JP4678341B2 - 雌端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、雌端子金具に関する。
一般的に雌端子金具は、前後方向に細長い形態とされ、前部に、相手側の雄タブを挿入可能な筒部を備え、後部に、電線の端末に接続されたバレル部を備える。このうち、以下の特許文献1に記載のものでは、筒部内に、同筒部とは別体とされた板ばね状の接触片が内挿されている。接触片は、略Uの字に湾曲された接触本体を備え、この接触本体の曲げの凸面側における頂部に、雄タブに対する接点部を有している。筒部内に挿入された雄タブは、接触片の接点部と筒部に設けられた受け台との間に弾性的に挟まれた状態で、雌端子金具に導通接続される。また、接触片は、接触本体の幅方向両端縁に一体に連なる保持部を備え、さらに保持部の幅方向両側外方に突出する係合片を備える。係合片は筒部の両側壁に貫設された係合孔に係合支持され、これにより、接触片が筒部内に保持されるようになっている。
特開2006−12741公報
ところで、雄タブと接点部とは点接触状態または線接触状態で当接しているに過ぎないため、雌端子金具に接続された電線が振れると、その電線の振れに追従して筒部が振動し、それに伴って筒部内に挿入された雄タブもその軸心周りに振動し、ひいては雄タブが筒部内でローリングすることがあった。結果、雄タブと雌端子金具との接触信頼性が損なわれる懸念があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、雄タブと雌端子金具との接触信頼性が損なわれるのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一端に開口するタブ挿通口を通して雄タブを挿入可能な筒部と、前記筒部とは別体に形成されるとともに、前記筒部の内側に配されて前記筒部に設けられた受け台との間に、前記雄タブを挟み込む板状の接触片とを備え、前記接触片は、前記受け台側に接近するよう板厚方向に湾曲させられ、その曲げの凸面側における接点位置にて前記雄タブの板面幅方向の中間部に弾接する撓み可能な接触本体とこの接触本体を挟んだ両側において前記雄タブの挿入方向に沿って形成されて前記雄タブが軸心周りに振れるのを規制する振れ規制部とを備え、前記振れ規制部は、前記接触本体の幅方向両側に形成された垂下部から幅方向両外方へ向けて振れ規制本体が張り出し形成されることにより全体が断面略L字形状をなしているとともに、前記振れ規制本体の一面側は前記雄タブの板面に対して面当たりする当接面となり、また前記振れ規制本体には前記筒部内における前記受け台と対向する側の壁面に向けて支持部が起立形成されその先端を前記壁面に当接するようにして前記振れ規制本体を、前記接触本体の撓み方向への遊動不能に保持する構成である一方、
前記筒部において前記受け台と対向する側の壁面であって前記接触本体の幅方向両端部に対向する位置でかつ前記両垂下部の内側には、前記接触本体の過度撓みを規制する一対の押さえ部が前記接触本体側へ向けて突出して形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記振れ規制部は、少なくとも、前記タブ挿通口から前記接点位置に亘る範囲に延出して形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記接触片は、前記振れ規制本体の幅方向の両端縁に設けられた係合部と前記筒部の両側壁に設けられた係合受け部とが互いに凹凸係合することにより、前記筒部に保持されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記接点位置は、前記接触本体が前記雄タブと非接続状態にあるときに、高さ方向において、前記雄タブに対する前記振れ規制部の当接面より突出した位置に設定されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
雄タブを筒部内に正規深さで挿入すると、雄タブの板面幅方向の中間部は、接触片の接触本体と接点位置にて弾接される一方、雄タブの板面幅方向の両端部は、振れ規制部における振れ規制本体の当接面と雄タブの挿入方向に沿って面当たり状態で当接可能とされる。この状態で、この雌端子金具に接続された電線が振れても、振れ規制本体の支持部が筒部の内面と当接して振れ規制本体を遊動不能に保持するため、雄タブが筒部内で振動したりローリングしたりするのが抑えられ、雄タブと雌端子金具との接続信頼性が向上する。
また、接触片が筒部とは別体とされるから、接触片の板厚を筒部の板厚より薄く設定することが容易となる。したがって、大電流用の太い電線に対応して、筒部の板厚を増大させる必要があるという事情があっても、接触片はその板厚を薄くして撓み動作の円滑性を確保することが可能となる。特に、電線径が太くなると、電線の振動力が雌端子金具側に大きく伝わることとなり、雄タブとの接触信頼性が損なわれる可能性が高くなるので、振れ規制部によって雄タブが振動したりローリングしたりするのを抑えるのが望ましい。
<請求項2の発明>
振れ規制部は、少なくともタブ挿通口から接点位置に亘る範囲に延出して形成されており、接点位置と対応する位置に配置されているから、接続信頼性がいっそう向上するとともに、軸線方向(雄タブの挿入方向)における雄タブの振動を有効に抑えることができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、筒部とこの筒部とは別体に形成された接触片との連結は、振れ規制本体の両端縁に設けられた係合部を筒部の両側壁に設けられた係合受け部と係合させることによって確実に達成される
<請求項4の発明>
接触本体が雄タブと非接触状態にあるときに、接触本体の接点位置は、高さ方向において、雄タブに対する振れ規制部の当接面より突出した位置に設定されているから、雄タブに対する接触本体の接圧を適正値に設定することができ、かつ、振れ規制部については常には雄タブを強く押さえ付けないように設定することで、雄タブの挿入抵抗が格別大きくならないようにすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。本実施形態は、雄タブ80と接続可能な雌端子金具10であり、電線の端末に接続された状態で、図示しないコネクタハウジングに収容可能とされる。なお、以下の説明において、前後方向については図3に示す左側を前方とし、上下方向については図2を基準とする。
雌端子金具10は、導電性の金属板製であって、図示しない大電流用の太い電線に対応して比較的厚肉の板材を使用して構成される。この雌端子金具10は、前後方向に沿って延出される平板状の基板11と、基板11の前部において同基板11の前部を含みつつ角筒状(箱形状)に屈曲された筒部12と、基板11の後部において同基板11の後部を含みつつ左右両側から回曲されたバレル部13とを備える。バレル部13は、電線の端末にて露出される芯線部分に左右両側から巻き付くようにして電線にかしめ付けられる。
さらに、雌端子金具10は、基板11の中間部において基板11の両側縁から立ち上げられ、前端が基板11に、後端がバレル部13に、それぞれ連設される補強板14を備えている。筒部12とバレル部13との間の領域は、補強板14によって所定の剛性が保たれている。一方、補強板14には、同補強板14の立ち上げ端を切り欠くことにより、バレル部13による電線のかしめに伴う曲げ応力が筒部12側へ伝播するのを規制する応力吸収部15が形成されている。応力吸収部15は、補強板14のうちバレル部13寄りの立ち上げ端をそこから筒部12側の立ち上げ端より一段下げて形成され、左右の両補強板14にそれぞれ凹み形成されている。かかる応力吸収部15が設けられることにより、電線のかしめに伴って筒部12が追従して変形するのを防止できるようになっている。
基板11は、前部が左右方向に幅広とされるとともに、後部が前部よりも幅狭とされ、かつ、中間部が前部の後端から後部の前端にかけて次第に縮幅された形態とされる。基板11の前部の略中央部には、図4に示すように、略方形のランス孔16が板厚方向に貫通して形成されている。また、基板11の前部には、ランス孔16を挟んだ左右両側に、受け台17が形成されている。両受け台17は、互いに平行しつつ前後方向に延出されたリブ状をなし、基板11の底外面を叩いて筒部12内に突出している。
筒部12は、図2に示すように、上記した基板11と、基板11の前部の両側縁から立ち上げられた左右一対の側板18と、両側板18の上端から内向きに延出されて基板11と対向する左右一対の対向板19とからなり、曲げ加工により一体的に形成されている。筒部12の前面は、前方から雄タブ80を挿通可能なタブ挿通口12Aが横長の略方形状に開口して形成されている。両側板18は、基板11の両側縁から直角曲げされ、その内面が基板11の内面と略直角に連なり、その外面が基板11の外面と略四半円弧状に連なっている。同様に、両対向板19は、両側板18の上端から直角曲げされ、その内面が両側板18の内面と略直角に連なり、その外面が両側板18の外面と略四半円弧状に連なっている。両対向板19は、互いに同形同大とされ、かつ、相互の端縁間に前後方向に延びるスリット21を有し、このスリット21を挟んで相互の端縁同士が平行に向かい合っている。
また、両対向板19には、前後方向に切り入れられた切り込み間にて、基板11側へ向けて波状に叩かれた押さえ部22が左右一対となって形成されている。押さえ部22は、後述する接触片30の接触本体31の過度撓みを規制する役割を担っている。さらに、両対向板19には、図1および図3に示すように、同対向板19とそこに連なる側板18とに跨って、係合孔23(本発明における係合受け部に相当する)が板厚方向に貫通して形成されている。筒部12の係合孔23には、後述する接触片30の係合片36(本発明における係合部に相当する)が貫通係合するようになっている。なお、筒部12の係合孔23は、各側板18において前後に間隔をあけて一対ずつ計二対設けられている。
筒部12内には、同筒部12とは別体の接触片30が対向板19寄りの位置に配されている。接触片30と受け台17との間には雄タブ80を挿通可能なタブ挿通路50が保有されている。接触片30は、筒部12より薄肉であって、図7ないし図9に示すように、前後方向に帯状に延出されるとともに雄タブ80の板面(図示する場合は上面)幅方向の中間部に弾性接触可能とされる板ばね状の接触本体31と、接触本体31の幅方向の両側縁に連なって雄タブ80の板面(図示する場合は上面)幅方向の両端部に当接することでこの雄タブ80が軸心周りに振れるのを規制する概ね不撓性の振れ規制部32とを備えている。
接触本体31は、全体として波状に湾曲する形態とされ、その延出方向の略中央部が受け台17側に最も近づき、その頂上部に、雄タブ80に対する接点部33を有する。接点部33の凸面側は、雄タブ80に線接触状態で当接可能とされ、本発明における接点位置とされる。上記した押さえ部22は、接触本体31が自然状態にあるときに、接触本体31の板面幅方向の両端部との間に隙間をあけて平行に配される。接触片30が筒部12に組み付けられたときに、接点部33の接点位置と受け台17との間には、雄タブ80を挿入する前、雄タブ80の厚みより小さい隙間(タブ挿通路50)が保有されており、雄タブ80が挿入されるのに伴ってこの隙間が拡開するようになっている。
振れ規制部32は、接触本体31の幅方向両側縁に一体に連なって左右一対となって形成され、全体として翼状をなしている。詳しくは振れ規制部32は、接触本体31の前端両側縁から直角曲げされて基板11側に近づく垂下部34と、垂下部34の下端から直角曲げされて幅方向両側に張り出す振れ規制本体35とからなり、断面Lの字形をなしている。垂下部34は、前後方向に延出する形態とされ、その前後両端が接触本体31の前後両端と概ね同じ位置に揃っている。また、垂下部34の垂れ長さは、接触本体31の湾曲深さよりも小さく設定されている。
振れ規制本体35は、同じく前後方向に延出する形態とされ、垂下部34とほぼ同じ前後長さを有し、かつ、接触片30の中心軸を挟んで左右対称形をなしている。左右に位置する振れ規制本体35の、相互の張り出し端縁間の距離は、筒部12内の幅寸法と同じか、あるいはそれより極僅かに小さく設定されている。振れ規制本体35の下面は、雄タブ80の板面に面当たり可能とされた当接面とされ、接触片30が筒部12に組み付けられたときに、この当接面と基板11(詳しくは受け台17)の内面との間には、雄タブ80の厚みと同じか、あるいはそれより極僅かに大きい隙間が保有されている。接触本体31が自然状態にあるとき、高さ方向において、振れ規制本体35の当接面は接触本体31の接点位置より下位(基板11側)に位置しており、側方から見ると、当接位置より接触本体31の大部分が突出している。
また、振れ規制本体35の幅方向両側縁には、係合孔23と対応する位置に、左右に一対ずつ計二対の係合片36が両側外方へ張り出して形成されている。係合片36は内側から係合孔23に進入可能とされ、両者の凹凸係合によって接触片30が筒部12内に遊動規制状態で保持され、これにより、接触片30が筒部12に組み付けられるようになっている。
そして、振れ規制本体35の長さ方向(前後方向)の両端には、上向きへの直角曲げによって対向板19側へ立ち上げられ、接触片30が筒部12に組み付けられたときに、その立ち上げ端を対向板19の内面に当接させることで、筒部12内における接触片30自身の遊動を規制する支持部37が形成されている。支持部37は、正面視において略矩形状をなし、各振れ規制本体35に前後一対ずつ計二対設けられている。支持部37の立ち上げ寸法は、垂下部34の垂れ長さとほぼ同じとされる。かかる支持部37によって振れ規制本体35の位置が概ね不動に保たれ、上記した当接面が略水平位置に維持されるようになっている。
次に、本実施形態の雌端子金具10の組み立て手順および作用を説明する。まず、展開状態にある筒部12の内側に接触片30を配し、その状態から幅方向に折り曲げて筒部12を成形するとともに、筒部12の側板18の立ち上げに伴って、筒部12の係合孔23に接触片30の係合片36を進入させる。これにより、接触片30は、筒部12内に嵌合保持され、接触本体31の接点部33が受け台17側に接近するとともに、振れ規制本体35が雄タブ80の挿入方向に沿って略水平に配され、かつ、支持部37の先端が筒部12(対向板19)の内面に当接する。また、バレル部13は電線の端末にかしめ付けられ、これにより雌端子金具10が電線に導通可能に接続される。
続いて、この電線付きの雌端子金具10を、図示しないコネクタハウジングのキャビティ内に挿入させる。雌端子金具10が正規深さで挿入されると、筒部12のランス孔16に、キャビティの内壁に形成された樹脂ランスが弾性的に嵌り込み、もって雌端子金具10のコネクタハウジングからの抜け止めがなされる。この状態から、上記コネクタハウジングが雄端子金具を収容させた相手側コネクタハウジングに嵌合されると、図5および図6に示すように、タブ挿通口12Aを通して筒部12内に雄タブ80が進入し、雄タブ80が接触片30の接触本体31を押し上げて撓み変形させる。こうして雄タブ80は、接触本体31の接点部33と受け台17との間に挟まれた状態で筒部12内に支持され、雌端子金具10と導通可能に接続される。また、雄タブ80が筒部12内に正規挿入されると、雄タブ80の上面は、振れ規制本体35の当接面との間に極僅かな隙間をあけて近接して配されるか、あるいは、振れ規制本体35の当接面と軽く当たり合う。
ところで、上記により雌雄の両端子金具を接続させた状態で、電線が軸交差方向に振れると、それに伴い筒部12が追従変位することがある。しかし、筒部12が追従変位しても、雄タブ80は、その上面幅方向の両端部が振れ規制部32により押さえ付けられ、かつ、その下面幅方向の両端部が受け台17により押さえ付けられることで、軸心周りに振動するのが規制され、筒部12内における相対位置を大きく変動させることはない。
以上のように本実施形態によれば、筒部12内における雄タブ80の振動が接触片30の振れ規制部32によって規制されるようにしたから、雄タブ80と雌端子金具10との接続信頼性が高められる。また、この振れ規制部32は、接点部33を挟んだ両側に配置されているから、接続信頼性がよりいっそう高められる。さらに、振れ規制部32は、接触本体31の両側において接触本体31とほぼ同じ長さをもって形成されているから、軸線方向(前後方向)における雄タブ80の振動をも確実に抑えることができる。
そして、振れ規制部32は前後一対ずつの支持部37によって筒部12内における自身の相対位置が変動するのを規制されているから、雄タブ80の振動を確実に抑えることができる。この場合に、接触片30は筒部12とは別体とされるから、筒部12の板厚寸法に関係なく所望に板厚寸法に設定することが可能となる。したがって、接触本体31を薄くすることにより、接触本体31の撓み動作の円滑性を保障できる。
また、接触本体31の接点位置は、接触本体31が自然状態にあるときに、つまり接触本体31が雄タブ80と非接触状態にあるときに、高さ方向において、振れ規制本体35の当接面より突出した位置に配されているから、雄タブ80に対する接触本体31の接圧を適正値に設定することができ、かつ、振れ規制本体35の当接面と雄タブ80の上面とが互いに強く当たり合わないように設定することができる。結果、雄タブ80の挿入抵抗の増大化を抑えることが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、振れ規制部は接触本体の両側において接触本体とほぼ同じ長さ寸法をもって形成されていたが、本発明によれば、振れ規制部は、少なくとも接触本体の接点部を挟んだ両側に形成されているとよく、さらに、少なくともタブ挿通口から接点位置に至る範囲にかけて形成されているとよい。
(2)上記実施形態では、振れ規制部は支持部によって筒部内に遊動規制状態で保持されていたが、本発明によれば、振れ規制部は、係合片が係合孔に緊密に凹凸嵌合することによって筒部内に固定される態様であってもよい。
(3)上記実施形態では、接触片は筒部と別体とされたが、本発明によれば、接触片は筒部と一体とされてもよい。例えば、接触片は筒部の基板前端から後方へ向けて山型に折れ返されて形成されるものであってもよい。
本実施形態の雌端子金具の平面図 雌端子金具の正面図 雌端子金具の側面図 雌端子金具の側断面図 雄タブと接続状態にある雌端子金具の要部側断面図 雄タブと接続状態にある雌端子金具の要部縦断面図 接触片の平面図 接触片の正面図 接触片の側面図
符号の説明
10…雌端子金具
11…基板
12…筒部
17…受け台
19…対向板
30…接触片
31…接触本体
32…振れ規制部
35…振れ規制本体
37…支持部

Claims (4)

  1. 一端に開口するタブ挿通口を通して雄タブを挿入可能な筒部と、
    前記筒部とは別体に形成されるとともに、前記筒部の内側に配されて前記筒部に設けられた受け台との間に、前記雄タブを挟み込む板状の接触片とを備え、
    前記接触片は、前記受け台側に接近するよう板厚方向に湾曲させられ、その曲げの凸面側における接点位置にて前記雄タブの板面幅方向の中間部に弾接する撓み可能な接触本体とこの接触本体を挟んだ両側において前記雄タブの挿入方向に沿って形成されて前記雄タブが軸心周りに振れるのを規制する振れ規制部とを備え、
    前記振れ規制部は、前記接触本体の幅方向両側に形成された垂下部から幅方向両外方へ向けて振れ規制本体が張り出し形成されることにより全体が断面略L字形状をなしているとともに、前記振れ規制本体の一面側は前記雄タブの板面に対して面当たりする当接面となり、また前記振れ規制本体には前記筒部内における前記受け台と対向する側の壁面に向けて支持部が起立形成されその先端を前記壁面に当接するようにして前記振れ規制本体を、前記接触本体の撓み方向への遊動不能に保持する構成である一方、
    前記筒部において前記受け台と対向する側の壁面であって前記接触本体の幅方向両端部に対向する位置でかつ前記両垂下部の内側には、前記接触本体の過度撓みを規制する一対の押さえ部が前記接触本体側へ向けて突出して形成されていることを特徴とする雌端子金具。
  2. 前記振れ規制部は、少なくとも、前記タブ挿通口から前記接点位置に亘る範囲に延出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の雌端子金具。
  3. 前記接触片は、前記振れ規制本体の幅方向の両端縁に設けられた係合部と前記筒部の両側壁に設けられた係合受け部とが互いに凹凸係合することにより、前記筒部に保持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の雌端子金具。
  4. 前記接点位置は、前記接触本体が前記雄タブと非接続状態にあるときに、高さ方向において、前記雄タブに対する前記振れ規制部の当接面より突出した位置に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の雌端子金具。
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