JP3320980B2 - キャブの空調装置 - Google Patents

キャブの空調装置

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JP3320980B2 JP16070396A JP16070396A JP3320980B2 JP 3320980 B2 JP3320980 B2 JP 3320980B2 JP 16070396 A JP16070396 A JP 16070396A JP 16070396 A JP16070396 A JP 16070396A JP 3320980 B2 JP3320980 B2 JP 3320980B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00357Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
    • B60H1/00378Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for tractor or load vehicle cabins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00207Combined heating, ventilating, or cooling devices characterised by the position of the HVAC devices with respect to the passenger compartment
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両の運転室用キャブに装備す
る空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、実開平5−74919号公報
に記載されているキャビン1の側面概略図である。図1
0においてキャビン枠2の上部にはルーフ3が設けられ
ており、このルーフ3は、上側のアウタルーフ4と下側
のインナルーフ5とをシールを介して固定して最中状に
構成されていて、内部に空間を有している。そして、こ
の空間内にエアコン装置6が配置されている。内外気切
替ダンパ7の開閉をサーボモータによって自動的に行
い、キャビン1室内の空調を自動的に制御するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に油圧ショベル等
の建設機械,作業車両では、オプション装備もしくは標
準装備で空調装置を取付けるようにしている。図10に
示す従来技術の一実施例キャビンでは、エアコン装置6
の非装備状態時にアウタルーフ4とインナルーフ5との
間の空間が無為に存在し、しかもキャビン1の全高が高
くてその製作費が経済的であるとは云えない。また空調
装置から導出されるドレーンの排出用管路の配設手段
が、記載されていない。またこの種の作業車両には前窓
を、運転席の上方でルーフの下面側へはね上げ回動(手
動又は電動による)して収納し、キャビン前面側を開放
するようにしたものがあるが、そのような構造の前窓を
はね上げ回動させたときには、その状態の前窓が吹出口
又は吹出ダクトからの吹出エアの通路を阻害してしま
う。本発明は、キャビン(キャブ)の天井の上面部に、
キャブの外見上の美観を損ねることなく装着され、かつ
十分なドレーン排出手段をそなえ、しかもはね上げ回動
収納式前窓を有するキャブに対して支障なく取付けるよ
うにした建設機械用のキャブの空調装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明、キャブの室内
の空気を調節する空調装置のクーラユニットと、ガス状
態の冷媒を強制冷却によって液化するコンデンサを、キ
ャブの天井の上面部に一体形に配設し、開口状態と閉鎖
状態とに切り換えが可能な窓穴を天井に設け、空調装置
を装備したときに開口状態の窓穴を通じてクーラユニッ
トの調節エアをキャブ室内に導くように構成したキャブ
の空調装置である。本発明において、上記クーラユニッ
ト及びコンデンサは、天井の前部に形成されている天窓
の後方側に設けることができ、平面視でキャブの天井の
範囲内にほぼ納まるように配置することが好ましい。
た、空調装置を装備しないときには、窓穴を例えば着脱
自在のカバー板によって閉鎖することが好ましい。
【0005】上記のようなキャブに対する空調装置の組
付によって、外見上の美観を損ねることなくキャブとの
一体感をもたして、キャブ天井の上面部に空調装置を装
備することができる。そして上記空調装置がキャブの室
内スペースの一部を占有することがないので、狭隘なキ
ャブ室内の居住空間を十分に有効活用することができ
る。また天井側から吹出エアが運転者の方へ吹出される
ので運転者は頭寒足熱の作用が得られ、効果的かつ健康
的な空調を行うことができる。また天井の上面部に対す
る空調装置の組付が容易であるので、いわゆる後付けの
オプション装備を簡単かつ短時間に行うことができる。
またキャブの空調装置非装備状態には天井の上記窓穴に
対してカバー板を取付け、その窓穴を閉鎖するようにし
たので、空調装置非装備状態のキャブの全高を低く保持
できるとともに、空調装置を装備するキャブとしてその
製作費を安価にすることができる。
【0006】また本発明では上記クーラユニットより導
出されるドレーンを排出するために、キャブの前部側と
後部側の2方向へドレーン配管を配設し、その前部側の
方向へ配設したドレーン配管の一部として、キャブの乗
降口付近に設けられ運転者が乗降補助用に掴むパイプ状
のハンドレールを用いた。また上記後部側の方向へ配設
したドレーン配管を、キャブの後部側の外周面部に沿っ
て上下方向に配管し、その一実施例配管手段としてキャ
ブの後部側の外周面部に上下方向の凹み部を形成し、そ
の凹み部に上記後部側のドレーン配管を配管し、その配
管した凹み部にカバーを設けた。
【0007】上記のように配管したドレーン配管のうち
キャブの前部側に配管したものは、平面視キャブの前部
左側の乗降口用ハンドレールを用い、また後部側に配管
したものは平面視キャブの後部右側のコーナ部付近に設
けている。したがって建設機械の作業時に機体が前側又
は左側に傾いたときにはドレーンが前部側の配管を、ま
た機体が後側又は右側に傾いたときにはドレーンが後部
側の配管を通って排出される。なお前部側の配管の一部
には上記ハンドレールを用いているので、配管を兼用さ
せて配管施工費を若干軽減できるとともに、外見上の美
観を保持することができる。またキャブの後部側の外周
面部に形成した凹み部に対してドレーン配管を配管し、
その配管した凹み部にカバーを設けたので、上記ドレー
ン配管が外部の支障物に対して衝突するのを防止できる
とともに、外見上の美観を保持することができる。
【0008】また本発明におけるキャブは前窓開放状態
時にその前窓を天井の下面側に移動収納するようにした
キャブであって、上記前窓を取外し可能に形成すること
によって上記クーラユニットの調節エア吹出口からの吹
出エアの通路を開放するようにした。また上記吹出エア
の通路の他の第1実施例開放手段として、前窓のガラス
板をその前窓の窓枠内で移動できる複数のサッシ式ガラ
ス板に形成し、そのサッシ式ガラス板を開き操作するよ
うにした。また他の第2実施例開放手段として、前窓の
ガラス板の少くとも一部を取外し可能に形成し、その一
部のガラス板を取外し操作するようにした。また上記吹
出エアの通路の他の第3実施例開放手段として、前窓の
収納状態位置の上側位置以外の固定部位に、上記調節エ
ア吹出口から通じる別の調節エア吹出口を設けた。した
がって上記キャブの前窓開放状態時に調節エア吹出口か
らの吹出エアを、運転者の方へ支障なく吹出すことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳細に説明する。図1は、本発明の空調装置を
装備した建設機械(本実施例では小型油圧ショベル)の
側面図である。図において、8は小型油圧ショベルの下
部走行体、9は下部走行体8の上部に旋回自在に設けて
いる上部旋回体、10は上部旋回体9に装備している運
転室用キャブ、11はキャブ10の乗降口に開閉可能に
蝶着されているドア、12はパイプ材(鋼管等の材料)
で形成された乗降補助用のハンドレール、13はキャブ
10の前面部に開閉自在に設けられている前窓、14は
空調装置のクーラユニット、15はコンデンサ、16は
上記クーラユニット14からコンデンサ15にわたる外
周側を包覆せしめているカバー、17はクーラユニット
14から導出されるドレーンを流通排出するための前部
側のドレーン配管、18は後部側のドレーン配管であ
る。図2は図1の上部旋回体9をAより見た平面図であ
るが、カバー16は取外し状態にしている。図におい
て、19a ,19b ,19c ,19d はクーラユニット
14の4方向の箇所に設けられているそれぞれドレーン
導出用ポート管部、20は導出ドレーン連通管、21は
キャブ10の上部の天井、22は天井21の前部に設け
られ運転者が前側の斜上方を目視するために設けている
透明板をそなえた天窓、23は天井21に開穿した窓穴
である。図3は、空調装置非装備状態の上部旋回体9を
示す平面図である。図において、29はカバー板であ
る。
【0010】図4は、図1における上部旋回体9の一部
切開要部側面図である。図において、24はクーラユニ
ット14の調節エア吹出口、25は前窓13の上部と下
部のそれぞれ左右側面部に設けたローラ、26はキャブ
10の左右の内壁面部に設けられ上記ローラ25の移動
をガイドするガイドレールである。図5は、図4のBよ
り見たクーラユニット14を示す正面図である。図6
は、図2におけるC部の変形例要部断面平面図である。
図において、10’はキャブ、18’は後部側のドレー
ン配管、20’は導出ドレーン連通管、27はキャブ1
0’の外周面部に上下方向に形成した凹み部、28は凹
み部27に対して取付けたカバーである。
【0011】次に、本発明のキャブ10の空調装置の実
施形態の例を図1〜図6について述べる。本実施形態で
は、キャブ10の室内の空気を調節する空調装置のクー
ラユニット14と、ガス状態の冷媒を強制冷却によって
液化するコンデンサ15を、キャブ10の天井21の上
面部で、その天井21の前部に形成されている天窓22
の後方側に、平面視でキャブの天井の範囲内に納まるよ
うに、一体形に配設した。そして上記の場合、クーラユ
ニット14の調節エア吹出口24に対応する天井21の
位置に、上記調節エア吹出口24をキャブ10の室内に
開放する窓穴23を開穿した。また上記クーラユニット
14からコンデンサ15にわたる外周側をカバー16に
て包覆せしめ、そのカバー16をキャブ10に一体形に
ボルト締付した。また上記キャブ10の空調装置非装備
状態における上記窓穴23に対して、その窓穴を閉鎖可
能なカバー板29を着脱自在に取付けた。
【0012】また上記クーラユニット14より導出され
るドレーンを排出するために、キャブ10の前部側と後
部側の2方向へドレーン配管17,18をそれぞれ配設
し、その前部側の方向へ配設したドレーン配管17の一
部として、キャブ10の乗降口付近(すなわち図1及び
図4に示すドア11の付近)に設けられ運転者が乗降補
助用に掴むパイプ状のハンドレール12を用いた。また
上記後部側の方向へ配設したドレーン配管18を、図2
に示すようにキャブ10の後部側の外周面部に沿って上
下方向に配管した。また上記後部側のドレーン配管18
の他実施例配管手段として図6に示すように、キャブ1
0’の後部側の外周面部に上下方向の凹み部27に後部
側のドレーン配管18’を配管し、その配管した凹み部
27にカバー28を設けた。
【0013】次に、本発明のキャブ10の空調装置の作
用について述べる。本実施形態では上記のようなキャブ
10に対する空調装置の組付によって、外見上の美観を
損ねることなくキャブ10との一体感をもたして、キャ
ブ10天井21の上面部に空調装置を装備することがで
きる。また上記空調装置がキャブ10の室内スペースの
一部を占有することがないので、狭隘なキャブ10室内
の居住空間を十分に有効活用することができる。また天
井21側から吹出エアが運転者の方へ吹出されるので運
転者は頭寒足熱の作用が得られ、効果的かつ健康的な空
調を行うことができる。また天井21の上面部に対する
空調装置の組付が容易であるので、いわゆる後付けのオ
プション装備を簡単かつ短時間に行うことができる。ま
たキャブ10の空調装置非装備状態には天井21の窓穴
23に対してカバー板29を取付け、その窓穴23を閉
鎖するようにしたので、空調装置非装備状態のキャブ1
0の全高を低く保持できるとともに、空調装置を装備す
るキャブとしてその製作費を安価にすることができる。
【0014】またクーラユニット14のドレーン配管の
うちキャブ10の前部側に配管したドレーン配管17
は、図2に示すように平面視キャブ10の前部左側の乗
降口用ハンドレール12を用い、また後部側のドレーン
配管18は平面視キャブ10の後部右側のコーナ部付近
に設けている。したがって小型油圧ショベルの作業時に
機体が前側又は左側に傾いたときにはドレーンが前部側
のドレーン配管17を、また機体が後側又は右側に傾い
たときにはドレーンが後部側のドレーン配管18を通っ
て排出される。なお前部側のドレーン配管の一部には上
記ハンドレール12を用いているので、配管を兼用させ
て配管施工費を若干軽減できるとともに、外見上の美観
を保持することができる。また上記後部側のドレーン配
管18の他実施例配管手段として図6に示すように、キ
ャブ10’の後部側の外周面部に上下方向の凹み部27
に後部側のドレーン配管18’を配管し、その配管した
凹み部27にカバー28を設けたものでは、上記ドレー
ン配管18’が外部の支障物に対して衝突するのを防止
できるとともに、外見上の美観を保持することができ
る。また上記ドレーン配管をハンドレールに内挿するよ
うにしてもよい。
【0015】次に図7は、図4におけるキャブ10の前
窓13をはね上げ回動(矢印イの方向へ手動又は図示し
ていない電動によって天井21の下面側へ移動操作す
る)せしめた状態の上部旋回体9の一部切開要部側面図
である。次に図8は、図7における前窓13の他実施例
前窓13a を示す正面図である。図において、30a
前窓13a の窓枠、31U ,31L は窓枠30a に嵌挿
されているサッシ式のガラス板である。また図9は、別
の他実施例前窓13b を示す正面図である。図におい
て、30b は前窓13b の窓枠、32は窓枠30b に嵌
着されているガラス板、32’はガラス板32に開穿さ
れた穴部33に着脱可能に取付けられているガラス板で
ある。
【0016】次に、本発明の空調装置をそなえ、かつキ
ャブ10の天井21の下面側にはね上げ回動させて収納
する前窓をそなえているキャブ10構造について述べ
る。本発明におけるキャブ10は前窓開放状態時にその
前窓を天井21の下面側に移動収納するようにしたキャ
ブであって、図7に示す前窓13を取外し可能に形成す
ることによってクーラユニット14の調節エア吹出口2
4からの吹出エアの通路を開放するようにした。また上
記吹出エアの通路の他の第1実施例開放手段として、図
8に示すように、前窓13a のガラス板をその前窓13
a の窓枠30a 内で移動できる複数のサッシ式ガラス板
31L ,31U (ガラス板31L が矢印ロの方へ移動で
きる)に形成し、上記ガラス板31L を開くことによっ
て調節エア吹出口24からの吹出エアの通路を開放する
ようにした。また他の第2実施例開放手段として、図9
に示すように前窓13b 下部の一部のガラス板32’を
取外し可能に形成した。それにより上記ガラス板32’
を取外すことによって調節エア吹出口24からの吹出エ
アの通路を開放することができる。また他の第3実施例
開放手段として、図示していないが前窓(図7に示す前
窓13が取外しできない構造の前窓)の収納状態位置の
上側位置以外の固定部位に、調節エア吹出口24から通
じる別の調節エア吹出口を設けた。それにより取外しで
きない構造の前窓を天井21の下面側へはね上げ収納し
た場合でも、クーラユニット14からの吹出エアの通路
を運転者の方へ向けて開放することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のキャブをそなえた建設機械で
は、外見上の美観を損ねることなくキャブとの一体感を
もたして、キャブ天井の上面部に空調装置を装備するこ
とができる。そして上記空調装置がキャブの室内スペー
スの一部を占有することがないので、狭隘なキャブ室内
の居住空間を十分に有効活用することができる。また天
井側から吹出エアが運転者の方へ吹出されるので運転者
は頭寒足熱の作用が得られ、効果的かつ健康的な空調を
行うことができる。また天井の上面部に対する空調装置
の組付が容易であるので、いわゆる後付けのオプション
装備を簡単かつ短時間に行うことができる。またキャブ
の空調装置非装備状態には天井の上記窓穴に対してカバ
ー板を取付け、その窓穴を閉鎖するようにしたので、空
調装置非装備状態のキャブの全高を低く保持できるとと
もに、空調装置を装備するキャブとしてその製作費を安
価にすることができる。また本発明では上記クーラユニ
ットより導出されるドレーンを排出するために、キャブ
の前部側と後部側の2方向へドレーン配管を配設した
が、その2方向のドレーン配管のうちキャブの前部側に
配管したものは、平面視キャブの前部左側の乗降口用ハ
ンドレールを用い、また後部側に配管したものは平面視
キャブの後部右側のコーナ部付近に設けている。したが
って建設機械の作業時に機体が前側又は左側に傾いたと
きにはドレーンが前部側の配管を、また機体が後側又は
右側に傾いたときにはドレーンが後部側の配管を通って
排出される。なお前部側の配管の一部には上記ハンドレ
ールを用いているので、配管を兼用させて配管施工費を
若干軽減できるとともに、外見上の美観を保持すること
ができる。またキャブの後部側の外周面部に形成した凹
み部に対してドレーン配管を配管し、その配管した凹み
部にカバーを設けたので、上記ドレーン配管が外部の支
障物に対して衝突するのを防止できるとともに、外見上
の美観を保持することができる。また本発明におけるキ
ャブは前窓開放状態時にその前窓を天井の下面側に移動
収納するようにしたキャブであって、上記前窓を取外し
可能に形成することによって上記クーラユニットの調節
エア吹出口からの吹出エアの通路を開放するようにし
た。また上記吹出エアの通路の他の第1実施例開放手段
として、前窓のガラス板をその前窓の窓枠内で移動でき
る複数のサッシ式ガラス板に形成し、そのサッシ式ガラ
ス板を開き操作するようにした。また他の第2実施例開
放手段として、前窓のガラス板の少くとも一部を取外し
可能に形成し、その一部のガラス板を取外し操作するよ
うにした。また上記吹出エアの通路の他の第3実施例開
放手段として、前窓の収納状態位置の上側位置以外の固
定部位に、上記調節エア吹出口から通じる別の調節エア
吹出口を設けた。したがって上記キャブの前窓開放状態
時に調節エア吹出口からの吹出エアを、運転者の方へ支
障なく吹出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置を装備した小型油圧ショベル
の側面図である。
【図2】図1の上部旋回体をAより見た平面図である。
【図3】本発明における空調装置非装備状態の上部旋回
体を示す平面図である。
【図4】図1における上部旋回体の一部切開要部側面図
である。
【図5】図4のBより見たクーラユニットを示す正面図
である。
【図6】図2におけるC部の変形例要部断面平面図であ
る。
【図7】図4におけるキャブの前窓をはね上げ回動せし
めた状態の上部旋回体の一部切開要部側面図である。
【図8】図7における前窓の他実施例前窓を示す正面図
である。
【図9】本発明における別の他実施例前窓を示す正面図
である。
【図10】従来技術の一実施例キャビンの側面概略図で
ある。
【符号の説明】
9 上部旋回体 10,10’ キャブ 12 ハンドレール 13,13a ,13b 前窓 14 クーラユニット 15 コンデンサ 16,28 カバー 17,18,18’ ドレーン配管 21 天井 22 天窓 23 窓穴 24 調節エア吹出口 27 凹み部 29 カバー板 30a ,30b 窓枠 31U ,31L ,32,32’ ガラス板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−106962(JP,A) 特開 平2−141326(JP,A) 実開 平2−90116(JP,U) 実開 昭61−93309(JP,U) 実開 昭64−42913(JP,U) 実開 昭53−37150(JP,U) 実開 昭53−60210(JP,U) 実開 平3−1859(JP,U) 実開 昭60−70415(JP,U) 実開 昭52−55558(JP,U) 実開 平1−158215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 614 B60H 1/32 615 B60H 1/00 B62D 33/06 B62D 49/00 B62D 25/06 B60H 1/00 102 B60H 1/26 631 B60H 1/26 651

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの室内の空気を調節する空調装置
    のクーラユニットと、ガス状態の冷媒を強制冷却によっ
    て液化するコンデンサを、キャブの天井の上面部に一体
    形に配設し、開口状態と閉鎖状態とに切り換えが可能な
    窓穴を前記天井に設け、前記空調装置を装備したときに
    開口状態の窓穴を通じて前記クーラユニットの調節エア
    をキャブ室内に導くように構成したことを特徴とするキ
    ャブの空調装置。
  2. 【請求項2】 前記クーラユニット及びコンデンサを、
    天井の前部に形成されている天窓の後方側に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のキャブの空調装置。
  3. 【請求項3】 前記クーラユニット及びコンデンサを平
    面視でキャブの天井の範囲内にほぼ納まるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャブの空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調装置を装備しないときに、前記
    窓穴が着脱自在のカバー板によって閉鎖できるように構
    成されている請求項1記載のキャブの空調装置。
  5. 【請求項5】 前記クーラユニットからコンデンサにわ
    たる外周側をカバーにて包覆せしめ、そのカバーをキャ
    ブに対し一体形に固設すると共に、前記カバーを平面視
    でキャブの天井の範囲内にほぼ納めるようにしたことを
    特徴とする請求項3記載のキャブの空調装置。
  6. 【請求項6】 前記クーラユニットより導出されるドレ
    ーンを排出するために、キャブの前部側と後部側の2方
    向へドレーン配管を配設したことを特徴とする請求項1
    記載のキャブの空調装置。
  7. 【請求項7】 前記キャブの前部側の方向へ配設したド
    レーン配管の一部として、キャブの乗降口付近に設けら
    れ運転者が乗降補助用に掴むパイプ状のハンドレールを
    用いたことを特徴とする請求項6記載のキャブの空調装
    置。
  8. 【請求項8】 前記キャブの前部側の方向へ配設したド
    レーン配管を上部ハンドレールに内挿したことを特徴と
    する請求項6記載のキャブの空調装置。
  9. 【請求項9】 前記キャブの後部側の方向へ配設したド
    レーン配管を、キャ ブの後部側の外周面部に沿って上下
    方向に配管したことを特徴とする請求項6記載のキャブ
    の空調装置。
  10. 【請求項10】 前記キャブの後部側の外周面部に上下
    方向の凹み部を形成し、そのその凹み部に前記後部側の
    ドレーン配管を配管し、その配管した凹み部に対しカバ
    ーを設けたことを特徴とする請求項9記載のキャブの空
    調装置。
  11. 【請求項11】 前記キャブの前窓開放状態時にその前
    窓を前記天井の下面側に移動収納するようにしたキャブ
    であって、上記前窓を取外し可能に形成することによっ
    て前記調節エア吹出口からの吹出エアの通路を開放する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のキャブの空
    調装置。
  12. 【請求項12】 前記キャブの前窓開放状態時にその前
    窓を前記天井の下面側に移動収納するようにしたキャブ
    であって、上記前窓のガラス板をその前窓の窓枠内で移
    動できる複数のサッシ式ガラス板に形成し、前記調節エ
    ア吹出口からの吹出エアの通路を開放可能にしたことを
    特徴とする請求項1記載のキャブの空調装置。
  13. 【請求項13】 前記キャブの前窓開放状態時にその前
    窓を前記天井の下面側に移動収納するようにしたキャブ
    であって、上記前窓のガラス板の少なくとも一部を取外
    し可能に形成することによって、前記調節エア吹出口か
    らの吹出エアの通路を開放するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のキャブの空調装置。
  14. 【請求項14】 前記キャブの前窓開放状態時にその前
    窓を前記天井の下面側に移動収納するようにしたキャブ
    であって、収納状態にある前窓と対応する範囲を除くキ
    ャブに、前記調節エア吹出口に通じる別の調節エア吹出
    口を設けたことを特徴とする請求項1記載のキャブの空
    調装置。
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