JP3336530B2 - 情報記録媒体及びそれを用いた印字方法 - Google Patents

情報記録媒体及びそれを用いた印字方法

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JP3336530B2 JP31126092A JP31126092A JP3336530B2 JP 3336530 B2 JP3336530 B2 JP 3336530B2 JP 31126092 A JP31126092 A JP 31126092A JP 31126092 A JP31126092 A JP 31126092A JP 3336530 B2 JP3336530 B2 JP 3336530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一時的に表示が可能な
磁気カード等の情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報通信システム(IN
S)、付加価値通信網(VAN)など、情報関連技術が
急速に発達しており、情報の価値が大きくなってきてい
る。それに伴ない、情報の伝達方法や、情報の記憶・表
示といった情報処理関連機器などの開示表示機能がない
ために、情報の表示のためのハードコピーを別に必要と
している。例えば、現在広く利用されているキャッシュ
カードなどでお金の出し入れをした場合、預金額の残高
情報を利用者に知らせるために、別にハードコピーに出
力させている。同様にクレジットカードやその他のカー
ドの利用時においても、表示機能がないために別にハー
ドコピーを必要としている場合が非常に多く、カードに
表示機能を持たせたいという要望は高い。
【0003】このため、その一つの実現手段として、I
Cカードなどに液晶表示デバイス及び薄型の電池を内蔵
させて表示機能を持たせ、且つ、電卓にもなるといった
多機能カードなども検討さているが、電池の必要なこと
や、カードコストがかなり高くなることから、カードの
手軽さに対する問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記実情に
鑑み、必要な情報を低コストで、且つ簡単に表示、消去
の繰り返し記録が可能であり、しかも摩擦によっても容
易に消えない高コストラストの表示画像が得られ、同時
に鮮明なフルカラー画像を付与できる情報記録媒体を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
を挾んで、一方の面に樹脂母材及び該樹脂母材中に分散
させた有機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透
明度が可逆的に変化する感熱記録層を設け、反対の面に
熱転写記録により印字されるべき受容層を設けたことを
特徴とする情報記録媒体が提供され、また、支持体の少
なくとも一方の面に、樹脂母材及び該樹脂母材中に分散
させた有機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透
明度が可逆的に変化する感熱記録層と、熱転写記録によ
り印字されるべき受容層とを設けたことを特徴とする情
報記録媒体が提供され、また、支持体を挾んで、一方の
面に樹脂母材及び該樹脂母材中に分散させた有機低分子
物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可逆的に変
化する感熱記録層を設けたフィルムを貼付し、反対の面
に熱転写記録により印字されるべき受容層を設けたフィ
ルムを貼付したことを特徴とする情報記録媒体が提供さ
れ、また、支持体の少なくとも一方の面に、樹脂母材及
び該樹脂母材中に分散させた有機低分子物質を主成分と
し、温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱記録
層を設けたフィルムと、熱転写記録により印字されるべ
き受容層を設けたフィルムとを貼付したことを特徴とす
る情報記録媒体が提供され、また、支持体の少なくとも
一方の面に、感熱昇華受容機能を有し、樹脂母材及び該
樹脂母材中に分散させた有機低分子物質を主成分とし、
温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱記録層を
設けたことを特徴とする情報記録媒体が提供され、特
に、該感熱昇華受容機能を有する感熱記録層が、塩化ビ
ニル系樹脂より成ることを特徴とする情報記録媒体が提
供され、また、前記これらの情報記録媒体における感熱
記録層の直下または支持体の感熱記録層対応部分に着色
層又は光反射層を設けたことを特徴とする情報記録媒体
が提供され、特に、該着色層の一部又は光反射層の一部
に接着剤層を有しない非密着部を設けたことを特徴とす
る情報記録媒体が提供され、また、前記これら情報記録
媒体の支持体の少なくとも一方の面又は反対の面の一部
に、磁気記録層を設けことを特徴とする情報記録媒体が
提供され、また、前記これら情報記録媒体の支持体の少
なくとも一方の面又は反対の面或いは内部にIC記録部
を設けたことを特徴とする情報記録媒体が提供され、ま
た、前記これら情報記録媒体の感熱記録層に、離型剤を
含有させたことを特徴とする情報記録媒体が提供され、
また、これら情報記録媒体の前記感熱記録層上に、更に
離型剤層を設けたことを特徴とする情報記録媒体が提供
され、また、前記情報記録媒体の支持体の一方の面に凹
部を設け、該凹部に感熱記録層を設けたことを特徴とす
る情報記録媒体が提供され、更に、前記情報記録媒体の
感熱転写受容層に、昇華型熱転写記録シートを重ね合わ
せ、該シート側より加熱することにより昇華転写画像を
印字し、かつ感熱記録層の着色層部上又は光反射層部上
に直接加熱することにより白濁画像を印字することを特
徴とする印字方法が提供され、更にまた、該方法におい
て前記白濁画像の、加熱による印字及び消去を繰り返し
行なうことを特徴とする印字方法が提供される。
【0006】即ち、本発明者等は、鋭意研究を重ねた結
果、温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱記録
機能と、熱転写受容機能との両機能を有する情報記録媒
体とすることによって、前記課題を解決しうることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の情報記録媒体の具体的な例を図面
に従って説明する。図2(a)は、支持体1の一方の面
に可逆性感熱記録層2を設け、反対の面に転写受容層3
を設けた情報記録媒体である。図2(b)は、支持体1
の一方の面に着色層4または光反射層(Al蒸着層)5
を設け、その上に可逆性感熱記録層2を設けると共に、
反対の面に、転写受容層3を設けた情報記録媒体であ
る。図3(a)は、支持体1の一方の面の少くとも一部
に磁気記録層6を設け、同一面または磁気記録層6上に
可逆性感熱記録層2を設けると共に、反対の面に転写受
容層3を設けた情報記録媒体である。図3(b)は、図
3(a)において、少なくとも可逆性感熱記録層2の下
に着色層4または光反射層(Al蒸着層)5を設けた情
報記録媒体である。図4(a)は、一方の面に凹部を有
する支持体1の該凹部に可逆性感熱記録層2を設け、同
一面の可逆性感熱記録層2以外の部分の少くとも一部に
磁気記録層6を設けると共に、反対の面に転写受容層3
を設けた情報記録媒体である。図4(b)は、図4
(a)において、少くとも可逆性感熱記録層2の下に着
色層4または、光反射層(Al蒸着層)5を設けた情報
記録媒体である。図5(a)は、支持体1の一部に可逆
性感熱記録層2を設け、同一面の一部に転写受容層3を
設けた情報記録媒体である。図5(b)は、図5(a)
において、少なくとも可逆性感熱記録層2の下に着色層
4または光反射層(Al蒸着層)5を設けた情報記録媒
体である。図6(a)は、支持体1の一方の面に可逆性
感熱記録層2と転写受容層3設け、反対の面に磁気記録
層6を設けた情報記録媒体である。図6(b)は、支持
体1の一方の面に可逆性感熱記録層2と転写受容層5と
磁気記録層6を設けた情報記録媒体である。図7(a)
は、一方の面に凹部を有する支持体1の該凹部に可逆性
感熱記録層2を設け、同一面に転写受容層3と磁気記録
層6を設けた情報記録媒体である。図7(b)は、一方
の面に凹部を有する支持体1の該凹部に可逆性感熱記録
層2を設け、同一面に転写受容層3、反対の面に磁気記
録層6を設けた情報記録媒体である。
【0008】図8(a)は、可逆性感熱記録層2を設け
たフィルム1′に貼付用接着剤層11を設けたものであ
る。図8(b)は、転写受容層3を設けたフィルム1′
に貼付用接着層11を設けたものである。図9は、図8
(a)のものを支持体1の一方の面に、また図8(b)
のものを支持体1の反対の面に貼付した情報記録媒体で
ある。図10は、図9において可逆性感熱記録層対応部
分に着色層4又は光反射層5を、接着剤層11を有しな
い非密着部と共に設けた情報記録媒体である。図11
は、図8(a)のものと、図8(b)のものを支持体の
一方の面に貼付した情報記録媒体である。図12(a)
は、図11において可逆性感熱記録層対応部分に着色層
4又は光反射層5を、接着剤層11を有しない非密着部
と共に設けた情報記録媒体である。図12(b)は、図
11において支持体1の凹部にIC記録部12を設けた
情報記録媒体である。
【0009】図13は、支持体1に感熱昇華受容機能を
有する可逆性感熱記録層2′を設けた情報記録媒体であ
る。図14(a)は、図13において可逆性感熱記録層
2′の直下に着色層4又は光反射層5を設けた情報記録
媒体である。図14(b)は、図13において、可逆性
感熱記録層2′の上に、離型層7を設けた情報記録媒体
である。図15(a)は、可逆性感熱記録層2′を設け
た透明支持体1″に、更に貼付用の接着剤(又は粘着
剤)層11′を設けたものである。図15(b)は、図
15(a)において、可逆性感熱記録層2′の直下に着
色層4又は光反射層5を設けたものである。図16
(a)は、図15(b)を支持体1に貼付した情報記録
媒体である。図16(b)は、図16(a)において着
色層4又は光反射層5の部分に、接着剤(又は粘着剤)
層11′を設けない非密着部を設けた情報記録媒体であ
る。図17(a)は、図13において支持体1に磁気記
録層6を設けた情報記録媒体である。図17(b)は、
図13において支持体1の一部分に磁気記録層6を設け
た情報記録媒体である。図17(c)は、図13におい
て可逆性感熱記録層2と支持体1との間に磁気記録層6
を設けた情報記録媒体である。図17(d)は、図13
において可逆性感熱記録層2と支持体1との間に着色層
4又は光反射層5及び磁気記録層6を設けた情報記録媒
体である。図17(a)〜(d)において、図13のも
のの代りに、図14(a)又は(b)を使用してもよ
い。図18(a)は、図13において、支持体1の凹部
にIC記録部12を設けた情報記録媒体である。図18
(b)は、支持体1の凹部に図15(b)のものと、支
持体1の別の凹部にIC記録部12を設けた情報記録媒
体である。図18(c)は、図13のものを接着剤(又
は粘着剤)層11′を介してICカード13に貼付した
情報記録媒体である。尚、図18(c)において、支持
体1の代りに透明支持体1′を用いてもよい。図18
(d)は、図18(c)において透明支持体1″を用
い、着色層4(又は光反射層5)を、接着剤(又は粘着
剤)層11′を有しない非密着部と共に設けた情報記録
媒体である。
【0010】着色層4及び光反射層5は、可逆性感熱記
録層2、2′に形成される表示画像を見易くするために
設けたものである。また、感熱昇華転写記録方式は、感
熱可逆記録方式よりも印字エネルギーが2〜3倍も高く
なり、前記の記録層だけでは、サーマルヘッドにより昇
華インクシートとの間でスティッキング現象が発生し、
鮮明な昇華転写画像が得られないだけでなく、極端な場
合には前記インクシートが破れてしまうことがある。そ
こで感熱記録層中にシリコーンオイル等の離型剤を含有
させたり、また該記録層上に離型剤層を設けることによ
り、これらの問題で解決することができる。更に、図4
(a)、(b)及び図7(a)、(b)では、通常の平
担な支持体を用いた場合に生じる感熱記録層の出っ張り
による不都合(感熱記録層が出っ張ったカードでは磁気
記録の読み取り又は書き込みの際、装置の内部を通過さ
せるとに走行不良が発生したり、出っ張り部分の感熱記
録層、即ち表示部分が摩耗し易い。)を解消することが
できる。更にまた、図8(a)、(b)及び図15
(a)、(b)に示したように、接着剤層又は粘着剤層
を設けたものは、情報記録媒体を作成するためのラベル
シートとして使用しうるものである。
【0011】本発明の情報記録媒体の可逆性感熱記録層
を構成する樹脂母材において、塩化ビニル系樹脂は、感
熱可逆性能が高く、かつ感熱昇華受容性能も高いので、
可逆性感熱記録層及び感熱昇華受容層に共通に使用する
ことができ、極めて優れた樹脂である。
【0012】次の表1に、各樹脂の感熱記録性能及び感
熱昇華性受容性能を示す。表1から、前記両性能に優れ
ている塩化ビニル系樹脂が記録層の樹脂母材の主成分と
して好適に用いられる。
【表1】
【0013】本発明の情報記録媒体の可逆性感熱記録層
の記録原理は、前記のごとき温度よる可逆的な透明度変
化(透明状態、白濁不透明状態)を利用しており、この透
明状態と白濁不透明状態との違いは次のように推測され
る。すなわち、(I)透明の場合には樹脂母材中に分散さ
れた有機低分子物質の粒子は有機低分子物質の大きな粒
子で構成されており、感熱記録層の片側から入射した光
は散乱されること無く反対側に透過するため透明に見え
ること、また、(II)白濁不透明の場合には有機低分子物
質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶が集合した多結
晶で構成され、個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を
向いているため片側から入射した光は有機低分子物質粒
子の結晶の界面で何度も屈折し、散乱されるため白く見
えること、等に由来している。
【0014】図1(熱による透明度の変化を表わしてい
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT0
以下の常温では白濁不透明状態にある。これを温度T2
加熱すると透明になり、この状態で再びT0以下の常温に
戻しても透明のままである。これは温度T2からT0以下に
至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経て多結晶か
ら単結晶へと結晶が成長するためと考えられる。更にT3
以上の温度に加熱すると、最大透明度と最大不透明度と
の中間の半透明状態になる。次に、この温度を下げて行
くと、再び透明状態をとることなく最初の白濁不透明状
態に戻る。これは温度T3以上で有機低分子物質が溶融
後、冷却されることにより多結晶が析出するためである
と考えられる。なお、この不透明状態のものをT1〜T2
の温度に加熱した後、常温即ちT0以下の温度に冷却した
場合には透明と不透明との中間の状態をとることができ
る。また、前記常温で透明になったものも再びT3以上の
温度に加熱した後常温に戻せば、再び白濁不透明状態に
戻る。即ち、常温で不透明及び透明の両形態並びにその
中間状態をとることができる。
【0015】本発明に係る情報記録媒体の可逆性感熱層
を作るには一般に(1)樹脂母材及び有機低分子物質の
2成分を溶解した溶液、又は樹脂母材の溶液(溶剤として
は有機低分子物質を溶解しないものを用いる)に有機低
分子物質を微粒子状に分散した分散液を対象面上に塗
布、乾燥させるか、或いは(2)前記2成分を溶剤の存
在又は不存在下に、必要あれば加熱しながら、混練し、
これをシート状に成形し、それ自体を感熱記録シートと
することにより作られる。
【0016】感熱層又は感熱記録材料作成用溶剤として
は、樹脂母材及び有機低分子物質の種類によって種々選
択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩
化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられ
る。なお、分散液を使用した場合はもちろんであるが、
溶液を使用した場合も得られる感熱層中では有機低分子
物質は微粒子として析出し、分散状態で存在する。
【0017】感熱層に使用される樹脂母材は、有機低分
子物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、最大
透明時の透明度に影響を与える材料であり、更に重要な
こととして昇華染料染着性の良好な材料であることが必
要である。このため樹脂母材は透明性が良く、機械的に
安定で、成膜性に優れ、昇華染料染着性の良い樹脂が好
ましい。
【0018】このような樹脂としては、前記したように
塩化ビニル系樹脂が最適であり、例えば、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル-酢酸
ビニル-ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル-酢酸ビ
ニル-マレイン酸共重合体、塩化ビニル-アクリレート共
重合体等の塩化ビニル系共重合体が挙げられ、その他に
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン-塩化ビニル共重
合体、塩化ビニリデン-アクリロニトリル共重合体等の
塩化ビニリデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;
ポリアクリレート又はポリメタクリレート或いはアクリ
レート-メタクリレート共重合体;シリコン樹脂等が挙げ
られる。これらは単独で或いは2種以上混合して使用さ
れる。
【0019】一方、有機低分子物質としては記録層中で
熱により多結晶から単結晶に変化するものであればよ
く、一般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程度のも
のが使用される。このような有機低分子物質としてはア
ルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノール
またはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミン;ア
ルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカン;ハロ
ゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアルカン;シ
クロアルケン;シクロアルキン;飽和または不飽和モノ
またはジカルボン酸又はこれらのエステル、アミド又は
アンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸また
はこれらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;アリ
ルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド又はアン
モニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸またはそれらの
エステル、アミド又はアンモニウム塩;チオアルコー
ル;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミンまた
はアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸エステ
ル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上混合し
て使用される。これらの化合物の炭素数は10〜60、好ま
しくは10〜38、特に10〜30が好ましい。エステル中のア
ルコール基部分は飽和していても、又、飽和していなく
てもよく、またハロゲン置換されていてもよい。いずれ
にしても有機低分子物質は分子中に酸素、窒素、硫黄及
びハロゲンの少くとも1種、例えば-OH、-COOH、-CONH
-、-COOR、-NH-、-NH2、-S-、-S-S-、-O-、ハロゲン等
を含む化合物であることが好ましい。
【0020】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル;C16H33-O-C16H33 , C16H33-S-C16H33 ,C18H
37-S-C18H37 , C12H25-S-C12H25 ,C19H39-S-C19H39
, C12H25-S-S-C12H25 , 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸
が好ましく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好まし
い。
【0021】なお、感熱層中の有機低分子物質と樹脂母
材との割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好ましく、1:1
〜1:5が更に好ましい。樹脂母材の比率がこれ以下にな
ると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持した膜を形成
することが困難となり、またこれ以上になると、有機低
分子物質の量が少ないため、不透明化が困難になる。
【0022】感熱記録層には以上の成分の他に、透明画
像の形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤
等の添加物を添加することができる。これらの添加物の
具体例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ-2-エ
チルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジ
ル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジ
エチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタ
ル酸ジ-n-オクチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、フ
タル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシル、フタ
ル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、アジピン
酸ジブチル、アジピン酸ジ-n-ヘキシル、アジピン酸ジ-
2-エチルヘキシル、アジピン酸アルキル610、アゼライ
ン酸ジ-2-エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバ
シン酸ジ-2-エチルヘキシル、ジエチレングリコールジ
ベンゾエート、トリエチレングリコールジ-2-エチルブ
チラート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシ
ノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、
アセチルクエン酸トリブチル。
【0023】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳香族カル
ボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホン酸、硫
酸モノエステル又はリン酸モノ-又はジ-エステルのCa、
Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖アルキルアクリレ
ート;アクリル系オルゴマー;ポリ長鎖アルキルメタク
リレート;長鎖アルキルメタクリレート〜アミン含有モ
ノマー共重合体;スチレン〜無水マレイン酸共重合体;
オレフィン〜無水マレイン酸共重合体。
【0024】又、本発明においては、感熱記録層中にア
ミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルキ
ッド変性シリコーン等の離型剤を含有させることができ
る。なお、感熱記録層中には、充填剤を含有させること
もできる。充填剤としては、シリカ、酸化チタン、炭酸
カルシウム等の白色顔料が挙げられる。その他、感熱記
録層には、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を
適宜含有させてもよい。
【0025】また、感熱記録層上に前記離型剤を含んだ
層を設けたり、或いは各種の図案や文字等を印刷するこ
とができる。感熱記録層上に積層する離型剤層(厚さ0.1
〜5μm)の材料としては、離型剤として前記シリコーン
等、更に耐熱保護の効果をもたらすバインダーとしてシ
リコーン系ゴム、シリコーン樹脂(特開昭63-221087号公
報に記載)、ポリシロキサングラフトポリマー(特願昭62
-152550号に記載)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂
(特願昭63-310600号に記載)等が用いられる。いずれの
場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶剤は、感熱記
録層の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しにくいほう
が望ましい。感熱記録層の樹脂及び有機低分子物質を溶
解しにくい溶剤としてはn-ヘキサン、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙
げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面から望まし
い。
【0026】本発明の情報記録媒体の他の各層の形成法
は次の通りである。まず転写受容層は、染料染着性のあ
る樹脂によって形成され、必要に応じて2層以上にして
もよい。受容層に用いられる樹脂としては、染料染着性
のある樹脂が用いられ、特に限定されるものではない
が、中でもポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体が特に好ましい。
【0027】着色層は着色剤及び樹脂バインダーを主成
分とする溶液又は分散液を対象面に塗布、乾燥するか、
或いは単に着色シートを貼合せることにより形成され
る。ここで着色剤としては上層の可逆性感熱記録層の透
明及び白濁の変化を反射画像として認識できればよく、
赤、黄、青、紺、紫、黒、茶、灰、橙、緑などの色や
銀、金など光を反射するような色を有する染料、顔料、
金属粉等が使用される。また樹脂バインダーとしては各
種熱可塑性、熱硬化性又は紫外線硬化性樹脂が使用され
る。又、支持体上に、Al等を蒸着して光反射層とする
こともできる。着色層や光反射層を設けたことにより、
可逆性感熱記録層に形成される表示画像を見易くするこ
とができる。
【0028】次に磁気層は磁性材料を対象面に真空蒸
着、スパッタリング等の方法で堆積させるか、或いは樹
脂バインダーと共に塗布、乾燥することにより形成され
る。ここで磁性材料としては、鉄、コバルト、ニッケル
等、及びそれらの合金又は化合物が挙げられる。また樹
脂バインダーとしては着色層の場合と同様、各種熱可塑
性、熱硬化性又は紫外線硬化性樹脂が挙げられる。なお
磁気層上には必要に応じて隠蔽層を設けたり、或いは各
種の図案や文字等を印刷することができる。
【0029】更にまた、保護層形成液或いは離型剤層形
成液の溶剤やモノマー成分等から感熱記録層を保護する
ために、保護層或いは離型剤層と、感熱記録層との間に
中間層を設けることができる(特開平1-133781号公報に
記載)。中間層の材料としては感熱記録層中の樹脂母材
として挙げたものの他に下記のような熱硬化性樹脂、熱
可塑性樹脂が使用可能である。即ち、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽和ポリエステ
ル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げられる。中
間層の厚さは0.1〜2μmくらいが好ましい。
【0030】支持体としてはポリエステルフィルムのよ
うな透明又は白色プラスチックフィルム、紙等、又はそ
れらの着色物が使用される。
【0031】本発明の印字方法は、情報記録媒体21の
転写受容層と昇華型熱転写記録シートとを重ね合わせて
サーマルヘッドで加熱する印字方法と、該記録媒体21
の可逆性感熱記録層をサーマルヘッドで加熱する可逆的
印字方法とを組み合わせたものであり、これらの各印字
の順序はいずれが先でもよい。この際可逆性感熱記録層
への印字は着色層部上又は光反射層部上に行なうと、表
示画像が見易くなる。また前記可逆的印字方法により形
成される白濁画像は、加熱により、印字−消去を何回も
繰り返すことができる。
【0032】本発明の印字方法を、以下図面に基づいて
説明する。図19は、情報記録媒体21の転写受容層に
昇華型熱転写記録シート(インクシート)24を重ね合
わせて該シート側よりサーマルヘッド22により加熱す
ることにより、インクシート24の色素が転写受容層へ
転写し、鮮明なフルカラーの昇華転写画像を印字する方
法に使用する装置の模式図である。図20は、情報記録
媒体21の可逆性感熱記録層にサーマルヘッド26によ
り加熱し白濁画像を形成し、更にヒートローラ28によ
り加熱することにより既に形成された該画像を消去する
方法に使用する装置の模式図である。図21は、支持体
の一方の面に可逆性感熱記録層を設け、反対の面に転写
受容層を設けた情報記録媒体21を用いて印字するため
の、図19の感熱昇華転写印字方法に使用する装置と図
20の加熱可逆性印字方法に使用する装置を組み合わせ
た装置の模式図である。図22は支持体の一方の面に可
逆性感熱記録層と転写受容層とを設けた情報記録媒体2
1を用いて印字させるための、図19の感熱昇華転写印
字方法に使用する装置と図20の感熱可逆性印字方法に
使用する装置を組み合わせた装置の模式図である。
【0033】
【実施例】本発明を実施例により更に詳しく説明するが
本発明はこれに限定されるものではない。なおここでの
部及び%はともに重量基準である。
【0034】実施例1 250μm厚の白色ポリエステルフィルムの一方の面の
一部にアルミニウムを真空蒸着し、着色層とした。次に
この着色層上に、 ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 フタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 3部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 25部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して15μm厚の可逆性感
熱記録層を設けた。次に反対の面に ポリエステル樹脂(東洋紡績社製バイロン200) 20部 アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 2部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して8μm厚の転写受容層
を設け情報記録媒体を作製した。
【0035】実施例2 10μmの厚のポリエステルフィルム上に ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 28部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、乾燥して10μ
m厚の感熱記録層を設けることにより可逆性感熱記録材
料を作成した。次に10μm厚のポリエステルフィルム
上に 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 20部 アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 1部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、乾燥して6μm
厚の転写受容層を設け転写受容材料を作製した。次に市
販の磁気カード(帯状の磁気記録層を有する)の磁気記
録層側の一部に黒色ポリエステルフィルムと前記感熱記
録材料とをこの順で貼りつけ、更に磁気カードの裏面に
転写受容材料を貼りつけることにより、情報記録媒体を
作製した。
【0036】実施例3 深さ17μmの凹部を有する250μm厚の白色ポリエ
ステルフィルムの凹部に カーボンブラック 10部 紫外線硬化性樹脂(三菱レイヨン社製FS−1059) 5部 トルエン 10部 よりなる分散液を塗布し、加熱乾燥後、120W/cm
のUVランプで紫外線を5秒間照射硬化させて、2μm
厚の着色層を設けた。更にこの着色層上に実施例1と同
様の可逆性感熱記録層を設けた。次に支持体の同一面上
の他の部分に Fe23 10部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VAGH) 10部 メチルエチルケトン(MEK) 40部 トルエン 40部 よりなる分散液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して
10μm厚の磁気記録層を設けた。更に支持体の反対の
面に、実施例2で用いた転写受容層を設け、情報記録媒
体を作製した。
【0037】実施例4 250μm厚の白色ポリエステルフィルム上に実施例1
と同様の可逆性感熱記録層を設けた。次に同一面の一部
に転写受容層を設ける以外は実施例1と同様にして情報
記録媒体を作製した。
【0038】実施例5 10μm厚のポリエステルフィルム上に実施例2と同様
の感熱記録層を設けることにより可逆性感熱記録材料を
作成した。次に10μm厚のポリエステルフィルム上に
実施例2と同様にして転写受容層を設け転写受容材料を
作製した。次に市販の磁気カード(帯状の互気記録層を
有する)の磁気記録層側の一部に黒色ポリエステルフィ
ルムと前記感熱記録材料とをこの順で貼りつけ、更に磁
気カードの同一面に転写受容材料を貼りつけることによ
り、情報記録媒体を作製した。
【0039】実施例6 深さ17μmの凹部の有する250μm厚の白色ポリエ
ステルフィルムの凹部に実施例3と同様にして2μm厚
の着色層を設けた。更にこの着色層上に実施例1で用い
た可逆性感熱記録層を設けた。次に支持体の反対の面上
の一部に実施例3と同様の磁気記録層を設けた。更に支
持体の凹部を有する面に実施例2と同様の転写受容層を
設け情報記録媒体を作製した。
【0040】各実施例1〜6で作製した情報記録媒体に
ついて、図19の装置で感熱記録層上に鮮明なるフルカ
ラー画像を形成し、次いで図20の装置で感熱記録層へ
の画像の形成、消去、並びに磁気記録層への記録、消去
を繰り返しても性能の劣化は生じなかった。
【0041】実施例7 50μm厚の透明ポリエステルフィルムの一方の全面に
アルミニウムを真空蒸着し、着色層とした。次にこの着
色層上に、 ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 フタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 3部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 25部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して15μm厚の可逆性感
熱記録層を設けた(Aフィルム)。次に50μm厚の白
色ポリエステルフィルムの一方の全面に ポリエステル樹脂(東洋紡績社製バイロン200) 20部 アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 2部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して8μm厚の転写受容層
を設けた(Bフィルム)。次いで、100μm厚の透明
ポリエステルフィルムの両面に各々A及びBフィルムを
接着剤を塗布し、片面に12Aフィルム、もう一方の片
面に12Bフィルムを貼りつけ、情報記録媒体を作成し
た。
【0042】実施例8 10μm厚のポリエステルフィルム上に ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 28部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、乾燥して10μ
m厚の可逆性感熱記録層を設けた(Cフィルム)。次に
10μm厚のポリエステルフィルム上に 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 20部 アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 1部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 よりなるワイヤーバーで塗布し、乾燥して6μm厚の転
写受容層を設けた(Dフィルム)。次に市販の磁気カー
ド(全面に磁気記録層を有する)の磁気記録層とは逆の
面の一部に黒色層を印刷し、次いで前記Cフィルムを貼
りつけ、更に残り部にDフィルムを貼りつけることによ
り、情報記録媒体を作製した。
【0043】実施例9 100μm厚の白色ポリエステルフィルムの同一面上に
実施例7と同様のAフィルム及びBフィルムを、接着剤
層を塗布し、両フィルムを貼りつけた以外は実施例7と
同様にして情報記録媒体を作製した。
【0044】実施例10 一部アルミニウム蒸着層からなる着色層を設けた10μ
m厚のポリエステルフィルム上に実施例8と同様の感熱
記録層を設けた(C′フィルム)。次に10μm厚のポ
リエステルフィルム上に実施例8と同様にして転写受容
層を設けた(Dフィルム)。次に市販のICカード(I
Cチップ埋め込み型)の裏側の白色面全面に前記C′フ
ィルムを約1/3をAl着色層部、残りを白色部になる
ように貼りつけ、更に残りの部分にDフィルムを貼りつ
けることにより、情報記録媒体を作製した。
【0045】実施例11 実施例7のAフィルムの裏面にニトリルゴム系接着剤
(商品名EC776:住友3M社製)をカードサイズ
(約86×55mm)で、かつ、その中の約25×40
mmの面積は接着剤層を設けないようにし、本発明の可
逆性感熱記録材料のラベルシートを作成した。一方、実
施例7のBフィルムの裏面に、前記同様に全面に粘着加
工し、同様のラベルシートを作成した。次に、市販のI
Cカードの表面にBフィルムのラベルシートを貼りつ
け、さらに裏側には、1部に約24×39mmの黒色印
刷層を設け、その部分と前記ラベルの接着剤層を設けて
いない部分が重なり合うように貼りつけることにより本
情報記録媒体を作成した。
【0046】各実施例で作成した感熱記録媒体につい
て、図19の装置で感熱記録層上に鮮明なるフルカラー
画像を形成し、次いで図20の装置で同一記録層上の別
の余白部に白濁画像を形成し、消去を100回繰り返し
ても、白濁画像の性能の劣化は、ほとんど生じなかっ
た。
【0047】実施例12 250μm厚の白色ポリエステルフィルムの一方の面の
一部にアルミニウムを真空蒸着し、着色層とした。次に
この着色層上に、 ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 フタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 3部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 25部 アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 2部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して15μm厚の可逆性感
熱記録層を設け、情報記録媒体を作成した。
【0048】実施例13 50μmの厚のポリエステルフィルム上に ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(AUCC社製VYHH) 28部 アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 2部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、乾燥して10μ
m厚の可逆性感熱記録層を設けることにより可逆性感熱
記録材料を作成した。次に、上記の可逆性感熱記録材料
の裏面にニトリルゴム系接着剤(商品名EC776:住
友3M社製)を塗布し、約40μmの接着剤層上に剥離
紙を粘着加工し、任意のサイズに打抜きし、可逆性感熱
記録材料のラベルシートを作成した。次に、市販の磁気
カード(全面に磁気記録層を有する)の磁気記録層とは
逆の面の一部に黒色ポリエステルフィルムと前記感熱記
録材料のラベルシートとをこの順で貼りつけることによ
り、情報記録媒体を作製した。
【0049】実施例14 深さ17μmの凹部を有する250μm厚の白色ポリエ
ステルフィルムの凹部に カーボンブラック 10部 紫外線硬化性樹脂(三菱レイヨン社製FS−1059) 5部 トルエン 10部 よりなる分散液を塗布し、加熱乾燥後、120W/cm
のUVランプで紫外線を5秒間照射硬化させて、2μm
厚の着色層を設けた。更にこの着色層上に実施例12と
同様の感熱記録層を設けた。次に上記支持体の裏面に Fe23 10部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VAGH) 10部 メチルエチルケトン(MEK) 40部 トルエン 40部 よりなる分散液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して
10μm厚の磁気記録層を設け、情報記録媒体を作製し
た。
【0050】実施例15 250μm厚の白色ポリエステルフィルムの一方の面の
一部にアルミニウムを蒸着し、着色層とした。次にこの
着色層上に ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 フタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 3部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(UCC社製VYHH) 25部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して14μm厚の可逆性感
熱記録層を設けた。さらにその上に ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂溶液(固形分75%) 100部 (大日本インキ化学社製ユニディックC7−157) アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 3部 よりなる溶液を、適宜希釈して、塗布し、加熱乾燥後8
0W/cmの紫外線ランプで紫外線を3秒間照射して約
1μ厚の離型剤層を設け、情報記録媒体を作製した。
【0051】実施例16 一部アルミニウム蒸着層からなる着色層を設けた10μ
m厚のポリエステルフィルム上に実施例13と同様の感
熱記録層を設けることにより可逆性感熱記録材料を作成
し、さらに実施例13と同様にラベルシートを作成し
た。次に市販のICカード(ICチップ埋め込み型)の
裏側の白色面全面に前記感熱記録材料(約1/3をAl
着色層部、残りを白色部になるように貼りつけることに
より、感熱記録媒体を作製した。
【0052】実施例17 裏面に磁気ストライプを有し、かつ裏面に25×40m
mの面積で深さ17μmの凹部の有する500μm厚の
塩ビカードエステルフィルムの凹部に実施例16より作
成された可逆性感熱記録材料のアルミニウム蒸着層全面
に設けた部分のみカットし、貼りつけ、感熱記録媒体を
作製した。
【0053】実施例18 50μm厚の透明ポリエステルフィルム上に ベヘン酸 8部 ステアリルステアレート 2部 フタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 3部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(AUCC社製VYHH) 25部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して14μm厚の可逆性感
熱記録層を設けた。さらにその上に ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂溶液(固形分75%) 100部 (大日本インキ化学社製ユニディックC7−157) アミノ変性シリコーン(東レシリコーン社製SF8417) 3部 よりなる溶液を、適時希釈して、塗布し、加熱乾燥後8
0W/cmの紫外線ランプで紫外線を3秒間照射して約
1μ厚の離型剤層を設け、情報記録媒体を作製した。次
に、上記可逆性感熱記録緒料の裏面にニトリルゴム系接
着剤(商品名EC776:住友3M社製)をカードサイ
ズ(86×55mm)で、かつその中の約25×40m
mの面積は接着剤層を設けないように塗布し、約40μ
mの接着剤層上に剥離紙を蒸着加工し、任意のサイズに
打抜きし、本発明の可逆性感熱記録材料のラベルシート
を作成した。次に市販のICカード(ICチップ埋め込
み型)の裏側の一部に約24×39mmの黒色印刷層を
設け、その部分と、前記ラベルの接着剤層を設けていな
い部分が重ね合うように貼りつけることにより、感熱記
録媒体を作製した。
【0054】各実施例で作成した感熱記録媒体につい
て、図19の装置で、感熱記録層上に鮮明なるフルカラ
ー画像を形成し、次いで図20の装置で同一記録層上の
別の余白部に白濁画像を形成し、消去を100回繰り返
しても、白濁画像の性能の劣化は、ほとんど生じなかっ
た。
【0055】
【発明の効果】以上の如く本発明の情報記憶媒体は温度
により透明度が可逆的に変化する可逆性感熱記録層を持
つため、必要な情報を低コストで且つ簡単に表示できる
上、指などの摩擦によっても容易に消えない高コントラ
ストの表示が得られるという利点がある。更に該媒体の
裏面又は同一面上に、又は該媒体の可逆性感熱記録層の
周囲に、写真、イラスト、絵画、などのフルカラー画像
を鮮明に形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可逆性感熱記録材料の熱による透
明度の変化を表わした図である。
【図2】図2(a)は支持体1の一方の面に可逆性感熱
記録層2を設け、また反対の面に転写受容層3を設けた
情報記録媒体。図2(b)は支持体1の一方の面に着色
層4又はAl蒸着層5を設け、その上に可逆性感熱記録
層2を設けると共に、反対の面に転写受容層3を設けた
情報記録媒体。
【図3】図3(a)は支持体1の一方の面に磁気記録層
6を設け、その上に可逆性感熱記録層2を設けると共
に、反対の面に転写受容層3を設けた情報記録媒体。図
3(b)は図3(a)の情報記録媒体において、更に、
可逆性感熱記録層2の下に着色層4またはAl蒸着層5
を設けた情報記録媒体。
【図4】図4(a)は一方の面に凹部を有する支持体1
の凹部に、可逆性感熱記録層2を設け、同一面に磁気記
録層6を設けると共に、反対の面に転写受容層3を設け
た情報記録媒体。図4(b)は図4(a)の情報記録媒
体において、更に可逆性感熱記録層2の下に着色層4ま
たはAl蒸着層5を設けた情報記録媒体。
【図5】図5(a)は支持体1の一部に可逆性感熱記録
層2を設け、同じ面の一部に転写受容層3を設けた情報
記録媒体。図5(b)は図5(a)の情報記録媒体にお
いて、更に可逆性感熱記録層2の下に着色層4またはA
l蒸着層5を設けた情報記録媒体。
【図6】図6(a)は支持体1の一方の面に可逆性感熱
記録層2と転写受容層3とを設け、反対の面に磁気記録
層6を設けた情報記録媒体。図6(b)は支持体1の一
方の面に可逆性感熱記録層2、転写受容層3及び磁気記
録層6を設けた情報記録媒体。
【図7】図7(a)は一方の面に凹部を有する支持体1
の凹部に可逆性感熱記録層2を設け、同一面に転写受容
層3と磁気記録層6を設けた情報記録媒体。図7(b)
は一方の面に凹部を有する支持体1の凹部に可逆性感熱
記録層2を設け、同一面に転写受容層3、反対の面に磁
気記録層6を設けた情報記録媒体。
【図8】図8(a)は可逆性感熱記録層2を設けたフィ
ルム1′に貼付用接着剤層11を設けたもの。図8
(b)は転写受容層3を設けたフィルム1′に貼付用接
着層11を設けたもの。
【図9】図9は図8(a)のものを支持体1の一方の面
に、また図8(b)のものを支持体1の反対の面に貼付
した情報記録媒体。
【図10】図10は図9において可逆性感熱記録層反応
部分に着色層4又は光反射層5を、接着剤層11を有し
ない非密着部と共に設けた情報記録媒体。
【図11】図11は図8(a)のものと図8(b)のも
のを、支持体の一方の面に貼付した情報記録媒体。
【図12】図12(a)は図11において可逆態感熱記
録層対応部分に着色層4又は光反射層5を、接着剤層1
1を有しない非密着部と共に設けた情報記録媒体。図1
2(b)は図11において支持体1の凹部にIC記録部
12を設けた情報記録媒体。
【図13】支持体1に感熱昇華受容機能を有する可逆性
感熱記録層2′を設け情報記録媒体。
【図14】図14(a)は図13において可逆性感熱記
録層2′の直下に着色層4又は光反射層5を設けた情報
記録媒体。図14(b)は図13において、可逆性感熱
記録層2′の上に、離型層7を設けた情報記録媒体。
【図15】図15(a)は可逆性感熱記録層2′を設け
た透明支持体1″に、更に貼付用の接着剤(又は粘着
剤)層11′を設けたもの。図15(b)は図15
(a)において、可逆性感熱記録層2′の直下に着色層
4又は光反射層5を設けたもの。
【図16】図16(a)は図15(b)を支持体1に貼
付した情報記録媒体。図16(b)は図16(a)にお
いて着色層4又は光反射層5の部分に、接着剤(又は粘
着剤)層11′を設けない非密着部を設けた情報記録媒
体。
【図17】図17(a)は図13において支持体1に磁
気記録層6を設けた情報記録媒体。図17(b)は図1
3において支持体1の一部分に磁気記録層6を設けた情
報記録媒体。図17(c)は図13において可逆性感熱
記録層2と支持体1との間に磁気記録層6を設けた情報
記録媒体。図17(d)は図13において可逆性感熱記
録層2と支持体1との間に着色層4又は光反射層5及び
磁気記録層6を設けた情報記録媒体。
【図18】図18(a)は図13において、支持体1の
凹部にIC記録部12を設けた情報記録媒体。図18
(b)は支持体1の凹部に図15(b)のものと、支持
体1の別の凹部にIC記録部12を設けた情報記録媒
体。図18(c)は図13のものを接着剤(又は粘着
剤)層11′を介してICカード13に貼付した情報記
録媒体 図18(d)は図18(c)において透明支持体1″を
用い、着色層4(又は光反射層5)を、接着剤(又は粘
着剤)層11′を有しない非密着部と共に設けた情報記
録媒体。
【図19】感熱昇華転写記録方式による印字装置の模式
図。
【図20】図20は感熱可逆記録方式による印字、記
録、表示、消去装置の模式図。
【図21】図21は図19の印字装置と図20の印字装
置を組み合わせた印字装置の模式図。
【図22】図22は図19の印字装置と図20の印字装
置を組み合わせた印字装置の模式図。
【符号の説明】
1…支持体 1′…フィルム 1″…透明支持体 2…感熱記録層 2′…感熱昇華受容機能を有する感熱記録層 3…転写受容層 4…着色層 5…光反射層 6…磁気記録層 7…離型層 11…接着剤層 11′…接着剤(又は粘着剤)層 12…IC記録部 13…ICカード 21…情報記録媒体 22…サーマルヘッド 23…フルカラー印字用サーマルヘッド駆動部 24…インクシート 25…磁気ヘッド 26…サーマルヘッド 27…白濁印字用サーマルヘッド駆動部 28…ヒートローラー 29…ヒートローラー駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−206094(JP,A) 特開 平2−170482(JP,A) 特開 平5−229289(JP,A) 実開 平2−3876(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/36 - 5/40 B42D 15/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体を挾んで、一方の面に樹脂母材及
    び該樹脂母材中に分散させた有機低分子物質を主成分と
    し、温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱記録
    層を設け、反対の面に熱転写記録により印字されるべき
    受容層を設けたことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 支持体の少なくとも一方の面に、樹脂母
    材及び該樹脂母材中に分散させた有機低分子物質を主成
    分とし、温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱
    記録層と、熱転写記録により印字されるべき受容層とを
    設けたことを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 支持体を挾んで、一方の面に樹脂母材及
    び該樹脂母材中に分散させた有機低分子物質を主成分と
    し、温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱記録
    層を設けたフィルムを貼付し、反対の面に熱転写記録に
    より印字されるべき受容層を設けたフィルムを貼付した
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 支持体の少なくとも一方の面に、樹脂母
    材及び該樹脂母材中に分散させた有機低分子物質を主成
    分とし、温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱
    記録層を設けたフィルムと、熱転写記録により印字され
    るべき受容層を設けたフィルムとを貼付したことを特徴
    とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 支持体の少なくとも一方の面に、感熱昇
    華受容機能を有し、樹脂母材及び該樹脂母材中に分散さ
    せた有機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明
    度が可逆的に変化する感熱記録層を設けたことを特徴と
    する情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記感熱記録層が、塩化ビニル系樹脂よ
    り成ることを特徴とする請求項5記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記感熱記録層の直下または支持体の感
    熱記録層対応部分に着色層又は光反射層を設けたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の情報記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 前記着色層の一部又は光反射層の一部に
    接着剤層を有しない非密着部を設けたことを特徴とする
    請求項7記載の情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記支持体の少なくとも一方の面又は反
    対の面の一部に、磁気記録層を設けことを特徴とする請
    求項1、2、3、4または5記載の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記支持体の少なくとも一方の面又は
    反対の面或いは内部にIC記録部を設けたことを特徴と
    する請求項1、2、3、4または5記載の情報記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 前記感熱記録層に、離型剤を含有させ
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
    の情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記感熱記録層上に、更に離型剤層を
    設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5
    記載の情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記支持体の一方の面に凹部を設け、
    該凹部に感熱記録層を設けたことを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記請求項7記載の情報記録媒体の感
    熱転写受容層に、昇華型熱転写記録シートを重ね合わ
    せ、該シート側より加熱することにより昇華転写画像を
    印字し、かつ感熱記録層の着色層部上又は光反射層部上
    に直接加熱することにより白濁画像を印字することを特
    徴とする印字方法。
  15. 【請求項15】 前記白濁画像の、加熱による印字及び
    消去を繰り返し行なうことを特徴とする請求項14記載
    の印字方法。
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