JP2001158221A - キャビン装置 - Google Patents

キャビン装置

Info

Publication number
JP2001158221A
JP2001158221A JP34523799A JP34523799A JP2001158221A JP 2001158221 A JP2001158221 A JP 2001158221A JP 34523799 A JP34523799 A JP 34523799A JP 34523799 A JP34523799 A JP 34523799A JP 2001158221 A JP2001158221 A JP 2001158221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
air
ceiling member
cabin
cabin frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34523799A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Sato
健吾 佐藤
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Noriaki Takewa
憲明 武輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP34523799A priority Critical patent/JP2001158221A/ja
Publication of JP2001158221A publication Critical patent/JP2001158221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコン装置の風でドアガラスの内面の曇り
止めをし、ドアの外のサイドミラーを見易くする。 【解決手段】 走行車体2に固定のキャビン枠8と、こ
のキャビン枠8上部に設けられた天井部材5と、乗降口
6開閉用のドア7と、前記天井部材5のエアー吹き出し
口11に接続されたエアコン装置12とを有し、前記ド
ア7の外側にサイドミラー13を配置し、前記天井部材
5にドア7のサイドミラー13対向部位内面に向けてエ
アーを吹き出す補助エアー吹き出し口14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、農用トラ
クタ等の走行車両のキャビン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農用トラクタにおいては、運転者の作業
環境を良好に保つためにキャビン装置が設けられてい
る。このキャビン装置は、トラクタ車体に固定のキャビ
ン枠と、このキャビン枠上部に設けられた天井部材と、
乗降口開閉用のドアと、前記天井部材のエアー吹き出し
口に接続されたエアコン装置とを有している。そして、
前記キャビン枠の前部の左右前支柱には、ドアの外側に
左右一方のサイドミラーが設けられ、左右側方及び後方
を監視できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の天井部
材は、内下面に前後複数のエアー吹き出し口が運転者、
フロントガラス内面等に向けて設けられていて、運転者
及びその雰囲気の温度調節、フロントガラス内面の曇り
止め等ができるようになっているが、降雨時にはドアガ
ラスの内面が曇ることがあり、その外方のサイドミラー
が見えなくなることがある。本発明はこのような従来技
術の問題点を解決できるようにしたキャビン装置を提供
することを目的とする。
【0004】本発明は、天井部材内下面の前側部に、ド
アの上部内面に向けてエアーを吹き出す補助エアー吹き
出し口を形成することにより、エアコン装置の風でドア
ガラスの内面の曇り止めをし、サイドミラーを見易くし
たキャビン装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、走行車体2に固定のキャ
ビン枠8と、このキャビン枠8上部に設けられた天井部
材5と、乗降口6開閉用のドア7と、前記天井部材5の
エアー吹き出し口11に接続されたエアコン装置12と
を有し、前記ドア7の外側にサイドミラー13を配置
し、前記天井部材5にドア7のサイドミラー13対向部
位内面に向けてエアーを吹き出す補助エアー吹き出し口
14を形成していることである。
【0006】これによって、補助エアー吹き出し口14
から吹き出されるエアコン装置12の風で、ドア7のガ
ラスの内面の曇りを吹き払い、キャビン装置内からその
外側のサイドミラー13を見易くする。本発明における
課題解決のための第2の具体的手段は、第1の具体的手
段に加えて、走行車体2に固定のキャビン枠8と、この
キャビン枠8上部に設けられた天井部材5と、キャビン
枠8に枢支されている乗降口6開閉用の左右一対のドア
7と、前記天井部材5内部に設けられていて天井部材5
内下面のエアー吹き出し口11からエアーを吹き出すエ
アコン装置12とを有し、前記キャビン枠8を形成する
左右前支柱3にドア7の外側に位置する左右一方のサイ
ドミラー13を設け、前記天井部材5内下面の左右前側
部にドア7の上部内面に向けてエアーを吹き出す補助エ
アー吹き出し口14を形成していることである。
【0007】これによって、天井部材5内下面の左右前
側部の補助エアー吹き出し口14から吹き出されるエア
コン装置12の風で、左右ドア7のガラスの内面の曇り
を吹き払い、キャビン装置内からその左右外側のサイド
ミラー13を見易くする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図4、5において、21はトラク
タで、エンジン22、ミッションケース23等を連結し
て走行車体2が構成され、前輪24及び後輪25を有す
る2軸4輪駆動型であり、走行車体2の後部に運転席2
6及び操縦装置27を被うように左右後輪フェンダ28
間にキャビン装置1が搭載されている。キャビン装置1
は、走行車体2とは別個に組み立てられていて、クッシ
ョン材を介して走行車体2に着脱可能に搭載されてお
り、走行車体2に対して固定のキャビン枠8と、このキ
ャビン枠8上部に設けられた天井部材5と、左右後輪フ
ェンダ28を連結しかつ運転席26を取り付ける部材及
びフロアーシート30とによって骨格が形成されてい
る。
【0009】前記キャビン枠8は、左右一対の前後支柱
3、4及び中間支柱29と、これらの上部・下部をそれ
ぞれ上横部材31、上後部材32、下横部材33、下後
部材34等で適宜連結している。左右の各中支柱29に
は略全面がガラスで形成されたドア7が蝶番を介して縦
軸回り回動自在に支持されていて、前支柱3と中支柱2
9との間に形成された乗降口6を開閉自在にしている。
左右前支柱3間にはフロントガラス9Aが、中支柱29
と後支柱4間にはサイドガラス9Bがそれぞれ設けら
れ、左右後支柱4間には開閉自在なリヤガラス9Cが設
けられており、これらによって周囲ガラスが形成されて
いる。
【0010】図1〜5において、前記天井部材5は通
常、アウタルーフ5Aとインナルーフ5Bとを最中状に
合わせ、その前内部にエアコン装置12を配置し、キャ
ビン装置1の内部に面するインナルーフ5Bには、エア
コン装置12からのエアーを吹き出すエアー吹き出し口
11が多数形成されている。インナルーフ5Bの運転者
頭上部は高く、その周囲が低くなっていて、その左右の
低い部分とアウタルーフ5Aとの間には通風路が形成さ
れ、その左右通風路からエアー吹き出し口11aを介し
て、運転者に横風(エアー)が送られ、前部の低い部分
には運転者又はフロントガラス9Aの内面に風を送るエ
アー吹き出し口11bが設けられている。
【0011】そして、左右のエアー吹き出し口11aよ
り前側には、ドア7の上部に向けられた補助エアー吹き
出し口14が形成されており、この補助エアー吹き出し
口14はエアコン装置12に接続されており、これから
吐出される風は、ドア7の内面上部に略向けられてい
る。前記エアー吹き出し口11b、11b及び補助エア
ー吹き出し口14には、風吹き出し方向を変向するため
のエアー変向具がそれぞれ設けられている。前記サイド
ミラー13は左右前支柱3に突設した取付け部37にア
ーム38を介して装着されており、前後位置調整自在で
ありかつ左右・上下変向自在であり、運転者がトラクタ
の左右側方、後方等を監視可能になっている。
【0012】前記補助エアー吹き出し口14は、運転者
が左右サイドミラー13を見る視線上のドア7の内面に
略向けられており、補助エアー吹き出し口14から吹き
出すエアー(冷房風、暖房風又は常温風)が、サイドミ
ラー13を見るときのドア7の部位の曇りを吹き払うこ
とができればよく、エアーを吹き付ける範囲はドア7の
ガラス全面でも一部でもよい。また、補助エアー吹き出
し口14をドア7に近づけて形成し、ドア7の内面に沿
うように上から下へ風を流すようにしてもよい。
【0013】図3、4において、フロアシート30は、
走行車体2の後上部の作業機昇降用油圧装置(図示せ
ず)の上方を被う部位の上側に、支持具40を介して運
転席26を支持しており、この支持具40の後側のフロ
アシート30部位には連通口41が形成されており、こ
の連通口41に被さるようにボックス42が設けられて
いる。前記ボックス42は前面に開口43が形成されて
いて、この開口43を塞ぐように内面側に弁体44の上
縁が取付けられており、前記連通口41、ボックス42
及び弁体44等により内圧逃がし手段45が構成されて
いる。
【0014】前記キャビン装置1のエアコン装置12
は、内気を循環させる運転態様と、外気を導入させる運
転態様とを採ることができ、この内圧逃がし手段45
は、エアコン装置12が外気導入運転でキャビン装置1
の内圧が上昇してきたときに、その内圧で弁体44が押
し動かされ、開口43を開いて連通口41と連通させる
ことにより、キャビン装置1内の圧力を逃がす。なお、
内圧逃がし手段45は、ドア7を急激に閉めたときにも
内圧を逃がすことができ、連通口41を塞ぐように、そ
の下面側に弁体44を取付けて構成してもよい。
【0015】前記リヤガラス9Cで開閉されるリヤウイ
ンド46は、異形管(断面略8の字状)で形成された左
右後支柱4と上後部材32と下後部材34とで囲まれて
おり、これらの包囲部材にはウエザーストリップ50が
設けられ、リヤガラス9Cを閉鎖したときにシールがで
きるようになっている。前記上後部材32に固着の支持
片47Aにリヤガラス9Cに固定の取付片47Bをピン
連結することにより枢支具47が形成され、この枢支具
47を介して上後部材32にリヤガラス9Cが枢支され
おり、左右側部のガスダンパ48を介して開放力が軽減
されている。
【0016】このリヤガラス9Cは開放したときに、そ
の上縁は上後部材32、ウエザーストリップ47等との
間に隙間ができるようになる。そこで、支持片47Aと
同高さでそれを挟むように、キャビン枠8側にクッショ
ン材49を設けることにより、リヤガラス9Cの開閉及
び閉鎖時のシールを妨害することなく、開放したときの
前記隙間を塞ぐことができるようにしており、これによ
り、前記隙間からリヤウインド46の上部やリヤガラス
9Cに積もった塵埃が、風に吹かれてキャビン装置1内
に侵入してくるのを阻止できるようになっている。
【0017】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
バックホー等の乗降口及びドアが運転席の左右の一方に
しかない走行車両にも適用でき、エアコン装置12を運
転席近傍に設けておいて、送風ダクトを介して天井部材
5の内部上面や中間支柱29のエアー吹き出し口から送
風するものにも適用できる。また、前記サイドミラー1
3は、前支柱3以外のキャビン枠8の形成部材又は天井
部材5に取付けたり、ドア7自体に設けたりしてもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、補助エア
ー吹き出し口14から吹き出されるエアコン装置12の
風で、ドア7のガラスの内面の曇りを吹き払い、キャビ
ン装置内からその外側のサイドミラー13を見易くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す左側外部からの要部の
斜視図である。
【図2】同後側外部からの要部の斜視図である。
【図3】キャビン装置の後部の断面図である。
【図4】キャビン装置の後部の分解斜視図である。
【図5】トラクタ全体の側面図である。
【符号の説明】
1 キャビン装置 2 走行車体 3 前支柱 4 後支柱 5 天井部材 6 乗降口 7 ドア 8 キャビン枠 11 エアー吹き出し口 12 エアコン装置 13 サイドミラー 14 補助エアー吹き出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武輪 憲明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 3L011 BS01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体に固定のキャビン枠と、このキ
    ャビン枠上部に設けられた天井部材と、乗降口開閉用の
    ドアと、前記天井部材のエアー吹き出し口に接続された
    エアコン装置とを有し、前記ドアの外側にサイドミラー
    を配置し、前記天井部材にドアのサイドミラー対向部位
    内面に向けてエアーを吹き出す補助エアー吹き出し口を
    形成していることを特徴とするキャビン装置。
  2. 【請求項2】 走行車体に固定のキャビン枠と、このキ
    ャビン枠上部に設けられた天井部材と、キャビン枠に枢
    支されている乗降口開閉用の左右一対のドアと、前記天
    井部材内部に設けられていて天井部材内下面のエアー吹
    き出し口からエアーを吹き出すエアコン装置とを有し、
    前記キャビン枠を形成する左右前支柱にドアの外側に位
    置する左右一方のサイドミラーを設け、前記天井部材内
    下面の左右前側部にドアの上部内面に向けてエアーを吹
    き出す補助エアー吹き出し口を形成していることを特徴
    とするキャビン装置。
JP34523799A 1999-12-03 1999-12-03 キャビン装置 Pending JP2001158221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34523799A JP2001158221A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 キャビン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34523799A JP2001158221A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 キャビン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001158221A true JP2001158221A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18375237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34523799A Pending JP2001158221A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 キャビン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001158221A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308032A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Kubota Corp 作業車の空調構造
JP2010132175A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Kubota Corp 内気排出ケース
JP2016002875A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 井関農機株式会社 トラクタのキャビンの空調装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308032A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Kubota Corp 作業車の空調構造
JP4681502B2 (ja) * 2006-05-18 2011-05-11 株式会社クボタ トラクタの空調構造
JP2010132175A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Kubota Corp 内気排出ケース
JP2016002875A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 井関農機株式会社 トラクタのキャビンの空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6382711B2 (en) Cab enclosure panels
US4221274A (en) Lift truck cab with movable back wall portion
US20060267379A1 (en) Movable panels for overhead frame structures
JP2001158221A (ja) キャビン装置
IT201800006199A1 (it) Abitacolo di automobile sportiva
KR20170077032A (ko) 콤바인
JP2002370626A (ja) バックドア装置
JP2008007055A (ja) キャビンの空調装置
JP2008007055A5 (ja)
JP3320980B2 (ja) キャブの空調装置
US20210031691A1 (en) Vehicle interior blind spot mirror
JPH0382628A (ja) フロントベントサンルーフ装置
JPH05201360A (ja) トラクタキャビンの後部窓
JPH0565020A (ja) キヤビン装置のエアコン外気導入構造
JPH1191637A (ja) トラクターの運転キャビン構造
JP3983702B2 (ja) ホイールローダ
KR102520053B1 (ko) 작업차용 캐빈
JP2010076497A (ja) 移動農機のキャビン
JP2002321518A (ja) エアコンの吹出口
JPH0640251A (ja) 移動農機キャビンの後部窓開閉装置
JP2000071945A (ja) 産業車両のヒーター装置およびデフロスター
JP4458189B2 (ja) トラクタのキャビン
JP2013256229A (ja) 作業車両
JP4080929B2 (ja) ホイールローダのキャビン
JP3680844B2 (ja) 移動車両のキャビン

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607