JP2575958Y2 - 面実装型トランスの実装構造 - Google Patents

面実装型トランスの実装構造

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JP2575958Y2
JP2575958Y2 JP1992070146U JP7014692U JP2575958Y2 JP 2575958 Y2 JP2575958 Y2 JP 2575958Y2 JP 1992070146 U JP1992070146 U JP 1992070146U JP 7014692 U JP7014692 U JP 7014692U JP 2575958 Y2 JP2575958 Y2 JP 2575958Y2
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transformer
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博 竹村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、面実装型トランスを
プリント基板の表面に実装して例えば電源装置等の電気
機器を構成する場合の同トランスの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電源装置等の電気機器の一層の小型化の
要請から、近年は、従来のリード端子付トランスに代え
て、リード端子を用いずにプリント基板の表面に直接実
装する、面実装型トランスが用いられるようになって来
た。
【0003】ここで取り上げている面実装型トランス2
は、例えば図3あるいは図1等に示すように、コア4に
巻線6を巻き、この巻線6の部分を、コア4の外周面が
環状に露出するように、絶縁樹脂8で覆ったものであ
る。絶縁樹脂8の表面、この例ではその両端面から底面
にかけて、内部の一次側の巻線6につながる一次側の幾
つかの端子電極10aおよび二次側の巻線6につながる
二次側の幾つかの端子電極10bをそれぞれ設けてい
る。
【0004】コア4の外周面を絶縁樹脂8から露出させ
るのは、コア4からの放熱を良くする等の理由による。
【0005】プリント基板12は、例えば図3に示すよ
うに、その表面に配線パターン、例えば面実装型トラン
ス2の一次側回路につながる一次側の配線パターン14
aおよび同トランス2の二次側回路につながる二次側の
配線パターン14bを有している。
【0006】このような一次側および二次側の配線パタ
ーン14a、14b間には、電源装置等の安全規格で定
められている安全距離以上の絶縁距離L0 が確保されて
いる。
【0007】ところが、図3に示すように、このような
プリント基板12の表面に上記のような面実装型トラン
ス2を実装する場合を考えてみると、従来のようなリー
ド端子付トランスと違って、上記のような面実装型トラ
ンス2の場合は、その底面とプリント基板12のパター
ン面とが一致するため、しかもコア4が露出しているた
め、この面実装型トランス2をそのまま実装すると、コ
ア4のぶん、一次側の配線パターン14aと二次側の配
線パターン14bとの間の絶縁距離が小さくなり、規格
上必要な安全距離を確保することができなくなる。
【0008】これを避けるために従来は、例えば図4に
示すように、両配線パターン14a、14b間の距離を
大きくして、配線パターン14aとコア4との間の絶縁
距離L1 および配線パターン14bとコア4との間の絶
縁距離L2 の両方が、規格上必要な安全距離以上になる
ようにしていた。これは、コア4は一次側とみなされる
場合もあれば二次側とみなされる場合もあるからであ
る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
ような従来の実装構造では、両配線パターン14a、1
4b間の距離を、トランス2を考慮しない時の距離L0
(図3参照)より遙かに大きくしなければならないだけ
でなく、安全距離を確保する上から、面実装型トランス
2の下部16にプリント基板12の配線パターンを一切
配線することができないので、配線パターンはトランス
の下部16を避けて引き回す等しなければならず、この
ようなことが面実装型トランス2をプリント基板12上
に実装した電気機器の一層の小型化を妨げているという
問題があった。
【0010】そこでこの考案は、上記のような面実装型
トランスの下部にもプリント基板の配線パターンを配線
することができるようにし、それによって面実装型トラ
ンスをプリント基板上に実装した電気機器の一層の小型
化を図ることができるようにすることを主たる目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案の面実装型トランスの実装構造は、前述し
たような面実装型トランスとプリント基板の表面との間
に、同トランスのコアとプリント基板表面の配線パター
ンとの間の沿面距離が、所要の安全距離以上になるよう
な寸法の絶縁板を挟んでいることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構造によれば、面実装型トランスとプリン
ト基板との間に絶縁板を挟んでいるので、仮にトランス
のコアとプリント基板表面の配線パターンとが直線的に
見れば近くても、両者間の沿面距離は、絶縁板の表面に
沿ってある程度迂回した距離となるので、大きな沿面距
離を確保することができる。
【0013】従って、面実装型トランスの下部にもプリ
ント基板の配線パターンを配線することができるように
なり、配線パターンの配線の自由度が高まるので、面実
装型トランスをプリント基板上に実装した電気機器の一
層の小型化を図ることができる。
【0014】
【実施例】図1は、この考案の一実施例に係る面実装型
トランスの実装構造を示す分解斜視図である。図2は、
図1と同様の実装構造をプリント基板を切断して示す概
略図である。図4の従来例と同一または相当する部分に
は同一符号を付し、以下においては当該従来例との相違
点を主に説明する。
【0015】この実施例においては、前述したような面
実装型トランス2とプリント基板12の表面(パターン
面)との間に、絶縁板20を挟んでいる。
【0016】この絶縁板20は、面実装型トランス2の
コア4とプリント基板表面の配線パターン、例えば配線
パターン14a、14bとの間の沿面距離L3 が、所要
の安全距離以上になるような寸法のものであれば良く、
その形状等は任意である。
【0017】一例としてこの実施例では、絶縁板20
は、面実装型トランス2の各端子電極10aおよび10
bとプリント基板12の各配線パターン14aおよび1
4bとがそれぞれ半田付け等によって接続しやすいよう
に、それらに対応する位置に切欠き22を有している。
【0018】また、面実装型トランス2のコア4側の二
つの辺に折り返し24をそれぞれ設けて、こちら側の辺
の近傍の配線パターン(図示省略)とコア4との間の沿
面距離についても、この折り返し24によって大きな沿
面距離を確保することができるようにしている。
【0019】上記構造によれば、面実装型トランス2と
プリント基板12との間に絶縁板20を挟んでいるの
で、仮にトランス2とプリント基板表面の配線パターン
14a、14bとが直線的に見れば近くても、両者間の
沿面距離L3 は、絶縁板20によってある程度迂回した
距離となるので、大きな沿面距離を確保することができ
る。
【0020】例えば、上記沿面距離L3 が、前述したよ
うに、規格上要求される安全距離を満たしているので、
その下の両配線パターン14a、14b間の距離L
4 は、それらの間における所要の安全距離を満たす最小
限まで近づけることができる。
【0021】また、両配線パターン14a、14b間を
広くしておいて、その間に他の配線パターンを交差する
ように通すこと等も可能である。
【0022】このように上記構造によれば、プリント基
板12上の配線パターンを敢えてトランス2の下部16
を避けて引き回す等の必要がなくなるので、即ち配線パ
ターンの配線の自由度が高まるので、面実装型トランス
2をプリント基板12上に実装した電源等の電気機器の
一層の小型化を図ることができる。
【0023】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、面実装
型トランスとプリント基板の表面との間に上記のような
絶縁板を挟んでいて、この絶縁板によって大きな沿面距
離を確保することができるので、面実装型トランスの下
部にもプリント基板の配線パターンを配線することがで
きるようになり、配線パターンの配線の自由度が高ま
る。その結果、面実装型トランスをプリント基板上に実
装した電気機器の一層の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る面実装型トランスの
実装構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1と同様の実装構造をプリント基板を切断し
て示す概略図である。
【図3】面実装型トランスとプリント基板を示す概略図
である。
【図4】従来の面実装型トランスの実装構造をプリント
基板を切断して示す概略図である。
【符号の説明】
2 面実装型トランス 4 コア 6 巻線 8 絶縁樹脂 10a,10b 端子電極 12 プリント基板 14a,14b 配線パターン 20 絶縁板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに巻線を巻き、この巻線の部分をコ
    アの外周面が露出するように絶縁樹脂で覆い、かつこの
    絶縁樹脂の表面に、内部の巻線につながる端子電極を設
    けて成る面実装型トランスを、表面に配線パターンを有
    するプリント基板の表面に実装した構造において、前記
    面実装型トランスとプリント基板の表面との間に、同ト
    ランスのコアとプリント基板表面の配線パターンとの間
    の沿面距離が、所要の安全距離以上になるような寸法の
    絶縁板を挟んでいることを特徴とする面実装型トランス
    の実装構造。
JP1992070146U 1992-09-11 1992-09-11 面実装型トランスの実装構造 Expired - Lifetime JP2575958Y2 (ja)

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JPH0629114U JPH0629114U (ja) 1994-04-15
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CN205508604U (zh) * 2013-02-06 2016-08-24 株式会社村田制作所 变压器模块、受电装置以及送电装置
JP2020088127A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 ヤマハ株式会社 電気部品および電気機器

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