつ前記復帰装置はコイルバネに
て構成してあって前記各板材受け部材(21)毎に個別
に設けてあることを特徴とする板材折曲げ加工機の金
型。
Priority Applications (1)
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JP32427196A JP3338317B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 板材折曲げ加工機の金型 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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-
1996
- 1996-12-04 JP JP32427196A patent/JP3338317B2/ja not_active Expired - Fee Related
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