JPH0517861Y2 - - Google Patents

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JPH0517861Y2
JPH0517861Y2 JP1988112953U JP11295388U JPH0517861Y2 JP H0517861 Y2 JPH0517861 Y2 JP H0517861Y2 JP 1988112953 U JP1988112953 U JP 1988112953U JP 11295388 U JP11295388 U JP 11295388U JP H0517861 Y2 JPH0517861 Y2 JP H0517861Y2
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heat sink
magnetic core
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central leg
winding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トランス、インダクタンス素子等の
巻線装置に関する。
[従来の技術] つぼ型又はE型のフエライト磁心の放熱性を良
くするために、中央脚に貫通孔を設けることは例
えば実公昭57−26331号公報等で公知である。
[考案が解決しようとする課題] しかし、巻線装置が電子機器に組み込まれて通
風性が悪くなると、十分な放熱効果を得ることが
不可能になる。
そこで、本考案の目的は、大きな放熱効果を得
ることが可能であり且つ外部回路に対して容易に
接続することが可能な巻線装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案は、中央脚を
有する磁心と、前記中央脚を囲むように配設され
た巻線と、前記磁心よりも熱伝導性が優れた材料
から成る放熱体と、前記巻線を外部回路に接続す
るための外部接続用端子とを備えており、前記中
央脚はこれと同一方向に延びる孔を有し、前記放
熱体は一方及び他方の主面を有する放熱板とこの
放熱板の前記一方の主面に対して垂直に配設され
た棒状部とから成り、前記磁心の底面が前記放熱
板の前記一方の主面に接触しており、前記棒状部
は前記中央脚の孔に挿入され、前記外部接続用端
子は前記放熱板の一方の主面から他方の主面に至
るように形成されていることを特徴とする巻線装
置に係わるものである。
[作用] 本考案の放熱板は磁心の熱を放出する機能を有
する他に、端子板としての機能を有する。外部接
続用端子の少なくとも一部は放熱板の他方の主面
(磁心装置面の反対面)に設けられているので、
これを利用して面実装することが可能になる。
[実施例] 次に、第1図〜第4図を参照して本考案の実施
例に係わるスイツチングレギユレータの出力トラ
ンスを説明する。このトランスは、フエライト磁
心1と、1次及び2次巻線2,3と、放熱体4と
から成る。磁心1はつぼ型であつて、第1の部分
1aと第2の部分1bとの組み合せから成る。第
1の部分1aは中央脚5と底面部6と円筒状側壁
部7とを有する。第2の部分1bは中央脚8と上
面部9と円筒状側壁部10とを有する。両者の中
央脚5,8及び側壁部7,10はそれぞれ連続す
るように形成されている。また、中央脚5,8の
磁気抵抗が他の部分とほぼ同一に成るように各部
の寸法が決定されている。
1次巻線2及び2次巻線3は各中央脚5,8を
囲むように配置されている。
各中央脚5,8には貫通孔11a,11bが設
けられ、ここに窒化アルミニウム製放熱体4の棒
状部(棒状物体)4aが高熱伝導性シリコーンか
ら成る放熱グリース12を介して挿入されてい
る。放熱体4の板状部即ち放熱板4bは棒状部4
aの延びる方向に対して直交する方向に延びるよ
うに形成され、磁心1の底面部6に密着されてい
る。放熱体4は窒化アルミニウム製であるので、
フエライト磁心よりも熱伝導性が大幅に良い。
磁心1の各側壁部7,10には1次及び2次巻
線2,3のリード線を導出するための開口13,
14が設けられている。
磁心の第1及び第2の部分1a,1bは、これ
等の外周面に巻き回された接着テープ15によつ
て一体化されている。磁心1は放熱板4bの一方
の主面(上面)16上に載置され、絶縁性樹脂1
7によつて放熱板4bに固着されている。
放熱板4bには、一方の主面(上面)16から
他方の主面(下面)18にまたがるように4個の
外部接続用端子19が設けられている。各端子1
9は絶縁層20を介して放熱板4bに嵌着されて
いる。
各端子19の上面側部分には第2図に示すよう
に巻線2,3のリード線部分2a,3aが半田
(図示せず)によつて接続される。各端子19の
下面側部分は回路基板(図示せず)に対する面実
装用電極として使用される。
本実施例は次の効果を有する。
(1) 放熱板4bが棒状部4aを介して中央脚5,
8に熱的に結合されているので、磁心1の中央
脚5,8の熱を棒状部4aを通して放熱板4b
に導き、効率良く放出することができる。従つ
て、トランスが通風性の悪い場所に設置された
としても、この温度上昇を抑えることができ
る。なお、磁心1の放熱性が良くなると、飽和
磁束密度の増大及び鉄損の減少が可能になり、
効率が良くなる。また、周囲の電子部品に対し
て熱的悪影響を及ぼすことが少なくなる。
(2) 放熱板4bに外部接続用端子19を設けたの
で、外部接続を容易に達成することができる。
(3) 外部接続用端子19は放熱板4bの他方の主
面(下面)18にも設けられているので、回路
基板に対する面実装が可能になる。なお、放熱
板4bの下面18に突出面18aを設け、ここ
を端子19の下面にほぼ一致させたので、安定
的取付けが可能になる。
[変形例] 本考案は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。
(1) 第5図に示すように放熱体4の棒状部4aを
放熱板4bにネジ21で固着しても良い。
(2) 磁心1はこのほぼ中央で第1の部分1aと第
2の部分1bに分割されているが、例えば中央
脚と底面部と側壁部とを第1の部分とし、上面
部を第2の部分とするように分割してもよい。
(3) トランスに限ることなく、インダクタンス素
子等にも適用可能である。
(4) 磁心1をフエライト以外の磁性体で形成する
場合にも適用可能である。
(5) 放熱体4をベリリア、アルミニウム、銅等の
良熱伝導体で形成してもよい。放熱板4bが良
導電体(金属)の場合には、必要に応じて、磁
心1と放熱板4bとの間に良熱伝導性の絶縁層
を介在させても良い。
(6) 第6図に示すように、端子19にピン等の突
出部19aを設け、ここに巻線のリード部2a
をからげるようにしてもよい。
(7) 磁心1をE型コアにE型コアとの組み合せ又
はE型コアとI型コアとの組み合せ構造にする
こともできる。
[考案の効果] 上述から明らかなように本考案は次の効果を有
する。
(イ) 磁心の中央脚に孔を設け、磁心よりも熱伝導
性が優れた材料から成る放熱体の棒状部を挿入
したので、放熱性を向上させることができる。
(ロ) 磁心の底面が磁心よりも熱伝導性の優れた放
熱板の一方の主面に接触しているので磁心の熱
を良好に放出することができる。
(ハ) 外部接続用端子が放熱板の他方の主面に至る
ように形成されているので、他方の主面側で回
路基板に面実装することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わるトランスの中
央縦断面図、第2図は第1図のトランスの斜視
図、第3図は第1図の−線に相当する部分の
磁心及び放熱体を示す断面図、第4図は第3図の
−線断面図、第5図は変形例の磁心及び放熱
体を示す中央縦断面図、第6図は変形例の外部接
続用端子を示す断面図である。 1……磁心、1a……第1の部分、1b……第
2の部分、2……1次巻線、3……2次巻線、4
……放熱体、4a……棒状部、4b……放熱板、
5……中央脚、6……底面部、7……側壁部、1
9……外部接続用端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央脚を有する磁心と、前記中央脚を囲むよう
    に配設された巻線と、前記磁心よりも熱伝導性が
    優れた材料から成る放熱体と、前記巻線を外部回
    路に接続するための外部接続用端子とを備えてお
    り、 前記中央脚はこれと同一方向に延びる孔を有
    し、前記放熱体は一方及び他方の主面を有する放
    熱板とこの放熱板の前記一方の主面に対して垂直
    に配設された棒状部とから成り、 前記磁心の底面が前記放熱板の前記一方の主面
    に接触しており、 前記棒状部は前記中央脚の孔に挿入され、 前記外部接続用端子は前記放熱板の一方の主面
    から他方の主面に至るように形成されていること
    を特徴とする巻線装置。
JP1988112953U 1988-08-29 1988-08-29 Expired - Lifetime JPH0517861Y2 (ja)

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JPH0235420U JPH0235420U (ja) 1990-03-07
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