JPH05109542A - リアクトル装置 - Google Patents
リアクトル装置Info
- Publication number
- JPH05109542A JPH05109542A JP26658091A JP26658091A JPH05109542A JP H05109542 A JPH05109542 A JP H05109542A JP 26658091 A JP26658091 A JP 26658091A JP 26658091 A JP26658091 A JP 26658091A JP H05109542 A JPH05109542 A JP H05109542A
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- Japan
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- heat transfer
- reactor
- iron core
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】金属製箱形ケース内に収納しかつエポキシ樹脂
等の樹脂絶縁物を充てんしたリアクトルの発生熱を放熱
外表面に効率よく伝達できるようにする。 【構成】収納ケース１４の内側面下部にリアクトル３の
環状鉄心１を載置する台座を一体形成し、この台座に鉄
心１を押さえ金具１６で押しつけ固定するとともに、こ
の押さえ金具１６をケース１４の側面上部にねじ１９で
取付けし、また鉄心１の中心部に金属製伝熱棒２７を挿
入して下端部をケースの底板に取付ける。
等の樹脂絶縁物を充てんしたリアクトルの発生熱を放熱
外表面に効率よく伝達できるようにする。 【構成】収納ケース１４の内側面下部にリアクトル３の
環状鉄心１を載置する台座を一体形成し、この台座に鉄
心１を押さえ金具１６で押しつけ固定するとともに、こ
の押さえ金具１６をケース１４の側面上部にねじ１９で
取付けし、また鉄心１の中心部に金属製伝熱棒２７を挿
入して下端部をケースの底板に取付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はコンバータ、インバー
タ等の電力変換装置に使用する平滑用リアクトルを効率
よく冷却することができるようにしたリアクトル装置に
関する。
タ等の電力変換装置に使用する平滑用リアクトルを効率
よく冷却することができるようにしたリアクトル装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】リアクトル装置の従来例を図９および図
１０にもとづいて説明する。これらの図において、環状
鉄心１に一対のコイル２を巻装したリアクトル３が熱伝
達率の大きい金属製箱形ケース４内に収納され、このケ
ース４内の空間には熱伝達率の大きい樹脂絶縁物５が充
てんされている。前記コイル２は、図１１および図１２
に示すように両端部を鉄心１にはめ込み接着した枠状の
絶縁物製押さえ板６で押さえつけて固定され、それぞれ
先端部に圧着端子７を取付けた引出し線８がケース４の
上面から引出されている。前記ケース４は底板４ａと側
板４ｂ，４ｃを互にねじ９等で結合して構成される。
１０にもとづいて説明する。これらの図において、環状
鉄心１に一対のコイル２を巻装したリアクトル３が熱伝
達率の大きい金属製箱形ケース４内に収納され、このケ
ース４内の空間には熱伝達率の大きい樹脂絶縁物５が充
てんされている。前記コイル２は、図１１および図１２
に示すように両端部を鉄心１にはめ込み接着した枠状の
絶縁物製押さえ板６で押さえつけて固定され、それぞれ
先端部に圧着端子７を取付けた引出し線８がケース４の
上面から引出されている。前記ケース４は底板４ａと側
板４ｂ，４ｃを互にねじ９等で結合して構成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記構造ではリアクト
ル３の発生熱の大部分が樹脂絶縁物５を介してケース４
の外表面から放熱されるので冷却効果が小さく、特に鉄
心１の内周部は効率よく冷却することができないという
欠点があった。
ル３の発生熱の大部分が樹脂絶縁物５を介してケース４
の外表面から放熱されるので冷却効果が小さく、特に鉄
心１の内周部は効率よく冷却することができないという
欠点があった。
【０００４】この発明は前記の欠点を除去するために、
効率よく冷却することができるようにしたリアクトル装
置を提供することを目的とする。
効率よく冷却することができるようにしたリアクトル装
置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の目的を
達成するために、環状鉄心１にコイル２を巻装したリア
クトル３を熱伝達率の大きい金属製箱形ケース１４内に
収納し、このケース１４内に熱伝達率の大きい樹脂絶縁
物５を充てんしたリアクトル装置において、請求項１記
載のものでは前記ケース１４の内側面下部に一体形成し
た台座１５に鉄心１を押さえ金具１６で押しつけ固定
し、この押さえ金具１６をケース１４の側面上部にねじ
１９で取付け、請求項２記載のものでは前記鉄心１の中
心部に熱伝達率の大きい金属製伝熱棒２７を挿入し、こ
の伝熱棒２７をケース１４の底板１４ａに取付けるよう
にしたものである。
達成するために、環状鉄心１にコイル２を巻装したリア
クトル３を熱伝達率の大きい金属製箱形ケース１４内に
収納し、このケース１４内に熱伝達率の大きい樹脂絶縁
物５を充てんしたリアクトル装置において、請求項１記
載のものでは前記ケース１４の内側面下部に一体形成し
た台座１５に鉄心１を押さえ金具１６で押しつけ固定
し、この押さえ金具１６をケース１４の側面上部にねじ
１９で取付け、請求項２記載のものでは前記鉄心１の中
心部に熱伝達率の大きい金属製伝熱棒２７を挿入し、こ
の伝熱棒２７をケース１４の底板１４ａに取付けるよう
にしたものである。
【０００６】
【作用】前記台座１５および押さえ金具１６はリアクト
ル３の発生熱を直接ケース１４に伝達するためのもの
で、これによりケース１４の外表面から効率よく放熱し
て冷却することができる。また前記伝熱棒２７は鉄心１
の内周から放熱したリアクトル３の発生熱を中心部に蓄
熱させることなくケース１４の底板１４ａに効率よく伝
達するためのもので、これにより冷却効果を増すことが
できる。
ル３の発生熱を直接ケース１４に伝達するためのもの
で、これによりケース１４の外表面から効率よく放熱し
て冷却することができる。また前記伝熱棒２７は鉄心１
の内周から放熱したリアクトル３の発生熱を中心部に蓄
熱させることなくケース１４の底板１４ａに効率よく伝
達するためのもので、これにより冷却効果を増すことが
できる。
【０００７】
【実施例】図１および図２はこの発明の実施例を示すも
ので、図９ないし図１２と同一符号で示すものは同一部
品である。これらの図において、環状鉄心１にコイル２
を巻装したリアクトル３が熱伝達率の大きい例えば銅ま
たはアルミニウム等の金属製箱形ケース１４内に収納さ
れ、このケース１４内の空間には熱伝達率の大きい例え
ばエポキシ樹脂等の樹脂絶縁物５がコイル２の引出し線
８をケース１４の上面から引出した状態で充てんされて
いる。前記ケース１４は、底板１４ａと断面形状がほぼ
コの字形をなす一対の側板１４ｂとからなり、側板１４
ｂを底板１４ａにねじ結合して箱形に形成される。前記
側板１４ｂは内側面の下部に鉄心１の端面端部を載置す
る台座１５が図３および図４に示すように鉄心１との接
触面積を可能な範囲で大きくして一体形成されている。
前記台座１５に載置した鉄心１は上端面を熱伝達率の大
きい例えば銅またはアルミニウム等からなる図６（ａ）
および図６（ｂ）に示すような押さえ金具１６で押さえ
つけて固定され、この押さえ金具１６は図５に示すよう
に側板１４ｂの上部に設けた長穴１４ｃにねじ１９を挿
通して側板１４ｂに固定取付けされる。前記長穴１４ｃ
は鉄心１が例えば焼結合金製の場合の軸方向寸法のばら
つきに対応してねじ１９の位置を容易に調整できるよう
にするためのものである。前記鉄心１の中心部には樹脂
絶縁物５を充てんする前に熱伝達率の大きい例えば銅ま
たはアルミニウム等からなる図７（ａ）および図７
（ｂ）に示すような金属製伝熱棒２７が挿入され、この
伝熱棒２７は下端部が図８に示す底板１４ａの中心部に
ねじ取付けされる。
ので、図９ないし図１２と同一符号で示すものは同一部
品である。これらの図において、環状鉄心１にコイル２
を巻装したリアクトル３が熱伝達率の大きい例えば銅ま
たはアルミニウム等の金属製箱形ケース１４内に収納さ
れ、このケース１４内の空間には熱伝達率の大きい例え
ばエポキシ樹脂等の樹脂絶縁物５がコイル２の引出し線
８をケース１４の上面から引出した状態で充てんされて
いる。前記ケース１４は、底板１４ａと断面形状がほぼ
コの字形をなす一対の側板１４ｂとからなり、側板１４
ｂを底板１４ａにねじ結合して箱形に形成される。前記
側板１４ｂは内側面の下部に鉄心１の端面端部を載置す
る台座１５が図３および図４に示すように鉄心１との接
触面積を可能な範囲で大きくして一体形成されている。
前記台座１５に載置した鉄心１は上端面を熱伝達率の大
きい例えば銅またはアルミニウム等からなる図６（ａ）
および図６（ｂ）に示すような押さえ金具１６で押さえ
つけて固定され、この押さえ金具１６は図５に示すよう
に側板１４ｂの上部に設けた長穴１４ｃにねじ１９を挿
通して側板１４ｂに固定取付けされる。前記長穴１４ｃ
は鉄心１が例えば焼結合金製の場合の軸方向寸法のばら
つきに対応してねじ１９の位置を容易に調整できるよう
にするためのものである。前記鉄心１の中心部には樹脂
絶縁物５を充てんする前に熱伝達率の大きい例えば銅ま
たはアルミニウム等からなる図７（ａ）および図７
（ｂ）に示すような金属製伝熱棒２７が挿入され、この
伝熱棒２７は下端部が図８に示す底板１４ａの中心部に
ねじ取付けされる。
【０００８】前記台座１５および押さえ金具１６はリア
クトル３の発生熱を直接ケース１４に伝達するためのも
ので、前記実施例によればこれによりケース１４の外表
面から効率よく放熱して冷却することができる。また前
記伝熱棒２７は鉄心１の内周から放熱したリアクトル３
の発生熱を中心部に蓄熱させることなくケース１４の底
板１４ａに効率よく伝達するためのもので、これにより
冷却効果を増すことができる。
クトル３の発生熱を直接ケース１４に伝達するためのも
ので、前記実施例によればこれによりケース１４の外表
面から効率よく放熱して冷却することができる。また前
記伝熱棒２７は鉄心１の内周から放熱したリアクトル３
の発生熱を中心部に蓄熱させることなくケース１４の底
板１４ａに効率よく伝達するためのもので、これにより
冷却効果を増すことができる。
【０００９】
【発明の効果】この発明によればリアクトル装置におい
て、リアクトルを収納しかつ樹脂絶縁物を充てんした熱
伝達率の大きい金属製箱形ケースの内側面下部にリアク
トルの環状鉄心を載置する台座を一体形成し、この台座
に鉄心を押さえ金具で押しつけ固定するとともに、この
押さえ金具をケースの側面上部にねじ取付けし、また鉄
心の中心部に熱伝達率の大きい金属製伝熱棒を挿入する
とともに、この伝熱棒をケースの底板に取付けるように
したので、リアクトルの発生熱を直接ケースに伝達しそ
の外表面から放熱して効率よく冷却することができると
いう効果が得られる。
て、リアクトルを収納しかつ樹脂絶縁物を充てんした熱
伝達率の大きい金属製箱形ケースの内側面下部にリアク
トルの環状鉄心を載置する台座を一体形成し、この台座
に鉄心を押さえ金具で押しつけ固定するとともに、この
押さえ金具をケースの側面上部にねじ取付けし、また鉄
心の中心部に熱伝達率の大きい金属製伝熱棒を挿入する
とともに、この伝熱棒をケースの底板に取付けるように
したので、リアクトルの発生熱を直接ケースに伝達しそ
の外表面から放熱して効率よく冷却することができると
いう効果が得られる。
【図１】この発明の実施例の平面図
【図２】図１の正面図
【図３】図１の側板の平面図
【図４】図３の背面図
【図５】図３の正面図
【図６】（ａ）は図１の押さえ金具の平面図、（ｂ）は
図６（ａ）の正面図
図６（ａ）の正面図
【図７】（ａ）は図１の伝熱棒の正面図、（ｂ）は図７
（ａ）の底面図
（ａ）の底面図
【図８】図２の底板の平面図
【図９】従来例の平面図
【図１０】図９の正面図
【図１１】図９のリアクトルの平面図
【図１２】図１１の正面図
１ 鉄心 ２ コイル ３ リアクトル ５ 樹脂絶縁物 １４ ケース １４ａ 底板 １５ 台座 １６ 押さえ金具 １９ ねじ ２７ 伝熱棒
Claims (2)
- 【請求項１】環状鉄心にコイルを巻装したリアクトルを
熱伝達率の大きい金属製箱形ケース内に収納するととも
に、このケース内に熱伝達率の大きい樹脂絶縁物を充て
んしてなるリアクトル装置において、前記ケースの内側
面下部に一体形成した台座に鉄心を押さえ金具で押しつ
け固定し、この押さえ金具をケースの側面上部にねじ取
付けしたことを特徴とするリアクトル装置。 - 【請求項２】環状鉄心にコイルを巻装したリアクトルを
熱伝達率の大きい金属製箱形ケース内に収納するととも
に、このケース内に熱伝達率の大きい樹脂絶縁物を充て
んしてなるリアクトル装置において、前記鉄心の中心部
に熱伝達率の大きい金属製伝熱棒を挿入し、この伝熱棒
を前記ケースの底板に取付けたことを特徴とするリアク
トル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26658091A JP2956315B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | リアクトル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26658091A JP2956315B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | リアクトル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05109542A true JPH05109542A (ja) | 1993-04-30 |
| JP2956315B2 JP2956315B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17432786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26658091A Expired - Lifetime JP2956315B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | リアクトル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2956315B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1403888A2 (en) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Reactor unit |
| US20070295715A1 (en) * | 2006-05-16 | 2007-12-27 | Denso Corporation | Reactor and power converter incorporating the reactor |
| JP2008130657A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Obara Corp | インバータトランスの外皮冷却構造 |
| JP2009099596A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトルおよびその製造方法 |
| JP2009188033A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトルの取付構造 |
| JP2010200433A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Denso Corp | 電力変換装置 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP26658091A patent/JP2956315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1403888A2 (en) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Reactor unit |
| EP1403888A3 (en) * | 2002-09-25 | 2004-07-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Reactor unit |
| US7038568B2 (en) | 2002-09-25 | 2006-05-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Reactor unit |
| US20070295715A1 (en) * | 2006-05-16 | 2007-12-27 | Denso Corporation | Reactor and power converter incorporating the reactor |
| US8803647B2 (en) * | 2006-05-16 | 2014-08-12 | Denso Corporation | Reactor and power converter incorporating the reactor |
| JP2008130657A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Obara Corp | インバータトランスの外皮冷却構造 |
| JP2009099596A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトルおよびその製造方法 |
| JP2009188033A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトルの取付構造 |
| JP2010200433A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Denso Corp | 電力変換装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2956315B2 (ja) | 1999-10-04 |
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