JPH0761226A - 車両の空調装置 - Google Patents

車両の空調装置

Info

Publication number
JPH0761226A
JPH0761226A JP21451793A JP21451793A JPH0761226A JP H0761226 A JPH0761226 A JP H0761226A JP 21451793 A JP21451793 A JP 21451793A JP 21451793 A JP21451793 A JP 21451793A JP H0761226 A JPH0761226 A JP H0761226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
air
driver
air conditioning
cabin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21451793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yamashita
正晃 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP21451793A priority Critical patent/JPH0761226A/ja
Publication of JPH0761226A publication Critical patent/JPH0761226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調ユニットを運転席の下方に配置し、該空
調ユニットからのエアダクトを、運転席の後面に取付
け、更に効果的には後部壁を兼用して薄いが幅の広いも
のとし、スペースを取らないように構成したのである。
また運転席下部の運転席支持部を箱形状として、この中
に空調ユニットを嵌装可能として、該空調ユニットから
出てくるドレン水の収集等も容易としたのである。 【構成】 キャビンの内部に運転席を配置した車両にお
いて、冷房のみ又は冷暖房兼用の空調ユニットUを運転
席の下部に配設した。また、送風ダクトを幅広偏平状に
して運転席後方に配置し、該送風ダクトの吹出口を、エ
アダクトの上部に開口した。また、運転室の後部壁を送
風ダクトの構成部材に兼用した。また、運転席支持部を
箱状のシートマウントとし、該シートマウント内に空調
ユニット仕組を装着可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両において、運転席
の周囲を被覆するキャビン内部を冷暖房する空調装置の
配置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からキャビンの内部に空調ユニット
を配置する技術は公知とされているのである。例えばト
ラクタやコンバイン等の農業用車両においては、キャビ
ンの天井部分に空調ユニットを配置したり、トラクタの
ボンネット部分に空調ユニットを配置して、冷暖房の空
気をキャビン内に送風していたのである。またバックホ
ー等の作業車両においては、該バックホーは自力で道路
を走行することが出来ないので、運搬用のトラックに載
置する必要があり、このトラックに載置した状態で、道
路交通法に触れない高さとする必要があり、キャビンの
天井部分に空調ユニットを配置することが出来ないので
ある。故に従来のバックホーにおいては運転席の後部に
空間を構成して、この部分に空調ユニットとエアダクト
を配置していたのである。例えば実開平5−7510号
公報に記載の技術の如くである。また運転席の前方に空
調ユニットを配置する技術としては、実開平3−108
513号公報の如き技術が公知とされているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、運転席の後部
や前部に空調ユニットとエアダクトを設ける従来技術の
場合には、運転席の後部や前部に大きなスペースが必要
となり、結果的にキャビンの前後長さが長くなってしま
うのである。本発明はこのような従来技術の不具合を解
消するものであり、空調ユニットを運転席の下方に配置
し、該空調ユニットからのエアダクトを、運転席の後面
に取付け、更に効果的には後部壁を兼用して薄いが幅の
広いものとし、スペースを取らないように構成したので
ある。また運転席下部の運転席支持部を箱形状として、
この中に空調ユニットを嵌装可能として、該空調ユニッ
トから出てくるドレン水の収集等も容易としたのであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、キャビンの内部に運転席を配
置した車両において、冷房のみ又は冷暖房兼用の空調ユ
ニットUを運転席の下部に配設したものである。
【0005】また、送風ダクトを幅広偏平状にして運転
席後方に配置し、該送風ダクトの吹出口を、エアダクト
の上部に開口したものである。
【0006】また、運転室の後部壁を送風ダクトの構成
部材に兼用したものである。
【0007】また、運転席支持部を箱状のシートマウン
トとし、該シートマウント内に空調ユニット仕組を装着
可能としたものである。
【0008】
【作用】次に作用を説明する。即ち、作業車両、特に小
型バックホーに本発明を適用した場合には、キャビン内
の前後左右の寸法を小さくすることができ、キャビンを
小さくすることにより、旋回フレーム19を小径にし、
更に小旋回の可能なバックホーとすることが出来たので
ある。また従来の如くキャビンの天井部分に空調ユニッ
トを付設しないので、キャビン高を低くすることがで
き、車両をトラックに積載して運ぶ場合に、道路交通法
等の規定以下の高さとすることが出来るのである。また
小さなキャビンでありながら、空調ユニットUやエアダ
クトDが場所を取らないので、居住性を向上し冷房効果
を向上することが出来たのである。また、冷却風を運転
席Sの後部上方から吐出することが出来るので、冷却効
果を上げることができた。また、エアダクトDは幅広偏
平状に構成出来るので、前後の寸法を小にすることがで
き、それでもエアダクトの断面積は大きくとることが出
来たのである。これにより、冷却風の風量を大きくする
ことが出来た。また、空調ユニットUをシートマウント
2に対して嵌装するだけで、簡単に組立することが出来
るのである。また空調ユニットUを配置しない場合に
は、シートマウント2は工具箱入れに使用することが出
来るのである。また空調ユニットUからは冷却時におい
てドレン水が出るのであるが、これをシールしたシート
マウント2で収集して、1箇所からドレンパイプで排水
することが出来た。
【0009】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は車両のうちバ
ックホーのキャビンに本発明の車両の空調装置を付設し
た状態の側面図、図2はキャビン部分の拡大側面図、図
3は同じくキャビン部分の拡大前面図、図4はエアダク
トDの形状を示す図面、図5は箱状に構成したシートマ
ウント2に空調ユニットUを嵌装する状態の側面図、図
6は箱状のシートマウント2の斜視図、図7は空調ユニ
ットUの平面図、図8は空調ユニットUの側面図であ
る。
【0010】図1においてバックホーの構成を説明す
る。クローラ式走行装置17の上に旋回軸受台18を介
して旋回フレーム19を載置している。またクローラ式
走行装置17の進行方向に排土板20を配置している。
前記旋回フレーム19の前端にメインブーム15を立設
し、該メインブーム15にバケットブーム14を介し
て、バケット13を装着している。また旋回フレーム1
9の後部にはエンジン室16を配置しており、該エンジ
ン室16の前部にキャビン1を立設している。本発明の
運転席Sは該キャビンの内部に設けられている。
【0011】次に図2と図3において、キャビンの内部
の構成を説明する。旋回フレーム19の上に、ヒーター
ユニットケース7を立設している。そして該ヒーターユ
ニットケース7の内部に、ヒーターユニット3を配置し
ている。該ヒーターユニットケース7は前後を開口して
おり、該ヒーターユニット3の後部から吸引した空気を
暖めて、発生した温風は、エアダクトDを介装せずに、
直接に前方から吹き出すべく構成している。本実施例に
おいては、空調ユニットUとヒーターユニット3とを別
に構成し、ヒーターユニット3はヒーターユニットケー
ス7の内部に、空調ユニットUはシートマウント2の内
部に配置し、エアダクトDを共有していないが、ヒータ
ーユニット3と空調ユニットUとを一体化した冷暖房ユ
ニットとして、運転席Sの下方のシートマウント2内に
配置し、温風も冷風もどちらもエアダクトDを介装して
出す構成とすることが出来る。
【0012】ヒーターユニットケース7の上にシートマ
ウント2を配置している。該シートマウント2は箱状に
構成し、該シートマウント2の両側に小物入れ8・8を
突出している。そして該シートマウント2の上に前後位
置調整の為に摺動可能とした運転席Sを配置している。
【0013】本発明においては、ヒーターユニットケー
ス7の内部にヒーターユニット3を配置し、シートマウ
ント2の内部に空調ユニットUを配置している。そして
空調ユニットUより後方に突出したユニットダクト6
を、運転席Sの後面壁と一体的に構成したエアダクトD
に連結している。
【0014】まず図7と図8により、空調ユニットUの
構成を説明する。空調ユニットUは送風シロッコファン
10・11とエバポレータEにより構成されている。該
エバポレータEへは、エンジン室内でエンジンにより駆
動される冷媒冷却コンプレッサーから高温高圧の冷媒が
供給されて、該エバポレータEのノズル部分で低圧部に
ジェット噴射されて、低温低圧の冷媒となる。この低温
低圧の冷媒により、エバポレータEが低温となり、この
中を通過する送風シロッコファン10・11からの空気
が冷却されるのである。送風シロッコファン10・11
は駆動モータ12により駆動されている。
【0015】該エバポレータEより後方にユニットダク
ト6が突出されている。該ユニットダクト6に図4のエ
アダクトDが連結されるのである。該エアダクトDは上
部が広くて下部が狭いT字状に構成されており、該エア
ダクトDを運転席Sの後面の壁に付設することにより、
横幅が広くて厚さの薄いエアダクトDが構成されるので
ある。そしてエアダクトDの上部の開いた部分に空気吹
出口5・5が開口されている。
【0016】図6においてはシートマウント2の構成が
開示されている。該シートマウント2の後面はユニット
ダクト6が突出されたり、冷媒パイプが出入りする部分
であるので開口している。該開口部の上に、補強プレー
ト9が取付られており、該補強プレート9に空調ユニッ
トUが固定される。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
キャビンの内部に運転席を配置した車両において、冷房
のみ又は冷暖房兼用の空調ユニットUを運転席の下部に
配設したので、作業車両、特に小型バックホーに本発明
を適用した場合には、キャビン内の前後左右の寸法を小
さくすることができ、キャビンを小さくすることによ
り、旋回フレーム19を小径にし、更に小旋回の可能な
バックホーとすることが出来たのである。また従来の如
くキャビンの天井部分に空調ユニットを付設しないの
で、キャビン高を低くすることができ、車両をトラック
に積載して運ぶ場合に、道路交通法等の規定以下の高さ
とすることが出来るのである。また小さなキャビンであ
りながら、空調ユニットUやエアダクトDが場所を取ら
ないので、居住性を向上し冷房効果を向上することが出
来たのである。
【0018】請求項2の如く、送風ダクトを幅広偏平状
にして運転席後方に配置し、該送風ダクトの吹出口を、
エアダクトの上部に開口したので、冷却風を運転席Sの
後部上方から吐出することが出来、冷却効果を上げるこ
とができたのである。
【0019】また、請求項3の如く、運転室の後部壁を
送風ダクトの構成部材に兼用したので、エアダクトDは
幅広偏平状に構成出来るので、前後の寸法を小にするこ
とができ、それでもエアダクトの断面積は大きくとるこ
とが出来たのである。これにより、冷却風の風量を大き
くすることが出来たのである。
【0020】また、請求項4の如く、運転席支持部を箱
状のシートマウントとし、該シートマウント内に空調ユ
ニット仕組を装着可能としたので、空調ユニットUをシ
ートマウント2に対して嵌装するだけで、簡単に組立す
ることが出来るのである。また空調ユニットUを配置し
ない場合には、シートマウント2は工具箱入れに使用す
ることが出来るのである。また空調ユニットUからは冷
却時においてドレン水が出るのであるが、これをシール
したシートマウント2で収集して、1箇所からドレンパ
イプで排水することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のうちバックホーのキャビンに本発明の車
両の空調装置を付設した状態の側面図。
【図2】キャビン部分の拡大側面図。
【図3】同じくキャビン部分の拡大前面図。
【図4】エアダクトDの形状を示す図面。
【図5】箱状に構成したシートマウント2に空調ユニッ
トUを嵌装する状態の側面図。
【図6】箱状のシートマウント2の斜視図。
【図7】空調ユニットUの平面図。
【図8】空調ユニットUの側面図。
【符号の説明】
D エアダクト U 空調ユニット 1 キャビン 2 シートマウント 3 ヒーターユニット 4 パイプ 5 空気吹出口 6 ユニットダクト 7 ヒーターユニットケース 8 小物入れ 9 補強プレート 10,11 送風シロッコファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンの内部に運転席を配置した車両
    において、冷房のみ又は冷暖房兼用の空調ユニットUを
    運転席の下部に配設したことを特徴とする車両の空調装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の空調装置におい
    て、送風ダクトを幅広偏平状にして運転席後方に配置
    し、該送風ダクトの吹出口を、エアダクトの上部に開口
    したことを特徴とする車両の空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両の空調装置におい
    て、運転室の後部壁を送風ダクトの構成部材に兼用した
    ことを特徴とする車両の空調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両の空調装置におい
    て、運転席支持部を箱状のシートマウントとし、該シー
    トマウント内に空調ユニット仕組を装着可能としたこと
    を特徴とする車両の空調装置。
JP21451793A 1993-08-30 1993-08-30 車両の空調装置 Pending JPH0761226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21451793A JPH0761226A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 車両の空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21451793A JPH0761226A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 車両の空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0761226A true JPH0761226A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16657037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21451793A Pending JPH0761226A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 車両の空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0761226A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6739388B2 (en) * 2001-07-25 2004-05-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Air-conditioning system for a vehicle
JP2010030535A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Komatsu Ltd 作業車両の空気調和装置のダクト構造
WO2013035426A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 日立建機株式会社 建設機械

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6739388B2 (en) * 2001-07-25 2004-05-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Air-conditioning system for a vehicle
JP2010030535A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Komatsu Ltd 作業車両の空気調和装置のダクト構造
WO2013035426A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 日立建機株式会社 建設機械
CN103764921A (zh) * 2011-09-09 2014-04-30 日立建机株式会社 工程机械
US8944493B2 (en) 2011-09-09 2015-02-03 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine
JPWO2013035426A1 (ja) * 2011-09-09 2015-03-23 日立建機株式会社 建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7290829B2 (en) Working vehicle with a cab
US7069736B2 (en) Air conditioning apparatus for hydraulic shovel
US20050087332A1 (en) Air-conditioning system for motor vehicle
JP4246162B2 (ja) キャビンのダクト構造
JPH0761226A (ja) 車両の空調装置
JP4381241B2 (ja) キャビン装置
JP4216773B2 (ja) キャビンの空調装置
JP3789896B2 (ja) 作業車のエアコン装置
JP2006008076A5 (ja)
JP2007062575A (ja) 作業車のキャビン用空調構造
JP4226521B2 (ja) キャビン
JP4138152B2 (ja) トラクタの空調装置構造
JP2000087392A (ja) 走行車両のエアコン装置
JP4264685B2 (ja) 移動車両用の空調装置
JP4246163B2 (ja) キャビンのダクト構造
WO2016189941A1 (ja) 作業車
JP3189287B2 (ja) 農用走行車体の空調装置
JP3315346B2 (ja) 空調ユニットを装備した走行作業車
JPH0516657A (ja) 車輌用キヤビンの空調装置
JP4226520B2 (ja) キャビン
JP2541727Y2 (ja) 建設機械のエアコンディショナ用エアダクト装置
JP2000096619A (ja) 走行車両のエアコン装置
JP3504149B2 (ja) 走行車両のエアコン装置
JPH027693Y2 (ja)
JPH0140800Y2 (ja)