JPH08224973A - 熱印字方法及び記録媒体 - Google Patents

熱印字方法及び記録媒体

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JPH08224973A
JPH08224973A JP31711695A JP31711695A JPH08224973A JP H08224973 A JPH08224973 A JP H08224973A JP 31711695 A JP31711695 A JP 31711695A JP 31711695 A JP31711695 A JP 31711695A JP H08224973 A JPH08224973 A JP H08224973A
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JP
Japan
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image
layer
recording layer
sublimation dye
resin
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Application number
JP31711695A
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English (en)
Inventor
Akira Suzuki
明 鈴木
Masaki Yoshino
正樹 吉野
Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
Hiroyuki Kamimura
浩之 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字・画像を簡単に、また摩擦によっても容
易に消えない高コントラストで表示ができ、しかもフル
カラー画像が鮮明に形成することができる記録媒体、及
びそれへの熱印字方法を提供する。 【解決手段】 支持体1の少なくとも一方の面に熱昇華
染料受容機能を有しかつ温度に依存して透明度が可逆的
に変化する感熱記録層2′を設けた記録媒体を用い、こ
れに、昇華染料転写画像を形成した後、少なくとも昇華
染料画像部分を透明度が可逆変化の生じる温度に加熱す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一時的に表示が可
能な記録媒体及びそれへの熱印字方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報通信システム(IN
S)、付加価値通信網(VAN)など、情報・通信関連
技術が急速に発達しており、情報の価値が大きくなって
きている。それに伴ない、これらには情報の伝達方法
や、情報の記憶・表示といった情報処理関連機器などの
開示表示機能がないために、情報表示のためのハードコ
ピーを別に必要としている。例えば、現在広く利用され
ているキャッシュカードなどで現金の出し入れをした場
合、預金額の残高情報を利用者に知らせるために、別に
ハードコピーに出力させている。同様にクレジットカー
ドやその他のカードの利用時においても、表示機能がな
いために別にハードコピーを必要としている場合が非常
に多く、カードに表示機能を持たせたいという要望は強
い。
【0003】このため、その一つの実現手段として、I
Cカードなどに液晶表示デバイス及び薄型の電池を内蔵
させて表示機能を持たせ、且つ、電卓にもなるといった
多機能カードなども検討されているが、電池の必要なこ
とや、カードコストがかなり高くなることから、カード
の手軽さに対する問題を有している。
【0004】そこで、本出願人は先に、前記実情に鑑
み、必要な情報を低コストで、且つ簡単に表示、消去の
繰り返し記録が可能であり、しかも摩擦によっても容易
に消えない高コストラストの表示画像が得られ、同時に
鮮明なフルカラー画像を付与できる記録媒体として、熱
可逆性記録材料に熱昇華印字方式が行なえる記録媒体及
びそれへの記録方法を提案した(特開平5−19325
6号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の熱可
逆印字及び昇華印字の両方が行なえる記録媒体(特開平
5−193256号)を用いて、透明地肌に熱昇華印字
をすると、鮮明なカラー画像は形成されるが、時とし
て、高印字エネルギー部では白濁化し、低印字エネルギ
ー部ではそのまま透明な状態でカラー画像上に白濁ムラ
が発生し、カラー画像性能を低下させている問題があ
る。また、白濁地肌においても、低印字エネルギーで透
明化し、同じ白濁ムラが発生することもある。一方、転
写された昇華染料画像自身は、感熱記録層の表面部分に
付着することが多く、このため、経時によって染料が外
気へ昇華しやすく、画像濃度の低下する問題がある。実
際にこの熱昇華印字方式が使われるシステムは、例え
ば、第一ステップとしてIDカードの如く昇華染料画像
による顔写真がプリントされた後、まずその所有者に渡
され、その後に第2ステップとして、熱可逆印字によ
り、色々な情報を書換える手段を採用するものであり、
従って、第一ステップとしての昇華染料画像形成プロセ
スは白濁、透明ムラ解消と昇華染料転写画像の定着を意
図した加熱プロセスを含んで、鮮明なフルカラー画像を
形成し、画像保存安定性の高い昇華染料画像を提供する
ことにより完結するものでなければならない。
【0006】本発明の目的は、こうした2つの問題点を
解決して、常に良質の表示画像(昇華染料画像)が得ら
れる熱印字方法及び記録媒体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 支持体の少なくとも一方の面に熱昇華染料受容機能を
有しかつ温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱
記録層を設けた記録媒体に、昇華染料転写画像を形成し
た後、少なくとも該昇華染料転写画像が形成された感熱
記録層対応部分を加熱することを特徴とする熱印字方
法、 前記において、昇華転写転写画像の形成後、感熱記
録層上にオーバーコート層を設けることを特徴とする熱
印字方法、 前記において、オーバーコート層は熱転写方法、接
着方法又は塗布方法により形成することを特徴とする熱
印字方法、 前記において、昇華染料転写画像の形成後、感熱記
録層上にさらに熱溶融転写画像を形成することを特徴と
する熱印字方法、 前記において、透明度が感熱記録層の可逆変化の生
じる温度か透明化温度範囲領域であることを特徴とする
熱印字方法、 前記において、透明度が感熱記録層の可逆変化の生
じる温度か白濁化温度範囲領域であることを特徴とする
熱印字方法、 前記〜のいずれかにおいて、加熱後さらに直接加
熱して白濁画像(着色画像)又は透明画像を印字するこ
とを特徴とする熱印字方法、 前記において、白濁画像又は透明画像の加熱による
印字及び消去を繰り返し行なうことを特徴とする熱印字
方法、が提供される。
【0008】また本発明によれば、 支持体の少なくとも一方の面に熱昇華染料受容機能を
有しかつ温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱
記録層を設けてなり、しかも、その記録層は少なくとも
昇華染料転写画像が形成された部分に加熱を施したとき
一様な透明度となるものであることを特徴とする記録媒
体、が提供される。
【0009】即ち、本発明者等は、熱印字方法及びそれ
に対応した記録媒体について鋭意研究を重ねた結果、温
度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱記録機能と
熱昇華染料転写受容機能との両機能を有する記録媒体に
おいては、透明地肌に熱昇華染料転写印字を行なうため
に、熱可逆性記録媒体の特性の透明化温度範囲領域の温
度で加熱したところ、きれいに白濁ムラはなくなり、透
明で鮮明なカラー画像が形成され、一方、白濁地肌に熱
昇華染料転写印字を行なうために、同じく白濁化温度範
囲領域の温度で加熱したところ、きれいに透明ムラはな
くなり、白濁又は白色上に鮮明なカラー画像が形成され
た。本発明はこうした知見に基づいて完成されたもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の前記としてあげた熱印
字方法は、記録媒体の感熱記録層表面に昇華染料転写画
像を形成させた後、少なくともその昇華染料転写画像が
形成されたところの感熱記録層対応部分を加熱するよう
にしている。こうした方法が採用されることにより、感
熱記録層表面に多く存在する昇華染料は十分な加熱が行
なわれることで熱昇華染料受容機能をもつ感熱記録層の
内部に取り込まれると同時に、昇華染料画像の定着が有
効に行なわれ、画像保存性の高いカラー画像が得られる
ようになる。
【0011】前記の熱印字方法は、第1のステップで
ある昇華染料画像形成後、第2ステップとして熱可逆印
字で何百回と繰返して印字するため、画像を有する感熱
記録層の保護層として、オーバーコート層を必要とする
ものである。これにより、サーマルヘッドの加熱印字繰
返し500回以下でも問題がなく、また昇華染料画像の
保存安定性も当然ながら更にレベルが上がるようにな
る。前記の熱印字方法は、上記のオーバーコート層の
形成を熱転写方法、接着方法又は塗布方法によって行な
うというものである。このオーバーコート層の形成は、
昇華染料画像形成装置内で行なう場合には、昇華染料画
像形成と同じ方法で透明樹脂からなる溶融型の熱転写記
録リボンを用い、転写させれば簡単に行なうことが出来
る。また別途印刷等の塗布方法による方法も可能であ
る。
【0012】前記の熱印字方法は、昇華染料画像の形
成後、さらに熱溶融転写画像を形成するというものであ
る。この方法は、昇華染料画像形成は、カラー写真の如
き階調のある画像を形成するが、ここでいう熱溶融転写
画像は、文字画像を形成するためで、きちんとした高コ
ントラストの画像を形成する。これによりフルカラー階
調画像にさらに高コントラストの文字画像が得られるこ
とになる。
【0013】前記の熱印字方法は少なくとも昇華染料
画像形成部分の地肌部を感熱記録層への加熱によって行
なうが、ここでの温度は80〜100℃くらいになるよ
うに設定するのがよい。これにより、感熱記録層の地肌
部は均一に透明化させられ透明ムラは生じなくなる。こ
れに対し、前記の熱印字方法では地肌部を加熱によっ
て白濁化させようとするものであり、その場合の温度は
大体100℃以上に設定するのがよい。
【0014】前記の熱印字方法は、前記〜のいず
れかの方法で画像を形成させた後に、さらに別の画像を
加熱して形成させるようにするというものである。即
ち、前記〜のいずれかの方法で昇華染料画像を形成
するのは第1ステップであり、続いてその昇華染料画像
部分を固定画像として、その他の部分を熱可逆記録部分
として、別の情報を熱により印字し、画像を形成する。
あらかじめ透明地肌の場合は白濁画像、また白濁地肌場
合は透明画像が形成される。さらに、前記の方法で
は、前記において熱可逆性記録部分に印字した画像
(白濁又は透明)を消去し、さらに印字したりし、その
プロセスを繰返すというものである。昇華染料画像から
なる固定画像に、熱可逆性記録画像からなるリライト
(可逆)画像が加わり、新たな情報が適時、書換えられ
ることになる。
【0015】前記はこれまでにあげた熱印字方法の実
施に有用な記録媒体であり、少なくとも昇華染料画像部
分の透明度が一様であることは、白濁ムラ及び透明ムラ
がなく、鮮明なる昇華染料画像が形成されることにな
る。透明度の一様の定義としては、それぞれの濃度(マ
クベス濃度計測定による)のほぼ±20%以内のバラツ
キに収まることである。
【0016】次に、本発明の記録媒体の幾つかの具体例
を図2から図7にあげ、これらについて説明する。図2
は、支持体1に熱昇華染料受容機能を有する可逆性感熱
記録層2′を設けた記録媒体である。図3(a)は、図
2において可逆性感熱記録層2′の直下に着色層4又は
光反射層5を設けた記録媒体である。図3(b)は、図
2において、可逆性感熱記録層2′の上に、離型層7を
設けた記録媒体である。図4(a)は、可逆性感熱記録
層2′を設けた透明支持体1″に、更に貼付用の接着剤
(又は粘着剤)層11′を設けたものである。図4
(b)は、図4(a)において、可逆性感熱記録層2′
の直下に着色層4又は光反射層5を設けたものである。
接着剤(又は粘着剤)層11′には、使用前において
は、剥離紙が貼着されている。図5(a)は、図4
(b)を支持体1に貼付した記録媒体である。図5
(b)は、図5(a)において着色層4又は光反射層5
の部分に、接着剤(又は粘着剤)層11′を設けない非
密着部を設けた記録媒体である。
【0017】図6(a)は、図2において支持体1に磁
気記録層6を設けた記録媒体である。図6(b)は、図
2において支持体1の一部分に磁気記録層6を設けた記
録媒体である。図6(c)は、図2において可逆性感熱
記録層2′と支持体1との間に磁気記録層6を設けた記
録媒体である。図6(d)は、図2において可逆性感熱
記録層2′と支持体1との間に着色層4又は光反射層5
及び磁気記録層6を設けた記録媒体である。なお、図6
(a)〜(d)においては、図2のものの代りに、図3
(a)又は(b)を使用してもよい。
【0018】図7(a)は、図2において、支持体1の
凹部にIC記録部12を設けた記録媒体である。図7
(b)は、支持体1の凹部に図4(b)と同様な構造を
有するもの4bと、支持体1の別の凹部にIC記録部1
2を設けた記録媒体である。図7(c)は、図2のもの
を接着剤(又は粘着剤)層11′を介してICカード1
3に貼付した記録媒体である。なお、図7(c)におい
て、支持体1の代りに透明支持体1′を用いてもよい。
図7(d)は、図7(c)において透明支持体1″を用
い、着色層4(又は光反射層5)を接着剤(又は粘着
剤)層11′が存在しない非密着部と共に設けた記録媒
体である。
【0019】着色層4及び光反射層5は、可逆性感熱記
録層2′に形成される表示画像を見易くするために設け
たものである。ところで、熱昇華染料転写記録方式は、
感熱可逆記録方式よりも印字エネルギーが2〜3倍も高
くなり、前記の可逆性感熱記録層だけでは、サーマルヘ
ッドにより昇華インクシートとの間でスティッキング現
象が発生し、鮮明な昇華染料転写画像が得られないだけ
でなく、極端な場合には前記インクシートが破れてしま
うことがある。そこで感熱記録層中にシリコーンオイル
等の離型剤を含有させたり、また感熱記録層上に離型剤
層を設けることにより、これらの問題で解決することが
できる。図4(a)、(b)に示したように、接着剤層
又は粘着剤層11′を設けたものは、記録媒体を作成す
るためのラベルシートとして使用しうる。
【0020】本発明の記録媒体の熱昇華染料受容機能を
有する可逆性感熱記録層を構成する樹脂母材において、
塩化ビニル系樹脂は、感熱可逆性能が高く、かつ熱昇華
染料受容性能も高いので、可逆性感熱記録層及び熱昇華
染料受容層に共通に使用することができ、極めて優れた
樹脂である。
【0021】次の表1に、各樹脂の感熱記録性能及び熱
昇華染料受容性能を示す。表1から、前記両性能に優れ
ている塩化ビニル系樹脂が記録層の樹脂母材の主成分と
して好適に用いられる。
【0022】
【表1】
【0023】本発明の記録媒体の可逆性感熱記録層の記
録原理は、前記のごとき温度よる可逆的な透明度変化
(透明状態、白濁不透明状態)を利用しており、この透明
状態と白濁不透明状態との違いは次のように推測され
る。すなわち、(I)透明の場合には樹脂母材中に分散さ
れた有機低分子物質の粒子は有機低分子物質の大きな粒
子で構成されており、感熱記録層の片側から入射した光
は散乱されること無く反対側に透過するため透明に見え
ること、また、(II)白濁不透明の場合には有機低分子物
質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶が集合した多結
晶で構成され、個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を
向いているため片側から入射した光は有機低分子物質粒
子の結晶の界面で何度も屈折し、散乱されるため白く見
えること、等に由来している。
【0024】図1(熱による透明度の変化を表わしてい
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱記録層は、例え
ばT0以下の常温では白濁不透明状態にある。これを温度
T2に加熱すると透明になり、この状態で再びT0以下の常
温に戻しても透明のままである。これは温度T2からT0
下に至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経て多結
晶から単結晶へと結晶が成長するためと考えられる。更
にT3以上の温度に加熱すると、最大透明度と最大不透明
度との中間の半透明状態になる。次に、この温度を下げ
て行くと、再び透明状態をとることなく最初の白濁不透
明状態に戻る。これは温度T3以上で有機低分子物質が溶
融後、冷却されることにより多結晶が析出するためであ
ると考えられる。なお、この不透明状態のものをT1〜T2
間の温度に加熱した後、常温即ちT0以下の温度に冷却し
た場合には透明と不透明との中間の状態をとることがで
きる。また、前記常温で透明になったものも再びT3以上
の温度に加熱した後常温に戻せば、再び白濁不透明状態
に戻る。即ち、常温で不透明及び透明の両形態並びにそ
の中間状態をとることができる。
【0025】本発明の記録媒体の可逆性感熱記録層を形
成するには一般に(1)樹脂母材及び有機低分子物質の
2成分を溶解した溶液、又は樹脂母材の溶液(溶剤とし
ては有機低分子物質を溶解しないものを用いる)に有機
低分子物質を微粒子状に分散した分散液を対象面上に塗
布、乾燥させるか、或いは(2)前記2成分を溶剤の存
在又は不存在下に、必要あれば加熱しながら、混練し、
これをシート状に成形し、それ自体を感熱記録シートと
することにより作られる。
【0026】感熱記録層又は感熱記録材料作成用溶剤と
しては、樹脂母材及び有機低分子物質の種類によって種
々選択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、
四塩化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げ
られる。なお、分散液を使用した場合はもちろんである
が、溶液を使用した場合も得られる感熱記録層中では有
機低分子物質は微粒子として析出し、分散状態で存在す
る。
【0027】感熱記録層に使用される樹脂母材は、有機
低分子物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、
最大透明時の透明度に影響を与える材料であり、更に重
要なこととして熱昇華染料染着性の良好な材料であるこ
とが必要である。このため樹脂母材は透明性が良く、機
械的に安定で、成膜性に優れ、熱昇華染料染着性の良い
樹脂が好ましい。
【0028】このような樹脂としては、前記したように
塩化ビニル系樹脂が最適であり、例えば、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル-酢酸
ビニル-ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル-酢酸ビ
ニル-マレイン酸共重合体、塩化ビニル-アクリレート共
重合体等の塩化ビニル系共重合体が挙げられ、その他に
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン-塩化ビニル共重
合体、塩化ビニリデン-アクリロニトリル共重合体等の
塩化ビニリデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;
ポリアクリレート又はポリメタクリレート或いはアクリ
レート-メタクリレート共重合体;シリコン樹脂等が挙げ
られる。これらは単独で或いは2種以上混合して使用さ
れる。
【0029】一方、有機低分子物質としては感熱記録層
中で熱により多結晶から単結晶に変化するものであれば
よく、一般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程度の
ものが使用される。このような有機低分子物質としては
アルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノー
ルまたはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミン;
アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカン;ハ
ロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアルカン;
シクロアルケン;シクロアルキン;飽和または不飽和モ
ノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、アミド又
はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸ま
たはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;ア
リルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド又はア
ンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸またはそれら
のエステル、アミド又はアンモニウム塩;チオアルコー
ル;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミンまた
はアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸エステ
ル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上混合し
て使用される。これらの化合物の炭素数は10〜60、好ま
しくは10〜38、特に10〜30が好ましい。エステル中のア
ルコール基部分は飽和していても、飽和していなくても
よく、またハロゲン置換されていてもよい。いずれにし
ても有機低分子物質は分子中に酸素、窒素、硫黄及びハ
ロゲンの少くとも1種、例えば-OH、-COOH、-CONH-、-CO
OR、-NH-、-NH2、-S-、-S-S-、-O-、ハロゲン等を含む
化合物であることが好ましい。
【0030】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル; 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸
が好ましく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好まし
い。
【0031】なお、感熱記録層中の有機低分子物質と樹
脂母材との割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好まし
く、1:1〜1:5が更に好ましい。樹脂母材の比率がこれ以
下になると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持した膜
を形成することが困難となり、またこれ以上になると、
有機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困難にな
る。
【0032】感熱記録層には以上の成分の他に、透明画
像の形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤
等の添加物を添加することができる。これらの添加物の
具体例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ-2-エ
チルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジ
ル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジ
エチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタ
ル酸ジ-n-オクチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、フ
タル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシル、フタ
ル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、アジピン
酸ジブチル、アジピン酸ジ-n-ヘキシル、アジピン酸ジ-
2-エチルヘキシル、アジピン酸アルキル610、アゼライ
ン酸ジ-2-エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバ
シン酸ジ-2-エチルヘキシル、ジエチレングリコールジ
ベンゾエート、トリエチレングリコールジ-2-エチルブ
チラート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシ
ノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、
アセチルクエン酸トリブチル。
【0033】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳香族カル
ボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホン酸、硫
酸モノエステル又はリン酸モノ-又はジ-エステルのCa、
Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖アルキルアクリレ
ート;アクリル系オルゴマー;ポリ長鎖アルキルメタク
リレート;長鎖アルキルメタクリレート−アミン含有モ
ノマー共重合体;スチレン−無水マレイン酸共重合体;
オレフィン−無水マレイン酸共重合体。
【0034】本発明においては、感熱記録層中にアミノ
変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルキッド
変性シリコーン等の離型剤を含有させることができる。
なお、感熱記録層中には、充填剤を含有させることも
できる。充填剤としては、シリカ、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム等の白色顔料が挙げられる。その他、感熱記録
層には、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を適
宜含有させてもよい。
【0035】また、感熱記録層上に前記離型剤を含んだ
層を設けたり、或いは各種の図案や文字等を印刷するこ
とができる。感熱記録層上に積層する離型剤層(厚さ0.1
〜5μm)の材料としては、離型剤として前記シリコーン
等、更に耐熱保護の効果をもたらすバインダーとしてシ
リコーン系ゴム、シリコーン樹脂(特開昭63-221087号公
報に記載)、ポリシロキサングラフトポリマー(特願昭62
-152550号に記載)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂
(特願昭63-310600号に記載)等が用いられる。いずれの
場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶剤は、感熱記
録層の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しにくいほう
が望ましい。感熱記録層の樹脂及び有機低分子物質を溶
解しにくい溶剤としてはn-ヘキサン、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙
げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面から望まし
い。
【0036】本発明の記録媒体の他の各層の形成法は次
の通りである。まず熱昇華染料転写受容層は、染料染着
性のある樹脂によって形成され、必要に応じて2層以上
にしてもよい。染料染着性のある樹脂は特に限定される
ものではないが、中でもポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が特に好ましい。
【0037】着色層は着色剤及び樹脂バインダーを主成
分とする溶液又は分散液を対象面に塗布、乾燥するか、
或いは単に着色シートを貼合せることにより形成され
る。ここで着色剤としては上層の可逆性感熱記録層の透
明及び白濁の変化を反射画像として認識できればよく、
赤、黄、青、紺、紫、黒、茶、灰、橙、緑などの色や
銀、金など光を反射するような色を有する染料、顔料、
金属粉等が使用される。また樹脂バインダーとしては各
種熱可塑性、熱硬化性又は紫外線硬化性樹脂が使用され
る。また、支持体上に、Al等を蒸着して光反射層とす
ることもできる。着色層や光反射層を設けたことによ
り、可逆性感熱記録層に形成される表示画像を見易くす
ることができる。
【0038】次に磁気層は磁性材料を対象面に真空蒸
着、スパッタリング等の方法で堆積させるか、或いは樹
脂バインダーと共に塗布、乾燥することにより形成され
る。ここで磁性材料としては、鉄、コバルト、ニッケル
等、及びそれらの合金又は化合物が挙げられる。また樹
脂バインダーとしては着色層の場合と同様、各種熱可塑
性、熱硬化性又は紫外線硬化性樹脂が挙げられる。なお
磁気層上には必要に応じて隠蔽層を設けたり、或いは各
種の図案や文字等を印刷することができる。
【0039】更にまた、保護層形成液或いは離型剤層形
成液の溶剤やモノマー成分等から感熱記録層を保護する
ために、保護層或いは離型剤層と、感熱記録層との間に
中間層を設けることができる(特開平1-133781号公報に
記載)。中間層の材料としては感熱記録層中の樹脂母材
として挙げたものの他に下記のような熱硬化性樹脂、熱
可塑性樹脂が使用可能である。即ち、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽和ポリエステ
ル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げられる。中
間層の厚さは0.1〜2μmくらいが好ましい。
【0040】支持体としてはポリエステルフィルムのよ
うな透明又は白色プラスチックフィルム、紙等、又はそ
れらの着色物が使用される。
【0041】これら記録媒体を用いて熱印字を行なうに
は次のような方法がとられる。図8(a)は本発明の熱
印字方法の実施に有用な装置の概略を表わした模式図で
ある。図中、21は記録媒体、22はサーマルヘッド、
23は熱昇華染料転写リボン、24は加熱ローラ、25
はスキャナーやビデオにつながるコード、26はスタッ
カー、27は昇華染料画像形成プリンタである。この装
置は例えば顔写真入りのIDリライトカードシステム等
にも使用でき、白濁ムラのない昇華染料転写画像が得ら
れ、更にこの画像の定着が行なわれ、画像保存安定性も
向上できるものである。
【0042】熱印字工程を具体的に説明すると、本発明
の記録媒体を例えばポイントカードとして使用する場
合、第1ステップとして図8(a)の装置27により、
スキャナーやビデオ等から読み取った例えば顔写真と必
要に応じて固定情報(氏名や会員No.等)を印字(昇
華染料転写画像)して、加熱ローラ24によって少なく
とも昇華染料転写画像が形成された部分の感熱記録層対
応部分を加熱する。この状態の図8(b)に示される顔
写真入りのIDリライトカード21′は顧客に手渡たさ
れる。なお、このカードの裏面には磁気メモリが行なえ
るように磁気記録層6を設けておくのが望ましい。第2
ステップとして、顧客のポイント発生時に顧客よりID
リライトカード21′を受け取り、図9(a)のような
熱印字方法により、顧客のポイントに応じたポイント
(数、言葉、画像等)及びその他の情報(例えば日付、
メッセージ等)を温度に依存して透明度が可逆的に変化
する感熱記録層に記録し(図9(b))、この顧客にI
Dリライトカード21″を返却する。この第2ステップ
は図9(b)(c)に示したように印字−消去を繰り返
し行なうものである。図9(a)中の、28は消去装
置、29は磁気ヘッド、30はリライトプリンタであ
る。なお、図9(c)は図(b)に示したIDリライト
カード21″の可変記入部分を消去し新たに印字しなお
した状態のIDリライトカード21′′′を表わしてい
る。この際、可逆性感熱記録層2′への印字は着色層部
上又は光反射層部上に行なうと表示画像が見やすくな
る。
【0043】昇華染料転写画像形成後、加熱する方法と
しては昇華染料画像形成部分が比較的全面に作られる可
能性が高いので、加熱する装置としてはホットスタンプ
方式よりは、熱ローラ又は熱ヒーターバーで記録媒体の
全体を接触するのが好ましい。ホットスタンプ方式で全
面加熱する場合は、その面積も大きくなり、装置が大
型、コストも高くなる傾向があるため経済的有利とはい
えない。加熱条件としては白濁・透明ムラがなくなり、
かつ昇華画像安定性が満足される条件として、一般的に
ホットスタンプ方式としては1秒以上、熱ローラ又はヒ
ーターバー方式としては搬送スピード20mm/sec
以下が好ましい。
【0044】画像形成がなされた後又は昇華染料転写画
像が熱源装置(加熱ローラ、熱ヒーターバー、ホットス
タンプ等)を通過する前或いは同時に、その表面にオー
バーコート層を形成することが望ましい。この場合、オ
ーバーコート層は画像部分にだけ形成することが望まし
い。オーバーコート層は透明樹脂とワックスとの混合物
から形成する。透明樹脂としては、ポリエステル樹脂、
ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、セル
ロース樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は
透明性に優れているが、比較的強靱な被膜を形成する傾
向があるので、転写時における膜切れが十分とは言え
ず、また、滑性も不十分であるので表面摩擦によって傷
が付き易く、膜面光沢が低下し易い。本発明ではこれら
の透明樹脂にワックスを混合することによって転写時の
膜切れ及び滑性が良好になる。
【0045】本発明で使用するワックスの代表例として
は、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバワック
ス、パラフィンワックス等がある。更にフィッシャート
ロブシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロ
ウ、ミツロウ、鯨ロウ、イホタロウ、羊毛ロウ、セラッ
クワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、
一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等の
種々のワックスが用いられる。
【0046】上記ワックスの使用量は、前記透明樹脂1
00重量部当り0.5〜20重量部の範囲が好ましく、
ワックスの使用量が少なすぎると、転写時の線切れ及び
転写被膜の耐摩擦性が不十分となり、一方、多すぎる
と、転写被膜の耐久性、透明性が不十分になるので好ま
しくない。上記透明樹脂とワックスとの混合方法は、両
者を溶融混合する方法や、両者を溶解する適当な有機溶
剤中に溶解して混合する方法等、その混合方法は特に限
定されない。特に好ましくは、透明樹脂を分散液(又は
乳化液)として使用し、一方、ワックスを溶液又は分散
液(乳化液)として使用し、両者を混合することが好ま
しい。この様な分散液(乳化液)を使用し、基材フィル
ムに塗工した後、これらの樹脂粒子の少なくとも一部が
残る様に、比較的低温で乾燥して成膜する。この様に形
成された被膜は樹脂粒子が残っているので表面が極く一
部白濁しているが、熱転写時に熱及び圧力によって断面
が平滑になり透明被膜として転写させることが出来る。
【0047】基材フィルム上又はその上に予め設けた剥
離層上にオーバーコート層を形成する方法としては、グ
ラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート
その他多くの手段で上記樹脂とワックスとからなる塗工
液を塗布及び乾燥する方法等が挙げられる。透明樹脂層
を樹脂とワックスとの混合分散液から形成する場合に
は、塗工液の乾燥は樹脂粒子の溶融点以下の温度、例え
ば、50〜100℃程度の比較的低温で行なうことが好
ましい。この様な温度で乾燥することによって、樹脂粒
子が残ったまま収縮されるので、転写時の膜切れが著し
く向上し、転写被膜の滑性が保持される。
【0048】また、上記透明樹脂層の形成に関しては、
該透明樹脂層に、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤及び
/又は蛍光増白剤等の添加剤を含有させことによって、
被覆される各色画像の光沢、耐光性、耐熱性、白色度等
を同上させることが出来る。上記透明樹脂層の形成に先
だって、基材フィルム表面に離型層を形成することが好
ましい。かかる剥離層は前記の如きワックス類、シリコ
ーンワックス、シリコーン樹脂、弗素樹脂、アクリル樹
脂等の剥離剤から形成する。形成方法は前記透明樹脂層
の形成方法と同様でよく、その厚みは0.5〜5μm程
度で十分である。また、艶消し保護層が望ましい場合に
は、剥離層中に各種の粒子を包含させるか又は剥離制御
表面をマット処理した基材フィルムを使用することによ
り、表面マット状にすることも出来る。更に上記の透明
樹脂層の表面には、これらの層の転写性を良好にする為
に、感熱接着剤層を設けることも出来る。これらの感熱
接着剤層は、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂
等の如く熱接着剤性の良好な樹脂の溶液を塗布及び乾燥
することによって、好ましくは0.5〜10μm程度の
厚みに形成する。
【0049】本発明の熱印字方式において印字・消去の
繰返し特性を増すためには、オーバーコート層を形成す
る透明被覆は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の他、UV、
EB等の架橋タイプの樹脂が好ましく用いられる。熱可
塑性樹脂としては、例えば、エチレン−塩ビ共重合樹
脂、エチレン−酢ビコポリマー、エチレン−酢ビ−塩ビ
グラフト重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素
化ポリプロピレン、酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、
ブタジエン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリアミド
イミド、ポリアリレート、熱可塑性ポリイミド、ポリエ
ーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチ
レン、ポリエチレンオキサイド、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリサルホン、ポリ−p−メチルスチレ
ン、ポリアリルアミン、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルエーテル、ポリビニルブチラール、ポリビニルホル
マール、ポリフェニレンエーテル、ポリプロピレン、ポ
リメチルペンテン、メタクリル樹脂、アクリル樹脂など
が挙げられる。
【0050】熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ
樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレ
ート樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フラン樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リウレタン樹脂、マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、ユリ
ア樹脂などがある。
【0051】なお、これらの樹脂は、それぞれが共重合
していてもよいし、二種以上混合して用いてもよい。ま
た、これらの樹脂に必要に応じて水酸基、カルボキシル
基等の官能基を付与し、架橋剤を用いて熱、紫外線、電
子線等により架橋してもよい。紫外線で架橋する場合に
は、さらにベンゾフェノン等の光重合開始剤が用いられ
る。架橋剤としてはイソシアネート類や下記アクリレー
トモノマー等が挙げられる。ヘキサンジオールジアクリ
レート(HDDA)、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート(NPGDA)、ジエチレングリコールジアクリ
レート(DEGDA)、トリプロピレングリコールジア
クリレート(TPGDA)、ポリエチレングリコールジ
アクリレート(PEG 400DA)、ヒドロキシビバ
リン酸ネオペンチルグリコール(MANDA)(HPN
DA)、ネオペンチルグリコールアジベートのジアクリ
レート、ヒドロキシビバリン酸ネオペンチルグリコール
のε−カプロラクトン付加物のジアクリレート、2−
(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−ヒ
ドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジオキサンジア
クリレート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレ
ート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレートの
ε−カプロラクトン付加物、1,6−ヘキサンジオール
のジグリンジルエーテルのジアクリレート、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート(TMPTA)、プロピ
オン酸・ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ヒ
ドロキシピバルアルデヒド変性ジメチロールプロパント
リアクリレート、プロピオン酸・ジペンタエリスリトー
ルのテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテ
トラアクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトー
ルのペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート(DPHA)、DPHAのε−カプロラ
クトン付加物(DPCA−20)、DPHAのε−カプ
ロラクトン付加物(DPCA−30)、DPHAのε−
カプロラクトン付加物(DPCA−60)、ネオペンチ
ルグリコールのプロピレンオキシド付加物のジアクリレ
ート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールの
エチレンオキシド付加物のジアクリレート、トリメチロ
ールプロパンのプロピレンオキシド付加物のトリアクリ
レート、ペンタエリスリトールの高級脂肪酸エステル化
物のトリアクリレート、1,3−ジオキサンペンタノー
ルのペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールのε
−カプロラクトン付加物のヘキサアクリレート、ヒドロ
キシピバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラ
クトン付加物のジアクリレート、トリシクロデカンジメ
チロールのε−カプロラクトン付加物のジアクリレー
ト。
【0052】オーバーコートの材料としては上記以外に
プレポリマーと架橋剤を用いて、架橋し、形成する方法
がある。プレポリマーとしてはポリウレタンアクリレー
ト、ポリエポキシアクリレート、ポリオール等が挙げら
れ、架橋剤としては、前述のアクリレートモノマーが用
いられる。これらは、電子線や紫外線により架橋され
る。紫外線を用いる場合には、前述の光重合開始剤や、
増感剤を用いてもよい。また、塗液の粘度を調製するた
めに、反応性希釈剤として単官能アクリレートモノマー
を添加してもよい。
【0053】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。ここでの部及
び%はともに重量基準である。
【0054】実施例1 250μm厚の白色ポリエステルフィルムの一方の面に
アルミニウムを真空蒸着し着色層とした。次に、この着
色層上に ベヘン酸(ミヨシ油脂社製) 5部 エイコサン2酸(岡村製油社製、SL−90) 5部 フタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 3部 塩ビ−酢ビ共重合体(UCC社製、VYHH) 40部 アミノ変性シリコーン樹脂(東レシリコーン社製、SF8417) 2部 テトラヒドロフラン(THF) 200部 よりなる溶液を塗布し、乾燥して透明な15μm厚の熱
昇華染料転写用兼可逆感熱記録層を設け、記録媒体を作
成した。これを図8に示した装置を用い、感熱記録層上
に市販の大日本印刷社製の熱昇華転写リボンを用い熱昇
華印字による鮮明なフルカラー画像を形成し、次いで透
明化温度範囲領域の90℃±5℃に加熱したローラに1
0mm/secの搬送速度で通過させたところ、Al蒸
着層上に白濁ムラのない鮮明なフルカラー画像が形成さ
れた。白濁ムラに関しては、透明地肌部の濃度をマクベ
ス濃度計により5ヶ所測定した結果、1.05、1.0
8、1.07、1.10、1.13で濃度値のバラツキ
は±20%以内であった。また、前記昇華染料転写画像
を40℃、90RH%の環境条件に2日放置しても、画
像濃度の低下はほとんど見られなかった。
【0055】実施例2 実施例1の媒体を乾燥後110℃の恒温槽に約3分入
れ、完全に白濁させたものを記録媒体として用いた。実
施例1と同様に、フルカラー画像を形成し、次いで白濁
化温度範囲領域の115℃±5℃に加熱したローラーに
搬送速度15mm/secで通過させたところ、白色地
肌上に鮮明なフルカラー画像が形成された。白濁地肌部
の濃度を、実施例1と同様に、マクベス濃度計により5
ヶ所測定した結果、0.22、0.25、0.23、
0.23、0.22で濃度値のバラツキは±20%以内
であり、また、40℃、90%RH2日間の環境条件で
も昇華染料転写画像の濃度の低下はほとんどなかった。
【0056】実施例3 実施例1の記録媒体に、図9に示した装置を用い実施例
1と同様にしてフルカラー画像を形成した後、その上
に、市販の大日本印刷社製のオーバーコート用熱転写リ
ボンを用いてオーバーコート層を形成し、次いで透明化
温度範囲領域の90℃±5℃に加熱したローラーに搬送
速度10mm/secで通過させたところ、Al蒸着層
上に白濁ムラのない鮮明なフルカラー画像が形成され
た。その時の透明地肌部の濃度を、実施例1と同様に、
マクベス濃度計により5ヶ所測定した結果、1.08、
1.12、1.10、1.10、1.15で、濃度値の
バラツキは±20%以内であった。一方、昇華画像定着
性は、オーバーコート層を設けることにより前記昇華画
像部を40℃、90%RHの条件下で2日間放置してお
いても、画像濃度の低下は全くなく、昇華染料転写画像
の環境安定性は増大した。
【0057】実施例4 実施例3において、図8に示した装置を用いフルカラー
画像形成後、オーバーコート層形成前に黒色文字の熱溶
融転写画像を形成した以外は全て同じで、同様にAl蒸
着層上に、熱溶融転写画像によるくっきりした文字画像
と鮮明なフルカラー画像が形成された。このものの画像
部分の白濁ムラの均一性(5ヶ所濃度測定したところ
1.10、1.11、1.12、1.15、1.09で
あった)及び昇華染料転写画像の環境安定性は、実施例
3と全く同じ結果であった。
【0058】実施例5 実施例3において、記録媒体を実施例2のように完全に
白濁させ、かつ白濁化温度範囲領域115℃±5℃に加
熱したローラーを通過させる以外は全て同じで行なった
ところ、白色地肌上に鮮明なフルカラー画像が形成され
た。その時の白濁ムラの均一性(5ヶ所測定したところ
0.24、0.25、0.23、0.25、0.25で
あった)及び昇華染料転写画像の環境安定性は、実施例
3と全く同じ結果であった。
【0059】実施例6 実施例4において、記録媒体を実施例2のように完全に
白濁させ、かつ、白濁化温度範囲領域115℃±5℃に
加熱したローラーを通過させる以外は全て同じで行なっ
たところ、白色地肌上にくっきりとした文字画像と鮮明
なフルカラー画像が形成された。その時の白濁ムラの均
一性(5ヶ所測定したところ0.25、0.26、0.
23、0.23、0.23であった)及び昇華染料転写
画像の環境安定性は、実施例3と全く同じ結果であっ
た。
【0060】実施例7 実施例1〜6で作成したフルカラー画像上に図9に示し
た装置を用い、消去装置は用いることなくサーマルヘッ
ド22で記録を行なったところ、透明上には0.18m
J/dotの印字エネルギーで白濁画像(文字)が、白
色地肌上には0.1mJ/dotの印字エエルギーで透
明画像(文字)が形成された。
【0061】実施例8 図9に示した装置で実施例7で行なった実施例1〜6の
記録媒体の白濁又は透明画像の印字及び消去を100回
繰返しても、白濁画像の性能の劣化はほとんど生じなか
った。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、記録媒体に昇
華染料転写画像の定着が良好に行なわれ、画像保存性の
高い画像が得られる。請求項2及び3の発明によれば、
加熱による印字、消去の繰り返し回数が高められる。請
求項4の発明によれば、階調性にすぐれた画像が得ら
れ、さらに高コントラストの文字画像が得られる。請求
項5及び6の発明によれば、地肌部の透明ムラ、白濁ム
ラが起こらず見やすい画像が得られる。請求項7及び8
の発明によれば、新たな情報を記録媒体に加えて表示す
ることができる。請求項9の発明によれば、白濁ムラ、
透明ムラのない記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる可逆性感熱記録材料の熱に
よる透明度の変化を表わした図である。
【図2】支持体1に熱昇華染料受容機能を有する可逆性
感熱記録層2′を設けた記録媒体の図。
【図3】図3(a)は図2において可逆性感熱記録層
2′の直下に着色層4又は光反射層5を設けた記録媒体
の図。図3(b)は図2において、可逆性感熱記録層
2′の上に、離型層7を設けた記録媒体の図。
【図4】図4(a)は可逆性感熱記録層2′を設けた透
明支持体1″に、更に貼付用の接着剤(又は粘着剤)層
11′を設けたものの図。図4(b)は図4(a)にお
いて、可逆性感熱記録層2′の直下に着色層4又は光反
射層5を設けたものの図。
【図5】図5(a)は図4(b)を支持体1に貼付した
記録媒体の図。図5(b)は図5(a)において着色層
4又は光反射層5の部分に、接着剤(又は粘着剤)層1
1′を設けない非密着部を設けた記録媒体の図。
【図6】図6(a)は図2において支持体1に磁気記録
層6を設けた記録媒体の図。図6(b)は図2において
支持体1の一部分に磁気記録層6を設けた記録媒体の
図。図6(c)は図2において可逆性感熱記録層2と支
持体1との間に磁気記録層6を設けた記録媒体の図。図
6(d)は図2において可逆性感熱記録層2と支持体1
との間に着色層4又は光反射層5及び磁気記録層6を設
けた記録媒体の図。
【図7】図7(a)は図2において、支持体1の凹部に
IC記録部12を設けた記録媒体の図。図7(b)は支
持体1の凹部に図4(b)に示したものと同様なもの4
bと、支持体1の別の凹部にIC記録部12を設けた記
録媒体の図。図7(c)は図2のものを接着剤(又は粘
着剤)層11′を介してICカード13に貼付した記録
媒体の図。図7(d)は図7(c)において透明支持体
1″を用い、着色層4(又は光反射層5)を、接着剤
(又は粘着剤)層11′を有しない非密着部と共に設け
た記録媒体の図。
【図8】図8(a)は本発明方法の実施に有用な装置の
一例の概略図、図8(b)はこの装置により得られたカ
ードの図。
【図9】図9(a)は図8(b)で得られたカードに新
たな情報を加え、又は消去するための装置の一例の概略
図、図9(b)(c)はこのカードに繰り返し消去印字
が行なわれる様子を説明するための図。
【符号の説明】
1…支持体 1″…透明支持体 2′…熱昇華受容機能を有する感熱記録層 4…着色層 5…光反射層 6…磁気記録層 7…離型層 11′…接着剤(又は粘着剤)層 12…IC記録部 13…ICカード 21…記録媒体(21′、21″、21′′′…IDリ
ライトカード) 22…サーマルヘッド 23…熱昇華染料転写リボン 24…加熱ローラ 25…スキャナー、ビデオ等につながるコード 26…スタッカー 27…昇華染料画像形成プリンタ 28…消去装置 29…磁気ヘッド 30…リライトプリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 浩之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも一方の面に熱昇華染
    料受容機能を有しかつ温度に依存して透明度が可逆的に
    変化する感熱記録層を設けた記録媒体に、昇華染料転写
    画像を形成した後、少なくとも該昇華染料転写画像が形
    成されたところの感熱記録層対応部分を加熱することを
    特徴とする熱印字方法。
  2. 【請求項2】 昇華染料転写画像の形成後、感熱記録層
    上にオーバーコート層を設けることを特徴とする請求項
    1記載の熱印字方法。
  3. 【請求項3】 オーバーコート層は熱転写方法、接着方
    法又は塗布方法により形成することを特徴とする請求項
    2記載の熱印字方法。
  4. 【請求項4】 昇華染料転写画像の形成後、感熱記録層
    上にさらに熱溶融転写画像を形成することを特徴とする
    請求項1記載の熱印字方法。
  5. 【請求項5】 透明度が感熱記録層の可逆変化の生じる
    温度か透明化温度範囲領域であることを特徴とする請求
    項1記載の熱印字方法。
  6. 【請求項6】 透明度が感熱記録層の可逆変化の生じる
    温度か白濁化温度範囲領域であることを特徴とする請求
    項1記載の熱印字法方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、加熱
    後さらに直接加熱して白濁画像又は透明画像を印字する
    ことを特徴とする熱印字方法。
  8. 【請求項8】 白濁画像又は透明画像の加熱による印字
    及び消去を繰り返し行なうことを特徴とする請求項7記
    載の熱印字方法。
  9. 【請求項9】 支持体の少なくとも一方の面に熱昇華染
    料受容機能を有しかつ温度に依存して透明度が可逆的に
    変化する感熱記録層を設けてなり、しかも、その記録層
    は少なくとも昇華染料転写画像が形成された部分に加熱
    を施したとき一様な透明度となるものであることを特徴
    とする記録媒体。
JP31711695A 1994-11-11 1995-11-10 熱印字方法及び記録媒体 Pending JPH08224973A (ja)

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