JP3318869B2 - 農薬組成物および製造法 - Google Patents
農薬組成物および製造法Info
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Description
アミン類またはその塩の農薬製剤に関する。本発明の製
剤は農業の分野で病害虫防除の目的で使用される。
れた害虫防除効力を有する農業用殺虫剤であり、他の殺
虫剤あるいは殺菌剤と混合され、非常に有用な農薬製剤
になることが見出されている(特開平2−171号公
報)。しかも、この化合物は人畜毒性、魚毒性が低く、
また害虫の天敵に対する毒性も低い。そのため、例え
ば、鉱物性粉末などの担体・増量剤と混合し、粉剤、粒
剤、水和剤、顆粒状水和剤、種子処理剤、微粒剤F等の
通常の固型製剤等として用いられる。
飽和アミン類またはその塩は、担体・増量剤(例えば鉱
物性粉末)と混合して得られる固型製剤中で、比較的不
安定で、常温(30℃)で長期間保存しておくと徐々に
分解劣化し、有効成分の含有率低下をきたす。
同時防除を目的に、他の一種または二種以上の農薬活性
物質とα−不飽和アミン類またはその塩とを混合して得
られる混合製剤においては、この化合物単一製剤よりも
α−不飽和アミン類またはその塩等の農薬活性成分の分
解や劣化が著しい場合がある。
光により比較的速く分解し、環境にとっては非常に有利
な化合物である。しかし、その反面、実際に水田あるい
は、畑に散布された場合、太陽光により分解を起こし、
α−不飽和アミン類またはその塩の本来の優れた害虫防
除効力が低下する恐れがある。
技術が開発されている(特開昭64−4号公報,特開昭
62−4209号公報)。しかし、これらの従来法を適
用しても上記課題は解決されない。
を含有する安定な農薬製剤の開発が望まれていた。
または電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R
2は水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介す
る基を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環
状炭化水素基を示す。]で表されるα−不飽和アミン類
またはその塩の少なくとも一種および (ii)酸 を含有する農薬組成物およびその製造法に関する。
ン類またはその塩と共に、酸を含有させることにより、
当該農薬活性成分が非常に安定化されるという、予想外
の発明に基づいたものである。本発明によれば、好まし
くは固形担体中に (i)式[II]
基を示し、R 8 ,R 9 およびR 10 はそれぞれ水素または置
換されていてもよい炭化水素基を示す。〕 で表される化合物またはその塩の少なくとも一種および (ii)酸を含有する農薬組成物およびその製造法が提
供される。
[I]のα−不飽和アミン類またはその塩を含有する組
成物に係り、かかる本発明の組成物においては農薬活性
成分としてこの化合物以外に他の農薬活性物質を含有し
てもよい。
定性や光に対する安定性が大幅に改善された前記式[I
I]のα−不飽和アミン類またはその塩を含有する組成
物に係り、かかる本発明の組成物においては農薬活性成
分としてこの化合物以外に他の農薬活性物質を含有する
ことができる。
吸引基を他は水素原子または電子吸引基を示し、X1、
X2で表わされる電子吸引基としては、たとえばシア
ノ,ニトロ,アルコキシカルボニル(たとえばメトキシ
カルボニル,エトキシカルボニル等のC1−4アルコキ
シカルボニル),ヒドロキシカルボニル,C6−10ア
リールオキシカルボニル(たとえばフェノキシカルボニ
ル等),複素環オキシカルボニル(複素環基としては下
記のもの等が用いられ、たとえばピリジルオキシカルボ
ニル,チエニルオキシカルボニル等),たとえばハロゲ
ン等で置換されていてもよいC1−4アルキルスルホニ
ル(たとえばメチルスルホニル,トリフルオロメチルス
ルホニル,エチルスルホニル等),アミノスルホニル,
ジ−C1−4アルコキシホスホリル(たとえばジエトキ
シホスホリル等),たとえばハロゲン等で置換されてい
てもよいC1−4アシル(たとえばアセチル,トリクロ
ロアセチル,トリフルオロアセチル等),カルバモイ
ル,C1−4アルキルスルホニルチオカルバモイル(た
とえばメチルスルホニルチオカルバモイル等)等が用い
られる。
素,臭素,ヨウ素等のハロゲン原子を示してもよく、X
1とX2が結合して隣接炭素と共にたとえば
等である。
基を表わし、たとえば式
(たとえばメチル,エチル,n−プロピル,i−プロピ
ル,n−ブチル,i−ブチル,n−ヘキシル等のC
1−6アルキル),C6−10アリール(たとえばフェ
ニル等),アラルキル(たとえばベンジル等のC7−9
アラルキル),複素環基(たとえば下記のもの、具体的
にはピリジル等),C1−4アシル(たとえばホルミ
ル,アセチル,プロピオニル等),C6−10アリール
−カルボニル(たとえばベンゾイル等),アルコキシカ
ルボニル(たとえばメトキシカルボニル,エトキシカル
ボニル等のC1−4アルコキシカルボニル),C
6−10アリール−オキシカルボニル(たとえばフェノ
キシカルボニル等),
は下記のもの等が用いられ、たとえばフリルオキシカル
ボニル等),C6−10アリールスルホニル(たとえば
フェニルスルホニル等),アルキルスルホニル(たとえ
ばメチルスルホニル等のC1−4アルキルスルホニ
ル),ジアルコキシホスホリル(たとえばジエトキシホ
スホリル等のジ−C1−4アルコキシホスホリル),ア
ルコキシ(たとえばメトキシ,エトキシ等のC1−4ア
ルコキシ),ヒドロキシ,アミノ,ジアルキルアミノ
(たとえばジメチルアミノ,ジエチルアミノ等のジ−C
1−4アルキルアミノ),アシルアミノ(たとえばホル
ミルアミノ,アセチルアミノ,プロピオニルアミノ等の
C1−4アシルアミノ),アルコキシカルボニルアミノ
(たとえばメトキシカルボニルアミノ等のC1−4アル
コキシ−カルボニルアミノ),アルキルスルホニルアミ
ノ(たとえばメチルスルホニルアミノ等のC1−4アル
キルスルホニルアミノ),ジアルコキシホスホリルアミ
ノ(たとえばジエトキシホスホリルアミノ等のジ−C
1−4アルコキシホスホリルアミノ),C7−9アラル
キルオキシ(たとえばベンジルオキシ等),アルコキシ
カルボニルアルキル(たとえばメトキシカルボニルメチ
ル等のC1−4アルコキシ−カルボニル−C1−4アル
キル)等を示し、
えばヒドロキシ,メトキシ等のC1−4アルコキシ,フ
ッ素等のハロゲン,ジメチルアミノ等のジ−アルキルア
ミノ,i−プロピルチオ,n−プロピルチオ等のC
1−4アルキルチオ,アセチルアミノ等のC1−3アシ
ルアミノ,メチルスルホニルアミノ等のC1−4アルキ
ルスルホニルアミノ,トリメチルシリル等のトリ−C
1−4アルキルシリル、たとえばハロゲン等で置換され
ていてもよいピリジルまたはチアゾリル等)を有してい
てもよいアルキル(たとえばメチル,エチル等のC
1−4アルキル),シクロアルキル(たとえばシクロヘ
キシル等のC3−6シクロアルキル),アルケニル(た
とえばビニル,アリル等のC2−4アルケニル),シク
ロアルケニル(たとえばシクロヘキセニル等のC3−6
シクロアルケニル)またはアルキニル(たとえばエチニ
ル等のC2−4アルキニル)等を示す。
素原子と共に、例えば
もよい。
しい例は、(たとえば上記R6,R7で記載したごとき
アルキル,アリール,アラルキル,複素環基,アシル,
アルコキシカルボニル,アリールオキシカルボニル,複
素環オキシカルボニル,アリールスルホニル,アルキル
スルホニル,ジアルコキシホスホリル,シクロアルキ
ル,アルケニル,シクロアルケニル,アルキニル等が)
置換していてもよいアミノ(特にジ−C1−6アルキル
アミノ、N−C1−6アルキル−N−ホルミルアミノ等
のジ置換アミノ,モノ−C1−6アルキルアミノ等のモ
ノ置換アミノ,無置換のアミノ),たとえば下記R3で
記載したごときアルキル,アシル,アルコキシカルボニ
ル,アルキルスルホニル,ジアルコキシホスホリル等が
置換していてもよいヒドラジノ,(たとえば下記R3で
記載したごときアルキル,アラルキル等が)置換してい
てもよいヒドロキシアミノ等である。
等がR1として繁用される。
素原子を介する基を示す。R2で示される炭素原子を介
する基としては、C1−3アシル(たとえばホルミル、
アセチル、プロピオニル等)、アルキル(たとえばメチ
ル,エチル,n−プロピル,i−プロピル,n−ブチ
ル,i−ブチル,sec−ブチル等のC1−4アルキ
ル),アルケニル(たとえばビニル,アリル等のC
2−4アルケニル),シクロアルキル(たとえばシクロ
ペンチル,シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキ
ル),C6−10アリール(たとえばフェニル等),ア
ラルキル(たとえばベンジル等のC7−9アラルキル
等),炭素原子に結合手を有する複素環基(たとえば下
記のもの等で、具体的には3−または4−ピリジル基
等)等が用いられ、
えばメチルチオ,エチルチオ等のC1−4アルキルチ
オ,メトキシ,エトキシ等のC1−4アルコキシ,メチ
ルアミノ,ジメチルアミノ等のモノまたはジ−C1−4
アルキルアミノ,メトキシカルボニル,エトキシカルボ
ニル等のC1−4アルコキシ−カルボニル,メチルスル
ホニル,エチルスルホニル等のC1−4アルキルスルホ
ニル,フッ素,塩素,臭素,ヨウ素等のハロゲン,アセ
チル等のC1−4アシル,ベンゾイル,フェニルスルホ
ニル,ピリジル等)を有していてもよい。
は、上記R1で述べたごときもの等が用いられる。
は、アルコキシ(たとえばメトキシ,エトキシ等のC
1-4アルコキシ),シクロアルコキシ(たとえばシクロ
ヘキシルオキシ等のC3-6シクロアルコキシ),アルケ
ニルオキシ(たとえばビニルオキシ,アリルオキシ等の
C2-4アルケニルオキシ),シクロアルケニルオキシ
(たとえばシクロヘキセニルオキシ等のC3-6シクロア
ルケニルオキシ),アルキニルオキシ(たとえばエチニ
ルオキシ等),C 6-10アリールオキシ(たとえばフェノ
キシ等),複素環オキシ(複素環基としては下記のもの
等が用いられ、たとえばチエニルオキシ),水酸基など
が用いられ、これらは1〜3個の置換基(たとえばフッ
素,塩素,臭素等のハロゲン,フェニル等)を有してい
てもよい。
素原子を介する基であって、ホルミル、たとえば上記で
述べたC1−4アルキルチオ,C1−4アルコキシ,モ
ノまたはジ−C1−4アルキルアミノ,C1−4アルコ
キシ−カルボニル,C1−4アルキルスルホニル,フッ
素,塩素等のハロゲン,アセチル,ベンゾイル,フェニ
ルスルホニル,ピリジル等が置換していてもよいC
1−4アルキル(特にメチル,エチル等のC1−4アル
キル等),置換していてもよいアミノ(たとえば上記R
1で述べたごとき置換していてもよいアミノ等),たと
えば上記のC1−4アルキル,C3−6シクロアルキ
ル,C2−4アルケニル,C3−6シクロアルケニル,
C2−4アルキニル,C6−10アリール,複素環基等
が置換していてもよい水酸基(特にメトキシ等のC
1−4アルコキシ)等である。
2−,
される。
の等、特に下記の置換基(i),(iv),(vii
i),(xvii),(xLvi),(xLviii)
等の1ないし3個が置換していてもよい複素環基等が用
いられる。
−ピリジル,6−メトキシ−3−ピリジル,6−メチル
−3−ピリジル,6−ブロモ−3−ピリジル,6−フル
オロ−3−ピリジル,2−クロロ−5−チアゾリル,4
−ピリジル,2−ピラジニル,2−チアゾリル,4−チ
アゾリル,3−キノリル等)を、またAはさらに環状炭
化水素基(たとえば下記のもの等、特に下記の置換基
(xvii)の1または2個が置換していてもよい環状
炭化水素基等が用いられ、具体的にはシクロプロピル、
シクロヘキシル、フェニル、p−クロロフェニル等)を
示す。
とえば3−ピリジル,4−ピリジル,6−クロロ−3−
ピリジル,6−ブロモ−3−ピリジル,6−フルオロ−
3−ピリジル,2−クロロ−5−チアゾリル等の置換し
ていてもよいピリジルまたはチアゾリル等である。Aで
示される環状炭化水素基の好ましい例は、たとえばp−
クロロフェニル等のハロゲノフェニル等である。
R7、Aの定義におけるアルキル,シクロアルキル,ア
ルケニル,シクロアルケニル,アルキニル,アリール,
アラルキル,複素環基、環状炭化水素基としてはたとえ
ば下記のもの等を用いることができ、これらの基はまた
1〜5個の置換基たとえば下記の(i)〜(Lii)等
を有していてもよい。
が好ましく、炭素数1〜8のものがより好ましい。該ア
ルキルは、直鎖状のものでもよいし、分枝状のものでも
よい。該アルキルの具体例としては、メチル,エチル,
プロピル,イソプロピル,ブチル,イソブチル,sec
−ブチル,tert−ブチル,ペンチル,ヘキシル,ヘ
プチル,オクチル,ノニル,2−エチルヘキシル,デシ
ル,ウンデシル,ドデシル,トリデシル,テトラデシ
ル,ペンタデシル,ヘキサデシル,オクタデシル,ノナ
デシル,エイコシルなどが用いられる。
のが好ましく、その例としてはシクロプロピル,シクロ
ブチル,シクロペンチル,シクロヘキシルなどが用いら
れる。
が好ましい。該アルケニルの具体例としては、ビニル,
アリル(allyl),イソプロペニル,メタリル,
1,1−ジメチルアリル,2−ブテニル,3−ブテニ
ル,2−ペンテニル,4−ペンテニル,5−ヘキセニル
などが用いられる。
のものが好ましく、その具体例としては、1−シクロプ
ロペニル,2−シクロプロペニル,1−シクロブテニ
ル,2−シクロブテニル,1−シクロペンテニル,2−
シクロペンテニル,3−シクロペンテニル,1−シクロ
ヘキセニル,2−シクロヘキセニル,3−シクロヘキセ
ニル,1,3−シクロヘキサジエン−1−イル,1,4
−シクロヘキサジエン−1−イル,1,3−シクロペン
タジエン−1−イル,2,4−シクロペンタジエン−1
−イルなどが用いられる。
が好ましく、その具体例としては、エチニル,プロパル
ギル,2−ブチン−1−イル,3−ブチン−1−イル,
3−ブチン−2−イル,1−ペンチン−3−イル,3−
ペンチン−1−イル,4−ペンチン−2−イル,3−ヘ
キシン−1−イルなどが用いられる。
どが用いられる。アラルキルとしては、ベンジル,フェ
ニルエチル,ナフチルメチルなどが用いられる。
窒素原子などのヘテロ原子を1〜5個含む5〜8員環ま
たはその縮合環などが挙げられ、その具体例としては、
2−または3−チエニル,2−または3−フリル,2−
または3−ピロリル,2−,3−または4−ピリジル,
2−,4−または5−オキサゾリル,2−,4−または
5−チアゾリル,3−,4−または5−ピラゾリル,2
−,4−または5−イミダゾリル,3−,4−または5
−イソオキサゾリル,3−,4−または5−イソチアゾ
リル,3−または5−(1,2,4−オキサジアゾリ
ル),1,3,4−オキサジアゾリル,3−または5−
(1,2,4−チアジアゾリル),1,3,4−チアジ
アゾリル,4−または5−(1,2,3−チアジアゾリ
ル),1,2,5−チアジアゾリル,1,2,3−トリ
アゾリル,1,2,4−トリアゾリル,1H−または2
H−テトラゾリル,
ジル,2−,4−または5−ピリミジニル,N−オキシ
ド−2−,4−または5−ピリミジニル,3−または4
−ピリダジニル,ピラジニル,N−オキシド−3−また
は4−ピリダジニル,ベンゾフリル,ベンゾチアゾリ
ル,ベンゾオキサゾリル,トリアジニル,オキソトリア
ジニル,テトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル,トリ
アゾロ[4,5−b]ピリダジニル,オキソイミダジニ
ル,ジオキソトリアジニル,ピロリジニル,ピペリジニ
ル,ピラニル,チオピラニル,1,4−オキサジニル,
モルホリニル,1,4−チアジニル,1,3−チアジニ
ル,ピペラジニル,ベンゾイミダゾリル,キノリル,イ
ソキノリル,シンノリニル,フタラジニル,キナゾリニ
ル,キノキサリニル,インドリジニル,キノリジニル,
1,8−ナフチリジニル,プリニル,プテリジニル,ジ
ベンゾフラニル,カルバゾリル,アクリジニル,フェナ
ントリジニル,フェナジニル,フェノチアジニル,フェ
ノキサジニルなどが用いられる。
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等
のC3-6シクロアルキル、1−シクロプロペニル、2−
シクロブテニル、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘ
キセニル、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル等の
C3-6シクロアルケニル、フェニル、ナフチル等のC
6-10アリール等が用いられる。
に例示する。 (i)C1−4アルキル:メチル,エチル,プロピル,
イソプロピル,ブチル,イソブチル,sec−ブチル,
tert−ブチルなどが用いられる。
プロピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロヘキ
シルなどが用いられる。
ル,ナフチルなどが用いられる。
エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,t
ert−ブトキシなどが用いられる。
クロプロピルオキシ,シクロペンチルオキシ,シクロヘ
キシルオキシなどが用いられる。
ノキシ,ナフチルオキシなどが用いられる。
ベンジルオキシ,2−フェネチルオキシ,1−フェネチ
ルオキシなどが用いられる。
ルチオ,エチルチオ,プロピルチオ,ブチルチオなどが
用いられる。
クロプロピルチオ,シクロペンチルチオ,シクロヘキシ
ルチオなどが用いられる。
チオ,ナフチルチオなどが用いられる。
ジルチオ,2−フェネチルチオ,1−フェネチルチオな
どが用いられる。
メチルアミノ,エチルアミノ,プロピルアミノ,イソプ
ロピルアミノ,ブチルアミノ,イソブチルアミノ,te
rt−ブチルアミノなどが用いられる。
ジメチルアミノ,ジエチルアミノ,ジプロピルアミノ,
ジブチルアミノ,N−メチル−N−エチルアミノ,N−
メチル−N−プロピルアミノ,N−メチル−N−ブチル
アミノなどが用いられる。 (xiv)C3−6シクロアルキルアミノ、たとえばシ
クロプロピルアミノ,シクロペンチルアミノ,シクロヘ
キシルアミノなどが用いられる。
リノなどが用いられる。
ベンジルアミノ,2−フェネチルアミノ,1−フェネチ
ルアミノなどが用いられる。
素,ヨウ素が用いられる。
ニル:メトキシカルボニル,エトキシカルボニル,プロ
ポキシカルボニル,イソプロポキシカルボニル,ブトキ
シカルボニル,tert−ブトキシカルボニル,イソブ
トキシカルボニルなどが用いられる。
ボニル:フェノキシカルボニルなどが用いられる。
ルボニル:シクロプロピルオキシカルボニル,シクロペ
ンチルオキシカルボニル,シクロヘキシルオキシカルボ
ニルなどが用いられる。
ルボニル:ベンジルオキシカルボニル,1−フェネチル
オキシカルボニル,2−フェネチルオキシカルボニルな
どが用いられる。
ミル,アセチル,プロピオニル,ブチリル,ピバロイル
などが用いられる。
キシ:ホルミルオキシ,アセトキシ,ブチリルオキシ,
ピバロイルオキシ,ペンタノイルオキシ,ヘキサノイル
オキシ,ヘプタノイルオキシ,オクタノイルオキシ,ノ
ナノイルオキシ,デカノイルオキシ,ウンデカノイルオ
キシ,ドデカノイルオキシ,トリデカノイルオキシ,テ
トラデカノイルオキシ,ペンタデカノイルオキシなどが
用いられる。
モイル:カルバモイル,N−メチルカルバモイル,N,
N−ジメチルカルバモイル,N−エチルカルバモイル,
N,N−ジエチルカルバモイル,N−フェニルカルバモ
イル,ピロリジノカルバモイル,ピペリジノカルバモイ
ル,ピペラジノカルバモイル,モルホリノカルバモイ
ル,N−ベンジルカルバモイルなどが用いられる。
ルオキシ:N−メチルカルバモイルオキシ,N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシ,N−エチルカルバモイルオ
キシ,N−ベンジルカルバモイルオキシ,N,N−ジベ
ンジルカルバモイルオキシ,N−フェニルカルバモイル
オキシなどが用いられる。
ノ:ホルミルアミノ,アセトアミド,プロピオンアミ
ド,ブチリルアミドなどが用いられる。
ニルアミノ:ベンズアミドなどが用いられる。
ボニルアミノ:メトキシカルボニルアミノ,エトキシカ
ルボニルアミノ,ブトキシカルボニルアミノ,tert
−ブトキシカルボニルアミノなどが用いられる。
カルボニルアミノ:ベンジルオキシカルボニルアミノ,
4−メトキシベンジルオキシカルボニルアミノ,4−ニ
トロベンジルオキシカルボニルアミノ,4−クロロベン
ジルオキシカルボニルアミノなどが用いられる。
スルホニルアミノ,エタンスルホニルアミノ,ブタンス
ルホニルアミノ,ベンゼンスルホニルアミノ,トルエン
スルホニルアミノ,ナフタレンスルホニルアミノ,トリ
フルオロメタンスルホニルアミノ,2−クロロエタンス
ルホニルアミノ,2,2,2−トリフルオロメタンスル
ホニルアミノなどが用いられる。
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜5個含む環状
基:ピロリジニル,2−または3−ピロリル,3−,4
−または5−ピラゾリル,2−,4−または5−イミダ
ゾリル,2−または3−フリル,2−または3−チエニ
ル,2−,4−または5−オキサゾリル,3−または4
−イソオキサゾリル,3−,4−または5−イソチアゾ
リル,2−,4−または5−チアゾリル,ピペリジニ
ル,2−,3−または4−ピリジル,ピペラジニル,ピ
リミジニル,ピラニル,テトラヒドロピラニル,テトラ
ヒドロフリル,インドリル,キノリル,1,3,4−オ
キサジアゾリル,チエノ〔2,3−d〕ピリジル,1,
2,3−チアジアゾリル,1,3,4−チアジアゾリ
ル,1,2,3−トリアゾリル,1,2,4−トリアゾ
リル,1,3,4−トリアゾリル,テトラゾリル,4,
5−ジヒドロ−1,3−ジオキソリル,テトラゾロ
〔1,5−b〕ピリダジニル,ベンゾチアゾリル,ベン
ゾオキサゾリル,ベンゾイミダゾリル,ベンゾチエニル
などが用いられる。
シ,複素環アミノまたは複素環カルボニルアミノ:上記
の複素環基(xxxi)がそれぞれ硫黄原子,窒素原子
またはカルボニルアミノ基に結合した基が用いられる。
フィノチオイルアミノ:ジメチルホスフィノチオイルア
ミノ,ジエチルホスフィノチオイルアミノなどが用いら
れる。
シイミノ,エトキシイミノ,2−フルオロエトキシイミ
ノ,カルボキシメトキシイミノ,1−カルボキシ−1−
メチルエトキシイミノ,2,2,2−トリクロロエチル
オキシカルボニルメトキシイミノ,1−(2,2,2−
トリクロロエチルオキシカルボニル)−1−メチルエト
キシイミノ,(2−アミノチアゾール−4−イル)メト
キシイミノ,(1H−イミダゾール−4−イル)メトキ
シイミノなどが用いられる。
オキシ:メタンスルホニルオキシ,エタンスルホニルオ
キシ,ブタンスルホニルオキシなどが用いられる。
ニルオキシ:ベンゼンスルホニルオキシ,トルエンスル
ホニルオキシなどが用いられる。
ホスフィノチオイルアミノ:ジフェニルホスフィノチオ
イルアミノなどが用いられる。
よいチオカルバモイルチオ:チオカルバモイルチオ,N
−メチルチオカルバモイルチオ,N,N−ジメチルチオ
カルバモイルチオ,N−エチルチオカルバモイルチオ,
N−ベンジルチオカルバモイルチオ,N,N−ジベンジ
ルチオカルバモイルチオ,N−フェニルチオカルバモイ
ルチオなどが用いられる。
シリルオキシ,t−ブチルジメチルシリルオキシ,t−
ブチルジフェニルシリルオキシ,ジメチルフェニルシリ
ルオキシなどが用いられる。
ブチルジメチルシリル,t−ブチルジフェニルシリル,
ジメチルフェニルシリルなどが用いられる。
ル:メチルスルフィニル,エチルスルフィニル,プロピ
ルスルフィニル,ブチルスルフィニルなどが用いられ
る。
ニル:フェニルスルフィニル,ナフチルスルフィニルな
どが用いられる。
ル:メタンスルホニル,エタンスルホニル,ブタンスル
ホニルなどが用いられる。
ル:ベンゼンスルホニル,トルエンスルホニルなどが用
いられる。
オキシ:メトキシカルボニルオキシ,エトキシカルボニ
ルオキシ,tert−ブトキシカルボニルオキシなどが
用いられる。
フルオロメチル,1,1,2,2−テトラフルオロエチ
ル,ジフルオロメチル,モノフルオロメチル,トリクロ
ロメチル,ジクロロメチル,モノクロロメチルなどが用
いられる。
シ,C1−4ハロアルキルチオ,C1−4ハロアルキル
スルフィニルまたはC1−4ハロアルキルスルホニル:
上記のC1−4ハロアルキル(xLvi)がそれぞれ酸
素原子,硫黄原子,スルフィニル基またはスルホニル基
に結合した基などが用いられる。
酸基,カルボキシル基,スルホン酸基およびホスホン酸
基。
ホニル:メトキシスルホニル,エトキシスルホニル,ブ
トキシスルホニルなどが用いられる。
ル:フェノキシスルホニル,トリルオキシスルホニルな
どが用いられる。
ホニル:ベンジルオキシスルホニル,2−フェネチルオ
キシスルホニル,1−フェネチルオキシスルホニルなど
が用いられる。
スホリル:ジメトキシホスホリル,ジエトキシホスホリ
ル,ジブトキシホスホリルなどが用いられる。
またはその塩の好ましい例は、たとえば式[Ia]
アミノ基、N−C1−6アルキル−N−ホルミルアミノ
基またはアミノ基を、R2aはC1−4アルキル基また
はC1−4アルコキシ基を、Aaはクロロピリジル基を
示す]で表わされるα−不飽和アミン類またはその塩、
式[Ib]
アミノ基またはN−C1−6アルキル−N−ホルミルア
ミノ基を、Aaは前記と同意義を示す]で表わされるα
−不飽和アミン類またはその塩、式[Ic]
ミノ基を、R2bは水素原子、ホルミルまたはC1−4
アルキル基を、Abはピリジルまたはクロロピリジル基
を示す]で表わされるα−不飽和アミン類またはその
塩、式[Id]
わされるα−不飽和アミン類またはその塩等である。
1a及びR1bで示されるモノ−C1−6アルキルアミ
ノ基は、モノメチルアミノ,モノエチルアミノ,モノ−
n−プロピルアミノ,モノ−i−プロピルアミノ,モノ
−n−ブチルアミノ,モノ−i−ブチルアミノ,モノ−
n−ヘキシルアミノ等であり、好ましくはモノメチルア
ミノ,モノエチルアミノ等のモノ−C1−4アルキルア
ミノ等である。
アルキル−N−ホルミルアミノ基は、N−メチル−N−
ホルミルアミノ,N−エチル−N−ホルミルアミノ,N
−n−プロピル−N−ホルミルアミノ,N−i−プロピ
ル−N−ホルミルアミノ,N−n−ブチル−N−ホルミ
ルアミノ,N−n−ヘキシル−N−ホルミルアミノ等で
あり、好ましくはN−メチル−N−ホルミルアミノ,N
−エチル−N−ホルミルアミノ等のN−C1−4アルキ
ル−N−ホルミルアミノ等である。
ミノ基は、ジメチルアミノ,N−エチル−N−メチルア
ミノ,ジエチルアミノ,ジ−n−プロピルアミノ,ジ−
i−プロピルアミノ,ジ−n−ブチルアミノ,ジ−i−
ブチルアミノ,ジ−n−ペンチルアミノ,ジ−i−ペン
チルアミノ,ジ−n−ヘキシルアミノ等であり、好まし
くはジメチルアミノ,N−エチル−N−メチルアミノ,
ジエチルアミノ等のジ−C1−4アルキルアミノ等であ
る。
キル基は、上記R2で述べたもの等であり、好ましくは
メチル、エチル等である。
は、上記R2で述べたもの等であり、好ましくはメトキ
シ、エトキシ等である。
は、2−クロロ−3−ピリジル、4−クロロ−3−ピリ
ジル、5−クロロ−3−ピリジル、6−クロロ−3−ピ
リジル、3−クロロ−4−ピリジル等であり、好ましく
は6−クロロ−3−ピリジル等である。
ル、4−ピリジル等であり、好ましくは3−ピリジルで
ある。
はその塩の代表的なものとしては、式[Ie]
コキシカルボニルまたはC1−4アルキルスルホニルチ
オカルバモイルを、R2cは水素原子、C1−3アシ
ル、C1−4アルキル、モノ−またはジ−C1−4アル
コキシ−C1−4アルキル、C7−8アラルキル、モノ
−またはジ−C1−4アルキルアミノまたはC1−4ア
ルコキシを、Acはハロゲン原子、C1−4アルキルま
たはC1−4アルコキシで置換されていてもよい3−ま
たは4−ピリジル、ピラジニルまたは4−または5−チ
アゾリルを示し、R6a及びR7aはそれぞれ水素、低
級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基またはC
1−4アシル基を、nは前記と同意義を示す。]で表わ
されるα−不飽和アミン類またはその塩、式[If]
コキシカルボニルまたはC1−4アルキルスルホニルチ
オカルバモイルを、R1dはアミノ、モノ−またはジ−
C1−4アルキルアミノ、N−C1−4アルキル−N−
C1−3アシルアミノ、C7−9アラルキルアミノ、ハ
ロゲノチアゾリル−C1−2アルキルアミノまたはC
1−4アルコキシ−C1−2アルキルアミノを、R2c
は水素原子、C1−3アシル、C1−4アルキル、モノ
−またはジ−C1−4アルコキシ−C1−4アルキル、
C7−8アラルキル、モノ−またはジ−C1−4アルキ
ルアミノまたはC1−4アルコキシを、nは0、1また
は2を、Adはハロゲン原子、C1−4アルキルまたは
C1−4アルコキシで置換されていてもよい3−または
4−ピリジル、ピラジニルまたは5−チアゾリルを示
す。]で表わされるα−不飽和アミン類またはその塩、
式[Ig]
アルキルスルホニルチオカルバモイルを、R1eはアミ
ノ、モノ−またはジ−C1−2アルキルアミノまたはN
−C1−2アルキル−N−ホルミルアミノを、R2dは
水素原子、C1−3アシルを、Aeは式
れる基を示す。]で表わされるα−不飽和アミン類また
はその塩、式[Ih]
ルホニルチオカルバモイルを、R1fはアミノ、メチル
アミノ、ジメチルアミノまたはN−メチル−N−ホルミ
ルアミノを、R2dは水素原子、ホルミルまたはC
1−2アルキルを、Aeは式
れる基を示す。]で表わされるα−不飽和アミン類また
はその塩、式[Ii]
−C1−2アルキルアミノまたはN−C1−2アルキル
−N−ホルミルアミノを、R2eはC1−2アルキルま
たはホルミルを、Halはハロゲン原子を示す。]で表
わされるα−不飽和アミン類またはその塩等がある。
2b及びX2cで示される基、R1d、R1e及びR
1fで示される基、R2c、R2d及びR2eで示され
る基、Ac、Ad及びAeで示される基、R6aで示さ
れる基、R7aで示される基は、それぞれ上記X2、R
1、R2、A、R6、R7で述べたもの等が用いられ
る。
は、類似公知方法により製造することができる他、特開
平2−171号公報に記載の方法により製造することも
できる。
のうち、好ましい範囲のものとして、式[II]で表わ
される化合物またはその塩が挙げられる。上記式[I
I]中、R1、R2およびR3は水素原子、C1−3ア
シル(たとえばホルミル、アセチル、プロピオニル
等)、アルキル(メチル,エチル,n−プロピル,i−
プロピル,n−ブチル,i−ブチル,sec−ブチル等
のC1−4アルキル)、アルケニル(ビニル,アリル等
のC2−4アルケニル)、アルキニル(エチニル、1−
プロピニル,2−プロピニル等のC2−4アルキニ
ル)、シクロアルキル(シクロペンチル,シクロヘキシ
ル等のC3−6シクロアルキル)、炭素原子に結合手を
有する複素環基(下記のもの等で、具体的には3−また
は4−ピリジル基等)を示す。
ルチオ,エチルチオ等のC1−4アルキルチオ、メトキ
シ,エトキシ等のC1−4アルコキシ、メチルアミノ,
ジメチルアミノ等のモノまたはジ−C1−4アルキルア
ミノ、メトキシカルボニル,エトキシカルボニル等のC
1−4アルコキシカルボニル、メチルスルホニル,エチ
ルスルホニル等のC1−4アルキルスルホニル、フッ
素,塩素,臭素,ヨウ素等のハロゲン、アセチル等のC
1−4アシル、ベンゾイル、フェニルスルホニル、ピリ
ジル等)を有していてもよい。
素環基を示す。該5〜6員複素環基としては、ピリジル
基、チアゾリル基およびピラジニル基などが挙げられ
る。該複素環基の有する置換基としては、C1−4アル
キル(メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチルな
ど)、C1−4アルコキシ(メトキシ,エトキシ,プロ
ポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ,tert−ブトキ
シなど)、C1−4アルキルチオ(メチルチオ,エチル
チオ,プロピルチオ,ブチルチオなど)、ハロゲン(フ
ッ素,塩素,臭素,ヨウ素)、C1−4ハロアルキル
(トリフルオロメチル,1,1,2,2−テトラフルオ
ロエチル,ジフルオロメチル,モノフルオロメチル,ト
リクロロメチル,ジクロロメチル,モノクロロメチルな
ど)、C1−4ハロアルキルオキシ、C1−4ハロアル
キルチオ、C1−4ハロアルキルスルフィニルまたはC
1−4ハロアルキルスルホニル(上記C1−4ハロアル
キルがそれぞれ酸素原子,硫黄原子,スルフィニル基ま
たはスルホニル基に結合した基など)、シアノ基、ニト
ロ基、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基およびホ
スホン酸基などが挙げられる。
クロロ−3−ピリジル,6−メトキシ−3−ピリジル,
6−メチル−3−ピリジル,6−ブロモ−3−ピリジ
ル,6−フルオロ−3−ピリジル,2−クロロ−5−チ
アゾリル,4−ピリジル,2−ピラジニル,2−チアゾ
リル,4−チアゾリル等)を挙げることができる。式
[II]で表わされるα−不飽和アミン類またはその塩
の好ましい例は、次式[IIa]
たは置換基を有していてもよいチアゾリル基を示し、R
8a ,R 9a およびR 10a はそれぞれ水素またはアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
アシル基、アルコキシカルボニル基を示す。〕 で表される。
ロゲン置換のものが好ましく、具体的には次式
ては、
アルキル基を示し、Ha1はハロゲンを示す。〕 で表される化合物〔IIb〕や
アルキル基を示し、Ha1はハロゲンを示す。〕 で表される化合物〔IIc〕が挙げられる。
その塩は、公知方法により製造することができる。ま
た、特開平2−171号公報(対応EPC出願公開30
2,389号)に記載の方法によっても製造することが
できる。
られた場合にこれを常套手段を用いて形成させてもよ
く、また、塩として得られたものを常套手段を用いて遊
離形としてもよい。化合物[I]および[II]は、そ
の分子中にカルボキシル基,スルホ基,ホスホノ基など
の酸性基を有している場合、塩基との塩を形成させても
よく、該塩基としてはたとえばナトリウム,カリウム,
リチウム,カルシウム,マグネシウム,アンモニアなど
の無機塩基,たとえばピリジン,コリジン,トリエチル
アミン,トリエタノールアミンなどの有機塩基などが用
いられる。
などの塩基性基を有している場合は酸付加塩を形成して
いてもよく、かかる酸付加塩としては塩酸塩,臭化水素
酸塩,ヨウ化水素酸塩,硝酸塩,硫酸塩,リン酸塩,酢
酸塩,安息香酸塩,マレイン酸塩,フマル酸塩,コハク
酸塩,酒石酸塩,クエン酸塩,シュウ酸塩,グリオキシ
ル酸塩,アスパラギン酸塩,メタンスルホン酸塩,メタ
ンジスルホン酸塩,1,2−エタンジスルホン酸塩,ベ
ンゼンスルホン酸塩などが用いられる。
および[II]のα−不飽和アミン類の代表的な化合物
としては、 (化合物1)1−[N−(6−クロロ−3−ピリジルメ
チル)−N−メチル]アミノ−1−メチルアミノ−2−
ニトロエチレン; (化合物2)1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)
アミノ−1−ジメチルアミノ−2−ニトロエチレン; (化合物3)1−[N−(6−クロロ−3−ピリジルメ
チル)−N−エチル]アミノ−1−メチルアミノ−2−
ニトロエチレン; (化合物4)1−[N−(6−クロロ−3−ピリジルメ
チル)−N−メチル]アミノ−1−ジメチルアミノ−2
−ニトロエチレン; (化合物5)1−[N−(6−クロロ−3−ピリジルメ
チル)−N−エチル]アミノ−1−(N−ホルミル−N
−メチル)アミノ−2−ニトロエチレン;
−チアゾリルメチル)−N−エチル]アミノ−1−メチ
ルアミノ−2−ニトロエチレン; (化合物7)1−[N−(2−クロロ−5−チアゾリル
メチル)]アミノ−1−ジメチルアミノ−2−ニトロエ
チレン; (化合物8)1−[N−(6−ブロモ−3−ピリジルメ
チル)−N−メチル]アミノ−1−メチルアミノ−2−
ニトロエチレン; (化合物9)1−[N−(6−クロロ−3−ピリジルメ
チル)−N−ホルミル]アミノ−1−ジメチルアミノ−
2−ニトロエチレン; (化合物10)1−[N−(6−フルオロ−3−ピリジ
ルメチル)−N−メチル]アミノ−1−メチルアミノ−
2−ニトロエチレン;
(6−フルオロ−3−ピリジルメチル)]アミノ−1−
メチルアミノ−2−ニトロエチレン; (化合物12)1−[N−(6−ブロモ−3−ピリジル
メチル)−N−エチル]アミノ−1−メチルアミノ−2
−ニトロエチレン (化合物13)1−[N−(2−クロロ−5−チアゾリ
ルメチル)−N−メチル]アミノ−1−(N−ホルミル
−N−メチル)アミノ−2−ニトロエチレン; (化合物14)1−[N−(2−クロロ−5−チアゾリ
ルメチル)−N−エチル]アミノ−1−(N−ホルミル
−N−メチル)アミノ−2−ニトロエチレン; (化合物15)1−[N−(6−ブロモ−3−ピリジル
メチル)−N−メチル]アミノ−1−(N−ホルミル−
N−メチル)アミノ−2−ニトロエチレン;
3−ピリジルメチル)−N−エチル]アミノ−1−(N
−ホルミル−N−メチル)アミノ−2−ニトロエチレ
ン; (化合物17)1−[N−(6−ブロモ−3−ピリジル
メチル)−N−ホルミル]アミノ−1−ジメチルアミノ
−2−ニトロエチレン (化合物18)1−[N−(6−クロロ−3−ピリジル
メチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)]
アミノ−1−メチルアミノ−2−ニトロエチレン; (化合物19)1−[N−(2−クロロ−5−チアゾリ
ルメチル)−N−ホルミル]アミノ−1−ジメチルアミ
ノ−2−ニトロエチレン; (化合物20)1−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)アミノ−1−メチルアミノ−2−ニトロエチレン; (化合物21)1−アミノ−1−[N−(6−クロロ−
3−ピリジルメチル)−N−メチル]アミノ−2−ニト
ロエチレン)等が挙げられる。
それらの殺虫剤としての使用は、公知の方法に従って行
われる。特開平2−171号公報(対応EPC出願公開
302,389号)に記載されている方法に従って行な
うこともできる。
たはその塩を含有する製剤中のα−不飽和アミン類また
はその塩の保存安定性あるいは光安定性の効果が、組成
物として、酸および特定の固形担体を使用することによ
って、特異的に得られるものであることを知見した。本
発明者等は、またこのα−不飽和アミン類またはその塩
を含有する製剤中のα−不飽和アミン類またはその塩の
保存安定性あるいは光安定性の効果が、各種農薬増量剤
粉末のうち吸着能を有する固形担体に取り込ませること
によっても特異的に得られるものであることを知見し
た。
下に調整した条件下に、農薬活性成分(α−不飽和アミ
ン類またはその塩)を吸着能を有する固形担体に担持さ
せることにより、該活性成分の保存安定性あるいは光安
定性を予想外に飛躍的に向上させることに成功してい
る。
ずれでも良い。該無機酸としては、過塩素酸、塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸等が挙げられる。また、該有機酸とし
ては、L−アスコルビン酸、酢酸、コハク酸、安息香
酸、アスパラギン酸、クエン酸、グルタミン酸、シュウ
酸、トリクロロ酢酸、乳酸、ジクロロ酢酸、フマル酸、
マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、ベンゼンスルホン
酸、イソプロピルアシッドホスフェート等が挙げられ
る。その中でも好ましいのは、強酸[酸としての電離定
数(K)が大体1×10−3以上のもの、あるいはpK
が3以下のものをいう。(理化学辞典 第3版:岩波書
店)]が好ましい。
いが、無機酸が好ましくは使用される。これらのうち、
好ましいものを例示する。該無機酸としては、過塩素
酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等が挙げられる.該有機
酸としては,アスパラギン酸、クエン酸、グルタミン
酸、シュウ酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、フマル
酸、マレイン酸、マロン酸、ベンゼンスルホン酸、イソ
プロピルアシッドホスフェート等が挙げられる。更に好
ましいのは、リン酸、塩酸、シュウ酸、クエン酸、ベン
ゼンスルホン酸、イソプロピルアシッドホスフェート等
である。更に好ましくは,リン酸、クエン酸、ベンゼン
スルホン酸、イソプロピルアシッドホスフェート等であ
る。特に、リン酸が好ましい。
ある化合物[I]またはその塩に対する吸着能を有する
ものである。その吸着能は、5.0以下にpH調整され
た水溶液または懸濁液中の活性成分を5.0×10−2
mmol/g以上の割合で吸着するものである。通常、
5.0×10−2〜400×10−2mmol/gの範
囲の吸着能を有する固形担体が用いられる。好ましく
は、10.0×10−2〜200×10−2mmol/
g、更に好ましくは、10.0×10−2〜200×1
0−2mmol/gの範囲で吸着能を有するものであ
る。
ぞれ吸着能を有する粘土鉱物、ゼオライト、活性炭、β
−シクロデキストリン等が挙げられる。この粘土鉱物の
具体例としては、結晶形態が2:1構造型のモンモリロ
ナイト−サポナイト群(montmorillonit
e−saponite group)粘土鉱物あるいは
複鎖構造型のセピオライト(sepiolite)が挙
げられる。このうちでは、2:1構造型のモンモリロナ
イト−サポナイト群粘土鉱物が好ましい。
物としては、モンモリロナイト(montmorill
onite)、バイデライト(beidellit
e)、ノントロナイト(nontronite)、サポ
ナイト(saponite)、ヘクトライト(hect
orite)、サウコナイト(sauconite)等
の粘土鉱物およびこれらの粘土鉱物を主成分として含有
するベントナイト、酸性白土、活性白土等が挙げられ
る。固形担体として、特に好ましいものは酸性白土であ
る。
れるものではなく、α−不飽和アミン類またはその塩を
取り込んで担持することができるもの、包接化合物のよ
うな形態で成分を包み込むことができるものであればよ
い。例えば、クレーやカオリンなどはこの吸着能が充分
ではなく、安定性の改善効果は全く得られないので、本
発明に使用される吸着能を有する固形担体としては使用
されない。該固形担体は通常粉末状のものが用いられ
る。その粒径としては、100μm以下のものである。
通常その範囲としては、1〜100μmであり、好まし
くは、10〜80μm、更に好ましくは、20〜50μ
mである。
種以上用いるときはその合計量)は最終製剤全体に対し
て約1〜90重量%になるようにすれば良い。具体的に
は、粉剤、粉剤 DL、粒剤、微粒剤Fの場合は約1〜
90重量%、更に良好なのは、1〜30重量%である。
また、水和剤、顆粒水和剤の場合には約5〜95重量%
で、更に良好なのは約50〜90重量%である。これを
1重量部の活性成分当たりで示せば、担体は10重量部
以上、好ましくは10〜50重量部、更に好ましくは1
0〜20重量部の範囲で用いられる。
以上用いるときはその合計量)は純粋な酸量として、最
終製剤全体に対して約0.0001〜10重量%になる
ようにすれば良い。具体的には、粉剤、粉剤 DL、粒
剤、微粒剤Fの場合は約0.0005〜5重量%、更に
良好なのは、0.0005〜3重量%である。また、水
和剤、顆粒水和剤の場合には約0.5〜10重量%で、
更に良好なのは約0.5〜5重量%である。これを1重
量部の担体当たりで示せば、酸は0.05〜0.5重量
部、好ましくは0.1〜0.3重量部の範囲で使用され
る。
たはその塩の含有割合は最終製剤全体に対して約0.1
〜90重量%になるようにすればよく。更に具体的に
は、粉剤,粉剤DL,粒剤,微粒剤Fの場合には約0.
1〜10重量%、水和剤,顆粒 水和剤の場合には約5
〜90重量%が適当である。該当担体の添加量(二種以
上用いるときはその合計量)は1重量部のα−不飽和ア
ミン類またはその塩に対して約0.1〜100重量部、
好ましくは約0.5〜50重量部使用する。
てpHを調整し、通常の農薬濃粉製造方法に準じて調製
される。すなわち、活性成分をpH5.5以下の条件下
に固形担体に担持させる吸着させることにより農薬組成
物を製造する。
種の活性成分の水性溶液または水性懸濁液を調製し、そ
のpHを酸を用いて5.5以下に調整する。それを、必
要により他の成分を混ぜた固形担体と混和し、該活性成
分を固形担体に担持させる方法。
少なくとも一種の活性成分の水性溶液または水性懸濁液
を調製する。また、固形担体と酸および必要により他の
成分の混合物を調製する。この際、活性成分を含有する
水溶液または水性懸濁液が添加された時に、pHが5.
5以下となる量の酸が使用される。該水溶液または水性
懸濁液および該混合物を混和することによって、該活性
成分を固形担体に担持させる方法。
少なくとも一種の活性成分、固形担体および酸と他の固
形成分とを混合する。この際、水または水性液が添加さ
れた時に、pHが5.5以下となる量の酸が使用され
る。この混合物と水または水性液とを混和し、該活性成
分を固形担体に担持させる方法。
少なくとも一種の活性成分および固形担体と他の固形成
分とを混合する。酸を含有する水または水性液と該混合
物とを混和し、該活性成分を固形担体に担持させる方
法。この際、酸は水または水性液と他の成分とが混和さ
れた時に、pHが5.5以下となる量の酸が使用され
る。などが挙げられる。
ニーダーなどの混合機により混合すればよい。この混合
方法は限定されるものではなく、通常の農薬製剤の製造
方法を用いることができる。また、必要であれば、混合
・担持の後、水分を乾燥工程に付すことにより除去して
もよい。
分を安定化剤に担持させる際に、活性成分等を含有した
状態の溶液または懸濁液のpHが5.5以下になるよう
調整することが肝要である。通常、そのpH範囲として
は0.01〜5.5、好ましくは0.01〜4.0、さ
らに好ましくは0.1〜3.0の範囲になるよう調整す
る。例えば、上記の製法(1)や(4)においては、約
500mlの水または水性懸濁液に、酸としてリン酸を
数滴添加することによりpH調整する。しかし、pH調
整はこれに限るものではなく、緩衝液などを用いて調整
してもよい。また、製法(2)や(3)においては、固
形担体に酸としてリン酸を数滴添加することによって、
簡便にpH調整は行うことができる。
液の溶剤としては、一般に水が使用される。水と共に水
に溶解する有機溶媒も併用することができる。好ましい
ものは、農薬製剤という見地からも、水のみの系であ
る。本発明の安定化された組成物は、植物に対して薬害
が実質的に無く、又人や動物に対しても施用時または施
用後に害はなく安全に使用できる。
剤、粉剤DL(Driftless)、粒剤、水和剤、
顆粒状水和剤、種子処理剤、微粒剤F等の農薬固形製剤
として使用する。これらの製剤は必要に応じて、他の農
薬活性成分、分散剤、展着剤、湿潤剤、増粘剤、固結防
止剤、凝集剤、結合剤、酸化防止剤、水分除去剤等のあ
らゆる農薬補助成分と混合あるいは配合してもよい。
しくは、例えばクレイ類(例、微粉末クレイ等)、タル
ク類(例、滑石粉、ロウ石粉等)、シリカ類(例、硅藻
土粉、雲母粉等)等の鉱物性粉末、例えば大豆粉、タバ
コ粉、小麦粉、木粉等の植物性粉末の他に、炭酸カルシ
ウム、硫黄粉末、尿素粉末等が一種または二種以上混合
して用いられる。しかし、特にこれらに限定するわけで
はなく、農薬製剤に使用される補助材料は全て使用でき
る。
して使用される界面活性剤としては、例えば石鹸類、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル(例、ノイ
ゲン・イーエー−142(EA−142):商標;第一
工業製薬製)、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム(例、ニューカルゲンBX−C:商標;竹本油脂
製)、酸化エチレンと酸化プロピレンブロック共重合物
(例、ニューポールPE−64:商標;三洋化成製)、
ポリカルボン酸型界面活性剤(例、トキサノンGR−3
0:商標;三洋化成製)、ジアルキルスルホコハク酸エ
ステルナトリウム塩(例、ネオコールSW−C:商標;
第一工業製薬製)ポリオキシエチレンジスチレン化フェ
ニルエーテルサルフェートアンモニウム塩(例、ディク
スゾール60A:商標;第一工業製薬製)、リグニンス
ルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸カリウム等の
非イオン及びアニオン系界面活性剤が必要に応じて用い
られる。
して使用される界面活性剤としては、非イオン性界面活
性剤、アニオン性界面活性剤などが用いられる。具体的
には、 −−非イオン性界面活性剤−− ・ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル(例、
ノイゲン・イーエー−142(EA−142)、第一工
業製薬製) ・酸化エチレンと酸化プロピレンブロック共重合物
(例、ニューポールPE−64、三洋化成製)
30:商標:三洋化成) ・ジアルキルスルホコハク酸エステルナトリウム塩
(例、ネオコールSW−C、第一 工業製薬製) ・ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルサ
ルフェートアンモニウム塩(例、ディクスゾール60
A、ディクスゾールWK、第一工業製薬製) ・アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム(例、ニュ
ーカルゲンBX−C、竹本 油脂製) ・リグニンスルホン酸ナトリウム ・リグニンスルホン酸カリウム などが挙げられる。
〜30重量%、好ましくは0〜20重量%の範囲で使用
される。流動助剤としては、PAP助剤(例、イソプロ
ピルアッシドホスフェート)、タルク等が必要に応じて
用いられる。この流動助剤は、通常、組成物全体の0〜
20重量%、好ましくは0〜10重量%の範囲で使用さ
れる。
硅藻土、ステアリン酸マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、二酸化チタン等が必要に応じて用いられる。この固
結防止剤は、通常、組成物全体の0〜50重量%、好ま
しくは0〜20重量%の範囲で使用される。凝集剤とし
ては、流動パラフィン、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、イソブチレン
重合体(例、IPソルベント−2835:商標;出光石
油化学製)等が必要に応じて用いられる。この凝集剤
は、通常、組成物全体の0〜20重量%、好ましくは
0.2〜10重量%の範囲で使用される。
ースナトリウム塩、デキストリン、アルファ化デンプ
ン、ポリビニルアルコール、リグニンスルホン酸ナトリ
ウム、リグニンスルホン酸カリウム等が必要に応じて用
いられる。この結合剤は、通常、組成物全体の0〜30
重量%、好ましくは0.2〜10重量%の範囲で使用さ
れる。
ルエン,4,4−チオビス−6−tert−ブチル−3
−メチルフェノー ル、ブチルヒドロキシアニソール、
パラオクチルフェノール、モノ(またはジまたはトリ)
(a−メチルベンジル)フェノール,2,6−ジ−te
rt−ブチル−4 −メチルフェノール、ペンタエリス
リチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t −ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)]プロピオネート等が必要
に応じて用いられる。この酸化防止剤は、通常、組成物
全体の0〜30重量%、好ましくは0〜10重量%の範
囲で使用される。
カゲル粉末等が必要に応じて用いられる。この水分除去
剤は、通常、組成物全体の0〜30重量%、好ましくは
0.5〜20重量%の範囲で使用される。紫外線吸収剤
としては、2−(2′−ヒドロキシ−5′メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−エトキシ−2′−エチル
オキザリックアシッドビスアニリド、コハク酸ジメチル
−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物等が
必要に応じて用いられる。この紫外線吸収剤は、通常、
組成物全体の0〜20重量%、好ましくは0.5〜10
重量%の範囲で使用される。紫外線散乱剤としては、二
酸化チタン等が必要に応じて用いられる。この紫外線散
乱剤は、通常、組成物全体の0〜90重量%、好ましく
は1.0〜20重量%の範囲で使用される。
はその塩以外に、有機イオウ系、有機リン系、有機ヒ素
系、有機塩素系等の殺菌剤、有機リン系、有機塩素系、
カーバメート系、ピレスロイド系等の殺虫剤や各種抗生
物質剤などの農薬活性物質の一種または二種以上を加え
てもよい。
例示する(化合物名の後のかっこ内には一般名もしくは
略称を示し、以下の記載においてこの一般名もしくは略
称を使うこともある)。
ル N−メチルカーバメート(MIPC、イソプロカル
ブ(isoprocarb)) o−sec−ブチルフェニル N−メチルカーバメート
(BPMC、フェノブカルブ(fenobucar
b)) 3,4−キシリル N−メチルカーバメート(MPM
C、キシリルカルブ(xylylcarb)) m−トリル N−メチルカーバメート(MTMC、メト
ルカルブ(metolcarb)) 3,5−キシリル N−メチルカーバメート(XMC)
arb) 1−ナフチル メチルカーバメート(NAC、カルバリ
ル(carbaryl)) ピリミカーブ(primicarb) ベンダイオカルブ(bendiocarb) カルボフラン(carbofuran) フラチオカルブ(furathiocarb) カルボスルファン(carbosulfan) ベンフラカルブ(benfuracarb) メソミル(methomyl)等、
−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチ
ルブチラート(フルシトリネート(flucythri
nate))
3−フェノキシベンジル エーテル(エトフェンプロックス(ethofenpr
ox)) シクロプロトリン(cycloprothrin) レスメトリン(resmethrin) アレスリン(allethrin) ピレトリン等、
ト(MEP、フェニトロチオン(fenitrothi
on)) プロパホス(propaphos) p−シアノフェニル ジメチル ホスホロチオネート
(CYAP、シアノホス(cyanophos)) プロチオホス(prothiofos) スルプロホス(sulprofos) プロフェノホス(profenofos) EPN
os) アセフェート(acephate) ESP,オキシデプロポス(oxydeprofos) エチルチオメトン(disulfoton) チオメトン(thiometon) PAP,フェントエート(phenthoate) S−1,2−ビス(エトキシカルボニル)エチル ジメ
チル ホスホロチオロチオネート(マラソン(mala
thion)) ジメトエート(dimethoate) バミドチオン(vamidothion) (RS)−[O−1−(4−クロロフェニル)ピラゾー
ル−4−イル O−エチル S−プロピル ホスホロチ
オアート](ピラクロホス(pyraclofos))
rfon) BRP,ナレッド(naled) DDVP(ジクロルボス,dichlorvos) CVP(クロルフェンビンホス,chlorfenvi
nphos) CVMP(テトラクロルビンホス,tetrachlo
rvinphos) モノクロトホス(monocrotophos) ホサロン(phosalone) クロルピリホスメチル(chlorpyrifos−m
ethyl) クロルピリホス(chlorpyrifos) ピリミホスメチル(pirimiphosmethy
l) ダイアジノン(diazinon) エトリムホス(etrimfos) ピリダフェンチオン(pyridaphenthio
n) キナルホス(quinalphos) イソキサチオン(isoxathion) DMTP,メチダチオン(methidathion) サリチオン(dioxabenzofos)等、
5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−
2,4,3−ベンゾチジオキサチエビン 3−オキシド
(ベンゾエビン(endosulfan))等、
ビス−チオカルバメート(カルタップ(carta
p)) チオシクラム(thiocyclam) S,S′−[2−(ジメチレンアミノ)−トリメチレ
ン]ビス−ベンゼンチオ スルホネート(ベンスルタップ(bensulta
p)) ブプロフェジン(buprofezin) フルフェノクスロン(flufenoxuron) ジフルベンズロン(diflubenzuron) クロルフルアズロン(chlorfluazuron)
等、
P、エジフェンホス(edifenphos)) S−ベンジル ジイソプロピル ホスホロチオレート
(IBP,イプロベンホス(iprobenfos))
等、 ・有機塩素系 4,5,6,7−テトラクロロフタリド(フサライド、
fthalide))テトラクロロイソフタロニトリル
(TPN,クロロタロニル(chlorothalon
il)) ペンタクロロフェノール(PCP)等、
ineb) エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(マンネ
ブ、maneb)等 ・有機ヒ素系 メタンアルソン酸鉄(MAF) メタンアルソン酸アンモニウム鉄(MAFA)等、
ンゾチアゾール(トリシクラゾール(tricycla
zole)) ピロキロン(pyroquilon)) イソプロチオラン(isoprothiolane) 3−アリルオキシ−1,2−ベンズイソチアゾール1,
1−ジオキシド(プロベナゾール(probenazo
le)) アニラジン(anilazine) オキソリニック酸(oxolinic acid) ジメチリモール(dimethirimol) (Z)−2’−メチルアセトフェノン=4,6−ジメチ
ルピリミジン−2−イルヒドラゾン(フェリムゾン)
A、プロベナゾール、IBP、トリシクラゾール、フェ
リムゾン、カルタップ、ベンズルタップ、エトフェンプ
ロックス、フルシトリネート、フサライド、MEP、M
TMC、BPMCである。
ルタップ、ベンスルタップ、MEP、フェリムゾン、フ
サライドである。
えばα−不飽和アミン類またはその塩−バリダマイシン
A、α−不飽和アミン類またはその塩−カルタップ、α
−不飽和アミン類またはその塩−ベンスルタップ、α−
不飽和アミン類またはその塩−フェリムゾン/フサライ
ド等が用いられる。
物におけるα−不飽和アミン類またはその塩以外の農薬
活性物質の配合量は、前記と同じである。つまり、最終
組成物全体に対して、約0.01〜90重量%になるよ
うにすればよい。また、他の活性成分との混合物として
は、活性成分混合総量として、上記0.01〜90重量
%であればよい。好ましくは、約0.05〜20重量%
であり、更に好ましくは0.5〜15重量%である。農
薬活性成分が常温で液状もしくは融点が常温付近の物
(例えば、エトフェンプロックスなど)は溶媒(例えば
フェニルキシリルエタン、ジ−2−エチルヘキシルアジ
ペートまたは2−エチルヘキシルフェニルホスフェート
等の高沸点溶媒)に溶解または分散し、使用してもよ
い。
除草剤、植物ホルモン剤、植物発育調節剤、共力剤、誘
引剤、忌避剤、色素、肥料などを配合し、混合使用する
こともできる。本発明のうち、水和剤は使用に際して水
などで適当に、例えば30〜4000倍程度、好ましく
は300〜3000程度に希釈増量して散布するのがよ
い。本発明の水和剤は通常、α−不飽和アミン類または
その塩濃度5〜1,000ppmに希釈して使用するの
が好ましい。更に好ましくは、10〜300mppの濃
度である。本発明組成物を農業用殺虫剤として用いる場
合、その使用量は組成物中のα−不飽和アミン類または
その塩が10アールあたり約10gから500gが適当
である。
法、植物の根元に処理する方法および育苗箱処理する方
法などの方法によって散布される。即ち自体公知の方法
により処理することができる。本発明組成物はイネ、野
菜(例えば、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、キュウ
リ、ジャガイモ等)、果樹(例えば、みかん、なし
等)、茶、タバコ等の諸害虫が発生した時期に散布また
は処理することにより害虫を駆除することができ、又、
予め散布または処理することにより長期間にわたって諸
害虫の発生を防ぐことができる。
ガ、コブノメイガ、アワヨトウ、ヨトウガ、コナガ、チ
ャノホソガ、チャノコカクモンハマキ、鞘翅目のイネミ
ズゾウムシ、イネゾウムシ、イネドロオイムシ、ウリハ
ムシ、半翅目のツマグロヨコバイ、セジロウンカ、トビ
イロウンカ、ヒメトビウンカ、アザミウマ目のチャノキ
イロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、アブラムシ
類のワタアブラムシ、モモアカアブラムシ、チューリッ
プヒゲナガアブラムシ等が挙げられる。
は下記の実施例で示す方法により製造される。なかでも
好ましい組成物としては、粉剤DL、粒剤および水和剤
が挙げられる。該粉剤DLの好ましい組成としては、・ 活性成分(α−不飽和アミン類またはその塩など)・ 固形担体(酸性白土など)・ 酸(リン酸など)・ 固着剤(アニオン性界面活性剤(ネオコールSW−C
TM 等)など)・ 凝集剤(有機溶剤(IPソルベント等)など)・ 増量剤(DL用クレー、DL用炭酸カルシウムなど) である。
0 TM 等)など)・ 増量剤(クレーなど) である。
TM 等)など)・ 増量剤(水和剤用クレーなど) である。
中のα−不飽和アミン類またはその塩の分解が抑制され
ると共に、実際、水田あるいは畑に散布された場合、太
陽光による分解が抑制されるために、安定でしかも植物
に対する薬害が実質的になく植物防疫に極めて有用なα
−不飽和アミン類またはその塩含有製剤が得られる。
又、従来は、a−不飽和アミン類またはその塩と配合す
ることができなかった他の農薬活性物質と配合すること
が出来、本発明の製剤は農薬散布後の有効成分の利用率
に優れると共に工業的に極めて容易に製造される。
発明を詳細に説明する。なおここに用いるられる部は、
すべて重量部を示す。
ていない例) 98.25部の微粉末クレーに、0.25部の化合物
3、更に1.0部の流動パラフィン(ドリレスC(商
標)使用、以下ドリレスCと略称する)、0.5部のホ
ワイトカーボンを加え、自動乳鉢で十分混合した。つい
でバンタムミルで解砕して化合物3含有粉剤DLを得
た。
ていない例:カルタップ含有) 96.25部の微粉末クレーに、0.25部の化合物
3、2.0部のカルタップ、1.0部のドリレス(商
標)および0.5部のホワイトカーボンを加え、自動乳
鉢で十分混合した。ついでバンタムミルで解砕して化合
物3・カルタップ混合粉剤DLを得た。
ていない例:バリダマイシンA含有) 97.95部の微粉末クレーに、0.25部の化合物
3、0.3部のバリダマイシンA、1.0部のドリレス
C(商標)および0.5部のホワイトカーボンを加え、
自動乳鉢で十分混合した。ついでバンタムミルで解砕し
て化合物3・バリダマイシンA混合粉剤DLを得た。
ていない例:フェリムゾン・フサライド含有) 94.75部の微粉末クレーに、0.25部の化合物
3、2.0部のフェリムゾン、1.5部のフサライド、
1.0部のドリレスC(商標)および0.5部のホワイ
トカーボンを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついでバ
ンタムミルで解砕して化合物3・フェリムゾン・フサラ
イド混合粉剤DLを得た。
5.0部のデキストリン、1.0部の85%リン酸をよ
く混合した。混合物に水を加えてよく練合し、練合物を
押出造粒機(スクリーン1.0mm径)で造粒し湿式成
形物を得た。これを乾燥後、整粒して10メッシュから
32メッシュの粒剤を得た。
いない例) 82.0部の水和剤用クレー、10.0部の化合物3、
5.0部のニューカルゲンBX−C(商標)(竹本油脂
(株)製)および3.0部のホワイトカーボンを加え、
自動乳鉢で十分混合した。ついで、微粉砕機で粉砕し化
合物3水和剤を得た。
ていない例) 20.0部の化合物3を80.0部の水(あらかじめ、
リン酸を添加し、pHメータにてpH3に調整)に溶解
した。1.25部のこの液と5.0部の微粉末クレーを
充分混合した。6.25部のこの混合物,77.25部
の微粉末クレー,1.0部のドリレスC(商標),0.
5部のホワイトカ ーボンおよび15.0部の無水石膏
を加え、自動乳鉢で充分混合した。ついで、 バンダム
ミルで解砕して、化合物3粉剤DLを得た。
3、1.0部のドリレス(商標)、5.0部の酸性白土
および0.5部のホワイトカーボンを加え、自動乳鉢で
十分混合した。ついでバンタムミルで解砕して化合物3
含有粉剤DLを得た。
し、pHメータにてpH3に調整)80.0部に溶解し
た。1.25部のこの液と5.0部の酸性白土を十分均
一になるように自動乳鉢で混合した。6.25部のこの
混合物、77.25部の微粉末クレー、1.0部のドリ
レスC、0.5部のホワイトカーボンおよび15.0部
の無水せっこうを加え、自動乳鉢で十分混合した。つい
でバンタムミルで解砕して化合物3含有粉剤DLを得
た。
リン酸を添加し、pHメータにてp H3に調整)に溶
解した。1.25部のこの液、5.0部の酸性白土、7
7.25部の微粉末クレー、1.0部のドリレスC、
0.5部のホワイトカーボンおよび15.0部の無水せ
っこうを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついでバンタ
ムミルで解砕して化合物3粉剤DLを得た。
リン酸を添加し、pHメータにてpH3に調整)に溶解
した。1.25部のこの液と5.0部のホルマイト(エ
ードプラス(商標),武田薬品工業社製)を十分均一に
なるように自動乳鉢で混合した。6.25部のこの混合
物、77.25部の微粉末クレー、1.0部のドリレス
C、0.5部のホワイトカーボンおよび15.0部の無
水せっこうを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついでバ
ンタムミルで解砕して化合物3粉剤DLを得た。
リン酸を添加し、pHメータにてpH3に調整)に溶解
する。1.25部のこの液と5.0部のβ−シクロデキ
ストリンを十分均一になるように自動乳鉢で混合した。
6.25部のこの混合物、77.25部の微粉末クレ
ー、1.0部のドリレスC、0.5部のホワイトカーボ
ンおよび15.0部の無水せっこうを加え、自動乳鉢で
十分混合した。ついでバンタムミルで解砕 して化合物
3粉剤DLを得た。
リン酸を添加し、pHメータにてpH3に調整)に溶解
した。1.25部のこの液と5.0部の酸性白土を十分
均一になるように自動乳鉢で混合した。6.25部のこ
の混合物、76.95部の微粉末クレー、0.3部のバ
リダマイシンA部、1.0部のドリレスC、0.1部の
ホワイトカーボンおよび15.0部の無水石膏を加え、
自動乳鉢で十分混合する。ついでバンタムミルで解砕し
て化合物3・バリダマイシンA混合粉剤DLを得た。
リン酸を添加し、pHメータにてpH3に調整)に溶解
した。1.25部のこの液と5.0部の酸性白土を十分
均一になるように自動乳鉢で混合した。6.25部のこ
の混合物、75.25部の微粉末クレー、2.0部のカ
ルタップ、1.0部のドリレスC、0.5部のホワイト
カーボンおよび15.0部の無水せっこうを加え、自動
乳鉢で十分混合した。ついでバンタムミルで解砕して化
合物3.カルタップ混合粉剤DLを得た。
部のリン酸を混合し、化合物3を溶解した。1.75部
のこの液と5.0部の酸性白土を十分均一になるように
自動乳鉢で混合した。6.75部のこの化合物、76.
75部の微粉末クレー、1.0部のIPソルベント、
0.5部のホワイトカーボンおよび15.0部の無水せ
っこうを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついでバンタ
ムミルで解砕して化合物3粉剤DLを得た。この粉剤D
Lの10%懸濁液におけるpHを測定するとpH4.5
であった。
らかじめ混合しておいた0.5部のリン酸と5.0部の
酸性白土との混合物へ、1.25部の化合物3水溶液を
添加し、十分均一になるように自動乳鉢で混合した。混
合後,60℃減圧下にて水分を乾燥した。5.75部の
この乾燥品、77.75部の微粉末クレー、1.0部の
IPソルベント、0.5部のホワイトカーボンおよび1
5.0部の無水せっこうを加え、自動乳鉢で十分混合し
た。ついでバンタムミルで解砕して化合物3粉剤DLを
得た。この粉剤DLの10%懸濁液におけるpHを測定
するとpH4.5であった。
ン酸を添加し、pHメータにてpH3.0に調整)に溶
解した。60.0部のこの液と40.0部の酸性白土を
均一に混合し、スプレードライ(大川原加工機製,L−
8型)にて乾燥した。5.5部のこの乾燥品と91.5
部の微粉末クレー、0.5部のIPソルベント、0.5
部の高純度超微粒子酸かアルミニウム、2.0部のネオ
コールSW−Cを加え、自動乳鉢で十分混合した。つい
で、バンダムミルで破砕して化合物3粉剤DLを得た。
リン酸を添加し,pHメーターにてpH3に調整)に溶
解した。1.25部のこの液と5.0部の酸性白土を十
分均一になるように自動乳鉢で混合した。6.25部の
この混合物、77.25部の微粉末クレー、1.0部の
IPソルベント、0.5部のホワイトカーボンおよび1
5.0部の無水せっこうを加え、自動乳鉢で十分混合し
た。ついでバンタムミルで解砕して化合物1粉剤DLを
得た。
リン酸を添加し,pHメータにてpH3に調整)に溶解
した。1.25部のこの液、5.0部の酸性白土、7
7.25部の微粉末クレー、1.0部のドリレスC、
0.5部のホワイトカーボンおよび15.0部の無水せ
っこうを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついでバンタ
ムミルで解砕して化合物1粉剤DLを得た。
部のリン酸を混合し、化合物1を溶解した。1.75部
のこの液と5.0部の酸性白土を十分均一になるように
自動乳鉢で混合した。6.75部のこの混合物、77.
25部の微粉末クレー、1.0部のIPソルベント、
0.5部のホワイトカーボンおよび15.0部の無水せ
っこうを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついでバンタ
ムミルで解砕して化合物1粉剤DLを得た。この粉剤D
Lの10%懸濁液におけるpHを測定するとpH4.3
であった。
らかじめ混合しておいた0.5部のリン酸と5.0部の
酸性白土との混合物へ1.25部の化合物1水溶液を添
加し、十分均一になるように自動乳鉢で混合した。混合
後,60℃減圧下にて水分を乾燥した。5.75部のこ
の乾燥品、77.75部の微粉末クレー、1.0部のI
Pソルベント、0.5部のホワイトカーボンおよび1
5.0部の無水せっこうを加え、自動乳鉢で十分混合し
た。ついでバンタムミルで解砕して化合物1粉剤DLを
得た。この粉剤DLの10%懸濁液におけるpHを測定
するとpH4.4であった。
1.0部の化合物3、5.0部のデキストリン、1.0
部の85%リン酸をよく混合した。混合物に水を加えて
よく練合し、練合物を押出造粒機(スクリーン1.0m
m径)で造粒し湿式成形物を得た。これを乾燥後、整粒
して10メッシュから32メッシュの粒剤を得た。 こ
の粒剤を粉砕し、10%懸濁液におけるpHを測定する
とpH3.1であった。
1.0部の化合物3、5.0部のデキストリンをよく混
合した。該混合物に1.0部の85%リン酸を含む水の
20.0部を加えて、よく練合した。該練合物を押出造
粒機(スクリーン1.0mm径)で造粒し、湿式成形物
を得た。これを乾燥後、整粒して、10メッシュから3
2メッシュの粒剤を得た。この粒剤を粉砕し、10%懸
濁液におけるpHを測定するとpHは3.0であった。
部の85%リン酸、5.0部のニューカルゲンBX−C
(商標)(竹本油脂(株)製)および3.0部のホワイ
トカーボンを加え、自動乳鉢で十分混合した。ついで微
粉砕機で粉砕し水和剤を得た。
各々20gを粉剤は粉剤用紙袋、粒剤は粒剤用紙袋、水
和剤は水和剤用アルミ袋に入れたのち所定時間、所定温
度で保存した。ついで試料を取り出し、一定量(α−不
飽和アミン類またはその塩に換算して10mg)を精秤
しアセトニトリル:0.5M KH2PO4水溶液(5
0/50V/V)の溶液40mlと共に30分間振と
う、抽出した。抽出液中のα−不飽和アミン類またはそ
の塩の含有量を高速液体クロマトグラフィー(カラム:
ヌクレオシル(Nucleosil)10−C18、ガ
スクロ工業製、溶出溶媒、アセトニトリル:0.5M
KH2PO4水溶液(50/50V/V))で測定し
た。α−不飽和アミン類またはその塩の分解率(%)は
下式から求めた。
mlの水で希釈し水和剤の1000倍希釈液を調製し
た。この液5mlを内径8.6cm高さ2.0cmのシ
ャーレに均一にいれた後、減圧下60℃・2時間水分を
乾燥した。この試料を暗所用と太陽光照射用と調製し
た。太陽光の照射時間は、4時間である。太陽光に曝し
た後、シャーレ内のα−不飽和アミン類またはその塩を
アセトニトリル:0.5M KH2PO4水溶液(50
/50V/V)50mlで洗いだし、振とう、抽出し
た。抽出液中のα−不飽和アミン類またはその塩の含有
量を高速液体クロマトグラフィー(カラム:ヌクレオシ
ル(Nucleosil)10−C18、ガスクロ工業
製、溶出溶媒、アセトニトリル:0.5M KH2PO
4水溶液(50/50V/V))で測定する。
フラスコに入れ、pH3あるいはpH6に調整した精製
水で定容とした。酸性白土500mgを正確に測り、1
00mlの三角フラスコに入れ、上記水溶液を40ml
ホールピペットにて加えた。この懸濁液を26℃に保
ち、3時間振とうした。3000rpmで酸性白土を遠
心分離した後、上澄液の化合物3の濃度を高速液体クロ
マトグラフィー(カラム:ヌクレオシル(Nucleo
sil)10−C18,ガスクロ工業製;溶出溶媒,ア
セトニトリル:0.5M KH2PO4水溶液(50/
50(V/V))で 測定することにより、酸性白土に
吸着した化合物3の量を算出した。
ーの吸着を測定した。
Claims (6)
- 【請求項1】 酸および吸着能を有する固形担体を使用
することを特徴とする式 【化1】 〔式中、X1、X2の1つは電子吸引基を他は水素原子
または電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R
2は水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介す
る基を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環
状炭化水素基を示す。〕で表されるα−不飽和アミン類
またはその塩の少なくとも一種を含有する殺虫剤組成物
の安定化方法。 - 【請求項2】 式 【化2】 〔式中、X1、X2の1つは電子吸引基を他は水素原子ま
たは電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R2は
水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介する基
を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環状炭
化水素基を示す。〕で表されるα−不飽和アミン類また
はその塩の少なくとも一種の活性成分をpH5.5以下
の条件下に吸着能を有する固形担体に担持させることを
特徴とする農薬組成物の製造法。 - 【請求項3】 式 【化3】 〔式中、X1、X2の1つは電子吸引基を他は水素原子ま
たは電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R2は
水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介する基
を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環状炭
化水素基を示す。〕で表されるα−不飽和アミン類また
はその塩の少なくとも一種の活性成分の水溶液または水
性懸濁液のpHを5.5以下に調整し、吸着能を有する
固形担体と混和し、該活性成分を吸着能を有する固形担
体に担持させる請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】 式 【化4】 〔式中、X1、X2の1つは電子吸引基を他は水素原子ま
たは電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R2は
水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介する基
を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環状炭
化水素基を示す。〕で表されるα−不飽和アミン類また
はその塩の少なくとも一種の活性成分の水溶液または水
性懸濁液を調製し、該水溶液または該水性懸濁液が添加
された時に、pHが5.5以下となる量の酸と吸着能を
有する固形担体との混和物に、該水溶液または該水性懸
濁液を混和し、該活性成分を吸着能を有する固形担体に
担持させる請求項2記載の製造法。 - 【請求項5】 式 【化5】 〔式中、X1、X2の1つは電子吸引基を他は水素原子ま
たは電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R2は
水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介する基
を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環状炭
化水素基を示す。〕で表されるα−不飽和アミン類また
はその塩の少なくとも一種の活性成分、吸着能を有する
固形担体および、水または水性液が添加された時に、p
Hが5.5以下となる量の酸の混合物と水または水性液
とを混和し、該活性成分を吸着能を有する固形担体に担
持させる請求項2記載の製造法。 - 【請求項6】 式 【化6】 〔式中、X1、X2の1つは電子吸引基を他は水素原子ま
たは電子吸引基を、R1は窒素原子を介する基を、R2は
水素原子または炭素、窒素もしくは酸素原子を介する基
を、nは0、1または2を、Aは複素環基または環状炭
化水素基を示す。〕で表されるα−不飽和アミン類また
はその塩の少なくとも一種の活性成分と吸着能を有する
固形担体とを混合し、水または水性液と他の成分とが混
和された時に、pHが5.5以下となる量の酸を含有す
る水または水性液と該混合物とを混和し、該活性成分を
吸着能を有する固形担体に担持させる請求項2記載の製
造法。
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