JP6872152B2 - 端子 - Google Patents

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Description

本明細書に開示された技術は、端子に関する。
従来、端子本体とバネ構成部材とを備えるメス端子として、例えば特許文献1のものが知られている。このメス端子において、端子本体は、略四角筒状に形成される筒部を備えている。バネ構成部材は、端子本体とは別部材により形成され、筒部内に配置される内枠部と、内枠部の上下面の切り起こしにより形成されて内枠部内に配置されたバネ接触部と、内枠部の左右の側壁を切り起して形成された過剰傾斜規制壁部とを有する。
オス端子が内枠部内に挿入されると、バネ接触部の接点バネ部が弾性変形してオス端子の挿入を許容する。挿入されたオス端子が斜め傾斜した場合には、オス端子は左右端部の表裏面において過剰傾斜規制壁部に当接し、それ以上の傾斜が規制される。これにより、オス端子と接点バネ部との接触状態が保たれる。
特開2014−238940号公報
しかしこの技術では、過剰傾斜規制壁部は内枠部の左右の側壁を切り起して形成されるため、内枠部内において曲げ代を設けなければならず、内枠部ひいては筒部全体が大型化してしまう。しかも過剰傾斜規制壁部は内枠部から切り起して形成されているので、オス端子からの圧力に屈して変形し易い。
本明細書に開示された技術に係る端子は、底壁部と、前記底壁部から立ち上がる一対の側壁部と、前記側壁部から連なり前記底壁部と対向して配された天井壁部と、によって構成され、前後方向に開口した角筒部を備える端子であって、前記角筒部の内部に配置され、前記天井壁部と対向する接点部が設けられた弾性接触片と、前記接点部の側方において前記天井壁部に対して直交して配され、前記天井壁部と対向する対向縁部が設けられた傾斜規制部と、を備えることに特徴を有する。
この構成によれば、相手側端子(タブ部)が角筒部内で側方に傾いた際に、接点部の側方に設けられた傾斜規制部が相手側端子に当接するから、タブ部の過剰な傾きを規制することができる。しかも、傾斜規制部は天井壁部に対して直交して配され、天井壁部と対向する対向縁部がタブ部に当接するから、例えば天井壁部に対して板面を平行にした片持ち状態で配された傾斜壁部とするよりも高い剛性をもって、タブ部の過剰な傾きを規制することができる。

本明細書に開示された技術に係る実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記傾斜規制部は、前記前後方向に対して交差する方向に延びている。
この構成によれば、傾斜規制部のうち前後方向に対して交差する方向におけるいずれかの部分がタブ部に当接できるから、タブ部が側方にずれて配された場合にもその過剰な傾きを規制することができる。
(2)前記傾斜規制部の一端から前記側壁部に沿って延びる直線部をさらに備え、前記傾斜規制部と前記接点部は側面視において重なり合う。
この構成によれば、傾斜規制部が直線部と連結して設けられているから、タブ部から強い力を受けたとしても倒れにくくなる。また、例えば傾斜規制部と直線部とを一枚の金属板を曲げて形成する場合、その曲げ角度を調整することで、接点部の側方における隙間が狭い場合にも、傾斜規制部を配置することができる。また、接点部の側方においてタブ部の過剰な傾きを規制するから、接点部とタブ部を接続した状態に保持することができる。
(3)前記傾斜規制部は前記側壁部に沿って真っ直ぐに延びる直線部と、前記側壁部に向かって突出するエンボス部と、を備える。
この構成によれば、弾性接触片の側方において、側方直線部と側壁部との間にはエンボス部が挟まれているから、角筒部内における傾斜規制部の側方へのずれが規制される。これにより、傾斜規制部のがたつきを抑えるとともに、タブ部との相対的な位置ずれを軽減することができる。
また、例えばエンボス部をエンボス加工によって形成すれば、エンボス部の突出高さを自由に調整できるから、弾性接触片と側壁部との隙間が小さくても傾斜規制部を設けることができる。
(4)前記天井壁部に直交する配置とされて前記傾斜規制部と前記前後方向に並んで配された前側規制部をさらに備える。
この構成によれば、傾斜規制部と、それとは前後方向に並んで配された前側規制部との2か所においてタブ部の過剰な傾きが規制されるから、タブ部と接点部との接続状態が安定した状態に維持される。
本明細書に開示された技術に係る端子によれば、端子を大型化することなく相手側端子の過剰な傾きを規制することができる。
実施形態1の端子を示す斜視図 端子を示す平面図 端子を示す側面図 図2のA−A断面図 端子を示す正面図 ばね部材を示す平面図 ばね部材を示す側面図 正規位置状態および最大位置ずれ状態を示す断面図 実施形態2のばね部材を示す平面図 ばね部材を示す側面図 正規位置状態および最大位置ずれ状態を示す断面図 実施形態3の端子および相手側端子を示す断面図
<実施形態1>
本明細書に開示された技術に係る実施形態1を、図1から図8によって説明する。なお以下においては、図1における左下方を前方、上方を上方として説明する。
本実施形態の端子1は相手側端子と接続される雌型の端子であって、図1に示すように、角筒部10と、角筒部10内に配置されたばね部材20と、を備えて構成される。ばね部材20には係止片21が設けられて、角筒部10に設けられた切欠部11に係止され、これによりばね部材20が角筒部10内に固定されている。
角筒部10は、比較的厚い一枚の金属板材からの打ち抜き加工および曲げ加工等により形成される。角筒部10は、図1および図5に示すように、底壁部12と、一対の側壁部13と、天井壁部14とを備え、全体として両端に開口する角筒形状をなしている。
側壁部13は、底壁部12の両側縁から垂直に立ち上がり、互いに対向して配されている。天井壁部14は、両側壁部13の上端から連なって互いに向かって延びる2枚の天板により構成され、底壁部12に対向して配されている。天井壁部14には、図4および図5に示すように、下方に突出し前後に延びる一対の接触突条部14Aが、左右対称に設けられている。天井壁部14の略中央部には、角筒部10の内部空間を外方に連通させる開口部14Bが設けられている。開口部14Bは、例えば後述する弾性接触片22の接点部22Aと相手側端子のタブ部T(以下、タブ部Tという)との接続状態を確認するために利用可能である。なお、本実施形態のタブ部Tは、断面形状が扁平な長方形のものを採用している。
ばね部材20は比較的薄い一枚の金属板材からの打ち抜き加工および曲げ加工等により形成される。ばね部材20は、図1に示すように、タブ部Tと接触するための弾性接触片22と、弾性接触片22の周囲に配された一対の内壁部23と、を一体に備える。弾性接触片22と内壁部23とは、曲げ縁部28によって連結されている。
弾性接触片22は、図7に示すように、細長い帯形状の片持ちばね片であり、前側を基端部22Bとし、後側を自由端部22Cとして、前後方向における中央部分が上方に向かって持ち上がった山形状をなしている。この持ち上がり部分の頂部付近において、左右方向における中央には、図6に示すように、天井壁部14に向かって突出する凸形状の接点部22Aが設けられている。接点部22Aは、図8(A)および図8(B)に示すように、角筒部10内に挿入されたタブ部Tとの接点となる。接点部22Aの側方には、弾性接触片22の両端に向かって緩やかに下方に傾斜するテーパ部22Dが設けられている。
内壁部23は、図6および図7に示すように、接点部22Aの両側に配された傾斜規制部24と、後方直線部25(直線部の一例)と、前方直線部26(直線部の一例)と、前側規制部27と、を備えている。
傾斜規制部24は,側面視において弾性接触片22の接点部22Aと重なり合う位置に設けられ、その前端から後端にかけて弾性接触片22の側縁に近づきつつ真っ直ぐ延びている。
後方直線部25は、各傾斜規制部24の後端と連結して設けられ、弾性接触片22の側縁に対して平行に真っ直ぐ後方に延びて配されている。
前方直線部26は、各傾斜規制部24の前端と連結して設けられ、弾性接触片22の側縁に対して平行に真っ直ぐ前方に延びて配されている。なお、上述の係止片21は、前方直線部26に設けられ、外側方に突出した形状とされている。
前側規制部27は、各前方直線部26の前端と連結して設けられ、弾性接触片22(基端部22B)の前縁に沿って、互いに向かって真っ直ぐ延びて配されている。
曲げ縁部28は、弾性接触片22の基端部22Bの両側縁から両側方に張り出し、上方に向かって直角に折り曲げられて、内壁部23の前方直線部26の下端に連結されている。すなわち、上述の傾斜規制部24は、基端部22Bの両側縁からの曲げ縁部28の張り出し幅内において、前後方向に対して交差する方向に延びている。
ばね部材20が角筒部10内に配置された状態においては、弾性接触片22は、図4に示すように、基端部22Bを底壁部12の前端近傍に面接触させるとともに、自由端部22C側を底壁部12の後端近傍に接触させ、図2に示すように、両側壁13に対して平行に延びて配置されている。内壁部23は、図2および図3に示すように、天井壁部14に直交する配置とされている。天井壁部14の接触突条部14Aの下端と内壁部23との間には、図5に示すように、角筒部10内へのタブ部Tの進入を許容する進入許容空間S1が形成されている。
図2に示すように、内壁部23のうち、傾斜規制部24、後方直線部25、および前方直線部26は、弾性接触片22と各側壁部13の隙間に配されている。傾斜規制部24の後端および後方直線部25は弾性接触片22寄りに配され、傾斜規制部24は前後方向に対して交差する方向に延び、傾斜規制部24の前端および前方直線部26は各側壁部13寄りに配されている。傾斜規制部24の下端縁24B、後方直線部25の下端縁25B、および前方直線部26の下端縁26Bは、底壁部12に接触しているか、または接触可能に配されている。傾斜規制部24の上端縁24Aは、天井壁部14に対向する対向縁部24Aとなっている。また、後方直線部25の上端縁25A、および前方直線部26の上端縁26Aも、天井壁部14に対向している。
前側規制部27は、角筒部10の前側開口縁部に前面をほぼ揃えて配置されている。すなわち、前側規制部27は、弾性接触片22と角筒部10の前方空間との間に介在しており、これにより角筒部10の前側開口におけるタブ部Tの進入許容領域を制限するとともに、タブ部Tが弾性接触片22の前端に当接することを防いでいる。前側規制部27の上端縁27Aは、天井壁部14に対向している。
図8(A)に示すように、ばね部材20が角筒部10に対して左右方向における中心線を揃えた位置に配され、かつタブ部Tがばね部材20に対して左右方向における中心線を揃えた位置に配された場合(以下、正規位置状態という)には、タブ部Tは弾性接触片22の接点部22Aに当接するとともに弾性接触片22の弾性復帰力により各接触突条部14Aに押し付けられ、天井壁部14に対して平行となった状態で保持される。この状態においては、タブ部Tの両側端部は、傾斜規制部24の対向縁部24A,後方直線部25の上端縁25A,および前方直線部26の上端縁26Aの上方に位置している。
この状態で、タブ部Tが例えば左右均等に下方に押し下げられた場合には、両側の各対向縁部24A,各上端縁25A,26Aがタブ部Tに当接して、タブ部Tのそれ以上の過剰な押し下げを規制し、弾性接触片22の過剰な変形を防ぐ。また、タブ部Tの片側のみが下方に押し下げられ、タブ部Tが進入許容空間S1内で傾いた場合にも、それと同じ側の対向縁部24Aが接点部22Aの側方においてタブ部Tに当接し、タブ部Tのそれ以上の過度な傾きを規制する。そして、これらのいずれの場合においても、弾性接触片22がタブ部Tに対して常に弾性的に接触しているため、タブ部Tと弾性接触片22とが電気的に接続された状態が保たれる。
一方、上述の進入許容空間S1の幅寸法(左右寸法)、すなわち角筒部10の内寸は、タブ部Tの幅(左右寸法)よりも大きく設定されているため、タブ部Tが進入許容空間S1において片側に偏って配される可能性がある。また、ばね部材20の前方直線部26と角筒部10の両側壁部13との間にはクリアランスが設けられているため、ばね部材20が角筒部10内において片側に偏る可能性がある。そして、タブ部Tの偏り方向とばね部材20が偏り方向とが逆方向である場合、タブ部Tとばね部材20との左右方向における位置ずれが最大となる(以下、最大位置ずれ状態という)。
この状態においては、タブ部Tの一側端部は傾斜規制部24の対向縁部24A,後方直線部25の上端縁25A,および前方直線部26の上端縁26Aの上方に位置する一方、他の側端部は少なくとも対向縁部24Aの後端および後方直線部25の上端縁25Aの上方に位置する。したがって、この状態においてタブ部Tの片側のみが押し下げられ、タブ部Tが進入許容空間S1内で傾いた場合においても、図8(B)に示すように、それと同じ側の対向縁部24Aの後端および後方直線部25の上端縁25Aがタブ部Tに当接し、タブ部Tのそれ以上の過度な傾きを規制する。そして、これらのいずれの場合においても、弾性接触片22がタブ部Tに対して常に弾性的に接触しているため、タブ部Tと弾性接触片22とが電気的に接続された状態が保たれる。
さらに、角筒部10内におけるタブ部Tの前側の端部は、前側規制部27の上端縁27Aの上方に位置している。したがって、タブ部Tの前側が下方に押し下げられ、タブ部Tが角筒部10内において傾いた場合は、前側規制部27の上端縁27Aがタブ部Tに当接し、タブ部Tのそれ以上の過度な傾きを規制する。また、タブ部Tの後端側が下方に押し下げられて傾いた場合は、前述の傾斜規制部24がタブ部Tに当接する。これにより、タブ部Tは前後方向における過度な傾きや、さらには左右方向および前後方向における(すなわち、進入許容空間S1内において捻れるような)過度な傾きが規制される。
なお、上述のように、後方直線部25の上端縁25Aから前方直線部26の上端縁26Aにかけては、傾斜規制部24の対向縁部24Aが連続して配されている。したがって、タブ部Tとばね部材20との位置関係が上述の正規位置状態から最大位置ずれ状態に至るいずれの状態であっても、タブ部Tはその両側端において少なくとも対向縁部24Aのうち左右方向におけるいずれかの箇所の上方に位置し、両側端部において過剰な傾きが規制される。
本実施形態の構成によれば、タブ部Tが角筒部10内で側方に傾いた際に、接点部22Aの側方に設けられた傾斜規制部24がタブ部Tに当接するから、タブ部Tの過剰な傾きを規制することができる。しかも、傾斜規制部24は天井壁部14に対して直交して配され、天井壁部14と対向する対向縁部24Aがタブ部Tに当接するから、例えば天井壁部14に対して板面を平行にした片持ち状態で配された傾斜壁部とするよりも高い剛性をもって、タブ部Tの過剰な傾きを規制することができる。
また、傾斜規制部24のうち左右方向におけるいずれかの部分がタブ部Tに当接できるから、タブ部Tが側方にずれて配された場合にもその過剰な傾きを規制することができる。
また、傾斜規制部24が直線部25、26と連結して設けられているから、タブ部Tから強い力を受けたとしても倒れにくくなる。また、例えば傾斜規制部24と直線部25,26とを一枚の金属板を曲げて形成する場合、その曲げ角度を調整することで、接点部22Aの側方における隙間が狭い場合にも、傾斜規制部24を配置することができる。また、接点部22Aの側方においてタブ部Tの過剰な傾きを規制するから、接点部22Aとタブ部Tを接続した状態に保持することができる。
また、一対の傾斜規制部24と、それとは前後方向に並んで配された前側規制部27との4か所においてタブ部Tの過剰な傾きが規制されるから、タブ部Tと接点部22Aとの接続状態が安定した状態に維持される。
<実施形態2>
次に、本明細書に開示された技術に係る実施形態2を図9から図11によって説明する。
本実施形態は、実施形態1のばね部材20の構成を変更したものであって、実施形態1と対応する構成については、実施形態1の符号に100を足した符号を用いるものとする。実施形態1と同じ構成、作用、および効果についてはその説明を省略するものとし、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態1においては、ばね部材20の傾斜規制部24は弾性接触片22の側縁に対して交差する方向に真っ直ぐ延びる構成とされているのに対し、本実施形態においては、ばね部材120の傾斜規制部124は、弾性接触片22の側縁に対して平行に真っ直ぐに延びる側方直線部124Mと、側方直線部124Mに設けられ、外側方に向かって突出したエンボス部124Eと、を備えて構成されている。なお、エンボス部124Eはエンボス加工により形成されている。
側方直線部124Mの後端には後方直線部125が連結して設けられるとともに、側方直線部124Mの前端には前方直線部126が連結して設けられている。すなわち本実施形態の内壁部123においては、側方直線部124M、後方直線部125、および前方直線部126が、前後一直線に並んでいる。
ばね部材120が角筒部10内に配置された状態においては、図11(A)に示すように、側方直線部124Mは弾性接触片22と側壁部13との間の隙間において、側壁部13寄りに配され、各エンボス部124Eの突出端部は各側壁部13に接触している。これにより、ばね部材120は角筒部10内において、左右方向へのずれが抑えられた状態となっている。
図11(A)に示すように、タブ部Tがばね部材120に対して左右方向における中心線を揃えた位置に配された場合(以下、正規位置状態という)には、タブ部Tは弾性接触片22の接点部22Aに当接するとともに弾性接触片22の弾性復帰力により各接触突条部14Aに押し付けられ、天井壁部14に対して平行となった状態で保持される。この状態においては、タブ部Tの両側端は、両側方直線部124Mの対向縁部124Aの上方に位置している。
この状態で、タブ部Tが例えば左右均等に下方に押し下げられた場合には、対向縁部124Aがタブ部Tに当接してタブ部Tのそれ以上の過度な押し下げを規制し、弾性接触片22の過剰な変形を防ぐ。またタブ部Tの片側のみが下方に押し下げられ、タブ部Tが進入許容空間S1内で傾いた場合には、それと同じ側の対向縁部124Aがタブ部Tに当接し、タブ部Tのそれ以上の過度な傾きを規制する。
一方、上述の進入許容空間S1の幅寸法(左右寸法)、すなわち角筒部10の内寸は、タブ部Tの幅(左右寸法)よりも大きく設定されているため、タブ部Tが進入許容空間S1において片側に偏って配される場合がある(以下、タブ部位置ずれ状態という)。この状態においても、タブ部Tの両側端部は両対向縁部124Aの上方に位置する。したがって、このタブ部位置ずれ状態においてタブ部Tの片側のみが下方に傾いた場合、図11(B)に示すように、それと同じ側の対向縁部124Aが当接し、タブ部Tのそれ以上の過度な傾きを規制する。
本実施形態の構成によれば、弾性接触片22の側方において、側方直線部124Mと側壁部13との間にはエンボス部124Eが挟まれているから、角筒部10内におけるばね部材120の側方へのずれを抑えることができる。これにより、傾斜規制部124のがたつきを抑えるとともに、タブ部Tとの相対的な位置ずれを軽減することができる。
また、例えばエンボス部124Eをエンボス加工によって形成すれば、エンボス加工によってエンボス部124Eの突出高さおよび突出形状を自由に調整できるから、弾性接触片22と側壁部13との隙間が小さくても傾斜規制部124を設けることができる。
<実施形態3>
次に、本明細書に開示された技術に係る実施形態3を図12によって説明する。
本実施形態は、実施形態1のタブ部Tの構成を変更しタブ部T1としたものであって、実施形態1と同じ構成、作用、および効果についてはその説明を省略するものとし、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態1のタブ部Tは断面形状が扁平な長方形であるのに対し、本実施形態のタブ部T1の断面形状は、両側端が下方に曲げられるとともに、中央部分が下方に向かって突出する扁平な略M字形状となっている。これにより、タブ部T1はタブ部Tよりも薄い板厚とされながら、高い剛性が得られている。
このような形状のタブ部T1を採用した場合にも、弾性接触片22に設けられた接点部22A側方には傾斜規制部24の対向縁部24Aが配されているから、実施形態1と同様に、タブ部T1の片側が下方に押圧されて傾いた場合にも、接点部22Aの側方において過剰な傾きが規制される。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような形態で実施することが可能である。
(1)実施形態1〜3においては、傾斜規制部24を接点部22Aの両側方に設けた構成としているが、傾斜規制部を接点部の一側方のみに設ける構成としてもよい。
(2)実施形態1においては、傾斜規制部24が角筒部10内において前後方向に対して交差する方向に延びる構成としたが、必ずしも前後方向に対して交差する方向に延びて配されなくてもよく、例えば前後方向に対して平行に設けられてもよい。
(3)実施形態1においては、後方直線部25が傾斜規制部24の後端に連結して設けられ、前方直線部26が傾斜規制部24の前端に連結して設けられた構成としているが、後方直線部および前方直線部のいずれかのみを設ける構成としてもよく、またそのいずれも設けない構成としてもよい。例えば、傾斜規制部が曲げ縁部から接点部の側方に至るまで前後方向に対して交差する方向に真っ直ぐ延びる構成としてもよい。
(4)実施形態1〜3においては、内壁部23は各傾斜規制部24の前方に配された前側規制部27を備える構成としているが、前側規制部を備えない構成としてもよい。または、例えば前側規制部を設ける代わりに、接点部の一側方または両側のそれぞれに、傾斜規制部を2ヵ所設ける構成としてもよい。
(5)実施形態2においては、角筒部10内において、側方直線部124M、後方直線部25、および前方直線部26を側壁部13寄りに配した構成としているが、エンボス部124Eをエンボス加工により形成する場合には、その突出高さを側方直線部124Mと側壁部13との隙間に合わせて設定可能である。したがって、側方直線部、後方直線部および前方直線部を弾性接触片寄りに配するとともに、エンボス部の各側壁部に向かう突出高さを高くすることで、その突出端部を各側壁部に接触させる構成としてもよい。
T:タブ部
1:端子
10:角筒部
11:切欠部
12:底壁部
13:側壁部
14:天井壁部
22:弾性接触片
22A:接点部
23:内壁部
24:傾斜規制部
24A:対向縁部
25:後方直線部(直線部)
26:前方直線部(直線部)
27:前側規制部

Claims (5)

  1. タブ部を有する相手側端子と接続される端子であって、
    底壁部と、前記底壁部から立ち上がる一対の側壁部と、前記側壁部から連なり前記底壁部と対向して配された天井壁部と、によって構成され、前後方向に開口した角筒部を備える端子であって、
    前記角筒部の内部に配置され、前記天井壁部と対向する接点部が設けられた弾性接触片と、
    前記接点部の側方において前記天井壁部に直交する配置とされた傾斜規制部と、を備え、
    前記傾斜規制部は、前記天井壁部から離間している上端縁と、前記底壁部に接触している下端縁と、を有し、前記上端縁が前記天井壁部対向する対向縁部とされ、前記対向縁部が前記タブ部に当接することで前記タブ部の傾きを規制する端子。
  2. 前記傾斜規制部は、前記前後方向に対して交差する方向に延びている請求項1に記載の端子。
  3. 前記傾斜規制部の一端から前記側壁部に沿って延びる直線部をさらに備え、前記傾斜規制部と前記接点部は側面視において重なり合う請求項2に記載の端子。
  4. 前記傾斜規制部は前記側壁部に沿って真っ直ぐに延びる直線部と、前記側壁部に向かって突出するエンボス部と、を備える請求項1または請求項2に記載の端子。
  5. 前記天井壁部に直交する配置とされて前記傾斜規制部と前記前後方向に並んで配された前側規制部をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端子。
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