JP2008130657A - インバータトランスの外皮冷却構造 - Google Patents
インバータトランスの外皮冷却構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008130657A JP2008130657A JP2006311490A JP2006311490A JP2008130657A JP 2008130657 A JP2008130657 A JP 2008130657A JP 2006311490 A JP2006311490 A JP 2006311490A JP 2006311490 A JP2006311490 A JP 2006311490A JP 2008130657 A JP2008130657 A JP 2008130657A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- cooling water
- outer skin
- water passage
- inverter transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transformer Cooling (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
【課題】 インバータトランスの小型,軽量化を図り、トランス内の内外から冷却することでトランス外皮の温度を安全規則内に収め、人体の安全性も考慮したインバータトランスの外皮冷却構造を提供する。
【解決手段】 トランス2のコア8,一次コイル6及び二次コイル7を外皮5内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路9,10を備えたインバータトランス1において、トランスの外皮がアルミ材により構成され、該外皮の内面に当接する銅パイプ11による第2の冷却水通路14が形成され、前記冷却水通路及び第2の冷却水通路によりトランスを内外から冷却すると共に外皮を前記第2の冷却水通路により直接冷却するようにしたインバータトランスの外皮冷却構造。
【選択図】 図1
【解決手段】 トランス2のコア8,一次コイル6及び二次コイル7を外皮5内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路9,10を備えたインバータトランス1において、トランスの外皮がアルミ材により構成され、該外皮の内面に当接する銅パイプ11による第2の冷却水通路14が形成され、前記冷却水通路及び第2の冷却水通路によりトランスを内外から冷却すると共に外皮を前記第2の冷却水通路により直接冷却するようにしたインバータトランスの外皮冷却構造。
【選択図】 図1
Description
本発明は、トランスのコア,一次コイル及び二次コイルを外皮内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路を備えたインバータトランスの外皮冷却構造に関するものである。
従来,インバータトランスのコア,一次コイル及び二次コイルを外皮内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路を備えた溶接機用のインバータトランスの冷却装置がある(例えば特許文献1参照。)。
ところで、前記従来の技術では、インバータトランスでトランスが小型化されたもののトランス内の放熱ができなくなり、トランス内部に冷却水通路を設けたのみではトランスの外皮温度が上昇し、火傷等の人体の保護に欠けているという問題があった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インバータトランスの小型,軽量化を図り、トランス内の内外から冷却することでトランス外皮の温度を安全規則内に収め、人体の安全性も考慮したインバータトランスの外皮冷却構造を提供しようとするものである。
また、トランス外皮の冷却をより確実に、充分放熱させるようにしたインバータトランスの外皮冷却構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明におけるインバータトランスの外皮冷却構造は、トランスのコア,一次コイル及び二次コイルを外皮内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路を備えたインバータトランスにおいて、トランスの外皮をアルミ材により構成し、該外皮の内面に当接する銅パイプによる第2の冷却水通路を形成し、前記冷却水通路及び第2の冷却水通路によりトランスを内外から冷却すると共に外皮を前記第2の冷却水通路により直接冷却するようにしたことを特徴とするものである。
また、前記銅パイプを外皮に当接する手段として、銅パイプを銅板に保持させ、該銅板を外皮の内面に当接させたことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の発明では、トランスのコア,一次コイル及び二次コイルを外皮内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路を備えたインバータトランスにおいて、トランスの外皮をアルミ材により構成し、該外皮の内面に当接する銅パイプによる第2の冷却水通路を形成し、前記冷却水通路及び第2の冷却水通路によりトランスを内外から冷却すると共に外皮を前記第2の冷却水通路により直接冷却するようにしたので、インバータトランスの小型,軽量化が図られ、トランス内の内外から冷却することでトランス外皮の温度が安全規格内に収められ、人体の安全性も考慮されたインバータトランスの外皮冷却構造となる。
また、本発明の請求項2に記載の発明では、前記銅パイプを外皮に当接する手段として、銅パイプを銅板に保持させ、該銅板を外皮の内面に当接させたので、トランス外皮の冷却をより確実に、充分放熱させるようにしたインバータトランスの外皮冷却構造となる。
トランスのコア,一次コイル及び二次コイルを外皮内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路を備えたインバータトランスにおいて、トランスの外皮をアルミ材により構成し、該外皮の内面に当接する銅パイプによる第2の冷却水通路を形成し、前記冷却水通路及び第2の冷却水通路によりトランスを内外から冷却すると共に外皮を前記第2の冷却水通路により直接冷却するようにしたインバータトランスの外皮冷却構造。
図1及び図2は本発明に係るインバータトランスの外皮冷却構造の実施例に関するものであり、図1は本発明に係るインバータトランスの内部構造を示す平面図、図2は図1のA−A断面図である。
図において、1はインバータトランスの全体を示すものであり、該インバータトランス1はトランス2と整流器3とで構成され、前記トランス2の両側部には図2の仮想線で示すように溶接機のガンアーム4,4が取り付けられる。
そして、前記トランス2の外皮5は中空直方体状でアルミ材により形成され、該外皮5内にはリング状の一次コイル6と中空角状の二次コイル7とが交互に配置され、一次コイル6の内の一次コイル6aと6bとの間に二次コイル7の内の二次コイル7aが配列され、さらに一次コイル6の内の一次コイル6cと6dとの間に二次コイル7の内の二次コイル7bが配列されて、これら一次コイル6及び二次コイル7は、中空角形状のコア8の中心コア8aを囲むように配置される。そして、各一次コイル6,二次コイル7及びコア8間の空間には、絶縁性の樹脂が充填されている。また、前記二次コイル7の内部には冷却水通路9,9…が形成され、前記整流器3の内部に形成された冷却水通路10,10…と貫流するように接続されている。
11,11はコ字状の銅パイプであり、該銅パイプ11,11は前記外皮5のアルミ板12の上下面及び側面の内面に当接させ、前記コア8の後を回すようにして例えばハンダ付け、銀ロウ付け,溶接等により前記外皮5の内面に接合されている。また、前記銅パイプ11の両端部にはホース口13,13が設けられ、該ホース口13,13…がトランス2の前記整流器3側の側面の四隅から突出されている。
以上のような構成からなるインバータトランス1は、上述の従来の技術で記載したように小型化されたもののトランス内の放熱ができなくなり、特にコア8の熱により前記トランス2の外皮5の温度が上昇していた。そこで、従来の前記二次コイル7の内部に形成された冷却水通路9,9…による水冷と前記アルミ材の外皮5の内面に当接する銅パイプ11,11による第2の冷却水通路14,14による水冷とで、トランス2を内外から冷却すると共に外皮5を前記第2の冷却水通路14,14により直接冷却するようにした。この構造の実験においては、トランス2の外皮5の温度が、ISO規格の「裸金属の外皮の温度上昇限度が35K以下。」という安全規則内である30Kとなり、小型軽量化されたインバータトランス1の外皮5の冷却を確実にし、火傷等を防止して人体の安全性も考慮したインバータトランスの外皮冷却構造となる。
なお、前記整流器3の内部に形成された冷却水通路10,10…と前記二次コイル7の内部に形成された冷却水通路9,9…と銅パイプ11,11による第2の冷却水通路14,14とを例えば分岐コネクターを用いて連続して接続することも可能であり、この場合、従来のインバータトランスの二次コイル側の冷却水通路9,9…に第2の冷却水通路14,14を分岐管で接続するのみでよいから取付けが容易であり、冷却水量を非常に削減することができる。
図3及び図4は本発明に係るインバータトランスの外皮冷却構造の他の実施例に関するものであり、図3はトランスの一部説明平面図、図4は図3のB−B断面図である。
図において、前記トランス2の外皮5であるアルミ板12の裏面の上下面に例えばリベット15,15…又はビス締め等により、コ字状の銅板16,16を当接させて取付け、該銅板16,16に前記コ字状の銅パイプ11,11を例えばハンダ付け、銀ロウ付け,溶接等により接合している。
そして、本インバータトランスの外皮冷却構造の他の構成は実施例1と同一であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
図において、前記トランス2の外皮5であるアルミ板12の裏面の上下面に例えばリベット15,15…又はビス締め等により、コ字状の銅板16,16を当接させて取付け、該銅板16,16に前記コ字状の銅パイプ11,11を例えばハンダ付け、銀ロウ付け,溶接等により接合している。
そして、本インバータトランスの外皮冷却構造の他の構成は実施例1と同一であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
以上のような構成からなるインバータトランス1では、前記銅パイプ11を銅板16に保持させ、該銅板16を外皮5の内面に当接させたので、パイプよりも伝熱面の大きな銅板16を介してトランス2の外皮5の冷却をより確実に、充分放熱させることができるインバータトランスの外皮冷却構造となる。
1 インバータトランス
2 トランス
5 外皮
6 一次コイル
7 二次コイル
8 コア
9,10 冷却水通路
11 銅パイプ
14 第2の冷却水通路
16 銅板
2 トランス
5 外皮
6 一次コイル
7 二次コイル
8 コア
9,10 冷却水通路
11 銅パイプ
14 第2の冷却水通路
16 銅板
Claims (2)
- トランスのコア,一次コイル及び二次コイルを外皮内に収め、該部品間の空間に絶縁性の樹脂を充填し、前記二次コイルの内部に冷却水通路を備えたインバータトランスにおいて、トランスの外皮をアルミ材により構成し、該外皮の内面に当接する銅パイプによる第2の冷却水通路を形成し、前記冷却水通路及び第2の冷却水通路によりトランスを内外から冷却すると共に外皮を前記第2の冷却水通路により直接冷却するようにしたことを特徴とするインバータトランスの外皮冷却構造。
- 前記銅パイプを外皮に当接する手段として、銅パイプを銅板に保持させ、該銅板を外皮の内面に当接させたことを特徴とする請求項1記載のインバータトランスの外皮冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006311490A JP2008130657A (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | インバータトランスの外皮冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006311490A JP2008130657A (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | インバータトランスの外皮冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008130657A true JP2008130657A (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=39556214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006311490A Pending JP2008130657A (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | インバータトランスの外皮冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008130657A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011102204A1 (ja) * | 2010-02-16 | 2011-08-25 | 株式会社 向洋技研 | 溶接トランス |
CN103299377A (zh) * | 2011-06-08 | 2013-09-11 | 深圳市鸿栢科技实业有限公司 | 水冷散热次高频变压器及其散热装置 |
WO2021111651A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 株式会社向洋技研 | 溶接トランス |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59109122U (ja) * | 1983-01-12 | 1984-07-23 | 神鋼電機株式会社 | 中周波可飽和リアクトル |
JPH05109542A (ja) * | 1991-10-16 | 1993-04-30 | Fuji Electric Co Ltd | リアクトル装置 |
JPH09162053A (ja) * | 1995-12-11 | 1997-06-20 | Honda Motor Co Ltd | 溶接トランスの設計方法 |
JPH09275016A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Hitachi Ltd | 静止誘導電器および静止誘導電器のタンク |
-
2006
- 2006-11-17 JP JP2006311490A patent/JP2008130657A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59109122U (ja) * | 1983-01-12 | 1984-07-23 | 神鋼電機株式会社 | 中周波可飽和リアクトル |
JPH05109542A (ja) * | 1991-10-16 | 1993-04-30 | Fuji Electric Co Ltd | リアクトル装置 |
JPH09162053A (ja) * | 1995-12-11 | 1997-06-20 | Honda Motor Co Ltd | 溶接トランスの設計方法 |
JPH09275016A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Hitachi Ltd | 静止誘導電器および静止誘導電器のタンク |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011102204A1 (ja) * | 2010-02-16 | 2011-08-25 | 株式会社 向洋技研 | 溶接トランス |
CN103299377A (zh) * | 2011-06-08 | 2013-09-11 | 深圳市鸿栢科技实业有限公司 | 水冷散热次高频变压器及其散热装置 |
EP2706542A1 (en) * | 2011-06-08 | 2014-03-12 | Shenzhen Hongbai Technology Industrial Co., Ltd | Sub-high frequency transformer with water-cooled heat dissipation and heat dissipation device thereof |
EP2706542A4 (en) * | 2011-06-08 | 2014-05-07 | Shenzhen Hongbai Technology Ind Co Ltd | WATER COOLED HEAT DISSIPATING SUB-HEAT TRANSFORMER AND RELATED HEAT DISSIPATING DEVICE |
WO2021111651A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 株式会社向洋技研 | 溶接トランス |
CN113207284A (zh) * | 2019-12-03 | 2021-08-03 | 株式会社向洋技研 | 焊接变压器 |
CN113207284B (zh) * | 2019-12-03 | 2022-05-13 | 株式会社向洋技研 | 焊接变压器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7227754B2 (en) | Fluid cooling for iron core and winding packs | |
US10395815B2 (en) | Magnetic device | |
US20130293330A1 (en) | Magnetic device having thermally-conductive bobbin | |
KR100874480B1 (ko) | 냉각성능이 향상된 변압기 | |
JP2008130657A (ja) | インバータトランスの外皮冷却構造 | |
CN112768197A (zh) | 一种油浸式变压器用压力释放过程用具有预警功能的降温设备 | |
JP2009218417A (ja) | リアクトル冷却装置 | |
JP2009212384A (ja) | リアクトル及びリアクトルの取付構造 | |
JP2016537607A (ja) | 熱交換器および熱交換器を製造する方法 | |
JP2010010453A (ja) | トランスコアの固定具 | |
JP6421465B2 (ja) | トランス | |
JP2009141117A (ja) | リアクトル | |
JP2008112775A (ja) | トランスコア冷却ケース | |
JPH03124007A (ja) | トランス又はチョークコイルの放熱構造 | |
JP6505616B2 (ja) | 静止誘導機器 | |
WO2015158200A1 (zh) | 一种磁性元件的固定装置、环形变压器和环形电抗器 | |
KR101248376B1 (ko) | 밀폐형 구조의 트랜스포머 | |
KR20140003957A (ko) | 변압기용 방열기 | |
JP5912789B2 (ja) | 油入変圧器 | |
JP6317306B2 (ja) | 水冷鉄心 | |
JP2007194356A (ja) | 放電管点灯装置及びトランスコア | |
JP2007294536A (ja) | 水冷式トランスの水冷コイルとその水冷式トランス | |
CN217405234U (zh) | 一种电感器用磁芯 | |
JP4913607B2 (ja) | 水冷変圧器 | |
JP7455499B2 (ja) | リアクタ及び室外機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090820 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110812 |