JP3314442B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP3314442B2
JP3314442B2 JP4893293A JP4893293A JP3314442B2 JP 3314442 B2 JP3314442 B2 JP 3314442B2 JP 4893293 A JP4893293 A JP 4893293A JP 4893293 A JP4893293 A JP 4893293A JP 3314442 B2 JP3314442 B2 JP 3314442B2
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ferrite core
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induction heating
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和一 岡田
哲郎 青木
純一 宮川
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導加熱調理器の加熱コ
イルユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器の加熱コイルユニ
ットは図6および図7のような構造になっていた。すな
わち、1は円板状に成形固着されたコイル巻き線、2は
コイル巻き線1裏面側に配されたフェライトコア、3は
コイル支持台、4はねじ5を介してコイル巻き線1を支
持台3に固定する保持爪である。フェライトコア2は接
着剤6で支持台3に固定され、コイル巻き線1も電流通
電時に発生する振動によって音やバラケが発生するのを
防ぐため裏面側で接着剤7により支持台3に固定されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では接着剤6や7の塗布作業手間が複雑な割には塗布
バラツキが発生して、フェライトコア2やコイル巻き線
1と支持台3との接着力が不安定になってはがれが生じ
たり、コイル巻き線1と支持台3の間やフェライトコア
2と支持台3との間に残る接着剤6・7の量が不均一に
なってコイル巻き線1やフェライトコア2の支持台3か
らの浮きが発生し、インダクタンスなどコイルユニット
の電気特性のバラツキが大きくなり、ひいては誘導加熱
調理器本体の性能に影響を与えるという問題点があっ
た。
【0004】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
で、コイル巻き線と支持台・フェライトコアと支持台の
固着を簡単かつ確実、さらに一定寸法にして電気特性バ
ラツキを小さくすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして上記目的を達成す
るために本発明は、本体内の加熱コイルユニットは少な
くともコイル巻き線と、前記コイル巻き線裏面側のフェ
ライトコアと、前記コイル巻き線と前記フェライトコア
とを一体的に成形して支持する支持体とを有し、前記支
持体は、成形時に前記コイル巻き線と前記フェライトコ
アを成形金型内に保持する金型保持穴を除き、前記フェ
ライトコアと前記コイル巻き線とが対向した位置におい
てのみ前記コイル巻き線と前記フェライトコアとを一体
に包み込んで保持し、前記フェライトコアが位置しない
前記コイル巻き線の上下面には前記支持体を配さず、前
記コイル巻き線の上下面を露出させたものである。
【0006】
【作用】本発明の誘導加熱調理器は上記構成により、コ
イル巻き線およびフェライトコアの支持体は成形時にコ
イル巻き線とフェライトコアをフェライトコアの位置す
る部分で、同時に一体に包み込んで形成されるので、接
着剤の塗布作業がなくなって簡単かつ確実にコイル巻き
線とフェライトコアとを保持できるのに加え、接着剤が
なくなるので、コイル巻き線とフェライトコア間の寸法
が一定になり電気特性のバラツキが小さくなるので誘導
加熱調理器本体の性能向上を図ることができる。
【0007】また、支持体がコイル巻き線の露出してい
る部分においては、露出したコイル巻き線が本体内の冷
却ファンによる冷却風に直接さらされるので、コイル巻
き線の温度上昇を低減することができる。
【0008】さらに、フェライトコアを外れた部分はコ
イル巻き線周囲の支持体を無くすることができるので、
支持体の材料量低減を図ることができる。
【0009】
【実施例】(参考例1) 以下本発明の一参考例について、図面を参照しながら説
明する。
【0010】図1および図2において、11は略円板状
の加熱コイルユニットで、12はコイル巻き線、13は
フェライトコア、14は耐熱性樹脂から成る支持体、1
5は支持体14に形成された固定部、16・17はコイ
ル巻き線12の引き出し線、18・19・20は成形時
のコイル巻き線12およびフェライトコア13の金型保
持穴である。
【0011】次に、この一参考例の構成における作用を
説明する。コイル巻き線12とフェライトコア13は、
支持体14の成形時に成形金型内に同時にセットして支
持体14でほぼ全体を一体に包み込んで形成されるの
で、コイル巻き線12とフェライトコア13とを支持体
14に張りつけるための接着剤が不要になり塗布作業が
無くなるので、簡単かつ確実にコイル巻き線12とフェ
ライトコア14とを保持できるのに加え、成形時にはコ
イル巻き線12とフェライトコア13は成形金型で保持
されて隙間寸法が一定に出来るので、電気特性のバラツ
キが小さくなりひいては誘導加熱調理器本体の性能向上
につながるものである。
【0012】(参考例2) 以下本発明の第2の参考例について図面を参照しながら
説明する。
【0013】図3において、11は略円板状の加熱コイ
ルユニットで、12はコイル巻き線、13はフェライト
コア、14は耐熱性樹脂から成る支持体、15は支持体
14に形成された固定部、16・17はコイル巻き線1
2の引き出し線、18・19は成形時のコイル巻き線1
2およびフェライトコア13の金型保持穴で、以上は図
1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるの
は、コイル巻き線12の裏面のフェライトコア13が位
置しない部分には支持体14を配さず、コイル巻き線1
2を露出させた点である。
【0014】上記のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その作用を説明する。コイル巻き線12上
面側は支持体14で覆われているので上方から来る鍋の
輻射熱が断熱され、露出したコイル巻き線12下面は本
体内の冷却ファンによる冷却風に直接さらされるので、
コイル巻き線12の温度上昇の低減を図ることができ
る。
【0015】(参考例3) 以下本発明の第3の参考例について図面を参照しながら
説明する。
【0016】図4において、11は略円板状の加熱コイ
ルユニットで、12はコイル巻き線、13はフェライト
コア、14は耐熱性樹脂から成る支持体、15は支持体
14に形成された固定部、16・17はコイル巻き線1
2の引き出し線、18・20は成形時のコイル巻き線1
2およびフェライトコア13の金型保持穴で、以上は図
1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるの
は、コイル巻き線12の上面のほぼ全体には支持体14
を配さず、コイル巻き線12の上面側を露出させた点で
ある。
【0017】上記のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その作用を説明する。誘導加熱調理器本体
で揚げ物など高温調理を行う場合、本体上面の天板に近
接する加熱コイルユニット11上面部分には支持体14
がないので、支持体14は鍋からの輻射熱を直接受けな
いので温度上昇を抑えることができ、支持体14を耐熱
の低い樹脂材料で構成することができる効果がある。
【0018】(実施例1) 以下本発明の第1の実施例について図面を参照しながら
説明する。
【0019】図5において、11は略円板状の加熱コイ
ルユニットで、12はコイル巻き線、13はフェライト
コア、14は耐熱性樹脂から成る支持体、15は支持体
14に形成された固定部、16・17はコイル巻き線1
2の引き出し線、18・19は成形時のコイル巻き線1
2およびフェライトコア13の金型保持穴で、以上は図
1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるの
は、支持体14フェライトコア13と対向したコイル巻
き線12上面側に配し、フェライトコア13と対向しな
い部分のコイル巻き線12の上下面を露出させてコイル
巻き線12とフェライトコア13とを一体に保持した点
である。
【0020】上記のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その作用を説明する。
【0021】コイル巻き線12はフェライトコア13部
分で支持体14でフェライトコア13と一体に包み込ん
で保持されるので、コイル巻き線12とフェライトコア
13間の寸法は一定になり加熱コイルユニット11の電
気特性バラツキを抑え、かつフェライトコア13を外れ
た部分は支持体を無くすることができるので、支持体1
4の材料の量低減を図ることができるのに加え、コイル
巻き線12が露出するので冷却風にさらされるので、コ
イル巻き線12の温度上昇の低減を図ることができる効
果がある。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コイル巻
き線と支持体・フェライトコアと支持体の固着を簡単か
つ確実にし、さらに一定寸法にして電気特性バラツキを
小さく出来るものである。
【0023】また、コイル巻き線の露出した部分におい
ては、露出したコイル巻き線が本体内の冷却ファンによ
る冷却風に直接さらされるので、コイル巻き線の温度上
昇を低減することができるものである。
【0024】さらに、コイル巻き線とフェライトコア間
の寸法が一定になりコイルユニットの電気特性バラツキ
を抑え、かつフェライトコアを外れた部分はコイル巻き
線を露出させて支持体を無くすることができるので、支
持体の材料の量低減を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例における誘導加熱調理器
の加熱コイルユニットの断面図
【図2】同誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの斜視
【図3】本発明の第2の参考例における誘導加熱調理器
の加熱コイルユニットの断面図
【図4】本発明の第3の参考例における誘導加熱調理器
の加熱コイルユニットの断面図
【図5】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の加熱コイルユニットの断面図
【図6】従来の誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの
断面図
【図7】従来の誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの
斜視図
【符号の説明】
11 加熱コイルユニット 12 コイル巻き線 13 フェライトコア 14 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−239791(JP,A) 特開 昭61−71581(JP,A) 実開 昭55−10291(JP,U) 実開 昭60−3582(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内の加熱コイルユニットは少なくと
    もコイル巻き線と、前記コイル巻き線裏面側のフェライ
    トコアと、前記コイル巻き線と前記フェライトコアとを
    一体的に成形して支持する支持体とを有し、前記支持体
    は、成形時に前記コイル巻き線と前記フェライトコアを
    成形金型内に保持する金型保持穴を除き、前記フェライ
    トコアと前記コイル巻き線とが対向した位置においての
    み前記コイル巻き線と前記フェライトコアとを一体に包
    み込んで保持し、前記フェライトコアが位置しない前記
    コイル巻き線の上下面には前記支持体を配さず、前記コ
    イル巻き線の上下面を露出させた誘導加熱調理器。
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