JP2011119108A - 雌端子金具 - Google Patents

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JP2011119108A
JP2011119108A JP2009274692A JP2009274692A JP2011119108A JP 2011119108 A JP2011119108 A JP 2011119108A JP 2009274692 A JP2009274692 A JP 2009274692A JP 2009274692 A JP2009274692 A JP 2009274692A JP 2011119108 A JP2011119108 A JP 2011119108A
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Masayoshi Takatsu
正義 高津
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】端子接続時における作業性を改善する。
【解決手段】雌端子金具10は、筒状の本体部11と、本体部11内に撓み変形可能に形成された弾性接触片15とを備える。本体部11の天板14が、弾性接触片15とその撓み方向で対向して配置され、天板14と弾性接触片15との間に、相手の雄端子金具のタブ60が挟持させられて、雄端子金具と電気的に接続される。天板14が、撓み変形可能なばね板14Aとして構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、雌端子金具に関する。
特許文献1には、従来の雌端子金具が開示されている。このものは、本体部と、本体部の後方に形成された圧着部とを備えている。圧着部は、オープンバレル状をなし、電線の端末部にかしめ付けによって接続されている。本体部は、四角筒状をなし、その内部に、撓み変形可能な弾性接触片が形成されている。弾性接触片は、本体部の天板に一体に形成され、その撓み方向で、本体部の底板と対向して配置されている。
本体部内には、相手側の雄端子金具のタブが挿入される。本体部内に挿入されたタブは、弾性接触片を撓み変形させつつ、弾性接触片と底板との間に挟持させられる。これにより、雌雄の両端子金具が電気的に接続されるようになっている。
特開2003−346958号公報
ところで、上記従来の雌端子金具においては、本体部内にタブが挿入された状態で、底板がタブを介して弾性接触片の弾性復元力を受け、その反力をタブに付与する結果、タブの挿入抵抗が過大になり、接続作業性が悪化するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子接続時における作業性を改善することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、筒状の本体部と、前記本体部内に撓み変形可能に形成された弾性接触片とを備え、前記本体部の一壁が、前記弾性接触片とその撓み方向で対向して配置され、前記一壁と前記弾性接触片との間に、相手側のタブが挟持させられて、前記相手側と電気的に接続される雌端子金具であって、前記一壁が、撓み変形可能なばね板として構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記一壁には、前記タブの挿入方向に沿って延びるスリットが入れられ、前記ばね板が、前記タブとの接触によって前記スリットの幅を広げる向きに拡開されるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記スリットが、前記一壁の幅方向中央部において、前記一壁の全長に亘って形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
本体部内に挿入されたタブが本体部の一壁と弾性接触片との間に挟持させられ、一壁が撓み変形可能なばね板として構成されているから、タブの挿入過程では、弾性接触片とばね板の双方が撓み変形させられる。したがって、弾性接触片とばね板との間でタブに作用する反力が減ぜられ、タブの挿入抵抗が小さくなる。その結果、端子接続時における作業性が改善される。
<請求項2の発明>
ばね板がタブとの接触によってスリットの幅を広げる向きに拡開される構成とされ、ばね板に大きな孔をあけたり、ばね板を薄肉にしたりする必要がないから、ばね板の弾性復元力を大きく確保でき、タブに対する適正な接圧を確保することができる。
<請求項3の発明>
スリットが、一壁の幅方向中央部において、一壁の全長に亘って形成されているから、タブとの接触に伴うばね板の拡開動作を円滑にかつ安定して行うことができる。
本発明の実施形態1に係る雌端子金具の本体部の平面図である。 雌端子金具の正面図である。 本体部内にタブが挿入されたときの雌端子金具の正面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。実施形態1に係る雌端子金具10は、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、本体部11と、図示しない圧着部とを備えている。圧着部は、本体部11の後方に連なるオープンバレル状の形態をなし、図示しない電線の端末部にかしめ付けによって接続されている。
本体部11は、角筒状をなし、圧着部側から連続して延びる底板12と、底板12の幅方向両端から立ち上げられた一対の側板13と、両側板13の上端から折り曲げられて、底板12と対向して配置される天板14とを備えている。本体部11内には、前方から相手の雄端子金具のタブ60が挿入される。また、本体部11内には、弾性接触片15が形成されている。弾性接触片15は、底板12の前端から前方へ延出する部分を後方へ略山型に折り返してなり、底板12の前端に連なる部分を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。弾性接触片15の頂上部には、略半球状の接点部16が上方への叩き出しによって形成されている。
天板14にはランス孔17が開口して形成されている。ランス孔17には、図示しないコネクタハウジングのランスが嵌合され、これにより、雌端子金具10がコネクタハウジング内に抜け止め係止される。
また、天板14の内面には、受け部18が突出して形成されている。受け部18は、天板14の幅方向両側に対をなし、前後方向に延出するリブ状の形態とされている。本体部11内に挿入されたタブ60は、両受け部18と接点部16とに接触しつつ両者間に挟持させられる。
さて、天板14は、一対のばね板14Aによって構成されている。両ばね板14Aは、それぞれ、側板13の上端に一体に連なるとともに、相互の端縁同士を互いに対向させた形態とされている。本実施形態の場合、両ばね板14Aの端縁同士は、互いに突き合わされている。天板14の幅方向中央部には、前後方向に延びるスリット20が入れられており、このスリット20を挟んだ両側に、ばね板14Aが配置されている。
両ばね板14Aは、自然状態では略水平の姿勢に保たれ、タブ60との当接に伴って側板13の上端に連なる部位を支点として斜め上方へ撓み変形されるようになっている。なお、スリット20は、ランス孔17を跨いで天板14の前後長さの全長に亘って形成されている。また、上記した受け部18は、両ばね板14Aのそれぞれに個別に形成されている。
本実施形態に係る雌端子金具10の構造は上述の通りであり、続いて、その作用について説明する。
コネクタハウジングに雌端子金具10を収容させるとともに、相手コネクタハウジング(図示せず)に相手の雄端子金具を収容させる。続いて、両コネクタハウジングを互いに嵌合させる。すると、雄端子金具のタブ60が本体部11内にその前方から挿入される。本体部11内に挿入されたタブ60は、図3に示すように、接点部16と摺接して弾性接触片15を下方へ撓み変形させるとともに、両受け部18と摺接して両ばね板14Aを上方へ撓み変形させる。この場合、両ばね板14Aは、スリット20の幅を広げる向きに開き変形する。このため、両ばね板14Aが撓み不能な天板で構成される場合よりも、弾性接触片15と両ばね板14Aとの間でタブ60に作用する反力が減じられ、タブ60の挿入抵抗が小さく抑えられる。また、タブ60が本体部11内に正規深さで挿入された状態では、弾性接触片15及び両ばね板14Aの双方の弾性復元力がタブ60に付与され、本体部11とタブ60との間にタブ60が安定して保持される。
以上説明したように本実施形態によれば、本体部11内に挿入されたタブ60が本体部11の天板14と弾性接触片15との間に挟持させられ、天板14が撓み変形可能な一対のばね板14Aとして構成されているから、タブ60の挿入過程では、弾性接触片15と両ばね板14Aの双方が撓み変形させられる。したがって、タブ60の挿入抵抗が小さくなり、両端子金具の接続時における作業性が改善される。
また、両ばね板14Aがタブ60との接触によってスリット20の幅を広げる向きに拡開される構成とされ、天板14に大きな孔をあけたり、天板14を薄肉にしたりしないから、両ばね板14Aの弾性復元力を大きく確保でき、タブ60に対する適正な接圧を確保することができる。
さらに、スリット20が、天板14の幅方向中央部において、天板14の全長に亘って形成されているから、タブ60との接触に伴う両ばね板14Aの拡開動作を円滑にかつ安定して行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ばね板は、両側板のうちの一方の側板の上端から屈曲させられ、その自由端が他方の側板の上端側に位置するように、天板の全幅に亘って形成される単一のものであってもよい。
(2)天板の受け部は省略されてもよい。
(3)両ばね板が自然状態にあるときに、スリットが所定の幅をもつよう、両ばね板間に隙間があいていてもよい。
(4)ランス孔は省略されてもよい。
(5)天板におけるスリットの形成位置は任意である。
10…雌端子金具
11…本体部
14…天板(一壁)
14A…ばね板
15…弾性接触片
20…スリット
60…タブ

Claims (3)

  1. 筒状の本体部と、前記本体部内に撓み変形可能に形成された弾性接触片とを備え、前記本体部の一壁が、前記弾性接触片とその撓み方向で対向して配置され、前記一壁と前記弾性接触片との間に、相手側のタブが挟持させられて、前記相手側と電気的に接続される雌端子金具であって、
    前記一壁が、撓み変形可能なばね板として構成されていることを特徴とする雌端子金具。
  2. 前記一壁には、前記タブの挿入方向に沿って延びるスリットが入れられ、前記ばね板が、前記タブとの接触によって前記スリットの幅を広げる向きに拡開される請求項1記載の雌端子金具。
  3. 前記スリットが、前記一壁の幅方向中央部において、前記一壁の全長に亘って形成されている請求項1又は2記載の雌端子金具。
JP2009274692A 2009-12-02 2009-12-02 雌端子金具 Pending JP2011119108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118102A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Yazaki Corp 雌端子構造
US9190758B2 (en) 2014-02-06 2015-11-17 Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. Connector terminal

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