JP2024055606A - 板状コイルおよびコイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性に優れた板状コイルおよびコイル装置を提供すること。【解決手段】平板状のコイル本体部12aと、前記コイル本体部12aから引き出されるリード部14aと、前記コイル本体部12aの前記リード部14aの引出位置15a2,16a2とは異なる位置で前記コイル本体部12aに対して所定の角度に交差する放熱部18と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、板状コイルおよびコイル装置に関する。
大電流・大出力の用途に使用するトランスとして、板状コイルを有するコイル装置が知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1のようなトランスでは、より大きな電流が流れると、特に高圧側で発生する熱が蓄積されてしまう。
特開2003-17334号公報
本発明は、上記の実情を鑑みてなされ、その目的は、放熱性に優れた板状コイルおよびコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る板状コイルは、
平板状のコイル本体部と、前記コイル本体部から引き出されるリード部と、前記コイル本体部の前記リード部の引出位置とは異なる位置で前記コイル本体部に対して所定の角度に交差する放熱部と、を有する。
このように構成することで、板状コイルで発生する熱を、放熱部を介して放熱することができ、板状コイルの放熱性が向上する。
また、上記目的を達するために、本発明に係るコイル装置は、
請求項1に記載の板状コイルと、
前記板状コイルが収容されるケースと、
前記ケースの内部に充填される放熱性樹脂と、を有する。
このようなコイル装置では、板状コイルがケースに覆われると共に、放熱性樹脂に浸漬される。そのため、板状コイルで発生する熱が、放熱部から放熱樹脂を介してケースに伝わり易くなる。そして、ケースを介して放熱することで、コイル装置の放熱性が向上する。なお、ケースは金属や樹脂あるいはそれらの複合材料でも形成してもよい。樹脂などの絶縁性のケースは、板状コイルに接触するように配置して、放熱部から直接ケースに放熱してもよい。
コイル装置は、前記板状コイルが配置されるボビンと、前記板状コイルの巻回軸に配置されるコアと、を有し、前記ケースは、側方に向けて開口する開口部を有してもよい。
コイル装置が、コアを有していても、コアで生じる熱もケースの外側に放出することができる。また、コイル装置のボビンには、板状コイル以外に、たとえばワイヤの巻線を形成することも可能である。
ケースが、側方に向けて開口する開口部を有する場合には、開口部を介して、ケースの側方からリード部をケースの外側に引き出すことが可能であり、ケースの上部からリード部をケースの外側に引き出す必要がない。そのため、位置決めなどのために、ボビンの上部をケースの外側に突出させる必要がなく、その分だけ、ボビンの高さを低くし、コイル装置の低背化を図ることができる。
コイル装置は、前記板状コイルが配置されるボビンと、前記板状コイルの巻回軸に配置されるコアと、を有し、前記ケースは、上方に向けて開口する開口部を有していてもよい。
前記放熱部は、前記コイル本体部を挟んで前記リード部とは反対側に配置してあってもよい。
このように構成することで、板状コイルで発生する熱を、より効果的にコイル装置の外に放出することができる。
前記放熱部は、前記ケースの側方壁に沿って離間して配置してあってもよい。
放熱部がケースの側方壁に沿って配置してあることで、放熱部から放熱樹脂を介してよりケースに熱が伝わり易くなる。
好ましくは、前記放熱性樹脂は、前記ケースおよび前記放熱部に接触している。
このように構成することで、放熱性樹脂を介して、板状コイルで発生する熱が放熱部からケースに伝わりやすくなる。
前記板状コイルは、前記放熱部を有する第1板状コイルと、前記第1板状コイルのリード部と接続してある第2板状コイルと、を有していてもよい。また、前記第2板状コイルのコイル本体部が、前記第1板状コイルのコイル本体部に、対向するように離間して配置してあってもよい。
このように構成することで、第1板状コイルと第2板状コイルとの間に、ワイヤなどを配置することができる。このため、板状コイルとワイヤの巻線型コイルとの結合係数を高めることも可能であり、これらの放熱も効率的に行うことができる。
前記第1板状コイルに具備してある前記放熱部が、前記第2板状コイルのコイル本体部よりも前記ケースの下方壁に近接する端部を有してもよい。
放熱部の端部が、ケースの下方壁に近接していることで、より高温になりやすい第1板状コイル(ケースの下方から遠い側に位置)で生じる熱を、放熱部から放熱樹脂を介して下方壁に効率的に放熱することができる。たとえば、コイル装置が、冷却装置などを備えた基板などに対して、下方壁が接触するように載置される場合などでは、特に効率的にコイル装置の放熱を行うことができる。
前記ボビンは、前記放熱部を前記ケースの側方壁から離間させる突起部を有してもよい。
前記ボビンは、前記放熱部が配置される切り欠き部を有してもよい。
突起部は、放熱部と側方壁との間の絶縁を確保することもできる。放熱部が切り欠き部に配置されることで、放熱部とケースとの短絡がより効果的に抑止できる。このように、放熱部と側方壁との絶縁を確保しつつ、放熱部を側方壁へ接近して配置することで、放熱部から側方壁により効率的に放熱することができる。
前記ボビンは、前記放熱性樹脂から一部が露出する突出部を有してもよい。
このようなコイル装置では、たとえばワイヤをボビンに巻回する場合には、ワイヤをボビンの突出部に固定しつつ、所望の引き出し方向に引き出すことも可能になる。
前記板状コイルの近くに絶縁壁を介して取り付けられる放熱ブロックを有してもよい。また、前記絶縁壁は、ボビンの鍔部であってもよい。
このように構成することで、板状コイルからの放熱をより効率的に行うことができる。
図1は一実施形態に係るコイル装置の全体斜視図である。 図2は図1に示すコイル装置の分解斜視図である。 図3は図2に示すボビンの分解斜視図である。 図4は図2に示すケースの斜視図である。 図5は図1に示すコイル装置の一部分の平面図である。 図6は図1に示すVI-VI線での断面図である。 図7は図2に示す板状コイルの斜視図である。 図8は図1に示すコイル装置の一部分の背面図である。 図9は他の実施形態に係る板状コイルの斜視図である。 図10は他の実施形態に係るコイル装置の一部分の背面図である。 図11はさらに他の実施形態に係るコイル装置の全体斜視図である。 図12は図11に示すXII-XII線での断面図である。 図13は図11に示すコイル装置の板状コイルの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。必要に応じて図面を参照して説明を行うものの、図示する内容は、本発明の理解のために模式的かつ例示的に示したにすぎず、外観や寸法比などは実物と異なり得る。また、以下、実施形態により具体的に説明するが、これらの実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態
以下、図1に示すコイル装置1を詳細に説明する。コイル装置1は、たとえばトランスとして機能し、高電圧が印加されるような電子機器にも搭載可能であり、たとえば車載用充電器、家庭用または産業用電気機器の電源回路、あるいはコンピュータ機器の電源回路等に用いられ得る。図2は、図1に示すコイル装置1の分解斜視図である。図2に示すように、コイル装置1は、板状コイル10と、板状コイル10が収容されるケース40と、を有する。なお、コイル装置1の大きさは特に限定されない。
板状コイル10は、比較的大きな電流を流すことが可能となっている。板状コイル10は、第1板状コイル10aを有する。第1板状コイル10aの材質は、特に限定されないが、たとえば銅、銅合金、真鍮、鋼などの導体で構成される。第1板状コイル10aは、略一定の厚みを有する平板から形成され得る。
第1板状コイル10aは、中心O1を通る軸Cを巻回軸とするコイル本体部12aと、コイル本体部12aから引き出されるリード部14aと、を有する。なお、図面において、X軸、Y軸、Z軸は、互いに垂直である。Z軸は、板状コイル10の巻回軸Cに一致し、X軸は、巻回軸Cに垂直であって、巻回軸Cから見てリード部14aが延びる方向に一致する。
コイル本体部12aは、巻回軸Cに1ターンで巻回された略C字形状を有する。コイル本体部12aは、XY平面に沿った平板である。リード部14aは、それぞれ、コイル本体部12aと同一平面に配置されている。
図2に示すように、リード部14aは、中間リード部16aと、端リード部15aとを有する。中間リード部16aは、コイル本体部12aのX軸方向の一端側に配置してある引出位置16a2でコイル本体部12aから引き出されている。中間リード部16aは、コイル本体部12aの中心O1を通り、X軸に沿う中心線L1上に配置されている。中間リード部16aには、接続孔16a1が形成されている。
また、端リード部15aは、コイル本体部12aのX軸方向の一端側に配置してある引出位置15a2でコイル本体部12aから引き出されている。端リード部15aは、中心線L1からY軸方向にずれて配置してある。端リード部15aには、接続孔15a1が形成されている。接続孔は基板などとの接続に用いてもよい。
図7に示すように、板状コイル10aは、コイル本体部12aと繋がっている放熱部18を有する。放熱部18は、板状の放熱板であり、コイル本体部12aを折り曲げて形成することができるが、放熱部18を独立に形成し、コイル本体部12aに溶接するなどによって、形成してもよい。また、放熱部18は、複数の短冊状に分割されていてもよい。
図7に示すように、放熱部18は、Z軸方向に沿う平面を有し、コイル本体部12aに対して略垂直に配置されている。なお、放熱部18は、コイル本体部12aに対して所定の角度で交差していればよく、コイル本体部12aに対して鈍角または鋭角に傾斜して配置していてもよい。
放熱部18の大きさおよび形状は、コイル装置1が許容できる大きさか否かと放熱性を向上させる観点から決定され得る。放熱部18のY軸方向に沿った幅Lyと、Z軸方向に沿う長さLzは、特に限定されないが、放熱部18の表面積が大きくなるように設計され得る。放熱部18の幅Lyは、図5に示すように端リード部15aのY軸方向の幅L1および中間リード部16aのY軸方向の幅L2よりも大きく設計してあってもよい。また、放熱部18の幅Lyは、コイル装置1を小型化する観点から図2に示すコイル本体部12aの直径D(Y軸方向の幅)よりも小さく設計してもよい。
図2に示すように、板状コイル10は、さらに、第2板状コイル10bを有してもよい。第2板状コイル10bは、第1板状コイル10aのZ軸方向の下方に配置される。第2板状コイル10bは、特に限定されないが、第1板状コイル10aと同様の材質で構成され得るが、必ずしも同一である必要はない。第2板状コイル10bは、略一定の厚みを有する平板から形成され得る。なお、第2板状コイル10bは、第1板状コイル10aと同一の厚みであってもよいが、異なっていてもよい。
図7に示すように、第2板状コイル10bは、コイル本体部12bと、コイル本体部12bから引き出されるリード部14bと、を有する。コイル本体部12bは、コイル本体部12aの巻回軸Cと共通の巻回軸を持ち、コイル本体部12bの中心O2は、巻回軸C上に配置されている。
図7に示すように、コイル本体部12bは、巻回軸Cに1ターンで巻回されたC字形状を有する。コイル本体部12bは、XY平面に沿った平板である。コイル本体部12bは、第1板状コイル10aのコイル本体部12aと略平行に対向するように、Z軸方向に離間して配置される。
図7に示すように、リード部14bは、中間リード部16bと、端リード部15bとを有する。中間リード部16bは、コイル本体部12bのX軸方向の一端側に配置してある引出位置16b2でコイル本体部12bから引き出されている。中間リード部16bは、コイル本体部12bの中心O2を通り、X軸に沿う中心線L2上に配置されている。
図7に示すように、中間リード部16bは、クランク状に屈曲している。すなわち、中間リード部16bは、引出位置16b2からX軸方向に引き出される第1部分16b3と、第1部分16b3の端部からZ軸の上方に延びる第2部分16b4と、第2部分16b4の端部からX軸方向に延びる第3部分16b5と、を有する。第3部分16b5には、接続孔16b1が形成されている。
また、図7に示すように、端リード部15bは、コイル本体部12bのX軸方向の一端側に配置してある引出位置15b2でコイル本体部12bから引き出されている。端リード部15bは、中心線L2から端リード部15aとは反対側のY軸方向にずれて配置してある。
図7に示すように、端リード部15bは、クランク状に屈曲している。すなわち、端リード部15bは、引出位置15b2からX軸方向に引き出される第1部分15b3と、第1部分15b3の端部からZ軸の上方に延びる第2部分15b4と、第2部分15b4の端部からX軸方向に延びる第3部分15b5と、を有する。第3部分15b5には、接続孔15b1が形成されている。接続孔は基板などとの接続に用いてもよい。
図7に示すように、第2板状コイル10bは、第1板状コイル10aの中間リード部16aと、中間リード部16bの第3部分16b5で接続してある。第2板状コイル10bは、中間リード部16aの接続孔16a1と中間リード部16bの接続孔16b1とが連通するように配置されている。接続孔は基板などとの接続に用いてもよい。
図7に示すように、第1板状コイル10aおよび第2板状コイル10bは、中間リード部16a,16bで接続されることで、一対の端リード部15a,15bを有する2ターン巻きの板状コイル10を構成している。端リード部15a,15bは、たとえば外部回路などに接続してもよい。第1板状コイル10aの放熱部18は、第2板状コイル10bとは接触しておらず、放熱部18とコイル本体部12bとの間には幅W3の間隔が設けられている。
図4に示すように、ケース40は、X軸方向に向けて開口する開口部41を有する。ケース40は、Z軸方向の上方に配置される上方壁43と、下方に配置される下方壁44と、X軸およびY軸方向に配置される側方壁45と、を有してもよい。上方壁43、下方壁44および側方壁45の形状は、特に限定されない。側方壁45は、たとえば、図5に示すZ軸方向に沿って見たコア30a,30bおよびボビン50の外形を囲むように形成してあることが好ましい。なお、ケース40は、アルミニウムなどの放熱性に優れた金属などで構成され、たとえば1枚の金属板などを折曲成形することにより形成されることが好ましいが、放熱性に優れた樹脂やセラミックなどで構成してもよい。
図2に示すように、コイル装置1は、ボビン50を有していてもよく、ボビン50には、ワイヤ80を巻回していてもよい。ボビン50は、たとえばPPS、PET、PBT、LCP、ナイロンなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。ワイヤ80としては、たとえば、銅(Cu)などの良導体からなる芯材を、イミド変成ポリウレタンなどからなる絶縁材で覆い、さらに最表面をポリエステルなどの薄い樹脂膜で覆ったものなどを用いてもよいが、その他の構成のワイヤであってもよい。
図3に示すように、ボビン50は、ボビン本体65と、ボビン本体65のZ軸方向の上方に取り付けられる上方鍔部52と、Z軸方向の下方に取り付けられる下方鍔部60と、を有する。ボビン50は、上方鍔部52、ボビン本体65および下方鍔部60をZ軸方向に貫通する貫通孔51を有する。
図3に示すように、ボビン本体65には、Z軸方向の上方に第1板状コイル10aのコイル本体部12aを取り付ける本体上端鍔66が形成してある。本体上端鍔66には、図7に示す第1板状コイル10aが取り付けた時に端リード部15aと中間リード部16aと短絡を防ぐ絶縁突起69が形成してある。絶縁突起69は、第1板状コイル10aの位置決めをすることができる。
図3に示すように、本体上端鍔66には、突起部68a,68bが形成してある。突起部68a,68bは、本体上端鍔66のX軸方向の端部から突出している。また、本体上端鍔66には、切り欠き部67が形成してある。切り欠き部67は、突起部68a,68bの間に配置してある。
ボビン本体65には、Z軸方向の下方に第2板状コイル10bのコイル本体部12bを取り付ける本体下端鍔70が形成してある。本体下端鍔70には、本体上端鍔66と同様に、図7に示す第2板状コイル10bが取り付ける場合に、端リード部15bと中間リード部16bと短絡を防ぐ図示しない絶縁突起が形成してあってもよい。
図3に示すように、本体下端鍔70には、突起部72a,72bが形成してある。突起部72a,72bは、本体下端鍔70のX軸方向の端部から、本体上端鍔66の突起部68a,68bと同じ方向に突出している。また、本体下端鍔70には、切り欠き部71が形成してある。切り欠き部71は、突起部72a,72bの間に配置してある。
図8に示すように、突起部68a,72aは、それぞれZ軸方向に並んで配置してある。また、突起部68b,72bは、それぞれZ軸方向に並んで配置してある。ボビン50に第1板状コイル10aが取り付けられていると、放熱部18が、切り欠き部67,71に配置される。突起部68a,68b,72a,72bは、放熱部18よりもX軸方向の外側に突出している。
図3に示すように、ボビン本体65には、中間鍔75a,75bが形成してある。図6に示すように、ボビン本体65には、ワイヤ80を巻回することができる。たとえば、本体上端鍔66と中間鍔75aとの間に巻線部82aが配置してある。中間鍔75a,75bの間に巻線部82bが配置してある。中間鍔75bと本体下端鍔70との間に巻線部82cが配置してある。
ワイヤ80の巻回方法は、特に限定されず、たとえば、ワイヤ80は、巻線部82a,82bでα巻、巻線部82cでは通常巻きであってもよい。また、巻線部82a,82b,82cの巻き数は、特に限定されず、それぞれ単数巻きまたは複数巻きであってもよい。
図3に示すように、上方鍔部52には、X軸方向の一端に突出部53が形成してある。突出部53には、第1溝55および第2溝56が形成してある。たとえば、第1溝55および第2溝56は、Y軸に沿って延在するように構成してもよい。たとえば図5に示すように、第1溝55には、引出部84が配置され、第2溝56には、引出部86が配置される。引出部84,86の先端に外部端子88を取り付け、溝55,56に配置することで、引出位置を自由に変更し、基板102などに応じて、コイル装置1を取り付けることができる。
図3に示すように、上方鍔部52には、X軸方向の他端にブロック保持部57が形成してある。また、下方鍔部60には、X軸方向の他端にブロック保持部61が形成してある。図6に示すように、ブロック保持部57,61には、それぞれ、たとえばアルミニウムなどの金属、あるいはその他の熱伝導性の高い材質で形成されている放熱ブロック3を取り付けてもよい。
上方鍔部52は、係止片58をボビン本体65の係止溝77に嵌め込むことでボビン本体65に取り付けることができる。図6に示すように、上方鍔部52は、本体上端鍔66との間に、第1板状コイル10aのコイル本体部12aを挟むように取り付けてもよい。第1板状コイル10aは、貫通孔51に巻回軸Cが位置するボビン50に取り付けられる。
下方鍔部60も上方鍔部52と同様に、係止片62を図示しないボビン本体65の係止溝に嵌め込むことでボビン本体65に取り付けることができる。図6に示すように、下方鍔部60は、本体下端鍔70との間に、第2板状コイル10bのコイル本体部12bを挟むように取り付けてもよい。第2板状コイル10bは、貫通孔51に巻回軸Cが位置するボビン50に取り付けられる。また、図2に示すボビンカバー2をY軸方向の両側から取り付けていてもよい。
図2に示すように、コイル装置1は、コア30a,30bを有していてもよい。コア30a,30bは、それぞれ、ベース部31と、中脚部32と、一対の外脚部33と、を有する。
コア30a,30bの材質は特に限定されないが、磁性体単独、あるいは磁性体と樹脂とを含む材料で形成されてもよい。コアを構成する磁性材料としては、フェライトや金属磁性体が例示される。フェライトとしては、Mn系フェライト、Ni-Zn系フェライト、Mn-Zn系フェライト等が例示される。金属磁性体としては、特に限定されないが、Fe-Ni合金、Fe-Si合金、Fe-Si-Cr合金、Fe-Co合金、Fe-Si-Al合金、アモルファス鉄等が例示される。樹脂としては、特に限定されないが、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、その他の合成樹脂、あるいはその他の非磁性材料等が例示される。なお、コアは、金属磁性体の焼結体であってもよい。
図6に示すように、コア30aのベース部31は、上方鍔部52のZ軸方向の上方に配置され、コア30bのベース部31は、下方鍔部60のZ軸方向の下方に配置される。中脚部32は、貫通孔51に挿入される。図8に示すように、外脚部33は、それぞれボビンカバー2のY軸方向の外側に配置される。
図6に示すように、板状コイル10、ボビン50、ワイヤ80、コア30a,30bおよび放熱ブロック3は、ケース40に収容されている。また、ケース40には、放熱樹脂100が充填されている。放熱樹脂100は、板状コイル10、ボビン50、ワイヤ80、コア30a,30bおよび放熱ブロック3の各部位に接触していてもよい。
図6に示すように、本体上端鍔66の突起部68a(68b)および本体下端鍔70の突起部72a(72b)は、Y軸方向の側方壁45に当接していてもよい。突起部68a,68b,72a,72bが側方壁45に当接しているとき、Y軸方向の側方壁45と放熱部18との間に幅W1の隙間が設けられ、放熱部18の端部19と下方壁44との間に幅W2の隙間が設けられる。
幅W1,W2は特に限定されないが、幅W1、W2が狭いほど、放熱部18から放熱樹脂100を介したケース40への放熱の効率が高められる。所定の幅W1,W2を有することで、コイル装置1では、ケース40と板状コイル10との絶縁は保たれている。なお、樹脂などの絶縁性のケースでは、幅W1,W2を設けずに、板状コイルに接触するように配置して、放熱部から直接ケースに放熱してもよい。また、放熱部18とコイル本体部12bとの間には幅W3の間隔が設けられている。幅W3は特に限定されず、コイル本体部12a,12b間の短絡が防止される程度の幅であることが好ましい。
図6に示すように、第1板状コイル10aがケース40の下方壁44から遠い側に位置に配置される場合には、コイル装置1において第1板状コイル10aがより高温になりやすい。第1板状コイル10aは、コイル本体部12aに対して所定の角度に交差する放熱部18と、を有しており、板状コイルで発生する熱を、コイル本体部12aに対して所定の角度に交差する放熱部18を介して放熱することができ、板状コイルの放熱性が向上する。
図6に示すように、第1板状コイル10aを構成する平板の厚さT1は特に限定されないが、第2板状コイル10bを構成する平板の厚さT2よりも厚く設計されていてもよい。高温になりやすい第1板状コイル10aの厚さT1が、第2板状コイル10bの厚さT2の1.1倍以上であることが好ましく、1.2倍以上であることが好ましくは、1.3倍以上であることが特に好ましい。第1板状コイル10aの厚さT1が、第2板状コイル10bの厚さT2の1.3倍程度であることで、放熱性をより向上させることができる。
放熱部18がコイル本体部12aに対して交差する所定角度は、特に限定されない。たとえば、図6に示すように、放熱部18は、板状コイル10のZ軸方向に沿うように(すなわち、所定角度が略90°になるように)配置してあってもよい。放熱部18がZ軸方向に沿うように配置されると、放熱部18がX軸方向を覆うケース40の側方壁45に対して対向するため放熱性が向上すると共に、省スペース化を実現できる。
図7に示すように、放熱部18は、X軸の一方側にあり、リード部14aは、X軸の他方側に配置してあってもよい。すなわち、放熱部18は、コイル本体部12aを挟んでリード部14aとは反対側に配置してあってもよい。放熱部18がこのように配置されることで、板状コイルで発生する熱を、より効果的にコイル装置の外に放出することができる。
図7に示すように、第2板状コイル10bは、放熱部18a,18bと、を有してもよい。第2板状コイル10bの放熱部18a,18bは、第1板状コイル10aの放熱部18と同様に、放熱性を向上させることができる。
図1に示すように、コイル装置1は、ケース40の内部に充填される放熱性樹脂100と、を有する。なお、ケース40は金属や樹脂あるいはそれらの複合材料でも形成してもよいが、熱伝導率が高い材料で形成されていることが好ましい。放熱性樹脂100は、たとえばポッティング樹脂であり、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂あるいはエポキシ樹脂等で構成してもよい。
コイル装置1では、板状コイル10がケース40に覆われると共に、放熱性樹脂100に浸漬される。そのため、板状コイル10で発生する熱が、放熱部18から放熱樹脂100を介してケース40に伝わり易くなる。そして、ケース40を介して放熱することで、コイル装置1の放熱性が向上する。
図6に示すように、コイル装置1では、ワイヤ80が、第1板状コイル10aのコイル本体部12aと第2板状コイル10bのコイル本体部12bとの間に巻回されて配置されていてもよい。コイル装置1では、板状コイルとワイヤの巻線型コイルとの結合係数を高めることも可能であり、これらの放熱も効率的に行うことができる。
図6に示すように、コイル装置1では、第1板状コイル10aに具備してある放熱部18が、第2板状コイル10bのコイル本体部12bよりもケース40の下方壁44に近接する端部19を有してもよい。
図6に示すように、放熱部18の端部19が、ケース40の下方壁44に近接していることで、下方壁44から遠い側に位置に配置してあり、より高温になりやすい第1板状コイル10aで生じる熱を、放熱部18から放熱樹脂100を介して下方壁44に効率的に放熱することができる。たとえば、図6に示すように、コイル装置1が、冷却装置などを備えた基板102などに対して、下方壁44が接触するように取り付けられる場合などでは、特に効率的にコイル装置1の放熱を行うことができる。
なお、図1に示すコイル装置1では、放熱部を有しない板状コイルを用いたコイル装置を同条件で使用した場合と比較して、最も高温になる第1板状コイル10aの温度を、具体的には5%以上低くすることができ、より好適には10%以上低くすることも可能である。
図1に示すように、コイル装置1は、板状コイル10が配置されるボビン50と、板状コイル10の巻回軸Cに配置されるコア30a,30bと、を有していてもよい。コイル装置1が、コア30a,30bを有していても、コア30a,30bで生じる熱もケース40の外側に放出することができる。コイル装置のボビンには、板状コイル以外に、たとえばワイヤ80を巻回することも可能である。
図1に示すように、ケース40は、側方に向けて開口する開口部41を有してもよい。ケース40が、側方(たとえばX軸方向)に向けて開口する開口部41を有する場合には、開口部41を介して、ケース40の側方からリード部14a,14bをケース40の外側に引き出すことが可能であり、ケース40のZ軸方向の上部からリード部14a,14bをケース40の外側に引き出す必要がない。そのため、位置決めなどのために、ボビン50の上部をケース40の外側に突出させる必要がなく、その分だけ、ボビン50の高さを低くし、コイル装置1の低背化を図ることができる。
図6に示すように、放熱部18は、ケース40の側方壁45に沿って離間して配置してあってもよい。放熱性樹脂100は、ケース40および放熱部18に接触している。放熱部18がケース40の側方壁45に沿って配置してあり、放熱性樹脂100は、側方壁45および下方壁44の間に配置してあることで、放熱部18から放熱性樹脂100を介してよりケース40に熱が伝わり易くなる。放熱性樹脂100、放熱部18およびケース40が、このように配置されることで、板状コイル10で発生する熱が、放熱性樹脂100を介して、放熱部18からケース40に伝わりやすくなる。
図3に示すように、ボビン50は、突起部68a,68bを有してもよい。また、図5に示すように、ボビン50は、放熱部18が配置される切り欠き部67を有してもよい。突起部68a,68bは、図6に示すように、放熱部18をケース40の側方壁45から離間させることができる。
突起部68a,68bは、放熱部18と側方壁45との間の絶縁を確保することもできる。放熱部18が切り欠き部67に配置されることで、放熱部18とケース40との短絡がより効果的に抑止できる。このように、放熱部18と側方壁45との絶縁を確保しつつ、放熱部18を側方壁45へ接近して配置することで、放熱部18から側方壁45により効率的に放熱することができる。
図3に示すように、ボビン50は、放熱性樹脂100から一部が露出する突出部53を有してもよい。図1に示すように、ボビン50にワイヤ80を巻回する場合には、巻線部82a,82b,82cからの引出部84,86をボビン50の突出部53に固定しつつ、所望の引き出し方向(図1ではY軸に沿う方向)に引き出すことも可能になる。
図6に示すように、板状コイル10の近くにボビン50の鍔部52,60の一部である絶縁壁を介して取り付けられる放熱ブロック3を有してもよい。放熱ブロック3には伝熱し易く、板状コイルからの放熱をより効率的に行うことができる。特に、高温になりやすい第1板状コイル10aの近くに放熱ブロック3が配置されることで、より効率的に放熱される。図6に示すように、第1板状コイル10aのZ軸方向の上方に配置された放熱ブロック3の上方にケース40の上方壁43が配置されていることで、より効率的に放熱される。
具体的には、図1に示すコイル装置1では、放熱ブロックを有しないコイル装置を同条件で使用した場合と比較して、最も高温になる第1板状コイル10aの温度を、2%以上低くすることも可能である。
第2実施形態
以下、図10に示すコイル装置1aについて、第1実施形態と共通する部分の説明は省略し、以下、異なる部分について主として詳細に説明する。以下において説明しない部分は、第1実施形態の説明と同様である。コイル装置1aは、主として第1板状コイル10aの構成が、図1に示すコイル装置1とは異なる。
コイル装置1aは、図9に示す第1板状コイル10aを有する。図9に示すように、本実施形態の第1板状コイル10aは、放熱部181,182を有する。放熱部181,182は、それぞれ、コイル本体部12aのY軸方向両側からZ軸方向の下方に向けて延在している。なお、図10に示すように、放熱部181,182は、第2板状コイル10bのコイル本体部12bとは接触しておらず、所定の幅W4を空けて配置してある。幅W4は、第1実施形態の幅W3と同様に設計してもよい。
第3実施形態
以下、図11に示すコイル装置1bについて、第1実施形態と共通する部分の説明は省略し、以下、異なる部分について主として詳細に説明する。以下において説明しない部分は、第1実施形態の説明と同様である。コイル装置1bは、主としてケース40aの構成が、図1に示すコイル装置1のケース40とは異なる。
図11に示すように、ケース40aは、Z軸方向の上方に向けて開口する開口部41を有する。ケース40は、下方に配置される下方壁44aと、Z軸方向に略垂直な法線を有する側方壁45aと、を有する。下方壁44aおよび側方壁45aの形状は、特に限定されない。側方壁45aは、たとえば、X軸に垂直な壁面、Y軸に垂直な壁面を構成していてもよい。
また、図13に示すように、コイル装置1bは、第1板状コイル10aの構成が、コイル装置1とは異なる。本実施形態の第1板状コイル10aは、端リード部115aと、中間リード部116aと、を有する。
図13に示すように、端リード部115aは、クランク状に屈曲している。すなわち、端リード部115aは、コイル本体部12aからX軸方向に引き出される第1部分115a3と、第1部分115a3の端部からZ軸の上方に延びる第2部分115a4と、第2部分115a4の端部からX軸方向に延びる第3部分15a5と、を有する。
図13に示すように、中間リード部116aは、クランク状に屈曲している。すなわち、中間リード部116aは、コイル本体部12aからX軸方向に引き出される第1部分116a3と、第1部分116a3の端部からZ軸の上方に延びる第2部分116a4と、第2部分116a4の端部からX軸方向に延びる第3部分116a5と、を有する。
図12に示すように、中間リード部116aは、第3部分116a5がケース40aの側方壁45aのZ軸方向の上方に位置するように配置してある。端リード部115aも中間リード部116aと同様に、第3部分115a5がケース40aの側方壁45aのZ軸方向の上方に位置するように配置してある。
図12に示すように、中間リード部16bおよび端リード部15bの第3部分16b4,15b4と側方壁45aとの間に幅W5の隙間が設けられている。幅W5は、第1実施形態の幅W2と同様に設計してもよい。
なお、上述した実施形態は、特許請求の範囲の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態も技術的範囲に含むものである。
1,1a,1b…コイル装置
10…板状コイル
10a…第1板状コイル
12a…コイル本体部
14a,114a…リード部
15a,115a…端リード部
15a1…接続孔
15a2…引出位置
115a3…第1部分
115a4…第2部分
115a5…第3部分
16a,116a…中間リード部
16a1…接続孔
16a2…引出位置
116a3…第1部分
116a4…第2部分
116a5…第3部分
18,181,182…放熱部
19…端部
10b…第2板状コイル
12b…コイル本体部
14b…リード部
15b…端リード部
15b1…接続孔
15b2…引出位置
15b3…第1部分
15b4…第2部分
15b5…第3部分
16b…中間リード部
16b1…接続孔
16b2…引出位置
16b3…第1部分
16b4…第2部分
16b5…第3部分
18a,18b…放熱部
30a,30b…コア
31…ベース部
32…中脚部
33…外脚部
40,40a…ケース
41,41a…開口部
43…上方壁
44,44a…下方壁
45,45a…側方壁
50…ボビン
51…貫通孔
52…上方鍔部
53…突出部
55…第1溝
56…第2溝
57…ブロック保持部
58…係止片
60…下方鍔部
61…ブロック保持部
62…係止片
65…ボビン本体
66…本体上端鍔
67…切り欠き部
68a,68b…突起部
69…絶縁突起
70…本体下端鍔
71…切り欠き部
72a,72b…突起部
75a,75b…中間鍔
77…係止溝
80…ワイヤ
82a,82b,82c…巻線部
84,86…引出部
88…外部端子
100…放熱性樹脂
102…基板
2…ボビンカバー
3…放熱ブロック

Claims (14)

  1. 平板状のコイル本体部と、前記コイル本体部から引き出されるリード部と、前記コイル本体部の前記リード部の引出位置とは異なる位置で前記コイル本体部に対して所定の角度に交差する放熱部と、を有する板状コイル。
  2. 請求項1に記載の板状コイルと、
    前記板状コイルが収容されるケースと、
    前記ケースの内部に充填される放熱性樹脂と、を有するコイル装置。
  3. 前記板状コイルが配置されるボビンと、
    前記板状コイルの巻回軸に配置されるコアと、を有し、
    前記ケースは、側方に向けて開口する開口部を有する請求項2に記載のコイル装置。
  4. 前記板状コイルが配置されるボビンと、
    前記板状コイルの巻回軸に配置されるコアと、を有し、
    前記ケースは、上方に向けて開口する開口部を有する請求項2に記載のコイル装置。
  5. 前記放熱部は、前記コイル本体部を挟んで前記リード部とは反対側に配置してある請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 前記放熱部は、前記ケースの側方壁に沿って離間して配置してある請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
  7. 前記放熱性樹脂は、前記ケースおよび前記放熱部に接触している請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記板状コイルは、前記放熱部を有する第1板状コイルと、前記第1板状コイルのリード部と接続してある第2板状コイルと、を有し、
    前記第2板状コイルのコイル本体部が、前記第1板状コイルのコイル本体部に、対向するように離間して配置してある請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
  9. 前記放熱部が、前記第2板状コイルのコイル本体部よりも前記ケースの下方壁に近接する端部を有する請求項8に記載のコイル装置。
  10. 前記ボビンは、前記放熱部を前記ケースの側方壁から離間させる突起部を有する請求項3または4に記載のコイル装置。
  11. 前記ボビンは、前記放熱部が配置される切り欠き部を有する請求項3または4に記載のコイル装置。
  12. 前記ボビンは、前記放熱性樹脂から一部が露出する突出部を有する請求項3または4に記載のコイル装置。
  13. 前記板状コイルの近くに絶縁壁を介して取り付けられる放熱ブロックを有する請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
  14. 前記絶縁壁は、ボビンの鍔部である請求項13に記載のコイル装置。
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