JPH0690552A - 無刷子電動機 - Google Patents
無刷子電動機Info
- Publication number
- JPH0690552A JPH0690552A JP23907092A JP23907092A JPH0690552A JP H0690552 A JPH0690552 A JP H0690552A JP 23907092 A JP23907092 A JP 23907092A JP 23907092 A JP23907092 A JP 23907092A JP H0690552 A JPH0690552 A JP H0690552A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- printed circuit
- main printed
- board
- stator core
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パワー部品の放熱性をよくするとともに小型
化することができる無刷子電動機を得ることを目的とす
る。 【構成】 アルミ基材の主プリント基板4の一方の面に
パワー部品5のベアチップ5やチップ部品17を面実装
し、他方の面を外方に向けて固定子鉄心1と共に一体に
樹脂モールドし、他方の面のモールド層7aを薄肉に形
成したことにより、パワー部品5の発熱はアルミ基材の
主プリント基板4で拡散し、薄肉のモールド層7aを介
して放熱されてパワー部品の放熱性をよくすることがで
きる。また、モールド層7aを薄肉化したので無刷子電
動機の厚さを薄くすることができる。
化することができる無刷子電動機を得ることを目的とす
る。 【構成】 アルミ基材の主プリント基板4の一方の面に
パワー部品5のベアチップ5やチップ部品17を面実装
し、他方の面を外方に向けて固定子鉄心1と共に一体に
樹脂モールドし、他方の面のモールド層7aを薄肉に形
成したことにより、パワー部品5の発熱はアルミ基材の
主プリント基板4で拡散し、薄肉のモールド層7aを介
して放熱されてパワー部品の放熱性をよくすることがで
きる。また、モールド層7aを薄肉化したので無刷子電
動機の厚さを薄くすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用エアコン等の送
風ファン駆動源として用いられる無刷子電動機に関す
る。
風ファン駆動源として用いられる無刷子電動機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用エアコン等の空調機器にお
いては、コンプレッサの能力を制御して空調調節するこ
とが主流になりつつある。これに対応して、室内側熱交
換器の送風駆動源として直流無刷子電動機の採用が増加
しているが、単相誘導電動機もサイリスタ制御により格
安に制御することができるため、直流無刷子電動機に対
し、高効率、制御性の良さに加えて、価格低減の要望が
大きくなっている。また、室内機の本体を大きくするこ
となく送風能力を上げるために、ファンを大きくしモー
タの収容スペースを小さくすること、すなわちモータの
薄形化の要望が強くなってきている。
いては、コンプレッサの能力を制御して空調調節するこ
とが主流になりつつある。これに対応して、室内側熱交
換器の送風駆動源として直流無刷子電動機の採用が増加
しているが、単相誘導電動機もサイリスタ制御により格
安に制御することができるため、直流無刷子電動機に対
し、高効率、制御性の良さに加えて、価格低減の要望が
大きくなっている。また、室内機の本体を大きくするこ
となく送風能力を上げるために、ファンを大きくしモー
タの収容スペースを小さくすること、すなわちモータの
薄形化の要望が強くなってきている。
【0003】従来、この種の無刷子電動機は、特開平1
−91644号公報に示されたような構成が一般的であ
った。以下、その構成について図5を参照しながら説明
する。
−91644号公報に示されたような構成が一般的であ
った。以下、その構成について図5を参照しながら説明
する。
【0004】図に示すように、固定子31は、固定子鉄
心32に施された絶縁層に巻線を巻装し、この巻線と巻
線の間に片面プリント基板33に装着された駆動回路用
部品を位置させ、駆動用回路部品装着面を内方にして片
面プリント基板33を固定子鉄心32や巻線とともに熱
硬化性合成樹脂でモールドして形成されている。回転子
34は、回転軸35に固着された回転子鉄心36と駆動
用磁石37とセンサ磁石38とで形成され、軸受部39
a,39bで枢支されている。
心32に施された絶縁層に巻線を巻装し、この巻線と巻
線の間に片面プリント基板33に装着された駆動回路用
部品を位置させ、駆動用回路部品装着面を内方にして片
面プリント基板33を固定子鉄心32や巻線とともに熱
硬化性合成樹脂でモールドして形成されている。回転子
34は、回転軸35に固着された回転子鉄心36と駆動
用磁石37とセンサ磁石38とで形成され、軸受部39
a,39bで枢支されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、巻線と巻線の間のスペースには自ずから限度があ
り、ICやパワートランジスタ等の大型の駆動回路部品
は巻線と巻線の間に配設できなくなり、そのために片面
プリント基板33が大きなものとなり、それに伴って無
刷子電動機の大きさが大きくなるという問題があった。
では、巻線と巻線の間のスペースには自ずから限度があ
り、ICやパワートランジスタ等の大型の駆動回路部品
は巻線と巻線の間に配設できなくなり、そのために片面
プリント基板33が大きなものとなり、それに伴って無
刷子電動機の大きさが大きくなるという問題があった。
【0006】また、駆動回路部品を実装した面の裏面側
のはんだ面には駆動回路部品のリードが突出しているた
め、樹脂モールドしたときの片面プリント基板33の裏
面側のモールド肉厚40を厚くして電気絶縁を確保しな
ければならず、これに伴って無刷子電動機の厚さが厚く
なるという問題があった。
のはんだ面には駆動回路部品のリードが突出しているた
め、樹脂モールドしたときの片面プリント基板33の裏
面側のモールド肉厚40を厚くして電気絶縁を確保しな
ければならず、これに伴って無刷子電動機の厚さが厚く
なるという問題があった。
【0007】さらに、紙基材の片面プリント基板33に
ディスクリート部品を実装しているため放熱性が悪く、
大きなファンを駆動させるものでは温度上昇に余裕を持
たせて必要以上の定格値のパワー部品を用いねばなら
ず、これに伴って無刷子電動機が大型化するという問題
もあった。
ディスクリート部品を実装しているため放熱性が悪く、
大きなファンを駆動させるものでは温度上昇に余裕を持
たせて必要以上の定格値のパワー部品を用いねばなら
ず、これに伴って無刷子電動機が大型化するという問題
もあった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、パワ
ー部品の放熱性をよくするとともに小型化することがで
きる無刷子電動機を提供することを目的としている。
ー部品の放熱性をよくするとともに小型化することがで
きる無刷子電動機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数のスロットを有する環状の固定子鉄心
と、前記固定子鉄心に絶縁層を介して巻装した巻線と、
駆動回路用部品を実装した実装プリント基板とを備え、
前記実装プリント基板のアルミ基材の主プリント基板に
前記駆動回路を構成するIC,パワートランジスタ等の
ベアチップおよびチップ部品等の小型面実装部品と、前
記巻線と前記駆動回路とを電気的に接続する接続用プリ
ント基板と、前記主プリント基板と電源とを接続するコ
ネクタとを前記主プリント基板の一方の面に面実装し、
前記主プリント基板をその他方の面を外方に向けて前記
固定子鉄心,巻線とともに電気絶縁性を有する熱硬化性
合成樹脂で一体にモールドするとともに、前記主プリン
ト基板の他方の面側のモールド層を薄肉に形成したもの
である。
するために、複数のスロットを有する環状の固定子鉄心
と、前記固定子鉄心に絶縁層を介して巻装した巻線と、
駆動回路用部品を実装した実装プリント基板とを備え、
前記実装プリント基板のアルミ基材の主プリント基板に
前記駆動回路を構成するIC,パワートランジスタ等の
ベアチップおよびチップ部品等の小型面実装部品と、前
記巻線と前記駆動回路とを電気的に接続する接続用プリ
ント基板と、前記主プリント基板と電源とを接続するコ
ネクタとを前記主プリント基板の一方の面に面実装し、
前記主プリント基板をその他方の面を外方に向けて前記
固定子鉄心,巻線とともに電気絶縁性を有する熱硬化性
合成樹脂で一体にモールドするとともに、前記主プリン
ト基板の他方の面側のモールド層を薄肉に形成したもの
である。
【0010】また、熱硬化性樹脂の薄肉部に主プリント
基板の他方の面が露出する露出部を形成したものであ
る。
基板の他方の面が露出する露出部を形成したものであ
る。
【0011】また、固定子鉄心の絶縁層に接続用プリン
ト基板の配設部とコネクタの配設部を設けるとともに、
前記接続用プリント基板の保持部に前記接続用プリント
基板を装着する導電性のピンを植設したものである。
ト基板の配設部とコネクタの配設部を設けるとともに、
前記接続用プリント基板の保持部に前記接続用プリント
基板を装着する導電性のピンを植設したものである。
【0012】
【作用】上記構成において、アルミ基材の主プリント基
板の一方の面にパワー部品のベアチップと接続用プリン
ト基板とコネクタとを装着し、主プリント基板の他方の
面のモールド層を薄肉にしたことにより、パワー部品の
発熱はアルミ基材の主プリント基板で拡散し、薄肉のモ
ールド層を介して放熱されて放熱性が良化する。
板の一方の面にパワー部品のベアチップと接続用プリン
ト基板とコネクタとを装着し、主プリント基板の他方の
面のモールド層を薄肉にしたことにより、パワー部品の
発熱はアルミ基材の主プリント基板で拡散し、薄肉のモ
ールド層を介して放熱されて放熱性が良化する。
【0013】また、薄肉のモールド層に主プリント基板
の他方の面が露出する露出部を形成したことにより、主
プリント基板からの放熱性が一層良化する。
の他方の面が露出する露出部を形成したことにより、主
プリント基板からの放熱性が一層良化する。
【0014】また、固定子鉄心の絶縁層に接続用プリン
ト基板の保持部を設けて導電性のピンを植設したことに
より、巻線と接続用プリント基板との電気的接続が容易
となる。
ト基板の保持部を設けて導電性のピンを植設したことに
より、巻線と接続用プリント基板との電気的接続が容易
となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
4を参照しながら説明する。
4を参照しながら説明する。
【0016】図1において、固定子鉄心1には絶縁層2
が施され、巻線3が巻装されている。アルミ基材の主プ
リント基板4にはブラケット12cを固定するリベット
13の挿通孔4aとモールド金型との位置決め用の孔4
bが設けられている。そして、その一方の面には駆動回
路部品である抵抗等のチップ部品17やパワートランジ
スタ,駆動IC等のベアチップ5が面実装され、実装
後、耐熱性の電気絶縁性樹脂5aで覆っている。また、
巻線3と主プリント基板4とを電気的に接続するために
主プリント基板4にはスルーホールを設けたガラス基材
の接続用プリント基板19が複数個放射状にはんだ付け
されている。この接続用プリント基板19には先端部に
スルーホール19aが設けられてあり、後述するように
巻線3との接続に用いられる。さらに、接続用プリント
基板19の他端部19cの裏面には主プリント基板4と
の接続用のランドが形成されてあり、ランドとスルーホ
ール19aとは銅箔19bで電気的に接続されている。
また、主プリント基板4には電源線との接続用のコネク
タ18が装着されている。このコネクタ18は樹脂モー
ルド時の樹脂洩れの防止を兼ねるハウジング18aと接
続ピン18bとで形成されている。回転子9の位置セン
サーであるホール素子6は主プリント基板4の最も内径
側に回転子9のセンサ磁石10に対応して装着されてい
る。
が施され、巻線3が巻装されている。アルミ基材の主プ
リント基板4にはブラケット12cを固定するリベット
13の挿通孔4aとモールド金型との位置決め用の孔4
bが設けられている。そして、その一方の面には駆動回
路部品である抵抗等のチップ部品17やパワートランジ
スタ,駆動IC等のベアチップ5が面実装され、実装
後、耐熱性の電気絶縁性樹脂5aで覆っている。また、
巻線3と主プリント基板4とを電気的に接続するために
主プリント基板4にはスルーホールを設けたガラス基材
の接続用プリント基板19が複数個放射状にはんだ付け
されている。この接続用プリント基板19には先端部に
スルーホール19aが設けられてあり、後述するように
巻線3との接続に用いられる。さらに、接続用プリント
基板19の他端部19cの裏面には主プリント基板4と
の接続用のランドが形成されてあり、ランドとスルーホ
ール19aとは銅箔19bで電気的に接続されている。
また、主プリント基板4には電源線との接続用のコネク
タ18が装着されている。このコネクタ18は樹脂モー
ルド時の樹脂洩れの防止を兼ねるハウジング18aと接
続ピン18bとで形成されている。回転子9の位置セン
サーであるホール素子6は主プリント基板4の最も内径
側に回転子9のセンサ磁石10に対応して装着されてい
る。
【0017】絶縁層2には、図2(a)に示したよう
に、主プリント基板4に実装されたコネクタ18を保持
するコネクタ保持部2aが設けられている。そして、コ
ネクタ18は側壁2bで円周方向が、前壁2cで半径方
向が位置決めされて保持されるようになっている。ま
た、図2(b)に示したように、主プリント基板4に実
装された接続用プリント基板19を保持する接続用プリ
ント基板保持部2dが複数設けられている。そして、接
続用プリント基板19は溝部2eと溝部2eに植設され
た導電性の接続ピン20にスルーホール19aを挿入す
ることにより位置決めされて保持されるようになってい
る。接続ピン20は、図3に示したように、巻線3の巻
線端を巻回するもので、巻回した後、はんだ付けして巻
線3を接続し、接続用プリント基板19のスルーホール
19aを挿入後、はんだ付けして巻線3と主プリント基
板4とが接続される。
に、主プリント基板4に実装されたコネクタ18を保持
するコネクタ保持部2aが設けられている。そして、コ
ネクタ18は側壁2bで円周方向が、前壁2cで半径方
向が位置決めされて保持されるようになっている。ま
た、図2(b)に示したように、主プリント基板4に実
装された接続用プリント基板19を保持する接続用プリ
ント基板保持部2dが複数設けられている。そして、接
続用プリント基板19は溝部2eと溝部2eに植設され
た導電性の接続ピン20にスルーホール19aを挿入す
ることにより位置決めされて保持されるようになってい
る。接続ピン20は、図3に示したように、巻線3の巻
線端を巻回するもので、巻回した後、はんだ付けして巻
線3を接続し、接続用プリント基板19のスルーホール
19aを挿入後、はんだ付けして巻線3と主プリント基
板4とが接続される。
【0018】このようにして、駆動回路部品と接続用プ
リント基板19とコネクタ18が面実装された主プリン
ト基板4は固定鉄心1とともに熱硬化性合成樹脂で一体
にモールドされ、これにより固定子7が形成される。
リント基板19とコネクタ18が面実装された主プリン
ト基板4は固定鉄心1とともに熱硬化性合成樹脂で一体
にモールドされ、これにより固定子7が形成される。
【0019】このモールドにおいて、主プリント基板4
の一方の面に実装された駆動回路部品はIC,パワート
ランジスタ等のベアチップ5およびチップ部品17等の
小型面実装部品であるため、主プリント基板4の他方の
面、すなわち裏面にはリードが突出することがなく、主
プリント基板4の他方の面を外に向けてモールドする
と、他方の面側のモールド層7aを薄肉化することがで
きる。言い換えれば、主プリント基板4の他方の面には
リードが突出していないので他方の面側のモールド層7
aを薄肉化しても電気絶縁を十分に確保することができ
るということで、これにより、主プリント基板4からモ
ールド層7aを介しての放熱性を高くすることができる
とともに、無刷子電動機の厚さを薄くすることができる
という効果がある。
の一方の面に実装された駆動回路部品はIC,パワート
ランジスタ等のベアチップ5およびチップ部品17等の
小型面実装部品であるため、主プリント基板4の他方の
面、すなわち裏面にはリードが突出することがなく、主
プリント基板4の他方の面を外に向けてモールドする
と、他方の面側のモールド層7aを薄肉化することがで
きる。言い換えれば、主プリント基板4の他方の面には
リードが突出していないので他方の面側のモールド層7
aを薄肉化しても電気絶縁を十分に確保することができ
るということで、これにより、主プリント基板4からモ
ールド層7aを介しての放熱性を高くすることができる
とともに、無刷子電動機の厚さを薄くすることができる
という効果がある。
【0020】次に、前記したモールドにおいて、成型圧
によって主プリント基板4が反ったり、歪んだりするこ
とがある。これに対しては、金型に主プリント基板押え
ピンを設けて防止することができる。本実施例では、主
プリント基板押えピンを主プリント基板4の他方の面側
に設け、主プリント基板押えピンによって薄肉のモール
ド層7aに主プリント基板4の他方の面が露出する複数
の露出部7bを形成したものである。これにより、主プ
リント基板4は部分的に外気に露出して放熱性を一層高
くすることができるという効果がある。
によって主プリント基板4が反ったり、歪んだりするこ
とがある。これに対しては、金型に主プリント基板押え
ピンを設けて防止することができる。本実施例では、主
プリント基板押えピンを主プリント基板4の他方の面側
に設け、主プリント基板押えピンによって薄肉のモール
ド層7aに主プリント基板4の他方の面が露出する複数
の露出部7bを形成したものである。これにより、主プ
リント基板4は部分的に外気に露出して放熱性を一層高
くすることができるという効果がある。
【0021】なお、図中、8は回転子9に装着されたセ
ンサ磁石10とホール素子6との対応部、11は軸受1
2aを内包する軸受ハウジング、14は回転子9に装着
された磁石、15は軸受ハウジング11を内包する固定
子7の延設部、16はブッシングである。
ンサ磁石10とホール素子6との対応部、11は軸受1
2aを内包する軸受ハウジング、14は回転子9に装着
された磁石、15は軸受ハウジング11を内包する固定
子7の延設部、16はブッシングである。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように
本発明によれば、アルミ基材の主プリント基板の一方の
面にパワー部品のベアチップと接続用プリント基板とコ
ネクタを面実装し、固定子鉄心とともに一体に熱硬化性
合成樹脂でモールドした主プリント基板の他方の面のモ
ールド層を薄肉にしたことにより、パワー部品の発熱は
アルミ基材の主プリント基板で拡散し、薄肉のモールド
層を介して放熱されるので放熱性が良化するとともに無
刷子電動機の厚さを薄くすることができる。そして、放
熱性がよいためにパワー部品の定格値を小さくすること
ができ、パワー部品がベアチップであることによる主プ
リント基板面の省スペース化と併せて無刷子電動機を小
型化することができる。
本発明によれば、アルミ基材の主プリント基板の一方の
面にパワー部品のベアチップと接続用プリント基板とコ
ネクタを面実装し、固定子鉄心とともに一体に熱硬化性
合成樹脂でモールドした主プリント基板の他方の面のモ
ールド層を薄肉にしたことにより、パワー部品の発熱は
アルミ基材の主プリント基板で拡散し、薄肉のモールド
層を介して放熱されるので放熱性が良化するとともに無
刷子電動機の厚さを薄くすることができる。そして、放
熱性がよいためにパワー部品の定格値を小さくすること
ができ、パワー部品がベアチップであることによる主プ
リント基板面の省スペース化と併せて無刷子電動機を小
型化することができる。
【0023】また、薄肉のモールド層に主プリント基板
の他方の面が露出する露出部を形成したことにより、主
プリント基板は部分的に外気に露出するので放熱性を一
層高いものにすることができる。
の他方の面が露出する露出部を形成したことにより、主
プリント基板は部分的に外気に露出するので放熱性を一
層高いものにすることができる。
【0024】また、固定子鉄心の絶縁層に接続用プリン
ト基板の保持部を設けて導電性の接続ピンを植設したこ
とにより、巻線と接続用プリント基板との電気的接続を
容易なものとすることができる。
ト基板の保持部を設けて導電性の接続ピンを植設したこ
とにより、巻線と接続用プリント基板との電気的接続を
容易なものとすることができる。
【0025】このように本発明によれば、パワー部品の
放熱性をよくするとともに小型化することができる無刷
子電動機を提供することができる。
放熱性をよくするとともに小型化することができる無刷
子電動機を提供することができる。
【図1】(a)本発明の一実施例の無刷子電動機の一部
切断側面図 (b)同固定子鉄心と巻線の斜視図 (c)同実装プリント基板の斜視図
切断側面図 (b)同固定子鉄心と巻線の斜視図 (c)同実装プリント基板の斜視図
【図2】(a)同固定子鉄心の絶縁層のコネクタ保持部
の斜視図 (b)同固定子鉄心の絶縁層の接続用プリント基板保持
部の斜視図
の斜視図 (b)同固定子鉄心の絶縁層の接続用プリント基板保持
部の斜視図
【図3】同接続用プリント基板保持部における巻線と接
続用プリント基板の接続状態の斜視図
続用プリント基板の接続状態の斜視図
【図4】同モールドされたステータの斜視図
【図5】従来例の無刷子電動機の一部切断側面図
1 固定子鉄心 2 絶縁層 2a コネクタ保持部 2d 接続用プリント基板保持部 3 巻線 4 主プリント基板 5 ベアチップ 7 固定子 7a モールド層 7b 露出部 17 チップ部品 18 コネクタ 19 接続用プリント基板 20 接続ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のスロットを有する環状の固定子鉄
心と、前記固定子鉄心に絶縁層を介して巻装した巻線
と、駆動回路用部品を実装した実装プリント基板とを備
え、前記実装プリント基板のアルミ基材の主プリント基
板に前記駆動回路を構成するIC,パワートランジスタ
等のベアチップおよびチップ部品等の小型面実装部品
と、前記巻線と前記駆動回路とを電気的に接続する接続
用プリント基板と、前記主プリント基板と電源とを接続
するコネクタとを前記主プリント基板の一方の面に面実
装し、前記主プリント基板をその他方の面を外方に向け
て前記固定子鉄心,巻線とともに電気絶縁性を有する熱
硬化性合成樹脂で一体にモールドするとともに、前記主
プリント基板の他方の面側のモールド層を薄肉に形成し
たことを特徴とする無刷子電動機。 - 【請求項2】 熱硬化性合成樹脂の薄肉部に主プリント
基板の他方の面が露出する露出部を形成したことを特徴
とする請求項1記載の無刷子電動機。 - 【請求項3】 固定子鉄心の絶縁層に接続用プリント基
板の保持部とコネクタの保持部を設けるとともに、前記
接続用プリント基板の保持部に前記接続用プリント基板
を装着する導電性のピンを植設したことを特徴とする請
求項1記載の無刷子電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23907092A JPH0690552A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 無刷子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23907092A JPH0690552A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 無刷子電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690552A true JPH0690552A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17039407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23907092A Pending JPH0690552A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 無刷子電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690552A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH07336923A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機の固定子 |
JPH08182255A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モールドモータ及びその製造方法 |
JPH08275432A (ja) * | 1995-04-03 | 1996-10-18 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モータ及びその製造方法 |
JPH09308174A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-28 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モールドモータ |
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