JPH05268755A - ブラシレスモータのステータおよびその製造方法 - Google Patents

ブラシレスモータのステータおよびその製造方法

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JPH05268755A
JPH05268755A JP5985592A JP5985592A JPH05268755A JP H05268755 A JPH05268755 A JP H05268755A JP 5985592 A JP5985592 A JP 5985592A JP 5985592 A JP5985592 A JP 5985592A JP H05268755 A JPH05268755 A JP H05268755A
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JP
Japan
Prior art keywords
stator
wiring board
printed wiring
brushless motor
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5985592A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneo Yamamoto
宗生 山本
Yuji Doi
裕司 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5985592A priority Critical patent/JPH05268755A/ja
Publication of JPH05268755A publication Critical patent/JPH05268755A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Brushless Motors (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形後においてプリント配線板の絶縁性
に優れ、軽薄短小化,低コスト化を実現するブラシレス
モータのステータを提供する。 【構成】 固定子鉄心1および巻線3と、位置検出素子
5および駆動回路部品6を実装したプリント配線板4と
を電気絶縁性を有する合成樹脂13で一体に成形固化し
てなるステータにおいて、プリント配線板4のモータ組
立時にボルトまたはリベットが貫通する孔部、および樹
脂成形時に金型の一部が当接して成形後にプリント配線
板が露出すると考えられる箇所に、電気絶縁性を有する
板状の絶縁キャップ8,9を配設することにより、従来
必要であった大きな絶縁距離を小さくでき、軽薄短小,
低コストのブラシレスモータのステータを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用エアコン等の送風
ファン駆動源などに用いられるブラシレスモータのステ
ータおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用エアコンなどの空調機器に
おいては、コンプレッサの能力制御をすることが主流と
なっている。そしてこれに対応して熱交換機への送風量
も幅広く多段階に調整することが要求され、これらの要
望を満たすものとして、従来から使われてきたファン駆
動源としての誘導電動機に代わって、速度調整の容易な
ブラシレスモータを直流電源で運転する方式が採用され
ている。
【0003】一方、この種モータに対しても軽薄短小化
への要望は強いものがある。従来のブラシレスモータの
ステータは、例えば図7(ブラシレスモータのステータ
の縦断面図)に示すような構造であり、駆動回路部品を
実装したプリント配線板と、巻線を施した固定子鉄心と
を電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形し、静音
化,小型化を図っている。このような構造のブラシレス
モータは例えば特開昭61−251462号公報に示さ
れている。
【0004】以下、従来のブラシレスモータの例につい
て、図面に基づき説明する。図7は前述した特開昭61
−251462号公報に記載のブラシレスモータのステ
ータ完成品の縦断面図である。固定子鉄心1に絶縁層2
を介して巻線3を施し、一方、プリント配線板4には位
置検出素子5や駆動回路部品6を同一面に装着するとと
もに駆動回路部品6の一部または全部を、固定子鉄心1
の歯部と歯部の間、すなわち巻線3と巻線3の間の空間
に位置するように配置し、プリント配線板4の駆動回路
部品6を装着した面を固定子鉄心1の端面に対向して保
持するとともに、固定子鉄心1,巻線3,駆動回路部品
6を装着したプリント配線板4を合成樹脂13で一体的
に成形固化してステータを形成している。
【0005】このときステータの樹脂成形は図8(樹脂
成形状態の断面略図)に示す状態で行われる。下金型の
キャビティ10にステータ巻線の完成品(ステータ巻線
組立体)9を挿置し、上金型11で密閉してゲート12
より合成樹脂13を加圧注入する。上金型11には複数
のピン14,15を突出させており、ピン14は樹脂成
形時の合成樹脂13の流動圧などでプリント配線板4が
移動したり曲げられたりすることを防ぐためのもので、
ピン15はモータ組立時にボルトまたはリベット17
(図9参照)などの締付け用部品を挿通するための孔部
16(図7,図9参照)を確保するためのものである。
【0006】このようにステータは樹脂成形されるた
め、ステータのプリント配線板4は完成時に複数の露出
部4aや露出孔部4bを有した状態で形成される。な
お、図9に示すように、モータ組立時にはボルトまたは
リベット17がプリント配線板4を貫通して組み立てら
れる。また、図9において、18はブラケット、19は
ロータ、20は銅箔である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のブラシレスモータのステータにおいては、プリ
ント配線板4に露出部4aや露出孔部4bを有するた
め、露出部4aおよび露出孔部4b付近の絶縁を確保す
べく、プリント配線板4の銅箔20はその配線を迂回
し、かつ絶縁距離を確保せねばならず、プリント配線板
4の有効面積が減少するという問題があった。
【0008】また、駆動回路部品6の放熱特性を改善す
るため、プリント配線板4の基材として金属基材を使用
し、さらに回路動作の安定のために金属基材をある電圧
にバイアスする場合には絶縁距離を確保すべく、プリン
ト配線板4を覆っている合成樹脂の厚みを大きくしなけ
ればならず、軽薄短小化の妨げとなるなどの問題を有し
ていた。
【0009】本発明は上記従来の問題を解決し、軽薄短
小化を可能として省スペースに貢献できるブラシレスモ
ータのステータおよびその製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明のブラシレスモータのステータは、プリント配
線板における、モータ組み立て時にボルトまたはリベッ
トが貫通する孔部、または樹脂成形時に金型の一部が当
接して成形後にプリント配線板が露出する露出部のう
ち、少なくとも一方に電気絶縁性を有する絶縁キャップ
を設けたものである。
【0011】また、本発明のブラシレスモータのステー
タの製造方法は、固定子鉄心および巻線と、回転子位置
センサおよび駆動回路部品を実装したプリント配線板と
を、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化する
ブラシレスモータのステータの製造方法において、前記
プリント配線板を金型内で電気絶縁性を有するキャップ
を介して保持した後に、プリント配線板に前記キャップ
を取り付けた状態で合成樹脂を成形固化するものであ
る。
【0012】
【作用】上記構成により、プリント配線板における、モ
ータ組み立て時にボルトまたはリベットが貫通する孔部
や、樹脂成形時に金型の一部が当接して成形後にプリン
ト配線板が露出する露出部は絶縁キャップにより覆われ
るため、プリント配線板の銅箔は金型押さえピンの当接
箇所を迂回する必要がなく、プリント配線板の面積を有
効に利用できるため小型化、低コスト化が実現できる。
また、金属基材を使用する場合にも樹脂厚を厚くする必
要がなく、小型化,低コスト化が実現できる。
【0013】また、上記ブラシレスモータのステータの
製造方法により上記ステータを良好に製造できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、従来と同機能のものには同
符号を付す。
【0015】図2は本発明のステータ巻線組立時におけ
るステータの側面図である。固定子鉄心1に絶縁層2を
介して巻線3が施され、一方、プリント配線板4には位
置検出素子5や駆動回路部品6が同一面に装着され、そ
のプリント配線板4の裏面には複数の略円形板状の電気
絶縁性を有する絶縁キャップ7,8が装着されている。
【0016】また、駆動回路部品6の一部または全部が
固定子鉄心1の歯部と歯部の間、すなわち巻線3と巻線
3の間の空間に位置するように配置され、プリント配線
板4の駆動回路部品6を装着した面を、巻線3を施した
固定子鉄心1の端面に対向して保持して、ステータ巻線
組立体9としている。
【0017】図3は絶縁キャップ7の装着状態を示す断
面図である。絶縁キャップ7は略円形の板(板状部7
a)に位置決め用の突起部7bを有する形状とされ、プ
リント配線板4に設けた位置決め用の孔部4cに突起部
7bを挿入した状態で装着されている。
【0018】図4は絶縁キャップ8の装着状態を示す断
面図である。絶縁キャップ8は略円筒形状体8aに鍔部
8bのついた形状とされ、プリント配線板4に設けられ
たボルトまたはリベット17(図6参照)挿通用の孔部
4bに挿入された状態で装着されている。
【0019】図5はステータの樹脂成形状態を示す断面
図である。ステータの樹脂成形を行う際には、下金型の
キャビティ10にステータ巻線組立体9を挿置し、上金
型11で密閉してゲート12より合成樹脂13を加圧注
入する。上金型11には複数のピン14,15を突出さ
せている。
【0020】ここで、ピン14は樹脂流出圧によりプリ
ント配線板4が移動したり、曲げられたりすることを防
止するためのもので、図3に示すように、プリント配線
板4は絶縁キャップ7を介してピン14により金型(キ
ャビティ10および上金型11)内に保持される。ここ
で、絶縁キャップ7の板状部7aはピン14の当接端面
より大きくなっており、樹脂成形後もプリント配線板4
の露出部4a(従来のステータのプリント配線板におい
て露出していた部分)が外部に露出しないようになって
いる。
【0021】ピン15はモータ組立時にボルトまたはリ
ベット17などの締付け用部品を挿通するための孔部1
6を確保するためのもので、図4に示すように、ピン1
5とプリント配線板4の間に絶縁キャップ8が位置する
ように取り付けられている。絶縁キャップ8の鍔部8b
はプリント配線板4の位置決めのため設けられたピン1
5の径大部15aより大きくなっており、樹脂成形後も
プリント配線板4の孔部4bが露出しないようにしてい
る。
【0022】図1は本発明のブラシレスモータのステー
タの縦断面図である。上記構成により、プリント配線板
4における金型(上金型11)のピン14,15の当接
部には、絶縁キャップ7,8が配設されて成形されてい
るため、プリント配線板4は外部に露出することはな
い。したがって、配線銅箔の迂回が不必要となり、また
絶縁距離を確保するために樹脂厚を厚くする必要もなく
なる。
【0023】さらに、図6のモータ組立断面の部分拡大
図に示すように、リベット挿通時にはリベット17とプ
リント配線板4上の銅箔20との間には、絶縁キャップ
8が配設されているため、大きな絶縁距離を確保する必
要がなくなる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明のブ
ラシレスモータのステータは、下記の利点を有する。
【0025】(1)モータ組立時にはプリント配線板と
ボルトまたはリベットとの間に絶縁キャップが配設され
ているため、小さい絶縁距離で大きな絶縁耐圧を得るこ
とができてプリント配線板の有効利用が可能となり、ひ
いてはブラシレスモータの小形化,低コストが実現でき
る。
【0026】(2)プリント配線板が外部に直接には露
出しないため、配線銅箔の迂回が不必要となり、また絶
縁距離を確保するため樹脂厚を厚くする必要もなく、ブ
ラシレスモータの軽薄短小化,低コストが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るブラシレスモータのス
テータの縦断面図である。
【図2】同ステータのステータ巻線組立状態の側面図で
ある。
【図3】同ステータの絶縁キャップの装着状態を示した
断面図である。
【図4】同ステータの絶縁キャップの装着状態を示した
断面図である。
【図5】同ステータの樹脂成形状態の断面図である。
【図6】同ステータのモータ組立時の部分拡大断面図で
ある。
【図7】従来のブラシレスモータのステータの縦断面図
である。
【図8】従来のステータの樹脂成形状態の断面図であ
る。
【図9】従来のステータのモータ組立時の部分拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 絶縁層 3 巻線 4 プリント配線板 4a 露出部 4b,4c 孔部 5 位置検出素子 6 駆動回路部品 7,8 絶縁キャップ 7a 板状部 7b 突起部 8a 略円筒形状体 8b 鍔部 10 キャビティ 11 上金型 13 合成樹脂 14,15 ピン 17 リベット 20 銅箔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心および巻線と、回転子位置セ
    ンサおよび駆動回路部品を実装したプリント配線板と
    を、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化した
    ブラシレスモータのステータであって、前記プリント配
    線板における、モータ組立時にボルトまたはリベットが
    貫通する孔部、または樹脂成形時に金型の一部が当接し
    て成形後にプリント配線板が露出する露出部のうち、少
    なくとも一方に電気絶縁性を有する絶縁キャップが設け
    られたブラシレスモータのステータ。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心および巻線と、回転子位置セ
    ンサおよび駆動回路部品を実装したプリント配線板と
    を、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化する
    ブラシレスモータのステータの製造方法において、前記
    プリント配線板を金型内で電気絶縁性を有する絶縁キャ
    ップを介して保持した後に、プリント配線板に前記絶縁
    キャップを取り付けた状態で合成樹脂を成形固化するブ
    ラシレスモータのステータの製造方法。
JP5985592A 1992-03-17 1992-03-17 ブラシレスモータのステータおよびその製造方法 Pending JPH05268755A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182255A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Shibaura Eng Works Co Ltd モールドモータ及びその製造方法
WO1997033359A1 (fr) * 1996-03-07 1997-09-12 Seiko Epson Corporation Moteur et son procede de fabrication
JP2007267568A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Mitsubishi Electric Corp モールド電動機及び空気調和機
JP2015046995A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 三菱電機株式会社 Dcブラシレスモータおよびdcブラシレスモータの製造方法

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