JPH0652649B2 - 偏向ヨ−ク - Google Patents
偏向ヨ−クInfo
- Publication number
- JPH0652649B2 JPH0652649B2 JP59030211A JP3021184A JPH0652649B2 JP H0652649 B2 JPH0652649 B2 JP H0652649B2 JP 59030211 A JP59030211 A JP 59030211A JP 3021184 A JP3021184 A JP 3021184A JP H0652649 B2 JPH0652649 B2 JP H0652649B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection yoke
- deflection
- core
- deflection coil
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/70—Arrangements for deflecting ray or beam
- H01J29/72—Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
- H01J29/76—Deflecting by magnetic fields only
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、特に水平偏向周波数が高く、偏向電流が大き
い高精細ディスプレイ用のブラウン管に取付けて使用す
る偏向ヨークに関するものである。
い高精細ディスプレイ用のブラウン管に取付けて使用す
る偏向ヨークに関するものである。
一般に高精細ディスプレイは、表示能力の増大とともに
高解像度を得るため、水平偏向周波数が50〜130kHzの高
速偏向で、水平偏向電流は偏向コイルのインピーダンス
や駆動トランジスタの耐圧などの条件から10〜15A程度
の大電流で駆動される。このため、偏向ヨークを構成す
る水平偏向コイルは、表皮効果による抵抗値の増加もあ
り銅損が増大するため、偏向ヨークの発熱の増大が大き
な問題になっている。
高解像度を得るため、水平偏向周波数が50〜130kHzの高
速偏向で、水平偏向電流は偏向コイルのインピーダンス
や駆動トランジスタの耐圧などの条件から10〜15A程度
の大電流で駆動される。このため、偏向ヨークを構成す
る水平偏向コイルは、表皮効果による抵抗値の増加もあ
り銅損が増大するため、偏向ヨークの発熱の増大が大き
な問題になっている。
第1図は従来の偏向ヨークを示す斜視図であり、第2図
は水平偏向コイルとコアとの位置関係を示すための要部
斜視図である。
は水平偏向コイルとコアとの位置関係を示すための要部
斜視図である。
これらの図において、1は偏向ヨーク、2は水平偏向コ
イル、3は垂直偏向コイル、4はコア、5はセパレー
タ、6はクリップを示す。
イル、3は垂直偏向コイル、4はコア、5はセパレー
タ、6はクリップを示す。
従来、このような偏向ヨークの発熱については、セット
内部にファンを設けて強制的に空冷する手段が使用され
ているが、特別の回路が必要であることや、偏向磁界に
悪影響を与えないように取付位置が制限されるなど実用
上の欠点があった。
内部にファンを設けて強制的に空冷する手段が使用され
ているが、特別の回路が必要であることや、偏向磁界に
悪影響を与えないように取付位置が制限されるなど実用
上の欠点があった。
本発明の目的は、上記したファンなどによる他の手段を
使用せず、偏向ヨーク単体で温度上昇を低減する機能を
備えた偏向ヨークを提供することにある。
使用せず、偏向ヨーク単体で温度上昇を低減する機能を
備えた偏向ヨークを提供することにある。
本発明の偏向ヨークは、偏向コイルの発熱分を効率的に
放散させるため、偏向コイルを熱伝導性のよい絶縁材料
で含浸し、該偏向コイルの前端部と後端部のいずれか一
方もしくは両方の端部導体部を、コアの外面側に設けた
ものである。
放散させるため、偏向コイルを熱伝導性のよい絶縁材料
で含浸し、該偏向コイルの前端部と後端部のいずれか一
方もしくは両方の端部導体部を、コアの外面側に設けた
ものである。
以下、本発明を図に示す実施例について説明する。第3
図は本発明の一実施例を示す斜視図、第4図は第3図に
おける水平偏向コイル2とコア4との位置関係の要部を
示す斜視図である。これらの図に示すように、本実施例
においては、熱伝導性のよい絶縁材料で含浸した水平偏
向コイルの前端部と後端部のいずれか一方もしくは両方
の端部導体部2aをコア4の外面側で偏向ヨークの中心
方向に折り曲げた構成になっている。(同図では水平偏
向コイルの前端部に本発明を適用した場合を示す。)次
にこれの効果について説明すると、水平偏向コイル2の
端部導体部2aをコア4の外側に折り曲げることによっ
て、水平偏向コイル2の表面積が増大して、放熱板の役
割を兼ね備えるため、水平偏向コイル2全体の温度上昇
の低減に効果を与えることになる。また、上記水平偏向
コイル2の端部導体部2aはコア4の外面側に折り曲げ
られているから、この端部導体部2aで発生する磁界は
コア4によりシャントされるため、偏向ヨーク内部に発
生する主偏向磁界には大きな影響を与えることはない。
図は本発明の一実施例を示す斜視図、第4図は第3図に
おける水平偏向コイル2とコア4との位置関係の要部を
示す斜視図である。これらの図に示すように、本実施例
においては、熱伝導性のよい絶縁材料で含浸した水平偏
向コイルの前端部と後端部のいずれか一方もしくは両方
の端部導体部2aをコア4の外面側で偏向ヨークの中心
方向に折り曲げた構成になっている。(同図では水平偏
向コイルの前端部に本発明を適用した場合を示す。)次
にこれの効果について説明すると、水平偏向コイル2の
端部導体部2aをコア4の外側に折り曲げることによっ
て、水平偏向コイル2の表面積が増大して、放熱板の役
割を兼ね備えるため、水平偏向コイル2全体の温度上昇
の低減に効果を与えることになる。また、上記水平偏向
コイル2の端部導体部2aはコア4の外面側に折り曲げ
られているから、この端部導体部2aで発生する磁界は
コア4によりシャントされるため、偏向ヨーク内部に発
生する主偏向磁界には大きな影響を与えることはない。
さて、最も有効な実施例として第5図および第6図に示
す方式について説明する。これは、偏向ヨーク内部に位
置する水平偏向コイル2を熱伝導性のよい絶縁材料(例
えば、エポキシ系樹脂、ワニス,シリコン等)で含浸さ
せたもので、かつ水平偏向コイル端部導体部2aの折曲
部付近に放熱板7を配置したものである。このような構
成とすれば、水平偏向コイル2による発熱分を熱伝導性
のよい絶縁材料8に伝達し、さらにこれに伝わった熱を
これに接するように取付けられた放熱板7から空気中に
放散させるものである。そして、上記放熱板7は第5図
および第6図に示すようにコア外側に設ける水平偏向コ
イル2の端部導体部2aの折曲部近傍に、熱伝導性のよ
い絶縁材料8を介して設けられるものであるから、水平
偏向コイル2と放熱板7との絶縁は十分に確保されると
ともに、金属製磁性材料の放熱板であってもコア4の外
側に設置するため、偏向ヨーク内部に形成される偏向磁
界に対して何ら悪影響を及ぼすことはない。なお、本手
段は上記の説明により、第7図および第8図に示すよう
に、通常の偏向ヨーク1の水平偏向コイル2の端部導体
形状が、偏向ヨーク1の中心軸に対して略直角方向に形
成されている場合においても、この端部導体部2aの後
方に熱伝導性のよい絶縁材料8を介して放熱板7を設け
ても有効である。
す方式について説明する。これは、偏向ヨーク内部に位
置する水平偏向コイル2を熱伝導性のよい絶縁材料(例
えば、エポキシ系樹脂、ワニス,シリコン等)で含浸さ
せたもので、かつ水平偏向コイル端部導体部2aの折曲
部付近に放熱板7を配置したものである。このような構
成とすれば、水平偏向コイル2による発熱分を熱伝導性
のよい絶縁材料8に伝達し、さらにこれに伝わった熱を
これに接するように取付けられた放熱板7から空気中に
放散させるものである。そして、上記放熱板7は第5図
および第6図に示すようにコア外側に設ける水平偏向コ
イル2の端部導体部2aの折曲部近傍に、熱伝導性のよ
い絶縁材料8を介して設けられるものであるから、水平
偏向コイル2と放熱板7との絶縁は十分に確保されると
ともに、金属製磁性材料の放熱板であってもコア4の外
側に設置するため、偏向ヨーク内部に形成される偏向磁
界に対して何ら悪影響を及ぼすことはない。なお、本手
段は上記の説明により、第7図および第8図に示すよう
に、通常の偏向ヨーク1の水平偏向コイル2の端部導体
形状が、偏向ヨーク1の中心軸に対して略直角方向に形
成されている場合においても、この端部導体部2aの後
方に熱伝導性のよい絶縁材料8を介して放熱板7を設け
ても有効である。
次に、本発明の偏向ヨーク1の他の実施例として、第9
図に示すようにコア内面に溝9を設けたコア4を使用し
た偏向ヨーク1を第10図に示す。本偏向ヨーク1の効
果としては、第7図に示す構成の偏向ヨーク1と同様な
効果を有するが、特に、第11図に示すように、コア4
の両端部もしくは片方の端部に切欠部10を設けた構造
とした場合には、このコア4の切欠部10に水平偏向コ
イル2を通して端部導体部2aを形成すれば、第4図に
示した方法同様、特に端部導体部2aを折り曲げなくて
も、この端部導体部2aに熱伝導性のよい絶縁材料を介
して放熱板7を設けるだけで、温度上昇低減効果を得る
ことができる。
図に示すようにコア内面に溝9を設けたコア4を使用し
た偏向ヨーク1を第10図に示す。本偏向ヨーク1の効
果としては、第7図に示す構成の偏向ヨーク1と同様な
効果を有するが、特に、第11図に示すように、コア4
の両端部もしくは片方の端部に切欠部10を設けた構造
とした場合には、このコア4の切欠部10に水平偏向コ
イル2を通して端部導体部2aを形成すれば、第4図に
示した方法同様、特に端部導体部2aを折り曲げなくて
も、この端部導体部2aに熱伝導性のよい絶縁材料を介
して放熱板7を設けるだけで、温度上昇低減効果を得る
ことができる。
本発明による偏向ヨークは、上記のように構成したもの
であるから、高精細ディスプレイにおいて特に増加が大
きい偏向ヨークの発熱を、他の手段によらず偏向ヨーク
単体で低減できるという効果がある。
であるから、高精細ディスプレイにおいて特に増加が大
きい偏向ヨークの発熱を、他の手段によらず偏向ヨーク
単体で低減できるという効果がある。
さらに、本発明によれば偏向コイルの端部導体をコアの
外面側に位置させて放熱部としているので、端部導体部
による磁界の乱れを防ぐことができる。
外面側に位置させて放熱部としているので、端部導体部
による磁界の乱れを防ぐことができる。
第1図は、従来の偏向ヨークの斜視図、第2図は、これ
の水平偏向ヨークとコアとの装着関係の要部を示す斜視
図、第3図は、本発明による一実施例としての偏向ヨー
クの斜視図、第4図は、これの水平偏向コイルとコアと
の装着関係の要部を示す斜視図、第5図は、本発明の他
の実施例としての偏向ヨークの斜視図、第6図は、これ
の側面図、第7図は、本発明の更に他の実施例としての
偏向ヨークの斜視図、第8図は、これの側面図、第9図
は、コア内面に溝を設けたコアの斜視図、第10図は、
第9図のコアを使用した本発明の他の実施例としての偏
向ヨークの斜視図、第11図は、コア端部に切欠部を設
けたコアの斜視図である。 符号の説明 1…偏向ヨーク、2,2a…水平偏向コイル、3…垂直
偏向コイル、4…コア、5…セパレータ、6…クリッ
プ、7…放熱板、8…絶縁材料、9…溝、10…切欠
部。
の水平偏向ヨークとコアとの装着関係の要部を示す斜視
図、第3図は、本発明による一実施例としての偏向ヨー
クの斜視図、第4図は、これの水平偏向コイルとコアと
の装着関係の要部を示す斜視図、第5図は、本発明の他
の実施例としての偏向ヨークの斜視図、第6図は、これ
の側面図、第7図は、本発明の更に他の実施例としての
偏向ヨークの斜視図、第8図は、これの側面図、第9図
は、コア内面に溝を設けたコアの斜視図、第10図は、
第9図のコアを使用した本発明の他の実施例としての偏
向ヨークの斜視図、第11図は、コア端部に切欠部を設
けたコアの斜視図である。 符号の説明 1…偏向ヨーク、2,2a…水平偏向コイル、3…垂直
偏向コイル、4…コア、5…セパレータ、6…クリッ
プ、7…放熱板、8…絶縁材料、9…溝、10…切欠
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 正 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所横浜工場内 (56)参考文献 特開 昭58−220343(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】コアに偏向コイルをくら形に配置して成る
偏向ヨークにおいて、 前記偏向コイルを熱伝導性のよい絶縁材料を含浸し、該
偏向コイルの前端部と後端部の何れか一方または双方の
端部導体部をコアの外面側に位置させ放熱部としたこと
を特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項2】請求項1記載の偏向ヨークにおいて、偏向
コイルの前端部と後端部の何れか一方または双方の端部
導体部をコアの外面側において偏向ヨークの中心軸方向
に折り曲げて配置したことを特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項3】請求項1記載の偏向ヨークにおいて、偏向
コイルの前端部と後端部の何れか一方または双方の端部
導体部に、放熱部材を直接もしくは電気絶縁材料を介し
て接触して配置したことを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59030211A JPH0652649B2 (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 偏向ヨ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59030211A JPH0652649B2 (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 偏向ヨ−ク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60175345A JPS60175345A (ja) | 1985-09-09 |
JPH0652649B2 true JPH0652649B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=12297390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59030211A Expired - Lifetime JPH0652649B2 (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 偏向ヨ−ク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652649B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4737752A (en) * | 1986-08-11 | 1988-04-12 | Megascan Technology, Inc. | Oscilloscope deflection yoke with heat dissipation means |
JPH0718122Y2 (ja) * | 1987-06-23 | 1995-04-26 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨ−ク |
CN1083207C (zh) * | 1996-07-31 | 2002-04-17 | 松下电器产业株式会社 | 有鞍形偏转线圈的阴极射线管显示装置 |
US5668436A (en) * | 1996-08-07 | 1997-09-16 | Matsushita Electronics Corporation | Cathode ray tube displays having saddle-type deflecting coils |
EP0823723B1 (en) * | 1996-08-07 | 2003-11-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cathode ray tube displays having saddle-type deflecting coils |
JP2002042686A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カラー受像管装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58220343A (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 陰極線管装置 |
-
1984
- 1984-02-22 JP JP59030211A patent/JPH0652649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60175345A (ja) | 1985-09-09 |
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