JP3218546B2 - 情報記憶表示媒体 - Google Patents

情報記憶表示媒体

Info

Publication number
JP3218546B2
JP3218546B2 JP14998792A JP14998792A JP3218546B2 JP 3218546 B2 JP3218546 B2 JP 3218546B2 JP 14998792 A JP14998792 A JP 14998792A JP 14998792 A JP14998792 A JP 14998792A JP 3218546 B2 JP3218546 B2 JP 3218546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
information storage
display medium
heat
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14998792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05318972A (ja
Inventor
哲也 天野
吉彦 堀田
篤 久田見
誠 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP14998792A priority Critical patent/JP3218546B2/ja
Publication of JPH05318972A publication Critical patent/JPH05318972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3218546B2 publication Critical patent/JP3218546B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記憶表示媒体に関
し、詳しくは、磁気記録が可能で、かつ、必要に応じて
一時的な表示(画像表示)が可能な情報記憶表示媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、各種のカード類が大量に発行され
使用されているが、その例として、名刺大のテレホンカ
ードやいわゆるオレンジカージ(JR社の乗車券券売用
カード)などがある。これらのカード(磁気カード)に
は予めとびとびに例えば1、50、…300、…50
0、…といったような数字が印刷されており、使用後の
残高はこれら数字の間にあけられた孔で表示されるよう
になっている。従って、これらカードが使用できる電話
機、券売機の利用によってのみ残高を正確に知ることが
できるものの、それ以外の場合には残高を正確に把握す
ることはできない。
【0003】こうした不都合を幾分でもなくすことを意
図して、ロイコ系染料を用いた感熱層や磁気記録層上に
Snを蒸着した感熱層を用い、サーマルヘッドで残高を
数字で表示するカードが実用化されている(特開昭59
−199284号、特開昭60−18388号などの公
報)。だが、これらの表示方法は残高の表示ができるも
のの消去ができないため、勢い、記録できる情報量が限
られてしまい、従って、残高があるのにもかかわらずそ
の表示できないといった欠点がある。
【0004】本発明者らはそうした実情に鑑みて、温度
に依存して透明度が可逆的に変化する性質をもった感熱
層を用い、残高の表示・消去が可能な情報記憶表示媒体
について先に提案した。しかし、そのような情報記憶表
示媒体にあって、表示のコントラストをより増幅させる
ために、可逆性感熱層の下に光反射層を設けた場合に
は、コントラストについては良好となるものの、該感熱
層上にカードにおける宣伝等の印刷層を設けると印刷に
用いたインキの色調を情報記憶表示媒体上に再現するこ
とができず、印刷着色部の色の色相、明度、彩度が変化
してしまい、印刷部が不透明になるという不都合が認め
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のごとき
不都合、不便さを解消し、残高等の繰り返し表示が高コ
ントラストで得られることはもちろん、感熱層上に印刷
層を設けた場合においても、印刷着色部の色の色相、明
度、彩度の変化がなく、印刷部が鮮明な情報記憶表示媒
及びそれを用いた画像形成及び消去方法を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記憶表示媒
体は、支持体上に光反射層、その上に温度に依存して透
明度が可逆的に変化する感熱層を設け、更にその上に該
感熱層の画像表示部以外の部分に隠蔽層を設け、更にま
たその上に印刷層を設けてなることを特徴としている。
この情報記憶表示媒体においては、支持体と光反射層と
の間に平滑層を設ければ更に有利なものとなる。
【0007】本発明者らは、先に提案した情報記憶表示
媒体について検討した結果、(1)支持体と可逆性感熱
層との間に光反射層を設ければ表示のコントラストが良
好となるのを確かめ、更に(2)該感熱層上の感熱層画
像表示部以外の部分に隠蔽層を設け、更にその上に印刷
層を設けることにより印刷部が鮮明になることを確かめ
た。
【0008】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明者等は、本発明をなすに先立って、前記従来の情報
記憶表示媒体において認められる印刷部が不鮮明になる
ことの原因を解析・検討したところ次の様なことが予想
された。即ち、物質が特定の色を出すのは、可視光線の
内の一定の波長を吸収し、その他の部分を反射または透
過するからであり、この時に視覚的に感じる色(補色)
は、吸収された光の波長以外の反射または透過した波長
の部分であることは一般的に知られているが、光反射層
がある場合においては、入射された光が光反射層により
正反射されるために見る角度により色調等が変化し、そ
の結果、印刷着色インキの色調を再現することができな
いものと考えられる。
【0009】続いて、本発明者等はそうした現象を改善
するために検討したところ、感熱層画像表示部以外の部
分に隠蔽層を設けることにより、印刷部が鮮明になるこ
とが確認されたが、この隠蔽層の機能としては、上記の
様な光反射層による入射光の正反射を防止し、光を放乱
させるためのものである。このような隠蔽層としては、
印刷着色部の色調の妨げとならない色調のものであれば
よく、好ましくは、白、黄、黄緑、青緑等の浅色が良
く、更に好ましくは白色である。
【0010】図1は本発明に係る情報記憶表示媒体の代
表的な三例の断面図であり、(a)は支持体2の一方の
面に磁気記録層1を有し、その反対面に光反射層3、感
熱層4、隠蔽層5、印刷層6が順次積層されたものの
例、(b)は前記(a)の感熱層4上に更にオーバーコ
ート層7が設けられたものの例、(c)は前記(b)の
感熱層4とオーバーコート層7との間に中間層8が設け
られたものの例である。
【0011】本発明の情報記憶表示媒体は、温度に依存
した透明度変化(透明状態、白濁不透明状態)を利用して
おり、この透明状態と白濁不透明状態との違いは次の
(i),(ii)のように推測される。(i)透明の場合には樹
脂母材中に分散された有機低分子物質の粒子は有機低分
子物質の大きな粒子で構成されており、片側から入射し
た光は散乱されること無く、反対側に透過するため透明
に見えること、また、(ii)白濁の場合には有機低分子物
質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶が集合した多結
晶で構成され、個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を
向いており片側から入射した光は有機低分子物質粒子の
結晶の界面で何度も屈折し、散乱されるため白く見える
こと、等に由来している。
【0012】第5図(温度に依存した透明度の変化を表
わしている)において、樹脂母材とこの樹脂母材中に分
散された有機低分子物質を主成分とする感熱層4は、例
えばT0以下の常温では白濁不透明状態にある。これを
1〜T2間の温度に加熱すると透明になり、この状態で
再びT0以下の常温に戻しても透明のままである。これ
は温度T1〜T2からT0以下に至るまでに有機低分子物
質が半溶融状態を経て多結晶から単結晶へと結晶が成長
するためと考えられる。更にT3以上の温度に加熱する
と、最大透明度と最大不透明度との中間の半透明状態に
なる。次にこの温度を下げて行くと、再び透明状態をと
ることなく最初の白濁不透明状態に戻る。これは温度T
3以上で有機低分子物質が溶融後、冷却されることによ
り多結晶が析出するためであると考えられる。なお、こ
の不透明状態のものをT0〜T1間の温度に加熱した後、
常温、即ちT0以下の温度に冷却した場合には透明と不
透明との間の状態をとることができる。また、前記常温
で透明になったものも再びT3以上の温度に加熱し、常
温に戻せば、再び白濁不透明状態に戻る。即ち、常温で
不透明及び透明の両形態並びにその中間状態をとること
ができる。従って、熱を選択的に与えることにより感熱
層4を選択的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透
明画像を形成することができ、その変化は何回も繰り返
すことが可能である。
【0013】本発明の情報記憶表示媒体をつくるには、
第1図(a)に示した例をとれば、ポリエステルフィル
ムのような透明又は白色プラスチックフィルム、紙等又
はそれらの着色物である支持体2の一方の面に磁性材料
を真空蒸着、スパッタリングなどの方法で堆積させる
か、或いは、磁性材料を樹脂バインダーとともに塗布・
乾燥させることにより磁気記録層2を形成し、その反対
面の支持体上に金属薄膜を形成して光反射層3とし、光
反射層3上に感熱層4を形成し、その上に、感熱層4の
画像表示部以外の部分に隠蔽層5、印刷層6を順次形成
すればよい。
【0014】前記の磁気記録層1における磁性材料とし
ては鉄、コバルト、ニッケル等及びそれらの合金又は化
合物が挙げられる。また、樹脂バインダーとしては各種
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子
線硬化性樹脂などが挙げられる。光反射層3は真空蒸着
法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、CV
D法などにより金属薄膜(厚さ200〜1000Å)を
形成したものが良好に使用できるが、ここで用いられる
金属は光を反射するものなら何でもよく例えばAl、G
e、Au、Ag、Cu及びこれらの合金が挙げられる。
【0015】感熱層(可逆性感熱記録層)4は、一般に
(1)樹脂母材及び有機低分子物質の2成分を溶解した
溶液、又は、樹脂母材の溶液(溶剤としては有機低分子
物質のうちの少なくとも1種を溶解しないものを用い
る)に有機低分子物質を微粒子状に分散した分散液を対
象面上に塗布、乾燥するか、或いは(2)前記2成分を
溶剤の存在又は不存在下に、必要であれば加熱しなが
ら、混練しシート状に成形し、それ自体を感熱シートと
して利用することによりつくられてもよい。感熱層形成
用溶剤としては、母材及び有機低分子物質の種類によっ
て種々選択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホル
ム、四塩化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が
挙げられる。なお、分散液を使用した場合はもちろんで
あるが、溶液を使用した場合も得られる感熱層中では有
機低分子物質は微粒子として析出し、分散状態で存在す
る。
【0016】感熱層4に使用される樹脂母材は有機低分
子物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、最大
透明時の透明度に影響を与える材料である。このため樹
脂母材は透明性が良く、機械的に安定で、且つ成膜性の
良い樹脂が好ましい。このような樹脂としてはポリ塩化
ビニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アク
リレート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化
ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩
化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニ
リデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリア
クリレート又はポリメタクリレート或いはアクリレート
−メタクリレート共重合体;シリコン樹脂等が挙げられ
る。これらは単独で或いは2種以上混合して使用され
る。
【0017】一方、有機低分子物質としては感熱層4中
で温度により多結晶から単結晶に変化するものであれば
よく、一般に融点30〜200℃好ましくは50〜15
0℃程度のものが使用される。このような有機低分子物
質としてはアルカノール;アルカンジオール;ハロゲン
アルカノールまたはハロゲンアルカンジオール;アルキ
ルアミン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンア
ルカン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロ
アルカン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和また
は不飽和モノまたはジカルボン酸またはこれらのエステ
ル、アミド、またはアンモニウム塩;飽和または不飽和
ハロゲン脂肪酸またはこれらのエステル、アミド、また
はアンモニウム塩;アリルカルボン酸またはそれらのエ
ステル、アミドまたはアンモニウム塩;ハロゲンアリル
カルボン酸またはそれらのエステル、アミドまたはアン
モニウム塩;チオアルコール;チオカルボン酸またはそ
れらのエステル、アミン、またはアンモニウム塩;チオ
アルコールのカルボン酸エステル等が挙げられる。これ
らは単独で又は2種以上混合して使用される。これらの
化合物の炭素数は10〜60、好ましくは10〜38、
特に10〜30が好ましい。エステル中のアルコール基
部分は飽和していてもよく、またハロゲン置換されてい
てもよい。いずれにしても有機低分子物質は分子中に酸
素、窒素、硫黄及びハロゲンの少くとも1種、例えば−
OH、−COOH、−CONH、−COOR、−NH、
−NH2、−S−、−S−S−、−O−、ハロゲン等を
含む化合物であることが好ましい。
【0018】更に具体的にはこれら化合物にはラウリン
酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカン酸、ア
ラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸メ
チル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン酸オクタ
デシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン酸テトラ
デシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエステル; C16H33-O-C16H33 , C16H33-S-C16H33 ,C18H37-S-C18
H37 , C12H25-S-C12H25 ,C19H39-S-C19H39 , C12H
25-S-S-C12H25 , 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪
酸が好ましく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好
ましい。
【0019】また、透明化できる温度の巾を広げるに
は、この明細書において記載した有機低分子物質を適宜
組合せるか、または、そうした有機低分子物質と融点の
異なる他の材料とを組合せればよい。これらは例えば特
開昭63−39378号、特開昭63−130380号
などの公報や、特願昭63−14754号、特願平1−
140109号などの明細書に開示されているが、これ
らに限定されるものではない。
【0020】感熱層中の有機低分子物質と樹脂母材との
割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好ましく、
1:1〜1:3が更に好ましい。樹脂母材の比率がこれ
以下になると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持した
膜を形成することが困難となり、またこれ以上になる
と、有機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困難
になる。
【0021】感熱層4の厚みは1〜30μmが好まし
く、2〜20μmがさらに好ましい。感熱層が厚すぎる
と層内での熱の分布が発生し均一に透明化することが困
難となる。また、感熱層が薄すぎると白濁度が低下しコ
ントラストが低くなる。更に、感熱層中の有機低分子物
質の量を増加させると白濁度を増すことができる。
【0022】感熱層には以上の成分の他に、透明画像の
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤等の
添加物を添加することができる。これらの添加物の具体
例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−
エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレ
ジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フ
タル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、ア
ジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2
−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ
−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコールジベンゾ
エート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラ
ート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノー
ル酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセ
チルクエン酸トリブチル。
【0023】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa、Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オリゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト−アミン含有モノマー共重合体;スチレン−無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン−無水マレイン酸共重合
体。
【0024】本発明においては、光反射層3がAl蒸着
層のような樹脂との接着力に乏しい材質の場合には、支
持体2と光反射層3との間に接着層を設けてもよい(特
開平3−7377号公報)。
【0025】また、本発明の感熱層4上に、サーマルヘ
ッド等の書き込み法による加熱手段の熱と圧力で表面が
変形して透明部の透明度が低下するのを防ぐため、オー
バーコート層7を設けても良い。感熱層上に積層するオ
ーバーコート層(厚さ0.1〜10μm)の材料として
はシリコーン系ゴム、シリコーン樹脂(特開昭63−2
21087号公報)、ポリシロキサングラフトポリマー
(特願昭63−221087号明細書に記載)や紫外線
硬化樹脂又は電子線硬化樹脂(特願平2−566号明細
書に記載)等が挙げられる。
【0026】いずれの場合も、塗布時に溶剤を用いる
が、その溶剤は感熱層の樹脂ならびに有機低分子物質を
溶解しにくいほうが望ましい。感熱層の樹脂及び有機低
分子物質を溶解しにくい溶剤としてn−ヘキサン、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール等が挙げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面
から望ましい。
【0027】更に、オーバーコート層形成液の溶剤やモ
ノマー成分等から可逆性記録材料を保護するために、オ
ーバーコート層7と感熱層4との間に中間層8を設ける
ことができる(特開平1−133781号公報)。中間
層8の材料としては感熱層4中の樹脂母材として挙げた
ものの他に下記のような熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が
使用可能である。即ち、具体的には、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽和ポリエステ
ル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げられる。中
間層8の厚さは用途により異なるが0.1〜2μmくら
いが好ましい。これ以下になると、保護効果が下がり、
これ以上となると熱感度が低下する。
【0028】続いて、本発明で用いる隠蔽層5の形成方
法については下記のとうりである。隠蔽層5を形成する
には、着色剤及び樹脂バインダーを主成分とする溶液又
は分散液を感熱層4上あるいはオーバーコート層7上に
塗布し乾燥するか、あるいは単に着色シートを貼合せる
ことにより形成される。ここで、好ましく用いられる白
色着色剤としては、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜
鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫
酸バリウム、クレー、カオリン、タルク、表面処理され
たカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホ
ルマリン樹脂、スチレン−メタクリル酸共重合体、ポリ
スチレン樹脂、塩化ビニリデン系樹脂などの有機系の微
粉末等が挙げられる。また、樹脂バインダーとしては前
記した各種熱可塑性、熱硬化性又は紫外線硬化樹脂が使
用される。ここで、隠蔽層5の厚みは1〜20μmが好
ましく、2〜15μmがさらに好ましい。隠蔽層5の着
色濃度としては、マクベス反射型濃度計RD914ビジ
ュアルフィルターの反射濃度値で0.50以下がよく、
好ましくは0.30以下更に好ましくは0.20以下が
よい。
【0029】印刷層6は隠蔽層5に必要事項が印刷又は
記入されて形成される。
【0030】これまでに説明を加えた本発明に係る情報
記憶表示媒体は、支持体上に直接光反射層を設けること
によって所期の目的が達成できるようにしている。しか
し、時として、このような情報記憶表示媒体は支持体上
の細かい凹凸により光が乱反射され、コントラスト向上
の効果に支障を及ぼすという現象の生じることがある。
【0031】従って、こうした不測の事態の生じるのを
避けるため、図2に示したように、支持体2と光反射層
3との間に、樹脂を主成分とした平滑層9を設けるのが
有利である。樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、放射線硬化性樹脂が用いられるが、中でも硬化性樹
脂が好ましく、さらに紫外線、電子線による硬化性樹脂
が一層好ましい。
【0032】この平滑層9が形成されることによって、
支持体2の凹凸は緩和され、光の乱反射に起因するコン
トラストの効果がなくなるといった事態は回避されるよ
うになる。図2は図1とは若干異なる本発明に係る情報
記憶表示媒体のうち平滑層9を更に設けたものの三例の
概略である。
【0033】いま、表面に凹凸が形成された支持体2′
を平滑せしめるため、初めから高分子量のポリマーを塗
工するにはそのポリマーを溶剤等に5〜20%程度に溶
解して粘度を下げて塗布する必要がある(図3
(a))。91はこの塗布液である。それを加熱して溶
剤を蒸発させ、乾燥すると塗工層91′はベースの凹凸
に添って形成され、平滑にはならない(図3(b))。
【0034】それに対し、塗布時には低分子量のモノマ
ー、オリゴマーであって、かつ、塗布後紫外線や電子線
を照射すると架橋して高分子となる紫外線硬化樹脂や電
子線硬化樹脂を用いると、塗布時の有効成分が数十%と
高くても粘度が低いため均一に塗工でき、溶剤分が少な
いため乾燥しても平滑性を保つことができる(図4
(a)及び(b))。なお、図中、図4(a)は紫外線
硬化樹脂又は電子線硬化樹脂の塗布液92を示してお
り、図4(b)は紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂の
塗工層92′を表わしている。図4(b)に示した塗工
層は、そのまま本発明における平滑層9を形成するもの
である。
【0035】前述のように、平滑層9の形成には溶媒等
を使用する場合があるが、この場合の溶媒としては、感
熱層4形成用の溶媒と同様のものが挙げられる。またこ
れらの溶媒の代りに、取扱いを容易にするための反応性
稀釈剤を使用することができる。反応性希釈剤としては
2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、ブトキシエチルアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタ
エリトリットトリアクリレート等が挙げられる。
【0036】平滑層9の形成に用いられる紫外線硬化性
樹脂としては紫外線照射により重合反応を起こし、硬化
して樹脂となるモノマー又はオリゴマー(又はプレポリ
マー)であれば全て使用できる。このようなモノマー又
はオリゴマーとしては(ポリ)エステルアクリレート、
(ポリ)ウレタンアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリブタジエンアクリレート、シリコーンアクリレ
ート等やメラミンアクリレートがある。
【0037】(ポリ)エステルアクリレートは1,6−
ヘキサンジオール、プロピレングリコール(プロピレン
オキサンドとして)、ジエチレングリコール等の多価ア
ルコールとアジピン酸、無水フタル酸、トリメリット酸
等の多塩基酸とアクリル酸とを反応させたものである。
その構造例を(a)〜(c)に示す。 (a) アジピン酸/1,6−ヘキサンジオール/アク
リル酸
【化1】 (b) 無水フタル酸/プロピレンオキサイド/アクリ
ル酸
【化2】 (c) トリメリット酸/ジエチレングリコール/アク
リル酸
【化3】
【0038】(ポリ)ウレタンアクリレートはトリレン
ジイソシアネート(TDI)のようなイソシアネート基
を有する化合物にヒドロキシ基を有するアクリレートを
反応させたものである。その構造例を(d)に示す。な
おHEAは2−ヒドロキシエチルアクリレート、HDO
は1,6−ヘキサンジオール、ADAはアジピン酸の略
である。 (d) HEA/TDI/HDO/ADA/HDO/TDI/HEA
【化4】
【0039】エポキシアクリレートは構造から大別して
ビスフェノールA型、ノボラック型、脂環型とがあり、
これらエポキシ樹脂のエポキシ基をアクリル酸でエステ
ル化し官能基をアクリロイル基としたものである。その
構造例を(e)〜(g)に示す。 (e) ビスフェノールA-エピクロルヒドリン型/ア
クリル酸
【化5】 (f) フェノールノボラック-エピクロルヒドリン型
/アクリル酸
【化6】 (g) 脂環型/アクリル酸
【化7】
【0040】ポリブタジエンアクリレートは末端OH基含
有1,2-ポリブタジエンにイソシアネートや2-メルカプト
エタノール等を反応させてから、更にアクリル酸等を反
応させたものである。その構造例を(h)に示す。 (h)
【化8】
【0041】シリコーンアクリレートは例えば、有機官
能性トリメトキシシランとシラノール基含有ポリシロキ
サンとの縮合反応(脱メタノール反応)によりメタクリル
変性したものであり、その構造例を(i)に示す。 (i)
【化9】
【0042】一方、電子線硬化性樹脂の材料としては紫
外線硬化性樹脂をそのまま用いることができる。ところ
で、電子線は紫外線に比べてエネルギーが大きく、また
透過力も大きい。このため、特に平滑層9中に顔料等を
入れた時は、電子線の方が内部まで到達することができ
る。こうして電子線硬化の方が紫外線硬化より、いっそ
う緻密で均一な網目構造を形成できるので、更に優れた
耐久性を示すことが期待できる。また、電子線は紫外線
に比べて硬化に関するエネルギーは約3分の1ですみ、
設備投資は大きいが、需要が多ければコストを下げるこ
とも期待できる。平滑層9の厚みは薄い方が好ましく
0.2〜3.0μm程度である。
【0043】
【実施例】本発明を実施例により更に詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、こ
こでの部及び%はともに重量基準である。
【0044】実施例1 約188μm厚の白色PET上に γ−Fe23 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (UCC社製 VAGH) 2部 コロネートL(10%トルエン溶液) 2部 メチルエチルケトン 43部 トルエン 43部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約1
0μm厚の磁気記録層を設けた。次に、磁気記録層の反
対面の白色PET上にAlを約400Å厚となるように
真空蒸着して光反射層を設けた。さらにその上に、 ステアリン酸 5部 エイコサン2酸 5部 フタル酸ジイソデシル 2部 塩化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体 (電気化学工業社製、デンカビニ−ル#1000P) 25部 THF 150部 トルエン 15部 よりなる液を塗布し、加熱乾燥して約5μm厚の感熱層
(可逆性感熱記録層)を設けた。さらに、その上に、 ポリアミド樹脂(東レ社製:CM8000) 10部 メタノール 50部 よりなる溶液を塗布し、加熱乾燥して約1μm厚の中間
層を設けた。さらにその上に、 ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75%酢酸ブチル溶液 (大日本インキ化学社製、ユニディックC7−157) 10部 トルエン 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、80W/cmの
紫外線ランプで硬化させ、約2μm厚のオーバーコート
層を設けた。次にその上に、該感熱層の画像表示部以外
の部分に隠蔽層として白色ポリエステルフィルムを貼り
つけ、更にまた白色ポリエステルフィルム上に東華色素
社製ベストキュアサーマル29 BlueK−5のUV
インキをオフセット印刷し、120W/cmのUVラン
プで紫外線を5秒間照射硬化させて、図1(c)に示し
たタイプの情報記憶表示媒体をつくった。
【0045】実施例2 隠蔽層を、実施例1の白色ポリエステルフィルムから 酸化チタン 10部 紫外線硬化性樹脂(三菱レイヨン社製 FS−1059) 5部 トルエン 10部 よりなる分散液を該感熱層の画像表示部以外の部分にス
クリーン印刷し、加熱乾燥後、120W/cmのUVラ
ンプで紫外線を秒間照射硬化させて約10μm厚の隠
蔽層を設けることに変更した以外は実施例1と同様にし
て情報記憶表示媒体をつくった。
【0046】実施例3 実施例1の白色PETと光反射層との間に、 特殊アクリル系紫外線硬化樹脂(大日本インキ社製、ユニ ディックC7−164 49%酢酸ブチル溶液) 10部 トルエン 4部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後、8
0W/cmの紫外線ランプで紫外線を5秒間照射して約
1.0μm厚の平滑層を設けた以外は実施例1と同様に
して情報記憶表示媒体をつくった。
【0047】実施例4 実施例2の白色PETと光反射層との間に、実施例3と
同様な平滑層を設けた以外は実施例2と同様にして情報
記憶表示媒体をつくった。
【0048】比較例1 実施例1で隠蔽層を設けなかった以外は実施例1と同様
にして情報記憶表示媒体をつくった。
【0049】比較例2 実施例2で隠蔽層を設けなかった以外は実施例2と同様
にして情報記憶表示媒体をつくった。
【0050】比較例3 実施例3で隠蔽層を設けなかった以外は実施例3と同様
にして情報記憶表示媒体をつくった。
【0051】比較例4 実施例4で隠蔽層を設けなかった以外は実施例4と同様
にして情報記憶表示媒体をつくった。
【0052】比較例5 実施例1で光反射層及び隠蔽層を設けなかった以外は実
施例1と同様にして情報記憶表示媒体をつくった。
【0053】これら9種の情報記憶表示媒体を加熱し
て、可逆性感熱記録層を透明にした後、サーマルヘッド
で1mj/dotのエネルギーを与え白濁画像を形成し
た。そのときの画像濃度、地肌濃度、コントラストを表
1に示した。また印刷部の色の色相、明度、彩度を目視
確認し、ランク評価を行ない、その結果も併せて表1に
示した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】実施例の記載から明らかなように、本発
明の情報記憶表示媒体は支持体と感熱層との間に光反射
層を設けているので、高コントラストの書換え可能な表
示が得られると共に、感熱層或はオーバーコート層上に
印刷層を設ける場合においてもその間に設けられた隠蔽
層の効果により、印刷部の色の色相、明度、彩度に変化
がなく、印刷部が鮮明な情報記憶表示媒体を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)及び(c)は本発明に係る情報記
憶表示媒体の三例の断面図である。
【図2】(a)(b)及び(c)は本発明に係る情報記
憶表示媒体の他の三例の断面図である。
【図3】(a)及び(b)は支持体に平滑をもたせるた
めの手段の失敗例を説明するための図である。
【図4】(a)及び(b)は支持体に平滑をもたせるた
めの手段の良好な例を説明するための図である。
【図5】本発明における感熱層(可逆性感熱記録層)の
温度に依存した透明度の変化を説明するための図であ
る。
【符号の説明】 1 磁気記録層 2 支持体 3 光反射層 4 感熱層(可逆性感熱記録層) 5 隠蔽層 6 印刷層 7 オーバーコート層 8 中間層 9 平滑層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 23/38 B41M 5/26 J (72)発明者 川口 誠 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−130188(JP,A) 特開 平4−60891(JP,A) 実開 平1−165286(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 15/00 - 15/10 551 B41M 5/30 G11B 23/00 G11B 23/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に光反射層、その上に温度に依
    存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設け、更にそ
    の上に該感熱層の画像表示部以外の部分に隠蔽層を設
    け、更にまたその上に印刷層を設けてなることを特徴と
    する情報記憶表示媒体。
  2. 【請求項2】 前記の支持体と光反射層との間に平滑層
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報記憶表示
    媒体。
  3. 【請求項3】 前記の感熱層と隠蔽層との間にオーバー
    コート層を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報
    記憶表示媒体。
  4. 【請求項4】 前記支持体の一方の面に磁気記録層を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の情報記憶表示媒
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の情報記憶
    表示媒体を用い、加熱により画像形成及び/又は画像消
    去を行うことを特徴とする画像形成及び消去方法。
JP14998792A 1992-05-18 1992-05-18 情報記憶表示媒体 Expired - Lifetime JP3218546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14998792A JP3218546B2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 情報記憶表示媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14998792A JP3218546B2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 情報記憶表示媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05318972A JPH05318972A (ja) 1993-12-03
JP3218546B2 true JP3218546B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=15486993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14998792A Expired - Lifetime JP3218546B2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 情報記憶表示媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3218546B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6553477B1 (en) 2000-11-06 2003-04-22 Fujitsu Limited Microprocessor and address translation method for microprocessor

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152408B1 (ko) * 2016-12-07 2020-09-04 주식회사 나노브릭 히든 이미지 효과를 나타내는 정품인증용 라벨 및 이의 제조방법.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6553477B1 (en) 2000-11-06 2003-04-22 Fujitsu Limited Microprocessor and address translation method for microprocessor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05318972A (ja) 1993-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6580481B2 (en) Information recording/displaying card
US5260254A (en) Information memory and display medium
US5468711A (en) Information recording medium and printing method using the same
JP3218546B2 (ja) 情報記憶表示媒体
JP3336530B2 (ja) 情報記録媒体及びそれを用いた印字方法
JP2678207B2 (ja) 情報記憶表示媒体
US6060425A (en) Reversible thermosensitive recording material
US5700746A (en) Reversible thermosensitive recording medium
JPH0648031A (ja) 可逆性感熱記録媒体
US5643851A (en) Reversible thermosensitive recording label and reversible thermosensitive recording card
JP2987508B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3116971B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH07179060A (ja) カード処理方法
JP2000043429A (ja) 可逆性感熱記録媒体とその媒体を用いる画像記録及び消去方法及び装置
JPH09150579A (ja) 感熱記録媒体
JPH0615958A (ja) 消去装置
JP2649466B2 (ja) 感熱記録媒体
JP2598731Y2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JP3134900B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3649357B2 (ja) 可逆性感熱記録カード又はシート
JPH09150578A (ja) 感熱記録媒体
JPH05185773A (ja) 情報記憶カード
JPH08224973A (ja) 熱印字方法及び記録媒体
JPH1016411A (ja) 可逆性感熱記録表示体
JPH07149058A (ja) 熱転写記録体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11