JP3319292B2 - 雌側端子金具 - Google Patents

雌側端子金具

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JP3319292B2
JP3319292B2 JP19794596A JP19794596A JP3319292B2 JP 3319292 B2 JP3319292 B2 JP 3319292B2 JP 19794596 A JP19794596 A JP 19794596A JP 19794596 A JP19794596 A JP 19794596A JP 3319292 B2 JP3319292 B2 JP 3319292B2
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憲知 岡村
善昌 和田
博之 岡
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • H01R13/02Contact members
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    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/113Resilient sockets co-operating with pins or blades having a rectangular transverse section
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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    • H01R13/15Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
    • H01R13/18Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with the spring member surrounding the socket

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに組み付
けられる雌側端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の雌側端子金具として実開昭60
−99783号公報に開示されるものが知られている。
この雌側端子金具は、図13に示すように、先端側に角
筒状に形成された挿入部1を備え、かつその後端に電線
をかしめ接続するための図示しないバレル部を連ねた形
状とされている。挿入部1の先端側の開口は、相手側端
子金具である雄側端子金具2を挿入するための挿入口1
aとされている。また、挿入部1の内部には、底板を挿
入口1aの開口下縁部から内側へ折り返すことにより、
舌片状の弾性接触片3が形成されている。この弾性接触
片3は挿入口1aの開口下縁部から折り返された後、さ
らに上方に湾曲し、かつ後端部が下方に湾曲している。
そして、雄側端子金具2が挿入口1aに挿入されると、
その雄側端子金具2は弾性接触片3を折り返し部分から
下方に撓ませつつ、その弾性接触片3の上方に湾曲した
部分において接触する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小型化され
たコネクタにおいて弾性接触片に対する雄側端子金具の
差し込み部分を多くしたい等の理由から、雄側端子金具
との接触点をより先端側に設定したいことがある。しか
し、上記構成において接触点を先端側に設定するには、
折り返し部分における立上り角度をより大きくしなけれ
ばならないから、その結果折り返し部分における接触時
の撓み角量が増え、弾性接触片のバネ性が損なわれ易く
なってしまう。また、折り返し部分の撓み角量が増える
ということはそれだけ弾性接触片のへたりを早めること
にもつながり、寿命に悪影響を及ぼすことにもなる。
【0004】一方、弾性接触片を先端側から折り返すの
ではなく、後端側から先端に向けて立ち上がらせること
により接触点を先端よりに設定する構成が考えられる。
このような構成では、接触点を先端側に設定しても、弾
性接触片の立上り角度は大きくならないから、弾性接触
片のバネ性は十分に確保され、上記問題を解決すること
ができる。しかし、弾性接触片の立上り角度が小さくな
るということは、逆に、弾性接触片の弾性力の低下をも
たらすことになり、雄側端子金具に対する接触圧を十分
に確保することができないという新たな問題を生じてし
まう。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、接触点を先端(雄側端子金具が挿入される
側)よりに設定しても、十分なバネ性と接触圧を確保で
きる雌側端子金具を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の雌側端子金具は、箱型状に形成され
た挿入部を有しその内部に雄側端子金具に接触可能な弾
性接触片が配された端子本体と、この端子本体とは別体
に形成され前記挿入部に嵌め込まれて前記弾性接触片を
覆う保護カバーとからなる雌側端子金具において、前記
弾性接触片は、前記挿入部の側面を切り起こすことによ
って形成されるとともに、前記雄側端子金具が挿入され
る側とは反対側を基端としてここから前記雄側端子金具
が挿入される側に向けて、立上がり片部が斜めに起立形
成され、かつこの立上がり片部は前記雄側端子金具と接
触する接触部をほぼ頂部としつつこの接触部より前記雄
側端子金具の挿入側において外側へ連続して折り返さ
れ、この折り返しの後の部分は支持片部となっており、
かつこの支持片部は前記立上がり片部と離間したまま前
記弾性接触片を前記挿入部の側面から切り起こしたこと
によって形成された開口を介して前記保護カバーの内側
に当接することに特徴を有する。
【0006】請求項2記載の雌側端子金具は、請求項1
記載のものにおいて、前記立上がり片部の過度撓みを規
制する過度撓み規制部が設けられていることに特徴を有
する。
【0007】請求項3記載の雌側端子金具は、請求項1
又は請求項2記載のものにおいて、前記雄側端子金具の
挿入時における前記支持片部の撓み規制をして、前記立
上がり片部を前記雄側端子金具に対する押し付け方向に
押圧する押圧部が設けられていることに特徴を有する。
【0008】
【0009】
【本発明の作用・効果】請求項1の発明によれば、弾性
接触片は雄側端子金具が挿入される側とは反対側から雄
側端子金具が挿入される側に向けて立上がっているた
め、雄側端子金具との接触点を挿入側に設定しても、立
上がり片部の立上がり角度は大きくならず、十分なバネ
性を確保することができる。さらに、本発明では、立上
がり片部には支持片部が連続形成されており、雄側端子
金具が挿入されると、立上がり片部は支持片部に支持さ
れつつ弾性変形する。従って、弾性接触片の弾性力は高
まるから、雄側端子金具に対する接触圧も高まり、もっ
て、接触点を挿入側に設定しても、十分なバネ性と接触
圧を確保することができる。
【0010】請求項2の発明によれば、雄側端子金具が
斜めに挿入された場合や、挿入途中においてこじられた
場合等であっても、過度撓み規制部が設けられているか
ら、立上がり片部が過度に撓み規制することが防止され
る。これにより、雌雄両端子金具間の接触に対する信頼
性を高めることができる。
【0011】請求項3の発明によれば、雄側端子金具の
挿入時における支持片部の撓み変形が押圧部によって規
制され、これにより立上がり片部が雄側端子金具に対す
る押し付け方向に押圧されることになる。従って、雄側
端子金具に対する接触圧をより高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、本発明の雌側端子金具を具体化
した第1実施形態について図1〜図7を参照して説明す
る。本実施形態の雌側端子金具は、図3に示すように、
導電性の金属薄板(例えば、銅合金製の薄板)を曲げ加
工してなる端子本体Aと、その端子本体Aを覆うステン
レス製の保護カバーBとを備えて構成される。
【0013】端子本体Aは、相手側端子金具である雄側
端子金具C(図5参照)が挿入される挿入部10と、電
線の端末がかしめ接続されるバレル部20とを連結部3
0を介して連ねて構成される。バレル部20は、電線の
被覆端末から剥き出された芯線をかしめるワイヤバレル
21と、そのワイヤバレル21の後端側に連なり、電線
の被覆端末をかしめるインシュレーションバレル22と
からなり、各バレル21,22とも一対のかしめ片21
a,22aを上方に向けて突出させた形状をなし、その
かしめ片21a,22aによって電線の芯線或いは被覆
端末を包み込むようにしてかしめるようになっている。
【0014】挿入部10は、箱型状に形成されており、
その先端面は開口し、相手側端子金具である雄側端子金
具Cを挿入するための挿入口10aとなっている。ま
た、その内部には、図1及び図2に示すように、底板を
曲げ加工することにより弾性接触片11が後端側(バレ
ル部20側)から連続形成されている。即ち、展開状態
において、底板はその左右両側に連なる左右両側壁より
前方に長く延び、かつ底板と左右両側壁との間には長さ
方向に沿って先端縁から後端縁の僅か手前にかけて切り
込みが入れられている。そして、左右両側壁を折曲げる
と同時に、底板を後端部から先端側に向けて立上らせつ
つ僅かに上方に湾曲させ、かつその底板の先端を下側へ
折り返す。これによって、挿入部10内には、弾性接触
片11が形成され、この状態においては、挿入口10a
のやや内側部分において弾性接触片11は最も高く突出
し、かつ、下側へ折り返された端部は挿入部10の底面
とほぼ面一に配される。
【0015】ここで、この挿入部10の後端部から前方
に立ち上がる部分が本発明の立上り片部11aに相当
し、下側へ折り返した部分が支持片部11bに相当す
る。また、弾性接触片11のうち、挿入口10aのやや
内側部分において上方に湾曲する部分が雄側端子金具C
と接触する接触部11cであり、その最も高く突出する
点が雄側端子金具Cとの接触点となる。
【0016】支持片部11bには、長さ方向に対するほ
ぼ中央部分において、左右両縁部から一対の過度撓み規
制片12が上方に向けて突設されている。この過度撓み
規制片12の突出寸法は、雄側端子金具Cが正規の位置
で挿入された場合に、立上り片部11aの下面に当接し
ない程度に設定されている。言い替えれば、雄側端子金
具Cが斜めに挿入される等して立上り片部11bが大き
く撓んだ場合に立上り片部11aの下面に当接するよう
に設定されている。また、挿入部10内における天井面
には、ほぼ全域にわたって膨出する膨出部13が上面側
から押し出すようにして形成されている。
【0017】連結部30は、挿入部10の後端からバレ
ル部20の先端にかけて尻窄み状に形成されており、左
右両側に対向する側壁には、後述する保護カバーBの固
定片43をかしめるためのかしめ部31が形成されてい
る。
【0018】保護カバーBは、図3の左側に示すよう
に、ステンレス製の金属薄板を箱状に折曲げて形成さ
れ、その先端面と後端面は開口している。また、その長
さ方向の寸法は上記挿入部10の長さより僅かに長く、
内径は挿入部10の外径より僅かに大きく設定されてい
る。即ち、保護カバーBは挿入部10に嵌め込むことが
でき、保護カバーBを嵌め込んだ状態では上記弾性接触
片11における支持片部11bの下端部が保護カバーB
の底面に接するようになっている。
【0019】また、この保護カバーBの天井面には、ラ
ンス41が先端側から外方へ切り起こし形成されてい
る。さらに、保護カバーBの右側壁(図3中、手前側の
側壁)は天井面より僅かに高く突出して保護壁44を形
成しており、ランス41を切り起こしたことによりその
下側に形成されるランス41の撓み空間を右側から塞い
でいる。
【0020】保護カバーBの先端側においては、開口下
縁部が内側へほぼ直角に折曲げられて保護片45を形成
しており、これにより、先端に形成された開口のほぼ下
半分が塞がれ、弾性接触片11の折り返し部分に雄側端
子金具C等が突き当てられることが防止される。また、
保護片45の上方において開口する部分が雄側端子金具
Cを挿通させるための挿通口42とされており、ここに
挿入された雄側端子金具Cは弾性接触片11の接触部1
1cに接触するようになっている。保護カバーBの後端
部においては、左右両側壁に一対の固定片43が上方に
向けて突設されており、保護カバーBを挿入部10に嵌
め込んだ状態で連結部30のかしめ部31に外側から重
なり合い、そして、固定片43を内側へ折曲げることに
よって保護カバーBの固定がなされるようになっている
(図1参照)。
【0021】図4は、上記雌側端子金具をコネクタハウ
ジング50に組み付けた状態を示す。このコネクタハウ
ジング50には横方向(図4中、紙面に直交する方向)
にキャビティ51が並設されており、その各キャビティ
51の後端側(図4中、右端側)には上記雌側端子金具
を組み付けるための端子組付口51aを備え、かつ前端
側(図4中、左端側)には雄側端子金具Cを挿入するた
めの端子挿入口51bを備えている。また、各キャビテ
ィ51内における天井面には係止部52が切り欠き形成
されており、そこに端子組付口51aを介してキャビテ
ィ51内に組み付けられた雌側端子金具のランス41が
係合するようになっている。さらに、コネクタハウジン
グ50の上面には、リテーナ53が装着されるようにな
っており、ここにリテーナ53が装着されるとキャビテ
ィ51内に組み付けられた雌側端子金具における挿入部
10の後端部がリテーナ53によって係止される。
【0022】次に、本実施形態の作用について述べる。
上記雌側端子金具を組み付けた雌側コネクタに雄側コネ
クタを結合させると、雄側端子金具Cがコネクタハウジ
ング50の端子挿入口51bに挿入された後、保護カバ
ーBの挿通口42及び挿入部10の挿入口10aから挿
入部10内に入り込んでくる(図5参照)。すると、雄
側端子金具Cの挿入とともに、弾性接触片11の接触部
11cが押圧されて、立上り片部11aはその付け根部
分から下方に撓み変形する。この際、立上り片部11a
は、支持片部11bの下端部を保護カバーBの底面に押
し付けながら撓み変形し、支持片部11bは下端部側か
ら徐々に保護カバーBの底面に接触して行く。そして、
雄側端子金具Cが正規の位置に挿入されると、支持片部
11bはその立上り片部11aに連なる側を保護カバー
Bの底面から僅かに浮き上がらせた状態で立上り片部1
1aを支持する(図6参照)。
【0023】また、雌雄両コネクタの結合時に、雄側端
子金具Cが斜めにコネクタハウジング50の端子挿入口
51bに挿入されると、その雄側端子金具Cは挿通口4
2及び挿入口10aを介して斜めに挿入部10内に入り
込んでくる。すると、立上り片部11aは強い力で下方
に押し付けられることになる。しかし、本実施形態で
は、過度撓み規制片12が設けられているから、立上り
片部11aが雄側端子金具Cによって下方に強く押し付
けられても、立上り片部11aは過度撓み規制片12に
当接して過度に撓むことが規制される(図7参照)。
【0024】このように本実施形態では、弾性接触片1
1が後端側から先端側に向けて立上っているため、雄側
端子金具Cとの接触点を先端側に設定しても、立上り片
部11aの立上り角度は大きくならず、十分なバネ性を
確保することができる。さらに、立上り片部11aには
支持片部11bが連続形成されており、雄側端子金具C
が挿入されると、立上り片部11aは支持片部11bに
支持されつつ撓み変形するから、弾性接触片11の弾性
力を高めることもできる。従って、雄側端子金具Cとの
接触点を先端よりに設定しても、十分なバネ性と接触圧
を確保することができる。
【0025】また、雄側端子金具Cが斜めに挿入された
場合や、挿入途中においてこじられた場合等であって
も、過度撓み規制片12が設けられているから、立上り
片部11aが過度に撓み変形することが防止される。こ
れにより、雌雄両端子金具間の接触に対する信頼性を高
めることができる。
【0026】<第2実施形態>本実施形態では、図8に
示すように、弾性接触片11における支持片部11bの
下方において、保護カバーBの底面に押圧部61を突出
させた構成にあり、その他の構成については、第1実施
形態と同様であるため、ここでは同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。この押圧部61は、保護カバ
ーBの裏面から叩き出しによって形成されたものであ
り、雄側端子金具Cの挿入時に支持片部11bをその撓
み変形方向とは反対方向に支持するようになっている。
【0027】ここで、雄側端子金具Cが斜めに挿入或い
は挿入途中においてこじられた場合には、支持片部11
bは無理な力で保護カバーBの底面に押し付けられる。
具体的には、本実施形態の押圧部61が設けられていな
いと、図7に示すように、支持片部11bのほぼ全体が
保護カバーBの底面に押し付けられることになる。
【0028】しかし、本実施形態のように押圧部61が
設けられていると、雄側端子金具Cが斜めに挿入等され
た場合であっても、支持片部11bは押圧部61に当接
して一定以上には撓まないから、その立上り片部11a
に連なる側を底面から僅かに浮き上がらせることができ
る(図8参照)。従って、立上り片部11aは雄側端子
金具Cに対して押し付け方向に押圧されることになり、
雄側端子金具Cに対する接触圧を高めることができる。
【0029】<第3実施形態>本実施形態では、図9〜
図11に示すように挿入部70の下縁部において、その
左右両縁部が内側に折曲げられて折曲げ片部71となっ
ている。即ち、底板から弾性接触片11を切り起こす際
に、底板の左右両縁部(図11中、上下両縁部)よりや
や内側に切り込み72を入れるようにしている。また、
切り起こされた弾性接触片11のうち、先端から下側へ
折り返された支持片部11bの下端部は、折曲げ片部7
1とほぼ同位置にあり(図12参照)、挿入部70の底
面から下方に突出しないように設定されている。さら
に、弾性接触片11のうち、接触部11cには上面側に
膨出部11dが叩き出し形成されており、雄側端子金具
C(図5参照)に確実に接触するようになっている。な
お、その他の部分については、第1実施形態と同様であ
るため、ここでは同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0030】このように本実施形態では、挿入部70の
下縁部に折曲げ片部71を形成したことにより、挿入部
70の側壁70aに対する強度が高められる。また、接
触部11cに膨出部11dを形成したことにより、雄側
端子金具Cとの接触が確実となる。さらに、支持片部1
1bの下端部が挿入部70の底面から突出していないか
ら、組立時等にこの部分が他の端子金具等との接触で変
形してしまうことが防止される。
【0031】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属す
る。 (1) 上記各実施形態では、過度撓み規制片12が設
けられていたが、これを設けない構成のものであっても
よい。
【0032】(2) 上記各実施形態では、弾性接触片
11を底板から切り起こして形成するとともに、その支
持片部11bを保護カバーBの底面に接するようにした
が、保護カバーを設けずに、挿入部の底部を2重底と
し、かつその上側に配された底板で弾性接触片を形成
し、支持片部を下側に配された底板に押し当てるように
構成してもよい。
【0033】(3) 上記各実施形態では、立上り片部
11aの過度撓みを規制する過度撓み規制片12は支持
片部11bに形成されていたが、保護カバーや挿入部の
側面等に形成されていてもよい。
【0034】(4) 上記第2実施形態では、雄側端子
金具Cが斜めに挿入された場合を想定して押圧部61を
形成したが、雄側端子金具が正規の位置に挿入された場
合において支持片部をさらに底面から浮き上がらせるよ
うに押圧部を形成してもよい。これにより、正規に雄側
端子金具が挿入された場合においてもより接触圧を高め
ることができる。その他、本発明は要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の全体を示す側断面図である。
【図2】同実施形態における挿入部内を示す一部切欠斜
視図である。
【図3】同実施形態における保護カバーと端子本体を示
す分解斜視図である。
【図4】同実施形態においてコネクタハウジングに組み
付けた状態を示す側断面図である。
【図5】同実施形態において雄側端子挿入途中の弾性接
触片を示す側断面図である。
【図6】同実施形態において雄側端子挿入後の弾性接触
片を示す側断面図である。
【図7】同実施形態において雄側端子が斜めに挿入され
た場合の弾性接触片を示す側断面図である。
【図8】第2実施形態において雄側端子が斜めに挿入さ
れた場合の弾性接触片を示す側断面図である。
【図9】第3実施形態における挿入部の斜視図である。
【図10】同実施形態における挿入部の平断面図であ
る。
【図11】同実施形態における挿入部の正面図である。
【図12】同実施形態における挿入部の側断面図であ
る。
【図13】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
10,70…挿入部 11…弾性接触片 11a…立上り片部 11b…支持片部 12…過度撓み規制片(過度撓み規制部) 61…押圧部 B…保護カバー(保護壁) C…雄側端子金具
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−23435(JP,U) 実開 平7−30467(JP,U) 実開 平2−117671(JP,U) 実開 昭60−109274(JP,U) 西独国特許出願公開3231484(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱型状に形成された挿入部を有しその内
    部に雄側端子金具に接触可能な弾性接触片が配された端
    子本体と、この端子本体とは別体に形成され前記挿入部
    に嵌め込まれて前記弾性接触片を覆う保護カバーとから
    なる雌側端子金具において、 前記弾性接触片は、前記挿入部の側面を切り起こすこと
    によって形成されるとともに、前記雄側端子金具が挿入
    される側とは反対側を基端としてここから前記雄側端子
    金具が挿入される側に向けて、立上がり片部が斜めに起
    立形成され、かつこの立上がり片部は前記雄側端子金具
    と接触する接触部をほぼ頂部としつつこの接触部より前
    記雄側端子金具の挿入側において外側へ連続して折り返
    され、この折り返しの後の部分は支持片部となってお
    り、かつこの支持片部は前記立上がり片部と離間したま
    ま前記弾性接触片を前記挿入部の側面から切り起こした
    ことによって形成された開口を介して前記保護カバーの
    内側に当接する ことを特徴とする雌側端子金具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端子金具において、前
    記立上がり片部の過度撓みを規制する過度撓み規制部が
    設けられていることを特徴とする雌側端子金具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の雌側端子金具にお
    いて、前記雄側端子金具の挿入時における前記支持片部
    の撓み規制をして、前記立上がり片部を前記雄側端子金
    具に対する押し付け方向に押圧する押圧部が設けられて
    いることを特徴とする雌側端子金具。
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