JP3319639B2 - 共役ジエン系重合体の製造方法、スチレン−ブタジエン系重合体及びそのゴム組成物 - Google Patents
共役ジエン系重合体の製造方法、スチレン−ブタジエン系重合体及びそのゴム組成物Info
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Description
製造方法及びそれにより得られるスチレン−ブタジエン
系重合体及びそのゴム組成物に係り、詳しくは、加硫物
の破壊強度、耐摩耗性に優れ、高い正接損失係数(以
下、tanδ)を有する共役ジエン系重合体の製造方法
及びそれにより得られるスチレン−ブタジエン系重合体
及びそのゴム組成物に関するものである。
のタイヤトレッドゴム等に対しては、耐摩耗性、潤滑路
面での摩擦抵抗(ウェットスキッド抵抗)及びドライグ
リップ特性の総合的なバランスを良く取り、更に操縦安
定性、高速安定性、高速耐久性に重点を置いたゴム組成
物が使用されてきた。
い、特に高性能タイヤに対しては多品種小ロット化する
傾向が見られ、それぞれのニーズに対応し、各々の材料
特性を活かしたトレッドゴムコンパウンドの開発が必要
になってきている。例えば、従来のものに比べて、多少
ウェットスキッド抵抗は劣るが、突出したドライグリッ
プ特性を持つものや、逆に耐摩耗、ウェットスキッド抵
抗を特に重視させたもの等が挙げられる。特に最近の消
費者のニーズとして、グリップ特性、耐摩耗性、高速耐
久性に優れた高性能のタイヤを挙げることができ、この
性能を満足するタイヤトレッド用ゴム重合体及びゴム組
成物の開発が強く要請されている。
スキッド抵抗及びドライグリップ特性とゴム組成物、即
ち、タイヤトレッドゴムコンパウンドと粘弾性特性との
対応付けがなされており、ウェットスキッド抵抗を上げ
るためには、10〜20Hzにおける低温領域、特に0
℃付近でのtanδを上げる等の必要があり、一方、ド
ライグリップ特性を向上させるためにはトレッドゴムコ
ンパウンドのヒステリシスロスを大きくする、つまり粘
弾性的には、50〜70℃のtanδを大きくする必要
があることがわかってきた。
せるには、引張強力、特に高温(100℃)での引張強
力や破断時の伸び、特に高温(100℃)での破断時の
伸び等の破壊特性を増大させる必要があり、延いては破
壊特性を向上させることにより、耐摩耗特性、高速耐久
性だけではなく、配合調節を行うことによって、上記の
ウェットスキッド抵抗やドライグリップ特性をも改良す
ることが可能である。つまり、破壊特性を向上させるこ
とで他のかなりの物性をも調節することができるように
なると言っても過言ではない。
ためには、タイヤトレッドゴム重合体又はゴム組成物の
tanδを大きくして、高温での破壊特性の向上等の物
性改良を行えばよいが、その方法として、既存のゴム重
合体を用いた組成物による方法、及び、新規な重合によ
る分子構造のゴム重合体を用いる方法が考えられる。
スチレン共重合体に、特公昭60−51501号ではブ
チルゴムを、特開昭62−143945号及び特開平2
−142838号ではポリノルボルネンを、特開昭63
−132949号ではポリイソプレンゴムをブレンドし
ているものや、また、添加剤や軟化剤等を用いた例とし
てはクマロインデン樹脂等を用いた特開昭62−173
5号等が挙げられる。上記要求物性を全て満足させる方
法ではないが、後者の方法を若干例示すれば、特開昭6
0−61314号のジフェニルメタノール系の化合物で
末端を変性したブタジエン−スチレン共重合体や、特開
平1−131258号のスチレンとブタジエンの組成比
の異なる2つの部分から成るジブロックのブタジエン−
スチレン共重合体、有機リチウムとカリウムブトキシド
等の有機化合物とを使用して製造するブタジエン/スチ
レンランダム共重合体(特公昭44−20463号)
や、ブタジエンとスチレンを共重合させる際にランダマ
イザーとしてカリウム塩を用いた例(特開平3−239
737号)等が挙げられる。
子構造のゴム重合体の観点で最近注目されている特開平
3−239737号では、共重合体中のスチレン単位に
着目し、スチレン単位が、1個の単連鎖が全結合スチレ
ンの40重量%未満で、かつ、8個以上の連鎖が全結合
スチレンの10重量%以下のスチレン連鎖である共重合
体を開示しているが、ブタジエン部のミクロ構造は低ビ
ニルとなっている。この方法において、ビニル量を多く
するためにテトラヒドロフラン(THF)を用いると、
スチレン連鎖が破壊され、単連鎖が多くなる。
合体及びゴム組成物では、近年の高い水準の要求物性、
延いては要求性能を満足することはできない。
度、耐摩耗性に優れ、高い正接損失係数を有する共役ジ
エン系重合体の製造方法及びそれにより得られるスチレ
ン−ブタジエン系重合体及びそのゴム組成物の提供にあ
る。
ン系重合体の製造方法は、炭化水素溶媒中、開始剤に有
機リチウム化合物を用いた共役ジエン及びビニル芳香族
炭化水素の共重合において、一般式、R1 K、R2 O
K、R3 COOK及びR4 R5 NKで表される有機カリ
ウム化合物(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 はア
ルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール
基及びこれらの部分置換体を表す)の少なくとも1種
と、オキソラニルアルカン又はその誘導体の単量体及び
/又は多量体とを重合系に添加して共重合させることを
特徴とする。
合体は、炭化水素溶媒中、開始剤に有機リチウム化合物
を用いて、一般式、R1 K、R2 OK、R3 COOK及
びR4 R5 NKで表される有機カリウム化合物(式中、
R1 、R2 、R3 、R4 、R5 はアルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アリール基及びこれらの部分
置換体を表す)の少なくとも1種と、オキソラニルアル
カン又はその誘導体の単量体及び/又は多量体とを重合
系に添加して得られたスチレン−ブタジエン系の共重合
体であって、その結合スチレンが25〜50重量%であ
り、この全結合スチレン含量に対して、ミクロブロック
スチレンが50重量%以上を占め、かつケミカルブロッ
クスチレンが10重量%未満であり、更に、ビニル含量
が、ブタジエン部分に対して20〜50重量%の重合体
であることを特徴とする。
合体ゴム組成物は、請求項2に記載のスチレン−ブタジ
エン系重合体を20〜100重量部含むゴム原料と、該
ゴム原料100重量部に対して、50〜150重量部の
カーボンブラックと、該ゴム原料100重量部に対し
て、軟化剤として30〜200重量部のプロセス油と、
を含むことを特徴とする。請求項4記載のスチレン−ブ
タジエン系重合体ゴム組成物は、請求項3において、前
記スチレン−ブタジエン系重合体ゴム組成物が、前記ゴ
ム原料100重量部に対して、前記軟化剤として、30
〜200重量部のプロセス油及び5〜100重量部の液
状ポリマーを含むことを特徴とする。
えばスチレンの連鎖を中心とするミクロ構造に着目し、
鋭意検討を重ねた結果、ランダマイザーとしてカリウム
塩及び開始剤としてリチウム系化合物を使用する共役ジ
エン系重合体、例えば、ブタジエン−スチレン共重合体
の重合系に、これらに加えて、オキソラニルアルカン又
はその誘導体(oligomeric oxolanyl alkanes :OOA
S)の単量体及び/又は多量体を錯化剤として添加併用
することによって、4〜10個のスチレン連鎖からなる
部分(以下、これをミクロブロックスチレンと呼ぶ)を
全スチレン含量に対して50%以上保ったまま、11個
以上のスチレン連鎖からなる部分(以下、これをケミカ
ルブロックスチレンと呼ぶ)を10%未満に抑え、か
つ、ビニル含量を20〜50重量%のゴム状重合体が容
易に得られ、この重合体は要求物性を満足するものであ
ることを見出した。更に、重合終了後、四塩化ケイ素の
ような化合物でカップリングして重量平均分子量(M
w)が70×104 以上に高分子量化させた上述の重合体
に、充填剤としてカーボンブラックを配合して得られる
ゴム組成物は、高性能タイヤ等に使用するための高い水
準の要求特性を十分に満足することができるゴム組成物
であることを見出した。
ン部には数の異なるスチレン単位が存在し、これが重合
体の物性に作用し、特にミクロブロックスチレンが耐摩
耗性及び破壊特性の向上等に有効であることが近年わか
ってきた。一方、耐熱性について向上を図るため、ビニ
ル含量を40%以上含有させることが必要であるが、ビ
ニル含量を増加させるために、従来のようにテトラヒド
ロフランを大量に使用すると、このテトラヒドロフラン
の増加に伴い重合体中のミクロブロックスチレンが切断
され、スチレンの単連鎖が増加することになり、結果的
にミクロブロックスチレンの含量を保ったままビニル含
量を増加させることができなかった。本発明者らは、こ
の問題を解決するために、上記のようにカリウム塩と、
テトラヒドロフランに代わってOOASを使用すること
によって、ビニル含量を増加させると共にスチレン中の
ミクロブロックスチレンを維持することによって、上記
課題を解決することができ、本発明を完成するに至っ
た。
共役ジエン系重合体の製造方法において、使用される有
機カリウム化合物は、一般式R1 K、R2 OK、R3 C
OOK及びR4 R5 NKで表される化合物(式中、R
1 、R2 、R3 、R4 、R5 はアルキル基、シクロアル
キル基、アルケニル基、アリール基、フェニル基及びこ
れらの部分置換体を表す)の少なくとも1種である。
例えば、エチルカリウム、tert−アミルカリウム、3−
ヘキセニルカリウム、フェニルカリウム、4−トリルカ
リウム等が挙げられる。一般式R2 OKで表される化合
物としては、1価及び多価のアルコール又は1価及び多
価のフェノールのカリウム塩であり、具体的には、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル、tert−アミルアルコール、n−ヘキシルアルコー
ル、シクロヘキシルアルコール、2−ブテニルアルコー
ル、4−メチルシクロヘキセニルアルコール、3−シク
ロペンテニルアルコール、3−ヘキセニルアルコール、
2,5−デカジエニルアルコール、アリルアルコール、
1,3−ジヒドロキシヘキサン、1,5,9−トリヒド
ロキシトリデカン、ベンジルアルコール、フェノール、
カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン、ピロガ
ロール、1−ナフトール、2−ナフトール、2,6,−
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,4,
6,−トリ−tert−ブチルフェノール、n−ノニルフェ
ノール、1,12−ドデカンジオール等のカリウム塩が
挙げられる。一般式R3COOKで表される化合物とし
ては、モノ及びポリカルボン酸のカリウム塩であり、具
体的には、ラウリル酸、ミルスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、リノール酸、リノレン酸、
フェニル酢酸、安息香酸、セバシン酸、フタル酸、1,
8,16−ヘキサデカントリカルボン酸等のカリウム塩
が挙げられる。一般式R4 R5 NKで表される化合物と
しては、2級アミンのカリウム塩であり、具体的には、
ジメチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、メチル−n−
ヘキシルアミン、ジ(3−ヘキセニル)アミン、ジフェ
ニルアミン、ジベンジルアミン等のカリウム塩が挙げら
れる。
する含量は、有機リチウム1モル当量当たり、0.02
5〜0.5モル当量、好ましくは、0.03〜0.1モ
ル当量で使用できる。有機カリウム化合物の含量が0.
025モル当量未満や、0.5モル当量を越えると、ケ
ミカルブロックスチレンが増加し物性上好ましくない。
は、オキソラニルアルカンそれ自身又はその誘導体を、
単量体又はオリゴマーのような多量体として使用でき、
更にこれらを単体又は混合物として使用することができ
る。好ましいOOASとしては、2,2−ジ(2−テト
ラヒドロフリル)プロパンが挙げられる。OOASの重
合系に対する添加量は、有機リチウム1モル当量に対
し、ヘテロ原子として1.5モル当量未満、好ましくは
0.1モル当量以上1.5モル当量未満、更に好ましく
は0.3モル当量以上1.0モル当量未満である。この
添加量により重合体中のビニル(1,2−結合)含量の
増減を調節することができ、従って、1.5モル当量以
上では、ビニル含量が50重量%以上となり、重合体の
ガラス転移温度が高くなり好ましい物性を得ることがで
きなくなる。また0.1モル当量未満では、ガラス転移
温度が低くなり耐熱性に劣るため好ましくない。
て用いられるものは、有機リチウムに対して安定なもの
であればよく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素溶媒、n−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素溶媒、シクロヘキ
サン等の脂環族炭化水素溶媒及びこれらの混合物が使用
できる。
機リチウム化合物には、例えばエチルリチウム、プロピ
ルリチウム、n−ブチルリチウム、 sec−ブチルリチウ
ム、tert−ブチルリチウム等のアルキルリチウム、例え
ばフェニルリチウム、トリルリチウム等のアリルリチウ
ム、例えばビニルリチウム、プロペニルリチウム等のア
ルケニルリチウム、例えばテトラメチレンジリチウム、
ペンタメチレンジリチウム、ヘキサメチレンジリチウ
ム、デカメチレンジリチウム等のアルキレンジリチウム
等を挙げることができる。好ましくは、n−ブチルリチ
ウム又はtert−ブチルリチウムである。これらの有機リ
チウム開始剤は単独で用いても、2種以上混合して用い
ても良い。これらの有機リチウム化合物の使用量は、モ
ノマー100g当たり0.2〜30mmolの範囲で用いる
ことができる。
れるモノマーは、共役ジエン及び/又はビニル芳香族炭
化水素であり、この共役ジエンは、1分子当たり炭素原
子4〜12個、好ましくは4〜8個を含有する共役ジエ
ン炭化水素がである。例えば、1,3−ブタジエン、イ
ソプレン、ピペリレン、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジエン、1,3−ペンタジエン、オクタジエン等が挙
げられる。これらは単独でも2種以上混合して用いても
良く、特に1,3−ブタジエンが好ましい。
は、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、p−ブチルスチレン、ビニル
ナフタリン及びこれらの同様物が包含され、特にスチレ
ンが好ましい。
を用いて、末端変性を行うことにより高分子量化させる
ことができる。これらのカップリング剤には、例えば四
塩化ケイ素、メチルトリクロロケイ素、ジメチルジクロ
ロケイ素等の多官能ケイ素化合物、例えば、2,4−ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ナフタレンジイソシアネート及びこれらの2量
体、3量体等の芳香族ポリイソシアネート化合物、例え
ば2,4−ジビニルベンゼン、2,4,6−トリビニル
ベンゼン等の芳香族ポリビニル化合物等が挙げられる。
成するのを防止するために、1,2−ブタジエン等のア
レン化合物を少量添加することもできる。
しくは30〜100℃である。なお、溶媒中のモノマー
濃度は、通常、5〜50重量%、好ましくは10〜35
重量%である。仕込みモノマー混合物中のビニル芳香族
炭化水素の含量は3〜50重量%、好ましくは5〜45
重量%である。
させて実施されるが、その圧力は通常、本質的に液相を
保持するために十分な圧力で操作することが好ましい。
また、反応系に装入される上記の全物質には、触媒作用
を妨害する物質を排除することが好ましい。
方式又は連続重合方式、また、等温重合、昇温重合又は
断熱重合のいずれの方法によっても行うことができる。
−ブタジエン系重合体は、結合スチレンが25〜50重
量%、好ましくは30〜45重量%であり、この全結合
スチレン含量に対して、ミクロブロックスチレンが50
重量%以上、好ましくは60重量%以上を占め、かつケ
ミカルブロックスチレンが10重量%未満、好ましく
は、8重量%未満であり、更に、ビニル含量が、ブタジ
エン部分に対して20〜50重量%、好ましくは30〜
40重量%の重合体である。結合スチレン含量が50重
量%を又はビニル含量が50重量%を越えた場合は、ガ
ラス転移温度が高くなり、耐摩耗性及び低温特性が劣
り、結合スチレン含量が25重量%未満では、破壊特性
が劣り、また、ビニル含量が20重量%未満では耐熱性
が劣り、共に好ましくない。
は、分子量が70×104 〜200×10 4 、好ましくは、
90×104 〜150×104 の重合体である。この分子量
が70×104 未満では、破壊強力、摩耗特性に著しく劣
り、200×104 を越えると、カーボン分散が悪くな
り、また破壊強力、摩耗特性が劣るので好ましくない。
ロセス油又はプロセス油及び液状ポリマーの必要量の一
部若しくは全部を添加して、直接乾燥法やスチームスト
リップ法により脱溶媒乾燥を行うことができる。
は、ゴム組成物のゴム原料として、実用上、他のジエン
系ゴム、例えば、天然ゴム、合成ゴムを単独又は複数組
み合わせてブレンドされる。ブレンドして用いられる前
記合成ゴムとしては、ポリイソプレン、溶液重合ブタジ
エン−スチレン共重合体、エマルジョンブタジエン−ス
チレン共重合体、ポリブタジエン、エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体、クロロプレン、ハロゲン化ブチル
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)等
を挙げることができる。この場合、本発明の製造方法に
より得られる重合体20〜100重量部と、他のジエン
系ゴムを単独又は複数組み合わせて80〜0重量部配合
することができる。本発明における重合体が20重量部
未満では、ゴム組成物の加硫物の物性に改良効果が得ら
れないため好ましくない。
ブラックの配合量は、通常、これらのゴム原料100重
量部当たり50〜150重量部で用いられる。カーボン
ブラックの量が50重量部以下では引張強力に劣り、1
50重量部を越えると耐摩耗性、加工性に劣るため、好
ましくない。また、配合できるカーボンブラックとして
は、窒素吸着比表面積が70m2 /g以上で、ジブチル
フタレート(DBP)吸油量が70〜150ml/10
0gの特徴を有するものが好ましく、HAF、ISA
F、SAF等が挙げられる。窒素吸着比表面積が70m
2 /g以下では、加硫物の強力、耐摩耗性に劣り、好ま
しくない。
らの使用量は、ゴム原料100重量部に対して0.1〜
5重量部、好ましくは1〜2重量部である。0.1重量
部未満では加硫ゴムの引張強度、耐摩耗性、ヒステリシ
スロスが低下し、5重量部を越えるとゴム弾性が失われ
る。
油、液状ポリマーが挙げられるが、本発明の目的達成に
はプロセス油を必要とする。
ン系、ナフテン系、アロマチック系等を挙げることがで
きるが、アロマチック系が好ましく、その使用量は、ゴ
ム原料100重量部に対して30〜200重量部であ
り、好ましくは、60〜120重量部である。この範囲
外では加工性が劣り、更に200重量部を越えると加硫
ゴムの引張強度が著しく悪化する。
ジエンゴム、液状ポリイソプレンゴム、液状ブタジエン
−スチレンゴム等が使用できるが、液状ブタジエン−ス
チレンゴムが好ましく、その使用量は、ゴム原料100
重量部に対して5〜100重量部、好ましくは20〜6
0重量部である。この範囲外では加工性が劣り、更に1
00重量部を越えると加硫ゴムの引張強度が著しく悪化
する。
油及び液状ポリマーを前記使用量で、併用して好ましく
用いることができる。
定されるものではないが、好ましくはM(2−メルカプ
トベンゾチアゾール)、DM(ジベンゾチアジルジサル
ファイド)、CZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチ
アジルスルフェナミド)等のチアゾール系、DPG(ジ
フェニルグアニジン)等のグアジニン系の加硫促進剤等
を挙げることができ、その使用量は、ゴム原料100重
量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜3
重量部である。
常使用されている老化防止剤、カーボンブラック以外の
例えばシリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン等の充填
剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、酸化防止剤、オゾン劣化
防止剤等の添加剤を配合することもできる。
ナルミキサー等の混練り機を用いて混練りすることによ
って得られ、成形加工後、加硫を行い、タイヤトレッ
ド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォール、ビ
ード部分等のタイヤ用途を始め、防振ゴム、ベルト、ホ
ースその他工業品等の用途にも用いることができるが、
特にタイヤトレッド用ゴムとして好適に使用される。
するが、本発明の主旨を越えない限り、本実施例に限定
されることはない。
い限り重量基準である。各種の測定は、下記の方法によ
った。
ロマトグラフィー(GPC;東ソー製HLC−802
0。カラムはGMH−XLの2本直列)を用いて行い、
重量平均分子量(Mw)をポリスチレンを基準として示
した。
(モレロ法)により求めた。結合スチレン量は、核磁気
共鳴(NMR)スペクトルの芳香族プロトンの吸収強度
により求めた。また、スチレン連鎖の長さ及び含量は、
オゾン分解及びGPCにより求めた。
引張強度及び伸びで評価測定した。高温強度及び伸び
は、JIS K−6301に準じ、100℃で測定し
た。
は、発熱性を表す指標である粘弾性測定における温度5
0℃、歪み5%、周波数15Hzでのtanδを用い
た。
温で測定し、コントロールに対する指数で表した。
230℃における加硫戻りを測定し、これを目安として
コントロールに対する指数で表した。
付きの5リットルの耐圧反応容器に、予めスチレンを2
5%の濃度で溶解させたシクロヘキサンを700g及び
ブタジエンを15%の濃度で溶解させたシクロヘキサン
を2170g注入し、モノマー溶液を調製した。50℃
に保った後に、OOASとして2,2−ジ(2−テトラ
ヒドロフリル)プロパンを0.028g、tert−アミロ
キシカリウム(tert−AmOK)を0.019g、n−
ブチルリチウム0.19gを添加し重合を開始させた。
重合温度は50〜80℃に保ち、重合開始後約3時間後
に四塩化ケイ素(SiCl4)を0.13g添加し、更
に約1時間カップリング反応を行った後、アロマティッ
クオイル60部を添加し、常法にて脱溶媒、乾燥させ、
重合体Aを得た。重合体Aの重合処方及び特性は、各々
表1及び表2に示した。
て、単独で混練りし、145℃で33分間加硫した後、
物性評価を行った。結果を表4に示した。
2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパンを各々0.
084g、0.14gにした以外は、実施例1と同様に
行い、重合体B、Cを得た。重合体の重合処方、特性及
び加硫物の物性を表1、2及び4に示した。
各々tert−AmOKを0.025gに、tert−AmOK
の代わりにtert−ブトキシカリウム(tert−BuOK)
を0.017gに、及び、tert−AmOKの代わりにト
リフェニルメトキシカリウム(Ph3COK)を0.0
47gにした以外は、実施例2と同様に行い、各々重合
体D、E、Fを得た。重合体の重合処方、特性及び加硫
物の物性を表1、2及び4に示した。
レンを25%の濃度で溶解させたシクロヘキサンとブタ
ジエンを15%の濃度で溶解させたシクロヘキサンと
を、各々600gと2330g、及び、900gと18
30gとした以外は、実施例2と同様に行い、重合体G
及びHを得た。重合体の重合処方、特性及び加硫物の物
性を表1、2及び4に示した。
ロフリル)プロパンを添加しない以外は、実施例1と同
様にして重合体Iを得た。重合体の重合処方、特性及び
加硫物の物性を表1、2及び4に示した。
2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパンの代わりに
テトラヒドロフラン(THF)を使用し、各々、13.
0g及び1.1g添加した以外は実施例1と同様にし
て、重合体J及びKを得た。重合体の重合処方、特性及
び加硫物の物性を表1、2及び4に示した。
ロフリル)プロパンの代わりにTHFを13.0g添加
し、有機カリウム化合物を添加しなかった以外は、実施
例1と同様にして重合体Lを得た。重合体の重合処方、
特性及び加硫物の物性を表1、2及び4に示した。
特徴を有しない他のブタジエン−スチレンランダム共重
合体(R−SBR:スチレン;35%、ビニル;40
%、Mw;110×104 、カップリング型)とを表3及
び表5に示す配合処方に従って、混練りし、145℃で
33分間加硫を行い、加硫物の物性を評価した。結果を
表6に示した。
えて使用した以外は、各々、実施例9〜11と同様にし
て加硫物を得、物性を評価した。結果を表6に示した。
R−SBRのみを使用した以外は、実施例9と同様にし
て加硫物を得、物性を評価した。結果を表6に示した。
本発明の範囲内の添加量であるtert−AmOKの存在
下、OOASの量を本発明の範囲内で適当に調節するこ
とによって、ミクロブロックスチレン含量を50%以上
を維持して、高ビニル含量の範囲内で調節可能であり、
即ち、所望の分子鎖構造とミクロ構造を同時に併せ持つ
重合体を製造することが可能であることがわかった。
6)、上と同様の良好な結果が得られた。
(比較例1)、錯化剤としてOOASの代わりにTHF
を添加した重合体(比較例2〜3)及びOOASの代わ
りにTHFを添加しtert−AmOKが未添加の重合体
(比較例4)では、高ビニル含量又は高ミクロブロック
スチレン含量の両特性を同時に満足することができない
ことがわかった。
の評価において、カリウム塩及びOOASを用いた重合
体からの加硫物(実施例1〜8)は、従来、広く使用さ
れているTHFのみを使用した重合体の加硫物(比較例
4)に比べて、伸び、引張強度、tanδ、耐摩耗性に
おいて、非常に優れていることがわかった。特に実施例
2及び3に示されるように、ミクロブロックスチレンを
保ったまま、高ビニル化することによって、高性能タイ
ヤには必要不可欠な耐熱性も同時に確保することができ
る。また、実施例8のように高濃度のミクロブロックス
チレン含量により、高温での引張強力が更に改良され、
高温でのタイヤ諸物性の向上が期待できる。これに対し
て、高ミクロブロックスチレン含量又は高ビニル含量の
いずれか一方を欠く重合体(比較例1〜4)では、高性
能タイヤとしての性能のバランスを保つことができない
ことが明らかになった。
の通常のジエン系ゴムと組み合わせて配合(実施例9〜
11)した組成物でも、比較例5〜8と対比して優れた
加硫物物性を示し、また、この改良効果は20重量部以
上本発明のゴム重合体を配合することによって、得られ
ることがわかった。
ッドに使用すれば、高速耐久性、グリップ性能、耐摩耗
性についてバランスの取れた優れた高性能のタイヤを提
供することができる。
硫物の破壊強度、耐摩耗性に優れ、高いtanδを有す
る共重合体の製造方法及びこの特性を有するゴム組成物
を提供することができるという優れた効果を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】 炭化水素溶媒中、開始剤に有機リチウム
化合物を用いた共役ジエン及びビニル芳香族炭化水素の
共重合において、一般式、R1 K、R2 OK、R3 CO
OK及びR4 R5 NKで表される有機カリウム化合物
(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 はアルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基及びこれ
らの部分置換体を表す)の少なくとも1種と、オキソラ
ニルアルカン又はその誘導体の単量体及び/又は多量体
とを重合系に添加して共重合させることを特徴とする共
役ジエン系重合体の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の製造方法により得られたスチ
レン−ブタジエン系重合体であって、その結合スチレン
が25〜50重量%であり、この全結合スチレン含量に
対して、ミクロブロックスチレンが50重量%以上を占
め、かつケミカルブロックスチレンが10重量%未満で
あり、更に、ビニル含量が、ブタジエン部分に対して2
0〜50重量%の重合体であることを特徴とするスチレ
ン−ブタジエン系重合体。 - 【請求項3】 請求項2に記載のスチレン−ブタジエン
系重合体を20〜100重量部含むゴム原料と、該ゴム
原料100重量部に対して、50〜150重量部のカー
ボンブラックと、該ゴム原料100重量部に対して、軟
化剤として30〜200重量部のプロセス油と、を含む
ことを特徴とするスチレン−ブタジエン系重合体ゴム組
成物。 - 【請求項4】 前記スチレン−ブタジエン系重合体ゴム
組成物が、前記ゴム原料100重量部に対して、前記軟
化剤として、30〜200重量部のプロセス油及び5〜
100重量部の液状ポリマーを含むことを特徴とする請
求項3記載のスチレン−ブタジエン系重合体ゴム組成
物。
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