JP3189287B2 - 農用走行車体の空調装置 - Google Patents

農用走行車体の空調装置

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JP3189287B2
JP3189287B2 JP07998691A JP7998691A JP3189287B2 JP 3189287 B2 JP3189287 B2 JP 3189287B2 JP 07998691 A JP07998691 A JP 07998691A JP 7998691 A JP7998691 A JP 7998691A JP 3189287 B2 JP3189287 B2 JP 3189287B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタやコンバイ
ン等のキャビン室に内装される空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
来、キャビン室内に内装される空調装置は、キャビンの
天井ルーフ内に設けられており、エアコンユニットが大
きくなるほど天井部が室内側に大きく進出し、居住性を
損なっていた。また、外気をキャビン室内の空調装置側
に案内する外気ダクト位置や、空調装置から運転者席側
へ冷気を案内する送風ダクト位置を、運転者の前方に設
けていたので、ダクト形状を小さくすると空気の通過抵
抗が増え、大きくすると視界性が悪くなっていた。 そこ
で本発明は、ヘッドクリアランスを確保できながら、キ
ャビンの居住性を損なわず、視界性を向上する農用走行
車体の空調装置を提供するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この請求項1記載の発明
は、農用走行車体の操縦席15回りをキャビン17で覆
い、該操縦席15下方の車体9上と操縦席15下面間
に、エバポレータ52を内蔵したエアコンユニットを配
設し、エンジン13部にエバポレータ52への冷媒ガス
を圧縮するコンプレッサー59を取り付けたことを特徴
とする農用走行車体の空調装置の構成とする。また、請
求項2記載の発明は、エアコンユニットは左右のフェン
ダー19,19間に配設され、エアコンユニットへ導入
される外気は、操縦席15と車体9後部のリフトアーム
62間でフェンダー19後部の操縦フロア16後方立壁
近傍に設けた吸気ダクト56を介して吸気されることを
特徴とする請求項1記載の農用走行車体の空調装置の構
成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】操縦席15下方の車体9上
操縦席15下面間にエアコンユニットを取り付け、エバ
ポレータ52への冷媒ガスを圧縮するコンプレッサー5
9は機体一部のエンジン13に取り付けているので、
縦席15下部の空間を有効に利用して運転者のヘッドク
リアランスを保ちながらエバポレータ52で冷却した冷
気を操縦席15下部からキャビン17内に短い通路で送
風でき冷却性能が低下しにくい。そして、操縦席15回
りからキャビン17を取り外す際に、コンプレッサー5
9とエバポレータ52間を繋いでいるパイプをそのまま
残しておくことができ、パイプの分離や接続、分離によ
るパイプ内冷媒の出し入れ、パイプ内進入空気の真空抜
き等の諸作業を行なわずに済み、作業が簡素化できる。
また、操縦席15下方の車体9上と操縦席15下面間
エアコンユニットを取り付けているので、従来のように
ユニット部材でヘッドクリアランスを低くする恐れもな
く頭上の居住空間を確保でき、そして、吸気ダクト56
を操縦席15と車体9後部のリフトアーム62間でフェ
ンダー19後部の操縦フロア16後方立壁近傍に配設し
ているので、吸気ダクト56の形状または取付け方が容
易となると共に農用走行車体を前進操縦する場合、操縦
席15に着座する操縦者の視界に吸気ダクト56が無く
視界を遮らないから、運転操作が楽になるし、ダクトの
筒径寸法も大きくし易いので、外気の取り込みも容易と
なる。
【0005】
【実施例】図1〜図9において、トラクタのキャビンド
アを説明する。車体9は、ハンドル10によって操向自
在の前車輪11、及び後車輪12を有して、前部に搭載
のエンジン13によって駆動推進する四輪駆動形態の構
成とする。車体9後部のミッションケース14上方には
操縦席15を設け、又、該ハンドル10、操縦フロア1
6、及び操縦席15後部に亘ってキャビン17を設けて
覆い、操縦フロア16横側のステップ18から後車輪1
2上のフェンダー19に亘るキャビン17の左右両側部
を開閉するドア20を設ける。このドア20はキャビン
17の後部支柱21にヒンジ22を有して前端側を外側
へ向けて回動して開きうる構成としている。23はルー
フ、24はフロントフレーム、25は左右のフロントフ
レーム24間のフロントガラス、26はボンネット、
又、左右の後部支柱21間にもリヤガラス27を設け
て、後部の作業状態を透視できる構成としている。
【0006】左右のドア20の構成は、外周のドアフレ
ーム1を丸パイプと角パイプとによって設ける。前記後
部支柱21に対向するヒンジ22を取付ける部分の後辺
部28を角パイプで、フロントフレーム24の下半部か
らステップ18をへてフェンダー19上に亘って沿う部
分の下辺部29と、フロントフレーム24の上半部から
フレーム23に沿う部分の上辺部30とを丸パイプで屈
曲して各々構成する。
【0007】これら上辺部30及び角パイプ28の下端
部と、下辺部29の上端部との間に、前後方向に亘って
適宜幅の板金製で断面コ字状に形成した受桟4を設け、
溶接等により一体構成とする。この受桟4は、上下方向
幅の中央部に沿ってガラスの厚さ程度の高さに仕切突条
8を形成し、前端のハンドル10の設けられる取付部7
はこの受桟4一杯に形成し、該仕切突状8部の上下両側
には上ガラス2及び下ガラス3の面に平行する平坦な取
付面5を形成している。
【0008】この受桟4の室内側には、断面コ字状に形
成したカバー31を嵌合溶接させて、断面方形状の受桟
4構成としている。該取付部7の室内側には、ドアロッ
ク機構を設けて、これを覆うロックケース32を着脱自
在に設けている。ドアフレーム1の各隅部には、ガラス
取付座33を一体に設けて外側面に上ガラス2、下ガラ
ス3をビス34止め等によって取付ける。上ガラス2及
び下ガラス3の外周縁は、ドアフレーム1の外周縁より
も外周側へ若干突出させて、ゴム製のシール35を嵌合
させて取付け、ドア閉鎖時には、このシール35をドア
口に沿って設けられるフロントフレーム24、後部支柱
21、フェンダー19、及びルーフ23等の外側のドア
口枠面に接当させて機密状に閉鎖できる。下ガラス3に
対して上ガラス2を若干傾斜させている。
【0009】又、このようにして各隅部のガラス取付座
33の他に、上ガラス2の下縁部は、取付面5との重合
部において、受桟4に対してビス36止めされ、又、下
ガラス3の上縁部も同様にビス36止めされる。又、前
記受桟4の仕切突状8の周囲には、ゴム製のシール37
が設けられ、上ガラス2、下ガラス3の端縁部を機密的
に接当させている。38はドアカバーで、該受桟4の外
側に対向し、前記ビス36によって締めして取付られ
る。39は後辺部28にヒンジ22を取付ける取付ビス
である。
【0010】このように、上ガラス2と下ガラス3と
は、中段部の受桟4を仕切として各別にビス34止めに
よって取付固定されるものであるから、ドアフェンダー
1の衝撃や振動等による歪を吸収して、ガラスのひび割
れを防止し、受桟4に対しては、取付面5に対して上ガ
ラス2と下ガラス3とがビス36止めによって固定され
ているために、この受桟4の仕切突条8断面と俟って補
強されて、安定したドア構成となる。
【0011】なお、61は受桟4の内側に設けてキャビ
ン内からドアロックを解除しうるロック解除レバーであ
る。前記後部支柱21は、内板40と外板41との両縁
部を接合して、断面で前後方向に長い扁平の中空に形
成し、この前後端部には、接合部をドア20側へ向けて
突出する受縁42と、リヤガラス27に沿わせるように
突出する受縁43とを形成し、前記上ガラス2に設けた
シール35をこの受縁42の外側面に接当させ、又はリ
ヤガラス27の外周縁に嵌合させたシール44を受縁4
3の外側面に接当させて、閉鎖できる構成としている。
これによって、安全フレームの効果を増し、構成も軽量
化、簡単化できる。45はリヤガラス27に取付けたワ
イパー、46は後部支柱21との間に設けたリヤガラス
27の開閉を支持するアブソーバ、47はハンドルであ
る。48はリヤガラス27のヒンジで、ルーフ23側に
設けている。
【0012】前記操縦フロア16は、ダッシュボード4
9の下端部から操縦席15の下側を経て後側に亘る。そ
して、その後端部は操縦席15の後方で斜め上方に向か
う立壁としており、その左右両側部を後車輪12のフェ
ンダー19に連結してバケット状に形成している。ま
、この操縦席15の下側で操縦フロア16との間にエ
アコンユニットであるファン50、モータ51、エバポ
レータ52、及びヒータ53等を設け、ファン50の左
右両側の吸気口54は、前記の操縦フロア16の後端
上部左右に開口してフィルター55を有する吸気ダクト
56を連し、このフィルター55から外気を吸入して
エバポレーター52で冷却した冷気をキャビン17内
操縦席15下部に送風することができる。又、この冷却
した冷気をヒータ53で加温してからキャビン17内へ
送風することもできる。このように、左右の後車輪を覆
うフェンダー19,19の内側立壁左右間を操縦フロア
16で左右連結し、操縦席15よりも幅広とした操縦フ
ロア16のこの左右連結部上で、上方の操縦席15下部
間にエアコンユニットを配設している。57はエアコン
用のコンデンサーで、エンジン13のラジエータ58前
に配置し、又エンジン13の上部にコンプレッサー59
を設け、これらコンデンサー57、コンプレッサー59
を後方のエバポレーター52とパイプ60で連結する。
【0013】なお、62は車体9後部に設けられたリフ
トアームである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】ドアの側面図。
【図2】その一部の正断面図。
【図3】その一部の正断面図。
【図4】キャビン後部の側面図。
【図5】その背面図。
【図6】その平断面図。
【図7】操縦フロア部の側断面図。
【図8】その平断面図。
【図9】全体側面図。
【符号の説明】
1 ドアフレーム 2 上ガラス 3 下ガラス 4 受桟 5 取付面 6 ドアハンドル 7 取付部 8 仕切突条 9 車体 13 エンジン 15 操縦席 17 キャビン 19 フェンダー 52 エバポレーター 56 吸気ダクト 59 コンプレッサー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農用走行車体の操縦席15回りをキャビ
    ン17で覆い、該操縦席15下方の車体9上と操縦席1
    5下面間に、エバポレータ52を内蔵したエアコンユニ
    ットを配設し、エンジン13部にエバポレータ52への
    冷媒ガスを圧縮するコンプレッサー59を取り付けたこ
    とを特徴とする農用走行車体の空調装置。
  2. 【請求項2】 エアコンユニットは左右のフェンダー1
    9,19間に配設され、エアコンユニットへ導入される
    外気は、操縦席15と車体9後部のリフトアーム62間
    フェンダー19後部の操縦フロア16後方立壁近傍に
    設けた吸気ダクト56を介して吸気されることを特徴と
    する請求項1記載の農用走行車体の空調装置。
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