JPH05155861A - ピリダジン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤 - Google Patents
ピリダジン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤Info
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- JPH05155861A JPH05155861A JP32464391A JP32464391A JPH05155861A JP H05155861 A JPH05155861 A JP H05155861A JP 32464391 A JP32464391 A JP 32464391A JP 32464391 A JP32464391 A JP 32464391A JP H05155861 A JPH05155861 A JP H05155861A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 図示構造式で表わされるピリダジン誘導体、
その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤。 【効果】 本発明化合物は、屋内塵性ダニ類等に対し優
れた殺ダニ効力を有する。
その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤。 【効果】 本発明化合物は、屋内塵性ダニ類等に対し優
れた殺ダニ効力を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピリダジン誘導体、その
製造法およびそれを有効成分として含有する殺ダニ剤に
関するものである。
製造法およびそれを有効成分として含有する殺ダニ剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、殺ダニ剤、特に、屋内塵性ダ
ニ類防除剤としてある種のピレスロイド系化合物や有機
リン系化合物等が用いられてきた。
ニ類防除剤としてある種のピレスロイド系化合物や有機
リン系化合物等が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化合物の防除効果は、必ずしも常に充分であるとは言
えない。
の化合物の防除効果は、必ずしも常に充分であるとは言
えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み、より優れた殺ダニ剤を開発すべく鋭意検
討を重ねた結果、式 化3
な状況に鑑み、より優れた殺ダニ剤を開発すべく鋭意検
討を重ねた結果、式 化3
【化3】 で示されるピリダジン誘導体が優れた殺ダニ効力を示す
事を見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は式
化3で示されるピリダジン誘導体(以下、本発明化合物
と記す。)、その製造法およびそれを有効成分とする殺
ダニ剤を提供するものである。本発明化合物は防疫用殺
ダニ剤、即ち、屋内塵性ダニ類用殺ダニ剤や動物寄生性
ダニ類用殺ダニ剤等として用いるのが好ましく、屋内塵
性ダニ類用殺ダニ剤として用いるのがより好ましい。
事を見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は式
化3で示されるピリダジン誘導体(以下、本発明化合物
と記す。)、その製造法およびそれを有効成分とする殺
ダニ剤を提供するものである。本発明化合物は防疫用殺
ダニ剤、即ち、屋内塵性ダニ類用殺ダニ剤や動物寄生性
ダニ類用殺ダニ剤等として用いるのが好ましく、屋内塵
性ダニ類用殺ダニ剤として用いるのがより好ましい。
【0005】本発明化合物は、一般式 化4
【化4】HC≡CCH2 OM 〔式中、Mはアルカリ金属原子を表す。〕で示されるア
ルカリ金属塩と、3,4,5,6−テトラクロルピリダ
ジンを反応させる事により製造する事ができる。本反応
は通常溶媒中で行なわれ、用いられる溶媒としては、た
とえば、ヘキサン、リグロイン等の脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、クロロホルム、
塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、ア
セトン等のケトン、酢酸エチル等のエステル、アセトニ
トリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等
の酸アミドおよびジメチルスルホキシド等の硫黄化合物
等およびそれらの混合物が挙げられる。アルカリ金属原
子としては、たとえば、ナトリウムおよびカリウムが挙
げられる。反応に供する試剤の量は、3,4,5,6−
テトラクロルピリダジン1当量に対して、一般式 化4
で示されるアルカリ金属塩は通常1〜1.5当量、好まし
くは、1〜1.1当量である。反応温度の範囲は通常約−
20℃〜反応溶媒の沸点、好ましくは−5℃〜室温であ
り、反応時間は通常数分〜数日、好ましくは、10分〜
2時間程度である。反応の終了後の反応液は、有機溶媒
抽出、濃縮等の通常の後処理を行ない、必要に応じ、ク
ロマトグラフィー、再結晶等の精製操作を行なうことに
より、目的の化合物を得る事ができる。本発明化合物を
製造する際の一方の原料化合物である3,4,5,6−
テトラクロルピリダジンはJ.Org.Chem. 28,220(1963)に
記載の方法により得ることができる。
ルカリ金属塩と、3,4,5,6−テトラクロルピリダ
ジンを反応させる事により製造する事ができる。本反応
は通常溶媒中で行なわれ、用いられる溶媒としては、た
とえば、ヘキサン、リグロイン等の脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、クロロホルム、
塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、ア
セトン等のケトン、酢酸エチル等のエステル、アセトニ
トリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等
の酸アミドおよびジメチルスルホキシド等の硫黄化合物
等およびそれらの混合物が挙げられる。アルカリ金属原
子としては、たとえば、ナトリウムおよびカリウムが挙
げられる。反応に供する試剤の量は、3,4,5,6−
テトラクロルピリダジン1当量に対して、一般式 化4
で示されるアルカリ金属塩は通常1〜1.5当量、好まし
くは、1〜1.1当量である。反応温度の範囲は通常約−
20℃〜反応溶媒の沸点、好ましくは−5℃〜室温であ
り、反応時間は通常数分〜数日、好ましくは、10分〜
2時間程度である。反応の終了後の反応液は、有機溶媒
抽出、濃縮等の通常の後処理を行ない、必要に応じ、ク
ロマトグラフィー、再結晶等の精製操作を行なうことに
より、目的の化合物を得る事ができる。本発明化合物を
製造する際の一方の原料化合物である3,4,5,6−
テトラクロルピリダジンはJ.Org.Chem. 28,220(1963)に
記載の方法により得ることができる。
【0006】本発明化合物により防除できるダニ類とし
ては、たとえば下記のものが挙げられる。 屋内塵性ダニ類 コナヒョウヒダニやヤケヒョウダニに代表されるヒョウ
ヒダニ類、ケナガコナダニやムギコナダニに代表される
コナダニ類、チリニクダニ、イエニクダニ、サヤアシニ
クダニに代表されるニクダニ類、クワガタツメダニやフ
トツメダニに代表されるツメダニ類、ホコリダニ類、マ
ルニクダニ類、イエササラダニ類 動物寄生性ダニ類 オウシマダニ等のマダニ類、イエダニ、トリサシダニ、
ワクモ等。
ては、たとえば下記のものが挙げられる。 屋内塵性ダニ類 コナヒョウヒダニやヤケヒョウダニに代表されるヒョウ
ヒダニ類、ケナガコナダニやムギコナダニに代表される
コナダニ類、チリニクダニ、イエニクダニ、サヤアシニ
クダニに代表されるニクダニ類、クワガタツメダニやフ
トツメダニに代表されるツメダニ類、ホコリダニ類、マ
ルニクダニ類、イエササラダニ類 動物寄生性ダニ類 オウシマダニ等のマダニ類、イエダニ、トリサシダニ、
ワクモ等。
【0007】本発明化合物を殺ダニ剤の有効成分として
用いる場合は、他の何らの成分も加えずそのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担
体、餌等と混合するか、あるいは多孔セラミックス板や
不織布等の基材に含浸し、必要あれば界面活性剤、その
他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フ
ロアブル剤、粉剤、エアゾール、燻煙剤、煙霧剤(フォ
ッギング等)、毒餌、防ダニシート等に製剤して使用す
る。これらの製剤には、有効成分として本発明化合物
を、通常、重量比で0.01〜95%含有する。製剤化の際
に用いられる固体担体としては、たとえば粘土類(カオ
リンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイ
ト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類、セラミ
ック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活
性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)等の微粉末ある
いは粒状物等があげられ、液体担体としては、たとえば
水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケト
ン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化
水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサ
ン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢
酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロ
ピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリク
ロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド、
大豆油、綿実油等の植物油等があげられ、ガス状担体、
すなわち噴射剤としては、たとえばフロンガス、ブタン
ガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、炭
酸ガス等があげられる。界面活性剤としては、たとえば
アルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アル
キルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル
類およびそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレング
リコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖ア
ルコール誘導体等があげられる。固着剤や分散剤等の製
剤用補助剤としては、たとえばカゼイン、ゼラチン、多
糖類(でんぷん粉、アラビアガム、セルロース誘導体、
アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖
類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、
安定剤としては、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロ
ピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メト
キシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂
肪酸またはそのエステル等があげられる。毒餌の基材と
しては、たとえば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース
等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒド
ログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の
保存料、トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タ
マネギ香料等の誘引性香料等があげられる。このように
して得られる製剤は、そのままであるいは水等で希釈し
て用いる。また、他の殺ダニ剤、殺虫剤、殺菌剤、共力
剤、動物用飼料等と混合して、または混合せずに同時に
用いることもできる。本発明化合物は電気掃除機の集塵
袋に含浸させて防ダニ集塵袋として用いることもでき
る。本発明化合物を防疫用殺ダニ剤として用いる場合、
乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通常、水で0.1ppm〜
500ppm に希釈して施用し、油剤、粉剤、燻煙剤、エ
アゾール、煙霧剤、毒餌、防ダニシート等についてはそ
のまま施用する。これらの施用量、施用濃度は、いずれ
も製剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、ダニの
種類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲に
かかわることなく増加させたり、減少させたりすること
ができる。
用いる場合は、他の何らの成分も加えずそのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担
体、餌等と混合するか、あるいは多孔セラミックス板や
不織布等の基材に含浸し、必要あれば界面活性剤、その
他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フ
ロアブル剤、粉剤、エアゾール、燻煙剤、煙霧剤(フォ
ッギング等)、毒餌、防ダニシート等に製剤して使用す
る。これらの製剤には、有効成分として本発明化合物
を、通常、重量比で0.01〜95%含有する。製剤化の際
に用いられる固体担体としては、たとえば粘土類(カオ
リンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイ
ト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類、セラミ
ック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活
性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)等の微粉末ある
いは粒状物等があげられ、液体担体としては、たとえば
水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケト
ン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化
水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサ
ン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢
酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロ
ピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリク
ロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド、
大豆油、綿実油等の植物油等があげられ、ガス状担体、
すなわち噴射剤としては、たとえばフロンガス、ブタン
ガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、炭
酸ガス等があげられる。界面活性剤としては、たとえば
アルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アル
キルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル
類およびそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレング
リコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖ア
ルコール誘導体等があげられる。固着剤や分散剤等の製
剤用補助剤としては、たとえばカゼイン、ゼラチン、多
糖類(でんぷん粉、アラビアガム、セルロース誘導体、
アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖
類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、
安定剤としては、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロ
ピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メト
キシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂
肪酸またはそのエステル等があげられる。毒餌の基材と
しては、たとえば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース
等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒド
ログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の
保存料、トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タ
マネギ香料等の誘引性香料等があげられる。このように
して得られる製剤は、そのままであるいは水等で希釈し
て用いる。また、他の殺ダニ剤、殺虫剤、殺菌剤、共力
剤、動物用飼料等と混合して、または混合せずに同時に
用いることもできる。本発明化合物は電気掃除機の集塵
袋に含浸させて防ダニ集塵袋として用いることもでき
る。本発明化合物を防疫用殺ダニ剤として用いる場合、
乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通常、水で0.1ppm〜
500ppm に希釈して施用し、油剤、粉剤、燻煙剤、エ
アゾール、煙霧剤、毒餌、防ダニシート等についてはそ
のまま施用する。これらの施用量、施用濃度は、いずれ
も製剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、ダニの
種類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲に
かかわることなく増加させたり、減少させたりすること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。まず製造例を示す。 製造例 60%油性水素化ナトリウム580mgを無水テトラヒド
ロフラン100mlに懸濁し、氷冷下、プロパルギルアル
コール770mgを徐々に加えた。10分後、この溶液に
3,4,5,6−テトラクロルピリダジン3.0gを加え
た。室温に戻して、1時間反応させた後、反応液を減圧
濃縮し、残渣に水50mlを加えてエチルエーテル100
mlで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮して得られた結晶状残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液 ヘキサン:酢酸エチル
=3:1(v/v))に付し、2.26gの5−プロパルギ
ルオキシ−3,4,6−トリクロルピリダジンを得た。 m.p. 93.2℃
によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。まず製造例を示す。 製造例 60%油性水素化ナトリウム580mgを無水テトラヒド
ロフラン100mlに懸濁し、氷冷下、プロパルギルアル
コール770mgを徐々に加えた。10分後、この溶液に
3,4,5,6−テトラクロルピリダジン3.0gを加え
た。室温に戻して、1時間反応させた後、反応液を減圧
濃縮し、残渣に水50mlを加えてエチルエーテル100
mlで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮して得られた結晶状残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液 ヘキサン:酢酸エチル
=3:1(v/v))に付し、2.26gの5−プロパルギ
ルオキシ−3,4,6−トリクロルピリダジンを得た。 m.p. 93.2℃
【0009】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
し、本発明化合物は、前記の化合物番号で表す。 製剤例1 乳剤 本発明化合物10部を、キシレン35部およびジメチル
ホルムアミド35部に溶解し、これにポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシルベン
ゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌混合し
て10%乳剤を得る。 製剤例2 水和剤 本発明化合物20部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、
リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素
微粉末20部および珪藻土54部を混合した中に加え、
ジュースミキサーで攪拌混合して20%水和剤を得る。 製剤例3 粉剤 本発明化合物1部を適当量のアセトンに溶解し、これに
合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.3部およびクレ
ー93.7部を加え、ジュースミキサーで攪拌混合し、アセ
トンを蒸発除去して1%粉剤を得る。 製剤例4 フロアブル剤 本発明化合物20部とソルビタントリオレエート1.5部
とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液28.5部と
混合し、必要に応じサンドグラインダーで微粉砕(粒径
3μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部お
よびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む
水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコール10
部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁剤を得る。 製剤例5 油剤 本発明化合物0.1部をキシレン5部およびトリクロロエ
タン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して0.
1%油剤を得る。 製剤例6 油性エアゾール(1) 本発明化合物0.1部、テトラメスリン0.2部、d−フェ
ノスリン0.1部、トリクロロエタンの10部および脱臭
灯油59.6部を混合溶解し、エアゾール容器に充填し、バ
ルブ部分を取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤
(液化石油ガス)30部を加圧充填して油性エアゾール
を得る。 製剤例7 油性エアゾール(2) 本発明化合物1部、ケロシン7部および脱臭灯油32部
を混合溶解し、エアゾール容器に充填し、バルブ部分を
取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)60部を加圧充填して油性エアゾールを得る。 製剤例8 水性エアゾール 本発明化合物0.2部、d−アレスリン0.2部、d−フェ
ノスリン0.2部、キシレン5部、脱臭灯油3.4部および
乳化剤{アトモス300(アトラスケミカル社登録商標
名)}1部を混合溶解したものと、純水50部とをエア
ゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブ
部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を加圧充填
して水性エアゾールを得る。 製剤例9 加熱燻煙剤 本発明化合物100mgを適量のアセトンに溶解し、4.0
cm×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させ
て加熱燻煙剤を得る。 製剤例10 毒餌 本発明化合物10mgをアセトン0.5mlに溶解し、この溶
液を、動物用固型飼料粉末(飼育繁殖用固型飼料粉末C
E−2、日本クレア株式会社商品名)5gに処理し、均
一に混合する。ついでアセトンを風乾し、0.2%毒餌を
得る。 製剤例11 防ダニシート 本発明化合物をアセトンで希釈し、不織布に1m2 当り
1gとなるように滴下含浸し、アセトンを風乾して防ダ
ニシートを得る。 製剤例12 防ダニシート 本発明化合物をろ紙に1m2 当り1gとなるように滴下
含浸し、アセトンを風乾して防ダニシートを得る。
し、本発明化合物は、前記の化合物番号で表す。 製剤例1 乳剤 本発明化合物10部を、キシレン35部およびジメチル
ホルムアミド35部に溶解し、これにポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシルベン
ゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌混合し
て10%乳剤を得る。 製剤例2 水和剤 本発明化合物20部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、
リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素
微粉末20部および珪藻土54部を混合した中に加え、
ジュースミキサーで攪拌混合して20%水和剤を得る。 製剤例3 粉剤 本発明化合物1部を適当量のアセトンに溶解し、これに
合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.3部およびクレ
ー93.7部を加え、ジュースミキサーで攪拌混合し、アセ
トンを蒸発除去して1%粉剤を得る。 製剤例4 フロアブル剤 本発明化合物20部とソルビタントリオレエート1.5部
とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液28.5部と
混合し、必要に応じサンドグラインダーで微粉砕(粒径
3μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部お
よびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む
水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコール10
部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁剤を得る。 製剤例5 油剤 本発明化合物0.1部をキシレン5部およびトリクロロエ
タン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して0.
1%油剤を得る。 製剤例6 油性エアゾール(1) 本発明化合物0.1部、テトラメスリン0.2部、d−フェ
ノスリン0.1部、トリクロロエタンの10部および脱臭
灯油59.6部を混合溶解し、エアゾール容器に充填し、バ
ルブ部分を取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤
(液化石油ガス)30部を加圧充填して油性エアゾール
を得る。 製剤例7 油性エアゾール(2) 本発明化合物1部、ケロシン7部および脱臭灯油32部
を混合溶解し、エアゾール容器に充填し、バルブ部分を
取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)60部を加圧充填して油性エアゾールを得る。 製剤例8 水性エアゾール 本発明化合物0.2部、d−アレスリン0.2部、d−フェ
ノスリン0.2部、キシレン5部、脱臭灯油3.4部および
乳化剤{アトモス300(アトラスケミカル社登録商標
名)}1部を混合溶解したものと、純水50部とをエア
ゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブ
部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を加圧充填
して水性エアゾールを得る。 製剤例9 加熱燻煙剤 本発明化合物100mgを適量のアセトンに溶解し、4.0
cm×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させ
て加熱燻煙剤を得る。 製剤例10 毒餌 本発明化合物10mgをアセトン0.5mlに溶解し、この溶
液を、動物用固型飼料粉末(飼育繁殖用固型飼料粉末C
E−2、日本クレア株式会社商品名)5gに処理し、均
一に混合する。ついでアセトンを風乾し、0.2%毒餌を
得る。 製剤例11 防ダニシート 本発明化合物をアセトンで希釈し、不織布に1m2 当り
1gとなるように滴下含浸し、アセトンを風乾して防ダ
ニシートを得る。 製剤例12 防ダニシート 本発明化合物をろ紙に1m2 当り1gとなるように滴下
含浸し、アセトンを風乾して防ダニシートを得る。
【0010】次に、本発明化合物が殺ダニ剤の有効成分
として有用であることを試験例により示す。 試験例 直径4cmのろ紙に供試化合物のアセトン溶液を所定薬量
になるように均一に処理し、風乾した。ろ紙表面にケナ
ガコナダニ、コナヒョウヒダニまたはヤケヒョウヒダニ
を約20頭放飼し、1日後に死虫率を観察した。なお、
ろ紙の縁にはダニの逃亡を防止するために、粘着物質を
塗布した。結果を表1に示す。
として有用であることを試験例により示す。 試験例 直径4cmのろ紙に供試化合物のアセトン溶液を所定薬量
になるように均一に処理し、風乾した。ろ紙表面にケナ
ガコナダニ、コナヒョウヒダニまたはヤケヒョウヒダニ
を約20頭放飼し、1日後に死虫率を観察した。なお、
ろ紙の縁にはダニの逃亡を防止するために、粘着物質を
塗布した。結果を表1に示す。
【表1】
【0011】
【発明の効果】本発明化合物は、屋内塵性ダニ類等に対
して優れた殺ダニ効力を有する。
して優れた殺ダニ効力を有する。
Claims (3)
- 【請求項1】式 化1 【化1】 で示されるピリダジン誘導体。
- 【請求項2】一般式 化2 【化2】HC≡CCH2 OM 〔式中、Mはアルカリ金属原子を表す。〕で示されるア
ルカリ金属塩と、3,4,5,6−テトラクロルピリダ
ジンを反応させる事を特徴とする請求項1記載のピリダ
ジン誘導体の製造法。 - 【請求項3】請求項1記載のピリダジン誘導体を有効成
分として含有する事を特徴とする殺ダニ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32464391A JPH05155861A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | ピリダジン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32464391A JPH05155861A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | ピリダジン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155861A true JPH05155861A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18168121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32464391A Pending JPH05155861A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | ピリダジン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺ダニ剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05155861A (ja) |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP32464391A patent/JPH05155861A/ja active Pending
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