JP4684143B2 - 感熱転写受像シートを用いた画像形成方法 - Google Patents
感熱転写受像シートを用いた画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4684143B2 JP4684143B2 JP2006083109A JP2006083109A JP4684143B2 JP 4684143 B2 JP4684143 B2 JP 4684143B2 JP 2006083109 A JP2006083109 A JP 2006083109A JP 2006083109 A JP2006083109 A JP 2006083109A JP 4684143 B2 JP4684143 B2 JP 4684143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- layer
- image forming
- forming method
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5254—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
- B41M5/44—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/32—Thermal receivers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/38—Intermediate layers; Layers between substrate and imaging layer
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
- B41M5/423—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by non-macromolecular compounds, e.g. waxes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5227—Macromolecular coatings characterised by organic non-macromolecular additives, e.g. UV-absorbers, plasticisers, surfactants
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
特許文献1には、支持体上に中空の粒子と耐有機溶剤性の高分子を主成分とした中間層を塗布・乾燥して形成した後に、有機溶剤系の樹脂塗工液にて受容層を形成することが開示されている。ここで、中間層に用いられる耐有機溶剤性の高分子は、中間層に用いられる中空粒子が受容層の有機溶剤に溶解するのを防止する役割を果たす。しかし、受容層を有機溶剤系の樹脂塗工液にて形成する場合、感度が不十分でしかもコストが高いという問題があり、画像欠陥、転写濃度の点でも改良が望まれていた。
一方、特許文献2に記載の感熱転写受像シートは中空球状ピグメントを分散させた層と受像層(受容層)を含むことが開示されているが、画像転写後の画像ににじみが生じるという問題があった。また、特許文献3、4、5には塩化ビニル系の共重合体を受容層に使用する例が開示されているが、近年の市場の迅速処理化要求からすれば一層の改良が望まれていた。
支持体上に熱転写可能な色材を含有する転写層を有する熱転写シートとを、
該熱転写シートの熱転写層と該感熱転写受像シートの受容層とが接するよう重ねあわせ、サーマルヘッドから画像信号に応じた熱エネルギーを付与し、Lサイズの連続印画出力で1枚目が排出後、2枚目が排出されるまでの時間で規定して5秒以下で連続印画することを特徴とする画像形成方法。
(2)前記断熱層中の水溶性ポリマーがゼラチンであることを特徴とする(1)に記載の画像形成方法。
(3)前記中空ポリマーを含有する前記断熱層に、バインダー樹脂として水溶性ポリマー以外の樹脂を含有しないことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成方法。
(4)前記中空ポリマーを含有する前記断熱層に、バインダー樹脂としてゼラチン以外の樹脂を含有しないことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成方法。
(5)前記受容層に水溶性ポリマーを含有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(6)前記受容層にゼラチンを含有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(7)前記水溶性ポリマーを含有する受容層および/または断熱層に、該水溶性ポリマーを架橋することができる化合物を含有し、該水溶性ポリマーの一部または全部が架橋されていることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(8)前記断熱層と前記支持体の間に、該断熱層に接して下地層を有し、該下地層を含めた該下地層上の層がいずれもラテックスを含有することを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(9)前記断熱層に、乳化物を含有することを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(10)前記受容層に、乳化物を含有することを特徴とする(1)〜(9)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(11)前記受容層が前記断熱層と接して塗設されていることを特徴とする(1)〜(10)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(12)前記支持体が原紙の両面にポリエチレンでラミネートした両面ラミネート紙であり、かつ受容層側のポリエチレンに酸化チタンを含有し、受容層側とは反対面のポリエチレン上に帯電調整層を有することを特徴とする(1)〜(11)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(13)前記支持体が原紙の両面にポリエチレンでラミネートした両面ラミネート紙であり、かつ受容層側と反対側のポリエチレンが高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンの混合物であることを特徴とする(1)〜(12)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
本発明の感熱転写受像シートは、支持体上に少なくとも1層の染料受容層(受容層)を有し、支持体と受容層との間に少なくとも1層の断熱層(多孔質層)を有する。また、受容層と支持体との間に、例えば白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層などの下地層が形成されていてもよい。
受容層および断熱層は同時重層塗布により形成されることが好ましい。また、下地層を含む場合は、受容層、下地層および断熱層を同時重層塗布により形成することができる。
支持体の裏面側にはカール調整層、筆記層、帯電調整層が形成されていることが好ましい。支持体の裏面側の各層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行うことができる。
受容層は、インクシートから移行してくる染料を受容し、形成された画像を維持する役割を果たす。本発明の受像シートにおいて、受容層はポリマーラテックスを含有する。受容層は1層でも2層以上でもよい。また、受容層は後述する水溶性ポリマーを含有することが好ましい。
本発明に用いられるポリマーラテックスについて説明する。
本発明の感熱転写受像シートにおいて、受容層で使用するポリマーラテックスは塩化ビニルから得られる繰り返し単位を含むポリマーラテックスであり、水不溶な塩化ビニルをモノマー単位として含む疎水性ポリマーが微細な粒子として水溶性の分散媒中に分散したものである。分散状態としてはポリマーが分散媒中に乳化されているもの、乳化重合されたもの、ミセル分散されたもの、あるいはポリマー分子中に部分的に親水的な構造を持ち分子鎖自身が分子状分散したものなどいずれでもよい。なおポリマーラテックスについては、奥田平,稲垣寛編集,「合成樹脂エマルジョン」,高分子刊行会発行(1978年)、杉村孝明,片岡靖男,鈴木聡一,笠原啓司編集,「合成ラテックスの応用」,高分子刊行会発行(1993年)、室井宗一著,「合成ラテックスの化学」,高分子刊行会発行(1970年)、三代澤良明監修,「水性コーティング材料の開発と応用」,シーエムシー出版(2004年)および特開昭64-538号公報などに記載されている。分散粒子の平均粒径は1〜50000nm、より好ましくは5〜1000nm程度の範囲が好ましい。
分散粒子の粒径分布に関しては特に制限は無く、広い粒径分布を持つものでも単分散の粒径分布を持つものでもよい。
ただし、本発明では、アクリル酸構成成分の化学構造の異なる少なくとも2種の塩化ビニルアクリル共重合体のポリマーラテックスを使用する。
本発明の受像シートの受容層においては塩化ビニルをモノマー単位として含むポリマーラテックスは層中の全固形分に占める比率で50質量%以上であることが好ましい。
Z−1:ベンジルアルコール
Z−2:2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブチレート
Z−3:2−ジメチルアミノエタノール
Z−4:ジエチレングルコール
1/Tg=Σ(Xi/Tgi)
ここでは、ポリマーはi=1からnまでのn個のモノマー成分が共重合しているとする。Xiはi番目のモノマーの質量分率(ΣXi=1)、Tgiはi番目のモノマーの単独重合体のガラス転移温度(絶対温度)である。ただしΣはi=1からnまでの和をとる。尚、各モノマーの単独重合体ガラス転移温度の値(Tgi)は「Polymer Handbook(3rd Edition)」(J.Brandrup,E.H.Immergut著(Wiley-Interscience、1989))の値を採用できる。
なお、本発明の受像シートにおけるポリマーラテックスは、塗布後に溶媒の一部を乾燥させることにより形成されるゲルまたは乾燥皮膜の状態を含む。
受容層、さらには後述する断熱層は水溶性ポリマーを含有することが好ましい。本発明に用いることのできる水溶性ポリマーは、天然高分子(多糖類系、微生物系、動物系)、半合成高分子(セルロース系、デンプン系、アルギン酸系)および合成高分子系(ビニル系、その他)であり、以下に述べるポリビニルアルコールを始めとする合成ポリマーや、植物由来のセルロース等を原料とする天然あるいは半合成ポリマーが本発明で使用できる水溶性ポリマーに該当する。なお、本発明における水溶性ポリマーには、前記ポリマーラテックスは含まれない。
本発明においてはゼラチンが好ましい態様の一つである。本発明に用いるゼラチンは分子量10,000から1,000,000までのものを用いることができる。本発明に用いられるゼラチンはCl-、SO4 2-等の陰イオンを含んでいてもよいし、Fe2+、Ca2+、Mg2+、Sn2+、Zn2+などの陽イオンを含んでいても良い。ゼラチンは水に溶かして添加することが好ましい。
受容層に含まれる前記水溶性ポリマーは、その一部又は全部が架橋剤により架橋されていることが好ましい。
架橋剤としては、アミノ基やカルボキシル基あるいはヒドロキシル基などと反応する基を分子内に複数含有すればよく、水溶性ポリマーの種類に応じて適宜選択して用いられ、架橋剤の種類については特に限定されない。T.H.James著,“THE THEORY OF THE PHOTOGRAPHIC PROCESS FOURTH EDITION”(Macmillan Publishing Co.,Inc.刊、1977年刊),77〜87頁に記載の各方法や、米国特許第4,678,739号明細書第41欄、特開昭59−116655号公報、同62−245261号公報、同61−18942号公報等に記載の架橋剤が使用に適している。無機化合物の架橋剤(例えば、クロムみょうばん、ホウ酸及びその塩)および有機化合物の架橋剤のいずれも好ましい。また、特開2003−231775号公報記載のpHが1〜7であるキレート化剤とジルコニウム化合物とを含む混合水溶液からなる架橋剤を使用していてもよい。
本発明に用いられる架橋剤の使用量としては、水溶性バインダーや架橋剤の種類により変化するが、概ね含まれる構成層の水溶性ポリマー100質量部に対して0.1〜50質量部であることが好ましく、0.5〜20質量部であることがより好ましく、さらには1〜10質量部であることがより好ましい。
また、本発明では耐光性を向上するために受容層に紫外線吸収剤が添加してもよい。このとき、紫外線吸収剤を高分子量化することで受容層に固定でき、インクシートへの拡散や加熱による昇華・蒸散などを防ぐことができる。
紫外線吸収剤としては、情報記録分野において広く知られている各種紫外線吸収剤骨格を有する化合物を使用することができる。具体的には、2−ヒドロキシベンゾトリアゾール型紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾトリアジン型紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾフェノン型紫外線吸収剤骨格を有する化合物を挙げることができる。紫外線吸収能(吸光係数)・安定性の観点では、ベンゾトリアゾール型、トリアジン骨格を有する化合物が好ましく、高分子量化・ラテックス化の観点ではベンゾトリアゾール型、ベンゾフェノン型の骨格を有する化合物が好ましい。具体的には、特開2004−361936号公報などに記載された紫外線吸収剤を用いることができる。
紫外線吸収剤をグラフトしたポリマーをラテックス化する場合、前記の染着性受容ポリマーのラテックスと混合してから塗布することで紫外線吸収剤が均一に分散した受容層を形成することができる。
本発明においては、受容層もしくは断熱層中に乳化分散物(乳化物)を含有することが好ましい。特にポリマーラテックスを使用する場合に好ましい。
ここで、「乳化」とは、一般的に用いられる定義に従うものである。例えば、化学大辞典(共立出版株式会社)によれば「乳化」とは「ある液体の中にこれと溶け合わない別の液体が細粒として分散し、エマルジョンを生成する現象」としている。また、「乳化分散物」とは「液体の小滴であって、それを溶かさない他の液体中に分散したもの」をいう。本発明において、好ましい「乳化分散物」は「水中に分散した油滴分散物」である。本発明の受像シートにおいて乳化分散物の含有量は、受像シート中に0.03g/m2〜25.0g/m2含まれることが好ましく、1.0g/m2〜20.0g/m2含まれることがより好ましい。
さらに該乳化分散物中に画像堅牢化剤、紫外線吸収剤を含有することが好ましい。これらの化合物としては、特開2004−361936号公報に記載の一般式(B)、(Ph)、(E−1)〜(E−3)、(TS−I)〜(TS−VII)、(TS−VIIIA)、(UA)〜(UE)のいずれかで表される化合物が好ましい。また水不溶かつ有機溶媒可溶性の単独もしくは共重合体(特開2004−361936号公報の段落番号0208〜0234に記載化合物が好ましい)を含有してもよい。
また、受容層には、画像形成時に熱転写シートとの熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。離型剤は、シリコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤フッ素系化合物を用いることができるが、特にシリコーンオイルが好ましく用いられる。シリコーンオイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく用いられるが、中でもビニル変性シリコーンオイルとハイドロジェン変性シリコーンオイルとの反応物が良い。離型剤の添加量は、受容ポリマーに対して0.2〜30質量部が好ましい。
断熱層は、サーマルヘッドを用いた加熱転写時における熱から支持体を保護する役割を果たす。また、高いクッション性を有するので、基材として紙を用いた場合であっても、印字感度の高い熱転写受像シートを得ることができる。断熱層は1層でも2層以上でも良い。断熱層は、受容層より支持体側に設けられる。
中空ポリマーとは粒子内部に独立した気孔を有するポリマー粒子であり、例えば、1)ポリスチレン、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂等により形成された隔壁内部に水が入っており、塗布乾燥後、粒子内の水が粒子外に蒸発して粒子内部が中空となる非発泡型の中空粒子、2)ブタン、ペンタンなどの低沸点液体を、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステルのいずれか又はそれらの混合物もしくは重合物よりなる樹脂で覆っており、塗工後、加熱により粒子内部の低沸点液体が膨張することにより内部が中空となる発泡型マイクロバルーン、3)上記の2)をあらかじめ加熱発泡させて中空ポリマーとしたマイクロバルーンなどが挙げられる。
本発明においては、このうち、スチレン−アクリル樹脂等により形成された非発泡型の中空ポリマーを使用する。
中空ポリマーの粒子サイズは0.1〜20μmが好ましく、0.1〜2μmがより好ましく、0.1〜1μmが特に好ましい。ここで、本発明においては、粒子サイズは0.1〜2μmのものを使用する。また、中空ポリマーのガラス転移温度(Tg)は70℃以上であることが好ましく、100℃以上であることがより好ましい。
ここで、「有機溶剤に耐性の無い」とは、有機溶剤(メチルエチルケトン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレンなど)への溶解度が1質量%以下、好ましくは0.5質量%以下であることをいう。例えば前記ポリマーラテックスは、「有機溶剤に耐性の無い樹脂」に含まれる。
断熱層における水溶性ポリマーの添加量は、当該断熱層全体の1〜75質量%であることが好ましく、1〜50質量%であることがより好ましい。
断熱層中の水溶性ポリマーは、架橋剤の種類によっても異なるが、水溶性ポリマーに対して、0.1〜20質量%架橋されていることが好ましく、1〜10質量%架橋されていることがより好ましい。
支持体と断熱層との間には下地層が形成されていてもよく、例えば白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層が形成される。これらの層については、例えば特許第3585599号明細書、特許第2925244号明細書などに記載されたものと同様の構成とすることができる。
本発明では、支持体として耐水性支持体を用いることが好ましい。耐水性支持体を用いることで支持体中に水分が吸収されるのを防止して、受容層の経時による性能変化を防止することができる。耐水性支持体としては例えばコート紙やラミネート紙を用いることができる。
前記コート紙は、原紙等のシートに、各種の樹脂、ゴムラテックス又は高分子材料を片面又は両面に塗工した紙であり、用途に応じて、塗工量が異なる。このようなコート紙としては、例えば、アート紙、キャストコート紙、ヤンキー紙等が挙げられる。
(ロ)エステル結合を有する熱可塑性樹脂である。例えば、ジカルボン酸成分(これらのジカルボン酸成分にはスルホン酸基、カルボキシル基等が置換していてもよい)と、アルコール成分(これらのアルコール成分には水酸基などが置換されていてもよい)との縮合により得られるポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリブチルアクリレート等のポリアクリル酸エステル樹脂又はポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等が挙げられる。
具体的には、特開昭59−101395号公報、同63−7971号公報、同63−7972号公報、同63−7973号公報、同60−294862号公報などに記載のものを挙げることができる。
また、市販品としては、東洋紡(株)製のバイロン290、バイロン200、バイロン280、バイロン300、バイロン103、バイロンGK−140、バイロンGK−130;花王(株)製のタフトンNE−382、タフトンU−5、ATR−2009、ATR−2010;ユニチカ(株)製のエリーテルUE3500、UE3210、XA−8153、KZA−7049、KZA−1449;日本合成化学(株)製のポリエスターTP−220、R−188;星光化学工業(株)製のハイロスシリーズの各種熱可塑性樹脂(いずれも商品名)等が挙げられる。
(ニ)ポリアミド樹脂、尿素樹脂等が挙げられる。
(ホ)ポリスルホン樹脂等が挙げられる。
(ヘ)ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体樹脂等が挙げられる。
(ト)ポリビニルブチラール等の、ポリオール樹脂、エチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース樹脂等が挙げられる。
(チ)ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
なお、前記熱可塑性樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ラミネート紙は、原紙等のシートに、各種の樹脂、ゴム又は高分子シート又はフィルム等をラミネートした紙である。前記ラミネート材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース等が挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
尚、これらのシート又はフィルムには、白色反射性を与える処理を行ってもよい。このような処理方法としては、例えば、これらのシート又はフィルム中に酸化チタンなどの顔料を配合する方法が挙げられる。
支持体がそのまま露出していると環境中の湿度・温度により感熱転写受像シートがカールしてしまうことがあるため、支持体の裏面側にカール調整層を形成することが好ましい。カール調整層は、受像シートのカールを防止するだけでなく防水の役割も果たす。カール調整層には、ポリエチレンラミネートやポリプロピレンラミネート等が用いられる。具体的には、例えば特開昭61−110135号公報、特開平6−202295号公報などに記載されたものと同様にして形成することができる。
筆記層・帯電調整層には、無機酸化物コロイドやイオン性ポリマー等を用いることができる。帯電防止剤として、例えば第四級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等のカチオン系帯電防止剤、アルキルホスフェート等のアニオン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防止剤など任意のものを用いることができる。具体的には、例えば特許第3585585号明細書などに記載されたものと同様にして形成することができる。
本発明の感熱転写受像シートは、各層をロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で塗布し、これを乾燥させることで作製することができる。
また、本発明の感熱転写受像シートは、受容層および断熱層を支持体上に同時重層塗布することでも形成することができる。
支持体上に複数の機能の異なる複数の層(気泡層、断熱層、中間層、受容層など)からなる多層構成の受像シートを製造する場合、特開2004−106283号、同2004−181888号、同2004−345267号等の各公報に示されている如く各層を順次塗り重ねていくか、あらかじめ各層を支持体上に塗布したものを張り合わせることにより製造することが知られている。一方、写真業界では例えば複数の層を同時に重層塗布することにより生産性を大幅に向上させることが知られている。例えば米国特許第2,761,791号、同第2,681,234号、同第3,508,947号、同第4,457,256号、同第3,993,019号、特開昭63−54975号、特開昭61−278848号、同55−86557号、同52−31727号、同55−142565号、同50−43140号、同63−80872号、同54−54020号、特開平5−104061号、同5−127305号、特公昭49−7050号の公報または明細書やEdgar B. Gutoffら著,「Coating and Drying Defects:Troubleshooting Operating Problems」,John Wiley&Sons社,1995年,101〜103頁などに記載のいわゆるスライド塗布(スライドコーティング法)、カーテン塗布(カーテンコーティング法)といわれる方法が知られている。
本発明では、上記同時重層塗布を多層構成の受像シートの製造に用いることにより、生産性を大幅に向上させると同時に画像欠陥を大幅に減少させることができる。
本発明では米国特許2,761,791号明細書に記載の方法で支持体上に複数の層の積層体を形成した後速やかに固化させることが好ましい。一例として樹脂により固化する多層構成の場合、支持体上に複数の層を形成した後すばやく温度を上げることが好ましい。またゼラチンなど低温でゲル化するバインダーを含む場合には支持体上に複数の層を形成した後すばやく温度を下げることが好ましい場合もある。
本発明においては多層構成を構成する1層あたりの塗布液の塗布量は1g/m2〜500g/m2の範囲が好ましい。多層構成の層数は2以上で任意に選択できる。受容層は支持体から最も遠く離れた層として設けられることが好ましい。
熱転写画像形成の際に、上述した感熱転写受像シートと併せて使用されるインクシートは、支持体上に拡散転写染料を含む熱転写層(色素層)を設けたものであり、任意のインクシートを使用することができる。好ましくは、感熱転写シートには3原色の各色剤層イエロー、マゼンタ、シアンが感熱転写シートの長軸方向に順次に形成(感熱転写受像シートの記録面の面積に対応して順次形成)されており、シアンの後に保護層転写部が配置されていることが好ましい。各々の色素は熱転写層(色素層)中にそれぞれ10〜90質量%含有されることが好ましく、20〜80質量%含有されることがより好ましい。
色素層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行われる。また熱転写層の塗布量は、0.1〜1.0g/m2(固形分換算、以下本発明における塗布量は特に断りのない限り、固形分換算の数値である。)が好ましく、更に好ましくは0.15〜0.60g/m2である。熱転写層の膜厚は0.1〜2.0μmであることが好ましく、更に好ましくは0.1〜1.0μmである。
前記支持体の厚みとしては、1〜10μmが好ましく、2〜10μmがより好ましい。
感熱転写シートの詳細は、例えば特開平11−105437号公報に記載されており、段落番号0017〜0078の記載が、本願の明細書に好ましく取り込まれる。
本発明は、上記熱転写シートの熱転写層と上記感熱転写受像シートの受容層とが接するよう重ねあわせ、サーマルヘッドから画像信号に応じた熱エネルギーを付与し、1枚目が排出後、2枚目が排出されるまでの時間が5秒以下で連続印画する画像形成システムで適用される。ここで、1枚目が排出後、2枚目が排出されるまでの時間が5秒以下とはLサイズの印刷物(写真)が画像形成装置、システム、例えばプリンターから排出されるのに要する時間で規定する。なお、実際の出力画像がこのサイズより大きくても小さくてもかまわない。すなわち、基準サイズに対しての尺度を規定するものである。
1枚目が排出後、2枚目が排出されるまでの時間は好ましくは5秒以下0.1秒以上である。
また、本発明の感熱転写受像シートは、支持体を適宜選択することにより、熱転写記録可能な枚葉またはロール状の感熱転写受像シート、カード類、透過型原稿作成用シート等の各種用途に適用することもできる。
(インクシートの作製)
厚さ4.5μmのポリエステルフィルム(ルミラー、商品名、(株)東レ製)を基材フィルムとして用いた。その表面側に、下記接着層(乾膜時の塗布量0.07g/m2)を形成し更に下記組成のイエロー、マゼンタ、シアン組成物をそれぞれ単色に塗布(乾膜時の塗布量1g/m2)した。
ポリビニルピロリドン樹脂(K−90、ISP(株)製) 5質量部
メチルエチルケトン 47.5質量部
イソプロピルアルコール 47.5質量部
イエローインキ
色素(7)−1 2.5質量部
色素(8)−1 2.0質量部
ポリエステル1 4.5質量部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
マゼンタインキ
色素(9)−1 1.0質量部
色素(10)−1 1.0質量部
色素(11)−1 2.5質量部
ポリエステル1 4.5質量部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
シアンインキ
色素(12)−1 2.5質量部
色素(13)−1 2.5質量部
ポリエステル1 4.5質量部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
ポリエステル1
下記の酸成分およびジオール成分を下記モル比で重合させることで得られる数平均分子量2000のポリエステル。
イソフタル酸 5
テレフタル酸 45
エチレングリコール 5
ジエチレングリコール 45
ポリビニルブチラール樹脂 13.6質量部
(エスレックBX−1 積水化学工業(株)製)
ポリイソシアネート硬化剤 0.6質量部
(タケネートD218 武田薬品工業(株)製)
リン酸エステル 0.8質量部
(プライサーフA208S 第一工業製薬(株)製)
メチルエチルケトン 42.5質量部
トルエン 42.5質量部
(比較例101)
受像シート101の作成
支持体として合成紙(ユポFPG200、厚さ200μm、商品名、ユポコーポレーション(株)社製)を用い、この一方の面に下記組成の受容層を塗布した。受容層4.0g/m2となるように塗布を行い、乾燥は各層110℃で、30秒間行った。
(組成)
ポリエステル樹脂(バイロン200、商品名、東洋紡(株)製) 100質量部
アミノ変性シリコーン(信越化学工業(株)製 X−22−343) 3質量部
エポキシ変性シリコーン(信越化学工業(株)製 KF−393) 3質量部
トルエン/メチルエチルケトン(質量比1/1) 500質量部
(塗布量) 20ml/m2
受像シート102の作成
(支持体の作製)
アカシアからなるLBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)50質量部及びアスペンからなるLBKP 50質量部をそれぞれディスクリファイナーによりカナディアンフリーネス300mlに叩解しパルプスラリーを調製した。
次いで、上記で得られたパルプスラリーに、対パルプ当り、カチオン変性でんぷん(日本NSC(株)製CAT0304L)1.3%、アニオン性ポリアクリルアミド(星光PMC(株)製 DA4104)0.15%、アルキルケテンダイマー(荒川化学(株)製サイズパインK)O.29%、エポキシ化ベヘン酸アミド0.29%、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン(荒川化学(株)製:アラフィックス100)0.32%を加えた後、消泡剤0.12%を加えた。
乳化分散物Aを以下の手順で調製した。化合物A−6を高沸点溶媒(Solv−1)42g及び酢酸エチル20mlに溶解し、この液を1gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む20質量%ゼラチン水溶液250g中に高速攪拌乳化機(ディゾルバー)で乳化分散し、水を加えて380gの乳化物Aの調製を行った。
化合物A−6の添加量は乳化物A中に30mmolとなるようにした。
(組成)
スチレンブタジエンラテックス 60質量部
(日本エイアンドエル(株)社製 SR103)
PVA 6%水溶液 40質量部
NaOHでpHを7.5に調節
(塗布量) 11ml/m2
(組成)
中空ポリマーラテックス 60質量部
(日本ゼオン(株)製 MH5055)
10%ゼラチン水溶液 20質量部
先に調製した乳化物A 20質量部
NaOHでpHを7.8に調節
(塗布量) 38ml/m2
(組成)
塩化ビニル系ポリマーラテックス 50質量部
(日信化学(株)社製 ビニブラン900)
塩化ビニル系ポリマーラテックス 20質量部
(日信化学(株)社製 ビニブラン276)
10%ゼラチン水溶液 10質量部
先に調製した乳化物A 10質量部
マイクロクリスタリンワックス 10質量部
(EMUSTAR−042X、商品名、日本精蝋(株))
硬膜剤(VS−7) 0.2質量部
水 5質量部
NaOHでpHを7.4に調節
(塗布量) 18ml/m2
CH2=CHSO2CH2C(=O)−NHCH2CH2NHC(=O)−SO2CH=CH2
受像シート102において、塩化ビニルポリマーラテックスをそれぞれ下記表1のように変更した以外は受像シート102と同様にして、受像シート103〜108を作製した。 また受像シート103〜108の断熱層を除去した以外は同様にして、これらに対応する受像シート109〜114を作製した。
インクシートと、受像シート101〜114を、装填可能なように加工し、高速プリントモードで、昇華型熱転写型プリンターASK1500(富士写真フイルム(株)社製)により黒ベタ画像(Lサイズ)を連続10枚出力した。この時、1枚目が排出されてから、2枚目が排出されるまでの時間は12秒であった。
上記の条件で得られた2枚目に出力された黒画像のVisual濃度をPhotographic Densitometer(X−Rite incorporated(株)社製)で測定した。
結果を表2に示す。表2より連続出力時間が12秒の画像形成システムにおいて本発明による受像シート102および108においても、比較受像シートに比べてそれほど高いDmaxを得ることはできなかった。
特開平5−278247号公報の図6に記載のプリンターを連続印画の出力が5秒となるように設定し、インクシートおよび受像シート101〜114を、装填可能なように加工し、高速プリントモードで黒ベタ画像を連続10枚出力した。この時、1枚目が排出されてから、2枚目が排出されるまでの時間は4.8秒であった。
上記の条件で得られた2枚目に出力された黒画像のVisual濃度をPhotographic Densitometer(X−Rite incorporated(株)社製)で測定した。
結果を表3に示す。表3より連続出力時間が5秒以下の画像形成システムにおいて本発明による受像シート102および108は比較受像シートに比べて著しく高いDmaxを得ることができた。
Claims (13)
- 支持体上に、アクリル酸構成成分の化学構造の異なる少なくとも2種の塩化ビニルアクリル共重合体のポリマーラテックスを含有する少なくとも1層の受容層と粒子サイズが0.1〜2μmでスチレン−アクリル樹脂により形成された非発泡型の中空ポリマーおよび水溶性ポリマーを含有する少なくとも1層の断熱層を有する感熱転写受像シートと、
支持体上に熱転写可能な色材を含有する転写層を有する熱転写シートとを、
該熱転写シートの熱転写層と該感熱転写受像シートの受容層とが接するよう重ねあわせ、サーマルヘッドから画像信号に応じた熱エネルギーを付与し、Lサイズの連続印画出力で1枚目が排出後、2枚目が排出されるまでの時間で規定して5秒以下で連続印画することを特徴とする画像形成方法。 - 前記断熱層中の水溶性ポリマーがゼラチンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記中空ポリマーを含有する前記断熱層に、バインダー樹脂として水溶性ポリマー以外の樹脂を含有しないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
- 前記中空ポリマーを含有する前記断熱層に、バインダー樹脂としてゼラチン以外の樹脂を含有しないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
- 前記受容層に水溶性ポリマーを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記受容層にゼラチンを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記水溶性ポリマーを含有する受容層および/または断熱層に、該水溶性ポリマーを架橋することができる化合物を含有し、該水溶性ポリマーの一部または全部が架橋されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記断熱層と前記支持体の間に、該断熱層に接して下地層を有し、該下地層を含めた該下地層上の層がいずれもラテックスを含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記断熱層に、乳化物を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記受容層に、乳化物を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記受容層が前記断熱層と接して塗設されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記支持体が原紙の両面にポリエチレンでラミネートした両面ラミネート紙であり、かつ受容層側のポリエチレンに酸化チタンを含有し、受容層側とは反対面のポリエチレン上に帯電調整層を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記支持体が原紙の両面にポリエチレンでラミネートした両面ラミネート紙であり、かつ受容層側と反対側のポリエチレンが高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンの混合物であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083109A JP4684143B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 感熱転写受像シートを用いた画像形成方法 |
US11/727,012 US8012908B2 (en) | 2006-03-24 | 2007-03-23 | Heat-sensitive transfer image-receiving sheet and method of producing image |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083109A JP4684143B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 感熱転写受像シートを用いた画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007253534A JP2007253534A (ja) | 2007-10-04 |
JP4684143B2 true JP4684143B2 (ja) | 2011-05-18 |
Family
ID=38534221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006083109A Expired - Fee Related JP4684143B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 感熱転写受像シートを用いた画像形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8012908B2 (ja) |
JP (1) | JP4684143B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7388686B2 (en) * | 2003-02-25 | 2008-06-17 | Zink Imaging, Llc | Image stitching for a multi-head printer |
US8377844B2 (en) * | 2001-05-30 | 2013-02-19 | Zink Imaging, Inc. | Thermally-insulating layers and direct thermal imaging members containing same |
US7830405B2 (en) * | 2005-06-23 | 2010-11-09 | Zink Imaging, Inc. | Print head pulsing techniques for multicolor printers |
US7791626B2 (en) * | 2001-05-30 | 2010-09-07 | Zink Imaging, Inc. | Print head pulsing techniques for multicolor printers |
JP2015063050A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写記録材料 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000238440A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-05 | Ricoh Co Ltd | 熱転写受像体及びこれを用いる昇華転写記録方法 |
JP2005335115A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | 熱転写受像シートとその製造方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2684559B2 (ja) | 1988-05-17 | 1997-12-03 | 日清紡績株式会社 | 熱転写受像紙 |
JPH0225393A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-26 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 熱転写記録用受像シート |
JPH0386590A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 熱転写受像材料 |
JPH04107548A (ja) * | 1990-08-29 | 1992-04-09 | Konica Corp | 色素受像材料 |
JPH04336286A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-24 | Konica Corp | 感熱転写記録用受像シート |
DE4134539A1 (de) | 1991-10-18 | 1993-04-22 | Gao Ges Automation Org | Aufzeichnungstraeger mit farbigen bildinformationen, insbesondere wert- oder ausweiskarte |
JP3336530B2 (ja) | 1991-10-29 | 2002-10-21 | 株式会社リコー | 情報記録媒体及びそれを用いた印字方法 |
DE4233018C2 (de) * | 1992-10-01 | 1995-09-21 | Schoeller Felix Jun Papier | Trägermaterial für ein Bildempfangsmaterial für thermische Farbstoffdiffusionsübertragung |
JPH09131972A (ja) | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Toppan Printing Co Ltd | 被転写体およびそれを用いる画像形成装置 |
JPH11227345A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-24 | Konica Corp | 熱転写用受像シート |
JP3226167B2 (ja) | 1999-02-02 | 2001-11-05 | 王子製紙株式会社 | 熱転写記録用受像シート |
JP4503542B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2010-07-14 | 富士フイルム株式会社 | 感熱転写方式を用いた画像形成方法 |
JP4490382B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2010-06-23 | 富士フイルム株式会社 | 感熱転写受像シートおよびその製造方法 |
-
2006
- 2006-03-24 JP JP2006083109A patent/JP4684143B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2007
- 2007-03-23 US US11/727,012 patent/US8012908B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000238440A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-05 | Ricoh Co Ltd | 熱転写受像体及びこれを用いる昇華転写記録方法 |
JP2005335115A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | 熱転写受像シートとその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8012908B2 (en) | 2011-09-06 |
JP2007253534A (ja) | 2007-10-04 |
US20070225166A1 (en) | 2007-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4490382B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよびその製造方法 | |
JP4503542B2 (ja) | 感熱転写方式を用いた画像形成方法 | |
JP4646836B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよび画像形成方法 | |
US7863219B2 (en) | Heat-sensitive transfer image-receiving sheet and method for producing heat-sensitive transfer image-receiving sheet | |
JP4575892B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよび画像形成方法 | |
JP4469348B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよび画像形成方法 | |
US7858557B2 (en) | Heat-sensitive transfer image-receiving sheet and manufacturing method thereof | |
JP4684143B2 (ja) | 感熱転写受像シートを用いた画像形成方法 | |
JP4499655B2 (ja) | 感熱転写受像シート及びその製造方法 | |
JP4703501B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよび画像形成方法 | |
JP2007229985A (ja) | 感熱転写受像シート | |
JP4767143B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよびその製造方法 | |
JP4789839B2 (ja) | 感熱転写受像シートの製造方法 | |
JP4832242B2 (ja) | 感熱転写受像シート、感熱転写方式を用いた画像形成方法および感熱転写受像シートの製造方法 | |
JP4587982B2 (ja) | 感熱転写方式を用いた画像形成方法および印画物 | |
JP4695999B2 (ja) | 昇華型感熱転写受像シート及びその製造方法 | |
JP4778846B2 (ja) | 感熱転写受像シート | |
JP4703531B2 (ja) | 感熱転写受像シートおよびその製造方法 | |
JP2007237633A (ja) | 感熱転写受像シート | |
JP4575889B2 (ja) | 感熱転写受像シート | |
JP4519788B2 (ja) | 感熱転写受像シート | |
JP4486936B2 (ja) | 熱転写方式を用いた画像形成方法 | |
JP2008087278A (ja) | 感熱転写受像シートおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080717 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100812 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |