JPH05308738A - ブラシレスモータの固定子 - Google Patents

ブラシレスモータの固定子

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JPH05308738A
JPH05308738A JP4111099A JP11109992A JPH05308738A JP H05308738 A JPH05308738 A JP H05308738A JP 4111099 A JP4111099 A JP 4111099A JP 11109992 A JP11109992 A JP 11109992A JP H05308738 A JPH05308738 A JP H05308738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
winding
stator
neutral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4111099A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenichi Sengokudani
善一 千石谷
Yuji Doi
裕司 土肥
Muneo Yamamoto
宗生 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4111099A priority Critical patent/JPH05308738A/ja
Publication of JPH05308738A publication Critical patent/JPH05308738A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送風ファン駆動源として用いられるブラシレ
スモータの固定子において、中性点結線とした部分を絶
縁層に設けた止め具で固定し、プリント基板の有効活用
あるいは材料コストの軽減を図ることを目的とする。 【構成】 複数の巻線を絶縁層を介して環状の固定子鉄
心に施し、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固
化してなる固定子と、駆動回路用部品を装置したプリン
ト基板を備え、前記プリント基板を用いて巻線の一端と
駆動回路の結線を行い、前記巻線の他端を中性点結線と
して結線した後、前記絶縁層の一部に設けた止め具で固
定することにより、プリント基板の有効活用あるいは材
料コストの軽減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用エアコンなどの
送風ファン駆動源として用いられるブラシレスモータの
固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用エアコンなど空調機器にお
いてはコンプレッサの能力制御をすることが主流になり
つつある。
【0003】そして、これに対応して熱交換機への送風
量も幅広く多段階に調整することが要求され、これらの
要望を満たすものとして従来から使われてきたファン駆
動源としての誘導電動機に代わって、速度調整の容易な
ブラシレスモータを直流電源で運転する方式が採用され
つつある。
【0004】ブラシレスモータは従来使われてきた誘導
電動機に比べ、その巻線構成が非常に簡単にできる点が
大きな特徴の1つであるが、一方、駆動方式により巻線
を流れる電流が不連続となるため電磁振動を発生する。
この点を軽減する一方式として、鉄心,巻線を熱硬化性
樹脂で一体に成形固化することが採用されている。
【0005】ブラシレスモータの固定子巻線としては、
固定子鉄心の歯部ごとに巻線を巻装する方式が多く採用
されている。
【0006】以下、従来のブラシレスモータの固定子に
ついて図10および図11を参照しながら説明する。
【0007】図11に示すように、固定子鉄心1に絶縁
層2を介して固定子巻線4が施されている。一方、プリ
ント基板5は略ドーナツ状に形成してあり、これを巻線
済みの固定子鉄心1に装着しとき、巻線4や絶縁層2に
接触あるいは干渉しない位置に固定される。
【0008】また、プリント基板5には、電源供給ある
いは速度検出のためのリード線群6も取り付けられてお
り、樹脂成形時にリード線群6を熱と圧力から保護する
ための口出しブッシュ7がリード線群6に固定される。
また、固定子巻線4とプリント基板5を結線するため
に、巻線結線用突起部8が設けられている。
【0009】各相は、互いに向かい合わせの歯部3に巻
線を施されて2突極を構成している。
【0010】図10に示すように、各相を構成する巻線
4の一端4aは、駆動回路の出力端子につながるよう配
線されたプリント基板5の巻線結線用突起部8aを利用
して結線され、各相の巻線4の他端4bは、中性点結線
として同電位となるよう配線されたプリント基板5の巻
線結線用突起部8bに結線される。
【0011】各巻線結線用突起部8と各歯部3の距離が
長くなると、巻線4も長くなり、熱硬化性樹脂成形時の
金型と干渉して巻線4が断線あるいは損傷するのを防ぐ
ために、各巻線結線用突起部8は各歯部3の近くに設け
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のブ
ラシレスモータの固定子では次のような問題点が発生す
る。
【0013】1.プリント基板5上に中性点結線として
同電位となるよう配線を施しているため、配線分のスペ
ースを必要としており、その分プリント基板5の有効利
用ができない。
【0014】2.駆動回路の合理化などの理由でプリン
ト基板5の面積を縮小しようとしても、歯部3の近くに
巻線結線用突起部8を設ける必要がある。そのため、プ
リント基板5の面積が大きくなり、材料コストが高くつ
く。
【0015】3.無理にプリント基板5を小さくする
と、歯部3からプリント基板5の巻線結線用突起部8ま
での距離が長くなるため、巻線4も長くなり、モールド
樹脂成形時の金型と干渉して巻線4が断線あるいは損傷
する。
【0016】本発明は上記問題点を解決するもので、プ
リント基板の有効活用あるいは材料コストの軽減を図る
ことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、各相を構成する巻線の一端は、駆動回路の
出力端子につながるよう配線されたプリント基板の巻線
結線用突起部を利用して結線し、各相の巻線の他端をプ
リント基板を介することなく、中性点結線として同電位
となるよう他端同志を直接結線した後、直接結線されて
中性点結線とした部分を絶縁層に設けた止め具で固定し
てなるものである。
【0018】
【作用】本発明は上記した構成において、中性点結線と
した部分を絶縁層に設けた止め具で固定することによ
り、プリント基板上に中性点結線用の配線を設ける必要
がなく、また、歯部の近くに巻線結線用突起部を設ける
必要がなくプリント基板の形状の自由度が増す。さら
に、固定子の金属部あるいは導電部への接触を防止する
こととなる。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図1〜図3を参照しながら説明する。なお、従来
例で説明したものと同一構成部材には同一番号を用い
る。
【0020】図に示すように、固定子鉄心1に絶縁層2
を介して固定子巻線4が施されている。一方、プリント
基板5は略ドーナツ状に形成してあり、電源供給あるい
は速度検出のためのリード線群6が取り付けられてお
り、樹脂成形時にリード線群6を熱と圧力から保護する
ための口出しブッシュ7がリード線群6に固定される。
また、固定子巻線4とプリント基板5を結線するため
に、巻線結線用突起部8が設けられている。
【0021】各相は、互いに向かい合わせの歯部3に巻
線4を施されて2突極を構成している。各相を構成する
固定子巻線4の一端を、同電位となるよう直接結線し
て、中性点結線9としている。
【0022】さらに、絶縁層2には、プリント基板5や
巻線4と接触あるいは干渉しないような位置に、中性点
結線9を固定するための止め具10を設けている。
【0023】図1において、各相を構成する巻線4の一
端4aは、駆動回路の出力端子につながるよう配線され
たプリント基板5の巻線結線用突起部8aを利用して結
線され、巻線4の他端4bはプリント基板5を介するこ
となく、中性点結線9を形成し、止め具10に挿入され
固定される。
【0024】前記止め具10は、絶縁層2の上に中性点
結線9が挿入できる空間を空けた2枚の板が円周方向に
平行に置かれ、中性点結線9を挿入すると、接着剤ある
いは外れ防止用の突起で保持して決して動かないように
固定される。
【0025】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図4〜図6を参照しながら説明する。なお、従
来例で説明したものと同一構成部材には同一番号を用い
る。
【0026】図に示すように、中性点結線9を絶縁層2
に設けられた孔11に挿入して、接着剤あるいは外れ防
止用の突起で保持するようにしても、実施例1と同様の
効果が得られる。
【0027】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図7〜図9を参照しながら説明する。なお、従
来例で説明したものと同一構成部材には同一番号を用い
る。
【0028】図に示すように、中性点結線9を絶縁層2
に設けられた棒12に巻き付けて、接着剤あるいは外れ
防止用の突起で保持するようにしても、実施例1と同様
の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば中性点結線とした部分を絶縁層に設けた止め
具で固定することにより、次のような効果が得られる。
【0030】1.各相の他端同志を直接結線することに
より、中性点結線として同電位にするための配線に必要
としていたプリント基板上のスペースを、他の配線のた
めに使用することができ、プリント基板を有効利用する
ことができる。
【0031】2.歯部の近くに巻線結線用突起部を設け
る必要がないため、プリント基板の面積を縮小すること
ができ、コスト的にも有利となる。
【0032】3.巻線を絶縁層に固定するためにモール
ド成形時の金型と干渉することがなく、巻線が断線ある
いは損傷することは一切ない。
【0033】4.固定子の金属部あるいは導電部に接触
あるいは接近して短絡することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブラシレスモータの固
定子の斜視図
【図2】(a)同、巻線済みの固定子鉄心の平面図 (b)同、プリント基板の平面図
【図3】同、止め具の断面図
【図4】本発明の第2の実施例のブラシレスモータの固
定子の斜視図
【図5】(a)同、巻線済みの固定子鉄心の平面図 (b)同、プリント基板の平面図
【図6】同、止め具の断面図
【図7】本発明の第3の実施例のブラシレスモータの固
定子の斜視図
【図8】(a)同、巻線済みの固定子鉄心の平面図 (b)同、プリント基板の平面図
【図9】同、止め具の断面図
【図10】従来のブラシレスモータの固定子の斜視図
【図11】(a)同、巻線済みの固定子鉄心の平面図 (b)同、プリント基板の平面図
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 絶縁層 4 巻線 5 プリント基板 9 中性点結線 10 止め具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻線を絶縁層を介して環状の固定
    子鉄心に施し、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成
    形固化してなる固定子と、駆動回路を装着したプリント
    基板を備え、前記プリント基板により巻線の一端と駆動
    回路を結線し、前記巻線の他端を中性点結線として結線
    した後、前記絶縁層の一部あるいはシュラウドに設けた
    止め具で固定してなるブラシレスモータの固定子。
JP4111099A 1992-04-30 1992-04-30 ブラシレスモータの固定子 Pending JPH05308738A (ja)

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