JP2901954B1 - 建設機械のキャブ - Google Patents

建設機械のキャブ

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JP2901954B1
JP2901954B1 JP5140898A JP5140898A JP2901954B1 JP 2901954 B1 JP2901954 B1 JP 2901954B1 JP 5140898 A JP5140898 A JP 5140898A JP 5140898 A JP5140898 A JP 5140898A JP 2901954 B1 JP2901954 B1 JP 2901954B1
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    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0486Special type
    • B60J5/0487Special type simplified doors related to cabins of, e.g. golf carts, tractors, jeeps, cranes, forklifts, etc.
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • E02F9/163Structures to protect drivers, e.g. cabins, doors for cabins; Falling object protection structure [FOPS]; Roll over protection structure [ROPS]

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Abstract

【要約】 【課題】前面の開放が容易にでき、視認性と乗降性を向
上し、且つ運転者へ圧迫感を生じない明るい室内空間を
もつ建設機械のキャブを提供する。 【解決手段】扉側の外側側面を旋回台の外周に近接して
搭載する建設機械のキャブで、内側側面に連続した平面
状の前面15、外側側面16及び後面とからなる、中心
に対し前後がほぼ対称な多角状となし、前面と外側側面
の一部を連続して開口するとともに、開口部を同形に塞
ぐよう形成した透明な扉13をアーム及びローラを介し
て、スライドレールに各支持し、前面、外側側面及び後
面を接続するコーナ面18、19とからなり、閉扉時も
前方が広く視認でき、且つ圧迫感も受けず、また各面が
平面状で、コーナ面を除いて直角に交わるから外の像が
歪むことなく、同時にキャブの形状が正常故、この点で
も圧迫感がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視界が広く且つ扉を大
きく開口できる建設機械のキャブ(運転室)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年建設機械は、殊に悪天候時又は寒冷
時の運転者の作業環境を良好に保持するため、ほぼ密閉
できるキャブ(運転室)を備えることが慣例となってき
た。この場合、室内に外気を取り入れるためや、身体を
乗り出して作業現場を見たり、操縦するために、例えば
実開昭63−181516号公報に開示され図10に示
すような、キャブ1の前面に開閉乃至取り外せる上窓2
及び下窓3を設けることが実用化されている。即ち、こ
れはキャブ1の前面ポスト1aの左右内側の下方部に下
窓用ガイドレール4を、またその上方部に上窓用ガイド
レール5を設け、該ガイドレール5は屋根1bの左右内
側をキャブ1の後方まで延長5aしておくとともに、前
記下窓3は下窓用ガイドレール4に嵌入してロック金具
6で固定できるようにし、また前記上窓2は上下端に備
えたローラ7、7’を介して通常は前記上窓用ガイドレ
ール5の前面ポスト1a側に縦に嵌入し、別途ロック金
具(図示せず)で固定されているものであり、このよう
な状態の上窓2及び下窓3によってキャブ1の前面は密
閉されているのである。
【0003】ここで、前面を開放したいときは、図示し
ない別途ロック金具を外した上、上窓2を上方に押し上
げつつ、上のローラ7を上窓用ガイドレール5の延長部
5aに水平に滑らせ、最終的には上窓2全体を前記延長
部5aにて支持、固定するように格納する。一方、下窓
3は前記ロック金具6を外してから下窓用ガイドレール
4内を滑らせて上方に引き抜き、これを例えばキャブ1
内後方の左又は右に固定した収納枠8に収納し、止め金
9で固定するのである。
【0004】しかしながら、前記上窓2と下窓3を各々
ガイドレール5、4に嵌入した状態で両者を密閉状態に
保つことは、建設機械の作業環境から非常に困難である
ばかりでなく、この密閉状態を保つためのシールの設置
などにより両窓2、3の開閉が重くなり、殊に上窓2は
大きいためその操作は一種の重労働となる。また、下窓
3は建設機械の操向及び作業に伴う泥はね等を受けやす
く、このため下窓3をキャブ1内へ持ち込むことがはば
かられて、つい外さないまま不便を承知で作業を続ける
ことが多い。
【0005】そこで、特開平6−40250号公報に開
示されたように、上窓の上端両側に各々ワイヤを取り付
け、これをガイドレールに沿ってキャブ後端に延ばし、
ここでそれぞれのワイヤをモータで回転するドラムに巻
き取ることにより、上窓を人力によらずに前記の如く引
き上げることも考えられるが、製作誤差等で2本のワイ
ヤを均等に巻き上げることが難しく、上窓がガイドレー
ルとの間で競ったりして円滑に上昇しないおそれがあ
り、コストも当然高い。
【0006】更に、従来実用化されている建設機械のキ
ャブではいずれも、前面ポスト(柱)は左右に設けられ
ており、しかも前記ガイドレールを設けるものではかな
り太いものとする必要があるので、建設機械の走行時、
作業時の視認性を著しく悪くし、また圧迫感を与えてい
る。殊に左側のポストは、上記のほか、通常側面に設置
される扉の開口面積を制限して乗降性をも悪化させてい
るのが現状である。
【0007】従来実用化されている建設機械のキャブで
は、前記の如き問題点があるので、比較的小型の建設機
械では、いわゆるキャノピ仕様と称する簡易なひさしと
覆いだけを備えたものが使用されているが、当然悪天候
時や冬期には運転者の作業環境は最悪となる。例えば特
開平6−240707号公報又は実開平3−40175
号公報に開示されているように、天候等に応じてキャブ
を脱着可能としたものもあるが、その脱着にかなりの手
間と時間を要し、また天候急変の際には間に合わないお
それがある。
【0008】一方、特開平7−216936号公報に
は、小型バックホウのキャブとして、バックホウの旋回
半径を小さく維持しながら運転居住性を向上し、乗降を
容易にすることを目的として、円形旋回台に運転キャビ
ン(註;キャブ)を、その側壁が平面視で前部、横外側
部、後部にわたって円形旋回台の周縁部に沿う円弧状に
なる状態で設け、キャビン側壁のうち前部から横外側部
前側部分にわたる範囲のスライドドアを、円形旋回台の
周縁部に沿って後方へスライド開放自在に取り付けたも
のが開示されている。
【0009】この技術によれば、確かにキャブ前部のみ
でなく横外側部前側部分にわたって開放でき、しかも左
側ポストがないから、運転者のキャブ前方への乗り出
し、乗降が容易にでき、視認性も向上することが期待で
きそうだが、キャブを円形旋回台の周縁部に沿う円弧状
になる状態で設けたので、殊に前部及び後部が狭く機器
の搭載に不便であるばかりでなく、ガラスが円弧を描い
ているので屈折があって正確な視野が得られず、また、
前記ガラスの円弧部分は通常の室の観念と異なるので運
転者に圧迫感を与えるという問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の解決す
べき課題は、前面の開放を容易になし得るとともに、視
認性と乗降性を向上でき、しかも運転者への圧迫感を生
ぜしめない明るい室内空間を有する建設機械のキャブを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明建設機械のキャブは、扉側の外側側面を旋回台の
外周に近接して搭載する建設機械のキャブにおいて、該
キャブを平面視で、内側側面に連続した平面状の少なく
とも前面、外側側面及び後面とからなる、中心に対して
前後がほぼ対称な多角状となし、前面と外側側面の一部
を連続して開口するとともに、該開口部を同形に塞ぐよ
う前面から外側側面の一部にわたる透明な扉をアーム及
びローラを介して、前記開口部における屋根部内周付近
及び/又は床部外周付近と、外側側面の残部から後面に
かけて設けたスライドレールに各支持せしめた第1の発
明と、第1の発明に前記前面、外側側面及び後面を接続
するコーナ面を追加した第2の発明とからなる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
8により詳細に説明すると、ここに示すものは、前記第
2の発明の実施態様であるが(第1の発明の実施態様は
後記する)、第2の発明に係るキャブ11は、キャブ本
体12と扉13とからなり、全体として平面視で、内側
側面14に連続した平面状の前面15、外側側面16及
び後面17とこれらを接続するコーナ面18、19とか
らなる、中心に対して前後がほぼ対称な多角状となって
おり、このようなキャブ11は、図4に示すようにキャ
タピラ等の走行装置20に支持される旋回台21上にお
いて、作業アタッチメント22の左側に、該アタッチメ
ント22を挟んで設置した機械装置23ととともに搭載
されている。
【0013】この例の前記キャブ本体12は、図8に示
す分解図でも明らかなように、屋根部を構成するルーフ
枠材24と床枠材25及び床板26とを、連結部材27
及び図示しない溶接、ボルト締結手段によって、後記の
如く所定間隔をおいて配設したポスト(柱)28、2
9、30、31の上下端に固定し、連結するとともに、
ポスト28、29間の下方に内側側面パネル32を、ポ
スト29、30間の下方に後面パネル33を、またポス
ト30、31間の下方に一部コーナ面19を兼ねる外側
側面パネル34を各々配設し、各々隣接するポストに固
定する。前記ポスト28は、内側側面14の前端と前面
15の内側端の交差する位置に、ポスト29は、内側側
面14の後端と後面17の内側端の交差する位置に、ポ
スト30は、後面17の中間位置に、そしてポスト31
は、外側側面16のほぼ中間位置に各々配設され、ここ
に前面15の内側端からコーナ面18を経て外側側面1
6の中間部分までに到る後記扉13用の開口部35が形
成される。
【0014】又、前記内側側面パネル32、後面パネル
33、及び外側側面パネル34の上方には各々内側側面
ウインド37、後面ウインド38及び外側側面ウインド
39が取り付けられるが、外側側面ウインド39と外側
側面パネル34との間には、図6に詳細を示すようなセ
ンタスライドレール57が水平に設置される。なお、図
1、図2及び図8において40は屋根部の一部であるル
ーフパネルで、その前方側にルーフウインド41が設け
られており、パネル40は周囲を前記ルーフ枠材24に
固定されている。
【0015】前記扉13はほぼ2面を開放し得るいわゆ
るスライドドア形式の扉で、前記開口部35を同形に塞
ぐよう、前面15から外側側面16の一部にわたって連
続して形成した、上下方向には床板26付近からルーフ
枠材24下面付近に到る長さをもつ透明なガラス又はプ
ラスティック製の扉である。前記扉13は実際には、図
8に示す補強枠36と42が一体化されて内側からその
外周付近に固定され、ハンドル43のほかロック機構
(図示せず)などが設けられている。なお、強度上必要
な場合又はワイパ等の取付けに便ならしめるため、例え
ば前面15相当部分とコーナ面18相当部分との境に、
視界の妨げとならない程度の細い柱部材を配設すること
も考えられる。
【0016】前記扉13には、内側側面14側の端部付
近の上方に、図5に詳細示す如く、先端に水平方向に回
転するローラ44を支持したローラアーム45を取り付
け、また該ローラアーム45の下方の端部付近に、図7
に詳細示す如く、先端にそれぞれ水平方向及び垂直方向
に回転するローラ46、47を支持したローラアーム4
8を取り付けるとともに、外側側面16側の端部付近の
上下方向の中間位置には、図6に詳細示す如く、先端に
それぞれ水平方向及び垂直方向に回転するローラ49、
50を支持したローラアーム51を、ピン52で連結し
たリンク53及び固定アーム54を介して取り付けてい
る。
【0017】55はアッパスライドレールで、前記ルー
フ枠材24の内側部24’に固定されている。また56
はロワスライドレールで、図7のように前記ローラ46
が嵌入する下に凹のレール56aと、前記ローラ47が
転動する横L字形をなすレール56bとからなり、両レ
ール56a、56bは各床板26に固定されている。前
記アッパスライドレール55、ロワスライドレール56
は図3に示す如く、前記開口部35の前面15の内側側
面14側端部付近から、前面15、コーナ面18及び外
側側面16の一部に沿って同形に配設されており、その
内側側面14側端部付近では、扉13を閉じたとき扉を
ポスト28と面一とするためキャブ11内に曲げてい
る。
【0018】また、57はセンタスライドレールで、図
6に示すように前記ローラ49が嵌入する下に凹のレー
ル57aと、前記ローラ50が転動する平のレール57
bとからなり、図3に示すごとく前記ポスト31付近か
ら、外側側面16の残部、コーナ面19及び後面17の
一部に沿ってポスト30まで同形に配設されており、ポ
スト31付近では、扉13を閉じたとき扉を外側側面1
6と面一とするためキャブ11内に曲げている。上記の
ように構成した扉13は、内側側面14側の上のローラ
44をアッパスライドレール55に、下のローラ46、
47をロワスライドレール56のレール56a、56b
に、又外側側面16側のローラ49、50をセンタスラ
イドレール57のレール57a、57bに、それぞれ嵌
入してキャブ本体12に取り付ければ、本発明キャブ1
1は完成する。
【0019】以上のように構成された本発明建設機械の
キャブ11では、前記開口部35を扉13により図1及
び図3の左側のように閉じているときは、キャブ11内
は風雨、寒気等から遮断されているが、前記前面15及
び外側側面16の前方部分の外方は透明な扉13を通し
て、又内側側面14、後面15、外側側面16の後方部
分及びルーフ40の外方は各々内側側面ウインド37、
後面ウインド38、外側側面ウインド39及びルーフウ
インド41を通してそれぞれ視認性よく確認できる。殊
に、扉13に従来図2の如くあった前面左側ポストPを
全くなくしたものでは、透明なコーナ面(コーナ面18
に対応)となっているので視野を阻害されることはな
く、圧迫感も受けない。
【0020】乗降及び作業上の必要から前面15を開き
たいときは、ハンドル43又は図示しない内部のハンド
ルにより扉13を開放方向、即ちキャブ11の後方側に
引けば、扉13はローラ44、46、47及び49、5
0が各々スライドレール55、56及び57を転動して
キャブ本体12の周囲を滑らかに移動する。このとき、
扉13の殊にコーナ面18に相当する部分は、前記旋回
台21の外周より一旦突出するが、図2のように扉13
が全開した状態では、図3の右側の如く扉13は旋回台
21内に収納され、作業に支障を生じない。
【0021】本発明第1の発明の実施態様は、図9に示
すように、キャブ11’は平面視で、内側側面14’に
連続した平面状の前面15’、外側側面16’及び後面
17’とからなる、中心に対して前後がほぼ対称な多角
状をなしており、前面15’と外側側面16’の一部
(前方部分)を連続して開口するとともに、これを同形
に塞ぐよう前面15’から外側側面16の一部にわたる
透明な扉13’を図5乃至図7に示すと同様の上下、中
間のアーム45’、51’等及びローラ44’、49’
等を介して、前記第2の発明と同様、前記開口部におけ
る屋根部内周付近及び床部外周付近と、外側側面の残部
から後面にかけて設けたスライドレール55’等及び5
7’に各支持せしめたものである。
【0022】以上のように構成された第1の発明の建設
機械のキャブ11’では、前記開口部を扉13’により
図9の左側のように閉じているときは、キャブ11’内
は風雨、寒気等から遮断されているが、前記前面15’
及び外側側面16’の前方部分の外方は透明な扉13’
を通して、又内側側面14、後面15、外側側面16の
後方部分及び屋根部の外方は、第2の発明の実施態様と
同様、内側側面ウインド、後面ウインド、外側側面ウイ
ンド及びルーフウインドを設ければ、これを通してそれ
ぞれ視認性よく確認できる。扉13’に従来図2の如く
あった前面左側ポストPを全くなくしたものでは、透明
なコーナとなっているので、これも第2の発明と同様、
視野を阻害されることはなく、また第2の発明のものよ
り前面15’、外側側面16’が広く両者が小さな半径
の曲面で直角に連結されているので、更に圧迫感を感ず
ることがない。
【0023】乗降及び作業上の必要から前面15’を開
きたいとき、扉13’をキャブ11’の後方側に引け
ば、扉13’はローラ44’、49’等が各々スライド
レール55’等及び57’を転動してキャブ本体12’
の周囲を滑らかに移動する。このとき、扉13’の殊に
前面15’相当部分と外側側面16’相当部分との連結
コーナ部分は、第2の発明のものより大きく前記旋回台
21の外周より一旦突出するが、図9の右側のように扉
13’が全開した状態では、扉13’は旋回台21内に
収納され、作業に支障を生じない。
【0024】
【発明の効果】本発明では、扉側の外側側面を旋回台の
外周に近接して搭載する建設機械のキャブにおいて、該
キャブを平面視で、内側側面に連続した平面状の少なく
とも前面、外側側面及び後面とからなる、中心に対して
前後がほぼ対称な多角状となし、前面と外側側面の一部
を連続して開口するとともに、該開口部を同形に塞ぐよ
う前面から外側側面の一部にわたる透明な扉をアーム及
びローラを介して、前記開口部における屋根部内周付近
及び/又は床部外周付近と、外側側面の残部から後面に
かけて設けたスライドレールに各支持せしめた第1の発
明と、第1の発明に前記前面、外側側面及び後面を接続
するコーナ面を追加した第2の発明とからなるので、扉
を全閉した状態でも前方が広く視認でき、このとき殊に
扉に柱を全く設けないものでは視界が優れ、また圧迫感
も受けることがなく、また前記各面が平面状で、コーナ
面を除いて直角に交わっているから外の像が歪むことが
なく正確な視野が得られるとともに、キャブの形状が正
常であるから、この点からも圧迫感を受けることがな
い。
【0025】また、キャブの前面等を開放したいとき
は、扉を開けば上から下まで大きく開放されるから、従
来の格納できる上窓、下窓を有するキャブにおける動作
と比較して簡単でしかも労力も少なくて済む。また、上
窓の収納箇所の確保の必要がないから、いわゆるヘッド
スペースを大きくとることができ、作業環境の向上に役
立ち、また物入れ等の設置もできる。また扉を全開した
ときは、乗降が容易に行えるばかりでなく、扉がキャブ
の外側側面の残部及び後面に沿って旋回台半径内に位置
するので、旋回台を旋回する作業時にも最小半径で支障
なく作業ができる。更に、スライドレールと扉の装着の
有無で、キャブをキャブ仕様とキャノピ仕様とに簡単に
使い分けられ、キャブのコスト低減が図れ、また管理が
容易となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建設機械のキャブの一例を示す全体斜視
図で、扉の全閉時を示す。
【図2】本発明建設機械のキャブの一例を示す全体斜視
図で、扉の全開時を示す。
【図3】本発明建設機械のキャブの一例におけるスライ
ドレールと扉との関係を示す平面略示図。
【図4】本発明建設機械のキャブの一例を建設機械に搭
載した状態を示す略示図。
【図5】本発明建設機械のキャブにおけるアッパスライ
ドレールとこれに嵌入したローラを示す一部断面図。
【図6】本発明建設機械のキャブにおけるセンタスライ
ドレールとこれに嵌入したローラを示す一部断面図。
【図7】本発明建設機械のキャブにおけるロワスライド
レールとこれに嵌入したローラを示す一部断面図。
【図8】本発明建設機械のキャブの一例の分解斜視図。
【図9】本発明建設機械のキャブの他の例におけるスラ
イドレールと扉との関係を示す平面略示図。
【図10】従来の建設機械のキャブの一部断面図。
【符号の説明】
11、11’ キャブ 12、12’ キャブ本体
13、13’ 扉 14、14’ 内側側面 15、15’ 前面 1
6、16’ 外側側面 17、17’ 後面 18、19 コーナ面 20
走行装置21 旋回台 22 作業アタッチメント 23 機械装置 24
ルーフ枠材 25 床枠材 26 床板 27 連結部材 28、29、30、31 ポスト 32 内側側面パ
ネル 33 後面パネル 34 外側側面パネル 35
開口部 36、42 扉の補強枠 37 内側側面ウインド
38 後面ウインド 39 外側側面ウインド 40 ルーフパネル 4
1 ルーフウインド 43 ハンドル 44、44’、46、47、49、
49’、50 ローラ 45、45’、48、51、51’ ローラアーム
52 ピン 53 リンク 54 固定アーム
55 アッパスライドレール 56 ロワスライドレール 57 センタスライドレ
ール 55’、57’ スライドレール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉側の外側側面を旋回台の外周に近接して
    搭載する建設機械のキャブにおいて、該キャブを平面視
    で、内側側面に連続した平面状の少なくとも前面、外側
    側面及び後面とからなる、中心に対して前後がほぼ対称
    な多角状となし、前面と外側側面の一部を連続して開口
    するとともに、該開口部を同形に塞ぐよう前面から外側
    側面の一部にわたる透明な扉をアーム及びローラを介し
    て、前記開口部における屋根部内周付近及び/又は床部
    外周付近と、外側側面の残部から後面にかけて設けたス
    ライドレールに各支持せしめたことを特徴とする建設機
    械のキャブ。
  2. 【請求項2】扉側の外側側面を旋回台の外周に近接して
    搭載する建設機械のキャブにおいて、該キャブを平面視
    で、内側側面に連続した平面状の前面、外側側面及び後
    面とこれらを接続するコーナ面からなる、中心に対して
    前後がほぼ対称な多角状となし、前面と外側側面の一部
    を連続して開口するとともに、該開口部を同形に塞ぐよ
    う前面から外側側面の一部にわたる透明な扉をアーム及
    びローラを介して、前記開口部における屋根部内周付近
    及び/又は床部外周付近と、外側側面の残部から後面に
    かけて設けたスライドレールに各支持せしめたことを特
    徴とする建設機械のキャブ。
  3. 【請求項3】前記扉が、開閉時ほぼキャブの開口部側の
    外周に沿って移動し、完全開扉時には外側側面の残部及
    び後面に沿って旋回台半径内に位置することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の建設機械のキャブ。
  4. 【請求項4】前記扉が、中間に柱を備えたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2又は請求項3記載の建設機械
    のキャブ。
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